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喫茶《Brother&Sister》

1 :◆KfPt6/22ro :2005/04/26(火) 21:25:25
一週間前。僕と妹はとある物件の前に来ていた。
数ヶ月に渡る放浪の旅。年齢を偽ったりして色々なバイトを二人でこなし、
貯まったお金に父の遺産を上乗せして買った家。

そこはびっくりするほど格安だったのだが、その理由はすぐに分かった。
その物件──カフェテリアだろうか──は、とても生活感に溢れていた。
ただ、人だけがおらず、ところどころに積もる埃が時間を感じさせていた。
まるで、人だけが突如として消えてしまったかのように。
「これじゃ、気味悪がるのも無理はないよな…」

買ったことを少し後悔しつつ妹の顔を見てみると、僕とは対照的にとても明るい表情をしていた。
そういえば、将来お店を経営してみたい──、そんなことを昔、言ってたっけな。
片や、小さい頃から料理が好きで、飲食店のバイトを渡り歩いていた僕。資格も持っている。
片や、ハキハキした声と屈託無い笑顔で、接客業のバイトを勤めあげた妹。電卓一級をさんざん自慢された。
いや、でも、まさか。コック代わりとウェイトレス代わりがいるというだけじゃないか。
『お兄ちゃん』
こちらの考えを見透かしたかのような笑みを浮かべてそんな声を出されてしまっては…、なすすべはなかった。

丸三日に渡る大掃除。幸いながら家具などはそのまま使えそうだった。
今度は食材の購入など。当面の生活費の為と、多少残しておいたお金も全て使い切ってしまった。
しかしためらいはなかった。妹のみならず僕自身、新しい生活に胸がいっぱいだったから。

絵を描くのが好きな妹。暇を見つけては描いていた看板が、やっと完成した。ちょうど開店当日に。
それを掛け、遠くから眺め、そして二人で笑いあう。
これから先、困難はたくさんあるだろう。だが、二人なら何でも乗り越えられるような気がする。
そんなことを胸に秘めながら、誰に言うともなく、そっと呟いた。

「喫茶《Brother&Sister》、開店──」

2 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 21:26:32
ここまで読み飛ばした。

3 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 21:32:32
ま た 喫 茶 店 系 か !







































4 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 21:33:14
はさみじゃがー
ぶざまね

5 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 21:33:36
喫茶店乱立しすぎ。

6 :あふん♪卿 ◆I8JqxmQ.jM :2005/04/26(火) 21:34:08
あふん♪

呼んだかね?

7 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 21:34:26
お前他のスレでも兄妹やってるじゃんか

8 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 21:35:01
さげんな
ぶざまね

9 :◆KfPt6/22ro :2005/04/26(火) 21:56:37
>2
『いらっしゃいませぇ!』
扉が開くカランコロンとの音とともに、妹の大きな声が響く。
厨房からは死角になっているので様子はわからないが、お客が入ったことは容易に想像できる。
ましてや当店初めてのお客様だ、妹の張り切った声も無理はない。
しかし、メニューをとるだけなのにも関わらず、妹がなかなか戻ってこない。
そっと覗いてみると、妹はメニューなどそっちのけで客に対し苦労話などをこんこんと語っている。
「何やってんだあいつ…」
思わず頭を抱えてしまう。客が明らかに話を聞いていないのが見て取れる。本当にバイトこなせていたのだろうか。
とりあえずコーヒーを煎れ、その客に差し出す。客はもうすっかり辟易していた。
今にも「ここまで聞き飛ばした」と言いそうなぐらいに。
「すみませんね、こいつ話長いもんで。このコーヒーの代金はいりませんから」
はっと我に返った妹がやっとメニューをとりはじめる。…はじめからこれでは、前途多難だ。

>3
次に入ってきた客は、入ると同時に声を張り上げた。
…どうやら、この界隈には喫茶店はたくさん乱立しているらしい。
この店の前身がまるで人が消えてしまったような店だったのは、あれは消えた訳ではなく、
激化する喫茶店競争に勝てず夜逃げでもしたのではないか、そんな考えが頭を巡った。
準備にばかり目がいってしまい、調べが足りなかった自分の不明を恥じるが、もう後の祭りだろう。
妹と顔を見合わせ、一息付くと、再び客に向かう。
「確かにこの近辺には喫茶店はたくさんございますが、当店では他の店では味わえないサービスを…」
返答されるであろう言葉はもうその客の顔に書いてある。「どんな?」と。
はてさてどんな利点があるのだろう。言葉が見つからずにしどろもどろになっている僕を見かねて妹が口を出す。
『そ、それは、きっと何度も来ていただければわかると思います!』
妹の機転に驚く。うまく誤魔化しながらあわよくば常連に…と。
これで納得してもらえるのかどうかはわからない。しかし入り口で立ち話も何なので妹がテーブルに案内する。
「それにしても…」
他にも喫茶店があるとは予想外だった。果たしてやっていけるのだろうか。不安の色が灯る。

10 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 22:00:18
はさみじゃがー

11 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 22:06:14
兄が長文書いてる間に埋めときますか

12 :◆KfPt6/22ro :2005/04/26(火) 22:36:01
>4
『うわぁぁぁぁん!』
妹が泣きながら厨房に駆け込んできた。泣き虫なのは昔からだが…わざわざこんな時に泣かなくても。
なかなか泣き止まない妹をなんとかなだめすかし話を聞いてみると、なんでも客にひどいことを言われたらしい。
『う、う、うぐっ、わ、わた、私を見て、ぶ、ぶざ、ぶざま、ぶざまって…うえぇぇん』
また泣き始めた。ここは厨房だが、客の方まで泣き声が漏れていないか心配でならない。
「でも…確かに…なぁ」
働くための服を買おうとはしなかったので、妹の格好は…到底ウェイトレスとは言い難い。
ダサいとしか言えないような服に使い古されたエプロン。どこのおばちゃんなんだか。
何度も「服を買おう」と言い続けたのだが、妹は『アットホームな感じがしていいじゃない』と拒絶していた。
その結果が…これか。妹は泣き止んだとは言えまだ鼻をすすり上げている。
「はぁ…」
妹を厨房に置いて、自分で注文をとりに行く。どうせろくに出来ちゃいないだろうから。
注文を聞こうとする僕の先手をとり、開口一番、僕も言われてしまった。魔法の言葉、「ぶざまね」。
しかし特に僕は動じない。格好についてとやかく言われるのはもう慣れちゃってるし。まるで聞いていないように。
「いらっしゃいませ。ご注文は?」

>5
「ふぅ…」
前に来た客と同じように、この客もまた喫茶店が出来たことを憂う客のようだ。
僕だって知っててこの地を選んだ訳じゃないし…と言いたくもなるが、そんなことを言うわけにもいかない。
僕は同じことを二度言うのが嫌いなので、妹とバトンタッチしてさっさと厨房に戻る。
妹はさっきの客へと同じように、この店にはこの店なりの個性がありますから、
何回もいらっしゃればきっとお分かりになれます、といった旨のことを、伝えているようだ。
あれ?さっきまで泣いていなかったっけ。涙の痕すら消えている。立ち直りの早さも一級品。このあたりは妹を尊敬。
「うーん…」
言ってしまった手前、この店独自の何かがなくては。しかし…思いつかない。
そもそも他の喫茶店も知らないしな…彼を知り己を知ればなんとやら、って言葉もあるし。
そんな考えは妹の元気な声にかき消された。
『お兄ちゃん!えっとね、二番テーブルに…』
黙々と注文を読み続ける妹。
「あいよっ!」
いそいそと厨房が動き出す。さっきの思考は中断した。再開の目処は立っていない。

13 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 22:39:47
店主、モカを深炒りで。
私は様々な喫茶店を渡り歩いたが、雰囲気がいいのはここを入れて3つだ。


14 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 22:41:37
・・開店おめでとうございます・・

フリージア・アネモネ・スカビオサ・忘れな草・ラナンキュラス・矢車草のブーケをどうぞ。

15 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 22:45:56
開店おめでとうございます。
オーナーに開店祝いとしてオーディオセットとクラシックのCD
をプレゼントします。
BGMもお客様を喜ばせるアクセントになりますよ。

16 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 22:49:49
>14
風花乙

>15
嬬恋乙

17 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 23:13:41
つまんね

18 :◆KfPt6/22ro :2005/04/26(火) 23:15:08
>6
『いらっしゃいま…』
妹の声が途中で止まる。妹は何かに注意を奪われてしまうと他の行動が止まってしまう。
つまり、妹の注意をひく「何か」があった、そう考えるのが自然だろう。
野次馬根性半分、すぐ顔にでる妹の心配半分、でそっと陰から覗いて…、
「ぶっ!」
吹き出して、しまった。それは、僕の想像を遙かに越えていたからだ。
言うなれば、「卿」。爵位を持った人に付けるあれだ。それがこんなに似合う人も珍しいだろう。
そんな時代錯誤の格好、それだけでも吹いてしまったのに、その口からはとどめの一言が。「あふん♪」
耐えられなかった。厨房に駆け込み、のたうち回って悶絶する。笑い声を押し殺したいのに押し殺せない。
「はーっ、はーっ、はーっ」
笑いは収まったが、まだ顔のにやけは残っている。二、三発頬を叩くと、再び厨房から出る。
奇跡的にだが、妹は笑っていなかった。ただ、限界は近いようだ。体が小刻みにプルプルと震えている。
妹に厨房でひとしきり笑ってくるようにと声をかけようとすると、「卿」が口を開いた。「呼んだかね?」
呼んでないよ。再び、笑いが堰を切ったように溢れ出した。隣の妹も道連れにして。
数秒後、我に返った後のことはよく覚えていない。
土下座に近いぐらい深々と頭を下げて、ただ平謝りに平謝り。それだけはかろうじて覚えている。

>7
次に来た客は、どうやら僕らを誰か別の兄妹と勘違いしているようだった。
僕らはこの町に来たばかりだし、勘違いも甚だしい。とりあえずやんわりと別人であると説明をする。
それにしても、どんな人と間違えたのだろう。かなり確信を持っていたようなので、相当似ているのだろうか。
だが僕と妹ほど似ていない兄妹も珍しいだろう。…僕らが似ていない理由はちゃんとあるのだが。
『お兄ちゃん』
「ん?」
注文をとりにいったはずの妹が白紙の紙を持ったまま戻ってくる。
『あの人、ずっと見てくるよぉ』
ははぁ。きっと、まだ疑っているのだろう。頑固な人だ。
「仕方ないよ。時間が立てば、きっと大丈夫さ」
確信は、ないけれど。
『…分かった』
トテトテトテと厨房から出るスリッパの音。
コンマ数秒の静寂。

19 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 23:16:03
ねんまつ

20 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 23:18:17
(ここで妹のドラムソロ)

21 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 23:21:41
様子見age

22 :◆KfPt6/22ro :2005/04/26(火) 23:44:09
>8
『ぶ、ぶざ…ゴホン、ご注文は?』
さっき言われたときは泣いちゃったけど…もう、これ以上泣きたくはない。
さっきのお兄ちゃんの顔…。思い出して少し歯がみする。心配かけたくない。
一人で出来る、一人で出来ると言い続けながらも、結局何もかもお兄ちゃんに頼ってしまう。もうこんな自分はいやだ。
…みたいなこと、物心ついてから何回考えたことだろうか。でも…最後は、お兄ちゃんがフォローしてくれた。
今はいい。でも、突然お兄ちゃんが居なくなっちゃったら…どうなっちゃうんだろう、あたし。
そんなこと考えたくない。考えたくないのに、ネガティブな想像はとどまることを知らない。
…ひとしきり考えてから、しっかりとお客の方を見る。今は仕事中だよ。集中しないと。
さっきぶざまだと言われたことが頭をよぎる。心の中で小さく首を振る。
ぶざまじゃないもん。ぶざまじゃないもん。ぶざまじゃないもん。
半ば自己暗示をかけるように反芻し続けながら、客の一言一句をしっかりと聞く。
『かしこまりました!ご注文繰り返します!〜〜がお一つ…』
そう、あたしは、ぶざまじゃないもん。

>10
『はさみじゃがー?』
思わずオウム返しをしてしまう。そういえばさっきも言われた気がする。
だけどその時はぶざまだと言われたショックの方が大きかったし、聞き間違いぐらいにしか思っていなかった。
でも、こんなにはっきり言われちゃうと…。
『はさみじゃがーですか?』
もしかしたら、また聞き間違いかもしれないし。
「はさみじゃがー」
合ってるみたい。
『すみません、それは何なんでしょうか?』
こんなこと聞きたくないけど…。
「はさみじゃがー」
…もう聞いたよう。
『ですから、それが』
「はさみじゃがー」
せめて最後まで言わせてよう。
半泣きになってしまっている自分に気づき、とりあえず取り繕う。
『はさみじゃがーですね!かしこまりました!』
何なのかわかんない。わかんないけど…お兄ちゃんなら何とかしてくれるよね。
結局お兄ちゃんに頼っちゃうけど…この際仕方ないよ。平気平気。
少し小走りで、厨房に向かう。足取りは決して軽くはない。

23 :名無しになりきれ:2005/04/26(火) 23:50:29
妹ストリップして

24 :藤井海音 ◆9F5WnBOiFE :2005/04/27(水) 00:00:10
おっ、こんな所にも茶店出来てんだ…

うぃ〜っす。
なんか適当に頼むわ♪

おぉぉ、可愛いウェイトレスじゃん♪
オレと付き合わねー?


25 :名無しになりきれ:2005/04/27(水) 00:04:23
相変らず喫茶店は激戦区だな。
とりあえずコーヒーだ!
ふふふ、スタンダードな珈琲がどれだけ美味いかで技量が分るものさ

26 :◆KfPt6/22ro :2005/04/27(水) 00:13:13
>10
妹から渡された注文用の紙。それにはでかでかと「はさみじゃがー」と書いてあった。
まず、暗号を疑った。そんな料理、聞いたこともないから。しかし現実逃避にも近いことに気づく。
「はさみじゃがー」
とりあえず呟いてみる。やっぱりこの語感に聞き覚えはない。
おかしいと思ったんだ、妹は今までは注文を読み上げてくれたのに、さっきは裏向きに置いただけ。
逃げるように去っていった。いや、実際逃げたのだろう。厄介ごとを僕に押しつけて。
「慣れてるからいいけどね…どうしよっかなぁ」
自問自答しても答えは出ない。仕方ない、ここは創作料理だ。
はさみじゃがー。これからパッと浮かんだのは「挟む」と「じゃがいも」だった。
もう考えてる暇はなかった。ふかしたじゃがいもにバターを塗り、二つに切って間にハムとレタスを挟んでみた。
サンドイッチを、じゃがいもでやってみただけのことだ。こんなの作ったのは初めて。…当たり前か。
味見はしない。不味かったら困るし。作り直すのももったいない。
見栄えよく盛り付けて妹に席へ持っていかせる。妹もその料理を見ただけで気付いたのか、置くだけ置いて逃げてきた。
味は分からない。どうなるか分からない。…はさみじゃがーの実の正体も、分からない。

>11
『えぇっ?』
素っ頓狂な声をあげた妹。半ば「またか」と思いながらも様子を見に行く。
見に行った先にはいわゆる893とおぼしき人が。しかし、なぜこの店に?
聞き耳を立ててみる。「何勝手に店やっとんじゃ、埋めるぞ」だとか。ははぁなるほど、っておいおい。
つまりはショバ代を請求しにきた、と。前の店主が逃げた理由もこいつかな。とか冷静にしてる暇はない。
今にも泣きそうな妹の前に立ってそいつと対峙する。…と、予想より低かった。背が。
妹が低いものだからどうしても相対的に高く見えてしまったが…僕より明らかに小さい。
しかも力もなさそうだ。僕は中華料理屋でバイトしたこともあるから、力には自信ある。
こりゃ、勝てるな。
「いらっしゃいませっ!!こちらへどうぞっ!!」
腕を無理矢理ひっつかみ、席に案内。強引にコーヒーを頼ませ、飲ませた。
金を払って出ていく姿は、来たときより更に小さく見えた。
違う客から教えてもらった。どうやらあれはただの暴力団の騙りらしい。この辺りで有名な。
つまりは、詐欺師のようなもの。暴力団の仕返しにビクビクしていた僕らは、二人同時に安堵のため息を付いた。

27 :名無しになりきれ:2005/04/27(水) 00:23:58
はさみじゃがじゃがじゃがー

28 :名無しになりきれ:2005/04/27(水) 00:24:45
ここでぶいすりゃーまっはきっくをはさみじゃがーにぶち込むぜ!

29 :◆KfPt6/22ro :2005/04/27(水) 00:53:47
>13
何度となく言っているが、厨房からは客の様子は見えない。死角になっているから。
ただ一つ。トイレに近いテーブル。そこだけは、厨房からも見える位置にある。
しかしそこはトイレに近い・照明が他に比べ当たらない・四番テーブル・など悪条件が重なっている。
そのため妹もそこに誘導することは滅多にない。他が満席の時だけに案内する、と妹が言っていた。
だが、今は満席ではないはず。なのにこの客はわざわざこのテーブルを指定して座っているということは…、
ただ一点、ここだけの特徴、「厨房が見える」ということをフル活用するために来たのだろう。
「モカの深煎り、ですね。かしこまりました」
案の定、僕に直接注文をしてきた。妹を途中に挟むことがないので、効率がいいと言えばいいのかもしれない。
コポコポコポ…と、手早くコーヒーをカップに注ぐ。最大限に早く、最大限に正確に、最大限に美味しく。
前に働いていた店でさんざん言われてきたことだ。日本語の使い方が間違ってそうだが、気にしないことにしている。
「どうぞ」
ウェイトレスを通さず直に僕が渡すのも四番テーブルの特徴だ。妹目当ての人には向かないだろう。
「雰囲気がいい、ですか。ありがとうございます」
もちろん本心だ。誉められて嬉しくならない筈がない。とはいえ僕は口数が少ないため、どうしても誤解されがちだが。
「ここを入れて3つ…か」
客に聞こえないようにそっと呟く。最初は乗り気じゃなかった癖して、今は他の店すら気にかかる。
もしかしたら妹より僕の方が店を持ってみたかったのかもしれない。心の奥底、深層心理で。
「そういえばですね」
客に話しかける。
「さっき店主って呼んでくださいましたけどね、店主は僕ってよりむしろあいつなんですよ」
ちょこまか動いている妹を指差す。
「一応戸籍上は僕なんですけどね…経営とか全然分からないもんで。あいつに任せっきりです」
一息。
『お兄ちゃん!三番テーブルに…』
「あいよっ!」
本当に、色々、妹には感謝している。
百回「ありがとう」と言ったとしても、1%に足りないぐらい。

30 :名無しになりきれ:2005/04/27(水) 00:54:23
じゃがーかうんたーくろす!

31 :名無しになりきれ:2005/04/27(水) 01:02:13
じゃがーうぜー

32 :名無しになりきれ:2005/04/27(水) 01:14:53
(ここで兄のギターソロ)

33 :◆KfPt6/22ro :2005/04/27(水) 01:26:00
>14
うーん、なんか味気ないのよねこの店…。もっとこう花でも飾ってパーッと豪華に…。
…と、思っていた矢先。花束を持っている人が居た。まさにナイスタイミングなんだけど…。
どうしてあたしってこうなんだろ。『あの花束の中には釘バットが眠ってる!絶対殴り込みだ!』なんて。
そうお兄ちゃんに耳打ちしたときの哀れみともとれる目。まるで地球外生命体を見るみたいに。
「ありがとうございます、こんなところまでわざわざ。とりあえずコーヒーどうぞ」
『あ、りがと、う、ござ、います!』
自分でも分かる。「変な子」って思われたんだろうなぁ。だって、だって…。釘バットが…。
お兄ちゃんに睨まれたので花束を持ってあわててその場から離れる。
そして厨房で、おもむろに花束をかき分けてみた。
釘バットは、入っていなかった。
『えー』
落胆。やっぱり入っててほしかったなぁ。もっと衝撃の展開があるのかと思ってたのに。
お兄ちゃんに小突かれた。「さっさと飾るなりなんなりしろ」、か。はいはい。花瓶はありますよ。
ラナンキュラスの花言葉は名声だっけ?じゃあ入り口にでも飾ろうかな。
フリージアの花言葉は純潔…あたしにぴったりじゃん。じゃあレジにでも。
花言葉に合わせながら一種一種置いていく。矢車草の花言葉は忘れちゃったからトイレに置いてみた。
『どうしようかな、これ…』
結局、一種類だけ残っちゃった。これだけは使う気になれなかったから。
その花は、アネモネ。花言葉は…「儚い恋」。

>15
『うわぁーすごぉい!太っ腹ぁ!』
「いやいやこんな高いものを受け取るわけには…。いやいやいや」
『いいじゃないせっかくくれるって言ってるんだからさぁ。貰っちゃおうよ』
その時、お兄ちゃんの目から今まで見たことのない眼光が放たれた。
「お前は黙ってろ」
『…ハイ』
せっかくの機会なんだし貰えばいいのになぁ…。真面目にもほどがあるよ。
…あ、話が決まったみたい。結局貰うことになったみたい。
「どうもすみません、何で埋め合わせしたらよいか…」
言い過ぎってぐらいお礼を言った後、とぼとぼと厨房へ帰るお兄ちゃんに笑顔で話しかける。
『あんなにいいもの貰ったのに、どうして喜ばないの?』
ため息をつきつつお兄ちゃんはこっちを見る。
「お前はお気楽だなぁ…。もうあの人に頭上がらないぞ」
なんだそんなことか。心配することないのに。これで何聞こうかな?
クラシックを聞く気は、ない。

34 :◆KfPt6/22ro :2005/04/27(水) 01:50:44
>16
そういえば、あの二人の名前を聞いていなかった。せっかく来てくれたのにこれじゃお礼もできない。
少し落胆していたところへ違う客から教えてもらった。その名前を頼りに身元を割り出す。
『お花屋さんと…あ!同業者だ同業者!ライバルライバル!』
「その言い方はないだろ…。さて、礼は早い方がいいかな」
さっさと出ていこうとした僕を、妹が制する。
『本当にその人達だって確証はあるの?』
…確かに、発言者は一人しかいない。そしてその人は、多少なりとも悪意を含んだように僕には聞こえた。
本人からちゃんと言って貰わない限り、こちらから向かうのは出すぎではないか。
『もし人違いだったら、「何あの人」って思われちゃうよ』
確かに一理、ある。こちらとしては早くお礼を言いたいのだが。
『この店もあるんだし』
これがとどめとなった。
「…わかったよ」

>17
『ねぇーお兄ちゃん…』
「何?」
『「まんね」って何だろ…』
「はぁ?」
意味が分からなかった。よくよく問いただしてみると突然差し出されたそうだ。
「とりあえず飾っとけば?」
何の解決にはならないことは分かっているが。
『うん、そうする』
入り口脇に、謎の「まんね」がかかっている。

>19
『ねぇーお兄ちゃん…』
「あぁもう!何だよ!」
『今って何月?』
「四月だろ?」
『四月って年末?』
「はぁ?」
決して妹は知恵遅れと言うわけではない。むしろ成績はいい方だ。
しかし、何でもないことを何でもないきっかけで悩んでしまうところがある。多分今もそうなのだろう。
こういうときは、きちんと教えてあげるのが兄としての努めではないか。
「違うよ」
『そ、そだよね!うん、よかったぁ』
何をそんなに悩んでいたのかは結局教えてくれなかった。
ちょっと、知りたかった。

35 :名無しになりきれ:2005/04/27(水) 02:35:14
妹に欲情しますか

36 :◆KfPt6/22ro :2005/04/27(水) 22:52:56
>20
ダダダダン、カッカ、ダダンダン。
何かを叩くような音がした。酔っ払いが暴れていたりしているのかもしれない。
そんなことを憂いつつ音が聞こえた方へ向かう。いや、聞こえた、ではない。聞こえている。現在進行形で。
「何やってんの、お前」
頭で考えるより早く、言葉が口をついて出た。一瞬、思考が停止した。
そこにあったのは見慣れた妹の顔。違うところと言えば…、その周りにドラムセットがあることだ。
『何って…。ドラムやってんの』
そんなの見れば分かる。だが大概の人は、こんな状況では僕と似たことを口走ってしまうだろう。
一旦頭で軽く納得したあと、今度は疑問が次から次へと溢れ出てきた。
そのドラムはどうしたのか。何故ドラムなんかしているのか。そもそもウェイトレスの仕事はどうした。
などを含む質問群を妹に立て続けにぶつけた。周りの客が笑ってる気がするが気にしない。
『あのねー。そこにパンクな格好の人達、居るでしょ?』
妹が指さした方向には、僕とは別次元の世界な人達が居た。あんな派手な格好、僕には絶対出来やしない。
『その人達、バンドやってるんだって。ライブハウスへの移動中に寄ってくれたんだよ』
なるほど、確かに窓の外には大きなトラックが。きっと楽器や音響機材を乗せているんだろう。
『でね、ドラムやってみたいって言ってみたら、そこのトラックから持ってきてくれたの、ドラム』
確かに話はつながる。だがこの人達、大事な楽器をこいつに簡単に触らせていいのだろうか。弁償とかになったら…。
最悪なケースを想像して冷や汗を流す僕を横目に、妹は再びドラムを叩き始めた。
ズダダン、ズダダン、ズダタダダン。
「一つ、言っていいか」
『何?』
「ど下手くそ」

>21
『お兄ちゃん』
「何だよ」
ドラムから無理矢理引き離したことに文句でも言うのだろうか。やや不機嫌な声で返事をする。
『あそこの木の陰に、この店じっとみてる人がいる』
妹が示す方向を見ると、確かに道路を挟んで向かい側の歩道、信号から三番目の木からこっちを見ている人がいる。
が、面白いぐらい怪しい。あれで隠れているつもりなのだろうか。あの人が仮に興信所を説立したら、瞬く間に潰れる。
『警察に通報した方がいいのかな?』
「ほっとけって。もしかしたら、他の喫茶店の人かもしれない」
『他の喫茶店の人が何でこんなのぞきみたいなこと?』
「様子見でもしてるんだろ。近くに同業者が現れたらそりゃ心配にもなるさ」
『そっかぁ…』
すると突然妹は、何を思ったか注文があったので焼いたクッキーの残りにコップ一杯ミルクを盆に乗せた。
誰かの注文だろうか。そう思って見送り、ふと窓の外を見ると妹がさっきの人に今のセットを渡していた。
「何してんの」
妹の予想外の行動に驚きの色を隠せない。
『だってさ、せっかく同業者が来てくれたんだし、差し入れでも、と思って』
僕ははぁー、と、一つ、ため息をつく。
「お前なぁ。同業者ってのはあくまで可能性の話だぞ?本当に真性の変態かもしれないんだぞ?」
どちらかというと半ば冗談のつもりだったのだが、まさか本気に受け取られるとは。
『その時は…その時かな?』
あまりにも楽天的。思わず笑いがこぼれてしまう。あはははは、あはははは。
そんな僕の笑い声は、店の前の道を通った大型トラックにかき消された。

37 :◆KfPt6/22ro :2005/04/27(水) 23:38:39
>23
ストリップして。
僕はその時厨房に居たのだが、客のその声は何故かよく通り、厨房まで届いてきていた。
「なんつーエロオヤジだ…」
まさかこんなところでストリップしてくれなどと言う奴がいるだろうか。
しかもその相手は僕の妹だ。愛する妹にそんなこと言ったという怒りが半分、残り半分は憐れみ、そんな感情が湧いた。
だが妹はもう14歳だ。ちゃんと分別はわきまえているし、そんなことするはずがないだ
ワアァァァ。
壁を隔てて歓声が聞こえた。まさか。まさか。そんな。そんな。有り得ない。有り得ない。
ならばこの歓声はなんなんだ?しかも野太い男の声。起こり得る最悪のケースを考えないようにしながら厨房から出て。
危うく卒倒しそうになった。最悪のケースが実際に起こっているのだから。
妹はすでにエプロンを脱ぎ捨て、上着に手をかけていた。周りの男達の視線に多少の羞恥心を感じながら。
二枚重ねを二枚とも一気に脱ごうとし、ブラジャーが見えそうになったところで
「やめろ!」
慌てて、止めに入った。嫁入り前の妹の裸を公衆の面前に晒せるほど僕は図太くない。
『あ、あたし、何てことを…』
やっと妹は我に返ったのか、顔が見る見るうちに赤く染まってゆく。妹はすぐ暴走する、僕が一番分かっていたのに。
既に涙目になっている妹を厨房に連れて行こうとする。さすがにこんなところで大泣きする訳にもいかないだろう。
「いてっ!」
後頭部に衝撃。振り返ると、さっきの男達はすっかり殺気だっている。
「やめてください!やめて!物を投げないで!」
男達のブーイングと罵倒は僕らが厨房に引っ込んでからも続いた。

>24
『お兄ちゃん、三番テーブル、適当にだって』
「何か怒ってない?」
『別に』
適当に、と言われると逆に困ってしまうのが僕だ。自分で何かを考えるのが嫌いなせいかもしれない。
とりあえず本当に適当に、コーヒーとクッキーをセットにしてみた。こだわりたいのも山々だが、ちょっと疲れていた。
『お待たせいたしましたぁ!適当に、とのことなので!適当セットです!』
妹は言葉遣いがいいとは言えない。だがあの笑顔で言われれば、少し失礼な物言いも愛嬌に聞こえるから不思議だ。
『あ、ありがとうございます!可愛いなんて…えへへ。でも、付き合うなんて早いですよぉ』
客の声は聞こえないが、妹のよく通る言葉で何を喋っているのかはおおまかに分かる。
『あ!それともフェンシングのお誘いですか?突き合う…なんちゃって』
何を言ってるんだこいつは。スベりまくってるぞ。
やがて厨房に戻ってくる妹。さっきとは打って変わって満面の笑み。
『可愛いって言われちゃった』
聞いてた。
「はいはい。可愛い可愛い」
『ちょっとぉ。何よその気の効かない言葉。もっと兄妹間のこみゅにけーしょんをね…』
実際、妹は本当に可愛いと思う。兄バカ…とか、そういうものを越えて。

38 :名無しになりきれ:2005/04/27(水) 23:41:36
1レス30行以内でおながいします

39 :名無しになりきれ:2005/04/27(水) 23:56:07
確かにちょっと長いと思うが丁寧で好感が持てる。
けど、気持ちもう少し短くして貰えると嬉しいな。
あ、この店で一番美味しいダージリンのセカンドフラッシュを。


40 :◆KfPt6/22ro :2005/04/28(木) 00:28:29
>25
四番テーブルに座るのは、コーヒーを頼む人と相場が決まっているのだろうか。
この人もコーヒーを頼んだ。頼むだけならいいが…追加の一言が僕にプレッシャーをかけている。
「技量、か」
僕はコーヒーには多少ながらも自信はある。やはり喫茶店といえばコーヒー、それは分かっているし。
だが自分の腕を信頼はしていない。不味いと言われたことはないので不味くはないのだろうが…、
美味いと言われたことが、果たしてあっただろうか。すると、それには疑問符がつく。
せいぜい妹ぐらいのもの。しかし妹は妹だ。肉親ならではの社交辞令ともとれる。
「…とと」
少しの考えごとでも集中力を乱してしまう。それが味にどう影響があるかは分からないが…見極めてくれるらしいし。
やがてコーヒーを無事淹れることは出来た。手際の良さだけは何度も誉められている。
指定されない限り、コーヒーはキリマンジャロで統一している。他を指定されても出せるかはわからないが。
「お待たせいたしました」
コトリ、と客の前にコーヒーを出す。たぶん、会心の出来だ。
これで認められないならそれは僕に実力がないということだ。素直に負けを認めよう。
コーヒーに口を付ける客を、厨房からじ
>27
「またか…」
妹が僕に注文を読み上げることなく、紙だけ置いて逃げるのは、すなわちあれを求める客が来たと言うこと。
表に返し、軽くため息を付く。やっぱり書いてあった、はさみじゃがーと──
「ってあれ?はさみじゃがじゃがじゃがー?」
思わず声が出てしまった。はさみじゃがーが、進化していた。
ひとしきり考えたあと、一つの結論に行き当たった。じゃがいもを増やしてみよう。
もうヤケになっていたのかもしれない。さっさと終わりたかった。はさみじゃがーの呪縛から解き放たれたかった。
前に作ったじゃがいもサンドイッチ。じゃがいもを増やしたからボリュームが多くなっているようにも見える。
『お兄ちゃん…本当にこれでいいの?』
「い・い・の。ほら早く行った行った」
苦情言われたらどうしようか。当店のはさみじゃがーはこうなっておりますとでも言うのか。
もう作り、出してしまったものは仕方ない。事なきを得ることをそっと祈っていた。

41 :orz ◆KfPt6/22ro :2005/04/28(木) 00:30:28
×コーヒーに口を付ける客を、厨房からじ
○コーヒーに口を付ける客を、厨房からじっと見ていた。

42 :名無しになりきれ:2005/04/28(木) 00:51:22
はさみじゃがー気にするな

43 :名無しになりきれ:2005/04/28(木) 01:04:47
そして兄のブレイクダンス

44 :名無しになりきれ:2005/04/28(木) 07:27:26
僕にもこーちーくだちい

45 :('A`)<鬱です ◆GXt1F4S05E :2005/04/28(木) 10:23:47
('A`)<鬱です……。
('A`)<コーヒー下さい……。

46 :◆KfPt6/22ro :2005/04/28(木) 17:47:18
>28,30
こういうお店を経営する以上、まれにお客さん同士のトラブルも起きる。
すぐに想像がつくことだし、某社長の言葉を借りるなら想定の範囲内だったはず。はずなのに…。
やっぱり、いざその現場に出くわしちゃうとうろたえてしまう。右往左往する姿、すごい惨めに見えただろうなぁ…。
ことの発端は、はさみじゃがー。本当のはさみじゃがーは何のことなのかわかんないままだけど、
とりあえずこの店では料理、ってことになってるの。それはもうこの店の常識にもなってる。
それはともかくとして、いつものように、はさみじゃがーを注文したお客さんのところに持ってった。
そこまでは、よくある光景だよね。…よくある光景だよね?よくわかんないけど。
その後、きびすを返して厨房に戻ろうとしたとき、違うお客さんが突然立ち上がって何か叫んだ。
ちょっと早口だっからよく聞き取れなかったんだけど、なんとかキックがどうたら、って言ってた気がする。
だけど、今となっては何を言ったかなんてどうでもいいこと。ただ現実の事実として、その客は跳び蹴りを繰り出した。
さっき出した、はさみじゃがーに向かって。止めることなんて、出来やしなかった。
ガラガラガラガラ。ガッシャーン。パリン。効果音だけで、被害が簡単に目に浮かぶ。
しかし、はさみじゃがーを注文していた方の客は傷一つなかった。
それどころか、よく見てみるとはさみじゃがーも無事。何事もなかったかのように。
じゃあ、さっきの食器が割れる音は?それに、跳び蹴りをした客はどこに?
視線を移すと、その謎はすぐ解けた。さっき割れたのは、は跳び蹴りした客の食器だった。
そして客は、自分が座ってたテーブルを道連れにして床に倒れてた。
『な、なんで?』
全く訳が分かんなかった。はさみじゃがーに向かって跳び蹴りをするのを、私はこの目ではっきりと見たのに。
他のお客さんに、聞いてみた。恥ずかしいけれど、自分の好奇心に歯止めがきかなかった。
何でも、はさみじゃがーを注文した客が、跳び蹴りに交差させるようにカウンターパンチを繰り出したらしい。
『…はぁ』
全く信じらんない。想像も出来ない。だけど…信じるしかないみたい。
すっかりのびちゃってるお客さんを長椅子に寝かせ、片付けを始めた。食器…タダじゃないのにぃ。
全部一人でやった。手伝うどころか様子さえ見に来なかったお兄ちゃんに抗議するつもりで厨房に戻った。
お兄ちゃん、立ったまま寝てた。

>31
うぜー。
お客さんはたぶん独り言のつもりでこの言葉を呟いたんだろうけど、
あたし妙なところで敏感だったりするから、耳に入ってきちゃった。
あたし達兄妹に言った訳じゃ(たぶん)ないと思うから、あまり気にすることはないのかも知れないけど…。
やっぱり、せっかく来てくれたお客さんだしすっきりした気持ちで過ごしてほしい。ちょっとお節介かもしれないけど。
『あ…あの!どうかなされましたか?』
勇気を出して声をかけてみる。お客さんの心のケアもきっと従業員としての大切な仕事。
『愚痴ってあまりよくないことみたいですけど、それで気が晴れるなら、あたしがお聞きします!』
あまり人の愚痴を聞くのは嫌いじゃない。むしろ好きかも。
『あの!あまり一人でため込まないでくださいね!これ、サービスです』
紅茶を渡した。愚痴を言ってくれるまでずっと近くにいようと思ったけど、いたたまれなくなって逃げちゃった。

47 :◆KfPt6/22ro :2005/04/28(木) 18:10:25
>32
厨房の隅に置いておいたアコースティックギター。妹が目ざとくそれを見つけ、僕に問う。
『どーしたの、これ』
予想通りの反応だ。
「物置の奥から出てきた。たぶん前の店主の持ち物じゃないか?」
もちろん嘘偽りはない。しかし妹は僕の言葉の半分も聞いていない。
『えへへ…ちょっと借りるね♪』
ギターを掴み妹が厨房から出ていった。妹が何をしようとしているかは手に取るようにわかる。小走りで後を追った。
『ではみなさんご注目!あたしのギターショー!』
やっぱり、だった。真ん中に椅子を持ってきて、突然ギターを弾きだした。ポロロロン、ボロロロン。
「やめろやめろ、下手くそ」
妹を制し、ギターを奪い取ろうとする。
『ちょっとぉー。人に下手だ下手だ言ってさ、お兄ちゃんはどうなのよ!弾いてみてよ!』
「何をバカなことを…」
しかし、意外な人物達が妹の味方に付いていた。
『みなさん!お兄ちゃんのギター聞いてみたくありませんか?』
歓声。
「え、え?」
どうしようも、なかった。
「…ったく」
ここまできて弾かない訳にもいくまい。諦めの表情を浮かべ、ギターを受け取り椅子に座る。ピックを手にとって…、
ベベンベン。ベンベベベン。
一瞬の沈黙の後、妹と客の大爆笑があった。
『キャハハハハハ!何それ!お兄ちゃん!三味線弾いてるみたい!』
恥ずかしくて死にそうだった。穴があったら入りたい、とはこの状況を言うのだろうか。
それから、そのアコースティックギターは二度と日の目を見ることなく物置に封印されることになった。

48 :名無しになりきれ:2005/04/28(木) 18:27:39
どーせほがらかの二の舞になるんだろ

49 :◆KfPt6/22ro :2005/04/28(木) 18:40:53
>35
「ええっ!?」
四番テーブルに座った客に、いつものように僕本人が品を渡していると、唐突に言われた。
「い、いや、まさか。妹ですし。欲情なんて」
声が自分でもわかるほど上擦っている。かなりの鈍感でも焦っているのに気づくだろう。妹が近くにいなくてよかった。
僕は思い出してしまった。──あれは一年前の真夏。父が存命中でまだ家があった。とても、暑い夜だった。
暑さで頭がおかしくなっていたんだな、僕は。今なら、そんなこと絶対に出来ない。
半開きのドアから見えた妹の寝顔、はだけたパジャマ。そのとき芽生えたとある衝動を、理性は抑え切れなかった。
思わず抱きついてしまったとき、妹は少し戸惑ったような顔をして…。やがて、僕を受け入れた。
うだるような暑さの夜だった。記録的な熱帯夜だったらしい。事を終えたときは、汗びっしょりだった。
明くる日も、そのまた明くる日も、妹には全く変化はなかった。いっそ、恨んでくれたなら、まだ救いがあったのに。
だけどそんなことは全くなく、前日までの二人がいつまでも続いた。あんなことなかったかのように。
だから自分で言い聞かせた。あの時はどうかしていたんだ、二人とも。
結局妹とそんなことになったのはその一度きり。どれだけ後悔したことか。自分の行動の浅はかさに吐き気すら覚えた。
…だが今では、遠い過去のことのようにも思えてくる。最近では本当にあったことなのか、それすらも朧気に思える。
あれは遠い記憶の奥底に沈んだ、ある暑い日の出来事。二度と取り消せない、一度だけの過ち。
「ま、妹ですからね」
さっきよりかなり落ち着いた声で客にもう一度返答する。
今、僕は兄妹感情より強い感情を妹に抱いていることは否めないが、あんな気持ちはない。
あの出来事は、暑さが見せた、幻影だったのかもしれない。

50 :選択機 ◆IRC5k1va3M :2005/04/28(木) 18:55:03
選択して下さい好きな景気はどれですか?
1)ショートケーキ
2)チーズケーキ
3)バブル景気

51 :◆KfPt6/22ro :2005/04/29(金) 02:27:13
>38
「うーん…」
しばしの長考。僕らの話が長すぎる、とのことなのだが…、実は、考えるまでもなく僕らの腹は決まっている。
「断る、という訳ではありませんが、お受け致しかねる、とでも言いましょうかね」
丁寧になればなるほど奥歯にものが挟まったしゃべり方をする、とは友人の弁だ。
「僕らも出来るならお客様の御要望は全てにお答えしたい。ですが…」
直視できない。視線をずらし、ちょこまか動く妹を注視する。
「こちらにも、考えというものがありまして…」
一言一言がどうも煮え切らない。そわそわしているのを悟られてはいないだろうか。
「事実、どうしようもないのです」
これ以上何かを語っても言い訳にしか聞こえない。もうこの客は店に来てくれないかもしれないし、
このお客の評価が下がってしまってもあまり差し支えはないかもしれないが、
せめて現在は客である以上、あくまでも、お客様は神様です、は揺るがない。
「どうも申し訳ございません。ですが…努力は致します」
普通の人は努力をしなければ話が短くなる、と思ってしまうだろう。ただ僕は少し希有な存在なのかもしれない。
放っておくとどんどん長話になってしまう。僕としては、短くする方がもっと大変なのだ。
だから、僕の長話を指摘する人が出るかも、というのはある程度予想はできたし、それに対する返答も考えていた。
ただ、──努力する。これは嘘ではない。僕の精一杯の気持ちだ。…そしてもう一杯、僕の気持ち。
「コーヒーどうぞ。お代はいりません」

52 :◆KfPt6/22ro :2005/04/29(金) 02:28:20
>39
『〜だってさ』
「あー…そっか」
妹からも聞いた。やはり話が長いらしい。これで二人目。長話が好きではない人が予想外にいることに驚いた。
誉めてくれながらも裏の顔に隠した本音が見えるような気がする、と妹は呟いた。
「お前は相変わらず…」
思考が極端に激しい。あり得ないぐらいポジティブだったりどん底までネガティブだったり。
僕がその客の言葉を聞いたなら、そのまま受け止めてしまうだろう。だが確かにそういわれてみると、
さっきの客がストレートに言ったのに比べ、その客は同意義をオブラートに包んでいるだけ、ともとれるのだ。
「努力する…とだけ伝えといて」
『うん…わかった』
やはり客の期待を裏切るのは精神的に辛いものがある。自然に二人の間に暗いムードが漂う。
『ダージリン。セカンドフラッシュだって』
一瞬妹が何を言い出したか分からなかった。それが注文だと気づくのに数秒かかった。
『この店で一番美味しい、ていう修飾語が付いてたよ。がんばってね〜』
妹が不適な笑みを浮かべる。こいつ…。
「葉、まだ残ってたっけな…。とと、これだこれだ」
正直、紅茶を淹れるのは僕より妹の方が上手いかもしれない。紅茶だけ、だが。他の飲食物は壊滅的だし。
とにかく一番美味しい、と言われてしまっている以上、気合いが入る。いつもは気合いが入ってない訳ではない。
「よし…と」
手際の良さだけは誰にも負けない。それだけは自負している。
妹がゆっくりとそれを運んでゆく。厨房から見えなくなっても、ずっとその方向を見ていた。

53 :◆KfPt6/22ro :2005/04/29(金) 02:29:36
>42
『お兄ちゃん』
「ん?」
『あれ』
「あぁ、あれか」
今まではお兄ちゃんに押しつけてばっかりだったけど、今回はしっかりとお兄ちゃんに伝えた。
あれ、とだけでわかるぐらい、あたしたちの間ではその料理はメジャーなものになってた。
いつものようにものすごい素早さであの料理を作ってるお兄ちゃん。もうすっかり作るのに慣れたみたい。
あっという間に盛り付けも完了し、これを注文したお客さんに渡しにいく。そう、はさみじゃがーを。
『お待たせいたしました!こちらはさみじゃがーになります!』
いつもははさみじゃがーを渡したら、声もそこそこに逃げるようにその場から離れたものだけど、
今日はしっかりと頼んだ人の顔も確認した。よし、今まで聞けなかったことを聞こう。
『あ、あのぅ!』
勇気出して声をかけた。食事中に声をかけるのは失礼だって分かってるけど、これを逃したらチャンスはない気がした。
『あの…はさみじゃがーってその料理でいいんでしょうか?それ…その…』
兄が適当に作った料理なんです、と言ってしまいそうになったが言葉が出てこなかった。
その時、お客さんから声が聞こえた。小さくってあたし以外には聞こえなかったかも知れない。でもあたしは聞いた、
気にするな、って言葉を。
『あ、ありがとうございます!』
よかった。これでよかったんだ。胸のつかえがとれた。あたしは軽い足取りで厨房に戻った。

54 :◆KfPt6/22ro :2005/04/29(金) 02:30:59
>43
もうすっかり忘れたはずだった、ダンスが好きだった過去など。
ましてやストリートダンサーだったのは中学生の頃。まだ僕が妹ぐらいの年の頃だ。思い出さなければよかったのに。
しかし運命のイタズラか何かなのか、どこかから噂を聞きつけてきたダンス仲間が店にやってきた。
何故か全員、同じ日に同じ時間帯に。連絡を取り合っていた訳でもなしに。誰かに操られでもしたのように。
昔話に盛り上がるだけならよかった。僕も楽しかったし。一人がオーディオを見つけたまではよかった。でも。
「まさか、ここでダンス大会なんかやるかぁ?」
今、この喫茶店はまるでどこぞのディスコのような雰囲気を醸し出している。入ろうとした客が慌てて逃げ帰るほど。
一番熱狂しているのは、妹だったりするのだが。
そして僕は食べ物の追加や皿洗いに追われていた。みんなが楽しんでるならそれでいいかな、そう思い始めた矢先。
『お兄ちゃんは踊らないの?』
体中の毛という毛が逆立ったように感じた。冗談じゃない。第一線を引いてから何年になる。
いや、待てよお前。こいつブレイクダンスが得意だったんだぜ、なんて言わなくていいから。そこ!盛り上げない!
もう、どうしようもなかった。踊るしか。それしかなかった。
「あ、音楽はいいや」
…。ただ黙々と踊り続けた。最初はぎこちなかったものの、後半からは昔のカンを取り戻したか、楽しくなってきた。
だがここで調子に乗ったのが間違いだった。ブレイキングの花形、ウィンドミルをやろうとして。
グキッ!
その場にいた全員に、その音は聞こえたらしい。肩を痛めた。とてもとても、痛かった。

55 :◆KfPt6/22ro :2005/04/29(金) 02:32:13
>44
今、厨房で、僕と妹の口論が行われている。どちらも引かぬ舌戦。すごい低レベルな論争。
『こーうーちゃ!あたしが紅茶っていってるんだから紅茶出せばいいの!』
「違う!コーヒー!淹れるのは僕なんだからな!僕に決定権がある!」
『何言ってるの!お客さんは紅茶を求めてるのよ?コーヒーなんか出してどうするの!』
「だから紅茶を頼んでるなんてどうしてそんなこと思うんだ?あれはコーヒーを頼んでた!」
『紅茶!』
「コーヒー!」
『紅茶!』
「コーヒー!」
事の次第は、こうだ。たまたま二人でいる時、注文を聞いた。二人で応え、二人で厨房に戻った。
こーちー、と言われたので、きっとコーヒーの事だと僕は受け取った。だからコーヒー豆を出した。
『何でコーヒーなの?』
妹は、こーちゃ、つまり紅茶の事だと受け取ったのだ。そして仁義なき戦いが始まった。
『どうしてこーちーがコーヒーなのよ!ちとヒじゃ全然違うでしょ!』
「舌足らずだったのかもしれないだろ!それにそっちも同じ事じゃないか!小さいやを忘れるか?」
『聞こえなかっただけかも知れないでしょ!小さい声で!』
「横棒の必要性は!」
『付けちゃいけないの?』
両者、一歩も譲らない。だがこれ以上待たせるわけにもいかない。結果、一つの妥協案が採択された。
そして今、僕はコーヒーと紅茶、両方を淹れている。両方出し、どちらかを選んでもらうつもりなのだ。
何故二人とも、もう一度聞きにいく、という簡単な解決策に気が付かないのだろう。
「出来た」
『じゃあ持っていくね』
「待て!僕も行く」
頼んだ客の前にコーヒーと紅茶を並べて聞く。
「コーヒーか」
『紅茶か』
「『どっちですか?」』

56 :◆KfPt6/22ro :2005/04/29(金) 02:33:45
>45
『いらっしゃいませ!こちらへどうぞ!』
先ほどの興奮覚めやらぬうちに、またお客さんが来た。とりあえず三番テーブルに案内する。
それにしても…暗い!この人!陰キャラはお兄ちゃんでもうお腹いっぱいなのに…まさかお兄ちゃんよりも暗いなんて。
『鬱さんですか。そのお名前、きっとご苦労なさられたんですね。コーヒーですね!かしこまりました!』
たとえどんなお客さんが相手でも、あたしは精一杯の笑顔で応対するの。笑顔って、人をほんわかさせるから。
だけど…、この人にはどうも通じないような気がする。どうすればいいんだろう。
とりあえず注文を告げに、厨房に戻る。お兄ちゃんはまた立ったまま寝てた。蹴り飛ばして起こす。
『三番テーブル、コーヒーだってさ』
「あ…いよっ」
起きてすぐに素早くコーヒーを淹れ始める事が出来るお兄ちゃんはやっぱりすごいんだろうか。
『あのさ…お兄ちゃん』
「んん?」
『やっぱりあたし、どんな人にも笑顔でいてほしいんだよね』
「そりゃ殊勝な心がけだ。…ほれ、コーヒー」
淹れるの早すぎ。ろくに話も出来やしないじゃない。とりあえず三番テーブルに戻る。
『お待たせいたしましたぁ!こちらコーヒーになります!』
あたしは精一杯の笑顔で渡した。でもやっぱり、この人は笑顔じゃない。なんだか、自分がすごい無能に思えてきた。
なんとかこの人を笑顔にさせようと思ってるうち…、あたしの中の何かが壊れた。
『あーもー!笑いましょうよ!笑う角には福来るってことわざがあるじゃないですか!』
あれ?何言ってんの、あたし。
『そんな暗い顔してちゃ来るはずのいいことも逃げちゃいますよ!』
待て待て待てあたし。引かれちゃう、引かれちゃうってば。
『そもそも鬱なんて名前がよろしくない!今すぐにでも改名なさられたらどうですか!幸とか!あぁ幸せそう!』
せっかくの、せっかくのお客さんなのに…。だけどあたしは、もうこのあたしをコントロール出来ない。
『さしあたって!('A`)を('∀`)に変えるだけでも明るい人せむがむがむが』
誰かに口を押さえられた。間違いない、お兄ちゃんだ。
「本当に申し訳ございません。こいつは少し不安定でして。お詫びとしてお代はいりませんので」
この時のお兄ちゃんのあたしを見る凍るような目つき、きっとあたしは忘れることはないだろう。

57 :◆KfPt6/22ro :2005/04/29(金) 02:34:51
>48
『お兄ちゃん、ほがらかって知ってる?』
「知らないよ」
『だよね…。二の舞になるって言われちゃって、ちょっと心配になっちゃって。どういう意味なんだろ』
「分かった。後で調べとくよ」
『うん、お願い』
「ほら、仕事仕事」
『えっと、二番テーブルに…』
ほがらか、というのが何のことなのかはすぐに分かった。客にそれとなく聞いてみただけだが。
しかし、妹に話すのは少し腰が引ける。今、希望に燃えている妹の邪魔になることはしたくない。
結局、妹には言わないことにした。そのほがらかが復活した時、その時に顛末を全て話そう。そう思う。
「それにしても…なぁ」
店の運営が困難になるほど暴れ回る人。今はまだそんな人は現れていないからいいが、将来はどうなっることか。
「お引き取り願う、って願っても帰ってくれないだろうし…」
となると、結局はそれを無視しつつ通報するしかなくなる。見極めが肝心かもしれない。
前途多難だ、どうなることや…ら…
『起きろ!』
ドゲシッ。
また、立ったまま寝てしまっていたらしい。
「仕方ないだろ、僕は夜遅いんだから。考えごとするとついつい、な」
あれ?僕はさっきどんな考えごとをしていたんだっけ?どうも思い出せない。重要な事ではないような気さえもする。
とりあえず今は、妹が読み上げる注文を聞き、作ることが最重要だ。

58 :◆KfPt6/22ro :2005/04/29(金) 02:36:06
>50
『あ、あたし2のチーズケーキ!』
僕が答えるより早く、妹は即答する。兄妹揃ってチーズケーキは大好きだ。
「じゃあ、僕は3のバブル景気で」
『お兄ちゃん』
「なんだよ」
『無理してウケ狙おうなんて思わなくてもいいからね』
「どーゆー意味だ」
別に僕はウケ狙いでバブル景気を選んだわけではない。決して。いや、たぶん。あ、きっとかな?
とにかくだ。確かにチーズケーキは僕も大好きだが、ここで答えるべきではないと思ったんだ。
「だってさ、この設問が、好きな景気は何ですか、だよ?」
『ふんふん』
「ショートケーキやチーズケーキはケーキなんだから、景気じゃない。だから最初から選択外のはずなんだ」
『ふーん…』
妹の目には、明らかに尊敬とも納得とも違う、軽蔑に似た感情が浮かんでいる。
『変な人だなぁ、と思って』
僕が何を考えているのか見透かしたかのように話す。
「誰が」
『お兄ちゃんが』
殴りかかりたくなる衝動に駆られたが、客の前だし、それは心の内にしまった。
厨房に戻ろうとする僕を、妹が止める。
『お兄ちゃん!久しぶりにチーズケーキが食べたい!』
それには答えない。お前なぁ。せめて厨房で言えってそういうことは。
「…ふぅ」
仕方ない。後でチーズケーキでも作るか。可愛い妹のため、だしな。

59 :名無しになりきれ:2005/04/29(金) 06:30:58
お兄さんと妹ちゃんのどっちが主人公ですか?

60 :名無しになりきれ:2005/04/29(金) 09:23:21
>>55
ごめんなさい。混乱させちゃったみたいね・・・両方いただかせてもらいたいですけど・・・いいですか?

61 :だおだお(;´Θ`) ◆DAO21gLvv2 :2005/04/29(金) 12:26:27
甘納豆とホット麦茶をちょうだいお!

62 :名無しになりきれ:2005/04/29(金) 14:38:01
焼きだお定食ください。あ、ライス大盛りで!

63 :名無しになりきれ:2005/04/29(金) 23:31:42
セラフィーナと水色なは気をつけろ!

64 :ラウ・ル・クルーゼ:2005/04/29(金) 23:33:22
アデス、ヴェサリウス後退するぞ!

65 :名無しになりきれ:2005/04/30(土) 00:03:40
この店は長文を書いたらどんな反応を返すのだろう?
と思いながら、私はウエイトレスからメニューを貰った。
「えーと、それじゃあクリームs…」
いや、待て。クリームソーダはまずい。この年でクリームソーダは。
うまいんだ。クリームソーダはうまいんだ。だが高校生になったら流石に卒業しないと。男だし。
「…ウインナーコーヒー」
似たようなもんじゃないか!クリーム乗ってるだろ!クリームが!
そういえばさっきから小腹が空いている…軽食もついでに頼みますか。
「じゃあ、シェフのきまぐれセット」
軽食は軽い食と書くんだ!何しっかり食う気なんだ!
「…もとい、シェフのまぐれセット」
まぐれセットって何だ!適当にやったら出来ちゃいました、みたいなそんなノリか!怖いよ!
「…じゃなくて、シェフの骨休めセット」
手を抜くな!絶対外注だろそれ!
というか、良く考えたらなんで喫茶店にシェフがいるんだ。
カフェめしが不味いという一般論から脱却するためとかそーいうのか?
「…ごめん、やっぱキャンセルで。サンドイッチお願い。ドリンクはコーラで」
ウエイトレスが怪訝な顔でこっちを見ている。畜生。

しばらく待つとウエイトレスがサンドイッチとコーラを持ってきた。
だがそれはテーブルに着く事は無く大きく宙を舞い、きれいに一回転してテーブルと私の服を汚した。
レタスと添えてあったトマトが私の襟元を華やかに彩っている。ピーコが来たならば酷評は確実だろう。
そこで、ウエイトレスは…

66 :名無しになりきれ:2005/04/30(土) 00:28:22

           ムシャ         |
             ムシャ       |  
      ∩___∩              |  ぷらぷら
      | ノ      ヽ        ((   |
     /  ●   ● |          >63 ))
. ((  |    ( _●_)  ミ ・
    彡、   |∪}=) ,ノ ∴  しけた餌だクマー
     /    ヽ/^ヽ ヽ  。
     |      ヽ \ |
     |      ヽ__ノ


67 :◆KfPt6/22ro :2005/04/30(土) 04:31:10
>59
『えっ?』
一体、この人は何を言っているんだろうか。と、一瞬考える。
主人公ってのの定義はよく分かんないけど、どんな人でも主人公だし、逆に脇役だよね。
私とお兄ちゃんのどちらかが主人公…ってより、どちらも主人公、ってのがしっくりくるよ。
少し考えて、この店においての主人公、について言ってるのかな、とふと考えがつく。
『もちろん、二人ともですよ!』
この店にとっても、何においても。
『あたしから見れば主人公はあたし以外いないし、お兄ちゃんからすれば当然お兄ちゃんですし』
だけど、どちらも自分の人生にとって脇役を越える重要な人物であることに違いはないかな。
『主人公、じゃなくって、主人、ならお兄ちゃんなんですけどね』
主人。言った直後「あるじ」という意味より先に、「夫」って意味が頭を掠める。
二人はどのように見えるんだろう。今は仲のいい兄妹、ぐらいにしか見えないだろうけど。数年経ったら。
恋人同士、あるいは夫婦のように見えるんだろうか。あたしたち、全く似てないし。
…とと、一体あたしは何を考えてるんだか。お兄ちゃんと恋人同士に見られたって、別に、そんな。
それに、お兄ちゃんはあたしに妹以上の感情を抱いていないのは感じてるし。私の気持ちと関係なく。だから、だから…
コツン。
「何、ぼーっと突っ立ってんだよ」
『え、あれぇ?』
お兄ちゃんに小突かれ、お客さんの前でボケッとしていたことに気づく。
『も、申し訳ございません!』
お客さんに謝り、あわててその場から離れる。何やってんだろ、あたし。

68 :兄妹 ◆KfPt6/22ro :2005/04/30(土) 04:32:35
>60
「『えっ…」』
二人同時に、驚きの声が出た。

(兄)
どちらも。確かに、こちらとしてはありがたい。さっきまでいがみ合ってたことだし、上手く鞘を納めることが出来る。
でも…、それでいいのだろうか?この人にとっては。紅茶もコーヒーも、決してタダじゃないんだ。
今まで何度となくサービスしといてこの人の場合だけ正規の料金取るのか、と思われてしまうかもしれない。
が、それとこれとは話が別だ。こっちも商売、サービスばかりでは到底やっていけない。
たまにはちゃんとお金貰わないといけない。それを考えると尚更、2つ飲ませるのはこの人に悪い気がする。
本当はどちらか片方(もしかしたら全く違うものを注文したのもしれなかったが)を飲む気だったのだろうし、
ただこちらがよく聞いていなかっただけなのに二倍の料金を払わせるのはあまりにも忍びない。
そうだ、さっきはどちらを頼んだつもりだったのかを聞いてみよう。僕も気になるし。
その後、本当に両方とも買ってくれるのか聞けばいいんだ。
(妹)
何それ。納得いかない納得いかない納得いかない。なんだかずっこけたような気持ち。
さっきのあたしたちの意地の張り合いはなんだったんだろう。この人に悪気はないにせよ、やり場のない憤りが生じる。
両方とも飲んでくれるのならこっちの利益が上がるしうれしいことはうれしいけど…、やっぱり、納得いかない。
そうだ、とりあえずさっき何を頼もうとしたのかだけでも聞いてみよう。たとえそれが紅茶じゃなくっても、
少なくともあたしのこの何ともいえないやるせない気持ちは消えるはず。消えなかったら困るけど。
紅茶だったら紅茶だったでお兄ちゃんに勝ったってこと、さんざんに自慢できちゃうし。

「『さっき頼んだのは、何だったんですか?」』
二人同時に、疑問の声が出た。

69 :◆KfPt6/22ro :2005/04/30(土) 04:33:59
>61
『いらっしゃいませ!一名様ですね!こちらへどうぞ!』
今度の客もまた当たり前のように案内する。今度は五番テーブル。あたし、この五番テーブルが一番好き。
他のテーブルに比べて窓に近いから、外がよく見える。近くに公園があるし、そこで遊ぶ子供たちを見ながら、
とかすごい気持ちいいじゃない。あたしがお客さんだったら、間違いなくこのテーブルを選ぶな。
それにしても、このお客さん、なんてかわいいんだろう。語尾に「お」。もうそれだけで、抱きつきたくなっちゃう。
『甘納豆とホット麦茶ですね!かしこまりました!』
かしこまりましたお、って言いたかったのは、少し内緒。ていうかかなり内緒。
厨房への帰りがけに、違うお客さんからあの人の名前を聞いた。だおだお、って言うんだって。結構有名みたい。
親しみを込めてだおちゃん、って呼びたい。だけどお客さんだし、それは心にしまっておく。
『お兄ちゃん!五番テーブル、甘納豆とホット麦茶だお!』
「あいよっ。…て、何その話し方」
『かわいいでしょ?』
全然、って言いたげな目でお兄ちゃんはこっちを見てくる。ダメだなこの人。そりゃモテないや。
「ほらよ。ホット麦茶はそこにあるから注いどいてくれ」
いつもながらお兄ちゃんの手際の良さには舌を巻いちゃう。何を注文されるのか分かってるとしか思えないぐらい。
お盆に乗せ、運ぶ。やばい、ホット麦茶なみなみと注ぎすぎちゃった。こぼれちゃいそう。
だけど無事、こぼすことなく運ぶことが出来た。安心安心。
『お待たせしましたお!』
あ、つい、言っちゃった。

70 :◆KfPt6/22ro :2005/04/30(土) 04:35:13
>62
妹はさっきらずっと五番テーブルの周りをウロウロしている。何をやってるんだろう。
『メインなしの定食作っといて。ライス大盛りで』
と、僕に伝えたのはついさっき。てんこ盛りご飯も味噌汁も用意した。漬け物も、煮物もばっちりだ。
しかし、妹はなかなか戻ってこない。これを運ぼうとしない。早くしろよ。冷めちゃうだろ。そう思い厨房から出た。
五番テーブルの客と一番テーブルの客の様子を交互に窺い、五番テーブルの客に話しかけようとしてまごつく。
不信かつ不審。僕が客だったらとっくに抗議してるかもしれない。怪しすぎる。
あ、話しかけるか、と思ったら話しかけない。イライラしてきた。落ち着きがないのは妹の特徴だが、これ程だったか?
数十秒後。やっと意を決したようすの妹が五番テーブルに声をかけた。その声はここまで聞こえてきた。
『あの、焼かれてもらえませんか?』
「はぁ?」
呆れの言動を口にしながら、不審そうな表情をしている客の前から妹の腕をつかみ、厨房まで引きずり込む。
「はー、はー、お、おま、何言ってんだ!」
もう、妹が分からない。
『だって、だってぇ〜、頼まれちゃったんだもん〜。う、うう、うぇぇぇん』
泣き出した妹をなだめるのに苦労した。なんでも、焼きだお定食なるものを頼まれてしまったらしい。
そしてあの五番テーブルに座っていた客こそが、その「だお」だと言うことらしい。
そんな注文を受けるなよ。それが僕の率直な感想だった。
「とりあえずさ、ちゃんと注文の撤回してもらわないと。頼んだのは一番テーブルだよな?」
首を縦に振る妹を確認した僕は、一番テーブルに向かった。
「申し訳ございませんお客様、当店では焼きだお定食は取り扱っておりませんので…」
なんか無性に僕も泣きたくなってくる。

71 :◆KfPt6/22ro :2005/04/30(土) 04:36:19
>63
『いらっしゃ…』
入ってきたのは、見るからに怪しい人物。ああダメだあたし、こういう人。生理的に受け付けない。
『こ、こちらにどうぞ〜』
とりあえず空いてたテーブルに座らせると、注文も聞かず一目散に厨房に戻る。
『お兄ちゃ〜ってまた寝てる』
一体この人はどれだけ寝れば気が済むのだろうか。いや、きっと時間が許す限り眠り続けるだろう。
「…ん、あ?何だっけ?」
寝付きのよさはのび太くん級だけど、寝起きのよさはのび太くんと正反対。要するに、寝付きも寝起きもすごくいい。
『あの人見てよぉ…あのスパイみたいな格好の人』
厨房から出てさっきの客を示す。やっぱり遠目から見ても怪しい。
「あの人がどうかしたのか?」
『どうかしたって…見るからに怪しいでしょ?さっきなんか水色に気をつけろ!とかよく分かんないこと言ってたし』
もう一つ、人名みたいなのにも気をつけろって言われたけどそれはよく思い出せない。
「で?何かされたのか?」
『いや、何もされてないけど…』
「なら店員としての勤めを果たしてこいよ。怪しい、ってだけで客を差別するのか?」
『それは、その…』
確かにお兄ちゃんの言動は正論だ。正論だけど、いや正論だからこそ、なんか…ムカつく。
『はぁい』
もう何を言ってもお兄ちゃんにあしらわれるだけ。あたしは水とおしぼりを持ってとぼとぼと注文を聞きに行った。

72 :◆KfPt6/22ro :2005/04/30(土) 04:37:21
>64
「今の、何だったんだろ…」
『さぁ?』
ついさっきのことだ。店の前に、戦艦のような…なんだかよくわからない、とにかくでかい、
乗り物…乗り物だったのだろうか、とにかくでかい何か変なものが止まった。正直、命の危険を感じた。
そして、変な男が出てきた。センスがあるとは思えない仮面をつけて。
店に入ってきて、軽く軽食をとって、すぐに帰っていった。「撤退」、だとか聞こえたが、別に危害は与えてないのに。
とにかく、たかが数分の出来事なのに、僕らの心にやけな印象づけたのは事実だ。
「畜生…元ネタ全然知らないってのに…」
僕は一人、つぶやいた。

73 :◆KfPt6/22ro :2005/04/30(土) 04:38:53
>65
なんか、おかしなお客さんだなぁ。あたしがこの男の人に抱いたのはそんな印象だった。注文の時。
注文、撤回、また注文の繰り返し。あたしは注文を紙に書いてるもんだから書き直しがめんどくさかった。
小さく舌打ちしたの、どうやら聞かれていなかったみたいで一安心たけど。
『サンドイッチとコーラですね、かしこまりました!』
注文を聞いて、すぐさま厨房に駆け戻る。お兄ちゃんは今回も絶対寝てる、と思ったら起きてた。
『えっとね、二番テーブルにサンドイッチ』
「あいよっ」
お兄ちゃんがサンドイッチを作ってる間に、あたしはコップにコーラを注ぐ。心持ち多めに。
一方お兄ちゃんは瞬く間にサンドイッチを作っていく。ここでもお兄ちゃんの神業炸裂。
右手でハムサンドを作ってる間に左手でツナサンドを作る、なんて行為は果たして人間にできるんだろうか。
しかもお兄ちゃんが片手で作るサンドイッチはあたしが両手で作るより綺麗というおまけ付き。有り得ない。
『って、お兄ちゃん!それはさみじゃがー!』
「うわ、しまった!」
最近はさみじゃがーばっかり作ってたから、はさみじゃがーが腕に染み着いちゃったんだろうか。
『お兄ちゃん』
「んんー?」
『挙動不審って何だかな、って思わない?』
「お前が言えるセリフじゃないと思うぞ。ほら、できた」
お兄ちゃんにサンドイッチを渡される。うん、間違いなくサンドイッチだ。はさみじゃがーじゃない。
お盆に乗せて持っていく。いつもの通り無事に運べるはずだった。なのに。
つるっ
『キャー!』
転んだ。それ以上言葉はいらない。お盆に乗っていたサンドイッチとコーラは宙を舞い…、お客さんにジャストミート。
あたしも無事じゃなかった。顔から床に激突しちゃったし、たぶん足もすりむいた。ヒリヒリ。痛い。
だけど自分のことを優先してちゃサービス業として失格。近くからタオルを持ってきて、お客さんを拭く。
『ごめんなさぁい…あ〜、シミになっちゃうよう…』
コーラでシミがつくのかよく分かんないけど、たぶんつくよね。どうしよう、あたしのせいで。
少し後、お兄ちゃんが来た。その目は、怒りと言うよりむしろ諦めが感じられた。それが逆に辛かった。
「大変申し訳ございません、クリーニング代はこちらで支払い致しますので…」
お兄ちゃんが冷静に事後処理に励んでるとき、あたしは膝に絆創膏を貼っていた。
自分がすっごく情けなくて、涙が出てきた。

74 :◆KfPt6/22ro :2005/04/30(土) 04:40:15
>66
『いらっしゃいま…』
カラン。
妹がいつも手に持っている注文票。プラスチックのでとめてある。多分それが落ちた音だろう。
妹が厨房に戻ってきた。放心状態。心ここにあらず、といったところ。いくら僕でも心配になる。
「ど、どうした?」
『熊が…』
「熊?」
『熊が、いるの…』
いつもなら冗談だと思っただろう。普通じゃ考えられないからだ。だけどこの妹の様子では、その可能性はなかった。
慌てて厨房から駆けだした。やっぱり心の奥底では信じられない僕がいる。だけど次の瞬間、信じざるを得なかった。
熊【くま】
@食肉目クマ科の哺乳類の総称。
それが今、僕の目の前にいる。蛇ににらまれた蛙のように、僕は動けなかった。動けるはずがなかった。
死んだふりを、とふと思った。だが思い出した。熊には死んだふりは効果がないことは証明されている。
逃げようとも何度も思った。だがこの先の厨房には妹がいる。妹は逃げられるのか?否。あいつにそんな運動神経ない。
刺激を与えないように…とどこかで聞いた。それを思い出した僕は、ただ静かにすることにした。警察に電話しつつ。
しかし、刺激を与えた客がいた。さっき妹に「怪しい」だの「スパイみたいな格好」だとか言われてた人だ。
熊はその男に近づき、そして…。
『お兄ちゃ…』
「来るな!」
こんな光景は、見せられない。捕食は自然の摂理とはいえこんな光景など…絶対、妹には。
だが僕にも刺激が強すぎる。意識が朦朧としてきた。倒れそうになったとき、どこからかサイレンが聞こえてきた──。
熊は、その場で捕まり、どこかへ運ばれていった。熊に食われたあの客は、どうやら死んでいなかったらしい。
この事件で僕は何より、自分の無力さを思い知った。こんなことで、大切な人が護れるのだろうか。
──さしあたっては妹を、護れるのだろうか。

75 :名無しになりきれ:2005/05/01(日) 16:19:23
妹ちゃん、僕まえから妹ちゃんのことを



あああ、、、やっぱり恥ずかしくって言えないよ

76 :名無しになりきれ:2005/05/01(日) 17:25:35
お兄様〜す・て・き♪

77 :名無しになりきれ:2005/05/01(日) 17:30:39
喫茶店賑わい上げ

78 :名無しになりきれ:2005/05/01(日) 17:33:38
賑わい上げ

79 :名無しになりきれ:2005/05/02(月) 07:28:03
妹ちゃんの笑顔が素敵だから来ちゃったの。

80 :名無しになりきれ:2005/05/02(月) 20:33:17
兄さますてきだわ

81 :ダンディーな方:2005/05/02(月) 22:06:59
珈琲がそこそこうまい店はここかね?
おい!君!珈琲をもらおうか。わしは熱いのは苦手だ。少しぬるめに頼む。

82 :◆KfPt6/22ro :2005/05/03(火) 00:28:59
>75
『いらっしゃいませ!ああこんにちは』
こうやって喫茶店を続けてると、当然何度も来る人、いわゆる常連客って人も現れてくる。
この人もそう。前から何度か来て、あたしのことを妹ちゃん、って呼んでる。
確かにあたしは妹だし、喫茶店名からしてもそう呼ばれることに違和感はないけど、
パッと見た感じあまりあたしと年齢離れてなさそうな人にそんな風に呼ばれるのもちょっと首を傾げたくなっちゃう。
『じゃ、こっちへどうぞ』
三番テーブルに誘導する。何度も見た人にはどんどん話しぶりが砕けていくのが自分でもわかる。直さないけど。
『で、ご注文は?』
いつも通り適当に何か頼むのかな、と思ったら、何故か口を開かない。神妙な面持ちでこちらを見つめている。
もう一度聞こうと思ったとき、この人が口を開いた。
──あたしは、昔から煮え切らない男はあまり好きじゃない。苛々しちゃうから。
そんなこと言ったらお兄ちゃんもその部類に入るんだけど…、お兄ちゃんはたまに思い切りがいいときもあるしね。
ともかくとして、煮え切らない、優柔不断な男ってのは総じてあたしには合わないな、って思うの。
つまり、今あたしの目の前にいるこの人、ね。
『…もー!途中で恥ずかしくなって言いやめるぐらいなら最初から言わなきゃいいじゃないですか!』
周りのお客さんは「またか」とでも言いかげな表情をしている。ここからは顔見えないけどお兄ちゃんもそうだろう。
何でもあたしの暴走はもう日常茶飯事化しているらしい。当然あたしは暴走中は我を忘れてるし、
なんであんなことしたんだろ、って後悔するのがいつも。この時もそうだった。
『気になっちゃうんですよ!何が言いたいのかとか!』
ていうかこのシチュエーションだったら何が言いたいのかなんてどんな鈍感でも気づくと思う。
だけどそれでも万が一、外れている場合を考えてあたしはそれを言わない。
『全くもう!ご注文は!?』
もう一度、聞く。

83 :◆KfPt6/22ro :2005/05/03(火) 00:30:26
>76
「や、いらっしゃい」
今日もこの客は来た。四番テーブルに。最近は毎日来てる気がする。常連がいるのは好ましいことだ。
しかもこの客は、どういう訳か僕に好意、とまではいかなくとも尊敬の念を抱いているようなのだ。どういう訳か。
もちろん人にそんな感情を抱かれているのは嬉しい。自慢したくもなる。しかしだ、この客は、幼い。
妹と同世代、いや妹よりも若いかもしれない。要するに、子供なのだ。
「ははは…じゃあステーキでも焼こうか?なんてね」
妹のようにわがままな子の相手ならばもう慣れているが、僕を慕っている子の相手となると…調子が狂う。
だから、「すてき」を受けてこんなとてつもなく寒い発言をしてしまう。デーブ・スペクターも真っ青だ。
注文を聞き、厨房にて料理。あちらは話しかけてくれる、場を持たせようとしてるのはわかるのだが…、
なにぶん僕は口数が少ない。会話が続かない。…こんな小さな子が気をきかせてしまう自分が情けない。
「はい、ストロベリーパフェ」
たまには頼まれたものと違うものを出してみた。常連客への感謝の意も込めて。
「サービスサービス。早く食べなよ」
一瞬驚いたような表情を見せた後、意を決したように食べ始める。すぐにとても幸そうな微笑みを見せてくれた。
「おいしい?」
返答を聞かなくても態度で分かる。料理人として、自分の作った料理で人に喜んでもらえるのが一番嬉しい。
みるみるうちに減っていくパフェ。それを眺めながらしばらくぼんやりとする。
それにしても、よく僕なんかをすてきなどと思えるものだ。仮に僕が二人いたら、きっと僕は僕を見下している。
蓼食う虫も好きずき、ということなのだろうか。あまり僕には理解はできないが。
「ここまで綺麗に食べてくれると本当に嬉しいなぁ」
空っぽになったグラスを、厨房に持ってゆく。グラスとスプーンが触れあうカチャ、との音が等間隔に響く。

84 :◆KfPt6/22ro :2005/05/03(火) 00:31:46
>77-78
『ま、確かに開店当初よりは客は減ってきたけどね』
「想定の範囲内?」
『あはは』
この界隈の喫茶店を賑わそうという運動があったらしく、どうやらどこの喫茶店にもこの人達は訪れたそうだ。
適当におもてなしをして帰った後、また暇になっちゃったので久しぶりに二人で話してた。
『だけど、お客さん少なくなったおかげで30日とか最初から最後までテレビで試合見ること出来たしね』
「山井と岡本が打ち込まれた試合?」
『そう!あれ絶対勝ち試合だったのにさ、あそこで山井が…』
妹の野球好き、特に中日好きは今に始まったことじゃない。野球好きだった父にすっかり感化されていたからだ。
巨人ファンの父と中日ファンの妹はよくそのことで衝突していた。僕は野球に興味がなかった。
父が死んでから、妹は野球の話を僕にするようになった。だからそれなりに知識はある。とはいえ野球に興味はない。
『…だからあの時…って聞いてる?』
「え?あぁ聞いてる聞いてる」
『嘘。絶対聞いてないでしょ』
「うん」
『普通そこで肯定するぅ?』
この幸せがいつまでも続くはずはない。でも少なくとも今、僕らは、幸せだった。
カランコロン。
『あ、お客さんだ。いらっしゃいませぇ!』
「いらっしゃいませー」
まだ、しばらくは、続きそうだけど。

85 :◆KfPt6/22ro :2005/05/03(火) 00:32:42
>79
「ですが残念でしたね。今妹は買い出しでいませんよ」
やはり妹は人気がある。多分この店に来る人の三割は妹目当てだろう。
兄としては嬉しい。妹に人気があることは。ましてや妹を好意的に思っている人がいるなど、もっと嬉しいことだ。
妹は、今中学で好きな人はいるのだろうか。恋人は、いるのだろうか。最近はそれを考えるようになった。
妹をとられたくない、なんて兄バカな気持ちはない。妹が幸せならば、相手が誰だろうとそれでいいと思っている。
一人前の女に成長した妹が純白の衣装に身を包んで僕に涙ながらに手紙を読んだりする光景を思い浮かべてみる。
それを思い浮かべるとついニヤニヤしてしまう、これもある種の兄バカだろうか。
「それにしても…」
まだ14歳という若さながら、妹は時折兄である僕すらハッとする美しさを見せる。
いや、今は14歳などアイドルとして十分デビュー出来る年齢だ。妹は歌が壊滅的なのでそんなことはないだろうが。
少なくとも顔がいいとは言えない僕とは全く似ていないため、兄妹と見られないこともある。
ま、似ていないのは当たり前なのだが。小さい頃からのアルバム、妹の一歳以前の写真はない。
「あなたも、妹を狙うならもっと入り浸ってくださいね」
思考を中断し、目の前の客に話しかける。
カランコロン。
妹が、帰ってきた。

86 :◆KfPt6/22ro :2005/05/03(火) 00:33:41
>80
『お生憎様。現在兄はトンカチ買いに行ってますから』
お生憎様でもなんでもないんだろうけど…、なんとなく強気に出たくなった自分がいた。
『…ま、すぐに帰ってきますけどね』
それにしても驚きだった。あのお兄ちゃんをすてきなどと言う人が居たことに。年齢などはともかくとして。
お兄ちゃんはイケメンというわけではない。家族からの贔屓目でみてもせいぜい普通ぐらいだ。
性格は暗いし、それでいて実は結構怒りっぽいし。悲観主義者で諦めは早くて…、マイナスのイメージに事欠かない。
こんなお兄ちゃんに好意的な感情を持つのは変人だ、とも思う。もちろんあたしは変人だけど。
『…』
当たり前のように四番テーブルに座るこの客。ここは厨房が見えるところだから、
お兄ちゃんと話そうという人ぐらいしか座らない。大抵はおじいさんだったりおじさんだったり。
それを、こんな客が座っているのに何か違和感がある。それと、多少のムカつき。
「うす。ただいま」
『わ!びっくりしたぁ。いつの間に』
気が付いたらがお兄ちゃん目の前に立ってた。音が鳴ったことにすら気が付かなかった。
「…あ、今日も来たんだ」
このお兄ちゃんの発言は、あたしに向けてじゃない。この客に向けて、だ。
あたしはお兄ちゃんの手から強引にトンカチ入りの袋を奪うと、その場から離れた。
『じゃ、お兄ちゃん。ごゆっくり』
お兄ちゃんが疑問の眼差しをこちらに向けている。ムカつきはさっきより増えた。

87 :◆KfPt6/22ro :2005/05/03(火) 00:35:00
>81
カランコロン。
『いらっしゃいませぇ!』
妹の声は今日も響く。すっとよく通る声だ。客が入る度に聞けるのでもう慣れているが、それでも心地よい。
『はい、コーヒーお一つ。ぬるめですか、かしこまりました!』
最近、妹はいちいち厨房に戻らなくていいような気さえもする。
声が聞こえるので、もう聞こえた時には既に作り始める──今回は淹れ始めるだが──ことができるからだ。
『お兄ちゃん、一番テーブル』
「コーヒー、ぬるめ」
『たとえ聞こえてても最後まで言わせてくれる?』
「へーへー。それにしてもぬるめか…。コーヒーはやっぱり熱くないと。アイスコーヒーじゃあるまいし」
『でもさ、これ頼んだお客さん、なんか凄いダンディーだったよ』
「ダンディー?だったら尚更ハードボイルドでないと」
『何その変なこだわり』
淹れ終わったが、しばらく置く。ぬるめ、と言われたから。冷ます。
『そういえばね、このお客さん、「珈琲がそこそこうまい店」だって聞いて来たらしいよ』
「だったら『珈琲がとてもうまい店』に認識を変えてもらわなきゃな」
『言うねぇ。美味いって言われたことあまりない癖に』
「ほっとけ。ほら出来た」
十分ぬるくなったコーヒーをカップに入れ、妹が手慣れた手つきで盆に乗せ運ぶ。
ついでに、ちょっと厨房から出て妹が言う「ダンディー」というのを確認してみた。
確かに、まごうことなくダンディーだった。

88 :名無しになりきれ:2005/05/03(火) 07:47:39
兄(アニー)&妹(マイ)

89 :名無しになりきれ:2005/05/03(火) 07:48:45
姉(アネッサ)VS弟(ダイ)

90 :◆j7coLoRPl6 :2005/05/03(火) 14:04:08
初夏特有の過ごしやすい気候が訪れて参りましたね…。
今日はいくらか暖かい日で御座います、マスターさん、アイスコーヒーをいただけますか?

91 :名無しになりきれ:2005/05/04(水) 13:06:20
オリキャラ板のスレッドを評価いたします
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1101610547/

611 :Karma ◆mRGYOQnWGM [sage] :2005/05/04(水) 10:05:35
>605
『〜ヨコハマ買出し紀行〜』
アフターヌーンで連載されている同名のマンガをモチーフにした喫茶店ですね
全体的にほのぼのまったりとした雰囲気で進行していきます
ココネさんとカフェアルファさんは他板での知り合いだそうで、
相乗効果も相まって、いろんな方達がやって来ます
一見すると馴れ合いにも観えるのですが、
第三者から観て面白いと思えるので、問題は無いと思います
カフェアルファさんが諸事情で入院してしまい、これからどうなるのでしょう?
私はこのスレの雰囲気が好きなので、頑張ってもらいたいと思います、期待スレ

『初老のマスターが接客致します』
此処のスレ主さんはとても博識で、接客というものを良く判ってると思います
客に対する対応も丁寧で、荒らしまがいに対する対応も穏便です
現存する喫茶店の中では、1、2を争う優良店です
最初の頃、不手際もあったようですが、
名無しさんの協力もあって、いい感じにまとまっています
もうすぐ完走、これからも頑張って下さい、良スレ

『Brother&Sister』
最近喫茶店が乱立しているようですね
再利用した方がいいと思うのは私だけでしょうか?
そんな世情の中で、この喫茶店は新しく建ちました
予想通りと云うか、なんと云うか、乱立に対する批判が集まってきます
ですが、SS形式のレス返しで上手く交わしていきます、此れは以外でした
しかし此れだと、内容がスレ主さんに依存してしまうのではないでしょうか?
名無しさんが短文傾向になり、スレ主さんの一人舞台になる、微妙スレ


92 :名無しになりきれ:2005/05/04(水) 13:07:55
612 :Karma ◆mRGYOQnWGM [sage] :2005/05/04(水) 10:34:58
>606
『憩いの喫茶店すてきち』
当初はキャラネタの方にあったスレのようですね
オリキャラネタ向きということで、こちらの板に移転してきました
実際、岩窟王を知ってる方はどのくらい居るのでしょう?
そんな経緯もあり、当初は荒れ気味でしたが、
スレ主さんの人徳のおかげか荒れは収まり、ゆっくりとスレは進行していきます
ただ、スレ主さんのレス返しは少し淡白すぎる気がします
無機質に、機械的にレス返しをしてるようにも思えます
スレ主さんが去った今、代理の方が今はレス返しをしています
完走を目指して頑張って下さい、微妙スレ

『カフェ』
詳しくは事情は知らないのですが、名無しの方が宣伝をしていたようですね?
その所為か、当初は人が集まり、忙しない流れでスレは進行していきます
荒らしまがいの名無しに、名無しが反応して、悪循環に陥っていきます
スレ主さんも最初はやる気があったようですが、
戻ってくると云ったきり、まるで音沙汰の無いまま、無責任だと思います
評価に困るスレですね、評価対象外


93 :名無しになりきれ:2005/05/04(水) 14:15:51
622 :Karma ◆mRGYOQnWGM [sage] :2005/05/04(水) 14:10:34
>607
『CAFE』
此処はいわゆる、ぼったくり店のようですね
普通の癒しを求める喫茶店とは違い、斬新です
ただ、やってるのか、やってないのかよく判らないスレです
普通の喫茶店に飽きたらどうぞ、いつも開店してるとは限りませんが

『ほがらか』
流れは穏やかに、ちっとも穏やかではありませんね
他の喫茶店とは違い、店員さんが多いです、多すぎる位に
その為、名無しさんに群がってるように見えます
雰囲気的には、悪く無いとは思うのですが………
麻雛さんの人徳に惹かれ、暮野さん、朝倉さん、リコリスさんが
この店を盛り立てていましたが、歯車が噛み合いません
コメントは控えます、酷評よりは叩きになってしまいそうなので
上手く歯車が噛み合えば良スレになったと思います、それだけに残念です

『三途の川辺のCafe』
喫茶店の中でも異色ですね、死んだ人(?)専門の喫茶店です
認知度、知名度が低い所為か、流行っているとはお世辞にも言えません
まあ、荒れるよりはマシでは無いのでしょうか?
どうなのでしょう?これからに期待したいと思います


94 :名無しになりきれ:2005/05/04(水) 20:11:45
にいさんにいさん!俺にいさんに恋しちゃったみたいなの☆

95 :名無しになりきれ:2005/05/04(水) 22:30:11
兄と書いてケイと読むの?アニーでいいの?

96 : ◆KfPt6/22ro :2005/05/05(木) 04:11:32
>89
喫茶店は時折戦場になる、ってことを知った。出来るならあまり知りたくなかったけど。
今日来たのは、仲の良さそうな姉弟。少なくとも店に入ってきた時はとても仲がよかった、ように見えた。

97 : ◆KfPt6/22ro :2005/05/05(木) 04:12:02
誤爆です

98 :名無しになりきれ:2005/05/05(木) 04:33:27
どうしたどうした

99 :◆KfPt6/22ro :2005/05/05(木) 05:36:57
>88,95
「確かに、訳あって本名は明かしてませんが…」
『アニーって女の人の名前だよね。ケイならなんとか男の人もあり得るかな?』
「さすがに僕の名前は兄とは書きませんよ。あくまで通称ですし」
『やだよね、こんな名前。ていうかその場合あたしが居なかったらどうしてたんだろ。一人っ子なのに兄?』
「…それやだなぁ」
『あたしの名前も、妹じゃないですしね』
「当たらずとも遠からず、ってとこじゃないか?」
『どこが。全然似てないじゃない』
訳あって、なんて意味深なことを言ってしまったが僕らが名前を明かしていないのに特に理由があるわけではない。
強いて言うならなんとなく、とでも言うしかないのではないだろうか。開店前、本当に他愛ない会話の中で、
『謎ある兄妹って、カッコ良くない?』
「はぁ?」
『たとえば、本名教えないとか…』
「はぁ」
うろ覚えだが、こんなノリで決まった記憶がする。要するに、特に何も意味はないのだ。
最初のうちは、僕も酔狂なことをしてしまったと思ったものだが、今ではなんか楽しくなっている。
しかし、これらの客のように僕らの名前そのものが兄と妹、とのように誤解する人が後を絶たない。
やはり名札に「兄」『妹』と書いてあるからだろうか。チェーン店でもあるまいし、名札など必要ないと思うのだが。
『あった方がいいよ』
こんな鶴の一声で採用決定。とりあえず、表向きは妹の方が権力があるみたいだ。

100 :◆KfPt6/22ro :2005/05/05(木) 05:37:59
>89
喫茶店は時折戦場になる、ってことを知った。出来るならあまり知りたくなかったけど。
今日来たのは、仲の良さそうな姉弟。少なくとも店に入ってきた時はとても仲がよかった、ように見えた。
だからいつものように注文を聞いて、いつものように厨房に戻って、いつものように料理を運ぶ。
それまでは全くいつも通りだったし、特に何もおかしなところはなかった、と思う。あたしに見落としがなければ。
戻ってきた。何かおかしかった。何かが割れる音?倒れる音?なんだか血なまぐさい…え?血?
急ぐ。走る必要があるような距離じゃないけど、小走りで。着いたその場は、まさに激戦区だった。
『…へ?』
あまりの予想外の光景に、我を忘れた。覚えているのは、聞こえる怒声、罵声、怒鳴り声。他の客がはやし立てる声も。
何も出来やしなかった。なぜ戦っているのか、全く検討もつかない。何言ってるのか聞いてみようとしたけど、不明。
言葉とは思えぬ言葉が飛び交ってた。やっと理解出来たのは、姉の名前と、弟の名前。でもそれ以外は、全く。
そのうち、あたしの中に一つの恐怖が顔を覗かせる。やめて。この喫茶店を、めちゃめちゃにしないで。
せっかく果たせた小さな頃からの夢なのに、せっかく掴んだ幸せなのに。やめて。やめて。お願い。
『…やめ
終焉も、やっぱり突然だった。あたしが制止の言葉を言いかけたときには、もうすべてが終わりに向かってた。
なぜ場が収まったのか、はよくわからない。ただ一瞬、お兄ちゃんの姿が見えた気がする。思わずその場にへたれ込む。
とにかく、さっきの人騒がせな姉弟はもうここにはいない。こちらとしてはもう何がなんだかわかんないけど。
『…訳わかんない』
立ち上がろうとして、失敗した。うわ、腰が抜けてる。

101 :◆KfPt6/22ro :2005/05/05(木) 05:39:01
>90
「いらっしゃいませ。アイスコーヒー、ですね」
僕はアイスコーヒーにはちょっとこだわってたりする。やっぱり、美味しいと言われたことは滅多にないが。
使う豆はいつもの、ホットコーヒーにも使ってる豆。一応アイスコーヒー用の豆も買ってあるけど、使ってない。
アイスコーヒーといえば、急冷。僕もそこにはこだわる。抽出したコーヒー液が、ダイレクトに氷に当たるように。
ちょっと匂いをかいでみる。うん、バッチリ。僕の人生でも五指に入るぐらい上手く淹れられた。…と、思う。
いつも最高傑作な気がするのは、あえて気のせいということにしておこう。
「…どうぞ」
四番テーブルは厨房に近いとはいえ、渡すのには厨房から出なくてはならない。ちょっと、面倒くさいのは内緒だ。
「確かに、最近暖かいですよね。まだこれぐらいなら許容範囲、むしろおっしゃるとおり過ごしやすいですが…」
一呼吸。
「僕は暑いのが大の苦手でして…。これからの梅雨、ひいては来る夏を想像すると…気が滅入ります」
暑いのが苦手、というのは昔からだ。寒いのはいい。寒いのは上に着ればある程度はなんとかなるから。
だけど暑いのは。脱いだってどうにもならない。いつも真夏になると、南半球に逃げたくなってしまう。
『あたしは暑さ大好きだよ』
「お前はいちいち話に参加しなくていいから」
いつの間にか現れた妹が話に割り込んできた。…と思いきや、また居なくなった。どうやら他の客に呼ばれたらしい。
「ま、夏なんてまだ先ですし、今から憂っても仕方ないんですけどね」
とりあえず今は、この中途半端な気候だ。窓を開けるには寒く、かといって締め切るには暑い。
「…アイスコーヒー、おかわりはどうですか?」
この位置からでは減っているかはわかりにくい。とりあえず、形式的に聞いてみる。

102 :◆KfPt6/22ro :2005/05/05(木) 05:40:02
>91-93
『…むぅー』
「何むくれてんの」
『だってさ、微妙だとか言われてさ、不快にならないはずがないじゃない』
「そうか?僕はそうは思わないけど」
『何で?』
「万人に良い評価をされるなんてあり得ないしさ、賛否両論はあって然るべきだと思うんだよ」
『そりゃね』
「この人がそう感じたならそりゃ仕方ないしさ、考えを改めてもらおうとも思わない。ただ…」
『ただ?』
「たとえ99人が非難したり批判したりするとしても、たった1人に認められるなら、僕はそれで十分なんだ」
『なんか大人なのか強情なのかよく分かんないね…。じゃあ支持者が1人も居なかったらどうすんの?』
「え?いや、まさかそんな…。そんなことないですよね?」
周りにいた客に、聞いてみた、が、反応はなかった。
『シーン』
「わざわざ効果音付けなくていいから。」
『じゃあ、ざわ…ざわ…の方がよかった?』
あえて無視。
「仮に、仮にだ、認めてくれる人が1人も居ない、ことがあるなら」
すこし息を吸う。
「潔く、退こうかなと。僕は、そう思うよ」
新しい客が入るとともに、新しい風がドアを通って店内に吹く。

103 :◆KfPt6/22ro :2005/05/05(木) 05:41:01
>94
「あ…そ…そうですか」
恋しちゃった、と言われても。初めての経験。これは事実上の告白だと見ていいのだろうか。
…え?僕は今何を考えた。告白?いや、あり得ない。少なくとも、僕には。自分のスペックは自分が一番分かってる。
そうか、きっと鯉しちゃったんだ。そうだ、そうに違いない。恋な訳がないんだから。うん。
苦しいことは自分でも分かっている。認めたくない自分がいる。告白されたのを認めない人間は居るんだろうか。
「…」
少し気持ちが落ち着いたところで、その客の顔を見た。いつもは失礼なので、客の顔をまじまじと見るなんてことはない。
しかし事が事なのでさすがに見ざるを得なかった。…僕が感じる限りでは、端正な顔立ちなのではないか、と思う。
しかし、中性的。女とも言えるし、男にも見える。さっき聞いた「俺」という一人称。男である可能性が沸々と。
先に行っておくが、僕は別に同性愛の趣味はない。異性愛にもそれほど興味はないが。
話がズレたか。とにかくだ、この客が女であろうと男であろうと、僕が導き出す答えは一つだ。
「…お気持ちは、ありがたいのですが…」
あくまでも客と店だ。それ以上になることはない、と思う。少なくとも、今はまだ。
「まだ僕は、そのお気持ちに応えることはできません。ですから…」
ごめんなさい、とは言い辛い。とはいえ接続詞で繋げてしまった以上、何か言葉を言わないと。
「とりあえず、コーヒー、サービスです」
違う客に出すはずだったコーヒーを出す。僕にできるのは、これぐらいしかないから。

104 :◆KfPt6/22ro :2005/05/05(木) 05:41:57
>98
僕はいつも通り、厨房で立ったまま寝ていた。妹がなかなか厨房に戻らないので。そのうち、ざわめきで目が覚めた。
また妹が暴走して、何か騒動を引き起こしたんだろう。いつものことだからなぁ。疲れたような顔で厨房から出た。
しかし、僕の予想は覆された。確かに妹が騒動を引き起こしていた。しかし暴走ではない。妹が…倒れていた。
「!?」
どうしたどうした、何があった、そんな客の声を聞きつつ、僕は妹の元へと向かった。
倒れた妹は、顔面蒼白、いかにも「ヤバい」状況だった。ネガティブな僕はすぐに最悪の状況が頭に浮かぶ。
こんなところで死なれたら、僕はどうすればいいんだ。なぁ、お願いだ、大事に至らないでくれよ。
──これ、ただの過労だよ。
救急車を呼ぼうとした僕に、客の1人が声をかけた。僕は危うく足首をひねるところだった。
とりあえず寝かせておけば、じきによくなるらしい。安堵のため息が、口から漏れた。
客に礼を告げ、とりあえず妹を奥に連れていこうとする。襲うなよ、なんて心ない客の一言。
「何言ってるんですか、"実の"妹ですよ」
嘘を言うとき、僕はついその箇所を強く発音してしまう。今、「実の」を強く発言した。誰でも不自然さが分かるほど。
妹が寝ていてくれて良かった。…いや、既に気が付いているかもしれないが。
妹をベッドに寝かせた後、とりあえず客に帰ってもらう。僕1人ではとてもじゃないが捌ききれない。
寝ている妹の横に座り、再びため息をつく。今回は安堵ではない。
『…お兄…ちゃん?』
妹が、目を覚ました。

105 :名無しになりきれ:2005/05/05(木) 21:15:18
妹の初めての相手は兄の悪友だった

106 :名無しになりきれ:2005/05/05(木) 21:19:09
>105
妹の初めてのセックスの相手は兄の悪友だった

107 :名無しになりきれ:2005/05/05(木) 21:20:25
そんなあからさまなこと恥ずかしくって描けないわ

108 :名無しになりきれ:2005/05/05(木) 21:25:26
>107
はっきりわかりやすく書かないと兄はごまかすんだYO!!
例)妹の初めての「けんか」相手は兄の悪友だった、とかになる
おっと、105や106の「妹」は当然この喫茶店の看板娘である>1に登場する妹だから
そこんとこ夜露死苦!!

109 :名無しになりきれ:2005/05/05(木) 21:30:21
メンドクサイので、全部読み飛ばした。

110 :名無しになりきれ:2005/05/05(木) 21:43:33
う〜ん甘いものがたべたいかな〜。おすすめのデザートは?

111 :名無しになりきれ:2005/05/05(木) 21:45:15
いちご味の妹

112 :主治医:2005/05/05(木) 23:03:34
>105-108
彼らは妄想癖がありまして…失礼いたしました。

113 :名無しになりきれ:2005/05/05(木) 23:05:10
兄の初めての相手は部活の先輩だった

114 :名無しになりきれ:2005/05/05(木) 23:09:11
>113
初めての何ですか?
肝心の部分が抜けてる

115 :◆KfPt6/22ro :2005/05/07(土) 02:33:23
>105-108>112
「だってさ」
『何よ』
「実際はどうなの?って」
『もしお兄ちゃんが信じるなら、悪いけど兄妹の縁切らせて貰いたいんだけど』
「やっぱり違うの?」
『当たり前でしょ!お医者さんだって妄想だとか言ってるんだから』
「いや、この人が、自分を医者だと思い込んでる妄想癖の持ち主かも知れない」
『…はぁ。ていうかどうしてそんなことを初めて会ったような客が知ってんのよ』
「いや、その悪友って人から伝わってきた可能性もあるかもよ?」
『お兄ちゃんに悪友なんて居た?高校のころ陰キャラだったのに』
「ダンス仲間は?」
『お兄ちゃんがダンスやってた中学の頃、あたしは何歳?』
「…九、十歳、ぐらいかな」
どうやら、全く根拠のない話のようだ。いや、今のご時世、十歳前後でも処女を捨てている人もいるかも知れないが…。
…妹はそんなに尻軽な女ではないし、その可能性もないだろう。推測ではあるが、半ば確信に近い。
一年前のあの日はどうだったか。暑さで我を忘れていたし、果たして妹にその証である鮮血があったかは思い出せない。
いや、今ではあの日のこと自体、記憶はおぼろげ、断片的になっている。まるで夢だったようにも思えてしまうが。
しかし、断片的な記憶があまりにもリアルすぎる。夢だ、と思いたいだけだろう、僕が。罪の意識から逃れたい僕が。
『でも確かに、初めてのけんか相手はお兄ちゃんの悪友だよね』
妹の突然の言葉に、深く入り込み始めていた思考を停止する。妹のけんかと言えば…、
「コージくん?」
『そ』
二人揃って思い出したのは、近所に住んでいた少年。しかし、それ以降の会話はない。
「仕事、しよ」
『うん』
若くして死んでしまった彼のことを考えると気が滅入る。僕らは再び仕事に戻った。

116 :◆KfPt6/22ro :2005/05/07(土) 02:34:26
>109
『そ、そうですか』
喫茶店をやってる以上、よく分からない客が結構来る。あたしも最初はビクついてたけど、最近は慣れた。
うちの店には分からない客が多いような気もするけど比べようもないし、こういうものなんだ、と自分に納得させてる。
だから繰り返しになるけど慣れた。流しておけば、特に気にすることにもならないし。不利益にならない迄はいいかな。
それに最近は、ちょっと観察をする余裕も出てきた。あたしの中の好奇心が、分からない客を見たがってる。
そして、この客もやっぱり分からない人だった。分厚い本を持ってきて、頭がいいのかな、なんて素人頭を働かせてた。
だけどいつもの通り水とおしぼり持って注文聞きにいったら、その人の分からなさが分かった。…ややこしいね。
本を一心不乱に読んでる、後ろからはそのように見えた。だけど前に回ってみたら違った。心の中に疑問符が浮かんだ。
そのお客さんは、本をもの凄い勢いで読み飛ばしていたんだから。
あたしが横に立ってるのを気づいたその客は、口元に笑みを浮かべながら、面倒くさいから読み飛ばした、と言った。
それに対する答えが、さっきの言葉。
注文を聞いてお兄ちゃんにそれを伝えた後も、しばらくはそのお客さんを観察してた。気になっちゃったから。
持ってたカバンから今度は違う本を取り出して、数ページ読んだところで、期待通り読み飛ばしてた。
一体、この人はなんのためにこんな本を持ってきたんだろ。読み飛ばすぐらいなら、最初から持たなきゃいいのにね。
お兄ちゃんに注文の品を渡され、あたしはいつも通り盆に乗せて運び、お客さんに渡した。
それでも、それ以降も、ついついそのお客さんを見ていた。なんか、印象に残っちゃうんだよね。

117 :◆KfPt6/22ro :2005/05/07(土) 02:35:22
>110
『おすすめのデザートですか…』
よく考えると、デザートに限らずこの喫茶店にはおすすめというものがない。コーヒーはおすすめとは言えないし。
お兄ちゃんがあまりにもソツなくこなしすぎてるからかなぁ。何でも作れる反面、何か飛び抜けて美味しいものもない。
『えーっと…』
考える。ていうか、やっぱりこういうのは作ってるお兄ちゃん本人に聞かないと。あたしが考えたって意味ないような。
『しょ、少々お待ち下さい』
お客さんに一声告げ、慌てて厨房に駆け戻る。
『お兄ちゃん、おすすめのデザートって何かある?』
「マンゴープリン」
『早!』
「杏仁豆腐とか、フルーツゼリーでもいいけどね」
この辺り、全部自家製。お兄ちゃんよく分からないところにこだわる。お兄ちゃんのデザート美味しいからいいけどね。
「ほら早く行けよ。お客さん待たせてんだろ?」
『う…うん。ありがとうお兄ちゃん』
「なぜそこで礼が必要なんだ」
それには答えず、さっきのお客さんのテーブルに舞い戻る。あまり待たせてはいないはず。
『お待たせいたしました。当店のおすすめデザートは、マンゴープリン、杏仁豆腐となっております』
言ってから、中華料理っぽいことに気づく。そういえばお兄ちゃんのバイト歴が一番長かったのが中華飯店だったっけ。
もう一つ、お兄ちゃんに言われた気がするけど慌ててたからよく覚えてないや。ま、この2つは間違いなく美味しいし。
『どうなさいますか?』
一呼吸置いて注文を聞くあたしの後ろで、今日も時計が時を刻んでいる。

118 :◆KfPt6/22ro :2005/05/07(土) 02:36:23
>111
「だってさ」
『何が』
「本当にいちご味?」
『グーで殴っていい?』
答える間もなく妹の右ストレートは僕の左頬に命中した。思わずのけぞる僕。畜生、こいつ強い。
慌てて体勢を立て直し、第二発に向けて身構えるが、どうやらその必要はなかったようだ。
「お前なぁ。聞いてるんならせめて答えさせろよ」
『うーるーさーい』
僕にそう言い捨てると、妹は違う客に頼まれていたいちごのムースを盆に乗せ、厨房から出ようとする。
やっぱり妹は怒りっぽい。僕も人のことは言えないが、もう少し温厚なところがあってもいいのに。
『余計なお世話』
「なぜ僕の考えていることが!」
『顔見ればわかるわよ』
悠々と厨房から出ていく妹。やっぱり、妹にはかなわない。
ガシャーン。
妹が厨房から出た直後。盛大な音がしたので、もう何が起きたのか想像が付きつつ厨房から出る。
やはり案の定、妹は転んでいた。どんな器用な転び方をしたのかわからないが、頭からいちごのムースを被っている。
「これぞ、いちご味の妹だな…」
思わず口に出してしまったが、周りから失笑が漏れる。スベってるのは分かったが、つられて笑いそうになって。
妹の冷えきった視線から、このまま笑い事では済まされなくなることを読みとり、急いで厨房へタオルを取りに行った。

119 :◆KfPt6/22ro :2005/05/07(土) 02:37:18
>113-114
『で?何の初めてが部活の先輩なの?』
「しかしそれ以前に、僕は大前提を満たしてない」
『…お兄ちゃん、部活入ってたっけ?』
「そういうこと。僕はずっと帰宅部だったしね」
『帰宅部の先輩?』
「何だよ、それ」
小学校時分から、持ち前の運動神経を買われていろんな運動部に誘われてはいた。しかし、面倒、の一言で断っていた。
お前が入ってくれれば廃部を免れる、と涙ながらに訴えられたこともある。ちょっとお人好しな僕は迷ったが、
やっぱり断った。インディアカ部には入りたくなかったから。ほかの部活だったら入っていたかもしれない。
閑話休題。とにかく、僕は全く部活をやっていなかったので、当然ながら初めての相手が部活の先輩のはずがない。
初めての相手、と来てやはり一番最初に浮かぶのは性行為のそれ、なのだろう。今のところ一度きりの経験のそれは、
既に何度も触れている。すなわち、一年前のあの日のことだ。あれが初めてであり、場合によっては最後かもしれない。
『なんだつまんない。お兄ちゃんの秘密が暴露されるかと思ったのに』
「そんな秘密持ってないっつうの」
ある。
『ええー。あるでしょ?一つぐらい』
「ないっての」
幾つも、ある。
だがその秘密はとても人前では明かせないものばかりだ。…むしろ、そんな人前で明かせない秘密を持っていない人間、
そんな人がいるんだろうか。いや、いるはずがないだろう。誰だって心に多かれ少なかれの秘密を持って生きている。
もちろん、僕だって。そしてこれからも。

120 :名無しになりきれ:2005/05/07(土) 10:43:19
兄の下駄箱の中には毎日たくさんのラブレターが入っていた


もちろん男子生徒からのものばかりだったのが

121 :名無しになりきれ:2005/05/07(土) 11:58:51
兄貴と呼んでいいっすか

122 :名無しになりきれ:2005/05/07(土) 12:50:53
とりあえず話しは西瓜割りが終わってからだ

123 :名無しになりきれ:2005/05/07(土) 23:14:39
では・・マンゴープリンを注文します。
あと、生クリームをたっぷり使ったデザートはありますか?
生クリームをたらふく食べたい気分なんだわ。


124 :名無しになりきれ:2005/05/08(日) 22:29:26
兄妹がいない

125 :怪盗ルパソ:2005/05/09(月) 02:35:08
しめしめ…
ここの店主鍵締め忘れてやがる…
じゃあ、レジのお金をいただきますか…


98、99、100…100万ペソか…ん?ちょっと待て…なんでこんな喫茶店に『ペソ』単位の金があるんだよ…
100万ペソじゃ日本円にしても大した価値はないじゃないか…やめだ…出直すか

126 :名無しになりきれ:2005/05/09(月) 15:43:06
妹め!兄はいただいた!!

127 :名無しになりきれ:2005/05/09(月) 20:39:59
おかわりーっ
…水の。

128 :Clette:2005/05/09(月) 20:44:40
「クレタ人は嘘つきだ」とクレタ人が言った。
さてこの場合、クレタ人は嘘つき?正直者?

129 :◆KfPt6/22ro :2005/05/10(火) 00:55:07
>120
「何で知ってるんですか…」
『え、本当の話?』
「あぁ、まぁ、うん。二年生の時な」
『てことは…』
「お前が考えてることとは 絶 対 違う。男子校ですらない、普通の共学だったしな」
『どーゆーこと?』
昔の話だ。
高校の時、僕は暗いキャラながらそれなりに普通の生活を送っていた。それほど目立つこともなく、
うまく埋没した学生だったと思う。高校の同級生で今も僕を覚えている奴が果たして何人いるだろうか。
しかし、ひょんなことから学校一(などといわれていた)美人の先輩と仲良くなっており、それはラッキーだった。
で、だ。その先輩は僕のげた箱をよく使っていた。教室の位置関係上、僕が使っていた土間の方が近かったそうで。
先輩は相当な遅刻の常習犯だったそうで、朝は一刻一秒を争っていたとか。確かに効率はよかったのかもしれないが。
そして、その光景を見て僕のげた箱を先輩のげた箱だと勘違いした一年生男子が、ラブレターを入れていた、という訳。
げた箱を開ける度に友人からはからかわれ、女子からは疑惑の目で見られていた。途中からは誰も気にしなくなったが。
先輩のげた箱にそれらを移し変えるのも、周りから好奇の視線が注がれた。やはり途中からは誰も気にしなくなったが。
あの先輩、今も息災だろうか。結婚した、だとか風の噂で聞いたが、どうなのだろう。相手はやはり高校時代の彼氏か。
『どーゆーこと?』
「説明するのめんどくさいから今度な」
『何よそれ!』
毎日に近い間隔で入っていたラブレター。結局僕宛のは一枚もなかった。

130 :◆KfPt6/22ro :2005/05/10(火) 00:55:55
>121
『いいっすよ!』
「何でお前が答えるんだ」
『だって断る理由もないでしょ?』
「…確かに」
『いいじゃんいいじゃん、身長高いし、筋肉質だし、まさに兄貴たる風格』
「心にもないことを言うでない」
『そうでもないよ?』
「はいはい」
『信じてないね?身長高いのも筋肉あるのも本当のことだしさ、思ってるって。…あぁでも風格は…ないかも…』
「な。あまりこんなこと肯定したくないが」
『でも、せっかくのお客さんの好意を無にするって言うの?』
「あ…うーん」
『呼んでくれる、って言ってるんだから呼んでもらってもいいじゃない』
「…てか、僕がいつ呼ばれたくないなんて言ったんだ?」
『そんな気がしたから』
…ふぅ。ま、呼ばれたからって特に抵抗はないし。ちょっと違和感はあるけど、別に兄貴と言われたって。
結論付け、客に向きな直る。
「てことで」
『いいっすよ!』
「何でお前が…」
以下、エンドレス。

131 :◆KfPt6/22ro :2005/05/10(火) 00:57:07
>122
『お兄ちゃん』
「何?」
『何って…もうツッコミたいところが山ほどありすぎて』
今、店内の机のほとんどが隅に追いやられている。いざどかしてみると、見慣れた店内もかなり広く思えてくる。
『ていうかさ、スイカ割りって真夏に浜辺とかでやるもんなんじゃないの?』
床の中央に、スイカが一つ、転がっている。まだ、スイカの季節には早いし、それほど食欲はそそられない。
「仕方ないだろ、お客様の要望だ。ほら、目隠しして」
夏になればスイカが恋しくなるんだろうな、と思いつつ、まだ不審の目で見ている妹にタオルを渡す。
『えっ…私がやるの?』
自分がやるとは思っていなかったらしい。しかし、妹がやらねば誰がやるというのか。
「当たり前だろ。ほら、早く」
『…分かったけど』
しぶしぶながらタオルで目隠しをする妹。このあたり、かなりノリがいい。とりあえずさっさとバットを渡す。
「ほら、まずバットを軸に十回回って。一回、二回…」
十回、数え終わったところで、妹はおぼつかない足取りでそろそろと歩きだした。
「よし!真っ直ぐ!あ、ちょっと左左!」
途中からは十回回ったことを忘れるほどするするとした歩みで僕の声に従い、無事スイカの前まで到達した。
いざ振り下ろす、と思った瞬間、妹の顔に悪魔のような笑みが浮かんだことを僕は見てしまった。
「お、おい!右!右だってば!」
妹は突如方向転換し、バットを構えながらのしのしと歩いてくる。床にあぐらをかいて座る、僕の元へ。
「だ、だから右!右!もしやお前見えてんの!?」
タオルが透けて見えているのか、もう確認するすべはない。妹は、既に僕の前でバットを振り上げているのだから。
目が隠れているのに、顔の下半分から、いや体全体から、歓喜の表情が受け取れた。そして、妹はバットを振り下ろす。
「ちょ、おま」
ガツン。
数分後目が覚めた時、妹は僕の横でスイカを貪っていた。行儀も何もあったもんじゃなく、口周りを思いっきり汚して。

132 :◆KfPt6/22ro :2005/05/10(火) 00:59:23
>123
『はい!マンゴープリンですね!かしこまりました!』
お兄ちゃんのマンゴープリン、二回食べたことあるけど、はっきり言って、プロ顔負けだと思う。
あ、一応プロだった。
『生クリームたっぷり使ったデザートですね!かしこまりました!』
これもお兄ちゃんに聞きに行こうかと思ったけど、何度も聞きに行くのも失礼だし、やめておく。
ま、お兄ちゃんのデザートならどんなのが出てもたいていおいしいと思うし。パティシエになれるよ、あの人。
『お兄ちゃん』
「ほれ、マンゴープリン」
『早!』
厨房に戻ったあたしを、いきなりマンゴープリンが出迎えた。この手際の良さどうにかしてほしい。たまにイラつく。
『あと、生クリームたっぷりのデザートってことだけど…』
お兄ちゃんのことだからきっととっくに聞こえてて、既に何を出そうか考えてるところだろう。
「ほい、これ」
一足飛び。何か言葉を発する暇もなくお兄ちゃんは冷凍庫から生クリームたっぷりのデザートを取り出したのだから。
「さっきちょっと暇だった時にさ、新メニュー考えてみようと思って作ってみた」
『ナイスタイミング、だった訳ね』
ものすごい早さで作ったのか、と思ったりしたが、さすがのお兄ちゃんでもわずか十数秒で作れるはずはなかった。
十数秒とはいえ、マンゴープリンを盛りつけるのにその大部分は使われているし。
『シューパフェ?』
「そう。いちごのシューパフェ」
ちょっとだけ品定めをしてみる。たしかに、生クリームはふんだんに使ってあるね。
『シュークリームの中は?』
「カスタードと生クリームで半々くらい」
『ふーん』
「素材が素材だし、まずくはならないと思うよ」
『あたしもそう思う』
それどころかむしろ、美味しい、ような気がする。
「試作品だし、これの値段はタダって言っといて」
『太っ腹だね。分かった』
溶けてしまっても困るので、言葉もそこそこに盆に乗せ、素早く踵を返す。
『お待たせいたしました!こちらマンゴープリンと』
マンゴープリンを置いた後、シューパフェをつかむ。ちょっと重たい。
『こちら生クリームたっぷり、とのご希望から、いちごのシューパフェになります』
重さからか、テーブルに乗せる時に少し大きな音がしたけど、料理には特に影響はなさそう。
『また、こちらのシューパフェはまだ試作段階のため、サービスとさせていただきます』
もう一度シューパフェを見てみる。あとでお兄ちゃんにあたしの分も作って貰おう。
『ご注文は以上ですね!ごゆっくりどうぞ!』

133 :名無しになりきれ:2005/05/10(火) 10:44:29
兄さんお姉ちゃん!わたし・・・実は貴方達の妹なんです

134 :名無しになりきれ:2005/05/10(火) 11:22:49
すまなかった兄妹よ。
おまえたち全員、俺の大切な妹たちだ!

そうとも、兄も妹も全部おれのいもうとなんだよ!

135 :名無しになりきれ:2005/05/10(火) 13:27:17
妹さんには是非体重60kgを超えて頂きたい

136 :Aya:2005/05/10(火) 20:20:29
readinng menus

braised sirloin of beef beaujolais

137 :名無しになりきれ:2005/05/12(木) 09:10:12
長文ショック

138 :ロッキー・バルボア:2005/05/13(金) 01:27:15
エイドリアン!!!
あら?エイドリアンはどこだ?…まあ、いいか

ここの喫茶はアルバイト募集してないか?
何でもする。金が必要なんだ

139 :名無しになりきれ:2005/05/17(火) 03:01:35
氷カフェってある?
抹茶風味のやつ希望ー

140 :名無しになりきれ:2005/05/18(水) 17:14:22
あのクオリティを毎日維持し続けるのは無理があったか

141 :名無しになりきれ:2005/05/18(水) 17:20:28
さてと、乗っ取るか!

142 :名無しになりきれ:2005/05/18(水) 17:29:49
兄妹こないなどうしたんだろうね?

143 :名無しになりきれ:2005/05/19(木) 18:38:20
兄がアク規制になり妹が毎晩泣くそんな夢芝居

144 :名無しになりきれ:2005/05/19(木) 19:19:18
男でいることに嫌気がさした兄が性転換の手術中なので妹が悩んでいた

145 :名無しになりきれ:2005/05/20(金) 20:20:39
保守

146 :名無しになりきれ:2005/05/20(金) 21:50:37
駄目な奴は 何をやっても 駄目

147 :名無しになりきれ:2005/05/23(月) 20:55:34
ショバ代おいてけ。
値段はコーヒーの味で決めるからよぉ。
何故かって?親父がコーヒー好きだからなあ。



148 :名無しになりきれ:2005/05/24(火) 02:10:59
コーヒー

149 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 20:24:56
アイス

150 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 20:28:11
兄妹もう逃げたから居ないよ。

151 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 20:53:04
誰か乗っ取れよ

152 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 21:15:25
乗っ取り期待上げ

153 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 22:42:27
乗っ取り期待上げ

154 :神風 虎龍 ◆xkqp5bDKDM :2005/05/28(土) 22:44:53
だぁーはっは!
今からここはおれ様がメイド勤める喫茶店だぁ!

155 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 22:46:49
よしお前にまかせた!

156 :神風 虎龍 ◆xkqp5bDKDM :2005/05/28(土) 22:47:40
>155








っていいのかよ!ヤター

157 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 22:48:16
イラネキエロ

158 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 22:49:47
誰でもいいって

159 :神風 虎龍 ◆xkqp5bDKDM :2005/05/28(土) 22:50:25
>157
だぁーはっはそういわれると俄然やる気が出てきたわ!
よし注文を聞こうか!

160 :神風 虎龍 ◆xkqp5bDKDM :2005/05/28(土) 22:52:33
>158










うわーんママン誰でもいいだって!誰でも良くて刺しちゃう時代ですから怖いよママ〜ン

161 :神風 虎龍 ◆xkqp5bDKDM :2005/05/28(土) 22:55:42
五種ジン様何なりとおもうしつけ下さいな

162 :神風 虎龍 ◆xkqp5bDKDM :2005/05/28(土) 22:59:06
コーヒーはコロンビア産のが入りました!









客いねぇぇぇぇぇ

163 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/05/28(土) 23:06:15
>150-153
『らしいよ』
「いや、らしいよって言われてもだな…」
ここにいる二人はスレの最初に仕切っていた兄妹ではない、別の兄妹である。
「あ、ナレーションなんだ。よかった、サトラレ方式じゃなくて」
『サトラレ方式ってどんな言い方よ…
 それで、やるの?喫茶店』
「いや、俺等じゃうまいコーヒー入れられねぇだろ…まだここにいる神風さんとかいう
 威勢のいい人の方がいいような気がするんだけど。コロンビア産だし」
『コーヒーメーカーあるから大丈夫だって。大丈夫、大丈夫』
「絶対バレると思うんだけどな、それ…」
『豆はオガワコーヒー産だよ!』
「それ、産地じゃねえよ」

164 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 23:11:01
>163
本人?

165 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 23:11:55
>163
おまいが乗っ取れ

166 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 23:13:36
悪性電波そっくりです

167 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/05/28(土) 23:14:20
>164
「うん、本人」
『長文になりきれてない長文って感じがするところが本人の証明ね』
「なんかvipperの書いた文章みたいなのな、ホント」
『3行以上は長文?』
「そう、3行以上は長文。…いや、俺は3行以上でも読むけどさ」
『あんまり設定練ってないから、そんなに突っ込まないであげてね?』

168 :神風 虎龍 ◆xkqp5bDKDM :2005/05/28(土) 23:15:14
ふんじゃあな
頑張れよ

169 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 23:19:16
>167
いいじゃん
やんなよ

>168
神風スレ立てたら?

170 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/05/28(土) 23:24:28
>165,169
『らしいよ』
「お前、さっきと一緒じゃねーか…」
『いや、乗っ取ろうと思ってるけどこれだけのクオリティが続くかどうか
 心配なんだろうなーって思って』
「そんなにクオリティ高くないじゃねーか」
『まあ、そうよね。10行も書いてないし』
「ただの会話ネタになってないか?」
『喫茶店として成立してればいいのよ』
「成立してるのか?これ…」

>166
『ショートコント 喫茶店』
「いや、勝手に始めるな」
『あそこのスレは見てるよ〜』
「まあ、そっくりかどうかは別として影響は受けてるかもな…」
『じゃあ改めまして、ショートコント 喫茶店』
「だから違うっての」

>168
「あ、帰って行った」
『お客さんお代!』
「いや、あれ客じゃないよ」
『じゃあ、神様です』
「…客じゃないって」
『じゃあ、殺人事件が起こったときに刑事さんが確かめるもの』
「脈じゃないって」
『つやのじ感なんこ、あゃじ』
「逆じゃないって」
『じゃあ、椅子』
「家具じゃないって…もういい加減苦しいだろ、諦めろよ」

171 :名無しになりきれ:2005/05/28(土) 23:45:51
まだ1ヶ月も経ってないのに乗っ取るのはな…
数週間に一回現れる、なんてコテもいるっちゃいるし

172 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/05/28(土) 23:49:14
>171
『空気が不穏な感じになってきたから、やってみてるだけ』
「そうそう、あくまで仮営業だ」
『そもそも、あの兄妹にかなうわけないしね』
「ってか、完璧に負けだからね」
『早く帰ってきてほしいなぁ、あの兄妹。
 …妹も私より綺麗だし』
「あああの子は可愛かった!あの子は可愛かったよ!」
『…お兄ちゃん、女性の話しする時だけテンション上がるよね』

173 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/05/29(日) 23:49:16
『あれっ?お客さんが来ないよ!』
「『あれっ』じゃねえよ。告知も何もしてないじゃねーか。
 そもそもまだ1日しか経ってないし。」
『じゃあ、とりあえずageとく?』
「うん。荒らしにならない程度に」
『目を付けられない程度に、ね』
「確かに1ヶ月しか経ってないのに乗っ取るのはどうかとは思うんだけどなー…」
『だから、仮営業。でしょ?』
「そうそう、仮営業。ジャンプで言うとこの代原。」
『じゃあ、サンデーで言うとこの…』
「一緒だよ。代原だろ」
『じゃあ、チャンピオンで…』
「地味だな。代原だろ」

174 :名無しになりきれ:2005/06/01(水) 14:34:38
兄妹どこいったんだよ?

175 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/06/01(水) 23:34:22
>174
『いらっしゃいませ』
「ようこそ、喫茶《Brother&Sister》へ。
 このコーヒーはサービスだから、落ち着いて飲んでほしい。」
『うん、『代理』なんだ、ごめんねお客さん。
 仏の顔もって言うしね、乗っ取りをしようとも思ってないの。』
「でも、この店名を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
 『期待感』を感じてくれたと思う…」
『殺伐としたキャラ降臨待ちで、そういう『ときめき』みたいなものを
 忘れないでほしい、そう思って、代理をやってるんだ。』
「『じゃあ、注文を聞こうか。』」

『…そんな台本はいらん』
「ああっ!ちょっと、燃やすことないでしょ!?」

176 :名無しになりきれ:2005/06/01(水) 23:36:19
代理を称してても結局乗っ取るんでしょ?
少なくともこの状況で前の兄妹が帰ってこようと思えるだろうか

177 :名無しになりきれ:2005/06/01(水) 23:37:09
ここは第二の菊乃スレになりますた

178 :名無しになりきれ:2005/06/01(水) 23:39:00
前の状態で帰って来る保障もないがな

179 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/06/01(水) 23:43:25
>176
『…まあ、それはそうなんだけど』
「帰ってくればいいんですけどねぇ」
『コスプレ苦手だし』
「コスプレは関係ないだろ…じゃあ普通の格好で注文取れよ」
『あー、でもこうしないと雰囲気でないし』
「俺としてはどっちでもいいよ、割と」

>177
『菊乃?誰ですか、それ?』
「さあ。誰かはわからないけど、たぶん悪い人なんだろう」
『悪い人っ?じゃあ、私の必殺 セクシービームで』
「出ないだろ」
『出るよ!セクシービーム。』
「出る出ない以前に古いし、今は小栗君がビーム独占してるじゃないか」
『微妙な時事ネタ…そっちの方が中途半端に古いもん!』

>178
「まあ、キャラ定まって無いから、割と帰ってきて欲しい感があるけど」
『帰ってきたらすごい勢いでバトンタッチするから、よろしくね』

180 :名無しになりきれ:2005/06/01(水) 23:43:58
帰ってくる確率が1%→0%になる訳だ。
この変化をどう取るか、と。

一応他のスレ見てみると一か月以上放置したスレに戻ってくる、というコテも居ないとは言えないからね

181 :名無しになりきれ:2005/06/01(水) 23:46:49









               チ キ ン 霊 乙








182 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/06/02(木) 00:02:10
>180
『あー、そんなにイヤなら放置しますけど?』
「うん、執着無いしね。ヘタだし」
『今、どんどん食い付いてきてますから』
「でも釣りじゃないからねぇ」
『うん、マジでだからねぇ…』

>181
『おにいちゃん、たいへんだよーっ!
 いままで食べたとりさんの霊がおそってくる、おそってくるよーっ!』
「突然キャラ変えるのやめろ!鳥肌立つだろ!」
『センタンチョコバリのCM見ても鳥肌立つの?』
「初見だったらあれは立つよ!立たない人いないだろ!」
『で、チキン霊って何?』
「さあ。よくわからないけど勝手に俺等がチキン霊だと認識されてるな」
『それはヤバいね』
「…お前、ちゃんとキャラ定めろよ」

183 :名無しになりきれ:2005/06/02(木) 00:03:27
またするうかよ

184 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/06/02(木) 00:16:26
>183
『スルーッスよ。この雰囲気じゃしょうがないっスよ。』
「だからお前、キャラ定めろよ…」
『まあ、どのレスを蹴っちゃってたかはわかりませんけど』
「まあ、元気出して。パフェでも奢るから」
『…甘い物食べたい気分じゃないと思うけどな』
「サンドイッチか?ああ、でもうちイチゴしか置いてないよ」
『なんで甘味処みたいなラインナップなのよ』
「いや、もう季節柄いいかげん違うデザートにしたいとは思ってるんだけど」

185 :名無しになりきれ:2005/06/02(木) 02:28:40
幽霊喫茶

186 :名無しになりきれ:2005/06/02(木) 03:27:00
幽霊スレ埋まっちゃったね
でも私はきくのんのこと応援してるから頑張ってくだしい

187 :名無しになりきれ:2005/06/02(木) 20:12:56
きくのん店長まだ〜?

188 :名無しになりきれ:2005/06/02(木) 21:24:08
ごめなさい、マジで幽霊スレとは無関係の人なんですか?

189 :名無しになりきれ:2005/06/02(木) 21:24:51
関係があるなんて言うわけがないと思う

190 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/06/02(木) 23:29:54
>185-189
『関係無いです』
「ホントに関係ないからなぁ…存在すら知らなかったし。
 ログ見てきたけど、例の幽霊喫茶? すげえ荒れてたよ」
『そりゃ幽霊は荒れたところに出るものだからねぇ』
「うまいこと言った、みたいな顔するなよ。言ってないし」

191 :名無しになりきれ:2005/06/03(金) 13:12:25
(;0w0)ウゾダドンドコドーン!

192 :名無しになりきれ:2005/06/03(金) 13:26:12
AGE晒し

193 :名無しになりきれ:2005/06/03(金) 20:58:19
コーヒーくれ

194 :名無しになりきれ:2005/06/03(金) 21:25:25
ふたご姫かもん

195 :名無しになりきれ:2005/06/04(土) 01:29:32
【アルバイト大募集】
職種:フロアスタッフ
資格:18才以上で接客がとにかく大好きな方、笑顔が素敵な方(経験者優遇)
勤務日数:週4日以上
時給は要相談。
気軽に応募して下さい

喫茶《Brother&Sister》 店主

196 :むー:2005/06/04(土) 03:23:29
募集広告見ましたー♪
ここのマスターは何時頃いらっしゃいますか?
こないと…勝手に働いちゃうぞ♪

197 :名無しになりきれ:2005/06/04(土) 11:57:20
ルシアがここの店主になればいい。
革命喫茶w

198 :瑠詩亜 ◆r8x2X/LZ6A :2005/06/04(土) 12:55:06
>197
俺も、ネタだろうと何だろうと期待された以上は良いモン見せるつもりはあるぜ
けど、俺が別コテでやるならともかく、この俺瑠詩亜に茶店を経営しろだと?
それは無理があるから、そのチキン霊もどきに任せてとけ
いつか機会があったら、茶店スレを立てるのも悪くないな
紅葉サンはそろそろ定年退職の時間が迫ってるしよ

199 :名無しになりきれ:2005/06/04(土) 16:58:33
【喫茶店スタッフ募集】
接客業なので元気のある方大募集
職種:A)店長1名・B)フロアスタッフ数名
資格:A)年令不問・一般常識のある方(経験者優遇・未経験者歓迎)
B)18才以上の男女(経験者優遇・未経験者歓迎)
応募方法:喫茶《Brother&Sister》へアクセス下さい。
喫茶《Brother&Sister》オーナー…?

200 ::2005/06/05(日) 10:38:03
妹さーん、おにいさーん、どこですかー。早く戻ってきてくださーい

201 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 15:48:28
オーナー?「困った…このままでは潰れてしまう…。なぜだれもこないのか…。募集してるのに…。グスン。シクシク」



202 : ◆KfPt6/22ro :2005/06/05(日) 16:43:20
…。

203 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 17:10:21
>202
おかえりあげ!

204 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 17:12:00
>202
無視して始めとけ
まあ留守を預かってくれてありがとうぐらいは言った方がいいかもしれんが
気にすることなく続けるんだ

205 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 17:14:30
そーだそーだ! この下からレス開始汁か?

206 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 17:16:32
でもここのよさはひとつのレスに膨大な行数でレス返すのが味だからな〜
がんがってレスするのもいいかもな?

207 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 18:19:15
おかえりなさい。入院してたのか。だいじょうぶ?
がんがって下さい。

208 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 19:45:30
好きな所からレス返せばいいとオモ

209 :65(仮) ◆HWohjlaGqQ :2005/06/05(日) 19:51:37
『あっ、帰ってきた!』
「あ、ホントだー。」
『ちょうどよくわからないコテと同一人物と認定されて
 出にくくなったからレスを控えてるとこだったんでよかったー!』
「留守番してる意味ねぇな、全く」
『まぁ なんだかんだでそんな感じなんで
 勝手に留守中返しちゃってすみませんでした!』
「ホント、すみません。ホント。」
『すみません、ここで切腹しますz』
「うん、俺も…」

210 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 20:06:47
>ちょうどよくわからないコテと同一人物と認定されて
復讐鬼のレスより辛辣wwwwwwwww

211 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 20:11:01
>210
ワロwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
きくのんと違ってつまらない糞乗っ取りコテのくせしてよくわからないコテだなんてワロwwwwwwwwwwwwwwwwwww

212 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 20:45:29
>209
俺はお前のノリとレス好きだよ
まあ、乗っ取りもほどほどにな
今、菊乃って乗っ取り荒らしが話題になってるから

213 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 21:18:04
がんがって下さい。がんがって下さい。


214 :名無しになりきれ:2005/06/05(日) 22:17:41
コーヒーください

215 :名無しになりきれ:2005/06/06(月) 00:05:10
兄妹帰還期待age

216 :名無しになりきれ:2005/06/06(月) 01:22:13
兄妹帰還期待age

217 :◆KfPt6/22ro :2005/06/06(月) 01:49:55
>203-208>215
「どうも、約一ヶ月の間、大変なご迷惑をおかけしまして…」
『本当にごめんなさい。全部お兄ちゃんが悪いんです』
「…確かに僕のせいだけどさ…もう少し言い方ってものが…」
どうでもいいような僕ら兄妹の会話。それを見て苦笑を浮かべたりするお客様達。
ありふれた、それでいてかけがえのないもの。懐かしさも仄めく居心地のいい時間。
あぁ、僕らは、ここに、帰ってきたんだな。…少し遅すぎるきらいもあるけど。
『お兄ちゃんがドジすぎるんですよー』
一時閉店の理由を聞かれ、少しにやけながら妹が答える。確かに、あれは僕が馬鹿だった。
歩道橋から、落っこちるなんて。
よく生きていたものだ。普通は死ぬだろう。歩道橋の下は車が絶えず通る道路だし…。まさに九死に一生を得ていた。
しかし重傷には変わりない。病院にかつぎ込まれたときは重体だったそうだが、あいにく記憶はない。当たり前だが。
まだ義務教育である妹一人ではこの店をやっていくなど到底無理な話だったし、結果的に休業することと相成った。
しかし、こんなゴタゴタがあったせいで常連の人に連絡ができなかったのは口惜しい。
夜逃げした、と邪推されていたとも聞く。…一応夜逃げの危機に瀕してはいたのだが。治療代の関係で。
僕らは保険料を払っていない。開店前に色々切羽詰まっており、泣く泣く保険料未納を決めたのだ。
よって、治療代がとんでもなくバカにならない。実際、払えなかった。僕らの所持金では。
仕方なく使ったのは、もしもの時のため、と残しておいた父の遺産。今回の入院で底をついてしまったが。
『全く、本当に苦労しましたよー』
「だからお前には感謝してるってば。それにみなさんも、心配をおかけしてすみませんでした」
それにしても、負い目ができてしまった。数日間は妹に頭が上がらないかも。
「とりあえず、今日明日はメニュー全品半額です」
『タダじゃないの?』
「いや…さすがにそれはちょっと…」
『ってことで半額ですよお客さん!じゃんじゃん頼んじゃってください!』
メニューを取り始める妹を一瞥すると、僕は厨房に戻った。
このオーブン。この鍋。懐かしい。一ヶ月も会わないだけでこれだけ懐かしさを感じられるものなのだろうか。
これだけ懐かしいと、つい眠くな…って…
『復帰早々立ったまま寝!?』
妹に蹴られた。この習慣も、久しぶり。

218 :◆KfPt6/22ro :2005/06/06(月) 01:50:52
>209
まだ浮かれていたので帰ってきてすぐには気づかなかったが、よくよく見てみると妙なことに気づく。
一ヶ月空けていたわりには、妙に店内が綺麗なのだ。あまり埃も積もっていないし、食器も洗った形跡がある。
この奇妙なことに少し不安になったが、その理由は次に来た客によりすぐに分かることとなった。
僕らが居なかった時に、代わりに店をやってくれた人達が居たそうなのだ。偶然にも僕らと同じ兄妹だったそうだが。
そしてその人達が今、店に訪れている。コーヒーを二杯持って、二人でお礼を言いに行く。
『どうもありがとうございました!』
渡しに行った客は…僕らとあまり年の変わらない、若い兄妹だった。
「謝ることはありませんよ。無断で空けた僕らが悪いんですから」
『主にお兄ちゃんがね!ていうかハラキリ?ハラキリハラキリ?』
「少し黙ってろ」
しばしの談笑。年齢も近いし、盛り上がった…と思いたいが。他の客もいるので、話を切り上げる。
「では。本当にありがとうございました。謝りたいのはこっちですよ。本当」
『そうそう!ていうかぶっちゃけ余計なお』
ガス!
僕の渾身の鉄拳を妹の脇腹に喰らわせた。角度から、殴ったところは客二人には見えていないはずだ。
訝しげな表情の二人に笑顔を見せながら妹の首根っこをつかんで厨房まで連れて行った。

219 :◆KfPt6/22ro :2005/06/06(月) 01:52:04
>214
カランコロン。
『いらっしゃいませぇ!』
妹の声は今日も響く。一ヶ月ぶりでも、いや一ヶ月ぶりだからこそだろうか、今日も今日とてよく響く。
『はい!コーヒーですね!かしこまりました!』
「コーヒーか…」
聞こえてきた妹の声に呼応するように小さく呟くと、戸棚のコーヒー豆を探す。あれ?見つからない。
おかしい。いつもここに入れておいたはずなのに。僕は神経質な方だから、ここ以外には入れない。
つまり、ここにないならすなわちどこにもないということ。何故?一ヶ月前はあったじゃないか。
あの豆は結構高級品だし、もしかしたらあの二人が…いやダメだダメだ、人をそう簡単に疑ってなるものか。
しかし、豆がないという事実は僕に、とても確実にプレッシャーを与えてくる。どうしよう。どうすれば。どうしたら。
『お兄ちゃん…どうしたの?』
いつの間にか厨房まで来ていた妹に心配そうに聞かれる。後から聞いた話だが、僕は泣きそうな顔をしていたらしい。
「注文はコーヒーだろ?豆が…豆が見つからないんだ…どうしよう…」
『ここに置いてあるの、豆って言わないの?』
「えっ?」
調理台の上に置いてある袋入りの豆。はたと気づく。そういえばさっき二人分のコーヒーを淹れたじゃないか。
僕は健忘症なのだろうか。そんなことを忘れてしまったなんて。少し笑い事じゃ済まされない。
とにかく、コーヒーを淹れ始める。妹は僕を軽蔑しきった、冷めた目で見ている。もうその視線には慣れたさ。
「はい、出来たよ」
淹れ終わってカップに注いだ妹を見送ると、戸棚のチェックを始めた。位置の把握のために。
「あ!スプーン付けるの忘れてた!」
コーヒーと一緒に出さなくてはいけない小さいスプーン。それを忘れていたのに気づき慌てて妹の後を追う。

220 :名無しになりきれ:2005/06/06(月) 01:52:05
そう思うならレス返せ、短文でいいから

221 :会社員:2005/06/06(月) 02:23:26
退院おめでとう。
さっそくで申し訳ないが、うまいコーヒーをたのむ。ふぅっ、今日も残業で疲れたよ。

222 :名無しになりきれ:2005/06/06(月) 02:39:13
おかえりー!
兄入院中、妹さんとはよろしくさせてもらったよ、フフフ…
楽しかったね。

223 :イケメン ◆IKEMENvgOk :2005/06/07(火) 21:52:39
レモンティーを頼む

224 :名無しになりきれ:2005/06/08(水) 14:48:00
やだぽ

225 :名無しになりきれ:2005/06/08(水) 20:28:55
妹は腐女子

226 :会社員:2005/06/08(水) 22:44:08
やぁ、今日もよらせてもらったよ。
こんな時間だが食事をたのむ。そうだな…、和食がいいな。あるかな?

227 :名無しになりきれ:2005/06/09(木) 17:00:24
ない

228 :名無しになりきれ:2005/06/09(木) 17:06:57
っていうじゃな〜い♪

229 :名無しになりきれ:2005/06/09(木) 17:08:10
菊乃かえってこーい!

230 :会社員:2005/06/09(木) 23:31:34
…そうか、和食は売り切れか。ま、こんな時間では無いのも仕方がない。
そうだな、じゃあコーヒーとサンドイッチはたのめるかな?

231 :名無しになりきれ:2005/06/12(日) 05:51:08
むりぽ

232 :会社員:2005/06/13(月) 23:36:55
オナカヘッタ‥ナニカタベタイ‥orz

233 :名無しになりきれ:2005/06/20(月) 03:06:05
むりぽ

234 :名無しになりきれ:2005/06/20(月) 16:01:44
すぽぽーん。

235 :名無しになりきれ:2005/06/21(火) 22:42:04
妹さーん元気ですかー?
お兄ちゃんはまた入院したの?
お店早く再開してくださいね。
つ【お見舞い品】

236 :名無しになりきれ:2005/06/23(木) 22:51:21
コーヒー

237 :名無しになりきれ:2005/06/24(金) 04:04:52
お兄さんは大丈夫かね?


238 :名無しになりきれ:2005/06/25(土) 23:20:55
兄さん!

239 :名無しになりきれ:2005/06/26(日) 01:58:01
兄さん!

240 :スマイル(ハロウィンver.):2005/06/26(日) 02:08:06
だんだん廃墟と化してるヨ
だからボクがここに入れたんダ
忙しいのか何だか知らないケド…まあ、また気が向いたら帰って来るヨ

241 :!?:2005/06/26(日) 20:25:20
『兄よ!もまえはもう死んでいる。』
「な!もれはし、びひ、ひ・で・ぶ━━━━━━━!!!」

242 :名無しになりきれ:2005/06/27(月) 21:32:03
兄は燃え尽きた

243 :名無しになりきれ:2005/06/27(月) 21:55:28
>>241
兄弟喧嘩激しすぎWWW
妹さんは北斗神拳の使い手!?WWW

244 :名無しになりきれ:2005/06/29(水) 23:52:43
立つんだ兄!

245 :名無しになりきれ:2005/06/30(木) 00:07:35
立て!立つんだ!兄よ、たのむ、立ってくれ!おねがいだーーーーーーーー!!

246 :名無しになりきれ:2005/07/01(金) 22:41:25
兄は入院中WWW
てか、すでに瀕死状態WWW

247 :名無しになりきれ:2005/07/01(金) 23:06:56
マジ!?

248 :名無しになりきれ:2005/07/01(金) 23:13:00
はやくだれかたすけろ!

249 :名無しになりきれ:2005/07/02(土) 00:14:31
兄よ、もどれ!

250 :名無しになりきれ:2005/07/02(土) 03:16:03
250!

251 :名無しになりきれ:2005/07/03(日) 00:51:22
だれかいますか?

252 :名無しになりきれ:2005/07/03(日) 00:52:16
 

253 :妹(の友人):2005/07/03(日) 01:13:00
おーい、手伝いにきたよー。いるー?
いないのー?
勝手に掃除しちゃうよー
パタパタ、キュッキュッ。ゴシゴシ…ゴシゴシ…。〜◆カサカサ…
ぎゃ!ゴキブリ!?!
も〜!ここの主人は何やってんのよ〜

254 :名無しになりきれ:2005/07/05(火) 13:16:59
妹の友人さんこの店乗っ取ってよ

255 :妹(の友人):2005/07/05(火) 20:02:57
喫茶店の留守番…うーん…やっぱり無理かな。知識ないし。
でも、結構好きなんだよねこのスレ。(妹さんのキャラが好き。)


256 :妹(の友人):2005/07/06(水) 09:48:29
遊びにきたよー。あ、これお土産。
つ【東京銘菓ひよこ饅頭】
この皮の部分が好きなんだよね〜♪

257 :名無しになりきれ:2005/07/07(木) 00:21:23
ひよこ饅頭うまかったよ

258 :名無しになりきれ:2005/07/07(木) 00:34:27
最近喫茶店が多いな
フルートは…だったけど

259 :名無しになりきれ:2005/07/07(木) 00:45:08
俺も饅頭くれ

260 :名無しになりきれ:2005/07/07(木) 00:52:27
兄、妹はまだか?俺にも饅頭くれ!

261 :妹(の友人):2005/07/07(木) 01:34:15
>>257
あ!お饅頭、食べてくれたんだうれしいな♪
>>258
喫茶店て何かいいよねー。マターリ出来て♪
>>259>>260
お饅頭食べてってね。はいどーぞ。
みんなで一緒にマターリ待ちましょ♪ではまたくるよ。さらばー。

262 :名無しになりきれ:2005/07/07(木) 01:36:25
友人たん萌え

263 :妹(の友人):2005/07/11(月) 03:20:22
なんか寝れないから来てみた。
あー…でも寝ておかないと朝眠くなるし、まずいなぁ〜。
ホットミルクでも飲んで寝よう…。

264 :名無しになりきれ:2005/07/11(月) 03:29:00
>263
これでも飲んでおやすみなさいな つc□~

265 :妹(の友人):2005/07/11(月) 10:11:56
>>264
ありがとー。うれしいな。いただきます♪


266 :名無しになりきれ:2005/07/14(木) 19:43:01
友人年いくつ?

267 :妹(の友人):2005/07/14(木) 22:25:42
>>266
あー…。女の子に年齢聞くなんて失礼だぞー♪
ふっふっふ、詳細は秘密だよーん♪
20代前半…とだけ書いとくよ。あとは…想像におまかせ♪


268 :名無しになりきれ:2005/07/19(火) 15:58:27
何やってる人?

269 :妹(の友人):2005/07/20(水) 01:34:24
こんばんわ…っと♪
>>268さんは何してる人かな?
ん?私は社会人よん♪いわゆるOLてやつかな。
意外と疲れるのよ〜♪


270 :名無しになりきれ:2005/07/27(水) 15:55:51
ある日突然朝起きたら兄が姉になってしまってたらしいね。
すばらしい

271 :名無しになりきれ:2005/08/04(木) 18:02:51
ほしゅ

272 :名無しになりきれ:2005/08/16(火) 00:27:51
ほしゅ

273 :名無しになりきれ:2005/08/23(火) 05:21:46
にぃたん!にぃたん!あさだょ〜おちておちてぇ〜

274 :名無しになりきれ:2005/08/23(火) 09:53:08
いもーと、いもーと!そんなに揺するとこぼれちゃうから〜やめてやめて〜♪

275 :名無しになりきれ:2005/08/28(日) 02:03:47
店員さんいないの?

276 :いもーとー:2005/08/28(日) 11:04:53
やい、あにき!おまえくっせーんだよ!あっちいけよ!

277 :スマイル ◆xDK9kuf./M :2005/09/09(金) 00:54:29
やあ、久しぶりだね。ヒヒヒッ
相変わらず過疎ってるねぇ…(あれから少しは書き込みがあるみたいだけど)
店員に困ってるならボクが手伝ってあげよっか?インスタントコーヒーならいれれるけど…
ヒヒヒヒッ冗談だヨ

278 :名無しになりきれ:2005/09/16(金) 07:57:40
最初ここ良スレになると思ってたのに・・・

279 :名無しになりきれ:2005/09/16(金) 12:41:47
あのクオリティで毎日続けられたら神だったのにな

280 :名無しになりきれ:2005/09/16(金) 13:41:46
このスレが立ったのって4月下旬だよね?
たぶん五月病の人が立てたんだと思うよ…現実逃避にね…
そして五月病が治ったものだからここを放棄した…てーいうトコかな?


281 :名無しになりきれ:2005/09/16(金) 15:45:18
妹の友人でもいいよ

282 :名無しになりきれ:2005/09/16(金) 18:59:43
五月病の奴にこんなクオリティの高い長文は無理

283 :妹の友人:2005/09/16(金) 21:21:43
>281
呼ばれた希ガス。

284 :名無しになりきれ:2005/09/16(金) 23:26:11
友人たんコーヒーくれ

285 :妹の友人:2005/09/18(日) 00:17:56
やっほ〜。また遊びに来たよ〜。
>284
注文〜コーヒーひとつ。ありがとね〜♪
はい、コーヒー♪つC□~

・・・こら兄妹!お店ほったらかしにしちゃダメだぞ!めっ!


286 :名無しになりきれ:2005/09/24(土) 19:21:05
友人さん、茶をおくれ。日本茶

287 :名無しになりきれ:2005/10/09(日) 21:49:03
つ旦~

288 :名無しになりきれ:2005/10/17(月) 16:13:48
私にはコーヒーを頂戴

289 :名無しになりきれ:2005/10/20(木) 08:47:22
つC□~

290 :名無しになりきれ:2005/10/21(金) 12:20:36
ごちそうさま

291 :名無しになりきれ:2005/10/21(金) 13:53:45
友人たんをくれ

292 :名無しになりきれ:2005/10/22(土) 04:21:45
すっかりおんなになった兄

293 :名無しになりきれ:2005/10/22(土) 21:46:20
ある病院の一室
個室のベットに横たわる男性患者。その横には林檎を剥いている女の子。
「なぁ…」『なーに、お兄ちゃん』
「俺……良くなるよな………」
『………も〜。大丈夫だって。それに、早く良くなって戻ってもらわないと困るしね。』
「………」
『それに、お店も早く再開させなきゃいけないんだから。はい、林檎むけたよ。』
兄を元気付けようと、わざと明るく振る舞いつづける女の子。
と、病室に看護婦が入ってきた。
看護婦「お兄さーん、点滴の時間ですよ。頑張って早く良くなりましょうね。」
看護婦はてきぱきと点滴の準備を始めた。
『あ、じゃあお兄ちゃん。私はそろそろ帰るね。また明日来るから。看護婦さん、よろしくお願いします。』
軽く会釈をして、女の子は病室を後にした。
女の子が出てくるのを待っていたのか、病室の廊下には主治医がたっていた。
『!先生……』
主治医「ちょっといいかな。お兄さんの事で話があるんだけど……」
そう言われて案内された部屋はあまり広くはなかった。
女の子は、覚悟を決めて主治医に質問をぶつけた。
『あのっ…兄の、兄の病気は一体………!』
主治医「お兄さんの病気は………現在の医学では……。このままだと………」
『………ま……まさか…………兄はもう……………』

扉の向うにはトイレいくために通りかかった兄の姿が!




という夢をみた。

294 :名無しになりきれ:2005/11/25(金) 18:51:28
なんだそれ

295 :名無しになりきれ:2005/12/07(水) 11:02:27
がんばれ!

296 :名無しになりきれ:2006/01/10(火) 18:37:32
で、兄生きてるン?

297 :名無しになりきれ:2006/01/24(火) 01:32:16
え?これで終わり?

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