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バイオハザードLEVEL12

1 :名無しになりきれ:2006/02/16(木) 00:28:01
我、死の陰の谷を行くも災いを恐れず。
・・・我、すでに死者なり


過去スレ
バイオハザードLEVEL11
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1134481456/
バイオハザードLEVEL10
ttp://yy32.kakiko.com/test/read.cgi/trpg/1127133199
バイオハザードLEVEL9
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1125492687/l50
バイオハザードLEVEL8
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1123596356/l50
バイオハザード:LEVEL7
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1115544611/
バイオハザード:LEVEL6
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1112377111/
バイオハザード:LEVEL5
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1109768811/
【聖なる死?】バイオハザード発生4【苦痛の生?】
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1106439258/
バイオハザード:LEVEL3
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1101242999/
【感染】バイオハザード:LEVEL2【拡大】
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1097602917/
【スレッド名】バイオハザードが発生したら
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1092878452/

※参加したい方は、名無し、コテハンを問わず
 一度避難所、保管庫のログに目を通してください
現行避難所↓
バイオハザード発生スレ 第7避難所(仮設)
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1126204337/l50
バイオハザード発生スレ 第8避難所
http://yy32.kakiko.com/test/read.cgi/trpg/1127251923/


2 :名無しになりきれ:2006/02/16(木) 00:30:45
参加者用テンプレート
名前:
年齢:
性別:
所持品:
現在地・状況:
自分の状態:

※項目の追加、削除は自由ですが、
  所持品、状況は出来る限り明記してください


まとめサイト
ttp://www7.atwiki.jp/moppu/
まとめサイト分室
ttp://blog.goo.ne.jp/trpg2ch_001/






3 :名無しになりきれ:2006/02/16(木) 00:32:19
続き

336 名前:黒井自分 ◆ZMOTzBeXsw [sage] 投稿日:2006/02/15(水) 20:58:58
(あとは…避けれるかどうか…)

>>328
>「ウおおおおおおおおーーーーーーー!」
黒井は表情を変えずにこう思った
(いや…誰かほんとに…タスケテ〜…どうする〜きんゆうがいしゃ〜)

>「お…おおお…」
さっきまで自分を殺そうとしていた者の手が肩に乗せられる、黒井は呆けたようなかおになるが
>「すまん!俺はお前ほどの大物を見下して!あげくには…殺そうとしていたのだ!!」
>「だが…申し訳ない!俺の気配消しは誰かに教えられるものでは無いんだ…
だが嬉しいぞ!嬉しいぜ!嬉しすぎる!!ここまで俺を…!!」
黒井、ついに混乱もピークに
(罠?自在に涙が出せるのかなあ?しかしそんなに深読み考えるなら…そんな回りくどいことせずに俺を屠れるだろ…
そんなに弱いか俺、僕、私、自分、アイマイミーマイン…順に主格、所有格、目的格、所有格…うへへへへ…って何考えてんだろ俺?)

>「必ず生き残れ…」
>「そして俺の事は忘れて幸せになるんぞーーーー!!」
黒井は相手の姿が見えなくなった時に気づいた
(場かも極めりゃ天才に…天才も極めれば馬鹿になるのか…一応気配消しだけは天才的だからな)

(とりあえず、さっきまで直面していた命の危機は回避したな…次にどうするか…)
壁に背中を預ける
(自問自答、これからどうしよう
1・上へ…でも…さっきの莫迦が殺気を発してた相手に会う可能性が…そしたらあの莫迦にもう一度会いかねん…それはあまり好ましくないけど…
2・下へ…問題外だろ…上ってきてたんだぞいままで…下行くのなら上ってこないって
3・この階の人の気配のするところへ…でも銃声がしてたからな…きついな…でも…向こうから来てもらうか…大声出せば寄ってくるだろ…でもな〜銃声がな〜…
結局…1か3か…)
黒井は決心がつくまでバッグから拡声機を取り出しいじくりだした

(まったく…あいつがキャンセルしなきゃもうちょっといい休みが過ごせてたってのに…死体と一緒にビルの中…まさしくタワーリングインフェルノ)
拡声機のスイッチは入っている、後はボタンを押して声を出すだけ、大音量が鳴り響くだろう、しかしこの男、銃やその他遠方から人を殺すために作ったものに抱くのは嫌悪感そのもの、特に銃は自らが殺した実感がわからないと聞き、人間性を失うのが怖く手を出さない
拡声機を握りっている手を持ち替えようとしたとき滑って拡声機を落としてしまう、しかも運悪く拡声機の非常ベルを鳴らすためのスイッチが一瞬入ってしまう
(え?あ…)
ジリリリリリリリリ・・・・・・・・・・・・・
数秒間廊下中に非常ベルが鳴り響く
(頼む…気づいてもほっといてくれ…)

場所:ビル25階
状況:バスターと別れる、しばし今後を考えた後ミスで拡声機から大音量を出してしまう


337 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2006/02/15(水) 21:08:58
>336
どこからかリッカーが現れ、黒井に接近してきた。


4 :女性:2006/02/16(木) 19:41:32
>前315(シャファン)


カツン…カツン…
「ハァ…ハァ…」
階段の下、廊下の方より肩から血を流した女性がシャファンに駆け寄る

「お願い助けて…子供が…子供が…!」
女性は混乱ゆえにシャファンの武器にも異常な格好に気にかける余裕もないようだ
自分が来た方向の廊下を指差す…

5 :名無しになりきれ:2006/02/16(木) 23:24:35
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6 :名無しになりきれ:2006/02/17(金) 02:19:12


7 :名無しになりきれ:2006/02/17(金) 13:13:16
「ハァ…ハァ…」

8 :小川平蔵(ネットカフェ:2006/02/18(土) 12:18:08
>前259、264
>「ええと……そっちのお嬢さんはどちらさんかね。酷く物騒なものを持っているようだが…」
喚いていた山田あすかがふっと黙った。
「・・・どう見ても看護婦です。ありがとうございました。」
山田あすかは、自分の姿と床に磔になったジャイアント・モスを交互に見ながら言った。
お礼の言葉はジャイアント・モスを行動不能にしたお礼らしい。
「…情けない……貴様、それでも日本男児かっ!!只のでかい蛾程度で腰を抜かすんじゃないっ!
この位の蛾なら大陸の方には幾らでもいたぞ。まったく情けない……」
耳の痛い言葉だった。
「私も虫は苦手でね。」
こっそりと御手洗の耳元で囁いた。
>「…治療?鈴木君、君は薬を持っているのかね?」
大宮老人が困ったような顔で事情した。
「ええ、感染を抑える事の出来る薬があります。噛まれたのなら感染している可能性があります。
 早めに治療した方が良いでしょうな。移動しましょう。」
御手洗を担ぎながら廊下を移動する。理科準備室には簡単に移動できた。
可能な限り構造を頭に叩き込み、森村アヤが言った構造と照らし合わせ、校舎の地図を頭に描く。
「これがワクチンです。準備室の中には消毒に使えるアルコールもあると思います。
 後は清潔な布か何かが在れば・・・」
ワクチンを手渡すと鍵の掛かった薬品保管庫のガラスを破り、適当な薬品を引っ張り出す。
予想以上に充実した薬品類に驚きが隠せない。
「これがアルコール、これは・・・滅菌ワイパーですね。傷口を拭くのに使ってください。」
自分自身もネクタイを外し、上着を脱いで治療を始める。
痩せ型だが、適度に筋肉の付いた体は痣だらけで、わき腹には裂傷が出来ていた。
「私は大丈夫ですから大宮大佐達のお手伝いをしてあげて下さい。」
山田あすかに微笑みかけるが、相手は首を振った。
「おじいちゃん達なら大丈夫よ。すっごいテキパキ治療を始めちゃってる。・・・その傷は?」
胸に走る3本の傷に山田が眉をしかめる。
「あー。これは・・・ユダです。あなたも見たと思いますが・・・」
簡単に事情を説明した。
ある化け物の死体から分泌された毒ガスを吸い込んでしまった事、治療の為に研究所に向かった事、
そしてユダが化け物に変異してしまった事。
彼を殺す願望に執りつかれている事と自分が傘社の任務に突いていた事は黙っておいた。
「まぁ・・・そんな訳です。」
苦笑を浮かべながら老人達に目をやる。
老人達の手馴れた治療の腕から多少なりとも医療に関する知識がある事が解った。
防疫給水部隊、今で言う衛生部隊だったのだろうか?
731部隊が最も有名な防疫給水部隊だろう。
人体実験をしていたという小説によって一気に有名になった部隊である731部隊に関する資料は
ナチスドイツのホロコーストと同様、未だに開示されておらず、何をしていたのかは戦後半世紀を過ぎても不明のままだ。
どこまでが事実かは解らない。
一説によるとナチスドイツの科学者達と連携し、遺伝子にまつわる実験をしていたとか、
それが今日の傘社の根幹に一役買ったともの噂もあるが。
「失礼ですが、防疫給水の方・・・ですかね。」
大陸というキーワードと手馴れた治療の技術からの推測に過ぎない。
防疫給水部隊は731部隊の他にも存在するし、もしかしたら別の部隊なのかもしれない。

場所:分校・2階理科準備室
状況:大宮老人に所属を尋ねる。

9 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/02/18(土) 14:12:43
>前318 桜子氏
>「携帯電話の持ち主は『鈴木さん』で、荷台にいる赤木さんとは別人ですわ」
「ええ、いああ…」yearを発音しようとして噛んでしまった…
電話先の相手にも訂正を入れる。携帯電話の名前は役にはたたんが…
とりあえず荷台の上の兄さんは赤木というのが分かった…

>前326 シノザキ氏
しっかし『笑えないピエロ』…ねぇ…。
『価値の無い物』『無駄な物』という事か…?

私の質問の回答は少し間をもってから返ってきた
>「一つずつ答えようか。まず一つ目だが、俺はまぁあてにならない正義の味方ってとこだな」
「…?」 コメントのしようが無い。正義の味方?自衛官か警察か…?どちらでもなさそうな気がするな…。
>「二つ目。それを聞いたところで今お前がおかれている状況は好転しねえだろ?受け入れろ」
これにも口を出さない…。これが現実だと受け入れてはいるつもり…だが、
実際夢だったらいいんだがな…そう思う私は受け入れられていないのか?
>「三つ目、こっちゃ高層ビルでラプンツェルの真似事だよ」
「…ビル?まさか…!」 その『まさか』らしい!
ここから少し離れた高層ビル…!あそこは確か傘社の…!
「なんてこった…ここだけでは無いのか…!?」
>「そっちも大変そうだな。どんな具合だい?差し支えがなきゃ聞かせてくれよ」
「う、うむ…」 顎と唇に手をそえて答える
今更何処でなにが起ころうがおかしくは無い…少し気分を落ち着けよう…

「具合ねぇ…」どこら辺を説明すべきか…?私もこの村の最低限──その最低限がとんでもない
事なんだがな──は知っているがそれ以上となると…
>「そうだなぁ、まずお名前からよろしいですか?」
「あぁ…私の名は…」

「希望・チャップマンだ…」

「とりあえず、村の状態を説明するが…ここは九部村、そっちとは多分大して離れてはいない…。
ここでも状況は最悪だ、私の見た化け物でもゾンビ以外にブレインヘッド…あぁ、確か頭から
脳みそが露出する…そう、リッカー、それに狂け…ケルベロス、ヒュージプラントが自然発生する
くらいに汚染は進んでいる…恐らくLEVEL5まで入ってるぜ…。
あげくに鎌を持った野郎や、片腕を失ってもう一方の腕が異常に発達した色男なんかもな…」

名前:希望・チャップマン
現在地・状況:軽トラック内・質問に答える

10 : ◆y.SwUA0Hno :2006/02/18(土) 17:34:46
前スレ333から
半泣きで喚きながら飛び出してきたのは、まだまだ若いダルメシアンだった。恐らく、まだ二歳にもなってないだろう。
後ろを振り返っていたので、すぐ目の前のオレに気付いていない。
少し右に移動して、道をを開けてやる。
「あ〜〜〜〜〜〜〜っ!?」(犬語)
……間抜けな奴だ。
せっかくオレが、このまま姿を消そうかと思って動いたってのに、何もないところでつまづいてゴロゴロと転がりまくってくれやがった。
しかも木にぶつかって目を回している。このままじゃあ、とッ捕まるのは目に見えてるな。
「おい、しっかりしろ。お前ほんとに野良か? あれくらいの草丈ですっ転がるなんて情けねえぞ」(犬語)
「んが〜〜〜〜……はっ、はひ!?」(犬語)
しまった!
心配になってついつい声をかけちまった!
オレってば、こういう若造を見ると放っとけないんだよな〜。やっぱ歳のせいか? 長い間リーダーでいすぎたせいか?
まあいいや。関わっちまったもんは仕方ねえ。

「はっはっは! ペタの間抜け野郎め! 馬鹿なお前が逃げられるはずなんてねえんだ――っと、なんじゃお前はああああ!?」
「お、おい、メチャクチャでっけえぞ!?」
「囲め囲めえ! でかいったって一匹だけだあ!」
「おう! おめぇ何モンだあ!?」
(以上、全て犬語)

ふん、このダルメシアンの名前はペタってのか。
ペタを追って茂みから顔を出したのは、総勢十六匹の野犬の群れだった。
幸いなことに小回りの利く中、小型犬ばかりだ。目ぇ瞑っててもあしらえる。
……しかし、チンピラ口調のトイプードルって初めて見たな。
「……そちらさんこそ、まず自分から名乗るのが筋ってもんじゃないですかい?」
こういった連中を相手にするのは、もう慣れっこだ。低い声で重々しく返してやる。
「お、俺たちゃあ、この辺一帯を縄張りにしてるダイゴウ様の群れのモンだ。……兄さん、そいつはウチの群れの規律を破って逃げ出した半端モンなんですよ。寄越しちゃくれやせんかねえ?」
小隊長を務めているだろう秋田犬が、媚びるようにして言ってくる。それなりに見る目は持っているらしい。俺相手に数の勢いに任せた脅しはきかないと踏んだのだろう。
しかし、ただの脱走者をこんな数で追い回すか? 半端者相手にムキになればなるほど情けないってのが、この国の男の考え方だろうによ。
……やはり、この臭いが本当の理由か。

「余所者に対してわざわざのご挨拶、どうも有難うござんす」
「お、おう」
「では、そちらの大将さんの前で名乗らせていただくとしやしょう」
「なな、なんだとう!? どういうつもりだアンタ1?」
「いえね、この御宅のところの半端者が、あっしに爪を引っ掛けやがったんですよ。そちらさんで落とし前をつけたいのも山々でしょうが、
ただ引き渡すだけじゃああっしの気が済まねえ。ここは一つ、こいつをそちらの大将の前に引きずり出して、胸のすくお裁きの様子をこの目で直に拝見しようってわけでさあ」
もちろん言いがかりだ。普通ならその場で袋叩きにされかねない申し出だったが、ここは通ると、オレは判断した。
「……わかりやした。ではご一緒に参りやしょう」
「快い承諾、有難うござんす。ついては、そちらさん方に大将さんへの先触れをお頼み申しあげやす」
ここで、今まで抑え込んでいた凶暴な迫力を視線に乗せて、相手の群れに叩き込む。

くるくるx16

面白いくらいにあっさりと尻尾を丸める十六匹。ちょっと大人げなかったかな?
結局、秋田犬率いる群れはオレ達のお目付けとして一匹のトイプードルを残し、大将の元へ帰っていった。
いや、我ながらよく舌が回ったもんだぜ。

11 : ◆y.SwUA0Hno :2006/02/19(日) 14:58:26
「ほれ、とっとと逃げな。連中にみたいに尻尾を巻いてな。オレもこっからオサラバだ」
「え……あ、あの、ありがとうございました!」
連中が去って少しした後、ようやく息を整えたペタにオレは素っ気なく言った。
元から奴らのボスのとこになんぞ行くつもりはない。行ってもロクなことにならないだろう。漂ってくる臭いがそう告げているんだ。
「まま、待ってよ! 二人とも逃げるの!? オイラどの面下げて戻ればいいんだよ!?」
お目付け役として残されたトイプードルが一匹で勝手に泡を食っていた。
……ものの見事に抜けている奴だ。
あの秋田犬だって、オレ達が逃げると思っていただろう。力ずくではどうにもならない。だから、自分の面目を保つために一番いらない奴をここに置いたんだ。
逃げられてもこいつのせいだって、一応の言い訳はできるからな。
「もちろん逃げるさ。お前も逃げたほうがいい。できるだけ遠くに行くんだ」
どんな時にでも、決まって貧乏くじを引く奴はいるもんだ。オレはトイプードルに言い聞かせるように鼻面をこすりつけ、それを挨拶とばかりに二匹の若者に背を向けた。

「あの、俺がなんで追われてたのか聞かないんですか?」
「聞いてどうなる。助けてくれとでも言うつもりか? なら、お門違いだ。オレはそこまで御人好しじゃない」
「でも、縁もゆかりもない俺を助けてくれた!」
「成り行きだ。これ以上関わるつもりはない」
オレはしつこく助けを求めるペタに取り付く島を与えなかった。美人の頼みならともかく、こんな鼻垂れ小僧そう何度も救ってやれるか。
しかし、
「待ってくれよ! オホートニク!」
ペタの搾り出したこの叫びに、オレは思わず足を止めて振り返ってしまった。
「……何故、オレの名前を知っている?」
それはオレに与えられた一番最初の名前だった。狩人という意味の、故郷の言葉。
オレはこれの他にも色々な名で呼ばれてたんだけど、飼い犬になった時に野良の名前は捨てたんだ。
今は、飼い犬の時の名前も捨てた。ただの名無しだ。
「ええ!? アンタほんとにオホートニク!?」
驚くペタとトイプードル。どうやらただのカマかけだったらしい。
「……何故、オホートニクと?」
「いやあの、ねえ。アンタみたいなでっかくてカッコいい犬のことを、み〜んなオホートニクって言って褒めるんだよ。よっ、オホートニクってさ」
「ほほ、ほんとに伝説のオホートニク本人?」
確かに、オレがこの国に渡って野良生活してたのは一年以上前で、若い奴らにしてみりゃあ伝説級の昔話なんだろう。
……でもオレ、そんな語り草になるようなことしたかなあ?

「オホートニク、いや大王様! 貴方がほんとの北の大王様なら、俺達を見捨てて置けないはずだ!」
だ、大王様?
「ああ、オイラ達のピンチを知れば、きっとお力を貸してくださるはずだ!」
いきなり平伏する二匹の若犬を前に、オレはしばらく放心状態だった。
こいつら、オレに何を期待してるんだ?

「俺らの頭になってください!」「オイラの恩人を助けてください!」
しかもこいつら、同時に言ったこと内容違うし。
「ペタお前、腰巾着になってうまうまするつもりだな!?」
「モフお前こそ! 恩人って、まだ人間なんぞにいかれてやがったのか!?」
見苦しい喧嘩を始めた二匹の姿を見て、オレは大きくため息をついた。
「仕方ない。話だけでも聞いてやるか」

現在地・状況:九武村周辺の山内、二匹の若犬から話を聞こうとする。

12 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/02/19(日) 20:43:35
>前331
「……?」
ふと、路上に散らばっている村民の死体に何か違和感を覚えた。
目の前で倒れている数人の死体が、まるでミイラのようにカラカラになっているのだ。
それらを小銃で突けば、文字通り粉々に砕けてしまった。
「…これは一体………っ!!」
耳を澄ますと何処かから何かを吸い取るような音が聞こえてきた。ごく近い場所からだろう。
ミイラ化した死体を突くのを止めて、小銃を音を発している方向に向ける。
それは雑貨屋横の薄暗い路地から聞こえている。一体何の音だろう?

「……だ、誰かそこに居るのかっ!もし居るならば武器を捨てて出てくるんだ!」
もしかすると、正体不明の相手に対してこんな台詞を吐くべきではなかったかも知れない。
あの怪物のように言葉が通じる奴がそんなに多いわけが無いのだから。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(5発装填、予備4発)、包丁
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村商店街雑貨屋付近
現在の状況:音が聞こえた路地へ小銃を向ける

13 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/02/19(日) 21:25:14
>8
鈴木の答えを聞いて、大宮大佐は驚いたように女性と鈴木を交互に見た。
「……鈴木君、彼女は本当に看護婦さんかね。どうもそうは見えんが…」
姿格好は確かに看護婦と言えなくもない。だが、彼女が放つ雰囲気は明らかにそれと違うものだ。
命を救うものではなく、どちらかと言えば命を奪うものといった雰囲気に近い気がする。

理科室に入り、すぐに飯田少佐を椅子に座らせると、金田兵長と水野軍曹が少佐の治療を始めた。
近くの椅子に座った大宮大佐は、隣に座った橋本中尉から受け取った煙草を咥えて火をつけ、会話を始める。
「ああ、確かに我々は南方の防疫給水部に居たよ。そっちの兵長と少佐は支那からから移ってきたんだがね」
突然の問いかけに対して、大宮大佐は白い煙を吐きながらゆっくりと答えた。
「…もちろん君が考えているようなこともしたさ。仮に発覚していれば、絶対に戦犯として逮捕されていただろう。
全ては大日本帝國の為、我が軍を勝利に向かわせる為のものだった。間違っちゃいない」
治療を続けている鈴木にそこまで話すと、大佐は再び煙草を咥え、橋本中尉との会話を再開した。

名前:大宮外吉/橋本良治/水野治夫/金田昭平/飯田忠雄
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/三八式歩兵銃、水筒、背嚢/猟銃、背嚢/九九式短小銃、背嚢

14 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/02/19(日) 22:34:00
>E・良子
スペンサービルのフロアはたっぷりと資金を費やして作られたものらしい。
単なる商業施設のエントランス、というより勝者を迎える凱旋門、といった印象すら感じる。
「・・・こちらマクナブ。ブランデンブルグ、聞こえたら返事をしろ。」
帰って来るのは空電音のみで、何度呼びかけても返事はこない。
シノザキと別れた後にマクナブが向かったのは噴水だった。
あの化け物人魚姫が姿を消した噴水がとてつもなく気になった。
陸へと上がったのならそこいら中に水の後が在るはずだが、水溜りどころか水滴一つ落ちていない。
あの先に何があるのだろうか?
潜って移動できない距離ではないが、銃器が濡れてしまうのが最大の問題だ。
適当なレジ袋に銃を仕舞おうかとも考えたが、それではいざという時に発砲できない。
薬局でコンドームを手に入れて銃口に被せるのが一番良いだろう。
銃口から埃や砂が入り込むのを防いでくれるし、水筒の代わりにもなる。
結局、道具は使い方次第だ。工夫すれば他の事にも応用できる。
一番良いのは、道具が何であれ、本来の目的に使う事なのだが。
地下から反響してくる銃声に咄嗟に手近な遮蔽物の陰へと滑り込む。
悲鳴、というか雄叫びの入り混じったサウンドエフェクトに緊張感が走る。
静かになった所で階段をゆっくりと下りていく。
忌々しいイエローチームの連中を助けてやる必要は無い、と判断したのだ。
壁に空いた穴やら床に散らばった薬きょう、撃ち捨てられた使い捨てのロケットランチャーを見る限り
ずいぶん派手に戦ったらしい。
が、命中した弾はほとんど無いのが解った。
相手は7人の小人と同じように脳の神経ネットワークを再構成され、
ある程度命令を聞くように改良された野生のB.O.W.であるメデューサ・ハンターだ。
神話上のメデューサのように頭部に蛇を生やし、銃弾をも弾く強靭な鱗と鋭い3本の爪を持った戦闘生物。
おまけにその脚力は低空飛行をしているヘリに飛びつける位優れている。
「若い娘が死体漁りか。関心しないな。」
油断なく銃を構え、十分な距離を稼いだまま少女の背中に問い掛ける。
仮に銃を手にした所で生体認識の安全装置が掛かっている。
発砲することは不可能だ。
せいぜい私物のナイフやらPDA、それもこのビルでの様々なハッキングに役に立つiポッドそっくりな
玩具が手に入るだけだ。
後は使用する口径が一緒なら使える拳銃弾位のものだ。
もっとも自分もその為にここに来た訳だが。

現在地:スペンサー・ビル 地下 地下鉄構内
状況:E・良子を発見

15 :名無しになりきれ:2006/02/20(月) 02:56:09
>9
通信封鎖が再開される時間が来たようだ
だんだんと音声にノイズが混じり始めた…

16 :来島 大樹 ◆53FaOdpa/o :2006/02/20(月) 03:18:48
>前スレ293
身じろぎ一つしないソニクスを背に、上と下を見る。
結局のところ逃げ道はゾンビどものいる階段だけなんだ。上か下か即決する。
向かうのは、もちろん下だ。
無傷で切り抜けられるのが無理ってんなら、こっちに行くのが正解だ。
「・・・・!」
腰のポーチを逆さにして、下り階段に中身を全部ばら撒く。
用意してあったかんしゃく玉はパチンコ玉みたいな完全な球になっている。五百円玉弾だって、ゾンビのおぼつかない足取りには充分な効果を発揮する。
それに今いるのは、奴らにとっちゃ一番不安定な上りの階段だ。絶対にこける。
「っらぁ!」
とどめの一押し、助走をつけた右のキックを踊り場に足をかけた先頭のゾンビにお見舞いする。
ガキの蹴りでも、片足浮かせた状態なら、ましてや後ろが下り階段なら、絶対に、
「ソニクス行くぞ!」
ドミノ倒しになる。

上から下りてきていた一匹目のゾンビの手をよけて、さっきみたいにソニクスの体を抱え上げる。
タイミング的にもギリギリだったな。
さらに下りてきたもう一匹のゾンビの手を、身を低くしてかいくぐる。
「・・・・・っ」
指を引っ掛けられた。バイザーが落ちる。
爪で傷とか、つけられてねえよな?

下り階段から下の踊り場までは倒れこんだゾンビで足の踏み場もないって状態だったけど、なんとかゾンビの背中や腹を踏みつけにして、できるだけの速さで下りていく。
よし、47階に到達だ。
「・・・・くっ!」
窮地を脱して気が緩んだところで、右足に激痛が走った。
腹の上に足を乗せようとした最後のゾンビが、思わぬスピードで俺のふくらはぎに噛み付いてきたんだ。
・・・・ああ、情けねえな。
そいつはすぐに振り払ったんだけど、結構深い傷ができちまった。
いつも履いてる膝丈のジーンズが仇になるなんてなあ・・・・・今度からはちゃんと長いのを愛用することにしよう。

とにかく、こんな場所じゃ止血もできねえ。
「一旦、あの部屋に戻るぞ」
床に血の跡を残しながら、早足で45階に向かう。
・・・・頼むから、この血の臭いを嗅ぎつけて、なんて奴は来てくれるなよ。

所持品:ランドセル(ガムテープ、接着剤、水500ml、カロリーメイト&セリー飲料各種、角のエンブレム)、特製パチンコ、マスク、二重手袋、白いシーツ
現在地:46階、北側階段
行動:ソニクスを抱えて45階のクリッペンルームへ。ポーチとその中身、バイザーを失う。
状態:Fine、右ふくらはぎにゾンビの噛み傷、出血中

17 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/02/20(月) 15:08:32
>8 >13
準備室に入るなり、私は山田さんの袖を引いた。
「おじいちゃん達が失礼でごめんね。あの・・・その・・・山田さんはステキなお姉さんだよ?」
今はちょっぴり変な格好してるけど、と続く言葉は胸の内にしまっておく事にする。

準備室につくと鈴木さんは自分で、おじいちゃん達はおじいちゃん達同士で手際よく治療を行っていた。
子供の出る幕は無さそうだ。
皆の手が空いたら、ワクチンを打ってもらうつもりだった。
自衛官は治療してくれたし何か注射も打ってくれたけど、アレがワクチンだったかどうか私には分からないから。

鈴木さんは大きな古傷を持っていた。ライオンか何かでないとこうは抉れないだろう。
>「あー。これは・・・ユダです。あなたも見たと思いますが・・・」
ちょこんと近くの椅子に腰掛けて聞き耳を立てる。だって興味があるもの。
・・・どうやら、鈴木さんに傷をつけたのは二人の共通の知りあいらしい。
人間が、そんな化け物に変わるなんてことあるのかな。あるんだろうね。
『あなたも見た』ってことは、そのユダって人もこの村に居るんだろうな・・・・・嫌だな。

鈴木さんは治療が終わると、大宮のおじいちゃんの元へと歩み寄った。
>「失礼ですが、防疫給水の方・・・ですかね。」
>「ああ、確かに我々は南方の防疫給水部に居たよ。そっちの兵長と少佐は支那からから移ってきたんだがね」
おじいちゃんはタバコを吹かしながら答えた。
防疫給水部という言葉には聞き覚えがあった。
宿題でおじいちゃん達に戦争の話を聞きに行った後、個人的に第二次世界大戦についてもっと詳しく調べてみたのだ。
――その夜は、怖くて眠れなかった。
>「…もちろん君が考えているようなこともしたさ。仮に発覚していれば、絶対に戦犯として逮捕されていただろう。
全ては大日本帝國の為、我が軍を勝利に向かわせる為のものだった。間違っちゃいない」
おじいちゃんはそう答えると、橋本のおじいちゃんと話を続けた。
鈴木さんの表情に気づいて、私はため息をついた。これは暫く時間がかかりそうだ。
今のうちにワクチンを打ってもらおう。私は席を立った。

>竹丸のお兄ちゃん
竹丸お兄ちゃんはあんまり顔色が良くない。大丈夫かな?
「お兄ちゃん、もし具合が悪いなら山田さんに見てもらうといいよ?ほら、山田さん美人だし」
最後の一言はお兄ちゃんにだけ聞こえるように。
怒られる前にさっさと逃げ出す。――そして、まだこんなバカな事が言える自分に内心ホッとした。

「飯田のおじいちゃん、大丈夫?」
飯田のおじいちゃんは思ったより元気そうだ。
銃を持ったおじいちゃん達はなんだか別人みたいに見えた。
「あ、あのね、私にもワクチン打ってもらっていい?・・・ママたちに齧られちゃったの」
なるべく感情を排して、事実のみを伝えるようにする。

名前:森村 彩
所持品:カードファイル、ロケット、指輪、財布、鍵、非常用袋(中身不明)
服装:セーター、ジーンズ、防寒服上下、手袋、完全防水ブーツ
現在地:九武村分校2階、理科準備室
状況: 金田さん達に、自分にもワクチンを打ってくれるよう頼む。
健康状態:腕と肩に噛み傷(治療済)、感染の疑い(抗ウィルス剤投与済)


18 :名無しになりきれ:2006/02/20(月) 19:36:48
理科準備室の物品庫にオキシドールがあるぞ

19 :マンドレイク ◆nqSyHpq6xQ :2006/02/20(月) 20:04:55
>12の声に反応して路地裏から4体の異形の怪物が現れた。
ハンターに似ているが、その全身は腐った野菜のような土色で、頭部には毒々しい色の巨大な花を咲かせている。
両手は長く、その先端にはハンターのような鉤爪ではなく無数の植物の根っこのような物がウネウネと蠢いている。

新鮮なエサを見つけたマンドレイクたちは、退化してただの空洞となった口から不気味な鳴き声を上げて
>12のほうにじりじりとにじり寄ってきた。

20 :佐治信方:2006/02/20(月) 20:39:27
この街が『新生物』に支配されてから相当な時間が経っている。
最初は恐怖に慄いて逃げ回っていたが、ある事に気が付いた。
あの生物達はどれも素晴らしいものばかりだ。
我々人間よりも強靭な身体能力を持ち、優れた知性を持っているものまで存在する。
『ハンター』などはその最たる例だ。あんな見事な生物は他に例をみない。
科学者になってから失望の連続だったが少しは運が向いてきたようだな・・・

それよりもあの生物はなんだ?
体は土茶色、頭部に花を咲かし、両手は異様に長く、その手の先は・・・よく見えないな。
『ハンター』の奇種だろうか。非常に興味深い生物だ。
ん、どうやら前方に『エサ』を見つけたらしい。奇声を発しながら進んでいる。
私は拳銃を手にして近づいた。バレない程度に・・・

名前: 佐治信方(サジ ノブカタ)
年齢: 32歳
性別: 男
服装:スーツ、コート、皮手袋
所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、手袋、医療品)
現在地・状況: 九武村商店街雑貨屋付近
自分の状態: 遠方より『マンドレイク』を観察中、感染ナシ

21 :E・良子 ◆nqSyHpq6xQ :2006/02/20(月) 21:09:58
>14
>「若い娘が死体漁りか。関心しないな。」
突然後ろから声をかけられた。
油断のない声色、一瞬だけ聞こえた金属音。おそらくは私に銃を向けて構えているんだろう。
しまった…死体あさりに夢中で気配に気付かなかったとは…
普通では考えられない油断だ。さっきのハンターたちの激しい戦いを見せ付けられて精神的に萎縮して
いたのかも知れない。
くそ…全く未熟だとしか言いようがない。
しかし悔やんでみてももう遅い、死体を探る作業をしていたために両手には何も武器を持っていない。
警官ゾンビから奪った拳銃はジャージのポケットに入れたままだ。
ポケットから取り出すよりも早く背後から後頭部に鉛弾が飛んだ来ることだろう。

…しょうがない…
私は後ろの男によく見えるようにゆっくりと両手を挙げた。
何とかして言いくるめてこの場を脱出しないと。
「ちょ、ちょっと待って!私は普通の女子中学生よ!」
しまった!普通ってなによ?!あ、あやしいかも…

性別:女
年齢:12歳
所持品:拳銃(5発)、アイスピック、ペンライト、偽造IDカード
現在地:スペンサービル地下鉄構内
状況:マクナブにフリーズされている。

22 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/02/20(月) 22:06:46
>13>17
>「おじいちゃん達が失礼でごめんね。あの・・・その・・・山田さんはステキなお姉さんだよ?」
その場違いなフォローに笑いがこぼれる。
確かに素敵なお姉さんだ。
「ちょっと、何笑ってんのよ?!」
「ああ、そんなに怒らないで下さい。ほら、素敵な顔が台無しですよ。」
少女は若い男、御手洗の方に向かうと応急処置を受ける事を勧めた。
そのまま耳元で何やら呟くと少女は老人達の方へと足早に移動する。
「私は大丈夫ですから。見てあげて下さい。」
山田あすかは釈然としない表情で御手洗の方へと近づいていった。
>「…もちろん君が考えているようなこともしたさ。仮に発覚していれば、絶対に戦犯として逮捕されていただろう。
  全ては大日本帝國の為、我が軍を勝利に向かわせる為のものだった。間違っちゃいない」
防疫給水だと言った時、隣に座っていた少女が顔を強張らせた。
それがどういうものだか知っているのかもしれない。
だが、それは知識に過ぎず、教訓ではない。
どうして負け戦を選んだかも説明しなければ、どうやって負けて行ったのかも説明しない。
一番肝心なのは、失敗から何かを学ぶ事なのだが、少なくとも小川はそれを授業で習った記憶が無い。
そのまま続いた言葉に、今度は小川の表情が強張った。
>「あ、あのね、私にもワクチン打ってもらっていい?・・・ママたちに齧られちゃったの」
その無感動な、というより内面に感情を押さえ込んだ声はかぼそく、消え入りそうだった。
「彼女にワクチンを打ってあげて下さい。」
それだけ言うと自分の煙草に火を点け、ついでにストーブの火を点ける。
人生には少なからず煙草を吸わずにはいられない状況があるものだ。
そして一本吸い終ったところで背を向けている大宮老人の背中に声をかける。
「責める気はありませんよ、戦争ですから。ただ、この村の現状見る限り生物兵器は使われない方が良さそうですな。
 どこまでコントロール出来るか、如何にして報復を避けるかが生物兵器最大の問題ですから。」
小川は大宮老人を好きになりかけていた。
勝つためなら何でもするリアリストという連中は好きだ。
結局の所、太平洋戦争は日本民族の愚かしさの象徴であった。
指導者も国民も熱狂的な戦争狂であり、現実を直視できない間抜けぞろいだった。
そもそも日露戦争の講和条件が気に食わないで暴動を起した国民が被害者面をする事自体がおかしいのだ。
軍指導者の一人も吊るさず、あまつさえマッキャベリもミケランジェロも生み出せない国家。
もっとも今の小川には関係の無い話だ。
出来る事なら一生国家やらイデオロギーとやらには近づきたくない。
おまけに頑迷な民族主義とやらにも。
だからこんな仕事を選んだのだ。
「何だって構いませんよ、生き延びられればね。出来る事なら私も生き延びたい。
 貴方達が戦争を生き延びたように、私も生き延びなくちゃならないんだ。」
裂傷を起した脇腹にアルコールを振り掛け、滅菌ワイパーで傷口を洗浄し、脱脂綿を押し付ける。
カーテンを引き裂いて作った即席の包帯で抑えて応急処置を終わりにした。
「生き延びるために貴方達の知識をお借りしたい。この戦争を負け戦にする訳には行かないんだ。」
それは小さな声だったが、力強い意思が込められた声だった。
ストーブから漏れる仄かな橙色の明かりに染まった小川の目が老人の背中を見つめていた。

場所:分校・2階理科準備室
状況:大宮老人に共闘を呼びかける。


23 :黒井自分 ◆ZMOTzBeXsw :2006/02/21(火) 13:18:03
前スレ>337
(嗚呼・・・なんか近づいてきてるし・・・)
非常ベルの音に誘われてか黒井が見たこともないような生物が黒井に向かってきていた
(泣きたくなってきた・・・まだ動く方向も決まってないのに・・・撃退すればいいのか?なんか頭は柔らかそうだし・・・あれ脳みそか?よし命名脳みそ男・・・)
黒井は拡声器のスイッチを入れる、そして非常ベルのスイッチを入れる
ジリリリリリリリリリリリリ・・・・・・
廊下に再び大音量、黒井はそのままできるだけ壊れないようにリッカーの向こう側に拡声器を投げた
(こいつで気をそらす・・・で!!)
拡声器に気をとられたリッカーに黒井はすばやく忍び寄り頭をめがけて鉄パイプを何度も振り下ろす

「ふう・・・案外あっけなかったな・・・正直もっと硬かったり・・・しぶとかったり・・・怖かったんだが・・・俺・・・」
黒井の近くに一匹のリッカーの死体があった
「これ一匹ってことはなさそうだ・・・まだまだきたらどうしよう・・・うううう・・・やばい・・・こわい・・・早く行く先を決めないと・・・でも・・・」
そうつぶやくと黒井はさんざん殴りつけたリッカーの死体を飛び越え、拡声器を拾いにいった

場所:ビル25階
状況:リッカー殺害、まだ今後を考えている、内心ビクビク

24 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/02/21(火) 19:01:35
私は拳銃を手にして近付いた。
あの奇種(マンドレイク)は『ハンター』と植物の混成種だろう。
耐久性、身体能力、知力を調べる必要がある。
「火炎放射器でもあれば心強いが・・・」
奇種の頭部に咲いている花、おそらくはあれが本体だ。
だとすれば除草剤などでも斃せるはずだろう。
「弱点を曝け出している点では『リッカー』と同じ出来損ないだな」
また、群れに統率者がいる様子も無い。ただ群れているだけだ。
知性などは持ち合わせていない。くだらない生物。
私は興味が失せ、その場を後にした。

ジェラルミンケースの中からサンプルデータを取り出す。
どうも気になる生物がいる。私はそれを一度も見たことがない。
『ハンター・γ(ガンマ)』
参照事項を見ても「不明」としか書いていない。
私は是非とも『ガンマ』を見たい。
『リッカー』などの「失敗作」では足元にも及ばない、精強で高い知恵を持つ完璧な生物。
死体でもいい。要はサンプルが欲しいのだ。
それをどう使うかは私次第だがな・・・


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地:不明
状況:バイオ生物を探すために移動中。

25 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/02/21(火) 21:58:29
>21
ジャージに身を包んだ少女がゆっくりと手を挙げる。
>「ちょ、ちょっと待って!私は普通の女子中学生よ!」
「普通の中学生が落ち着いて手を挙げるような事をするとは思えんね。」
冷静すぎる態度に違和感を覚える。
違和感の原因はそれだけではない。
銃撃戦が収まってすぐにマクナブは地下鉄構内に下りた。
マクナブより先に構内にいるという事は、銃撃戦が始まる前から居たのだ。
「まぁ、何だって構わないがね。俺が聞きたいのは一つだけだ。」
十分な距離を取ったままマクナブが言う。
二人の距離は約20メートル。
拳銃で当てるのには難しい距離だ。
「どこかに隠れていたのか?それとも通路か何かからここに入り込んだのか?」
外に脱出する手段が在るならそれを利用しない手は無い。
「ああ、それとな。もう少しお洒落な格好をした方が良いぞ。
 ジャージでこんな所をウロチョロしてたらとんでもなく浮くからな。」
違和感の原因にようやく気が着いたマクナブが言った。

現在地:スペンサー・ビル 地下 地下鉄構内
状況:E・良子に尋問

26 :御手洗竹丸 ◆qsmVg/hmHk :2006/02/22(水) 00:54:44
>「…情けない……貴様、それでも日本男児かっ!!只のでかい蛾程度で腰を抜かすんじゃないっ!
ああそうですよ…どうせ俺なんて…ブツブツ…
大宮老人に叱られた俺はそうぼやきながら理科室の隅っこでいじけておくことにした。
>17
>「お兄ちゃん、もし具合が悪いなら山田さんに見てもらうといいよ?ほら、山田さん美人だし」
うう・・・こんな俺にそんな優しい言葉をかけてくれるなんて君はなんていい奴なんだ。
しかしおにいさんは実はそれほど具合が悪いわけではないんだ、ただちょっとデカイ虫を見て一人だけ
腰を抜かさんばかりに驚いてしまっただけなんだよ。
ただ、一応少女の言葉に従ってチラリと横目で噂の山田さんを盗み見る。
・・・確かに顔は美人だが・・・どうやらかなり気の強そうなお人だ。
あの醜態を晒した後では一体何を言われるかわかったもんじゃない。
(「あらよかったわねボウヤ、ここに来る前におトイレ済ましておいて、ウフフ…危うくオシッコも洩ら
してたところなんじゃなくて?」)
ヒィィ…あわてて俺は山田さんから目をそらす。
>22
>「私も虫は苦手でね。」
そう言っていたはずの小川の方は叱られることもなく老人となにか熱心に話し合っている。
この村から逃げるうまい方法でも話し合っているんだろうか。
ところが突然、
>「私は大丈夫ですから。見てあげて下さい。」
あろうことか例の山田あすかに俺の体の具合を見て来いと指示を出す。
ま、待ってくれ!このとりあえず怪我一つない体の一体どこを見せろというのかー?
焦る俺。山田さんはどこか「納得できない」不機嫌な顔をしたままこちらに向かって静かに歩み寄って
きた。
俺は恐怖におののいた。

名前:御手洗竹丸
性別:男
年齢:29歳
所持品:携帯電話、戦闘用スコップ(全長約1メートル)
現在地:九武村分校理科準備室
状況:山田あすかに恐怖する

27 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/02/22(水) 02:53:23
>9>15
電話の向こうの男は希望・チャップマンと名乗った。
そして、『村』の状況を説明し始める。
こちらに負けず劣らずの化け物品評会ぶりだ。
とりあえず最初の質疑応答が終わったので次に移る。
「・・・その電話の本来の持ち主、『鈴木』つったか、そいつは今どこに?」
その鈴木が俺の考えている人物と同一人物なら、
そっちから話を聞くほうが詳しいことを知ることができるだろう。
(知っているからといって話してくれるとは限らないのだが)
しかし、その質問に対する返答は、言葉ではなく雑音だった。
すぐにその雑音すら途切れ途切れになる。

「おい?聞こえるか?」
それに対する答えも雑音。そして、プツッという音とともに通話が終わる。
通話終了のボタンを押して、携帯の画面を見た。アンテナの表示は3本。
117をコールする。時刻を知らせる声はしっかりと聞こえた。
こちらではなく、向こうで何かがあったようだ。
小さなため息とともに携帯を閉じ、ポケットにしまった。
振り向く。もはや戦友と言ってもいいだろう人物、川崎がいた。
「よぉ、久しぶり。相変わらず人が命削って走り回ってる間、綺麗どころのエスコートかい。培尾でもそうだったなぁ?」
嫌味っぽい口調で言う。もちろん冗談だ。彼だって死線をくぐってここにいる事くらいは分かる。
「まったく、腐れ縁ばかりだ・・・」
そういえば階下に放置してきた先生は無事だろうか?

28 :シャファン ◆eWetSwDGhY :2006/02/22(水) 13:33:38
>4
背後で喚く女性の声に、シャファンは階段を上る足を止めた。
「・・・・・子供〜〜?」
振り返って見下ろす。まだ若い母親だ。その子供もかなり幼いのだろう。
(いくつだが知らねえが、六歳にもなったら自分の身は自分でなんとかできるだろ。まだ親なんぞにかまってもらってんのか)
何も言わずに母親の横を抜け、彼女が来た方向へ足を進める。
(大体、女なんてのはすぐ裏切るもんなんだ。こいつもガキを捨てて逃げたクチだろうに、仕方なかったと思い込むために助けなんぞ求めやがるんだ)
内にあるどうしようもない暗黒で胸を焼きながら、歩く。
(さて、アタシは何がしたいんだ?)
後ろで母親が何か言っていたが、首を左右に傾げて物思いに入るシャファンの耳にはまったく届いていなかった。

現在地・状況:スペンサービル29F、通路。>4の示した方向へ何気なく向かう。
状態:胸に三条の浅い傷、肋骨二本骨折

29 :名無しになりきれ:2006/02/22(水) 17:58:38
>28
シャファンが進む先の闇から、ハンターがゆらりと姿を現した…
一匹…いや、二匹…

傷口から察するに女性もハンターに襲われたらしい…

30 :名無しになりきれ:2006/02/22(水) 18:40:11
>16
階段に横たわるゾンビ達を、上の階から降りてきたゾンビの群れが食い漁っている…
だが一部のリッカーやゾンビ達は、新鮮な血の匂いを頼りに逃げた餌を追うつもりのようだ…

31 :名無しになりきれ:2006/02/22(水) 21:29:02
>24
移動をしていた佐治は、リッカーの死体を発見した。
その死体はズタズタに引き裂かれており、原型を留めていない・・・

現在地・スペンサービル前、道路脇

32 :名無しになりきれ:2006/02/22(水) 21:43:05
>31
>20に「現在地・状況: 九武村商店街雑貨屋付近」って・・・書いてあるだろ

33 :名無しになりきれ:2006/02/22(水) 21:45:04
>32
「バイオ生物を探すために移動中」って書いてあるからOKだと思ったけど・・・
駄目かな?

34 :名無しになりきれ:2006/02/22(水) 21:46:46
その話の続きは避難所で。

35 :桂木 桜子 ◆jFC.LOgoJM :2006/02/23(木) 00:57:29
>9
青年…いや、チャップマンさんは電話を続けた。
思ったより長く通話できるようだ。自衛隊の無線連絡が長引いているのだろうか。
だが車の時計を見る限り、あまり時間は残されていないのは確かだ。
会話からは断片的な事しか分からなかったが、とりあえず電話の相手はこの村には居ないらしい。
それから、バイオハザードはこの村だけで起きていることでも無いようだ。
ビル…随分遠くの話なのだろうか。
相手の状況など更に詳しくチャップマンさんに聞いて欲しいところだったが、どうやら時間切れのようだ。
「……相手の方はなんて?」
携帯を耳から離したとみるや、すぐに質問する。邪魔が入らないうちに出来るだけ情報が欲しいところだ。
そうそう、彼は等訓市のその後に関しても話してくれるだろうか。

現在地:軽トラ内、分校へ向かう道
状況:希望さんに電話内容についての質問

36 :名無しになりきれ:2006/02/23(木) 21:59:12
>名主

庭の火は消し止めたものの、外ではまだ村人達が騒いでいる・・・
どうやら座敷牢に閉じ込めたはずの女が、騒ぎに紛れて逃げたようだ・・・

37 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/02/24(金) 00:39:27
>27
>「・・・その電話の本来ガガッ…ち主ピ─ッ
「!」
>『鈴木』ザザザザッか、そいバリバリはガガッこに…」
「おい、もう一度頼めるか?聞こえん!」

>「───こ──ガガッ──ブツン」
「おい!どうした、聞こえてるか?もしもし?クッ…」
切れてしまった…。
私は両手をダラリと下ろして、助手席に体をぶつけるように寄りかかる

>35
>「……相手の方はなんて?」
「自称、『正義の味方』だそうで…。ふざけた男だ…」
男かは会って見ないと絶対とはいえないが、相手の声と口調から
間違いないだろう、私はそう判断する。
「反対に言えば、この状況でそんな事が言えるんだから修羅場を潜り抜けてそうだが…
残念だが余り有力な情報は無い、精々相手が別の場所で同じ目に会っているという事だ…」
一応携帯のバッテリーを確認してから財布が入っているポケットにしまい込む。
あの兄さんのものだが…まぁ誰かに返せと言われたら返そう。

「それで、さっきの質問…まぁ、私は分別するなら旅行者と言った所だ
脱走者も兼任…ハハハ…」 自分で言って自分に笑った…
我ながら情けの無い男だ…
「そして等訓市の状況だが…残念だが私には正確な情報は分からない
私の居た施設の自衛官の話では今も化け物退治と生存者救出作業が続けられているらしいし、
2ch、あぁつまりネットの情報によればもう自衛隊はあそこらへん一帯を見放したとも…」

「だが…疑問に思う事がある…」
私は背中に背負ったリュックサックを膝の上に下ろし、中を混ぜっ返す。
──ゴソゴソッ…ゴソゴソッ…
「あった…」 底のほうからそれなりに厚い、表紙と裏表紙の堅いプラスチックで挟まれる本を
取り出す。

「ここを見てみろ…」 私は、その本──地図の索引と、とあるページを開く。

38 :FILE『最新地方地図』 ◆jVJbZlfckE :2006/02/24(金) 00:55:48
2/1 索引

××地方

○歳連徒県
・減摩町
・歳連徒町●
・様野介町
・陣義瑠巣旦町
・酢派亜駄町
・団手町

○賠尾県
・逢宇都市
・鵜居瑠巣市

○炉苦満県
・月市
・炉苦満市●
・役割市
・等手市

2/2 とあるページ

・賠尾県の地図
中央が広く白に塗りつぶされている…
まるでそこには何もないかのようだ…

39 :名犬オホートニク ◆y.SwUA0Hno :2006/02/24(金) 05:32:12
「俺達の群れは、九武村を中心にしたこの辺り全部の山々を縄張りにしてるんだ。兵隊の数もすごく多い」
「だろうな。ここいらは人間の手付かずの土地だから野犬が増え放題になってるんだ。日本屈指の大所帯ってのは有名な話だぜ」
「へん! いくら数が多くたって臆病者ばっかじゃどうにもならねえや。こんな騒ぎになっても、みんな何も手を打とうとしねえ」
ペタが悔しそうにこれまでのいきさつを語り始めた。
こんな騒ぎというやつの内容は、以前培尾市で起こった事件をまんまなぞったものだった。
まず不調者の続出、そして共食いの大量発生だ。

今でも、培尾市で起こった一連の悪夢を思い出すぜ。
昨日まで「風邪かな?」とか、呑気にぼやいてたお隣のポチが、あくる日いきなり「かゆ、うま」なんつって飛び掛ってきたんだもんな〜。あん時は驚いた……。
その後、学校に行こうとする正虎の奴を必死こいて引き止めたんだ。
まだまだ足手まといだったガキを連れてよ……本当に、生き残ったのが奇跡だったぜ。

「最初におかしくなったのは、北の山に住み着いてた奴らなんだ。村の北に昔人間どもが穴を空けまくってた山があって、その穴の中を住処にしてる」
「廃坑だな。おおかた石炭でも掘ってたんだろ」
「せきたん? まあとにかく、その山の奴らはここら一帯で唯一俺達とは違う群れで、穴ぼこ山を巡ってよく小競り合いをしてたんだ。中に沢山あるしょっぱい石がみんなの目当てだった」
岩塩か……贅沢な物が転がってんだな。そりゃ争奪戦にもなるだろうな。
「いつもどおりだったんだ。いつもどおりに俺達は穴ぼこ山に行って……でも、中から出てきたあいつらは、みんなどうかしちまってたんだ! あいつらに噛まれた仲間も、みんなみんな……」
「共食いになった、か」
「逃げ帰った奴らは、ほとんどみんなあいつらと同じになっちまったんだよ! だから頭は穴ぼこ山に行った奴らをみんな殺すように言ったんだ! まだ大丈夫な奴もいたってのに」
……なるほどな。まあ、当然の判断だろう。オレがリーダーだったらそんなことはしなかった、とは言い切れない。
「俺も殺されるとこだったんだけど、無我夢中になって逃げ出したんだ。無事なみんなも怯えきってる。今の頭のままじゃ、みんな共食いにやられちまう。みんなをまとめてなんとかできる強いリーダーが必要なんだ!
「ああ、それでオレに新しい頭になってくれって言ってるわけなんだな」
「うん! 伝説のオホートニク大王様ならみんなも絶対納得しやすぜ! 政権交代だ〜!」
……面倒くせえ……。
そもそも、なんとかするってどうしたらいいんだよ? 頭目の座につくことはできるだろうが、この天変地異の解決なんて犬一匹にできるわけねえだろ。
オレ一匹にできること、オレ一匹にしかできないことか……う〜〜ん。

まあ、返事にも困るような難しいことは後回しだ。
こっちのモフって名前のトイプードルの話も聞いてやらなくちゃな。

40 :名犬オホートニク ◆y.SwUA0Hno :2006/02/24(金) 06:27:47
「大王様! 九武村でも人間達に同じようなことが起こって大変なんです! どうか、オイラの恩人を救ってください!」
「よしきた!」
「返事はやっ!?」
モフが喋りだしてすぐに、人間の匂いが多くするほうへ走り出す。
「大王様〜! 俺達の群れは〜!?」
「後回しだ! モフの恩人の無事を確認するとか安全なとこまで連れてくとかしてから、そっちのボスに挨拶しに行ってやる! それが一番合理的だからな」
みなまで聞く必要もない、大所帯より人一人助けるほうがよっぽど簡単だ。できることからやってくのがオレの主義なんだ。

「大王様〜、オイラの話を最後まで聞かなくてもいいんですか〜?」
「うんあれだ。毛が伸びすぎて何も見えないって困り果ててた時に、その恩人に刈ってもらったんだろ、毛を。その恩を何としてでも返したいと!」
舌を出して必死についてくるモフとペタに適当なことを言う。
正直、人助けをしたい理由なんぞどうでもいいんだ。
このまま振り切って逃げ出してやろうかしらん? といった考えがふと浮かんでくる。
……だけど、こうやって助けを乞われた今となっちゃあ放っておけねえんだよなあ……オレってば犬が良すぎるぜ。
「さ、さすがは大王様! まさしくそのとおりです! すげー!」
「やべえ! 一を聞いて十を知るってのはこのことなのか! 大王様すげー!」
「アホか! 一すら聞いてねえだろうが!」
「ますますすげー!」
……まさか、当てずっぽうで言ったことがずばりだったとは。
トイプードルってのは、人間が毛を整えてやらないとモップみたいになっちまうんだ。そうなるとすぐに前が見えなくなっちまう。
馬鹿げた話だが、当のモフにとっちゃ死活問題だったろう。人懐っこい犬種だから、その人間に感じてる恩義ってのは相当なもんなんだろうな。

「それで? その恩人ってのはどんな人間なんだ?」
「え〜と……雌の子供だった。名前は知らないや。飼って飼って〜って随分せがんだんだけど、一度っきりしか会ってないもんで……」
「なにモフ!? お前、自分だけ飼い犬になろうとしてやがったのか! この根性なしの毛玉野郎!」
「うるへー! オイラ元は飼い犬なんだい! もう畑の大根とかカエルとかバッタとか食いたくないっちゅーの!」
言い争うガキ二匹を後ろに、木々を抜け、村を見渡せる丘の上に出る。

……結構広いんだな。
匂いも知らない人間のガキ一人探すってのは、思ったより大変そうだぜ。

所持品:首輪
現在地・状況:九武村、東の丘の上から村を見下ろす。
舎弟:ペタ&モフ
状態:健康

41 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/02/24(金) 15:46:34
>27
川崎さんは無言で弾倉を手にとり、3,4発あたしの目の前で取り出して見せた。
そして、もう片方の弾倉に取り出した弾を詰める。2回目まではゆっくり、3回目からは本来のスピードで。
「内緒だぞ・・・」
川崎さんは弾倉をあたしに渡してシノザキさんの方へ歩いていった。
手を合わせてお礼のジェスチャーをすると、あたしは近くの椅子に腰掛けせっせと弾を詰め替え始めた。
「痛たた……」
なーんで川崎さんはあんなに簡単に詰め替えられるわけ?
弾を押し込めるのって結構力が要るのね。指痛くなってきちゃった。
最初は楽しかったけど、これ全部詰め替えるのは一苦労だわ〜。
どうにか作業が終わったのは、シノザキさんの電話が終わった頃だった。
>「よぉ、久しぶり。相変わらず人が命削って走り回ってる間、綺麗どころのエスコートかい。培尾でもそうだったなぁ?」
シノザキさんの皮肉まじりの冗談に、川崎さんは苦笑した。
久しぶりって事は、川崎さん達の仲間じゃないのね。でもバイオって…?もしかしてあの培尾市のことかしら?
「シノザキさん、電話はどこから?私、ビルの外の様子とか知りたくて……ダメ?」
ちょっと図々しいかなとも思ったんだけど、背に腹は代えられない。
「あと、バイオって培尾市のこと?もしかしてシノザキさんは警察か自衛隊の人?」
それなら話は分かる。だって一般の人が、そう何度もこんな災難に巻き込まれるとは思えないもの。
>23
廊下の方から聞こえてくる非常ベルみたいな音に、あたしは飛び上がった。
「な、何の音?」
「……少なくとも火災報知器の音では無いわね、安心しなさい」
部屋に戻ってきたお姉様は落ち着いたものだった。
そして、鳴り始めたのと同じくらい唐突に非常ベルの音は消えた。……な、何だったのかしら。あ、また!
今度は途切れることなくずっと鳴り続けている。
1度なら何かの拍子って事も考えられるけど、2度目があるって事は生存者がいるのかも。
「誰か助けを求めているのかも…その……1度様子を見にいきませんか?」
3人に見下ろされ、あたしは居心地悪く身を縮めた。
ど素人のあたしがこんな事言うなんて、身の程知らずもいいところよね。でも。
「…………もしかしたら、子供が鳴らしているのかもしれないし…」
あんな大きな音を出したら、怪物達に襲ってくださいと言っているようなものだ。
もし生存者なら何とかしてあげたいと思う。
幸運に守られてここまで生き延びたあたしがそう思うのは、もしかして身の程知らずなのかな?

服装:赤いパーティードレス、ルビーネックルレス、イヤリング、腕時計。リボン&髪飾り、詰め物
所持品:ショルダーバック(ライター、懐中電灯、菓子類、救急セット、化粧ポーチ、ブザー、ソーイングセット)
SIG230(7+1)予備マガジン2、MP5(30) 予備弾倉3
現在地・状況:25階/ホテルスタッフルーム内。

42 :黒井自分 ◆ZMOTzBeXsw :2006/02/24(金) 21:40:43
黒井は拡声器を拾う
(えっと…電源ボタンは…)
そして拡声器の電源を落とす

(また危なっかしいの集まってくるんだろうな…もう…銃もってそうな人もいまのでこっち来るだろうし…嗚呼!!もう!!行き先決めてなかった俺か!?俺が悪いのか!?)
拡声器に特に異常がないことを確認し肩掛けバッグの中に突っ込む
(まず第一に安全だが…人が多いと安全か?危険な人がいる可能性は?それとも俺は駄目人間か?…)
黒井は頭を抱え考え込む、
(そうだ…って成功するかな…考えている時間が惜しいか…何かやらないとどうせ悪い方向にしか転がらないだろうし)
何か思いついたらしく黒井は大きく息を吸い込み―――
「ギャァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
叫んだ、そして地面にうつぶせに倒れこみピクリとも動かなくなった
(この手段使う羽目になるとは…善人だったら助け起こすだろうし…多分
悪人だったら無視するだろう…そもそも悪人だったら見に来るかどうかも怪しい…多分
死体漁りは…武器が鉄パイプしか持ってない俺からパクるようなものはないだろ…銃あるんだし…弾切れ…ってこともないだろ…多分…
死体見て銃撃ち込んでくるやつ…もしくはイカレ野郎はさっきの馬鹿一人ぐらいだろ…多分…)

場所:ビル25階
状況:死んだ振り

43 :名無しになりきれ:2006/02/24(金) 22:51:18
>42
一連の物音を聞きつけたのだろう、階段の上からゾンビが2体現れた

44 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/02/24(金) 22:54:35
>17
「彩ちゃん、どうしたんだい?」
事件が起こる前と変わらない、優しい老人の顔で飯田少佐は少女に顔を向ける。
どこにでも居る様な老人の顔で、まるで生物兵器の開発に携わった人間では無いかのようだった。
「軍曹、鈴木君から貰ったワクチンを一本よこしてくれ。この子が打って欲しいそうだ」
飯田少佐の治療を終え、銃の点検をしていた水野軍曹は、持っていた注射器の一本を少佐に渡す。
「少し痛いけど我慢するんだよ。いいね?」
笑顔のまま、手馴れた様子で少女に注射を打つ。痛みも殆ど伴わず、それはすぐに終わった。
「……さてと、これで注射はおしまいだ。他に痛いところはあるかい?」
空になった注射器を机に置き、少佐はまるで医者のように尋ねた。
>22
鈴木が話し終わると、短くなった煙草が床に落とされ、踏み潰される。
「いや、我々が造っていたのはこんな安っぽい菌じゃない。使ったってまずこんな面倒は起きないね」
話しながら中尉に手で合図を送り、煙草をもう一本受け取る。そして、再び火をつけてそれを咥えた。
「…それで、だ。君は我々のどんな知恵を借りたいのかね?」
鈴木の言葉に、壁に立てかけてあった猟銃を持ち、それに銃弾を詰めながら大宮大佐が言う。
「我が部隊は出来る限りの協力を約束しよう。ただし、我々の祖国を傷つけないことが力を貸す条件だ。
この大宮外吉、老いても誇り高き大日本帝国軍人である。祖国へ仇なす事だけは絶対にしない」
口調こそ変わらないが、皺の奥に隠れた瞳には確かに軍人のそれと同様のものが宿っていた。
>26
例の看護婦に対して恐怖を覚えている若者を、どこか不愉快そうに見ている老人が居る。
「貴様ぁ、看護婦如きに何を恐れとるか!注射を恐れる歳でもないだろうに…まったく……」
先ほどと同じ調子で御手洗を怒鳴りつけたのは、やはり金田兵長だった。

名前:大宮外吉/橋本良治/水野治夫/金田昭平/飯田忠雄
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/三八式歩兵銃、水筒、背嚢/猟銃、背嚢/九九式短小銃、背嚢

45 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/02/24(金) 23:08:31
>19
「…っ!」
畜生が、やはり怪物だ。蜥蜴に草を絡ませたような、気味の悪い奴が4匹も居る。
もちろん言葉が通じる相手には見えない。急いで逃げなければ。
何せ銃弾が足りない。正確な弾数はわからないが、二挺合わせて20発も無いだろう。
落ち着いて、ここから逃げる方法を考えよう。もしくはこいつらを確実に殺す方法を。
まずは敵を把握せねば。

敵は大人弱程度の大きさが4匹。私から見える限りでは、飛び道具らしきものは無い。
また、顔面は殆どが退化しており、恐らく視力は低いと見てもいいはずだ。
さらに足が速いようにはどうしても見えない。

ならば走ってこいつらから離れよう。それが一番簡単かつ確実な方法だろうと思う。
怪物共が襲い掛かってくる前に、私は全速力で走り出した。
>20、>24
逃げている途中、ふと人影を見つけた。動きを見れば、死体では無い事はすぐにわかる。
何かを呟いているところを見ると、やはりあれは人間らしい。
少しだけ様子を見てみよう。役に立ちそうなら話しかけ、そうでない様ならば放っておく。
警官である以上、こういった尾行は苦手じゃない。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(5発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街付近
現在の状況:マンドレイクから逃亡、追って来ないか気にしつつ佐治を尾行

46 :桂木 桜子 ◆jFC.LOgoJM :2006/02/25(土) 00:45:20
>37-38
『正義の味方』とやらは、やはりここでも当てにならないらしい。

>「〜残念だが余り有力な情報は無い、精々相手が別の場所で同じ目に会っているという事だ…」
「そう…残念ですわね…」
全く、気の重くなる事ばかりだ。

携帯をポケットに押し込んだ彼は、私のもうひとつの質問にはなかなか答えようとしなかった。
どうやら、どう切り出したものかと悩んでいるようだった。
>「それで、さっきの質問…まぁ、私は分別するなら旅行者と言った所だ
脱走者も兼任…ハハハ…」
「脱走者?」
随分と穏やかでない響きだ。まあ、私もある意味同類な訳だが。
>「そして等訓市の状況だが…残念だが私には正確な情報は分からない
私の居た施設の自衛官の話では今も化け物退治と生存者救出作業が続けられているらしいし、
2ch、あぁつまりネットの情報によればもう自衛隊はあそこらへん一帯を見放したとも…」
以前耳にした話では、賠尾市では大規模な空爆が行われたらしい。
もし同じ処理が等訓市に施されたのなら、今頃はもう瓦礫の山だろう。

>「ここを見てみろ…」
チャップマンさんは運転中の私に、何かの本を見せた。
仕方なく車を止めて、室内灯を点ける。比較的見通しのいい場所だから、もし怪物が来たならすぐに分かるはずだ。
彼が持っていたのは最新の地図のようだ。指差す場所を覗き込み、絶句する。
「どういう事ですの?」
賠尾市があった場所は空白で、何も書かれていなかった。

「チャップマンさんとお呼びしても宜しいかしら?」
再び車を走らせながら、ようやく私は口を開いた。
本当なら自分も名乗るべきところだが、終われている関係上明かさないつもりだった。
「蜘蛛との馴れ初めは等訓市でしたわね。もしかして貴方も生物災害の被災者ですの?
もしよろしければ、貴方が脱走された『自衛官がいる施設』とやらについて、もう少し詳しく聞かせてくださらない?」

47 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/02/25(土) 12:25:51
>26 >44
>「いや、我々が造っていたのはこんな安っぽい菌じゃない。使ったってまずこんな面倒は起きないね」
大宮老人が煙草に火を点ける。
小川も同じように煙草に火を点け相手の出方を待った。
>「…それで、だ。君は我々のどんな知恵を借りたいのかね?」
「感染源の特定をしたいんです。貴方達は効率良くウィルスをばら撒く研究をしていた。
 だから、ウィルスの特性が解れば感染源も把握出来る筈だ。そこに勝機がある。」
ワイシャツのボタンを留めながら小川が立ち上がる。
>「貴様ぁ、看護婦如きに何を恐れとるか!注射を恐れる歳でもないだろうに…まったく……」
金田軍曹が大声を出した方向を見ると日本刀を背中に括り付けた看護婦が御手洗青年に近寄っている所だった。
後姿も怖いが正面から見たら金色の目に驚くだろう。
「この状況は人為的に作られた気がするんですよ。ウィルスの流出が起きる可能性があるのは
 傘社の研究所ですが・・・あそこにウィルスを研究するだけの設備は無かったんです。
 P4クラス、あー、つまり最高段階の防護施設で研究するべきウィルスなのに施設は存在しなかった。
 もしかしたらウィルスそのものも存在していなかったのかも知れない。
 仮に研究所から漏れたとすれば研究員が真っ先に感染するはずですが、研究所内で感染者は見ていません。」
培尾市の事件ですら何が原因で起こったのかは未だに不明のままだ。
だが、培尾市と比べれば九武村は範囲が狭く、調査もしやすい。
この状況が人為的に引き起こされたものなら何らかの非常脱出手段が用意されているはずだ。
それは外部と接触する為の通信装置かも知れないし、ヘリコプターの類かもしれない。
ただそれは、とんでもない博打だ。
物事をひたすら自分の都合の良い方向へと強引に結び付けていっただけの理屈。
それを導き出したのは彼の2度、今回で3度目となる生物災害に関わった経験と様々なタイプのプロとの思い出だった。
傘のみならず組織は常に保険を用意する。
まっとうな工作員なら保険無しに任務を受けないし、保険無しで任務を請け負うのは
忠誠心を証明するでしか仕事がもらえない二流がする事だ。
「貴方達は実戦経験がある。ウィルスに対する知識もあるから冷静に行動できるはずだ。」
慣れた手つきでネクタイを締め、ホルスターを身に付ける。


48 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/02/25(土) 12:48:25
>「我が部隊は出来る限りの協力を約束しよう。ただし、我々の祖国を傷つけないことが力を貸す条件だ。
  この大宮外吉、老いても誇り高き大日本帝国軍人である。祖国へ仇なす事だけは絶対にしない」
猟銃に弾を込める大宮老人の目は、護国の鬼、とでも言うべき眼光だった。
先ほどまで子供相手にやさしい笑顔を浮かべていた老人の目とは思えない。
「・・・貴方の言う祖国が大地と、そこに住む人間だというなら良いのですが。」
机の上に置いておいたシグ226のスライドを動かし、初弾をチェックしながら答える。
「この村で猛威を振るっているウィルス、あー、つまり病原菌の説明をします。
 初期段階では空気感染、その後、接触感染へと変化します。
 感染したウィル・・・病原菌は、身体の代謝を利用して爆発的に増加します。」
ウィルスそのものに自己増殖能力は無く、寄生虫のように細胞へと潜り込む。
健康な細胞はDNA、人体の設計図を元に細胞分裂やら蛋白質の生産を行う。
しかし、ウィルスはDNAのある細胞の核へウィルス自身のDNAやRNAを潜り込ませ、それを設計図と認識させると、間違った設計図を元に細胞を作り出してしまう。
早い話が生産ラインの設計図を交換し、ウィルス自身を宿主に生産させる訳だ。
ウィルスが完成し、感染エリアを増やそうと生まれた細胞から出て行く時に細胞を破壊させる。
しかし、Tウィルスが自己増殖の時に副産物として、細胞を活性化させる特殊な化合物を出す為に細胞がすぐに腐って落ちることは無い。
破壊された皮膚細胞は腐るが、活性化される為に行動を持続する事は可能だ。
一部の生物、特に原始的な昆虫やら魚類に対してその化合物は身体を巨大化させる能力を与える。
この細胞を活性化させる化合物はスキンケア用のクリームとしても販売されており、女性の間で絶大な人気を誇る。
「そして、一定期間を経て脳の細胞の破壊を行う。この時、一部の原始的な欲求、食欲を司る部分と運動能力を司る部分を残して
 脳細胞は破壊される。親和性を再設計しましたんでね。小児麻痺、でしたっけ?あれみたいに脳細胞が破壊されるんですよ。」
ウィルスは基本的に感染できる場所が限られている。
それを親和性と称する。
例えば風邪のウィルスは、喉や鼻の粘膜のみに親和性があるという訳だ。
「それだけでなく、本来DNA、つまり遺伝子の書き換えを目的とされたこのウィルスは、自身の持つ遺伝子が簡単に変わってしまう。
 別の種から感染した場合、ゾンビ・・・えーと、村を歩き回っている人食いになるだけでなく
 見たことも無い化け物になってしまうケース、あー、現象も確認されています。以上、ですかね。」
所々、言葉を変えながら感染の症状に関する説明を終わらせると、拳銃をホルスターに収める。
片仮名言葉を使えないのは思った以上に不便だ。
「私は3日前からこの村に居ましたが、特に目立つ兆候はありませんでした。
 何か変わった事はありませんでしたかね?もしくは・・・怪しい場所とかがあれば教えて頂きたいのですが。」
濡れていた服も乾き、体も十分温まった。
長い夜になるかもしれない。何か食事でも取りたい所だが。

場所:分校・2階・理科準備室

49 :御手洗竹丸 ◆qsmVg/hmHk :2006/02/25(土) 13:16:11
>「貴様ぁ、看護婦如きに何を恐れとるか!注射を恐れる歳でもないだろうに…まったく……」
あいや…別に注射を恐れているわけじゃ…って
金田兵長の「看護婦如き」という言葉に反応して山田さんの片方の眉毛が持ち上がり一瞬金色の眼力が鋭くなる。
ちょっ、ちょっと兵長どの〜!!

しかし大方の予想に反して山田あすか氏は優しい女性でありました。
この非常時にして体に一つの怪我もない怠け者の俺に「少し休んでおいた方がいいわね」
との寛大なお言葉を掛けてくれ。そしていくつかの問診の結果、異常なしとの診断を下す。
それだけで俺はすっかり舞い上がってしまった。

よく考えたら彩ちゃん以外の女性と最後に話をしたのはいつのことだろうか……う〜ん思い出せない
とにかく、その時の俺は、女に対する免疫能力が限りなく0に近かったのだとだけ言っておこう。

まあ何はともあれ…
俺は山田さんに一目惚れをしてしまったのだった…

名前:御手洗竹丸
性別:男
年齢:29歳
所持品:携帯電話、戦闘用スコップ(全長約1メートル)
現在地:九武村分校理科準備室
状況:山田あすかの診断を受ける。異常なし。

50 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/02/25(土) 15:02:57
>31
「これはすごいな・・・」
商店街を離れようとした私は『リッカー』の死体を見つけた。
その死体はズタズタに引き裂かれており、あきらかに人間の仕業ではない。
「ハンターがやったのか?」
採取用の試験管をジェラルミンケースから取り出した。
『リッカー』の死体をピンセットで突いてみたが、死んでから時間は経っていないようだ。
「なぜここまでする必要があった」
そんな疑問を抱いた私の頭に『γタイプ』『βタイプ』が思い浮かんだ。
この死体を見る限り、さっきの奇種(マンドレイク)がやったとは思えない。
ようやく会えるようだ。
「ふふふ・・・」

>45
そういえば、採取用の試験管が足りなくなっている。
どこかで調達しなければならない。
「薬局にはなさそうだな。だとすれば学校か」
しかし、私は学校の場所を知らないのだ。困った。
下手にうろついていては、何が襲ってくるか分からない。
私は足元の『リッカー』と自分の姿が重なった。自分もいつこうなるか・・・
「いや、学校も危険かもしれない」
私が研究に関わった生物に『ドレインディモス』というバイオ生物がいる。
奴らにすれば格好の巣だ。そうでない可能性もあるが。
「どうするか・・・」

所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村内商店街付近
状況: リッカーの死体を採取中

51 :長身の男:2006/02/25(土) 21:48:15
>21>25
コツコツ、とノックするような革靴の靴音が地下鉄構内に響く。
「そこまでにしたらどうかね、ミスタ・マクナブ。そちらのお嬢さんも困っているようだが。」
長身の男が笑いながら言った。
武装したテロリストの前に居るとは思えない位落ち着いた声だ。
服装はどことなく古臭いが、高級そうなスーツだった。
「さぁ、君はもう行きたまえ。私は彼と話す事があるのでね。」
ジャージ姿の少女に微笑みかけながら男が頷いた。

52 :E・良子 ◆nqSyHpq6xQ :2006/02/25(土) 23:48:41
>25
>「普通の中学生が落ち着いて手を挙げるような事をするとは思えんね。」
し、しまった…言われてみれば……
「あら、普通の中学生だってスパイ映画の一つぐらいみるもんじゃないかしら?」
分けのわからないことを言いつつ、自分は普通の中学生なんだからと両手を下げる振りをして、ポケットの中の
拳銃を抜こうと…
やめておいた。今更余計な動きをしたところでそれこそ後ろの男は躊躇いなく引き金を引くことだろう。

>「まぁ、何だって構わないがね。俺が聞きたいのは一つだけだ。」
…まあ確かにどうでも良い話だわね。他人の映画の趣味の話なんて、今のような状況では尚更だ。
>「どこかに隠れていたのか?それとも通路か何かからここに入り込んだのか?」
それだけは言うわけにはいかない。
しかも私の通ってきた通路は今地下鉄を閉ざしている鉄の壁の向こう側だ。
何とかしてこの鉄壁をもう一度開かないと私もこのビルから脱出することはできない。
私が黙ったままでいると男はからかうようにさらに言葉を続ける。
>「ああ、それとな。もう少しお洒落な格好をした方が良いぞ。
>ジャージでこんな所をウロチョロしてたらとんでもなく浮くからな。」
「よっ…、余計なお世話よ。この格好が一番動きやすいのよ!」
うわっ、また失言…
なんでわざわざ動きやすい格好をしないといけないんだ〜?という男の反論が聞こえてきそうだ。
>51
その時、>コツコツ、とノックするような革靴の靴音が地下鉄構内に響く。
また新たに誰かがこの地下鉄構内に下りてきた。
話している感じからするとどうやら後ろの男の知り合いのようだ。
敵が一人増えたのだとしたら…マズイ…。
しかし、
>「さぁ、君はもう行きたまえ。私は彼と話す事があるのでね。」
新しく現れた男は私にそう提案してきた。

「そ、そう?じゃあ普通の女子中学生はこのへんで…」
そう言って瞬間地面を蹴って横に跳んで転がった。

パンパンパン!
銃声が地下に鳴り響き、さっきまで私がいた空間を銃弾が通過して、すでに死体となった兵隊の体に突き
刺さる。
起き上がった私はそのまま構内に停車している貨物車両の陰に駆け込んだ。
パンパン!
一瞬だけ顔と右腕を出してミスタ・マクナブに銃弾を撃ち込み、すぐにまた身を隠す。

性別:女
年齢:12歳
所持品:拳銃(3発)、アイスピック、ペンライト、偽造IDカード
現在地:スペンサービル地下鉄構内
状況:ミスタ・マクナブと銃撃戦を始める

53 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/02/25(土) 23:56:25
>44 
飯田のおじいちゃんは優しい声で私に話し掛ける。
>「少し痛いけど我慢するんだよ。いいね?」
飯田のおじいちゃんは笑顔のまま、私にワクチンを注射してくれた。まるで看護師さんみたいに手馴れている。
戦時中は、たくさんの人々に、一体どんな注射をしたのだろう。
>「……さてと、これで注射はおしまいだ。他に痛いところはあるかい?」
「・・・・ううん、ありがとう」
ふるふると首を振り、小さくお礼を言う。
治療してくれたおじいちゃん達は優しく親切で、以前と全然変わらない。
それが、いっそう恐ろしい。

>「いや、我々が造っていたのはこんな安っぽい菌じゃない。使ったってまずこんな面倒は起きないね」
大宮のおじいちゃんの声に思わず振り返る。ふざけているのかとも思ったが、おじいちゃんは真剣だった。
>「我が部隊は出来る限りの協力を約束しよう。ただし、我々の祖国を傷つけないことが力を貸す条件だ。
この大宮外吉、老いても誇り高き大日本帝国軍人である。祖国へ仇なす事だけは絶対にしない」
「・・・・・・戦争はもう終わってるのに」
余計な事を言ったと口を押さえたがもう遅い。おじいちゃん達の耳が遠いといいのだが。

>49
御手洗のお兄ちゃんは山田さんに診てもらっている。どうやらお兄ちゃんは疲れているらしい。
何かお腹に入れたら元気になるかな?
リュックを引っ掻き回し、中からカロリーメイトやお菓子を取り出す。
多分味なんてわからないだろうけど、スタミナ切れで逃げ切れないのでは目も当てられない。
「食べる?甘いものしかないけど」
ん?・・・・・・お兄ちゃん、なんか山田さんを見る目がハートになってない?
山田さんがいれば、お菓子食べなくても元気になるかもね。

>47 >48
鈴木さんは、村に蔓延る病原菌の説明を一通り終え、本題に入ったようだ。
>「私は3日前からこの村に居ましたが、特に目立つ兆候はありませんでした。
 何か変わった事はありませんでしたかね?もしくは・・・怪しい場所とかがあれば教えて頂きたいのですが。」
「ここ数日、山に住んでる野良犬たちが遠吠えしなくなった・・・とかじゃ参考にならないよね」
何かあったかな?あまりにも色んな事がありすぎて、昨日の事さえ遠い昔のように感じてしまう。

54 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/02/26(日) 01:27:28
>51>52
>「よっ…、余計なお世話よ。この格好が一番動きやすいのよ!」
「ああ、そりゃ結構。質問にさっさと答えてくれ。」
女子供を殺すのはマクナブの趣味ではない。
それでは只のテロリスト、そう、まだ3歳にもなっていなかった娘を殺した連中と同じになってしまう。
響き渡る靴音に視線を階段の方向に向ける。
その足音には恐怖が感じられない。
ついさっきまで銃撃戦の起きていた場所にやってくる足音にしては自身たっぷりだった。
足音が止まり、その方向に目をやる。
長身の男が階段の途中に立っていた。
>「そこまでにしたらどうかね、ミスタ・マクナブ。そちらのお嬢さんも困っているようだが。」
マクナブは答えなかった。
>「さぁ、君はもう行きたまえ。私は彼と話す事があるのでね。」
今度は少女に言葉を掛けた。
さて、銃弾や暴力を恐れない彼は一体誰なのか。
第1次生物災害の時に地上に降臨したとかいうサタンか何かの親戚なのか?
>「そ、そう?じゃあ普通の女子中学生はこのへんで…」
少女が飛び跳ねた方向は階段の方向とは逆だった。
咄嗟に銃弾を3発叩き込むが、当たったのは動かない元・嫌いな同僚の死体だった。
銃口を振り向けた時、すでに少女は遮蔽物の陰へ飛び込んでいた。
そして何かが遮蔽物である貨物列車から伸び、 2度、閃光と爆音が響く。
手近なゴミ箱の陰に隠れ、階段の方向に視線をやる。
長身の男は丸見えの位置だ。
ちなみにこの地下鉄構内に設置されているゴミ箱はイスラエル生まれの特注品だ。
散歩に出ればAKの銃弾とロケット弾が飛んでくる国で作られたゴミ箱はチタン製の対爆仕様だ。
公共の交通サービスであるゴミ箱の中に爆弾を仕掛けるのは非常に簡単で効果的なテロだ。
大勢の人々が利用するのでまとめて殺せるし、移動手段である鉄道を使用不能、もしくは利用客数を抑える事が出来れば
経済的なダメージを与えることが出来る。
しかし、その為にゴミ箱を撤去されても困る。
そこで爆風を上に逃がし、被害を最小限に抑えるチタン製の円形ゴミ箱が開発された訳だ。
これも傘社が安全の為、と称して導入したものだが実際は企業テロを恐れたのが理由だ。
もっともマクナブ達の暗殺作戦を防ぐ事は出来なかった訳だが。
(・・・発砲した時に排莢されなかったな。死体から拾ったシグじゃなく持参のリボルバーかねぇ。)
だとすれば残りの弾数は多くて5発、か。
22口径の銃声にしては音が重すぎる。
仮に7発357マグナムが入るマウンテンリボルバーを使っているなら7マイナス2で残り5発か。
火力に物を言わせて発砲しながら接近すれば無傷で倒せるだろう。
・・・しかし。
(どうも邪魔だな、あの男。俺の偽名を何で知っている?)
疑わしきは黒、という対テロ戦争の基本が骨の髄まで染み込んでいるマクナブはゴミ箱の影に身を隠したまま
長身の男に狙いを着けて引き金を引いた。

現在地:スペンサービル・地下鉄構内・ゴミ箱の陰
状況:長身の男(>51)に向かって発砲。

55 :長身の男:2006/02/26(日) 21:47:38
>54>52
銃弾が皮膚を食い破り、内臓をズタズタに切り裂く。
胸に空いた穴からどくどくと血が流れる。
「っと。」
銃弾を食らった衝撃でバランスを崩しただけ。
何事も無かったかのように男は階段を下りて来た。
「三十六計逃げるに何とやら、だよ。可愛い後輩君。」
長身の男はウィンクをE・良子にしてみせるとそのまま笑った。
「ここにいた化け物たちは逃げ出してしまったようだな。」
周囲をぐるりと見回し、切り刻まれたイエローチームの残骸に困ったような表情を浮かべる。
「それにしても・・・酷い有様だ。」
肘の辺りで切り落とされた右腕からサブマシンガンをもぎ取り、マクナブの方に向けて引き金を引いた。
全弾がゴミ箱に当たり、派手な火花を散らす。
「・・・生体認識にも限界はあるようだね。」
男は静かに笑うとゆっくりとマクナブの方へと近づいていった。


56 :E・良子 ◆nqSyHpq6xQ :2006/02/26(日) 23:23:56
>55
>「三十六計逃げるに何とやら、だよ。可愛い後輩君。」
後輩?誰だろう私の知っている人だろうか?けれど私はその声に聞き覚えはない。
ただ、長身の男の言うことは尤もだ。
私も生まれてすぐに『先生』に戦闘の術を叩き込まれて生きてきた人間だ。
だからこそそれなりに相手の強さくらいはわかるつもりでいる。

ミスタ・マクナブはかなりの使い手だと思う。さっきの兵隊達と比べてもおそらくはかなり強い、
もしかしたら『先生』とさえ互角に渡り合う程の腕前かもしれない。
だいたい火力が違いすぎる。このままミスタ・マクナブと撃ち合っていても勝ち目は0%だ。
『三十六計逃げるに何某…』長身の男に言われるまでもなくそれは『先生』からもっとも大事な
ことだとして戦闘訓練の一番として習っている…

長身の男は転がっている死体からサブマシンガンをもぎ取り、ゴミ箱に向けて乱射する。
ミスタ・マクナブはすばやくゴミ箱に身を隠し銃弾を避ける。
今だ!
マクナブがゴミ箱に身を隠している隙に、私は二人が降りてきた階段に向かってダッシュした。
余計な小細工は一切せずに全力疾走で階段を目指す。
ちなみに自慢じゃないが私の100m走の最高タイムは世界記録より0.02秒も速い…

性別:女
年齢:12歳
所持品:拳銃(3発)、アイスピック、ペンライト、偽造IDカード
現在地:スペンサービル地下鉄構内
状況:階段に向かってダッシュ

57 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/02/27(月) 22:28:58
>55−56
マクナブの放った短い連射は、男の心臓を確実に撃ち抜いたはずだった。
最低でも心臓の周囲の太い血管と肺をズタズタに切り裂く事になる。
銃弾とはそのように作用するものなのだ。
その証拠に背中側から血と肉片に絡まった生地が飛び出して行くのが見えた。
しかし、男はちょっと滑っただけ、といった感じの気楽さでバランスをとっただけ。
>「三十六計逃げるに何とやら、だよ。可愛い後輩君。」
おまけにウィンクまでしてみせる。
「伊達に年は食ってないよな。ガキ相手の方がまだ気が楽だぜ。」
男は薄笑いを浮かべながら切り落とされたイエローチームの腕を拾い上げる。
無造作に生体認識ロックの装着されたMP5を腕からもぎ取るとそのまま銃口をこちらに向けた。
条件反射でゴミ箱の後ろへと滑り込む。
もちろん、貨物列車の方向から目は離さない。
据え付けられたチタン製の高級ゴミ箱と10ミリ弾がぶつかり、甲高い音を立てて震える。
押し込められたドラム缶を30本の金属バットで殴られている気分だ。
十字砲火を浴びるのは良い気持ちがしないが、どちらか片方なら連続して撃つ事で頭を抑える事は出来るだろう。
もっともマガジンチェンジの瞬間に撃ち返されたらお終いだが。
>「・・・生体認識にも限界はあるようだね。」
「所詮、機械だからな。あんたも未来から送られて来た殺人機械か?どうせだったら3作目の奴を送れってんだ。
 それも地下鉄に直接送り込め。そうすりゃ少しは楽しくなる。」
MP5の弾倉を交換しながらマクナブが呟く。
ここらでシグに持ち替えた方が良さそうだ。
カチカチと音がした瞬間、マクナブが頭と右手だけ出してシグを撃った。
あれだけ派手に撃てば一瞬で弾切れになる。
予備のマガジンを拾った様子も無かったし、弾切れになった今がチャンスだ。
「俺も逃げるぜ!」
骨盤の辺りを集中して狙い打つ。
どんなに強靭な、というより死に難い体だとしても所詮は人間と同じだ。
撃てば皮膚や筋肉、そして骨が砕ける。
二本足で歩く限り、間接を破壊すれば移動することは出来なくなるし、重力に逆らったまま立つ事は出来ない。
長身の男はどさっとセメント袋が倒れるような音を立てて地面に叩きつけられた。
続けてシグで走り出した少女の背中を狙うが、慎重に狙っている間に少女は階段を上りきってしまった。
「・・・後輩とやらは逃げ出したぜ。まだ喋れるだろ?」
イエローチームの死体からマガジンを引っ張り出し、MP5に装填する。
「で、俺に話ってのは何だ?一応聞いておく。逃げる気も失せた。」
腰の辺りがミンチになった長身の男、いや上半身だけの男に声を掛ける。
確実に殺してから出なければ背を見せるのは危険だ。
「ヘタに動けば頭を撃つ。いや、全身隈なく叩き込んでやる。どこかしら急所はあるだろうしな。」

現在地:地下鉄構内
状況・長身の男に話し掛ける。
持ち物:MP5/10(30)、シグ229(5)、無線機、ガスマスク(暗視装置内蔵型)

58 :ブランデンブルク ◆aAVOu2Okbk :2006/02/27(月) 23:02:46
>マクナブ
ヘルメットに内蔵されているヘッドフォンからマクナブの声が漏れ聞こえた気がしたが、
生憎ともう彼等と関わるのは止める事にした。無線機の電源を切った。
自分の命は自分の為に使う。悪いが、ばら売り出来る程残っていないんでね。
梯子を登る手を休め、下を見る。足元には奈落の底の様な黒い穴がぽっかりと口を開いていた。

現在、ブランデンブルクは一般用エレベーターシャフト内にいた。

「さて…今は何階だ?」
ベルトに固定したL字型ライトで傍にあったプラスチックボードを照らす。
ボードには『↑26階↓24階』と表記されていた。どうやら現在地は25階と見做して間違いないだろう。
後少しでビルの半分に達するという訳だ。
もう一登りしようかと悩んだが、生物災害発生源に近付くにつれてシャフト内も安全とは言い難くなってくる。
大抵、こういった閉所には巣を張るタイプのBOWが潜んでいるからだ。
此処まででそういった輩に遭遇しなかったのは運が良かったと見做すべきだろう。
こんな場所で襲われれば、幾等第三帝國製の獣人兵士と言えども無事では済まない。
だが、シャフトの外には化物がうじゃうじゃしている事だろう。シャフト内か、通常ルートか。
どちらも危険な事に変りは無いが、多分、敵との遭遇時を考慮すると、遥かにシャフト内が危険だろうか。
「もう少し楽をしたかったんだがな…」
文句を言うと、梯子に片腕でぶら下がったまま頑丈なエレベータードアに蹴りを叩き込む。
ごん、と鈍い音が響くと、分厚いドアの中心部が歪んだ。更にもう一発。
この一撃でドアは勢い良く吹き飛び、ブランデンブルクは軽やかにシャフト内からエレベーターホールに踊り出た。
「……血と腐肉、硝煙の臭いか」
犬よりも利く鼻をひくつかせ、フロア内に幽かに漂う匂いから状況を察する。
「男と女がいるな…正確な数は分からんが、複数人。まだ死人じゃない」
どうやらこのフロアには生存者がいるようだが、構っている暇は無い。
それに、この姿を普通の神経を持つ奴が見れば、BOWと勘違いして攻撃してくるかもしれない。
無駄な争いは避けたい。これから先、どんな障害が待ち受けているのか分からないのだから。

>23
突如としてフロア全体に非常ベルが鳴り響いた。
「どこぞの阿呆が鳴らしたみたいだな…勝手な事をしてくれる」
ゾンビは基本的に物音に反応する。そして他のBOWはゾンビ以上に敏感に反応する。
暫くすれば非常ベルの音は止むと思うが、そうこうしている間に化物共が集ってくるだろう。
さっさと此処から移動するか、もしくは何処かに身を隠して暫くの間遣り過ごそう。
…いや、何処かに隠れるべきだ。化物共は基本的に階段を使ってフロア間を行き来する。
上か下のフロアに続く階段に向えば、鉢合わせなんていう事も充分に有り得る。
ならばシャフト内を移動すれば如何だろうか?…駄目だ。もうシャフトに戻る気にはなれない。
「畜生め」
さっと駆け出し、何処か隠れる場所は無いかと周囲を見回す。
一つのドアが目に留まった。既に考えるよりも先に体が動き、ドアに体当たりを仕掛けていた。
蝶番が外れんばかりに勢い良く開くドア。飛び込んだこの部屋に先客がいなければ良いが
「………」
そうもいかないようだ。部屋には、男女四人がいた。そしてその中に見知った顔が一つ。
「元気にしていたようだな」
確かシノザキとかいう男だ。にやり、と犬面で器用に笑ってみせる。
「俺だ、ブランデンブルクだ。間違って撃ってくれるなよ」
一斉に向けられた四つの銃口を手で制する。銃火器で簡単に死ぬ獣人兵士ではないが、
至近距離から撃たれては重傷を負いかねないし、何よりも痛い。
「俺のこの姿の訳は、後でたっぷりとそこの眼鏡とちょっときつそうな美人さん、それと赤頭巾ちゃんに話してやる。
…あー、別に獲って喰ったりはしないから。だから銃は下ろしてくれ」
降参の意思表示をするため、ヘルメットを脱ぎ、両手を挙げる。序に犬耳もぱたりと倒した。。

現在地:25階スタッフルーム内
状況:隠れようとした部屋に四人がおり、鉢合わせ。手を挙げる。
状態:全快(腕の傷は回復)

59 :来島 大樹 ◆53FaOdpa/o :2006/02/28(火) 03:48:08
>30
やばいな・・・・随分な数のゾンビとリッカーが俺の残した血の跡を追ってきてる。
「すまねえ、先にあの部屋で待っててくれ。この足じゃあ、いつまでかかるかわかったもんじゃねえからな」
踊り場でソニクスを下ろし、たすきがけにしていたシーツをぐるぐると傷口に当てて縛り付ける。
ちょっと大きすぎるけど、今はシーツを切り裂く間も惜しい。
ソニクスが小走りに遠ざかって行くのを見送りながら、階段の手すりにしがみつく。
「・・・・・」
・・・・やばいな。まっすぐ歩けねえ。
こいつはあれだ。前に島でゾンビに噛まれた時と同じ症状だ。
あの時も何とか逃げ延びたと思ったら、すげえ熱が出て気絶しちまったんだっけか。
運がよかったんだろうな。あんな調子で、よく半年も生きてられたもんだぜ。

手すりを頼りに階段をのろのろと下りる。
くそっ、あの時よりも熱が出るのが早い・・・・おい、どうなってんだ俺の体は!? こんなとこで寝たらもう二度と起きらんねえぞ!
45階、45階へ・・・・!
45階まで下りた俺は、支えだった手すりを離して床にうつ伏せになる。
・・・・足に力が入んねえ。
腕の力だけで、なんとかフロアに移動する。
ゾンビの気持ちが少しだけわかってきたぜ。這いずんのは・・・・大変だ。
後ろの方から呻き声が聞こえてくるのはさっきからずっとなんだけど、それが近いのか遠いのか、よくわからなくなってきた。
とにかく、今の俺には前に進むしかできることはねえ。

病気で寝込んだことなんか一度だってねえってのに・・・・・つくづく化け物連中とは相性が悪いぜ。
・・・・・待ってろ・・・・・絶対に、兄ちゃんが、元に戻してやるから・・・・・な。

現在地:45階、北側階段近くの通路
行動:通路をうつ伏せになって前進し、高熱のあまり意識を失う。
状態:Fine? 発熱中、右足のふくらはぎに噛み傷(シーツで止血)、気絶中

60 :名無しになりきれ:2006/02/28(火) 16:49:50
根暗は何で戻ってきたん?

61 :名無しになりきれ:2006/02/28(火) 16:50:22
ごめ、誤爆

62 :名無しになりきれ:2006/02/28(火) 19:33:01
>59
追いかけてきたリッカ−2体が、気絶した来島に飛びかかるべく跳躍した
爪で獲物を引き裂こうと、大きく左腕を振り上げている
リッカ−達の背後からはゾンビの群れが迫っていた

63 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/02/28(火) 20:10:32
>47、48
鈴木の言葉を聞きながら、大宮大佐は少しだけ笑顔を見せた。
「何、そんなに難しい条件でも無いだろう。この状況の打破は確実に日本の為になるんだ」
銃を降ろしてそう言った大佐の表情からは、先程の鋭い眼光は消えていた。
「何者かが細菌を撒いたと仮定した場合、最も怪しい場所というならば…やはり井戸だな。
あくまで私の経験からの推測だが、細菌を撒く場合にまず狙うのはその地域の主要な水源だ。
飛行機の空中散布なんかよりも簡単かつ広範囲に菌をばら撒く事が出来るんでね」
煙草の灰を落とし、ふぅ、と白い煙を吐く。
「……井戸水を使用している村民は全体の6割、と言ったところか。細菌を広めるには十分だ。
もしかしたら水道水も汚染されているのかも知れんがね」
>49
薬品棚を眺めていた金田兵長は、先程の青年がわめくのをやめているのに気付いた。
青年を見ると、あの看護婦をじっと眺めている。兵長はにやりと笑みを浮かべる。
「…君、あの看護婦に惚れたのかね?」
看護婦に聞こえないようにと、青年の耳元でからかうように問いかけた。
>53
それぞれの相手と会話をしている大佐と兵長、窓の外を警戒している中尉と軍曹。
少女がさりげなくと発した「戦争はもう終わった」が聞こえたのは、飯田少佐だけだったようだ。
「…彩ちゃん、確かに戦争は終わった。日本は、大日本帝国は確かに負けてしまったよ。
でも、いいかい?自分の生まれた国が好きで、傷つけたくないのは当たり前だと思わないかね?
それにおじいちゃん達は兵隊だったんだ。だから、人一倍に国を傷つけたくないんだ」
罰が悪そうにしている少女の頭を撫で、少佐は普段と変わらない優しい口調で話した。

名前:大宮外吉/橋本良治/水野治夫/金田昭平/飯田忠雄
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/三八式歩兵銃、水筒、背嚢/猟銃、背嚢/九九式短小銃、背嚢

64 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/02/28(火) 20:23:14
>50
怪物の死骸を突いたり、鞄から試験管を取り出したりといった様子を見る限りでは、
どうやらこいつは科学者らしい。それもこの怪物について何か知っているようだ。
「利用価値はあるな…」
もう少しこいつの観察を続けようとも思ったが、そうは行かない。やはり邪魔が入った。
先程の怪物……とりあえず草蜥蜴と呼ぼう。その草蜥蜴共が追いかけてきたのだ。
畜生、奴らに追いつかれる前に何処かに逃げなければ。

「おい!奴らが追いついてきたぞ!!はやく逃げるんだ!」
男に駆け寄りながら、私は出来る限りの大声で叫んだ。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(5発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街付近
現在の状況:マンドレイクに追いつかれそうになり、佐治に駆け寄る

65 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/02/28(火) 21:50:53
>64
>「おい!奴らが追いついてきたぞ!!はやく逃げるんだ!」
突然の大声に驚いた私は振り向いた。
男が走って来ているが、その後ろに奇種(マンドレイク)の群れがいる。
「・・・やはり劣等種だな」
群れで狩りをする事の利点は連携攻撃をすることにある。
その点を知らない奇種(マンドレイク)など所詮は失敗作だ。
「あんな劣等種に殺されるなんて冗談ではない」
私は試験管を片付け、走り出した。

所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村内商店街付近
状況: マンドレイクから逃亡中

66 :ミリア ◆mPSJuQyNAk :2006/02/28(火) 23:01:55
>23>41
桃華の発言は、生理の日よりも体調が優れないミリアを苛立たせるには充分だった。
が、今更ヒステリックになったところで体力の無駄だ。それに、感情を爆発させた後は気まずい。
まぁ、それ以前に、可愛い妹分の頼みとあっては聞かない訳にはいかないだろう。
「仕方が無いわね…」とミリアは観念したかの様に呟くと、わしわしと桃華の髪をくしゃくしゃにする。
「分かった。私が様子を見に行ってくる。10分以内に戻ってこなかったら、先に進んでくれて構わないわ」
そう言ってさっさと部屋を出ようと、ドアノブに手を掛けようとしたが。

>58
ドアが勝手に勢い良く開く。
何事かと察する前に、バックステップで距離を取り、部屋に飛び込んで来た何かにAK103の銃口を向ける。
「な?」
そして唖然とする。その何かが、2m以上の巨躯も然ることながら、その威圧感を吹き飛ばす容姿だったからだ。
簡単に言えば、武装SSの兵士の格好をした狼男、とでも形容するべきか。
顔を除けば、確かに屈強な体格をした武装SSの兵士である。だが、首の上には御丁寧にもヘルメットを被った狼の頭が乗っかっている。
銀色の毛並みに針金のような髭。長い口腔。湿った黒い鼻。青い目。そして生え揃った鋭い牙…

>にやり、と犬面で器用に笑ってみせる。
本人は笑った心算なのだろうが、傍から見ると狼が狡賢そうに唇の端を吊り上げているようにしか見えなかった。
狼男はシノザキとかいう男と面識があるらしい。一体何処でそんなのと知り合ったのだろうか。
じろりと横目でシノザキを見つつ、戦闘意欲が無い事を盛んにアピールする狼男に銃口を擬する。
「で、本当に知り合いなの?」
シノザキの返答如何で発砲も考えている。彼がBOWとは限らないのだから、油断は出来ない。

服装:戦闘服、アサルトベスト、タクティカルブーツ、ヘッドセット
装備:アサルトベスト[7.62×39mm弾30連マガジン×4+4発、M19カスタム(5)、357THV弾×42、無線機、光ディスク]
   レッグホルスター[357SIGカートリッジ仕様P226(20発)+LAM&サイレンサー]、AK-103カスタム(20)
   マグポーチ[357SIGカートリッジ20連弾倉×3 ] 、ナイフガン(4)
現在地・状況:25階/ ブランデンブルクに銃口を向ける
健康状態:左肩の裂傷@治療済み(感染の可能性有り)

67 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/02/28(火) 23:05:51
>48−49>63
>「何、そんなに難しい条件でも無いだろう。この状況の打破は確実に日本の為になるんだ」
柔和な顔となった大宮老人に怪訝な顔をする。
「まぁ・・・そうかもしれませんね。」
床に捨てた煙草を踏み消すと新しい煙草に火を点ける。
>「ここ数日、山に住んでる野良犬たちが遠吠えしなくなった・・・とかじゃ参考にならないよね」
「いや、情報は多い方が助かりますから。」
煙草の吸いすぎで喉が痛むのを我慢し、笑顔を浮かべて小川が答える。
良い兆候だ。
誰もが自由に意見を言える場こそ、もっとも正解に近い場所だ。
細菌戦のプロや対B.O.W.戦のエキスパートでは見過しがちな事実がひょっこりと顔を出す可能性もあるのだ。
今度は大宮大佐の番だ。
>「何者かが細菌を撒いたと仮定した場合、最も怪しい場所というならば…やはり井戸だな。
  あくまで私の経験からの推測だが、細菌を撒く場合にまず狙うのはその地域の主要な水源だ。
  飛行機の空中散布なんかよりも簡単かつ広範囲に菌をばら撒く事が出来るんでね」
「なるほど、航空機では飛行計画を提出する必要があるから誰が撒いたかもすぐに解ってしまう。
 井戸に撒くなら簡単だし、単純な分だけ成功確立は高い。」
関心した表情で小川が唸る。
>「……井戸水を使用している村民は全体の6割、と言ったところか。細菌を広めるには十分だ。
  もしかしたら水道水も汚染されているのかも知れんがね」
「だとしたら厄介ですね。潜伏期間によってはそろそろ発症する人間が出てきてもおかしくない。
 冬場だったのがせめてもの幸いですね。田んぼに水は無いし、蚊のような虫を媒体にして広がる可能性も低い。
 水よりもお湯を使うケースが多いでしょうし。」
田んぼに潜んでいる蛙が全てB.O.W.になると思うとぞっとしない。
田舎生まれ故の率直な感想だ。
>「戦争はもう終わったのに」
森村アヤの方に目をやる。
大宮大佐の部下の一人が話し掛けるのを横目で見る。
>「…彩ちゃん、確かに戦争は終わった。日本は、大日本帝国は確かに負けてしまったよ。
  でも、いいかい?自分の生まれた国が好きで、傷つけたくないのは当たり前だと思わないかね?
  それにおじいちゃん達は兵隊だったんだ。だから、人一倍に国を傷つけたくないんだ」
頭を撫でる老人の姿を見ながら小川がため息を吐く。
多分、小川にはそんな事は言えないだろう。
あの戦争は積極的防衛戦争で、あのマッカーサーですらその事を認めたとか
当時の世界標準からしてみれば植民地政策は間違いでは無かったとしか言えない。
感情でなく理屈だ。
守るべきものが殆ど無い小川にとって老人達の感情は良く解らない。
道で困っている人間を積極的に助ける方だが、地球の裏側で死にかけているアフリカ人を救おうとは思わない。
ぼんやりと山田あすかを見ながら思う。
助けられる人数に限界があると言った自分をどう思っているのだろう?
ある程度の犠牲は仕方が無いと判断する自分と全員を助けなければならない彼女との差は一体どこにあるのだろうか、と。
「・・・そろそろ移動しましょう。山側の井戸が一番怪しいですかね。撒くなら高いところから撒いた方が広がりやすいでしょうし。
 それにアヤちゃんが言った裏山も近い。時間が限られているから効率的に動いた方が良いでしょう。
 二手に別れるって方法もありますが。」
編成をどうするかが最大の問題だ。
「そうそう、御手洗さんと山田さんは――― 」
そこまで言った所で御手洗青年がびくっと背筋を伸ばした。
「・・・どうかしましたか?」
怪訝な表情を浮かべ、真っ赤な顔をしている御手洗青年と隣でニヤニヤしている兵長を見比べた。

現在地:分校・2階・理科準備室
状況:裏山と井戸に向かう事を提案。

68 :アラン二等兵 ◆/YI2FnXeqA :2006/03/01(水) 05:35:47
――九武村、傘社研究所正面玄関前。

「大佐〜、俺っす。アランっす。とりあえず村に入って一段落ついたんで、ご報告をさせてもらうっす。
いやぁ〜〜しかし、ボルガノフ曹長はすごいっすねえ。まさか、あの包囲網をこんな簡単に抜けられるとは思いもしなかったっすよ!」
身の丈約二メートル半、迷彩色の装甲服に身を包んだ理想的な巨躯の持ち主が、鉄アレイみたいな形の無線機を片手になんやかやと喋っていた。
「なんせ見えないんっすもんね。でかい上に見えないって、反則すぎっすよ。すごいっすよ。この、え〜と・・・・」
『カメレオンスーツ』
「そうそう、まんまなネーミングっすね。なんかスタートレックの装備みたいで現実味がないっす」
『そんな便利な物じゃないわよ〜。田舎の街灯程度の明るさでも揺らいで見えちゃうし、紫外線の下だと脱皮したての蝉みたいな色になっちゃうしね〜。
そもそも、バッテリーもろもろの装置が全然小型化できないから、ジョンにしか着せらんないし〜』

アランはなるほど〜っと唸りつつ、横で片膝をついてじっとしているクソでかい上官を見上げた。
自分をそのまま大きくしたかのようなフォルムのボルガノフだったが、違う点が三つほどあった。
まず装甲服、彼の装甲はアクリルのように透き通っていて、下地の黒が丸見えだった。素の状態だと全身タイツを着た黒覆面の大巨人にしか見えない。
次に、背中に固定された巨大な装置だ。まるで、この巨人の背中にスポーツカーが張り付いているみたいに見える。
最後に、その両足だ。激しくでかい上に、どうやら土踏まずがないらしい。この巨体を支えるには、人の足では不足なのだろう。
はっきり言って、色々なものを犠牲にしている姿である。

「・・・・・俺、こんなでかくされないでよかったっすよほんとに」
『ジョ〜ン、アランが貴方のこと、ママのケツみたいだって言ってるわよ〜』
「畜生っ! 大好きっす大佐!」

ボルガノフに会話を聞かれないように、駐車場の隅っこにまでダッシュする。小突かれたらたまったもんじゃない。
「・・・・・しっかしまあ、曹長は普通に話せるからいいんすが・・・・あの・・・・」
『ぁによ?』
「あのオヴィディウスっていう、恐ろしくケレン味溢れる御方は・・・・・そもそも意思の疎通自体できるんっすかねえ?」
『御方なんて上等なもんじゃないわよ。虫よ虫、虫で充分』
「虫って、そんないくらなんでも・・・・俺らこんなになっても元は人間なんすから」
『ああ、あいつだけは違うわ。元々から虫よ。変な知恵ばっかついちゃったけどね〜』
「へ? 本当に虫!? なんでそんなのがウチにいるんすか!? そもそもどのような由来の生物で――」
『まあ、あの子とは長〜い付き合いだからね〜。やっぱりこのお婆ちゃんの育て方が悪かったのかしら?』
「大佐〜! この際言わせてもらいますが、俺、上手くやってける自信がないっす!」
『大丈夫よ〜。ジョンとオヴィーには、ちゃんとアンタの言うこと聞くように言い聞かせてあるから〜。目標回収頑張ってね〜』
「待ってください! その目標ってのは、一体この村のどこにあるっていうんっすか!?」
『ヒント、木を隠すには森の中、石を隠すにゃ岩場の中よ』

ギリス大佐に一方的に通信を切られ、アランはしばし駐車場の隅っこで呆然と佇んでいた。
「・・・・・わかったっすよ! 森と岩場の中を探せばいいんっすね!?」
「・・・その電話の本来ガガッ・・・ち主ピーッ!」
「うひぃっ!?」
馬鹿な答えに行き着いた瞬間に、背後でノイズ混じりの奇妙な声が突如発生、飛び上がるアラン。
「お、オヴィディウス・・・さん? なんすかなんすか? 一体なんすか?」
声の発信源は、ブロック塀に腰掛けていた人影だった。
「『鈴木』ザザザザッか、そいバリバリはガガッこに・・・」
どうやら、自分の触覚で受信した電波をそのまま垂れ流しているだけらしい。理解不能な行動である。
「―――こっ――ガガッ――ブツン」
「・・・・い、嫌すぎる」

――超人の肉体に常人の感性、アラン・スミス二等兵の短い生涯の中で最も過酷な任務が、今始まった。

現在地・状況:九武村、傘研究所前の駐車場、通信終わり

69 :狙撃班 ◆CO7zDJ...Y :2006/03/01(水) 23:15:04
「孫、ねぇ…」
別に如何でもいい、とでも取れる呟きを漏らす赤坂。
脱がされた戦闘服を着込み、タクティカルブーツを履く。顔は、既に玄人のそれだった。
「赤坂」
ベッドから立ち上がろうとしたところで、今まで何処かに消えていた雑賀に呼ばれ、室内を見回す。
雑賀は、壁際に腕組をして佇んでいた。顔を隠していたフェイスマスクは取り払われている。
「何処行ってたんだ?」
「定時連絡だ。それと、耳寄りな話を少々」
赤坂の傍まで歩むと、先の無線内容を彼の耳下で囁く。
「……成程。俺達以外にも、ねぇ」
感慨深そうに溜息をつくと、「よっしゃ」と膝を叩いて赤坂は立ち上がる。
「次に仕掛けて失敗したら、もうこの作戦は中止だ。これ以上は俺達も危ない」
「そもそも、留まる必要は無いと思うのだがな…だが、最低限終らす事がある」
背中のL96を手に持ち、槓桿を引いてみせる。ラプアマグナムが、薬室に送り込まれた。
「分かっている。ケジメはつけるさ、ケジメは」
赤坂の言うケジメ。それはこの村の徘徊する、異母兄弟を完全に葬ると言うことであった。

現在地:診療所内
状態:良好

70 :名犬オホートニク ◆y.SwUA0Hno :2006/03/02(木) 15:34:23
田舎の村だから人口は少ないし、元々人間の共食いは動きが鈍いから、こういう開けた場所を進むのには大した障害じゃない。
「……人間の共食いってのは気味悪いですね、大王様。あの街灯の下でボォ〜っと突っ立ってる奴なんか、虫がたかってますよ」
「うぅっわ! あいつ目玉垂れてる! オイラ、犬なのに鳥肌」
「お前ら黙って歩け。人間の共食いは鈍いから、傍を通ったり物音を立てたりしなきゃ襲ってこねえよ」
「大王様詳しいですね? 前にもこんなことがあったんですか?」
「……まあ、密度の濃い七年間を生き抜いてきたからな。泳ぐ魚のとり方だってわかるぞ」
「すげー! 是非是非今度教えてください! 一度でいいからシャケ食べてみたかったんで」
「オイラ、マス食べたい!」
「だから、大声出すなって……」
緊張感のない奴らだな。
いや、恐怖のあまりに高揚してんのか。根っから三枚目みたいだし〜。

む、殺気。

オレはうなじの毛を逆立て、しっかりと地面に爪を立てて、素早く臨戦態勢に入る。
「出た出た! 出ましたよ大王様! こいつらが共食いです!」
同時にオレの陰に隠れるペタとモフ。……お前ら、根性見せる気ないのな。
民家の中、納屋の影、背の高い草むらを抜けて姿を現したのは、十匹の共食い犬どもだった。
みんな首輪つきだな。リールを引きずってるのまでいるし、こりゃ、飼い犬の成れの果てだな。
恐らく、真っ先に飼い主に襲い掛かったクチだろう。
……そういえば、ポチを飼ってたお隣さんは助かったのかな? 玄関開けて飼い犬の死体が転がってたら、腰抜かすかな?
「だだだ、大王様! 囲まれてます囲まれてますって!」
「一、二、三……と、とにかく沢山います!」
「アホかー、もっと勉強しろ。オレなんて億の位まで数えられるぞ」
「へ? おくってどこの奥ですか?」
「……まあいいや、とにかく落ち着け取り乱すな。窮地にあるほど冷静たれ、だ」
「うわあああっ! やっぱ、モフの馬鹿になんかついてくるんじゃなかったー!」
「そうだな、オレが生まれ故郷のロシアでチェルノブイリの悪魔と呼ばれた悪魔と戦った時の話をしてやろう。オレと奴は神の砂山のてっぺんで……」
「こんな時に武勇伝をっ!?」

「かゆ、うま」(犬語)

「きゃあああああっ!」「いやあああああっ!」
オレの話を待たずに、共食いの内三匹が飛び掛ってきた。
まあ、全然大したことない相手だから、オレもこんな呑気にしてるんだがな〜。
「汚ねえよだれ垂らしてんじゃねえ!」
三匹まとめてヘッドバットで吹っ飛ばし、地面に転がった一匹のリールをわふっと咥える。
「うらうらうらうらうらうらうらうらうら!!」
リールの先の犬ごと豪快に振り回し、共食いどもに叩きつけてぶっ飛ばしてく。

十頭全部片付けるのに、一分もかからなかったかな。
培尾市の時は、どでかい象だの、それよりでかい蚤のお化けだの、さらにもっともっとでかい蝙蝠女王だのに出くわしてばっかでイマイチ振るわなかったが、同じ犬なら話が別だ。
例え、十匹が百匹だって負ける気がしねえ。

そう、オレはオホートニク。地上最強の犬なんだ。

所持品:首輪
現在地・状況:九武村、サナトリウムの近く、ゾンビ犬十匹を蹴散らす
舎弟:ペタ&モフ
状態:健康

71 :甲殻虫型変異体 ◆CO7zDJ...Y :2006/03/02(木) 18:16:52
>46
熊か何かが道の片側に茂る藪の中を移動する音が聞こえた。
「UGAAAAAAA!!!!」
それは熊ではなかった。直立した身長は、確かに熊並かそれ以上だ。
だが、明らかに自然界には発生し得ない奇妙な形状をしていた。
無理矢理、昆虫を成人男性に模ったような奇怪なフォルム。
体を覆う灰色の外骨格はてらてらと光っている。粘液か何かが殻の表面から分泌されているのだろう。
頭部の形状は飛蝗に近い。長い触角、強靭な顎、紫色に明滅を繰り返す複眼が不気味に周囲を彷徨っていた。
「GRU?」
藪の中から現れた化物は、暫くは周囲の様子を探っていたが、やがて接近する光源に気付いた。
自身を照らす照明を眩しそうに手で遮る仕草をして見せるが、それが人が運転する車で、
運転席に座る女性の姿を目にした途端、凄まじい咆哮を上げていた。
「UGAAAAAAAAA!!!!」
彼は言葉を喋る事は出来ないだろう。だが、感情を表現する事は出来る様だ。
背に生える虫羽が唸り、全身から底知れぬ攻撃意識が迸っている。今の彼は、間違いなく『歓喜』していた。
ふっと一瞬、体が沈む。そして次の瞬間、地を蹴り、荒ぶる闘牛の如く、猛然と目標に向って駆け出していた。
「OOOOOOOO!!!」
既に理性などこれっぽちも無い、化物の目に軽トラックの姿が映る。

現在の状況:桂木発見。軽トラックに真正面から突進。

72 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/03/02(木) 19:40:11
>63 >67
薬品の瓶を眺めていた金田のおじいちゃんがニヤニヤしている。
山田さんに見とれてる御手洗のお兄ちゃんのポケットに、大ぶりのチョコバーを押し込もうとしたんだけど・・・考えが変わった。
「山田さんこれあげる」
渡す時、御手洗のお兄ちゃんと分けてね、と釘をさすのを忘れない。
・・・・・・季節柄、同じチョコなら山田さんに貰った方がいいよね。

大宮のおじいちゃんと鈴木さんは、まだ熱心に話を続けていた。
話の腰を折ったのに、鈴木さんは私の話を一笑に付さずきちんと耳を傾けた。
・・・ちょっと変わった人だ。
足をプラプラさせながら二人の話を聞いていると、どっこいせと声を出しながら飯田のおじいちゃんが近くに座った。
>「…彩ちゃん、確かに戦争は終わった。日本は、大日本帝国は確かに負けてしまったよ。
でも、いいかい?自分の生まれた国が好きで、傷つけたくないのは当たり前だと思わないかね?
それにおじいちゃん達は兵隊だったんだ。だから、人一倍に国を傷つけたくないんだ」
怒られるかと思ったけど、飯田のおじいちゃんはそう言って、やさしく私の頭を撫でた。
・・・おじいちゃんは本当に『国』を大切に思っているんだね。
それが切なくて、悔しい。
私やおじいちゃん達・・・ううん、村全体が、おじいちゃんの大切な『国』から見捨てられているのに。
「国って一体なんなの、おじいちゃん。それってそんなに偉いの?大事なの?・・・この村や、私達より?」
頭を撫でていた手が止まった。顔を上げると、おじいちゃんはじっとこちらを見ていた。
「私には分かんないよ。だって私の世界はこの村で出来てるのよ」
飯田のおじいちゃんに、「そうだ」と肯定されるのが心底怖かった。そのまま矢継ぎ早に続ける。
「自衛隊の人にあったの。でも私達を助けてくれるわけじゃないの。何かを取りに来ただけなんだって。
成功しても失敗しても、この村は明日には消えちゃうんだって!
・・・・どうして?村の外には自衛隊がいて村を囲んでいるのに、知っててどうして助けてくれないの?
どうして撃ち殺されたり、怪物に食い殺されなきゃならないの?」
・・・こんな事を、飯田のおじいちゃんに言っても仕方のないことなのにね。
頭のどこかでちゃんと分かっている。だけど、喋っているうちに感情が高ぶってどうにもならなくなった。

「ほ、本当に村が消滅す、するのなら、ここに避難している村の皆に黙って行・・・いけないよ・・・!」
しゃくりあげながらそれだけ口にするけど・・・これが本当に正しい事なのかどうか、私には分からない。
おじいちゃん達や鈴木さんみたいな大人の人なら、もっとちゃんとした答えを出せるのかな。

73 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/03/02(木) 22:20:05
>72
>「国って一体なんなの、おじいちゃん。それってそんなに偉いの?大事なの?・・・この村や、私達より?」
搾り出すような声に耐え切れず煙草に火を点ける。
幾らなんでも吸い過ぎだと思う。
>「・・・・どうして?村の外には自衛隊がいて村を囲んでいるのに、知っててどうして助けてくれないの?
  どうして撃ち殺されたり、怪物に食い殺されなきゃならないの?」
兵士達は生活の糧を得る場所を自衛隊に求めただけだ。
それぞれの兵士にも家族はいるし、生きる為には命令に従い、金を稼がなければならない。
何よりもスポンサーである政府の決定には従わなくてはならないのだ。
「犠牲が認められているから、です。自衛隊を動かしているのは政府だ。政府がゴーサインを出したんですよ。
 培尾市の空爆以降、ずっと人々が犠牲になってきたんだ。」
>「ほ、本当に村が消滅す、するのなら、ここに避難している村の皆に黙って行・・・いけないよ・・・!」
堰を切ったように森村アヤから言葉が流れ出す。
感情を抑えきれない子供特有の声。
「そもそも国と政府は全然違うものです。この状況はこの国の人間が創り出した状況なんだ。受け入れろ、とは言いませんがね。だけど・・・」
>「ふざけんじゃないわよ!勝手な理屈ばっかり並べ立てて!」
威勢の良い怒鳴り声と共に乾いた音が響く。
山田あすかが渾身の力を込めて放った平手打ちだった。
>「国一個救えないような男に女一人救える訳無いでしょ!あんた、言ったわよね?!
  初めて会った時に、助ける為に殺すって!今度は生きている人間まで殺すつもり?!」
山田あすかの金色の目が正面からこちらを見つめていた。
視線から目を逸らすように小川が俯く。肩が小刻みに震え、その震えはどんどん大きくなっていく。
「・・・くくっく、はははっはは!」
突然笑い出した小川を、山田あすかが叩きすぎて壊れたかしら、という目で見始めた。
「最後まで話は聞いてください。俺も何とかしたいんですよ。」
死人のような目も笑い声と一緒に吹き飛んでしまった。
「どっかで会ったような気がすると思ったら昔の知り合いにそっくりだったんだ。」
>「今更口説くつもりかしら?昔別れた女、なんて言わないでよね。」
「いえ、身長2メートルのイスラム教徒ですよ。ユーゴスラビアのね。」
>「ハァ?」
「本当にそっくりなんですよ。本当にね。」


74 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/03/02(木) 22:20:49
当時、訓練の成果を試す為にボスニア紛争に派遣されていた小川は、市街地に程近い森林地帯の一角をパトロール中に地雷を踏んでしまった。
赤い夕日に目を細めて歩いているとカチッという音と共に、背筋が凍ったのを覚えている。
そして始まった銃撃戦。
足を上げれば地雷が爆発する為、遮蔽物に隠れる事も出来ずその場にしゃがみ込むのが精一杯だった。
そんな中、一人の男が低い姿勢で駆け寄り、地面を掘って地雷を解体してくれた。
男は銃撃戦が続く5分間、ひたすら地雷を解体し続けた。
戦闘が終了し、男の正体にようやく気が付いた。
近くに住んでいる市場で働くムスリム人の男だった。
同僚達が男の勇気に敬意を評し、口々に礼を言った。小川がその男と口を利いたのは一番最後だった。
どうして助けたんだ?それもアラーの教えなのか?と真面目な顔をして尋ねた小川にこう応えた。
神は関係無い。人と人との関係だ、と。
人は人に優しくしなければならないとその男は言ったのだ。
夕日を背にした男の姿にこそ神が宿っていた、と小川は気がついた。
「確かに理屈じゃない。ようやく気がついた気がする。」
左手がゆっくりと肩から斜めに走る3本の傷をなぞる。
「村は消滅しない。だから、村の人たちには知らせないでおきたい。
 パニックを起せばそれこそ面倒な事になる。何人かの人間に説明するのは良いかもしれないが。」
小川が力強い声で応える。
組織を追われて以来、失っていた何かを取り戻した。
しかし、今回得た何かは物理的な保護でもなく、法的な保護でもない。
「大佐、聞いての通りです。明け方までにこの村は砲撃を受ける。それこそ硫黄島みたいになります。
 残念ながらこの村には、硫黄島ほど堅牢な地下壕は無い。
 砲撃や空爆を避けさせる為に時間を稼がなければならないんです。
 今夜、小泉元総理が政権を奪還する予定です。それまで時間を稼げば、何とかなる。」
大宮大佐に向き直り、状況を説明する。
「何らかの鍵が裏山か、井戸周辺にあると思います。移動しませんか?」
そんな小川の姿を山田あすかが満足げな表情で見ていた。
金色に輝く目には、男という生き物は本当に単純だという感情が込められていた事に小川は気が付かなかったが。


75 :永田老人 ◆FIO3XYp1qk :2006/03/03(金) 22:48:34
>69
「ふん。ちっとは戦えそうな格好になったようじゃないか?」
戦闘服を着込んだ赤坂を見て永田老人が満足げに笑う。
コーヒーカップの載ったお盆を片手に扉を開ける。
「コーヒーを飲んでる時間は無さそうだな。先生、診察の結果は?」
「頑丈なもんだな。殺しても死なんよ。」
年老いた医者がもまた満足げに笑った。
「ああ、すまんがわし等は移動するぞ。先生も良かったら非難しないか?」
「わしは構わんからさっさと行け。ほれ。」
白衣のポケットから鍵の束を取り出し投げ渡す。
「車の鍵だ。軽トラよか乗り心地は良かろうよ。それにあんたらには良くして貰ったからのう。」
「・・・すまんな、先生。」
鍵を手にした永田が小さな声で言った。
「気をつけてな。幾らわしでも死体を治療する事は出来ん。」
頷くと赤坂に装備を渡し、車庫の方へと移動する。
車庫に置かれているクラウンのナンバーは培尾市のナンバーだった。
永田老人がするりと運転席に乗り込み、エンジンを始動させた。
「飛ばすぞ、お二人さん。」
永田老人が勢いよくアクセルを踏むと分校目掛けて走り出した。

76 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/03/03(金) 23:48:50
>41>58>66
>「シノザキさん、電話はどこから?私、ビルの外の様子とか知りたくて……ダメ?」
携帯を仕舞い込んだ俺に、桃華が尋ねる。
・・・そういえば村の名前だけで具体的にどことは聞かなかったなぁ。
同じように生物災害が起きていることを考えれば、恐らくは県内なんだろうが。
>「あと、バイオって培尾市のこと?もしかしてシノザキさんは警察か自衛隊の人?」
言いよどむ間に次の質問が投げかけられた。こっちは実に簡単に答えが出る。
「九武村・・・と言ってたな。どこにあるかは知らないが。状況はこことあまり変わらんそうだ。
 で、残念ながら俺は公務員じゃないよ。ただ単に培尾市からこっちずーっと巻き込まれ続けてるだけだ」
しかし改めて言葉にしてみるとなんという運の悪さだろうか。
今なら逆に宝くじくらい当てられる気がする。

ふざけたことを考えているといきなりでかい音が鳴り響いた。
火災報知機か何かかと思ったが、若干音質や音量が違う。
「トランジスタメガホンのホイッスル・・・か?」
音は一度途切れ、再度鳴り始める。
>「誰か助けを求めているのかも…その……1度様子を見にいきませんか?」
桃華がおずおずと言い出した。確かに、明らかに人為的な鳴り方をしている。
その言葉に一同がしばし逡巡した後、BDUを着た女が口を開いた。
>「分かった。私が様子を見に行ってくる。10分以内に戻ってこなかったら、先に進んでくれて構わないわ」
言うだけ言ってさっさとドアに向かう。そのドアが轟音とともに開いた。
反射的に腹から抜いた拳銃をそちらへ突きつけた。

駆け込んできたのは身長2mの狼男だった。服装には見覚えがある。その狼男が俺に向かって口を開いた。
>「元気にしていたようだな」
>「俺だ、ブランデンブルクだ。間違って撃ってくれるなよ」
「そっちは元気過ぎんだよ。もちっと静かに入ってきてくれ。思わず引き金引いちまったぞ」
拳銃を持った手をひらひらさせながら言う。
あまりにとっさに抜いたので、セーフティーがかかりっぱなしだったのは幸いだ。
ところでエレベーターを降りた後セーフティーをかけた記憶がまったくないと言うことは、
俺はあの狭いカーゴの中で、撃てない拳銃を後生大事に構えていたと言うことだろうか?

>「で、本当に知り合いなの?」
BDUの女が俺に尋ねる。
「まぁな。しばらく見ない間にすっかり変わっちまったが」
拳銃を腹に差しなおしながらブランデンブルクを見る。
出来れば仲良しこよしでやっていきたいが、考えてみれば向こうの目的はわからない。
俺はただ生き残れる目が大きそうだから協力しただけの話だ。この先の展開しだいでは、
こいつとやりあう羽目にもなるかもしれない。・・・びた一文勝てる気しねぇ。
「で、どうすんだい姐さん、見に行くなら付き合うぜ」
とりあえず今考えたくないことから目を逸らすべく、BDUの女に声をかけた。

77 :シャファン ◆eWetSwDGhY :2006/03/04(土) 05:29:04
>29
胡乱そうに眉根を寄せるシャファン。
現れたのは、鋭い爪を持つ人型の爬虫類みたいな怪物だった。ずんぐりとしていて背はシャファンと同じくらいの高さだったが、膂力はかなりありそうだ。
噴水の中で出会った連中と似ているようにも見える。
「・・・ま、どっちも元は人間か」
一体は身を低くして小走りに、もう一体は奇声をあげつつ跳躍して――とにかく、鮮血したたる爪を振りかぶって襲い掛かってきた。
あんな攻撃を真っ向から受けるのは馬鹿だ。
受けては腕が痛む。指が折れる。

軽く頭を下げて必殺の一刃をやりすごし、続いて突き出された凶刃を両の爪で絡めるようにしていなす。
そのまま、もう一歩を踏み出し、間合いを詰める。
黄色い目を見開く怪物に、シャファンは吹き出しそうになった。殺戮の本能だけで動いているはずなのに、変なとこだけ人間みたいだ。
「あ〜、アタシもそうか」
懐に入られた怪物に生じた一瞬の硬直を見逃さず、両手親指の爪を、その黄色い眼に突き入れる。ぐりっと捻りを入れることも忘れない。
脳幹を破壊され前に倒れる怪物を避けて、シャファンは通路の奥に視線を送った。
「子供は〜?」
残った一体に振り向いて、小首を傾げる。
「もう食べちゃった?」
返事の代わりに威嚇の声をあげる怪物、牙の生えそろった口を、
「うるせえよ」
大きく開けたところで、何の予備動作もなく飛び込んだシャファンの右手が、皮膚に比べて格段に柔らかな口蓋を貫いた。
こんな気分の悪いときに、うるさくされては虫唾が走る。

「お嬢ちゃ〜ん? それとも坊や〜? ママを斬った怖い怪物はもう死んじゃったわよ〜」
断末魔もあげられず痙攣する怪物から爪を引き抜き、ぴっぴっと腕を振るって血を払う。
・・・口直しが必要だ。
ふと、そんな言葉が浮かんだ。衝動が湧いてくる。
入れ替わる形で現れたもっと恐ろしい怪物は、作り笑いをやめ、きょろきょろと辺りを探し始めた。

現在地・状況:スペンサービル29F通路、ハンター二体を仕留めて子供を捜し始める。
状態:胸に三条の浅い傷、肋骨二本骨折、両腕の鈍鮫にべったりと返り血

78 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/03/04(土) 17:09:40
>58 >66 >76 
>「九武村・・・と言ってたな。どこにあるかは知らないが。状況はこことあまり変わらんそうだ 」
 で、残念ながら俺は公務員じゃないよ。ただ単に培尾市からこっちずーっと巻き込まれ続けてるだけだ」
シノザキさんの話では、ビルの外でもここと同じ事が起こっているらしい。
家に電話をしても誰も出ないし、ちょっと心配…ってえ?ずーっとって巻き込まれ続けてって…
「えええ――――?!シノザキさん一般人なの?!」
じゃなくて!ごく一般の人が、普通3回も巻き込まれる?!
「…まあ、そのうち良い事がありますわよ。こうして元気なんだし、シノザキさんて凄いわね〜」
全然フォローになってないけど、とりあえず当り障りの無い事をゴニョゴニョ言ってみる。

あたしの提案を聞いて、お姉様は一瞬苦虫を噛み潰したような顔をした。
だけどすぐ表情を戻し、あたしの頭をくしゃくしゃと撫でる。
>「分かった。私が様子を見に行ってくる。10分以内に戻ってこなかったら、先に進んでくれて構わないわ」
「えっ!一人でなんてダメ!あたしも行く!!また具合悪くなったら大変だもの!!」
ああーもうあたしのバカバカ!!余計な事いうんじゃなかった!
真っ青になってお姉さまの服を引っ張っていると、ものすごい音がしてドアが開いた。

多分あたしはぽかんとしていたと思う。
だってこんな時に、2メートル近くある狼男が現れるなんて普通考えないでしょ?
>「俺だ、ブランデンブルクだ。間違って撃ってくれるなよ」
しゃ、しゃべった!!!
>「で、本当に知り合いなの?」
>「まぁな。しばらく見ない間にすっかり変わっちまったが」
あたしの頭の上でシノザキさんやお姉様や、狼男の声がする。声からして男性よね、多分。
そりゃびるのなかはたしかにかいぶつひんぴょうかいよぞんびのつぎはおおかみなのねじゃあこんどはどらきゅらとか
(以下省略)

散々ぐるぐるして頭から煙が出そうになる頃、ポンとあたしは閃いた。
思い出した!従兄弟の息子さんがこれにそっくりなお人形持ってたじゃない!
分かった!きっとこの人、今日ビルのオープニングイベントで呼ばれたヒーローショーの関係者よ!
なーんだ、こんなにびっくりして損しちゃったー。馬鹿みたいあははははは。
この際ニヤッとした事とか衣装が違うとか手や背に持っているもろもろのアイテムは見ないふり。
……人はこれを現実逃避と呼ぶ。
>「俺のこの姿の訳は、後でたっぷりとそこの眼鏡とちょっときつそうな美人さん、それと赤頭巾ちゃんに話してやる。
…あー、別に獲って喰ったりはしないから。だから銃は下ろしてくれ」
「知ってるわよ、「アヌビス星人のボス」でしょ〜?それにしても最近の着ぐるみはよく出来てるわねー」
ファスナーどこかな?うーん、脱がせてあげたいけど、服脱いでくれなきゃどうにもならないか。
まっ、今は取り込み中だし、後まわしで良いわよね。
「そんな事より、来る途中非常ベルか何か鳴らしてた人を見かけなかった?」
うーん、一体何を食べたらこんなに大きくなれるわけ?見上げて喋ってるから首が痛くなってきたわ。

>「で、どうすんだい姐さん、見に行くなら付き合うぜ」
「あ!私も行きます!」
シノザキさんに便乗して、とりあえられたら断ず名乗りをあげる。断られた時の事だもの。

79 :桂木 桜子 ◆jFC.LOgoJM :2006/03/05(日) 03:20:30
>71
進行方向に何か大きな障害物があった。ハイビームに切り替え、姿を確認した途端血の気が引いた。
即刻ライトを消したが、既に手遅れのようだ。
>「UGAAAAAAAAA!!!!」
ものすごい咆哮を上げ、重田さんがこちらに向かってくる。
彼を跳ね飛ばすのは無理だ。軽トラックは脆すぎるし、何より荷台の人間がもたない。
「何かに捕まって!」
急ブレーキを踏みハンドルを切る。路肩の砂利を跳ね上げ無理やり別の道へと進路変更した。

限界までアクセルを踏み込むが、バックミラーからはまだ彼の姿が小さく映っていた。
どこかで振り切る必要がある。
このままの状態で分校へは行けない。他の生存者を危険に晒す事になる。
「少し、遠回りになるかもしれませんわね」
彼がもし五感で車を追跡しているのなら、地理と雨が味方になるだろう。

80 :長身の男:2006/03/05(日) 12:15:13
>57
>「ヘタに動けば頭を撃つ。いや、全身隈なく叩き込んでやる。どこかしら急所はあるだろうしな。」
「うん、実に適切な判断だ。素晴らしい。」
男が穏やかな顔で頷く。
撃たれた場所からの出血は既に止まっている。
「ちょっと・・・んっ・・・ううっん・・・失礼。」
喉をごろごろと鳴らし、口を開ける。
口から潰れて変形した銃弾を吐き出す。
「やっぱり体の中に銃弾が残っていると調子が悪くてね。今のは腰に撃ち込まれた弾だよ。
 ああ、待ってくれ。本題に入るから。」
苛立つマクナブに困った表情を浮かべる。
「正直な所、君に話す事は全く無いんだ。ただ、あの娘の格好を見て懐かしくなってね。
 ちょっとした時間稼ぎをさせてもらおうと思ったんだ。」
マクナブの指が引き金に掛かる。
どうやら目の前の男は自分を撃つ事にしたらしい。
しかし、マクナブが引き金を引くより早く、何か重いものが床に叩きつけられる音がした。
「間に合ったようだね。」
男は両手から天井に向かってワイヤーを放つと、スパイダーマンのようにそのワイヤーを使って移動し始める。
向かう先は業務用エレベーターの方向だ。
そしてその方向から巨大な人影が現れる。
両手が巨大な爪となった禿頭の巨人。
「彼はエレベーターの中で首を吊っていたんだがね。私がちょっとばかり治療してあげたんだ。」
長身の男、いや半身の男はタイラントに取り付くとそのまま肉の中へと溶けていく。
そして男の顔がタイラントの顔と入れ替わった。
「この体は中々良いね、肉の塊だった前の体とは段違いだ。」
男は笑うとマクナブの方向に向かって一気に走り出した。
 


81 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/03/05(日) 18:29:44
>65
この男に聞きたい事は山ほどあるが、まずは追ってきている怪物共をやり過ごそう。
私もこいつも怪物の群れを倒せるほどの銃弾は持っていないし、やはりそれが懸命だ。
周囲を見回せば、ちょうど近くに入り口の開いている店舗が一軒見える。
「そこの店に入れ!奴らをやり過ごすんだ!」
私は隣に居る男に叫び、そいつを無理矢理引き込むような形で店舗に飛び込んだ。

ここは何の店だったか。私の記憶では、この村唯一の電気屋だったような気がする。
店内は薄暗く、人や怪物の気配は全く無い。また、奴らももう通り過ぎたようだ。
「………さて…私は九武村駐在警官の田中巡査長だ。あんたに聞きたい事がある」
念の為にテレビを陳列している棚の後ろの回ってから警察手帳を見せ、尋問を始めた。
「まず聞きたいのはあんたの職業だな。どこかの科学者だってことまでは分かってるんだ。
所属を教えてくれ。それから、この村の状況について知っていることはあるか?」

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(5発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街電気店
現在の状況:怪物を警戒しながら佐治に尋問

82 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/03/05(日) 18:32:58
>67、>73
山に行くという言葉を聞くと、近くに居た橋本中尉が大宮大佐になにか耳打ちした。
「大佐、井戸ならば宿舎の付近ですが………」
「……ああ、わかっている。井戸を調べた後に向かうと皆に伝えておけ」
大佐は中尉に小声で言葉を返してから鈴木に向き直る。
「さて、我々は山に行くことに賛成だ。実は我々も少しばかり山の方に用事があるんでね。
二手に分かれるというならば………」
突然、少女に何か言いつけていた鈴木の顔が叩かれた。看護婦の怒鳴り声が続く。
鈴木と話していた大佐はもちろん、他の老人も唖然としてそちらを見ていた。
「…最近の看護婦は物騒だねぇ……いやいや、悪い意味ではないよ。褒め言葉だと思ってくれたまえ」
看護婦の突き刺すような視線を受けて、大佐は慌てて付け足した。
「それよりも、だ。移動する前に二手に分かれるのかを決めねばならんな。どうするかね?」
>72
「…う〜ん……困ったねぇ…」
今にも泣きそうになっている少女を目の前に、飯田少佐は撫でるのをやめて呟いた。
「………おじいちゃん達にとっての国は、少なくとも役所や偉い政治家だとかの事なんかじゃない。
この日本という場所と、ここに暮らしている人々なんかも全部纏めて国なんだと私は思っている。
だから、彩ちゃんや他の村民も、おじいちゃん達は護らないといけないんだ」
少佐は怒る様子も無く、もう一度微笑んでみせた。そして、再び少女の頭を優しく撫でる。
「自衛隊か…彼らも兵隊だ。国の為に働いているんだろうが……消すというのは多少やり過ぎだな…
……よし、我が大日本帝国陸軍は九武村村民の安全を保障する。帝国陸軍少佐として約束しよう。
彩ちゃんが信用してくれないなら指切りもしようか?」
笑顔のまま少女に敬礼をして見せてから、確認をするように指揮官である大佐の表情を確認する。
鈴木と話しつつも、それまでの話をしっかり聞いていた大佐は、もちろん頷いた。

名前:大宮外吉/橋本良治/水野治夫/金田昭平/飯田忠雄
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/三八式歩兵銃、水筒、背嚢/猟銃、背嚢/九九式短小銃、背嚢

83 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/03/05(日) 21:08:52
>74
私の問いに答えたのは、おじいちゃんでは無かった。
>「犠牲が認められているから、です。自衛隊を動かしているのは政府だ。政府がゴーサインを出したんですよ。
 培尾市の空爆以降、ずっと人々が犠牲になってきたんだ。」
鈴木さんは何本目かの煙草を吹かしながら事務的に答える。
カアッと顔に血が上った。鈴木さんは冷静だ。まるでニュースのキャスターみたいに。
確かに鈴木さんの言うことは正しいのかもしれない。でも、そこには愛が無かった。
>「そもそも国と政府は全然違うものです。この状況はこの国の人間が創り出した状況なんだ。受け入れろ、とは言いませんがね。だけど・・・」
そこまで話した鈴木さんは、山田さんに引っ叩かれていた。
私は、今まで以上に山田さんが好きになった。
>82
>「…う〜ん……困ったねぇ…」
飯田のおじいちゃんに視線を戻す。おじいちゃんは少し背をかがめて、私の目線に降りた。
>「………おじいちゃん達にとっての国は、少なくとも役所や偉い政治家だとかの事なんかじゃない。
この日本という場所と、ここに暮らしている人々なんかも全部纏めて国なんだと私は思っている。
だから、彩ちゃんや他の村民も、おじいちゃん達は護らないといけないんだ」
じっと見つめ返す。おじいちゃんは微笑んで優しく私の頭を撫でた。
>「自衛隊か…彼らも兵隊だ。国の為に働いているんだろうが……消すというのは多少やり過ぎだな…
……よし、我が大日本帝国陸軍は九武村村民の安全を保障する。帝国陸軍少佐として約束しよう。
彩ちゃんが信用してくれないなら指切りもしようか?」
大宮のおじいちゃんもその言葉に目を伏せた。胸が詰まって、とっさに言葉が出ない。
大日本帝国陸軍はもう存在しない。だけど多分、おじいちゃんには軍は特別で、国と同じくらい大切なものなのね。
それに誓ってくれるという気持ちが嬉しい。
「うん。信じるよ。だけどおじいちゃん、私と指切りして」
おずおずと小指を出すと、ぎこちなく笑ってみせる。
包囲している自衛隊は村を救ってくれなくても、私にはおじいちゃん達が居る。
「おじいちゃん達も生き延びるって約束。
だっておじいちゃん達だって、大日本帝国陸軍が守るべき九武村村民でしょ?」

>「何らかの鍵が裏山か、井戸周辺にあると思います。移動しませんか?」
>「それよりも、だ。移動する前に二手に分かれるのかを決めねばならんな。どうするかね?」
人選に関して私の出る幕は無い。は黙って、大宮のおじいちゃんと鈴木さんのやり取りを見守った。
もし請われれば、怖いけど一緒に行く覚悟はできている。道案内くらいは出来るだろうから。
だけど、足手まといになるのを承知で、子供に同行を申し出るなんて・・・あるのかな?

84 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/03/05(日) 21:17:07
>81
>所属を教えてくれ。それから、この村の状況について知っていることはあるか?

面倒な人間に出会ってしまった。
まぁ、どうせ死ぬ人間だ。何を話しても害にはならないだろう。
「随分と察しが良いな。確かに私は科学者だ」
かつて此処は電気屋だったのだろう。テレビや洗濯機が所狭しと置いてある。
「所属は・・・この状況を造りだした組織とでも言っておく」
警官を名乗る『田中』という男は、しきりに外を見ている。
妙な警官だ。いまどき三八式歩兵銃なんて何処で見つけてきたのだろうか?
「私の目的はこの地の調査だが、個人的な目的もある」
外からは奇種(マンドレイク)の狂声が聞えてくる。
今頃は私達を捜しているのだろう。下等生物め・・・
「B.O.W生物『ハンターγ・β』両種の探索だが、その最中に採取用の試験管が足りなくなった。
おそらくは学校などにあると思うんだが場所がわからない。御同道願いたいが?」


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村内商店街電気屋
状況: 田中からの尋問を受ける

85 :ブランデンブルク ◆aAVOu2Okbk :2006/03/05(日) 21:21:22
>76
>「そっちは元気過ぎんだよ。もちっと静かに入ってきてくれ。思わず引き金引いちまったぞ」
「そいつはぞくりともしねぇな。悪かった。次からは気をつける」
牙を剥き出しにして獰猛な肉食獣の笑みを浮かべる。
仮にシノザキが発砲していたとしても、眉間に撃ち込まれない限りは獣人兵士は即死には至らない。
ただ、身体の何処かしらに命中すれば、相手をシノザキと認識する前に八つ裂きにしていただろう。
獣人兵士は身体能力に優れている。が、理性は簡単にふっ飛ぶ。
そうなれば野獣と何ら変わりがなくなってしまう。見境無く、襲うだろう。

>66
>「で、本当に知り合いなの?」
「聞いての通りだ美人さん。何なら、お手でもして見せようか?」
皮手袋を脱ぎ、ぷにぷにとした肉級のある手をひらひらと振る。
「…冗談だ。そんな怖い顔をするなよ」
一頻りの冗談を交えた後、手袋を嵌めなおす。
ふと、目が少女に向いた。小さな体で短機関銃なぞを携えているが、全く似合わない。
「小さい女の子に銃を向けられたのはパルチザン以来だ…まぁ、あの時よりは上等なもののようだが」
遠い昔を思い返すように目を細めるが、すぐに険しい目つきとなる。

>78
>「知ってるわよ、「アヌビス星人のボス」でしょ〜?それにしても最近の着ぐるみはよく出来てるわねー」
「悪いがデカマスターには変身できんぞ。それと着ぐるみでも無いんだが」
>「あ!私も行きます!」
「…聞いてない、か」
やれやれと肩を竦め、大袈裟な溜息をついてみせた。
ブランデンブルクは桃華と目線を合わせる様に屈むと、両の手袋を脱ぎ、掌のぷにぷにの肉級で頬を包んだ。
「どうだ?これでも俺を着ぐるみと呼ぶかい?」
トドメの一発として、桃華の顔をべちゃべちゃと犬の様に舐め回してやった。
舌を引っ込めると、唾液に濡れた桃華の顔が目の前にあった。てらてらと光っている。
「…苦い。お前さん、さては化粧をしているな?子供は化粧なんぞしない方が良い。
飾らない美しさっていうものを知っておいても、損は無いと思うのだがな」
珂々と笑う狼男。くしゃりと桃華の髪を撫ぜる。

現在地:25階
状況:桃華に自分が本物であることを証明しようとする

86 :ミリア ◆mPSJuQyNAk :2006/03/05(日) 21:45:46
>76
>「まぁな。しばらく見ない間にすっかり変わっちまったが」
暫く狼男をじっと見つめたが、やがて諦め顔で銃を下ろす。
シノザキの言葉を信じるならば彼はこちらと敵対する心算は無い様だが、
仮に敵対したとしても、銃で簡単に殺せる相手には思えない。
下手に攻撃を加えて刺激するのは危険だろう。

>「で、どうすんだい姐さん、見に行くなら付き合うぜ」
「あら、そう。お好きになさってくれて結構よ」
本心から言えば、自分一人では不安だった。
決して健常とは言い難い状態では満足に銃を撃てるかどうかも怪しい。
その為にもフォローしてくれる後衛がいてくれれば心強い。
だが、生来の負けん気というか頑固というか、兎に角可愛げの無い態度しか取れない
自分が恨めしかった。もうちょっと素直になろうかしら…

>78
シノザキの力量は不明だが、雰囲気と目から察するに一般人以上の働きはするだろう。
銃の構え方もしっかりとしている。相手の眉間を即座に撃ち抜けるかは怪しいが、確実に
命中弾を送ってくれるだろう。当たりさえすれば良い。素人よりは余程マシだ。

>「あ!私も行きます!」
ここでミリアを悩ませる種子が一つ。はぁ、と大きく溜息をつく。
「あのねぇ…その気持ちは嬉しいんだけどね、桃華ちゃん、世の中には御節介という言葉があるのよ?」
諭すように語りかけるが、明らかにその言動は厳しかった。
「貴女は何か勘違いしているわ。銃を持っているからといって、戦力になると思っているの?
それに貴女のような子供がいれば如何なると思っているの?…はっきり言って、足手纏いなだけだわ」
毒舌が過ぎた、とミリアは思った。だがこれも桃華を思っての事。
この部屋にいれば、少なくとも川崎と狼男が守ってくれるだろう。この二人は簡単に魂には見えない。
「さ、行きましょう」
桃華に一瞥もくれず、ミリアは先頭に立って部屋を出た。

服装:戦闘服、アサルトベスト、タクティカルブーツ、ヘッドセット
装備:アサルトベスト[7.62×39mm弾30連マガジン×4+4発、M19カスタム(5)、357THV弾×42、無線機、光ディスク]
   レッグホルスター[357SIGカートリッジ仕様P226(20発)+LAM&サイレンサー]、AK-103カスタム(20)
   マグポーチ[357SIGカートリッジ20連弾倉×3 ] 、ナイフガン(4)
現在地・状況:25階/ 毒舌
健康状態:左肩の裂傷@治療済み(感染の可能性有り)

87 :マンドレイク ◆nqSyHpq6xQ :2006/03/05(日) 22:47:22
>81>84
電気屋のガラス窓を破って一匹が店内に侵入してきた。
抜け駆けだ。
二人の姿を見つけると奇声をあげながら走り寄り、根っ子のような触手を二人の体に埋め込もうと
両手を伸ばしてきた。

88 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/03/06(月) 00:18:46

>「正直な所、君に話す事は全く無いんだ。ただ、あの娘の格好を見て懐かしくなってね。
 ちょっとした時間稼ぎをさせてもらおうと思ったんだ。」
目の前の男が何を言っているのか理解できないが、虚仮にされている事だけは理解できた。
全身に銃弾を叩き込んでやろうと引き金に指を掛けた瞬間、どさりと重い何かが落下する音が聞こえた。
>「間に合ったようだね。」
影から出て来たのはタイラントだった。
目の前の男に銃弾を叩き込もうとするが、それより早く男が飛び上がった。
腕から伸ばした糸のようなものを器用に使い、振り子のように移動する
まともに狙いを着ける事は不可能。かと言って無駄弾を撃つのは控えたい。
>「彼はエレベーターの中で首を吊っていたんだがね。私がちょっとばかり治療してあげたんだ。」
どうやらエレベーターシャフトを登攀後、鬱になって首を吊ったあの固体らしい。
治療、という言葉が引っかかる。
細胞の再活性化と頭部への血流を止めていたワイヤーを切断したのだろうか?
基本的にtウィルスに感染した生き物の細胞は生命活動に必要な個所を破壊されても
ある程度の時間は活動を続ける事が出来る。
特にタイラントクラスのデザインされたB.O.W.ならその傾向が極めて高い。
休眠期間、もしくは再構成期間と呼ばれる時間を経て再生する事が出来るのが調整されたタイラント最大の特徴である。
>「この体は中々良いね、肉の塊だった前の体とは段違いだ。」
タイラントの禿げ頭と入れ替わった男の顔が笑いながらタックルを掛けるように失踪する。
良い男過ぎて頭に来るような顔だ。
素早く横に飛び、タックルを回避するとその足元目掛けて発砲する。
連続して叩き込まれた銃弾が床を穿ち、ちょっとした窪みを作る。
タイラントはその穴に躓き、派手にバランスを崩した。
その隙にイエローチームの一人の死体に近づき、手にしているアンチマテリアルライフルをもぎ取った。
そしてM82バーレットに装着されたダットサイトの後ろに取り付けられたスコープの取り付けノブを回し、銃から取り外す。
取り外したのは無倍率のダットサイトを簡易スコープとして使えるようにした補助スコープだ。
これで至近距離の目標相手でも十分狙いを着けることが出来る。
もっともあまりの重量に立ったままで撃つのは非常に困難なライフルだ。
時間が経てば経つほど筋肉疲労で狙いを着けるのが困難になるだろう
起き上がり、こちらを向いたタイラントに向けてゆっくりと引き金を絞る。
ショットガン並に強力な―――それでも使用する火薬量から見れば軽すぎるぐらいの反動なのだが―――がマクナブの肩を襲う。
強力なマズルブラストに目が眩み、当たったかどうかの判別は着かない。
それでも当たっていれば幾らタイラントでも真っ二つになっているだろう。
元々装甲車や戦車と喧嘩する為のライフルなのだ。
どんなに頑丈な生き物だって殺せるはずだ。

場所:地下鉄構内
状況:タイラント(?)にバーレット対装甲ライフルを発射。



89 :クリッペン ◆ySbpdz0Q8. :2006/03/06(月) 03:22:25
「くそうっ! 離せこのオバンめ! この! この!」
僕の足にしがみついてきたオバンゾンビの後頭部を、パイプ椅子の角で何度もスマッシュする。
「はあっ、はあっ――ええい!」
・・・・・・・ようやく破壊できたか。痛いじゃないかまったく!
小刻みに震える手でワクチンケースから改良型のデイライトを取り出して、静脈に注射する。
ほんとに、まったく、用心ってのはしておくもんだよ。
このウイルスの存在を知ってからというもの、僕はワクチンを片時も手放したことはない。
TからGへとウイルスが改良される度に、僕はそれらを完全に抑制する薬品を真っ先に研究してきたんだ。
だってそうだろう? こんなものを近くに置いといて平然としてられるのは、度胸じゃない。異常だよ!
だけど、僕以外の低脳どもは、決まってこのウイルスを杜撰な管理化に置くんだ。
ラクーンから続く一連のバイオハザードは起こるべくして起こったものだ。
中には計画的な汚染もあるけど、どれもこれもアフターケアがなっちゃいない。
傘だっていつまでも安泰じゃいられないんだ。現に世論は傘を弾圧する声が大きくなっている。
まるで、そうまるで、わざとやっているみたいだ。
・・・・・・僕も、身の振り方を考えなくちゃいけないな。

とにかく、とにかく今は、このくそったれデュランの巨大な墓標から脱出しないと、今後のことなんて言ってられないぞ。
あの大オバンから必死になって逃げ回ってる内に、かなりの薬品を消耗してしまった。
相変わらず厳しいシャッターは下りたままだし、どこからの救助が来たという気配もない。
安全な場所に身を隠そうにも、あのオバンは絶対に僕の動きを補足してやがるんだ!
だって、そこに監視カメラあるもん! じっと僕の方向いてるもん!
落ち着け〜。冷静に考えるんだレオナール! お前は神に愛された天才だろう!
・・・・・・そうだ。そうだ! そうだよ!

僕はエレベーターに飛び込んで、45階のボタンを十六連打する。
早く閉まれ早く閉まれ! そこまでゾンビが来てるから早く閉まれ!
あ〜〜〜〜〜・・・・・・嫌な汗かいた。これは心労で禿げそうだ。
逃げるのも隠れるのも無理なんだったら、こっちから打って出るしかないんだ。
45階の部屋にはアルテミスがあるんだ。そう、僕の最高傑作。彼女を使えばいい。
タイラントの自爆くらいでは、あの頑丈なカプセルはびくともしないだろう。なんでもっと早く思いつかなかったんだ!
初期状態で眠らせてあるアルテミスに、僕を守るように入力して覚醒させればいいんだ。
く〜〜〜っ、待ってろよオバンども! ミンチだ! ミンチ! ミンチにしてやる!

無事45階に到着した僕は、アルテミスの生体反応を確認するために端末を開いた。もしかして死んでるなんてことはないよね?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?
ええ!? 動いてますよ!? うそん!?
あ・・・・・・でも、このフロアにいるのか。どうなってるんだ一体?

現在地・状況:スペンサービル45階、エレベーターから降りてアルテミスのいる方に向かう。
所持品:携帯電話、ポケットサイズの端末、ワクチンケース(改良型デイライトx5)、カプセルシューター(抗ウイルスx10)
状態:手足は擦り傷と引っ掻き傷だらけ、オールバックの金髪も情けなく乱れてきてかなりいい感じ。

90 :名主 ◆3qkQ6NfLhA :2006/03/06(月) 21:59:54
「ああ、よく来てくれましたね。」
名主が嬉しそうに笑う。
広い部屋の入り口に畳屋と米屋が立っていた。
「さて、二人に来てもらったのは他でもありません。」
もったいぶった口調で二人に言って聞かせる名主。
畳屋と米屋は老人特有のずうずうしさで何事か解らない、という表情をしている。
そして二人の間を風が通り抜けた。
名主の腹から突き出た触手が二人を貫いたのだ。
「甘い味がする。ダイナマイトか。」
引き攣った顔をし。痛みに耐えながらハッハッと短く呼吸する二人をつまらなそうな目で名主が見た。
「・・・役立たずの年よりはさっさと死ね。いつまで生きる気だ?」
触手が勢いよく上に上がると二人の体は真っ二つに裂け、床に落ちた。
血が噴出し、部屋中を汚していく。
車椅子の老人の顔にも鮮血が飛び散った。
「追跡部隊を出して下さい。納屋に隠した武器を使って構いません。必要だったらロケットランチャーを持っていっても構いません。」
名主が小さな声で呟くと、若者達の目の色が変わった。
感情によって変わったのではなく、物理的な変化をしたのだ。
紅く鈍く光る目をした男達がゆっくりと納屋の方向に向かう。
納屋にはロシア方面に強い影響力を持つムネヲを操って密輸した兵器が隠されていたのだ。
「兄さん、何時まで遊んでいる気だい?兄さんはいつも外で遊んでいたよね?
外で野球だってしていたし、釣りだって出来た。旅行にまで行ったじゃないか・・・
東京の大学にだって行ったし、就職だってした。今でこそ、僕もこの屋敷にいるけど
兄さんが外にいる限り僕はずっとこの村に閉じ込められているんだ。もっと広い世界を見せてくれるって約束じゃないか?」
遥か遠くに位置するスペンサービルの方向を見ながら名主が呟く。
『すまんな、耕治。すぐに外を歩けるようにしてやるから待ってろ。』
名主の頭の中に兄の声が響いた。 

91 :アラン二等兵 ◆/YI2FnXeqA :2006/03/07(火) 05:56:59
「はい、オヴィディウスさんには空からの探索に行ってもらったっす。・・・・ここだけの話、一緒にいると間が持たないんで」
『な〜に、坊ちゃんみたいなこと言ってんのよ。これは任務でアンタは兵士なんだから、好みで人を遠ざけないの』
「横で電波垂れ流される俺の身にもなってほしいっす」
『アラ〜ン、愚痴を言うために通信機使ってんの〜? とっとと用件を言いなさい』
「いや〜・・・・そのっすね・・・・」
アスファルトではない土が踏み固められてできた道の上を、落ち着きなく首を動かしながら喋るアラン。
「一人だと怖くて・・・・・あの、これずっと繋げっ放しじゃいけないんすかね?」
『ジョン! こいつに活入れてやって!』
「HAHAHAHA、曹長には山の方に行ってもらったっすからいないっすよ。間違って踏まれたら死ぬっすからね」
肩を揺らせて陽気に笑う巨人の姿というのは、この荒涼とした村に限らず、どこにあったっておかしいものだろう。
『狭戸市と等訓市じゃあ平気そうにしてたじゃない。ほら、誰だったっけか、あの黒人の子に冗談まで言っちゃうくらい余裕でさ』
「ありゃ傍に大佐がいたからっすよ〜。俺一人だったらオムツ何枚あっても足りなかったっす」
『ターミネーター3のターミネーターより強い奴が何情けないこと言ってんの。いい? 次の連絡はアレの搬入口を見つけてからにしなさいよ』
「えー」

>70
「あ、大佐大佐!」
『ぁによ?』
「犬がいるっす!」
『ガキかお前は!?』
「いやいや、ただの犬じゃなくってっすね。等訓市で会った奴っすよ。ほら、男の子が連れてたじゃないすか」
『・・・・アンタ、犬の細かい見分けなんてつくの?』
「あんなでかい犬見間違うわけないじゃないっすか! びっくりしたんっすよ俺! 初めて見たとき飛び上がりそうになったっすもん!」
『・・・・アンタ、何でも怖いのね』
「大佐覚えてないんすか? 子供が乗れそうなくらいのサイズだったじゃないすか。普通忘れるはずないっすよ」
『出会った犬のことなんて一々覚えてたら、私の脳味噌、大戦前にゃ飽和状態になっちゃってるわよ! もういい、切る!』
「えー」

通信機をバックパックに戻してうなだれるアラン。
何を思ったか三匹――いや、この大きさだと一頭と二匹か――の犬に大股で近寄っていく。
「・・・・こんばんわ」
犬達が逃げ出さないのを見て、身を屈めて声をかける。
「よかったら、一緒に行かないっすか? ここは危険っすよ」
たかが犬に対しても何故か下手口調のアラン。日本語だと、この喋り方が一番彼の生理に合っているのだ。
元々からの動物好きもあるが、声をかけたのは不安だったからだ。
犬だったら一緒にいても自分を踏み潰しそうになったり、電波飛ばしてきたりすることはないだろう。きっといい道連れになるはずだ。

アラン・スミス二等兵。この屍の園にたった一人でいることに耐えられない、普通の人であった。

所持品:フックショットx2、バトルアックス、ロケット、装甲服、バックパック(ハイテク通信機、手榴弾x10、照明弾x3、救急スプレーx3、捕獲用ネット)
現在地・状況:九武村、サナトリウム付近。単独行動中に犬三匹を発見、同行を申し出る。
状態:健康

92 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/03/07(火) 19:02:27
>87
突然、私の背後でガラスの割れる音がした。
振り向いた私の前に現れたのは奇種(マンドレイク)だった。
「ぁ・・・」
呆然としている私に向かって触手を伸ばしてくる。
手に持っていたジェラルミンケースでそれを跳ね飛ばすが、このままでは死が待っている。
耳目など持ち合わせていないこの生物はどうやって私達の居場所を知ったのだろうか。
そんな疑問が浮かんできたが、今はそれどころではない。
「おい、この店に裏口はないのか!」
私は棚の後ろに立っていた田中に尋ねた。


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村内商店街電気屋
状況: マンドレイクの襲撃を受ける

93 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/03/07(火) 21:58:34
>84
「あんたが怪物の死骸を漁ったりしてるのを見れば、このくらい誰だってわかるだろうさ。
そんな事をする奴は科学者くらいだ。そうじゃ無ければ気違いか」
話しながらも外へ対する警戒は怠らない。草蜥蜴は死体連中よりも頭が良いように見えた。
もしかすると今もそこらに隠れていて、油断した途端に飛び込んでくるかもしれない。
「………今なんと言った?この状況を作り出した組織だと!?」
この科学者は予想以上に使えるかもしれないぞ。この状況が作られたものだというならば、
何らかの脱出する手段が用意されている可能性も高い。
「おい!あんた、脱出する方法を知らないか!?この村から逃げ出す方法を……」
科学者の肩を掴んで大声で尋ねていると、突然ガラスが割れた。
>87、>92
音のした方向を見れば飛び込んできた草蜥蜴がいた。幸運なのはそれが一匹だという事か。
私は急いでそいつから離れる。科学者は攻撃をかわして私に質問を投げかける。
「た、確か事務室から裏の路地に出られる筈だ!ついて来い!」
ついて来いとは言ったものの、仮に科学者が逃げ遅れたって助ける気は毛頭無い。
脱出する方法を知っていようとも、助けようとして私が死んでは本末転倒だ。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(5発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街電気店
現在の状況:怪物が店内に侵入、佐治についてくるように言う

94 :長身の男:2006/03/08(水) 00:29:54
>88
ミスタ・マクナブはぎりぎりまで引き付けた所で横に跳んだ。
新しい体に馴染んでいない男は制動に失敗し、そのままミスタ・マクナブに背中を見せる事になった。
走りながら大急ぎで背中から強靭な鱗を生やし、銃撃に備えようとする。
銃声は聞こえたが予想と違って背中に衝撃は感じられず、変わりに足元のコンクリートが砕け散り、小さな穴が開いた。
出来たばかりの小さな穴に爪先が引っかかり派手に転んだ。
鱗の隙間から目を生やすと、ミスタ・マクナブが巨大な鉄の塊を構えているのが見えた。
転んだ勢いで前転し、そのまま天井に飛びつく。
強烈な閃光と噴出す高温のガス、そして超音速が生み出す衝撃波で背中に生やした目が潰れてしまった。
「バーレットM82、かな。音速の3倍で銃弾を飛ばす代物だ。1800メートル先の人間を殺す事が出来る。
それに、装甲車やトラックなんかも破壊できるみたいだね。食らった一溜まりも無い、だろうね。」
天井に張り付いたまま、男が冷ややかに言った。
男の、いやタイラントの両手両足が蜘蛛の手足に変化していた。
「実に素晴らしいよ、ミスタ・マクナブ。君は非常に魅力的だ。」
天井を器用に移動しながら男が嬉しそうに笑う。
・・・その時、頭の中で声が響いた。
不平を漏らす、小さな男の子の声だった。
「すまんな、耕治。すぐに外を歩けるようにしてやるから待ってろ。」
蜘蛛の両手両足、そして人間の頭部とタイラントの胴体を持つキメラが囁いた。




95 :名犬オホートニク ◆y.SwUA0Hno :2006/03/09(木) 00:57:27
ん、まあこんなもんか。オレもまだまだ衰えちゃいねえな。
「……オイラ達、大王様に喧嘩売らないでよかったな〜」
「あのグチャグチャにされた連中見てるとキュ〜ンとくるんだけど……これはなに?」
「多分吐き気」
「うぇ〜〜〜……」
「おい行くぞ。もたもたすんな」
器用に背中をさすり合う二匹をうながし、村の中央から漂ってくる匂いに鼻をひくつかせる。
いや〜な予感は相変わらずだ。何度嗅いでも死臭しかしやしねえ。

>91
む、この匂いは……?
嗅ぎ覚えのある匂いに足を止め、ピンと耳を立てる。
「だっ……だだだだだだだだだだだだ!?」
「どうしたモフ? 今朝食った大根にでも当たったのか?」
「大根様! じゃなくって大王様! なにやら歩いてきますがががががっ!?」」
「あ〜、知り合いだ。危なくないから泡吹くな小便漏らすな」
のしのしと大股で近づいてきたのは、いつかの等訓市で出会った二人連れのでっかい方だった。
ちょっと頭の位置が高すぎて匂いも妙なのが混じってるが、一応人間の部類に入る生き物……と、オレは認識している。
このペタとモフだって、オレに比べりゃあ随分小さいもんな〜。
人間で言うと、こいつくらいのが大型犬種になるのかしらん?

>「・・・・こんばんわ」
「わふ」
>「よかったら、一緒に行かないっすか? ここは危険っすよ」
「わっふっふ」
見下ろしてくる岩のような圧力にも負けず、ピンと尾を立てて応対する。
……なんていうかな。あん時は一緒にいた白人女が怖すぎてよく匂いを嗅いでなかったんだが……こいつはあんまり怖くないな。

ヘタレ臭がするんだ。

あん時は、一緒にいた黒人のガキから匂ってくるもんだとばっかり思ってたんだが……こいつもヘタレ臭を発していたらしい。
「ふん、好きにしろ。ついて来るのはお前の勝手だ」(犬語)
大男にくるっと背を向け、尾を三回ほど左右に振る。
こいつ見た時、正虎がかなり怖がってたからな〜。モフの恩人とやらもビビくるかもしれんし。
オレの言うことはこいつにゃわかんねえし、お互い邪魔にならないように着かず離れずが一番だろう。
「行くぞ。とにかく生きてる人間の雌の匂いを探すんだ」
「あの〜大王様、あいつなんて言ってたんですか? 俺ぁ人間の言葉はさっぱりで……」
「ああ、あのホモ野郎、どうやらオレにぞっこんらしい」
「マジでー!?」
「大王様、多分こっちですよ! 人間の子供は学校ってとこに集まるんです!」
ああそうか。学校か〜。そうだな。
その子の家探すのは骨が折れるだろうし、学校なら大きい建物だから一発でわかるな。
「よし、学校に向かうぞ!」
「へい!」「わかりやした!」

オレ達は、共食いが沢山いそうな建物の多い所を迂回して、学校に向かうことにした。

所持品:首輪
舎弟:ペタ&モフ
現在地・状況:アランと会話後、商店街・住宅地を迂回して学校へ向かうルートをとる。
状態:健康

96 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/03/10(金) 04:25:26
>86
> 「貴女は何か勘違いしているわ。銃を持っているからといって、戦力になると思っているの?
>それに貴女のような子供がいれば如何なると思っているの?…はっきり言って、足手纏いなだけだわ」
……怒られちゃった。まあ当然ね。
それにしてもお姉様結構キツイです。体調がすぐれないから精神的に余裕無いのかも。
でもねー、あたしはともかく、シノザキさんには素直に「ご一緒して」ってお願いすれば良いと思うの。
「あんな事いってるけどお姉様、さっきまで凄く具合が悪そうだったの」
お姉さまに聞こえないよう、こっそりシノザキさんに囁いた。
>85
ふっと視界が陰った。すぐ脇に着ぐるみさんの顔があってびっくりした。
「なっ、何か用?」
近くでまじまじと見ると、本当に良く出来ているわね…と思ってたら、おもむろに顔をつかまれてびっくりした。
なんで着ぐるみの手がこんなにぷにぷにしてるの?っていうか肉球暖かい…え?えええええええ!!!
サ――――と顔から血の気が引く。そして着ぐるみさんの口が大きく開いた瞬間、あたしの思考は停止した。

ぎゃ――――――――――――っ!!!!!!

>「…苦い。お前さん、さては化粧をしているな?子供は化粧なんぞしない方が良い。
飾らない美しさっていうものを知っておいても、損は無いと思うのだがな」
こっ!こっ!この狼男〜〜〜!!!
ブンッと振り下ろした平手はあっさりかわされた。
ヒステリー寸前のあたしを狼男から引き剥がしたのは川崎さんだった。お陰であたしの蹴りも空を切った。
「社交界にはとっくにデビューしてますわ!子供に見えるからってなめないで頂戴っ!
それとも、これがドイツ流の挨拶なのっ?!っていうかあたしのファーストキス返しなさいよっ!」
……すでに怒りが恐怖や驚愕を凌駕している。キーッ!川崎さん離してよっ!届かないじゃないっ!
ジタバタジタバタジタバタジタバタ……パタッ
「い、いいことっ!今度同じ事をしたら、この先ずっと貴方の事は「ポチ」って呼ぶからそのつもりでっ!」
あたしは肩で息をしながら、ビシッと指を突きつける。
何とも情けない意趣返しだけど、他に思い浮かばないから仕方ないわね。

「…………で。今夜は満月だったかしら?」
何故か濡れているブランデンブルクさんにはタオルを投げ、自分は剥げた化粧をおしぼりで拭き取った。
改めてまじまじとブランデンブルクさんに視線を向ける。この人、四六時中狼男のままなのかしら?
そりゃ今の季節は暖かいかもしれないけど…と考えて、はたと気付いた。なんで馴染んでるのよあたし!
まあ、今まで遭遇したビルの怪物よりは、アヌビス星人の方が親しみあるけど。
顔を舐められたせいで、完全に驚くタイミングを逸した気がする。今更だけど、「キャー!」パタッって失神しないとダメかしら?

服装:赤いパーティドレス、ルビーネックルレス、イヤリング、腕時計。リボン&髪飾り、詰め物
所持品:ショルダーバック(ライター、懐中電灯、菓子類、救急セット、化粧ポーチ、ブザー、ソーイングセット) SIG230(7+1)予備マガジン2、MP5(30) 予備弾倉3
現在地・状況:25階/スタッフルーム内。川崎さん&狼さんと一緒

97 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/03/10(金) 23:07:36
>42>43>85>86>96
>「あら、そう。お好きになさってくれて結構よ」
こちらからかけた言葉への返答はそっけないものだ。その後声をかけた桃華にもきつい言葉が返される。
こっちに関しては俺も同意だが。川崎とブランデンブルクがここに残るのならそのほうが安全だろう。
>「さ、行きましょう」
やはりそっけなく言い捨てて、女はスタッフルームを出て行った。
後に続こうとする俺に桃華が近寄り、ちいさな声で話しかけてきた。
>「あんな事いってるけどお姉様、さっきまで凄く具合が悪そうだったの」
ならば、なおのこと桃華には残ってもらわなければならないだろう。
毛の生えた素人と手負いの(多分)プロじゃどこまで他人の面倒を見られるか。

さてその桃華だが、どうもブランデンブルクのことを受け入れかねているようだ。
まぁ俺は今までの経験から、ああいう人間がいてもおかしくはないと分かっているが、
(見てきた中ではむしろ狼男なんて可愛い方だ)
いきなりこの状況に巻き込まれた人間にしてみりゃとうぜんの反応だろう。
ブランデンブルクは桃華の前にしゃがみこむと顔を肉球の付いた両手で挟み込み、なめ回した。
>「…苦い。お前さん、さては化粧をしているな?子供は化粧なんぞしない方が良い。
>飾らない美しさっていうものを知っておいても、損は無いと思うのだがな」

「・・・お前はセクシャルハラスメントという言葉の意味を知っておいたほうがいいぞ」
俺は逆上した桃華を見ながらブランデンブルクに言う。
「まったく、小なりとはいえレディだぜ?扱いってもんをわきまえろよ。それと桃華ちゃんもな――」
言いながら桃華のドレスの胸元に手を突っ込み、詰め物を一つ引っこ抜く。
パンにハンカチかナプキンかを巻いたもののようだ。
「――良い女ってのは背伸びはしないもんだぜ」
布を払い落としてパンをかじりながら、スタッフルームを出る。先に出た女はすでに部屋からだいぶ離れていた。
パンをしっかりと口にくわえその背を追う。そこで悲鳴が聞こえた。男だ。
追っていた背を追い越して、声のした方へ走る。階段に近い廊下にリッカーの死体と倒れ伏した男が一人。
銃を構えながら小走りで近寄ると、死角になっていた階段上からゾンビが下りてくるのが見えた。
方向を変え、走ってきた勢いのまま腹に前蹴りを叩き込み、後ろにいたゾンビごとまとめて転倒させた。
倒れたところで頭に3発ずつ打ち込み、止めを刺す。
振り返り、倒れている男に銃を突きつけながらゆっくり近付いた。


所持品:携帯電話、ナイフ、財布、HK33(5)、予備弾倉(20×2)、ブローニングHP(13)、ライター、ニコチン濃縮液、
      鉄串、リュック(コンパクトカメラ、空フィルム、電池、携帯電話用充電器、火炎瓶×2)
現在地:スペンサービル25階

98 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/03/10(金) 23:54:05
>82−83
笑顔で敬礼した少佐の小指と少女の小指が絡み合い、二人の手が上下に動く。
>「おじいちゃん達も生き延びるって約束。
  だっておじいちゃん達だって、大日本帝国陸軍が守るべき九武村村民でしょ?」
小川は黙って平手を食らって痛む頬をさすりながら老人と少女の心温まる交流を眺める。
こんな状況でなければ・・・いや、こんな状況だからこそ微笑ましいのかもしれない。
>「それよりも、だ。移動する前に二手に分かれるのかを決めねばならんな。どうするかね?」
大佐の意見に小川が即答する。
「マラヤ式パトロールの変則型で行きましょう。私とそれ以外で行動する。
 この編成なら怪我人が出ても、大佐の部隊は火力を落とさずに行動できます。
 それに私は2,3確認したい事がありましてね。」
マラヤ式パトロールはイギリス陸軍特殊部隊がマラヤで始めた偵察部隊の編成の事を示す。
戦闘中に死体が出れば放って置けば良いが、怪我人が出た場合、そうはいかない。
怪我人の移動の為に二人付けなくてはならなず、火力が一気に落ちてしまう。
そこで考案されたのが5人一組で移動するパトロール部隊だ。
元々5人一組で行動している大宮大佐の部隊は非常に合理的で、実戦経験に裏打ちされている。
「取り合えず30分もあれば井戸の調査は終了すると思います。私は裏山の調査をしておきます。
 えーと、御手洗さんでしたっけ?携帯をお持ちだったら番号を教えてください。
 30分後にこちらから連絡します。
 それと誰か懐中電灯を持った人間を見かけたら4回点滅させて移動、待ち伏せに入ってください。
 私だったら1分15秒後に2回、またその後15秒経ったら3回点滅させます。」
これで大宮大佐たちと安全に合流を果たすことが出来る。
「大佐達は表に止めてあるワゴンで移動してください。私達が乗ってきた車です。
 きついかもしれませんが、なんとか8人乗れるはずです。」
大宮大佐達5人と御手洗青年、山田あすか、そして森村アヤを含めた8人だ。
「アヤちゃん、少し大変かもしれないが一緒に行ってもらえるかな。
 大宮大佐達と移動するのが一番安全だと思う。」
ここに残して行く事も考えたが後で救助するのは大変な労力となるだろう。
上半身を傾け、頬に赤い紅葉のような手形を貼り付けた笑顔で森村アヤに話し掛ける。
(・・・誰かが囮をしないとキツい・・・だろうな・・・)
周囲をゾンビがうろうろしているど真ん中に車を止めてきたのだ。
これからの事を考えると大宮大佐には弾薬を可能な限り節約して欲しいし、ここで無駄弾を使うのは避けるべきだろう。
「大佐、私が先に出ます。車からゾンビが離れたら素早く乗り込んで移動してください。」
大宮大佐にワクチンを2本渡し、小川は椅子から立ち上がった。

場所:分校・2階・理科準備室
状況:乗って来た車で井戸の調査を依頼。本人は先に分校を出て囮なった後、裏山へ移動の予定。 

99 :ブランデンブルク ◆aAVOu2Okbk :2006/03/11(土) 12:29:05
>96
>「社交界にはとっくにデビューしてますわ!子供に見えるからってなめないで頂戴っ!
>それとも、これがドイツ流の挨拶なのっ?!っていうかあたしのファーストキス返しなさいよっ!」
「ハハハハハハ!そいつは悪かったよ、フロイライン(御嬢さん)」
桃華の前には、腹を抱えて大笑いしている狼男がいた。
顔は犬面だが、心の底からの大笑いである。ややもすれば化物共が寄って来そうだ。
「ハハハハ…いや、なんだ、笑ったのはえらく久し振りなんだ。悪乗りし過ぎた。すまん」
目尻に溜まった涙を袖で拭いつつ、笑いを堪えるので必死なブランデンブルクは桃華に謝った。

>「い、いいことっ!今度同じ事をしたら、この先ずっと貴方の事は「ポチ」って呼ぶからそのつもりでっ!」
「狼にポチだなんて名前は似合わないと思うがな…フフフ」
ようやく笑いも下火になってきたようだ。幾分落ち着いた様子で、桃華を見やるブランデンブルク。

>「…………で。今夜は満月だったかしら?」
「いや。良く晴れた夜空だったがな。俺は御伽噺の狼男とは違うんでね…」
桃華が投げ渡したタオルを受け取ると、未だに蛙の油脂で滑っている顔の毛皮を拭った。
「感が良いなら分かる筈だ。このビルで起こっている出来事を考えれば、人間なんて奴は
随分と簡単に化物を作り出せるってことが分かるだろう…俺は半世紀以上も前に製造されたBOWさ」
拭ったタオルを首に掛け、簡単に自分に付いて語り出す。
「世界に誇る我が独逸第三帝國は、既にあの大戦中に遺伝子操作技術を確立していた。
それで創り出されたのが、俺のように獣の如き力と容姿を持った獣人兵士さ。
尤も、製造に成功したのは俺一人だけだが…そして敗戦間際、製造途中だった獣人兵士は全て廃棄処分。
だが俺は研究所を脱出し、半世紀以上も大陸を逃げ回った」
淡々と過去を語ってはいるが、その青い瞳は何処か悲しげだった。
「カビの生えた昔話はこんなもんだ」
銃声が聞こえた。どうやらシノザキ達は化物と遭遇したようだ。

装備:武装SS外套、40年型野戦服、35年型スチールヘルメット、アサルトパック 、黒革手袋
持ち物:MG3(200発)、7.62mm×51NATO200連弾薬箱×1、ワルサーP38(8+1発)、9mm×19弾8連マガジン×5、
長銃剣、雑嚢(43年型山岳帽、調合ハーブ×2、メモ)、L型ライト、火斧
現在地:25階

100 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/03/11(土) 21:30:45
>93
>「た、確か事務室から裏の路地に出られる筈だ!ついて来い!」
言われなくともついて行くさ。
こんな劣性種の養分になるのは勘弁してほしいものだ。
「!」
奇種(マンドレイク)に視線を戻したとき、あることに気が付いた。
よく見れば目耳を備えているのだ。私は自分の観察力のなさを嘆いた。
再び触手が伸びてくる。
「・・・っ!」
私はそれを払いのけながら田中の後を追った。
背後からは気味の悪い叫び声が聞えてくる。


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村内商店街電気屋
状況: マンドレイクの攻撃を避けつつ、田中について行く

101 :クリッペン ◆ySbpdz0Q8. :2006/03/12(日) 00:15:06
・・・・・・この角を曲がって、階段前か。
幸い、フロアにB.O.Wの姿は見当たらなかった。アルテミスがすべて片付けてしまったのかもしれない。
生まれたての赤ん坊のような状態でも、それくらいはできてしまう娘だからね。

>59
いた! アルテミスだ。
なんだろう? うずくまって・・・・・・?
「ひっ・・・・・・・!」
こちらに背を向けてうずくまるアルテミスに近づいて、ちらっと階段を覗いた僕は、漏れそうになった驚きの声を抑え込んだ。
上り階段を塞ぐように巨大な人肉ハンバーグが出来上がっていたんだ!
いやいやいやいや、気持ち悪い! ざっと四十人分はあるぞ!?
「・・・うわっとっとっと!?」
床一面に広がった血が、僕の足元にまでジワジワと進出してきている。思わず壁際まで飛び退ってしまったじゃないか。
間違いなく、ここにいるアルテミスの仕業だ。タイラントだってこんな真似はできない。というか、しない。
「アルテミス〜、そこにいると綺麗なドレスが汚れるよ〜。・・・・・・・・一体、何をしてるんだい?」
自らを汚す血にもかまわず、その場から動かないアルテミス。
僕は壁に背中をこすりつけるようにして移動し、彼女の様子を観察した。

なんだ? 誰か倒れてるのか?
長い黒髪と褐色の整った顔立ちから美少女かと胸を高鳴らせたが、背負ってる黒ランドセルを見てがっかりする。
どんなに綺麗でも男じゃあなぁ〜〜・・・・・・・僕は興奮なんかしないぞ!
だけど、この構図にはぐっとくるものがあるな。
アルテミスは、ただそのガキの傍にいたわけじゃなかった。
ガキの足にある傷、まだ鮮血が流れて止まらないその傷口に、小さな舌を這わせていたんだ。
アルテミスが一心不乱に流れる血を舐めとる様を、ちろちろと幼稚に動く彼女の舌先を、僕は固唾を呑んで見入ってしまった。

いや〜〜〜〜〜〜、良い物を作ったな〜僕は! さすが天才だよレオナール!

・・・・・・まあ、観賞はこの辺にしておこう。ちゃんと携帯で撮ったしね。
「行こうかアルテミス、部屋に戻って再調整だ」
端末を操作して、彼女の脳に埋め込んだ装置を起動させる。
緊急時のために用意しておいた催眠装置だ。彼女の意識を鈍らせ、誰の言うことでも素直に聞く状態にすることができる。
まあ、自分の作ったB.O.Wに殺される大馬鹿どもとは違うんでね僕は。用意万全さ!

現在地・状況:スペンサービル45F、北側会談前、アルテミスを発見し催眠状態にする。
状態:手足に無数の小さな傷、ヒビの入った肋骨、乱れたオールバック、軽い興奮状態

102 :名無しになりきれ:2006/03/12(日) 22:54:24
 

103 :御手洗竹丸 ◆qsmVg/hmHk :2006/03/12(日) 23:14:22
俺は理科室の隅でみんなの話を聞いていた。
どうやら一旦学校から出て外に止まっている車に乗って裏山の方へ移動するらしい。
>98
>「えーと、御手洗さんでしたっけ?携帯をお持ちだったら番号を教えてください。
>30分後にこちらから連絡します。」
鈴木に聞かれるまま携帯電話の番号を教える。
思いがけず重要な任務を与えられてしまった。
どうも俺までこの危険な作戦の一員に加えられてしまったようだ。

…まぁいいか、少しでも山田あすかと一緒にいられそうだし…

名前:御手洗竹丸
性別:男
年齢:29歳
所持品:携帯電話、戦闘用スコップ(全長約1メートル)
現在地:九武村分校理科準備室
状況:鈴木に携帯電話の番号を教えた。

104 :モナバウワー ◆DYEJ777/As :2006/03/13(月) 11:56:41
ハンク『こちらαチーム、予定のポイントに到着した、βチーム応答せよ...』

隊員β『...うっうわわわわ、タンッ.タタタタン...だっダメだ、たすけっ…グキャ』

ハンク『こちらαチームよりβ応答せよ!何があった…繰り返す、応答せよ!』

ハンク『βが何者かによる攻撃を受け全滅した…』

装備、MP5Aサイレンサー付
サブ、グロッグ26
残り弾数、ハンドガンの弾15、マシンガンの弾装30×2
救急スプレー1

105 :よれよれになった広告:2006/03/13(月) 12:19:14
>104
足元に一枚の紙切れが落ちている。

〜条令に伴う情報開示について〜

県の条令の改訂に伴い、情報開示制度が変更になりました。
電子化を進め、皆様により良いサビースを提供出来るよう、県職員一丸となって頑張っていきます。
非難所の情報や災害の生存者情報も記載されておりますのでお気軽に下記のURLにアクセスして下さい。
http://blog.goo.ne.jp/trpg2ch_001/

これからも災害に負けない街づくりを合い言葉に復興活動を続けましょう。

106 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/03/13(月) 20:26:16
>97
シノザキさんったらひどいわっ!自分だってセクハラしてるじゃないのっ!
「今度やったら責任とって貰わないとっ!」
……でも…そうね、やっぱり詰め物は止めとこうかな。
べっ、別にいい女に反応したわけじゃないわよっ!片方だけ胸が大きいなんて変でしょ?ほ、本当だもんっ!
>99
>「カビの生えた昔話はこんなもんだ」。
狼男さんの昔話はなかなかシビアで衝撃的ななものだった。
第二次世界大戦っていつの話よー。要はナチの人体実験の被験者って事よね。
にわかには信じがたい話をされて、全然頭がついていかない。
「……なんでそんな実験に関わっちゃうのよ」
だって、狼男じゃ外出だってままならないじゃありませんの。

「お前もブコウスキー部長に拾われたのか?あいつがどんな条件を出したか聞いてみたいものだが…まあいい。
お前と部長直属のイエローチームが別行動だったのには何か理由があるのか?作戦に加わった本当の動機は何だ…」
二本目の煙草に火をつけながら尋ねる。
……ん?ということは、この狼男さんは川崎さん達の仲間って事よね?
「じゃあ今はもう、一人で逃げなくても良くなったのね」
もしかして川崎さんもこの事知ってたのかな?
だってとっても落ち着いてるものね。度肝を抜かれたあたしとは大違い。
それにしても第二次世界大戦かあ。授業でしか縁が無い世界ね。
……あれ?という事はつまり
「ブランデンブルクさんは、もう還暦以上のおじいちゃんって事ですわよね?」
この方は随分元気そうですわねー。もしかして、人間とは齢の取り方が違うのかしら。

服装:赤いパーティドレス、ルビーネックルレス、イヤリング、腕時計。リボン&髪飾り
所持品:ショルダーバック(ライター、懐中電灯、菓子類、救急セット、化粧ポーチ、ブザー、ソーイングセット) SIG230(7+1)予備マガジン2、MP5(30) 予備弾倉3
現在地・状況:25階/スタッフルーム内。ブランデンブルクさんに質問。

107 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/03/13(月) 20:32:37
>100
店の奥にある「関係者以外立ち入り禁止」と表記された扉を開き、急いでその中に入った。
侵入した事務室には幾つかの事務机が並べられており、机の上には書類が積まれている。
また、製品の入った段ボール箱なども部屋の端に置いてあるようだ。
「急げ!!早くしなければ追いつかれるぞ!!」
事務室へ向かって走っている科学者は、もう草蜥蜴に追いつかれそうになっている。
このままでは科学者と共に草蜥蜴も飛び込んできてしまい、そうなれば私は死ぬだろう。
…こんな所で死んでたまるか。私は小銃を草蜥蜴へと向けた。

「伏せろ!」
私は科学者へ叫ぶと、構えた小銃の引き金を引いた。電気店内に大きな銃声が響く。
同時に草蜥蜴は悲鳴を一帯に響き渡らせ、事務室前でのた打ち回っている。
「急いでここから逃げるんだ!こいつの声を聞いて別の怪物がくるかもしれない!」
幸いにも鍵が掛かっていなかった裏口の扉を開き、私は返事を待たず路地へと出た。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(4発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街電気店裏
現在の状況:草蜥蜴へ発砲、のた打ち回っている間に店を脱出

108 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/03/13(月) 20:39:03
>83
少女が浮べた笑顔を見て、飯田少佐はどうにか少女の不安を拭い去れたのだと安堵の表情を見せた。
そして、自身の小指と差し出された小指を絡め、軽く揺らす。
「ゆ〜びきりげんまん、う〜そついたら針千本の〜ます、指切った……と。これでいいかい?
心配しなくたって、おじいちゃん達は絶対に死なないよ。爆弾を何十個落とされたって死ななかったんだ。
日本国民を……九武村村民を守りきるまでは絶対に生き残るさ」
指切りを終えて、少佐は少女の手を少しだけ強く握って話した。
>98
「ほう…君は一人で行くかね。絶対に死ぬんじゃない。我々だけでは戦いきれんぞ」
鈴木に言いながら、大宮大佐は腰に差した拳銃を確認し、銃弾を詰めた猟銃を肩に掛けて軍刀を持つ。
また、他の老人達も同じように背嚢を背負い猟銃を担いで出撃の準備を整えている。
「それでは諸君、出撃だ。運転手を決めなければ……」
>103
老人達は集まって運転手についてを話し合うが、その間にしきりに御手洗に向かって指を差す。
「………君、免許証は持っているかね?いや、持ってなくても構わんが」
話し合いが纏まって、大佐は御手洗に問いかけた。そして、近くにいた金田兵長は御手洗の肩に手を置く。
「我々はまともに運転できそうに無い。何せ年号が変わってからまともに車を運転したことがないんだ。
あんたに運転手を頼みたい。……どうせならば、あの看護婦は助手席に座ってもらおうか?」
そう言った兵長は先ほどと同じようにニヤニヤしていた。

名前:大宮外吉/橋本良治/水野治夫/金田昭平/飯田忠雄
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/三八式歩兵銃、水筒、背嚢/猟銃、背嚢/九九式短小銃、背嚢

109 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/03/13(月) 22:43:23
>94
>「実に素晴らしいよ、ミスタ・マクナブ。君は非常に魅力的だ。」
「そりゃどうも。イギリス人工作員のセックスアピールが強いのは、ショーン・コネリー以来の伝統でね。」
天井に張り付く化け物にウインクをしてみせる。
謝罪の言葉を呟いたがマクナブに対してでない事は理解できたし、取り合えずまともな手段で殺せそうにない事も理解できた。
おまけに理解した所で何の解決にならない事が理解できて、自分がかなり利口な部類に入る事を理解するのは簡単だったが
目の前の現実を理解しなければならないと言う事を理解するのは非常に厄介だった。
・・・早い話が大切なのは理解でなく問題解決なのだ。
相手が殺しに掛かってきている時は特にその傾向が強い。
(結局生き物だからな。毒か何かがあれば・・・いや、もっと単純な何かで十分、殺せる筈だ。)
手にしているバーレットは動きの速いB.O.W.相手には向かない。
精々壁に穴を空けるだけで精一杯だろう。
「ああ、そうだったよな。シノザキ。この建物に何で突入できないのか説明したばっかりだったな。」
つい先程、この上で突入が無理な理由を説明したばっかりだった。
くそ、何でこんな単純な事が思いつかなかった?
バーレットを持ったままジリジリと後ろに下がる。
腕の筋肉が震え、限界以上のオーバーワークに抗議を始める。
くそ、何と言ってもバーレットは13キロ近い重量の上に立ったまま撃つ事を念頭に設計された訳ではない。
骨っぽく角張った男性的なデザインのそれは、伏せて1.8キロ先の人間をミンチにする為に存在するのだ。
大は小を兼ねないの見本とも言える状況だったがこの銃にしか出来ない事もある。
これからやる事がそうだった。
化け物が張り付いている天井のすぐ傍には温風を送る暖房装置の通風孔があった。
ギリギリまで引き付け、発砲する。
完璧な射撃だった。
銃声も聞こえず、反動も感じない。
ただ目の前が真っ白になっただけだ。
「おっと、くそ。」
ライフルを抱えるように素早くその場から逃れる。
目の前が真っ白になったのは高温の蒸気が噴出したからだ。
複雑に張り巡らされた配管のうちの一つは高温の温水を循環させるタイプの暖房用配管だ。
通常であれば配管が破れても温水とその蒸気が漏れることは無いように設計されているが
今の射撃で漏れを防ぐ隔壁ごと吹っ飛ばしたのだ。
「流石に超高温のシャワーには耐えなれないよな?」
マスク越しににやりと笑って死体漁りを手早く済ます。
バーレットの弾薬とMP5のマガジンを何本か抜き取ると階段目掛けて走り出した。

所持品:バーレットM82(4発)、10発入りマガジンx2、MP5/10(23)、MP5のマガジン(30)x3
    シグP229(7)
状況:配管を破りタイラント?に高温の蒸気を浴びせて逃げ出す。
場所:地下鉄、階段。

110 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/03/13(月) 23:16:50
>108
>「ゆ〜びきりげんまん、う〜そついたら針千本の〜ます、指切った……と。これでいいかい?
心配しなくたって、おじいちゃん達は絶対に死なないよ。爆弾を何十個落とされたって死ななかったんだ。
日本国民を……九武村村民を守りきるまでは絶対に生き残るさ」
そう言って、飯田のおじいちゃんはぎゅっと私の手を握った。
うん・・・・・・信じてるから。

おじいちゃん達は運転手を決めているようだ。
>「我々はまともに運転できそうに無い。何せ年号が変わってからまともに車を運転したことがないんだ。
あんたに運転手を頼みたい。……どうせならば、あの看護婦は助手席に座ってもらおうか?」
・・・・・・おじいちゃん達ったら。
じゃあ野良仕事の時使っている軽トラは誰が運転してるの?
まあ私だって、おじいちゃんがどうしてそう言ったかなんて分かってるけど。

>98
>「アヤちゃん、少し大変かもしれないが一緒に行ってもらえるかな。
 大宮大佐達と移動するのが一番安全だと思う。」
笑顔で鈴木さんが話し掛けてきた。
「うん。おじいちゃん達と一緒に行く」
鈴木さんが何となく今までと雰囲気が違うのは、ほっぺの手形のせいだけじゃ無い気がする。
――山田さんて、本当にすごいね。
私には違いを上手く表現できないけど、私はこっちの鈴木さんの方が良いと思う。
「でも鈴木さん、本当に一人で山へ行くの?野犬が出るよ。私、さっき腐った犬に会ったの。
遠吠えしなくなったなんて私の思い違いかもしれないし、その・・・危ないから行くの止めない?」
だって私が話したことが元で、鈴木さんが死んだりしたら嫌だもん。
ちなみに、山の野犬は元飼い犬が多い。
モラルの無い都会の人が、「ペットを自然に帰した」結果だ。
だから割と人なれしてて、普段人を襲ったりしないんだけど・・・・・・もし腐ってたらどうなるか分からない。

状況:鈴木さんに、一人で山へ行くのを考え直すよう話す

111 :アラン二等兵 ◆/YI2FnXeqA :2006/03/14(火) 13:54:15
>95
「いや〜、なんか返事らしきものまでくれるし、随分賢いワンちゃんっすね。・・・・・もしかして俺の言うことわかってたりするんすか?」
アランが言い終わらない内に、大きな犬は尻尾を振り振り走り去ってしまった。
「行きたいとこがあるんっすね。俺は東側を探索してからそっちに向かうつもりなんで、また会おうっす〜」
三匹の後姿を見送って、南東の村外れに足を向ける。
ギリス大佐も、この村を直接に訪れたことはないらしい。わかっているのは、地下に広大な実験場があるということだけだ。
ずっと昔の日独共同によるプロジェクトのものらしいが、アランは詳しいことは聞かされていなかった。
まあ、大体の想像はつく。あまり知りたいとも思わない。
自分は、大佐の指示通りに動けばいいだけだ。

現在地・状況:犬三匹を見送った後、南東の村外れに向かう。
状態:健康

112 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/03/14(火) 21:32:34
>107
私は田中に続いて事務室に走り込んだ。
「関係者以外立ち入り禁止」という表示が目に入ったが、そんな事は知ったものではない。
そういえばあの『リッカー』の死体はなんだったのだろうか。
どう考えて異常だ。αタイプの『ハンター』がやったとは考えられない。
だとすればβタイプだろうか?

>「伏せろ!」
考えに耽っていた私は田中の声で我に返った。
とりあえずは下に避けなければならない。その時、私はダンボールに躓いてしまった。
「・・・っぅ!」
伏せ損ねた私は見事に転んでいた。我ながら間抜けな姿だ。
打ち所が悪かったか横腹を痛めた。
銃声が響き、奇種(マンドレイク)の悲鳴が背後から聞こえてくる。
私は立ち上がり裏口から出て行った田中を追った。

所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村内商店街電気屋裏道
状況: 電気屋から脱出

113 :ヴェクター ◆EtcmJTqYfU :2006/03/14(火) 22:23:46
>77
「随分優しいなァ…」

『ギィ!』 タッタッタッタッタッタ───

声のした方向から更にもう一匹ハンターが正面から爪を後に構え突進してくるが…

シュ

短く小さい、それも精々マッチを擦ったような音…
それはそのハンターの胸から回転する平たい物が放たれた音だった
いや、放たれたのでは無い。ハンターの背中から胸を平たい回転物…
──ブーメランが──突き通ったのだ

ブーメランは勢いも落とさず軌道が変わる事も無くシャファンへと
向かっていった

状況:奇襲

114 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/03/14(火) 23:07:36
>103 >108 >110
青年が電話番号を書いた紙を受け取り、ポケットに滑り込ませる。
「ありがとうございます。携帯は・・・今は持っていませんがどこかで拾いますから。」
御手洗青年の肩を叩いて笑顔を浮かべる。
相手に信頼を抱かせるのに十分な笑顔だ。
この笑顔に騙された被害者の数は相当な数になるのだが。
二人のやり取りを見守っていた大宮大佐が口を開く。
>「ほう…君は一人で行くかね。絶対に死ぬんじゃない。我々だけでは戦いきれんぞ」
一人の方が気楽ですからと笑ってみせる。
山田あすかを任せるのは彼らを信頼したからだ。
「そりゃどうも。あすかさんをよろしくお願いします。」
老人達が運転手を決めるべく議論をするのに背を向け、マガジンを取り出し、残弾の確認をする。
マガジンを取り出し、残弾の確認をする。
短く唸ったところで森村アヤが声を掛けてきた。
>「でも鈴木さん、本当に一人で山へ行くの?野犬が出るよ。私、さっき腐った犬に会ったの。
  遠吠えしなくなったなんて私の思い違いかもしれないし、その・・・危ないから行くの止めない?」
「いや、今は君の事を信用するよ。それに流石に一人で山に行くつもりは無いから大丈夫。
 ワクチンの回収とついでに装備を整えてくるつもりなんだ。合流するのはその後、になると思う。」
とは言ったものの時間が惜しい。
大急ぎで研究所の地下と荒れ寺に移動しなければならない。
最大の敵は時間だ。
考え込んでいると老人達の声が聞こえてくる。
>「我々はまともに運転できそうに無い。何せ年号が変わってからまともに車を運転したことがないんだ。
  あんたに運転手を頼みたい。……どうせならば、あの看護婦は助手席に座ってもらおうか?」
嬉しそうな顔で御手洗青年と山田あすかを交互に見る老人達の表情はどことなく嬉しそうだ。
ようやく状況が理解できた。
最近は田舎と言えどお見合いも少ないのだろう。
なんだかんだと言っても色恋沙汰は最高のお茶請けで老人達の楽しみでもある訳だ。
「ま、なんとかなるでしょう。何とかしてみせますよ。それでは30分後に裏山で合流しましょう。」
苦笑しながら立ち上がると薬品棚を開け、マグネシウムと幾つかの薬品を取り出し、シグのグリップの底で叩いて粉々にする。
研究所で回収して置いた空のガラス瓶の中に詰め込む。
シノザキに学んだ有効な活用方法を実践で活かしてみるとしよう。
ストーブを消したついでに灯油の入ったタンクを引っ張り出した。
「銃声が聞こえたら、入ってきた教室に垂らしてあるホースで車まで移動してください。
 鍵はあすかさんが持っています。それと刀を一本・・・一振り・・・まぁどっちでも良いか。貸してもらえますか?」
山田あすかから日本刀を受け取ると廊下を走り、体育館と校舎を結ぶ渡り廊下の屋根に飛び降りる。
空を見上げれば雲の切れ目から紅い満月が顔を覗かせていた。
「・・・さて、と。始めるか。」
屋根から飛び降り、タンクのキャップを外してあたり一面に灯油をぶちまけ、薬品の詰まった瓶を置いた。
続けて止めてあった自転車を放り投げて派手な音を出す。
音にゾンビ達が引きつけられ、こちらに向かってきた所で先程薬品を詰めておいた瓶を群れに向かって転がす。
「思った以上に多い・・・な。」
シグP226のハンマーを起し、レーザー照準機のスイッチを入れ、置いておいた瓶に狙いをつける。
一体でも多くのゾンビが灯油をぶちまけた地面の上を通るのをひたすら待つ。
短く息を吐き出すと引き金を絞る。
ガラス瓶が粉々になり、銃弾の熱の反応した薬品が爆発しマグネシウムが白く燃焼する。
続いて気化した灯油に引火する。
一気に燃え上がった炎の中でゾンビ達が燃え始める。
そう簡単に焼け死ぬことは無いだろうが、この闇の中では目立ってしょうが無いだろう。
「こっちだ!着いて来い!」
そう叫んで小川が校舎の裏へと走り出す。
今の銃声が校舎の中まで聞こえただろうか?

現在地:分校の裏
状況:ゾンビの群れに放火。続いて囮になる為校舎の裏へと走り出す。
所持品:シグP226(6)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。


115 :マンドレイク ◆nqSyHpq6xQ :2006/03/14(火) 23:36:23
>107>112
ちょうど裏口から侵入しようとしていた2匹と鉢合わせする形になってしまった。

2匹の怪物は、奇声をあげながらそれぞれが獲物と見込んだ相手に襲いかかった!

116 :シャファン ◆eWetSwDGhY :2006/03/16(木) 01:50:47
>113
怪物の胸を突き破って飛来したそれを、バックステップではかわせぬと見切り、すぐに膝の力を抜いてしゃがみこむ。
頭上を少し過ぎ、旋回しようとしたところを右の爪で跳ね上げてやる。
やかましく床を転がる金属製の刃、その上に無造作に足を乗せ、シャファンは手首で頬をごしごしとやった。
「そうよ。アタシ、実はすごく優しいの」
その、僅かに開かれた瞳は、どこも見てはいなかった。
物憂げな眼差しというやつだ。
「お母さんに負担をかけたくなかったから、わがままなんて一度も言ったことはないし、妹の面倒だってずっと見てあげたわ。
あそこに行ってからだって、アタシは他の子のことばかり心配してた。優しいねって、よく言われたわ」
少しずつ、瞳にぎらぎらとした輝きが灯っていく。
「でも、気付いちゃったのよね」
呟きは、彼女自身を鼓舞するためのものだ。
浮き沈みの激しい自分を、いつもこうやって奮い立たせる。
「優しいことは馬鹿だってことに。・・・・優しさ即ち愚かさなのよ」
こうやって、殺戮者シャファンを保ち続ける。

「・・・・・それからは、自分だけに優しくしてる」
足の動きでブーメランを木の葉のごとく宙に舞わせ、これ以上ない速さで飛燕へと変える。
シャファンが投げ返した刃は、その姿を見せない持ち主を薙ぎ斬るための弧を描いた。

現在地・状況:29階、通路 >113に返礼

117 :黒井自分 ◆ZMOTzBeXsw :2006/03/16(木) 10:20:04
>97
黒井の耳には走ってきた足音、そして足音の主が階段を下りてきたゾンビにとどめをさす音が聞こえた
(まあ、問題ないよ…ゾンビ倒しといてくれたし…いい人なんじゃないかとも思う…
でも…いまのところ…悩むべきは…挟み撃ち同然なところかな…足音からして一人だろうけど…しかたないか…)
黒井は覚悟を決め
「あ…あの…失礼します…」
黒井はうつ伏せの状態から転がり仰向けの状態へ、上体を起こし、話しかけた相手の持っているものを見てそこで動きを停止する
(嗚呼…向けられているものがものだけに…わかってたけど…状況的には多分…二対一…ここは…穏便に…すますことができれば…)
「こ…この状態で私はどうすればいいんでしょうか…あ…あと物騒なものは向けないでいただきたいのですが…」
(とりあえず下手に動くと危険…かな…)

現在地・25階
状況・>97に質問

118 :ミリア ◆mPSJuQyNAk :2006/03/16(木) 12:03:14
>117
シノザキという男に正規のCQBの訓練経験はあるのだろうか。
と、いう風な疑問が脳裏に浮かぶよりも早く、彼はミリアを追い越して先に行ってしまった。
そして銃声。倒れ伏している男を発見。

>117
>「こ…この状態で私はどうすればいいんでしょうか…あ…あと物騒なものは向けないでいただきたいのですが…」
面倒だな、とミリアは思った。
ミリアは倒れている男の襟首を無言で掴んだ。
「黙ってなさい」
ぐっと力を込め、一気に男を引き摺って走り出す。
男が悲鳴を上げているような気がしたが、無視を決め込む。
五月蝿いなぁ、と遠いところで誰かの声が聞こえたような気がした。

男を引き摺ってだというのに、案外早く戻ってこれた。
部屋に駆け込むなり引き摺っていた男をぶんと放り投げる。
部屋の中央に転がる男。何か悲鳴が聞こえたような気がするが、無視に限る。

服装:戦闘服、アサルトベスト、タクティカルブーツ、ヘッドセット
装備:アサルトベスト[7.62×39mm弾30連マガジン×4+4発、M19カスタム(5)、357THV弾×42、無線機、光ディスク]
   レッグホルスター[357SIGカートリッジ仕様P226(20発)+LAM&サイレンサー]、AK-103カスタム(20)
   マグポーチ[357SIGカートリッジ20連弾倉×3 ] 、ナイフガン(4)
現在地・状況:25階/ 黒井を引き摺って部屋まで連れて行く。
健康状態:左肩の裂傷@治療済み(感染の可能性有り)

119 :ブランデンブルク ◆aAVOu2Okbk :2006/03/16(木) 14:30:38
>106
>作戦に加わった本当の動機は何だ…」
「教えて欲しければ、それなりの態度ってモノがあるだろうが。若造(ボーイ)」
若造、と川崎の質問を一蹴。ブランデンブルクはこの若者に関しては警戒心を解いていない。
こういうタイプは危険だと、野生の直感が告げているのだ。
何を考えているか全く分からない。眼鏡のその奥で光る黒い瞳に、深淵を垣間見た。

>「ブランデンブルクさんは、もう還暦以上のおじいちゃんって事ですわよね?」
緊張感の欠片もない質問に肩透かしを喰らいそうになるが、これはこれで別に良い。
「そういうことだ。だが、精神年齢と肉体年齢はずっと固定され続けたままだ」
針金のような口髭を撫でつつ、桃華の質問に答える。
「それとだな…」
ひょいっと手を伸ばし、桃華の胸元に手を突っ込み、何かを取り出す。
「貧胸には夢が詰まっているんだ。そこんところを理解してくれ」
先程のシノザキに倣って、布を払ってパンに噛り付く。
桃華は怒るだろうが、まぁ、これはこれで面白いから良いだろう。
というか狼男にセクシャルハラスメントなど無い。訴えたって無駄だ。

>118
さっき部屋を出て行った女が男を引き摺って戻ってきた。
その男が色々とお騒がせ中の奴なのだろう。ぶんと女に放り投げられ、床を転がる男。
「人間にしてはしぶとい野朗だな」
しゃがんで男の顔を覗き込み、桃華のような素っ頓狂な反応を示す前に先手を打つ。
「死にたくなければ黙ってろ。騒いだら咽喉を食いちぎる」
ドスの利いた声で脅し、低い唸り声を咽喉奥から響かせる。
男にしてみれば、堪ったものじゃないだろうが、そんなのは如何だって良い。

装備:武装SS外套、40年型野戦服、35年型スチールヘルメット、アサルトパック 、黒革手袋
持ち物:MG3(200発)、7.62mm×51NATO200連弾薬箱×1、ワルサーP38(8+1発)、9mm×19弾8連マガジン×5、
長銃剣、雑嚢(43年型山岳帽、調合ハーブ×2、メモ)、L型ライト、火斧
現在地:25階

120 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/03/16(木) 19:29:39
>E・良子
階段を上りきった所でグリーンゾンビが3体現れた。
暗い紫色の花粉を飛ばしながらゆっくりと迫ってくる。
・・・ビル全体のゾンビの数はどんどん増えているようだ。

121 :名無しになりきれ:2006/03/16(木) 21:17:45
>122
どこからかゾンビが三体やってきて襲いかかってきた。

122 :長身の男 ◆FIO3XYp1qk :2006/03/16(木) 22:20:47
>109>121
「おおおおおっ!」
マクナブが構えていたバーレット対戦車ライフルから真っ白な閃光と50口径の銃弾が音速の3倍の速度で叩き出される。
男は一瞬、何が起きたか理解できなかった。
一撃で越されたのだろうか?
だとしたら全身を覆うこの苦痛は地獄の業火に身を焦がされているのか?
「っおおおおお!」
天井から巨体を落下させ、コンクリートの上でのた打ち回る。
「あーっ!あー!」
全身を襲う苦痛に感覚器官のシャットダウンすら忘れ、冷たいコンクリートの上で叫びつづけた。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ようやく感覚器官のカットをおこなった男の体に3匹のゾンビが重なり、肉を齧り始めた。
真っ赤に茹で上がった男の体は少しずつ、少しずつ啄ばまれていく・・

123 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/03/16(木) 23:28:43
>112
路地に出ようとすると、後ろで物音が聞こえた。何かと思い振向けば、科学者がひっくり返っていた。
どうやら積んであったテレビのダンボールに躓いたらしい。
「何をしている!死にたいのかっ!」
立ち上がろうとする科学者を怒鳴りつけて私は路地に出る。
気付けば、草蜥蜴の喧しい奇声は聞こえなくなっていた。先程の銃弾で死んだのだろうか?
>115
「……っ!!」
少し前に運が良いと思ったのは、どうやら気のせいだったようだ。
路地に出ると既に草蜥蜴が二匹も居たのだ。そして、奴らは私達に気付き、こちらに向かってくる。
二匹の内の一匹は私に眼もくれず、まだ外に出ていない科学者を狙ったのか事務室に飛び込んでいった。
つまり、実質的に私の敵は一匹のみ。向こうは向こうで頑張ってくれれれば良い。
「ち……畜生がぁっ!!爬虫類如きに殺されてたまるか!」
私は目の前の草蜥蜴を睨みつけ、私に飛びつこうとしたところで左目に銃先の包丁を深々と突き刺した。
包丁を引き抜くと、色の悪い目玉も一緒に出てきた。草蜥蜴は奇声を上げつつ眼孔から血を流している。
そして蹴り倒して蔦が纏わりつく腹を踏みつけ、頭部を銃床で殴った。何度も繰り返し殴りつけた。
「……駆除だ…人間に危害を加える怪物を駆除しただけだ……何ら問題ない……」
暫くして、頭蓋骨が砕ける音がした。更に殴っていて、こいつが死んだ事にやっと気付いた。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(4発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街電気店裏路地
現在の状況:襲い掛かってきた怪物を殺害

124 :名無しになりきれ:2006/03/17(金) 19:46:55
>114
2体のクリムゾンヘッドが現れた

125 :名無しになりきれ:2006/03/17(金) 19:55:29
>112
通路脇に灯油缶が置いてある

126 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/03/18(土) 01:04:53
>124
最近の理論と違ってゾンビの足は非常に遅い。
開けた場所で十分に周囲を注意しながら移動すれば捕まる事は無い。
ゾンビの群れの視界に入るように一定の距離を保ちながら移動する。
(・・・十分だな・・・クリーチャーにさえ注意していれば・・・時間は幾らでも稼げ・・・?!)
燃え上がるゾンビ達の中から二人の人影が踊り出る。
足を引き摺るように移動するのが精一杯のゾンビと明らかにスピードが違っていた。
咄嗟にシグを構え、頭部に照準を合わせようとするが、距離が引き金を引く間も無く、腕が振り下ろされた。
「・・・早いっ!」
短く叫ぶと地面に転がり振り下ろされた右腕を回避、転がった勢いを利用して立ち上がると、再び走り出す。
単なるゾンビ、という訳では無さそうだ。
上半身を全く動かさずに移動する近接戦闘用の走法から両手を思いっきり振っての短距離走法に切り替える。
時折後ろを見るが、その2体の移動スピードは全く落ちる事無く追跡を続けてくる。
それに対してこちらは走り始めてから8秒を超えた辺りからペースが落ちてくる。
全力疾走はもって10秒程度だ。人間にこの壁は打ち破れない。
内臓の腐ったような息が首筋に掛かる程、ゾンビと小川の距離は詰まっていた。
再びゾンビの右腕が振り下ろされる瞬間、小川がその場に伏せた。
小川と言う名前の予期せぬ障害物にゾンビの両足が辺り、勢い良く前のめりにコケる。
転がったゾンビ、それは茹蛸のように真っ赤に染まったゾンビだった、の頭部に照準を合わせ、引き金を引く。
沸騰した脳味噌を撒き散らすと小刻みに痙攣する動かぬ死体と化した。
(・・・もう一匹・・・そこか・・・)
もう一体のクリムゾンヘッドの胸に照準を合わせると引き金をゆっくりと絞る。
胸に一発叩き込めば動きは止まるだろう。
後はゆっくりと頭に叩き込んでやればお終いだ。

現在地:分校の裏
状況:クリムゾンヘッドの一体を射殺。続いてもう一体の胸目掛けて発砲。
所持品:シグP226(5)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。




127 :女性:2006/03/18(土) 03:25:24
>116
「イ…イヤ…!」
尻餅を付いた女性は後ずさりでシャファンから距離を取ろうとしている。
もう子供の事より自分が助かる事を優先させているのかもしれない。
無理も無い、この流血劇場を見せられては。
ようやくシャファンの異常ぶりに気付かされたのだ。

その上シャファンに今の眼を見たら失禁をするかもしれないが、
そんな余裕は彼女には無い。

128 :ヴェクター ◆EtcmJTqYfU :2006/03/18(土) 03:38:30
>116
シャファンは重傷のせいか動きもしごく単純なものに見えた。
─弾いたよ…素手で…
だがその動きで、自分の得意な武器を撃ち落したのだ。
─常識はずれな奴…
少し驚くが、コレで止めを刺せると完全に思っていた訳でも無い。
今だ闇に溶け込んだヴェクターは冷静だ。

>「そうよ。アタシ、実はすごく優しいの」
「…」
シャファンの様子が明らかに変わった。言えば一行だが、そんな簡単にも見えない。
むしろ一行で『様子が変わった』で終えてしまう事はこの状況に対する冒トクかもしれないが、
それ以外の表現の仕方をヴェクターは持ち合わせては居ない。あえて言うなら、
少女の首を捻った時、キャッチナイフ時、ヴェクター好みの少年に俺たちの出来ない事を平然とやってのけた時、
このスレを18禁にしかけた時…どの時の顔とも違う。
そんな事を機械のような情報処理で淡々と、飽く迄淡々と考える。

>「お母さんに負担をかけたくなかったから、わがままなんて一度も言ったことはないし、妹の面倒だってずっと見てあげたわ。
>あそこに行ってからだって、アタシは他の子のことばかり心配してた。優しいねって、よく言われたわ」
「母親…」
考えながらも感じ取る、相手は物思いから現実に戻ってきていると。
闇の中のヴェクターは無表情を通している…

>「でも、気付いちゃったのよね」
>「優しいことは馬鹿だってことに。・・・・優しさ即ち愚かさなのよ」
「何故…?」 ──事実アンタはその女性ヲ
ヴェクターの頬が少しピクリと引きつったが、
─…殺り合う気が…出てきたようだ…
その顔面の動きは、決して表情になる事は無かった。
ヴェクターのブーメランは先ほど叩き落された直後に相手の足の上に乗っている。

シャファンがブーメランを器用にも足で放り上げ、
>「・・・・・それからは、自分だけに優しくしてる」
その言葉を合図としたかのように、ヴェクターへとブーメランが放り投げられた。

ヒュウゥ
──速
「フ!!」
ジュッ

シャファンの投げ返したブーメランは、突然闇から生えるかのように出現した手首に
受け止められた。だが、それと同時に何か液体音もした…

129 :ヴェクター ◆EtcmJTqYfU :2006/03/18(土) 04:05:14
「優しい…」
右手から、広がるように影の形が現れていく
「他の子ばかり考える…」
──ポタッ

黒一色だった影に、空間に、少しずつ少しずつ、色がついていく。

─ポタッ、─ポタッ

「覚えあるな…」

暗闇の中から現れた人間、僅かな明かりの元ではまるで
モノクロのようだがブーメランを握り締める
─ポタリ…ポタリ…
その右手から流れる血液は、まるで自身が発光しているかのように
鮮やかな色を明らかにしている…

「弟が惚れたもの…そんな女だった…」

やがて、モノクロだった人影に完全に色が着き、『人影』では無くなった。

学生ズボンに、黒のトレーナー、服装だけなら普通の中高生にも見えない事も無い。
左腕には、5歳と11歳くらいだろうか?二人の少女、少年を抱えている。
両目は青いスポーツゴーグルで覆われ、髪は暗闇とは言え何故見えなかったのだと
思えるほど蒼い、腰まであるストレートだ…
そう、くどいようだが、名前は…
「ヴェクター…」 下手をしたら名乗られた相手は名乗りだと気付かないような、か細い声…
ヴェクターは名乗った。

状況:姿を現す。ブーメランを受け取り、子供を脇にかかえている。
状態:手に怪我

130 :名無しになりきれ:2006/03/18(土) 09:20:17
>126
大量のゾンビが死角から襲い掛かってきた。

131 :名無しになりきれ:2006/03/18(土) 18:13:43
>116>127>129
「シャアアアアアアアア!」
天井を破ってハンターβが六体現れ、各々に襲い掛かった。

132 :御手洗竹丸 ◆qsmVg/hmHk :2006/03/18(土) 18:17:08
>108>114
>「………君、免許証は持っているかね?いや、持ってなくても構わんが」
>「我々はまともに運転できそうに無い。何せ年号が変わってからまともに車を運転したことがないんだ。
>あんたに運転手を頼みたい。
車の運転か…
一応免許は持っていると言えば持っているが、運転歴もほとんどなく、
ここ数年ハンドルを握ってもいないペーパードライバーだ。しかもAT限定。さすがに無理でしょ…
そう思って断ろうとした時、
>……どうせならば、あの看護婦は助手席に座ってもらおうか?」
「任せて下さいっス!自分、運転には自身がありますから!」
ベタな反応だと知りつつも即答する。
まぁなんとかなるだろう、MT車の動かし方も一応習ったような覚えがあるし…
山田あすかさんの方を見ながら悶々とする俺を兵長殿がニヤニヤしながら眺めていた…

そして、
窓の外から銃声が聞こえ、ゾンビの群れがそちらの方に向かって動き出す。
鈴木氏の作戦はうまく当たったようだ。
よし、ここは俺が先頭に立っていい所を見せないとな。
俺は武器である鋭く研ぎ澄まされたスコップをズボンのベルトに固定し、窓から垂らされたホースにぶら下がって
地上に止められた車に降りていった。

名前:御手洗竹丸
性別:男
年齢:29歳
所持品:携帯電話、戦闘用スコップ(全長約1メートル)
現在地:九武村分校理科準備室
状況:窓からホースに掴まって外に出る

133 :クリムゾンヘッド:2006/03/18(土) 22:31:29
>126
左胸に銃弾を打ち込まれ、衝撃で大きく身体が反り返る。
だが体勢を崩したのはほんの一瞬だった。
クリムゾンヘッドは一気に間合いを詰め、大きく腕を振り上げた。

134 :名無しになりきれ:2006/03/18(土) 22:41:59
>111
気が付けばゾンビの大群が前後から迫っていた。

135 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/03/19(日) 14:25:55
>117>118>119
目の前の男は起き上がってこっちを見た。そこで固まる。
いきなり銃口と見つめあう羽目に陥った人間としては当然の反応だろう。
>「こ…この状態で私はどうすればいいんでしょうか…あ…あと物騒なものは向けないでいただきたいのですが…」
「あー、そうだな・・・」
とりあえずいくつか質問をしようと思ったところで、いきなりBDUの女が男を引っつかんで走り出した。
一気にスタッフルームまで駆け戻り、男を部屋の中央に投げだす。
どうも状況が飲み込めないでいる男に対し、ブランデンブルクが顔を近付け凄む。
>「死にたくなければ黙ってろ。騒いだら咽喉を食いちぎる」

「リアルすぎて冗談としては笑えない部類だな。あー、川崎、ルイスに無線入れといてくれ。遅ぇぞって」
ブランデンブルクと川崎に声をかけ、携帯をポケットから出しながら床に転がる男へ話しかける。
「とりあえず名前いいかな?そっちの姐さんも」
ついでといっては何だが、BDUの女にも名前を聞いた。その間中指はずっと携帯をいじっている。
メール送信履歴から、ルイスがメールを送った先へもう一度メールを送るためだ。
内容は「メールが届いたら電話をくれ」位で良いだろう。
実際届くかどうかはまだ分からないが。


136 :E・良子 ◆nqSyHpq6xQ :2006/03/19(日) 17:59:36
>109>122
地下から激しい銃声が聞こえてきた
それに続いて男の叫び声。
私はそれらの音を一切無視して階段を駆け上がる。
>120
一階フロアーへの扉へあと一歩というところの踊り場に3体の人影が見える…
ゾンビ?いや…あれはグリーンゾンビだ!
私の存在に気付いた3体のグリーンゾンビは紫色の毒の花粉を飛ばしながらゆっくりと歩いてきた。

私は走りながらポケットから拳銃を取り出し、安全な距離をとって立ち止まり、階段を下りてくる先頭のゾンビに向けて構える。
そして反動を押さえ込んで2回続けて引き金を引く。
発射された弾丸はまっすぐ一直線にグリーンゾンビの両目に命中し、銃弾を喰らったゾンビは階段から転げ落ちる。
私は息を止めて転がり落ちてきた死体を踏み台に、2体目のゾンビに跳びかかる。
そのままゾンビの肩にしがみ付き、体重をかけて後ろ向けに押し倒し、馬乗りになった。
銃を持った片手でゾンビの首を押さえ付けてもう片手で鞘からアイスピックを抜き、ゾンビの頭部を滅多刺しにする。
「ヴぁあァア〜…」
危ない!!
3体目のゾンビがしゃがみ込んで抱き付いてくるのを間一髪転がって逃れ、
ゾンビよりもすばやく起き上がって、前のめりに倒れこんでいるゾンビのこめかみに銃口を押し当て引き金を引き、
最後の銃弾を発射させる。
頭部を銃弾に貫通されたゾンビはそのまま起き上がれずに頭を破壊された死体に折り重なるようにして倒れた。
すぐにゾンビたちから離れ3体ともが活動を停止したことを確認し、再び階段を走り出す。

しかし…少し体の調子がおかしい…
息を止めていたつもりだったんだけど…少し毒の霧を吸い込んでしまったようだ。
う…、意味もなく汗が流れてくる。呼吸も少しずつ乱れてきた…

性別:女
年齢:12歳
所持品:拳銃(0発)、ペンライト、偽造IDカード
現在地:スペンサービル一階
状況:毒状態。しかしまだまだ活動には支障はない。

137 :名無しになりきれ:2006/03/19(日) 18:21:58
>116
何時の間にか天井に張り付いていたリッカーが襲い掛かった。

138 :名無しになりきれ:2006/03/19(日) 18:25:21
>135
壁をぶち破って、通常よりも一回り大きなバンダースナッチが現れた。
バンダースナッチが片方しかない、よく発達した強靭な左腕を黒井に伸ばした。

139 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/03/19(日) 18:29:27
>118 >119
>「貧胸には夢が詰まっているんだ。そこんところを理解してくれ」
ぎゃ――――――――――――!!
「バカッ!!あたしの胸は四次元ポケットじゃないのよっ!!」
怒りに任せてえいっと蹴りを入れたけど、泣きを見たのはあたしの方だった。
痛ーっ!なんでこんなに硬いのよっ!
んもうっ!良いわよ。そっちがその気なら、あたしにだって考えがあるわ。
「さっき言ったわよねっ!たった今から貴方の呼び名はポチだからっ!」
ビシッと指を突きつけ宣言する。あたしへの扱いを改めない限り、変えるつもりは無いからねっ!

痛む足を摩っていると、ものすごい勢いでお姉様とシノザキさんが帰ってきた。
お姉様がぽいっと床に何かを投げ出した。20代後半くらいの男性だった。
…………お姉様…死んじゃいますわよ……。
まだご機嫌麗しくないのかしらと、チラチラ顔色を窺う。
>!35
ブランデンブルクさんがしゃがんで、男性の具合を見た――と思ったけど、あたしの勘違いだったみたいね。
>「死にたくなければ黙ってろ。騒いだら咽喉を食いちぎる」
ちょwwwwwwwwwwって感じ。
「ちょっとポチ!脅すの止めなさいよっ!!」
えいっと狼男を押しのけようとする。
>「リアルすぎて冗談としては笑えない部類だな。あー、川崎、ルイスに無線入れといてくれ。遅ぇぞって」
川崎さんが頷き、無線機を入れ何か話しているようだ。
>「とりあえず名前いいかな?そっちの姐さんも」
「怪我は無さそうね………あなた大丈夫?」
あたしもしゃがみこんで、男性の顔を覗き込んだ。口の前に指を立てて、シーッと合図をする。
「喉を食いちぎるの冗談だろうけど、騒ぐと新手の怪物がくるかもよ。………立てる?」
そういいながら、男性を起こそうと手を差し出した。

140 :マッドマド ◆EtcmJTqYfU :2006/03/19(日) 18:36:54
>前スレ334(judas氏
予想外だ!
奴は出鱈目な動きから一転し無駄の無い動きで自分から抜け出した…
何かがおかしい…考えてしたような行動には思えない

judasは自分を首を傾げて不思議そうな眼で見る…
──マズイ
言葉では無いが、マッドマドの思考回路に一瞬の、
人間で言えば動揺に近い、焦りにも似た感情が過る…
一方、judasはこちらとは対照に別の感情が芽生えている…
今まで襲った奴とは違う顔をしている…

──速く仕留める!
──先手必勝!!

突然先ほどの絨毯が動かなくなったかと思ったら、
judasの目の前の地面から触手が数本飛び出してきた!

形態:大部分は地中に潜伏、触手
状況:一度体を捨て、地面からjudasに奇襲をしかける

141 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/03/19(日) 18:40:15
>138
ものすごい音がして、壁に大きな穴が開いた。
松田を襲った奴よりもっと大きな怪物が、こっちに手を伸ばしてきた。
立ち上がりかけた男性を思い切り突き飛ばし、あたしもそこから飛びのいた。
さっきまであたし達が居たリノリウムの床が、音を立てて砕けた。
サーッとあたしの顔から血の気が引いた。
って固まってる場合じゃないし。
あたしは安全装置を外し、左腕の化け物に向かって銃を向けた。

142 :名無しになりきれ:2006/03/19(日) 18:40:44
>139
突然扉が勢い良く開いたかと思うと、クリムゾンヘッドが桃華に飛び掛っていた。

143 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/03/19(日) 19:40:05
>123
田中と名乗る警官は去り、いま私の目の前には奇種(マンドレイク)がいる。
「ふ、ふふ」
渇いた笑いが込み上がってくる。
終った。私の持っている拳銃で斃せる相手とは思えない。
触手が伸びて来る。

>通路脇に灯油缶が置いてある
ポケットの中に煙草とライターが入っていたのを思い出した。
この缶は空だろうか、それとも・・・
私は迫って来る触手を払いのけ、缶の蓋を開けて中身を引っくり返した。
「駄作め」
机に置いてあった書類にライターで火を点け、床に叩き落とした。
火は瞬く間に燃え広がり、奇種(マンドレイク)は狂声を上げて燃えている。
私は田中の後を追って外に出た。


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村内商店街電気屋裏口
状況: 電気屋に火を放つ

144 :シャファン ◆eWetSwDGhY :2006/03/19(日) 22:16:59
>127>128>129
後を追ってきた母親の方には見向きもせず、シャファンは真っ直ぐに、姿を現した相手を見据えていた。
敵の奇抜なファッションは気にしない。二人の子供を両脇に抱えていることのが重要だ。
両手を塞いだ状態で顔を出すとは・・・・・自信の表れか、それとも、
「へっ」
阿呆だと決め付ける。

>131>137
すぐにでも間を詰めてえぐってやろうかと身を低くした瞬間に、天井から六つの影が落ちてきた。
「この邪魔しぃどもが」
後方に風を感じ、首を傾ける。
こちらに飛び掛ろうとした人型爬虫類が風の正体に顔面を貫かれて絶命する。前に出会ったズル剥けの舌だ。天井に貼りついて攻撃のチャンスを窺っていたらしい。
伸びきったそれを全体重かけて引っ張り、急な負荷に耐え切れず落下してきた剥き出しの脳を踏みつけ、あっさりと仕留める。
いい加減、怪物どもの相手も飽きてきた。
疲れてきたのでも単調さが嫌になったのでもない。ただお預けをくらったままなのが我慢ならなかったのだ。
「・・・・・・上に行くか」
あのババアがふんぞり返ってる五十五階へ向かう。
寸刻みにしてやりたくて意味もなくうろついてたんだ。居場所がわかったんなら、寄り道なんてしていらんねえ。
繰り出される複数の爪をかいくぐり、足にしがみつこうとしてきた恐慌状態の母親に蹴りを入れながら、シャファンはエレベーターホールに向かった。

所持品:鈍鮫x左右、半袖ジャージにスパッツ姿
現在地・状況:29階通路、ハンターx1リッカーx1を仕留め、ハンターの攻撃を器用に避けながら母親を蹴り飛ばしてエレベーターホールに向かう。
状態:胸に三条の浅い傷、肋骨二本骨折

145 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/03/19(日) 23:09:38
>130>133
左胸から真っ赤な薔薇が突然咲いたように見えた。
銃弾が時折見せる、美しい光景の一つになるはずだった。
・・・そのままゾンビが崩れ落ちれば。
そのゾンビは9ミリパラベラムの直撃を食らって尚前進してきた。
そして鋭い爪の生えた腕を振りかぶる。
爪の一撃を回避しようと後退すればそのまま走る勢いに押し倒されてしまう。
だったら出来る事は一つだ。
拳銃を持った右腕を振り上げ、一歩踏み出すと同時に顔面目掛けて振り下ろす。
ぐしゃりと卵を割ったような嫌な感触がグリップの下から伝わってくる。
ゾンビが予測した位置より前に出たお陰で爪に切り裂かれる事は無かったが、体当たりを食らって背中から倒れ込む。
「ふっ!がはっ!」
勢いよく押し倒されたせいで肺の中の空気が空っぽになる。
組み倒した姿勢のまま、喉笛に噛み付こうとするゾンビの顔を左手で押し返しながらこめかみに銃口を押し当て、引き金を引く。
「・・・俺は不味いぞ。」
脳を吹き飛ばされたゾンビの目に映るゾンビの群れ(>130)に絶望的な気分になる。
圧し掛かるクリムゾンヘッドを押しのけ、立ち上がる。
シグの残弾は4発。10匹を超えるゾンビの群れを相手にするには、幸運の女神の微笑みどこか大爆笑が必要だった。
少なくとも囮として自分が非常に優秀だという事はよく解った。
そして今まで囮り役をユダに押し付けてきた自分の判断が間違っていない事もだ。
「さて、どうしたもんかね。」
引き攣った薄笑いを浮かべ、ゾンビの群れから距離を取り、来た道を引き返そうとするが、その先にいたのは燃え上がるゾンビの群れだった。
(・・・上手く逃げた頃合、だよな・・・校舎に潜り込んでも問題無い・・・はずだ・・・)
小川は助走をつけると一気に校舎の窓ガラスに飛び込んだ。

現在地:分校1階のどこか
状況:クリムゾンヘッドを射殺。分校の窓ガラスに飛び込み中に進入。
所持品:シグP226(4)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。

146 :アラン二等兵 ◆/YI2FnXeqA :2006/03/20(月) 02:30:49
>134
闇の向こうから、何十もの醜い顔が街灯の頼りない明かりの下にぽつぽつと浮かび上がってきた。
「・・・オラが村さのデモ行進っすか」
前後から、田んぼのあぜ道の上をゾンビ達が自分目掛けてやってくる。
小さな村だと聞いていたが、中々どうして大した賑わいだ。
「はいごめんっす、はいごめんっす」
デスメタルバンドのギターみたいなデザインの大斧でもって、死体の群れを掻き分けて進む。
ゾンビのほとんどはお年寄りだ。みんなフガフガなのでアランの装甲には文字通り歯が立たない。足腰も弱りきっているので、軽く押しただけで転がっていく。まるでモーゼの何とやらだ。
肉体的には雨の日に傘差して歩く程度の負担だったが、
「あああ、お婆ちゃん。全裸は厳しいっす厳しいっす。入れ歯飛ばさないで」
精神的には、かなりくるものがあった。

そんなこんなで村外れの空き地に着いた時には、肩で息をするくらいの情けない有様になっていた。
途中で耐え切れなくなって猛ダッシュで振り切ってきたのだ。
なんだかどっと疲れたような気がする。本来は息切れなんか起こすはずないのだが、膝に手を置いて呼吸を整える。
肉体は不眠不休で戦えるのに、精神がそれについていってない。
我ながら、つくづく情けないと思う。
「この無線封鎖だけでもやめにしてもらえないっすかねえ? 独りは寂しすぎるっすよ」
気を紛らわすために自分と会話しながら草むらを行く。
「ん?」
焚き火の跡を発見。
「こんなとこで何やってんすかねえ?」
特に変わった点も見当たらないので、村外れの探索を続行することにした。

現在地・状況:九武村、南東の村外れの空き地を探索中

147 :黒井自分 ◆ZMOTzBeXsw :2006/03/20(月) 09:43:11
>118>119>135>138>139>141>142

>「あー、そうだな・・・」
黒井は目の前の男が自分に何か言おうとしているのを見てほっとした様子で口を開こうとしたが後ろから来た何者かに
>「黙ってなさい」
「え?あの…痛いんですけどぉぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
との言葉と同時に襟首をつかまれ引きずられ、どこか部屋に入ったかというところで投げ飛ばされた

それだけならまだよかっただろう、しかし黒井にとっての悪夢はまだ終わらなかった
どうも本物にしか見えないような犬面の男が近づいてきて
>「死にたくなければ黙ってろ。騒いだら咽喉を食いちぎる」
(おんなじ名前のついたハリネズミとかは出てこないよなぁ…)
頭では違うことを考えていたが、それでも黒井はそれ相応の恐怖は感じていた
>「ちょっとポチ!脅すの止めなさいよっ!!」
(まてぃ!!どんな名前だよ!!そいつぁねぇーだろが!!)
>「とりあえず名前いいかな?そっちの姐さんも」
>「怪我は無さそうね………あなた大丈夫?」
さっきの銃の男性と少女がそばに来て話しかけてきた
(飴と鞭か…しかたないか…)
>「喉を食いちぎるの冗談だろうけど、騒ぐと新手の怪物がくるかもよ。………立てる?」
黒井が差し出された手に手を伸ばし立ち上がろうとしたところで、壁をぶち破って、手が巨大な化け物がこちらに手を伸ばしてきた
その直後目の前の少女が自分を突き飛ばした、黒井のいた所の床が砕けた、黒井は四つん這いとは思えない速さで一気に壁まで逃げ出した
「俺武器もってねぇーよ!!」
確かに鉄パイプ程度は持っているが、通用しそうにないことを見て黒井はとりあえず逃げる道を必死に模索し始めた
(どうもあのバケモン俺だけを狙っているわけじゃあないし…でも出口までは遠い…エレベーターは使えんだろうし…無理か…よし…他人に任せるか…これだけ人数がいるんだし露払いにはなるでしょ…)
「えっと…俺には無理です…」
ドアからはまた新しい化物の追加も入ってきている、黒井は鉄パイプを構えつつも撃退は他人に任せることに決めた

場所・状況:ビル25階、バンダースナッチを見て他人任せ

148 :名無しになりきれ:2006/03/20(月) 12:54:32
>129 シャファンの去った方向に更に4匹のハンターが立ち塞がり、計9体が挟み撃ちで襲いかかる

149 :名無しになりきれ:2006/03/20(月) 14:35:30
>145
小川が飛び込むと、同時に何体かのクリムゾンヘッドが窓から校舎に入り込み、
すぐに立ち上がって(或いは這いずりながら)次々と小川に襲い掛かって来た。

150 :名無しになりきれ:2006/03/20(月) 20:36:45
>145>149
小川が飛び込んだ先は図書館だった。
・・・食いちぎられた死体が手に何かを持っている。
どうやら図書準備室の鍵のようだ。

151 :桂木 ◆jFC.LOgoJM :2006/03/20(月) 20:48:47
バックミラーから、忽然と重田さんの姿が消えた。 諦めたのだろうか?
だが、軽トラックのスピードは落とさずそのまま走りつづける。

振り切ったと思えるようになったのは、それからずっと後の事だった。
「…ここはどこかしらね?希望さん、この場所に見覚えはある?」
追跡を振り切ろうとめちゃくちゃに車を走らせたので、現在地がよく分からないのだ。
>126
遠くに、何かを燃やしているような明かりが見えた。
そのすぐ脇に大きな建物が見える。
「あれが分校かしら?とりあえず、行ってみましょうね」
同乗者の同意を聞くよりも先に、私は分校らしき建物へと車を走らせた。

服装/所持品:和装/写真、アンプル(抽出高分子入)×2、救急セット、 研究員の手帳(カードキー) 写真 、古びた日記
現在地・状況:>71の追跡を振り切る。軽トラで分校へ移動中。

152 :ブランデンブルク ◆aAVOu2Okbk :2006/03/20(月) 21:54:50
>139
>「さっき言ったわよねっ!たった今から貴方の呼び名はポチだからっ!」
「ハハハハハ!そいつは頂けないな。俺の本当の名前はミケルセン=マルナ=ヴァイスグラム=フェーダ=クリンゲンベルクというんだ。
出来ればミケルセンかマルナかヴァイスグラムかフェーダかクリンゲンベルクの何れかで呼んでくれ」
はっきりといって桃華をからかうのは面白い。
怒った桃華が自分の脛を蹴ったが、逆に痛がっていたのは桃華の方だった。

>138>141
体が自然と反応していた。それはもはや無意識が為せる技。しかし、直ぐ近くにいながら察知出来なかったとは…。
壁を破って現れた化物が左腕を伸ばすと同時に、その腕を掻い潜って奴の懐に跳びこんでいた。
昇竜の如く突き上げる強烈なアッパーカット。それが化物の腐ったゴムのような黄色い粘膜に覆われた体に減り込む。
化物の巨体が一瞬だけ宙に浮く。続けて、死神の大鎌よろしくの掛け蹴りが化物の分厚い皮膚に覆われた首に決まる。
踵を首筋に引っ掛けて一気に振り下ろす掛け蹴りは、ゾンビ程度ならば楽に首を蹴り飛ばせる技だが、この化物には
決定打にはならなかった。よくて、化物を地面に倒れさせる程度。タフだ。
確かこいつはバンダースナッチ。兵器としてではなく実用性の高いタイラントとして制作された先行試作量産型。
タイラントの廉価版とはいえ、この個体はタイラント並みの体格だ。能力はタイラントと比較しても遜色が無い筈。
仕留めるにはかなりの手間が掛かるだろう。真正面から戦えば、獣人兵士といえどもただでは済まない。

>141>142
視界の端を、桃華に襲い掛かる新手の化物の姿が掠めた。
バンダースナッチに銃を向けていた桃華は未だ化物に気付いていない。
化物―ゾンビの強化版とも言えるクリムゾンヘッドは、爪に生え揃った鋭い爪を桃華目掛けて振り下ろそうとしていた。
このままではコンマ数秒後には桃華の首が飛ぶ。そうはさせるか。目の前で女子供が死ぬのは見たくは無い。
「ウオオオオオオオオオオオ!」
床を砕く勢いで蹴り、一発の肉弾と化してクリムゾンヘッドに体当たりを敢行する。
そしてクリムゾンヘッド諸共壁をぶち破って隣の部屋に転がり込むが、直ぐに奴を組み伏せ、咽喉に噛み付き食い千切る。
流石に咽喉をごっそり食い千切られては化物も生きてはいられない。血が勢い良く噴出し、直ぐに痙攣して動かなくなった。
口内の腐肉を吐き捨てると、立ち上がる。壁の裂け目の向こうには、先程の攻撃から立ち直ろうとしていたバンダースナッチの姿が在った。
「全員伏せろぉ!」
そうはさせるか、と肩に掛けていたMG3を置き上がろうとするバンダースナッチに向け、引き金を引く。
布を裂く様なMG3の射撃音。思わず記憶がフラッシュバックする。東部戦線の焦土と化した露西亜の大地を。

装備:武装SS外套、40年型野戦服、35年型スチールヘルメット、アサルトパック 、黒革手袋
持ち物:MG3(175発)、7.62mm×51NATO200連弾薬箱×1、ワルサーP38(8+1発)、9mm×19弾8連マガジン×5、
長銃剣、雑嚢(43年型山岳帽、調合ハーブ×2、メモ)、L型ライト、火斧
現在地:25階

153 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/03/21(火) 00:40:51
私は蟲が嫌いだ。害虫と名のつくものは勿論見るだけで悪寒がする。
それどころかカブトムシやクワガタ、セミ…何故あんなものを喜ぶマニアまで
居るのだろうか?
校舎内で見つかった巨大なソレを渋谷や高橋が摘んで喜んでいたのを私は今も理解できない。
蝶々、トンボ…渋谷の傍によくいた雌なんかは、キレイだなんて言っていたが…
あんな物、ミミズに羽がついただけだろう。それを言った直後私は絞殺されかけたが…

前回の事件はソレに拍車をかけた。
ゴキブリ、ノミ、蜘蛛…。巨大化した分造形的には可愛いものだが、
それでも小さくグロくて安全な方がまだマシだと言うものだ。

そしてそれらも今見た物に比べれば…ずっとマシだ…。

>151
「な…何だったんだあの昆虫もどきは…!」
急激な運動をした後のように呼吸が乱れる。心臓が高鳴る。頭がふらつく。
色々と考えようとするが、何も浮かばない。
もう安全なのか?アイツは?まずは何を考えるべきだ?
「ハ…ハーハハ…。あ諦めたか…!こ、こんじょうなしめ!」
窓側に寄りかかり後を見ながら言うが、唇も舌もいつもより回らなくなっている…!
確か…あんな化け物…私は知らない…ハズ…!

>「…ここはどこかしらね?希望さん、この場所に見覚えはある?」
「フッフッフ…じ、慢では無いがまったくなな無い!か…カりに覚えていたとしても
私の3つ覚えたら最しょの一つを忘れる脅いの脳みそでは既に忘却の彼方よ!」
まだ心臓の高鳴りと呂律が戻らない中、親指を立て自信満々に答える。

>126
「…」 火事か…? 少し収まっているとは言えまだこの強い雨、この季節、
すぐに鎮火するだろうか…?
「分校…」 訳が分からなくなっていた頭は別の事を考えた
せいか平静に戻れた…。呼吸やその他も同じ、異常無し。オールグリーン。
目的地はあそこか…また妙なのが出なければいいんだがね…

「ちなみに、今更だが塗りつぶされたのは賠尾市だけでは無い…
等訓市、岩城市、真葉市、狭戸市、椎名市も…全て…索引の方からも名前は消えた…」

「何が起こったかは知らんが…地図から街が消えるくらいの事が起こったのは確かだろうぜ…
そして…そうだな…何処から話すか…」

所持品:ポケット:コイン・鈴木の携帯電話  リュックサック:暇つぶし用具、その他
     帽子:蜘蛛() 手:ベレッタM92F(5) 自転車の空気入れ
現在地・状況:九武村・虫嫌いなのに虫を連れている矛盾は考えず、分校へと向かっている。ついでに話の続き
自分の状態: FINE(緑)  少し不安感

154 :名無しになりきれ:2006/03/21(火) 10:14:20
>152
「グオオオ…」
銃弾がバンダースナッチの黄色い皮膚に突き刺さり、紫色の体液が飛び散る。
だが仕留めるまでとはいかず、左腕を伸ばして桃華を捕らえようとする。

155 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/03/21(火) 14:00:20
>119>135>136
階段を駆け上る途中で3体のゾンビが倒れ込んでいるのが見えた。
あの娘が殺したのか?
足を広げて跨ぐと脇腹に激痛が走り、バランスを崩しそうになった。
階段を登りきると足を引き摺るように1階を歩く。
時折、足を止めて近寄ってくるゾンビ達に適切な射撃を加えては移動する。
目的地はエレベーターだが、酷く遠く感じられる。地獄の底を歩き回っている気分だった。
>「リアルすぎて冗談としては笑えない部類だな。あー、川崎、ルイスに無線入れといてくれ。遅ぇぞって」
ガスマスクに装着された通信装置からシノザキの声が聞こえてきた。
川崎が無線機のスイッチを入れるより早くマクナブが通信を始める。
「後10分でそちらに到着する。」
今度ばかりは無線機がオープンになっていたという言い訳を信じてもらえないだろう。
「川崎、お前の装備に盗聴器を仕込ませてもらっている。参加してもらったが何を始めるか解らなかったんでな。」
桃華絡みのセクハラにはあえて何も言わなかった。
言った所で事態の収拾にはなるまい。
それにブランデンブルグも合流していたようだ。
くそ、あの男の目的は一体何なんだ?
「簡単に今後のプランだけ話しておくぞ。状況によっては先に行ってくれても構わない。」
無線機のスイッチを切り、短くうめく。
タイラントがすれ違いざまに掠めた爪が脇腹に裂傷を作っていた。
内蔵こそ無事だが、今にも腸がはみ出しそうだ。
痛い、というより頭が」クラクラする。
歩いた跡には点々と血が滴り落ちている。
再び無線機のスイッチを入れる。
「俺が10分で到着できなかったら先に行け。後で必ず追いつく。
 で、今後のプランだが川崎に渡したラジコンのタイヤと適当な拳銃の引き金をワイヤーで結びつけて発火装置にする。
 で、プロパンガスが適当に充満した頃合を見てラジコンを作動させてやる。
 ワイヤーがタイヤの軸に巻き込まれてトリガーが作動、どかんって訳だ。
 電子機器を扱っている店があればもっと高度で確実な発火装置が出来るんだがな・・・
 薬品があればペンシルタイマーを使ったルイス爆弾を拵えてやるし。」
ルイス爆弾の発火装置は銅とガラスと酸を使った非常に原始的な発火装置だ。
第2次世界大戦中にSASが多用した発火装置で、通称‘ジョック’・ルイス中尉が開発した装置だ。
「もっとマシな起爆装置があったら作っておいてくれ。移動を開始する。」
途中で適当なテナントに入り、悲鳴を上げる若い女に噛み付く若い男を射殺する。
カップルらしい女が怒号を上げながらマクナブに襲い掛かろうとするが近づくよりも早く射殺した。
女の死体からセーターを脱がし、脇腹にきつく結びつける。
タイラントが血痕を跡に追跡しようにもここで痕跡を見失うだろう。
テナントから出るとエレベーターを目指して移動を再開した。
「また、会ったな。」
ジャージ姿にヘルメットの小娘がそこにいた。
そう、どこかで会った顔だ。
相手は呼吸が乱れ、顔色が悪い。
「この上に薬局があったはずだ、桃華。そこに、行くといい。等訓市原産の蒼草ベースの漢方薬と救急スプレーがあった。
 法律の関係で北米販売品よりは・・・効果は・・・無い・・・が・・・」
それだけ言うとマクナブはその場に倒れこんだ。

所持品:MP5/10(24)、マガジンX3、バーレットM82(7)、マガジンX2、シグP229(5)
現在地:スペンサービル・1階
状況:意識朦朧の為、E・良子を桃華と勘違い、薬局の存在を伝え、その場に倒れる。

156 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/03/21(火) 20:43:39
>149−150
飛び込んだ先は図書室だった。
低い姿勢のまま本棚の間を移動し、周囲を見回す。
喉笛を食いちぎられた死体を発見するとゆっくりと銃口を向けたまま近寄る。
(司書か何か・・・か?鍵を持っているな・・・それに・・・マグライトか・・・)
ポケットに鍵を押し込み、ペンライトを左手に持つ。
それにしてもこんな状況で何をしようとして、ここまで来たのだろうか?
シグP226に取り付けられたLAMのライトは瞬間的に強力な光を出し、相手の視力を奪うものだ。
あまりに強力すぎて長時間の使用ではバルブが熔けてしまう。
より捜索向きなマグライトが手に入ったのはありがたい事だった。
立ち上がると同時にガラスの割れる音が響き、振り返った先にはクリムゾンヘッドがいた。
本棚の間を走るクリムゾンヘッドの骨盤に銃弾を叩き込む。
残りは後、3発。
それでも容赦無くクリムゾンヘッドが続々と中に入り始めていた。
「・・・状況が悪すぎるな。」
壁に両足を当て、背中に本棚を当てると思いっきり踏ん張る。
腕より足の方が力が強い。
どうせやるなら最初から確実に倒せるであろう方法を取るまでだ。
ゆっくりと本棚が傾き、倒れ始める。
本棚から本の山と埃を盛大に撒き散らしながら本棚が倒れていく。
後は図書室中の本棚が巨大なドミノ倒しとなった。
地震のような地響きを立て、図書室中を埃が覆った。
図書室に入り込んでいたクリムゾンヘッドは本棚の間に挟まれるようにして身動きが取れなくなっていた。
「・・・移動する、か。」
ポケットに押し込んだ図書準備室の鍵を取り出し、扉に差し込む。
延焼を防ぐ為なのか、金属製の頑丈な扉だった。
ここなら暫くは安全だろう。
そう思って中に入り込んだ。

現在地:分校1階・図書室
状況:司書の死体から奪った鍵で図書準備室に侵入。
所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター

157 :名無しになりきれ:2006/03/21(火) 22:06:33
>156
後から侵入してきた燃えるゾンビの火が図書館の本や埃に引火して火事になった。

158 :名無しになりきれ:2006/03/22(水) 00:17:18
>144
道を塞ぐようにして現れたハンターの背後、突き当たりの壁がスライドする。
隠されたエレベーターがシャファンを迎え入れるように口を開いた。

159 :ヴェクター・バスター ◆EtcmJTqYfU :2006/03/22(水) 00:58:39
【ヴェクター】
>131
「────ッ!」 ドカッ!
目の前で振って来た、爪を振りかぶるそいつの股間に蹴りを思いっきりぶち込む!

だが敵はこちらに突き出す爪を全く止める事は無い
「タフ…」
爪がヴェクターの存在『する』空間に入る、だが爪がヴェクターに触れる瞬間に
そこはヴェクターの存在『した』空間になっていた
ハンターβは突然消失したヴェクターに驚き、周囲を見渡す
ある程度の知能はある行動だ

「母親か…? ハイっと…」
オレは目の前の女性に抱えていた兄妹を差し出す
普段なれない、いわゆる…微笑み…?とか言うのをする事も忘れずに行う
怪我をしているな…
「あ、あ、あの…ありが」
「は!」 素早く振り向き、持っていたブーメランを投げ、こちらに向かって跳躍していた一体を撃ち落す。
やはり…切れ味が鈍ったか…。刺さったはいいが戻ってこない…
「邪魔するな…!」 1匹は、ターゲットが倒した…となると後4匹…

─しかし…バスターの奴…肝心な時に…

名前:ヴェクター
年齢:15
現在地・状況:ビル29F・ハンターと戦闘中、武器を装備しようとしている
装備:素手

【バスター】
29F 通路
>144
──ハーッハッハッハッハ!見つけたぜぃ糞女!!
シャファンの目の前で突然、宙に浮く両手首、そしてそれらが持っている斧が現れ
襲い掛かる!

装備:斧
所持品:服の下:膝に投げナイフ二つ、袖にトンファー、etc
     服の上:背中に交差させた八稜錘二つ(中国式ハンマー)、
          ベルトに引っ掛けたヌンチャク、etc  
現在地・状況:ビル29F通路・迷っていたらシャファンを見つけたので、折角だから奇襲

160 :名無しになりきれ:2006/03/22(水) 01:09:42
>144
エレベーターの扉は開いたが、中にエレベーターは存在していない。
真っ暗なシャフトからは生暖かい風が吹き出しているだけだ。

161 :名無しになりきれ:2006/03/22(水) 02:29:21
>144
「グルアアアアアア!」
壁を打ち破ってネメシスT型が現れ、シャファンの行く手を塞いだ。
肩にはM202A1“フレイムアサルト ショルダーウェポン” と呼ばれる、
御馴染みの四連装ロケットランチャーを担いでいた。
装填されているのはM74 81mm焼夷ロケット弾が四発。
こんな密閉空間で放てばネメシスとてタダでは済まないだろう。
だが、放ったところで生命維持のリミッターが外れるだけだ。結局は何て事は無い。
躊躇無くネメシスはロケットランチャーの引き金を引いた。
発射されたロケット弾は四発。本来ならば一発ずつのところを、一気に放った。

162 :ファイル:2006/03/22(水) 02:40:25
>156
図書準備室の奥まった場所にある事務机、恐らく館長の物であったろうそれの上に一冊の古ぼけた本が置かれている。
表紙には短く簡素な字で『武藤靖治 手記』と書かれていた。


1936−8ーXX
ベルリン五輪は大盛況のうちに幕を閉じた。
合計89ものメダル獲得ともなれば、国民は熱狂するしかない。
アーリア人種の優秀性を示す、ご立派なプロパガンダというやつだ。
さて、私が遠路遥々この国にまでやってきたのは、前述にもある通り、例の共同開発の件が理由に他ならない。
――人的物的資源に乏しい貴国に打って付けの軍事技術あり、互いの足並みを揃えんがために、是非とも手を携え共同の研究開発を行いたし。
秘密文書には生物兵器としか記されていなかったが、毒ガスの研究でもするのだろうか?
兵器開発か……できれば、先の五輪で試験的に運用されたテレビジョンのような、胸躍る技術開発に携われたいものだ。

1936−9−XX
ナチス私兵のギリスという将校に案内されて、かの研究所を視察する。
ギリス大佐は、驚くべきことに女性であった。しかも身の丈六尺の威風堂々にして美しき人である。
俗にSSと呼ばれるナチス私兵は、これくらいの体格でないと入隊できないらしい。随分と厳しい基準もあったものだ。
総統の横にいるために見栄えを重視したのだろうか? いずれにしてもよく喋る女将であった。
常に微笑をたたえ、口を開けばそこはかとない事ばかり、連れの大宮君などは軍人かくべからずと言って、終始不機嫌であった。私も彼女も道中この少年をよくからかったものだ。
陸軍少将である彼の父とは、まあ物心ついた頃からの悪友で、私は彼の教育係みたいなこともやらされていた。
どうやら我が悪友めは、可愛い息子をインテリにしてしまいたいらしい。
まだ士官候補生である彼を私のお付きとしたのは、まあ、同盟国を見て見聞を広めてどうのという親馬鹿からだろう。
……ああ、話が逸れてしまった。とにかく、研究所のことだ。

機密であるので詳しいことはここには書けないが、私はどこかで学問の常識が崩壊する音を聞いたような気がした。
一言で言うと、超人的な力を持つ兵士を生み出す研究だ。研究中の獣化兵士を見た時、数滴の尿で下帯を濡らしてしまった事を、私はここに告白しよう。
ギリス大佐によると、生物の劇的な変化はある病原体によってもたらされたものらしい。
彼女は、この病原体に犯された生物を野に放った場合のデータをとりたいと言った。
その為には豊かな生態系を持った広大な実験場が必要だ。
そして、できればそれは、地下の閉鎖的な空間が望ましいと。

我が国に広大な地下実験場を? 建設の為の資金はすべてあちらが負担するとのことだが……はてさて、それでかの国の利益となるのであろうか?
色々と腑に落ちぬ点はあるが、広大な地下施設の建設に関しては私達も望むところであった。
いざとなれば、緊急時の司令部などにも使えるかもしれない。
私は彼女と握手を交わし、見たまま聞いたままの事を暗号にして悪友へと送った。


ここから先のページは破りとられていて判読できない。
ただ、背表紙に小さく『最有力候補地 九武村』といった走り書きがあった。

163 :ミリア ◆mPSJuQyNAk :2006/03/22(水) 02:43:59
>138>142>152
化物が現れて、狼男が戦って、また化物が現れて、狼男が飛び掛って、
化物が立ち上がって、狼男が何かを叫んで、鋭い機関銃の音が何処か遠くで聞こえた。
今の自分はとても酷い熱病に掛かっているみたいだった。
それが熱病ではなく、T-ウィルスというのは分かりきった事だが、例えるならばその方がしっくりと来る。
銃を構えようとも思わない。腕が持ちあがらない。何も考えれらない。
狼男は、確か伏せろとか何とか叫んだ気がしたが、今の自分には既に関係無かった。
狼男が叫ぶよりも早くに、自分は糸の切れた操り人形の様にその場に倒れていたからだ。
急速に暗闇の中に埋没する意識。その暗闇に落ち込めば、次ぎ目覚めた時には人外の仲間入りをしているかもしれない。
でも、不思議と危機感は無かった。むしろ安息に近いものを感じ取っていた。
ひんやりとした床が、熱に魘される体に心地良かった。瞼が重くなってきた。
(…お休みなさい)
誰にというわけもなく、心の中で呟く。そうしてゆっくりと瞼を閉じた。

服装:戦闘服、アサルトベスト、タクティカルブーツ、ヘッドセット
装備:アサルトベスト[7.62×39mm弾30連マガジン×4+4発、M19カスタム(5)、357THV弾×42、無線機、光ディスク]
   レッグホルスター[357SIGカートリッジ仕様P226(20発)+LAM&サイレンサー]、AK-103カスタム(20)
   マグポーチ[357SIGカートリッジ20連弾倉×3 ] 、ナイフガン(4)
現在地・状況:25階/ 意識混濁
健康状態:左肩の裂傷@治療済み(感染の可能性有り)

164 :桂木 ◆jFC.LOgoJM :2006/03/22(水) 19:05:59
>153
>「な…何だったんだあの昆虫もどきは…!」
「等訓市で活動していた元自衛官、ですわ…」
苦い思いでバックミラーを見るが、もう彼の姿はどこにも無かった。

ライトをハイビームにして一瞬だけ路上を照らす。
「この道は通れなさそうですわね」
ゾンビの死体で道路を埋め尽くされている。障害物が多すぎて、軽トラックでなくとも通行は無理だろう。
あまり見晴らしの良い場所を走りたくは無いのだが、贅沢は言っていられない。
早くワクチンを手に入れなくては。でないと、荷台の赤木さんが手遅れになってしまう。

>「ちなみに、今更だが塗りつぶされたのは賠尾市だけでは無い…
等訓市、岩城市、真葉市、狭戸市、椎名市も…全て…索引の方からも名前は消えた…」
希望さんは、ぽつり、ぽつりと話し始めた。
噂では、賠尾市では除染作業のため自衛隊による空爆が行われたとか。
同じ事が等訓市で行われたとしてもおかしくない。
>「何が起こったかは知らんが…地図から街が消えるくらいの事が起こったのは確かだろうぜ…
そして…そうだな…何処から話すか…」
希望さんの口調が重くなった。
ここでようやく私は、自分の無神経ぶりに思い至った。
「……思い出すのが辛いのなら、無理に話さなくてもいいのよ?変な事を聞いてしまってごめんなさいね」
彼も第二次生物災害の被災者なら、PTSDを発症していてもおかしくない。
自分の迂闊さに歯噛みする思いだった。

165 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/03/23(木) 21:55:37
>138>139>147>152>155
倒れている男から図らずもヤクザの手口で情報を得ようとしているうちに、メールの文面を打ち込み終わった。
あとは送信しておけば、向こうが電波の届くところに出てきたときに受け取れるはずだ。
ボタンを押し、送信を開始する。ハトが手紙をくわえて飛んでいくアニメーションが進行状況を知らせた。
鈴の音の電子音がなり、送信完了を告げる。その瞬間、壁が内側に向かって吹き飛んだ。
その向こうにいたのは黄色い皮膚をしたえらくなで肩の怪物・・・こいつも『カタログ』で見たような。
怪物は片方しかない腕をゴムのように伸ばして床に倒れている男に掴みかかった。
が、桃華が男を突き飛ばし、自分も飛び退いて銃を構える。大したもんだ。
伸ばした腕を戻すのにあわせてブランデンブルクが懐に飛び込み、殴り倒し、
そのタイミングでドアをぶち破って走りこんできた赤ゾンビをタックルで壁ごと隣の部屋へ押し込む。
そこから今度は立ち上がろうとしていた怪物へ銃撃をくわえた。さすがにとんでもない戦闘能力だ。

しかし怪物のほうもしぶとい。かなりの重傷ではあるがまだ絶命には至っておらず、今度は桃華のほうへ手を伸ばした。
俺はその伸ばした手に飛び掛かる。腕を足で抱え込み、小指と薬指を掴んで捻りあげた。
いくら怪物とはいえ、形として人と同じ以上、弱点も同じはずだ。
人が物を握りこむ力の大半は小指から生まれる。試しに小指をピンと伸ばした状態で握力を測ってみれば良い。
もっとも一般家庭にそうそうあるようなものだとも思えないが。
そのまま体全体で大きく腕を捻り、怪物をもう一度転ばせる。
その間中、無線機からはルイスの声が漏れ聞こえていた。

166 :judas ◆fGngH1./vI :2006/03/24(金) 07:53:55
>140
ズブン、と音を立て、化物の身体に無数の触手が突き刺さる。
一瞬身体が宙に浮き上がる程の衝撃が身体を襲い、続けて身体各所に激痛が走る。
一本は左肩、一本は右脇腹、一本は左太腿、皮膚を破り、肉を裂き、身体を突き破っていた。
しかし、化物には混乱は無い。
何故ならば、学習したからだ。
今、自分と殺し合っている化物は姿形を変える。
だからこんなモノにまで変わることができる。
触手の突き刺さった場所からは心臓の鼓動に合わせリズミカルに鮮血が漏れた。
それでも化物は笑うことを止めない。激痛が身体を襲っているのにも関わらず笑い続けた。
脳が身体が警報を発している。死合い続けるのは危険。
このままじゃ5分足らずで動けなくなる、そうなったら貪り喰われてそれでお終い。
・・・だが、そこがいい。生きるか死ぬか伸るか反るか終わりか始まりか光か闇か。
ああ、なんとも心躍るではないか血肉沸き立つではないか
素晴らしい素晴らしい素晴らしい、これが死合いの、殺し合いの緊張感か。
串刺しにされた状態の化物は小さく身震いした。
「ギ、ギ、ギ・・・ギャギャギャギャギャ・・・」
小さく笑うような呻きをその口から漏らし、左手を大きく振り上げる。
その拍子に左肩の傷口から大きく血液が噴出し、辺りを朱に染める。
しかし、化物はその出血を意に介することなく、左手を触手の伸びている地面に叩きつけるように突き刺した。
一度だけではなく二度、三度、四度、五度、何度も何度も何度も何度も・・・。
そこにいるのかもわからない敵に向けて突き刺し続けた。

所持品:自分の右手
現在地:九武村駐在所付近 
状況:上半身裸 右腕無し 左肩、右脇腹、左太腿に大きな刺し傷 暴走状態

167 :シャファン ◆eWetSwDGhY :2006/03/24(金) 15:50:14
>148>158>159>161
陽気な若者の声がすると同時に、目の前に斧を持った両手首が出現する。
手首の向こうには四体の人型爬虫類、さらにその向こうには壁を突き破って現れた禿頭の巨漢の姿があった。
巨漢がゆっくりとこちらを向く前に、その獲物を確認し、口笛を吹く。
ロケットランチャーだ。こんな場所で用いるなど、まったくもって阿呆としか言いようがない。
シャファンは動いた。
逃げ道はない。ならば、やることは決まっている。

振り下ろされた斧を紙一重でかわし、空振る斧頭に手を添えて、くるんと一回転させる。
手首の捻りに堪えきれず手放される斧。空中に放り出されたそれの柄をシャファンは掴み、振りかぶって、
「はい、いきなりバイバイ」
正面、丁度引き金を引くところだった巨漢のロケットランチャー目掛けて投擲した。
縦回転で怪物の頭上を越えて行く斧。
その命中の瞬間を見届ける余裕はなかった。
背後から迫る五体の爪を風で感じ、シャファンは耳を塞ぎ、猫のように丸くなって、通路を横に壁際まで素早く転がって逃げる。
爆発は、その瞬間に起こった。
発射後すぐに斧に当たって四散したロケットランチャーの爆風がシャファンの紫に前髪を強引になびかせ、ちりちりと肌を痛めつける。
今のところ、誰も動く気配はない。
身を起こし、通路を覆う爆煙の中を突っ切り、シャファンは先程開いたエレベーターシャフトの中に飛び込んだ。

上に行くつもりだったのに、下に落ちてどうするというのか。
シャファンはこれを、あの女からの招待と読んだ。
下で何が待っているのかなど知るはずもない。だが、ここを行くのが一番早く辿り着けるような気がしたのだ。
細長い暗闇の中で恐れるでもなく、シャファンは静かに目を閉じた。

現在地・状況:隠しエレベータシャフト内、ネメシスのロケットランチャーを暴発気味に爆破させ、混乱の内にシャフトへと飛び込む。落下中。

168 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/03/24(金) 17:20:10
>143
一瞬、店内が明るくなったような気がした。直後に草蜥蜴の悲鳴がそこらじゅうに響く。
この店は木造だったと思う。ならば、このまま全焼してしまうのだろうか。

「………そっちも終わったのか?」
出てきた科学者に尋ねつつ、包丁の先に刺さっていた目玉を地面に落として踏み潰す。
どうもこいつらは群れからはぐれていたらしく、周囲に他の草蜥蜴は見当たらない。
これで問題は解決した。後は脱出するだけだ。一秒でも早く村から脱出しなければ。
「なぁ、あんたはこの村から脱出する方法を知っているか?」
脱出方法さえわかればこいつに用はない。適当に追い払ってしまおう。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(4発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街電気店裏路地
現在の状況:脱出の方法に関して佐治に尋ねる

169 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/03/24(金) 17:29:00
>132
「おお、運転してくれるか。助かるよ。こういう時、やはり若いやつは頼りになるな」
妙に自信を持った話しぶりの御手洗に対して、金田兵長が笑顔で言った。
そして、すぐさま隣にいた看護婦に話しかける。
「看護婦さん、あんたは助手席に座ってくれ。運転手がどうしてもと言うんでね」
兵長の言葉を聞いた直後、不思議なものを見るように看護婦が御手洗を見た。

「では、合図があるまで待機。その間に銃をもう一度点検せよ」
各々で簡単な点検を終えた老人達は、敬礼をしながら大宮大佐に報告を行った。
>110>114
暫くして銃声が聞こえた。それを聞き、一番に降下していったのは御手洗だった。
「…今のが鈴木君の合図だな。それでは我々が先に降下して、下の安全を確保してこよう。
看護婦さんと彩ちゃんはその後に降りてくれ」
大宮大佐が言い終わると、老人達は慣れた様子で順々に降下していった。

名前:大宮外吉/橋本良治/水野治夫/金田昭平/飯田忠雄
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/三八式歩兵銃、水筒、背嚢/猟銃、背嚢/九九式短小銃、背嚢

170 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/03/24(金) 22:30:06
>147 >152  >154 >163 >165
銃の引き金を引こうとした瞬間、狼男さんが怪物の懐に飛び込んだ。
「あっ!危なっ!」
慌てて銃口を反らせる。
援護射撃?このあたしに、怪物だけ狙うなんて芸当出来るわけないじゃない!
はらはら見守っていると、狼男さんが回し蹴り?みたいなのを化け物にお見舞いしていた。
すご…あたしポチなんて呼んで、よく殺されなかったわね。
なーんて考えていたら、突然狼男さんがこっちに向かってきた!
「ちょっ…!銃は向けたけど、あたし別に狼さんを狙ってた訳じゃ…!」
って…………あれ?
ボゴッと派手な音を立てて、狼男さんは赤い怪物もろとも隣の部屋へと消えた。
……まさか…後ろにも怪物居たの?!うそー!!
あ、危なかったー!あたし全然知らなかったもの。今更ながら震えてきた。

狼さんはすぐ戻ってきた。手にもった銃で、大きい方の怪物に派手に銃弾を打ち込んでいる。
怪我は無いみたい。良かった。これなら素人のあたしは出る幕無しね。
ぐるりとあたりを見渡したあたしは、部屋の隅でお姉様が倒れてることに気付いた。
「そこのあなた!お姉様の事お願いねっ!」
壁際に逃げた男性を指差す。一応飛び道具を持ってるあたしの方が男性に闘ってもらうより良いわよね?
それにしてもお姉さまは何でも背負い込みすぎなのよ。もっと他の人に頼っても良いと思うの。
……まあ、あたしじゃ足を引っ張らないよう頑張るのが関の山でしょうけど。

戦闘中なのに、他に気を取られたのが悪かったみたい。
はっと気付いたときには、もう目の前に左手の化け物が迫っていた。
―――シノザキさんが間に入ってくれなかったらと思うとぞっとする。
「このー!か弱い女の子に何するのよっ!」
シノザキさんに転ばされた黄色い化け物に、お返しとばかりに銃弾を叩き込む。
でも、残念ながら致命傷には至っていないみたい。
銃が悪いんじゃなくて、単にあたしの腕のせいかも。
うわーん!誰かー助けてー!

服装:赤いパーティドレス、ルビーネックルレス、イヤリング、腕時計。リボン&髪飾り
所持品:ショルダーバック(ライター、懐中電灯、菓子類、救急セット、化粧ポーチ、ブザー、ソーイングセット) SIG230(7+1)予備マガジン2、MP5(18) 予備弾倉3
現在地・状況:25階/スタッフルーム内。黒井さんにお姉様のことを頼む。バンダースナッチに銃撃。

171 :ハンナ・ング・ハンナ ◆/YI2FnXeqA :2006/03/25(土) 02:30:24
>101
「どうした? もう逃げないのか」
クリッペンの後姿に、ハンナが声をかける。
右手でミニガンを構える彼女の顔はあちこちに裂傷が走り、右眼などは腫れ上がって満足に見えていないようだった。
力なく垂れ下がっているところから見るに、どうやら左腕も折れているらしい。
すべて、薫との殴り合いで負った傷だ。
本来なら無傷であしらえるはずのところを、相手に真っ向から付き合っての名誉の負傷であった。
馬鹿らしいとは思わない。
無敵に近い力を得てしまった彼女なりの人間性の保ち方だ。力に溺れてしまっては、たちまちにこの身は怪物以下と成り果ててしまうだろう。
「また逃げるか、それとも向かってくるか、どちらにせよ、私はこれでお前を粉砕しよう」
ミニガンを腰に戻し、ぐっと拳を握り締める。
クリッペンの後ろにいる子供二人の姿を見て、少しだけ目を細める。一瞬のことだ。
そのまま、ずいと一歩を踏み出した。

所持品:M134ミニガンx1、ドラムマガジンx1
現在地・状況:スペビル45F、階段前の通路。クリッペンを見つけて、ぶん殴る為に近づく。
状態:左手首骨折、右目一時的失明、打撲箇所複数

172 :名無しになりきれ:2006/03/25(土) 02:34:38
 

173 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/03/25(土) 02:47:54
>114 >132 >169
>「銃声が聞こえたら、入ってきた教室に垂らしてあるホースで車まで移動してください。
 鍵はあすかさんが持っています。それと刀を一本・・・一振り・・・まぁどっちでも良いか。貸してもらえますか?」
日本刀を受け取ると、小川さんは走り去っていった。

>「任せて下さいっス!自分、運転には自身がありますから!」
御手洗のお兄ちゃんが即答する。・・・・・そうなの?車運転してるところ、見たこと無いんだけど・・・。

最初の教室に戻った時、スコップに貫かれた蛾はもう絶命していた。
床に広がる体液を踏まないようにして窓際まで移動する。
遠くから銃声が聞こえた。
>「…今のが鈴木君の合図だな。それでは我々が先に降下して、下の安全を確保してこよう。
看護婦さんと彩ちゃんはその後に降りてくれ」
「・・・はい、おじいちゃん」
窓の外で頼りなく揺れている消火用ホースを見る。2階とはいえ、窓から降りるとなると結構高く感じるものだ。
山田さんが、廊下側の窓や教室の扉に鍵をかけている。
そっか。怪物の気配は無いけど、いつ現れるか分からないよね。用心にこした事はないよね。

一番最初に降りたのは、御手洗のお兄ちゃんだった。
その後に続くおじいちゃん達が続く。するする、まるでお猿さんみたい。
>「次、アヤちゃん急いで」
後ろから山田さんに声を掛けられる。
「やっぱり私も、ここから降りなきゃダメ・・・?」
その瞬間の山田さんの表情を見て、私は慌ててロープにぶら下がった。

下に下りた私は、山田さんに手を振る。
周囲は大宮のおじいちゃん達が見ててくれるから安心だ。
また銃声が聞こえた。暫くして、今度はガラスが砕けるような音。
「・・・・・・鈴木さん、大丈夫かな」
吐く息が月明かりでも分かるほど白い。雨は嘘のように上がったけど、晴れてきたせいか結構寒い。
そういえば車のキーは山田さんが持っているんだっけ。
山田さんはと空を見上げると、ちょうどホースに手を掛けた所だった。
白衣のスカートが、風にひらひら揺れている。
「ちょっと!覗くんじゃないわよ!」
・・・・・・・山田さんは結構場慣れしているようだ。それとも単に、肝が据わってるのかな?

現在地:分校校舎下、ワゴン車の近く
状況:理科準備室から移動。ホースで校舎外に避難。

174 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/03/25(土) 19:04:44
>168
私は燃えさかる電気店を後にして裏路地に出た。
「ほぅ」
目の前には奇種(マンドレイク)を斃した田中の姿があった。
銃声が聴こえなかった点を考えると、どうやら銃に装着してある包丁で斃したのだろう。
存外に大した奴だ。

>「………そっちも終わったのか?」
終った、か。
そうは言えない。まだ私にはするべき事があるのだ。
「近くに灯油缶があったので焼き払った」

>「なぁ、あんたはこの村から脱出する方法を知っているか?」
「無線があるのだが反応がない。おそらくは無線封鎖でも行われているのだろう。
残念だがここから脱出できる方法はない」


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村内商店街電気屋裏路地
状況: 現在の状況を田中に話す

175 :クリッペン ◆ySbpdz0Q8. :2006/03/26(日) 16:28:52
>171
・・・・やばい。追いつかれてしまったのか。
せっかく見つけたアルテミスだけど、催眠状態じゃ戦いになんてならないし、かといって解除すれば僕まで巻き込まれるだろうし・・・・んんんん・・・・!
このパっと見美少女がB.O.Wだと知ったら、大オバンは容赦なくミニガンをぶっ放してくるだろう。
そうすると僕ぁ巻き添えでミンチだ! ミンチだミンチだミンチだ!?
「ま、待ちたまえ! 話し合おう! ね? ねっ!?」
拳骨握り締めて近寄ってくる大オバンに、僕は諸手を挙げて無抵抗の意志を示す。
・・・・止まらない。殴り殺されるれぇえええ!

やだやだやだやだやだやだやだやだ嫌ぁぁぁぁっだあああああああああ!!!

はい?
涙鼻水その他で顔をくしゃくしゃにしながらも、僕の明晰な頭脳は大オバンの一瞬の躊躇いを見逃さなかった。
そうか!
「ちちちちち、近寄るな! ここ、このガキを殺すぞ!」
足元で熱を出して気絶していたガキを盾にとって、大オバンに言ってやる。
ええい、意外と重いじゃないか! くそう!
「僕ぁ本気だぞ! 殺すったら殺すったら殺す! だから寄るな来るな近づくなああああああ!」
怒りの表情を浮かべて、じりじりと迫り来る大オバン。
僕は必死に叫びながら、恐怖のあまりに後退っていた。
そうやって、一分くらいが経過しただろうか?
「は、はっ? あ? あああああああわああああああああっ!!」
僕はいつの間にか壁際に追い詰められていたんだ!
おう、万事休す!

現在地・状況:45F通路突き当たり、気絶している来島少年を盾にとり、壁際まで追い詰められる。傍に催眠状態のアルテミス

176 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/03/27(月) 22:40:06
>157−158
頑丈な金属製の防火扉を閉め、ついでに鍵も閉める。
ゾンビがドアを叩くが破れる心配はあるまい。
準備室は、館長室も兼ねているようで窓には頑丈な鉄格子がはめ込まれ、化け物の群れが侵入するのを防いでくれそうだ。
貴重な文献や資料が並ぶガラスケースを見ると鉄格子は防犯の為でもあるのだろう。
水神玖阿多都、栄梵の書、深海祭祀書と言った貴重な文献を筆頭に九武村の歴史を扱った書物の類が並んでいる。
他に出入り口が無いものかと周囲を見て回るがドアは他に見当たらない。
幸いな事に天井に通気ダクトがある。
上手くすれば脱出する事が出来るだろう。
金切り声のような音が学校中に響き、条件反射で銃を構える。
どうやら火災が発生したようだ。
燃えるゾンビが建物に侵入したのだろうか?
大急ぎで館長の机に足を乗せ、ついでに椅子を載せようとした時、一冊の手帳の存在に気が付いた。
何の気なしに日に焼けた手帳をパラパラと捲るうちに小川の表情が変わっていく。
手帳の中身は非常に興味深いものだった。
恐らく松代大本営のモデルとなったであろう地下施設、そして生態系に大きな影響を与えるウィルス。
「あの爺さん、一枚噛んでた訳か。」
大宮老人の名前を発見した時には思わず苦笑してしまった。
そして最有力候補地の名前を見た時にも。
どこまで実現できたかは不明だがこれだけ大規模な地下施設を作るには相当な資金とマンパワーが必要のはずだ。
村人達がその存在を知らない訳が無い。
「・・・だとすれば炭鉱か何かの跡地に作ったと考えるのが妥当だろな。」
裏山からウィルスが漏れた、とすれば犬が吼えなくなった理由もおおよそ理解できる。
そしてもう一つの可能性にも気が付いた。
「所詮、都合の良い考えに過ぎなかったという訳か。」
残る方法は只一つ。
小泉総理が政権を取り戻すまで生き延びる事だけだ。
まずはここから脱出する事だ。
古びた手帳をポケットに押し込むと通気ダクトの中へと潜り込んでいった。

現在地:分校・一階・図書館長室の通気ダクト内
状況:ダクト内を移動中

177 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/03/27(月) 22:46:59
>174
火が回るのは意外と早く、電気店は既に二階まで炎に包まれている。
「それはちょうどいいな。この建物はかなり老朽化しているのだとここの店主が言っていたよ。
近々取り壊して、鉄筋コンクリートで立て直す予定だったそうだ」
もっとも、店主は既に死んでいるだろうが。

そして、科学者から質問に対する答えが得られたが、それは私が期待したものではなかった。
「……無線封鎖が行われているのは私だって分かっているんだよ!」
私は科学者を睨み、小銃を向ける。確信した。こいつは脱出する方法を知っているに違いない。
知っているからここまで余裕を持って行動できるのだろう。そうに違いない。
「…そのまま動かず、両手を挙げろ。抵抗するならば、私は貴様を射殺する」
脱出する方法を教えないのは、証拠を残さない為に村民皆殺しの命令が出ているのだろう。
私が脱出すると、こいつらが細菌を撒いたという証拠が残る。だから教えないに違いない。
「もう一度聞く!脱出する方法を貴様は知っているはずだ!白状しろ!!」
科学者よ、とっとと話せ。私が生き残る為に。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(4発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街電気店裏路地
現在の状況:科学者に銃を向け、繰り返し質問

178 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/03/27(月) 23:40:21
>164
>「……思い出すのが辛いのなら、無理に話さなくてもいいのよ?変な事を聞いてしまってごめんなさいね」
「…」
女は嫌いだ。揃いも揃って自分勝手、男絡みとなると周囲が見えなくなる
と来ている。だが、この人は別かもしれん…
「話す…全て。だが止めてもらっても構わん…」
嫌いにはなれないかもな…

所持品:ポケット:コイン・鈴木の携帯電話  リュックサック:暇つぶし用具、その他
     帽子:蜘蛛 手:ベレッタM92F(5) 自転車の空気入れ
現在地・状況:九武村 軽トラック助手席・分校に向かっている、過去を話す
自分の状態: FINE(緑)  不安感消滅

数週間前、私や他の生存者は検査を受けた。ペストを運ぶネズミを防ぐと言う訳だ。
多分あの街から脱出した人間はみんな受けてるだろう
宇宙服を着た相手に人間ドッグもどきと言う訳だ

私の結果は陰性。ウイルス反応無し、つまり化け物にる可能性は0という事でFA。人肉を食う心配
も無い。まぁ…どちらにせよ肉はしばらく口に入れたくは無かったが…

だが陰性とは言われたものの、やはりしばらくは様子を見ると言われ、
私や他数十名は事実上隔離、言ってしまえば隔離と言う訳だ。
部屋は鉄格子つき、毎日6時に起床、10時就寝…午前は清掃、午後には運動。
食事は一日二度の、主に肉の変わりに魚、米の変わりに麦御飯…
健康的、同じ生き残りの老人は言ったよ。私もそうなんだなと思った。


「おめでたい奴だな」
「…?」
病院の一室のような白い部屋、私とソイツはお互いそれぞれのベッドに腰掛け向き合っている。
この施設は昼は全員無個性な服を着る事になっているが、夜はどのような格好でも咎める者はいない。
一応パジャマは用意されているが、私服で寝ても構わないといういい加減な規則だ。
故に私は勿論、目の前の男も黄色いツナギを着ている。
「どういう事です?」
「…」
私の目の前の男は答えない。変わりに俯きながら、私を一瞬上目遣いに見る。
男の眼は細く、やや釣っている。それだけでなく感情が読み取れない。
一言で言えば冷たい眼だ。

質問に答えずさっさと男は布団もかけないで、腕を枕に背中を向けてしまった。
私はようやく気付いた、今の上目遣いは私を馬鹿にした目だったのだと。

名前:希望・チャップマン
年齢:16
所持品:無し
現在地・状況:自衛隊の隔離施設の寝室・二日目、会話不成立
自分の状態:COUTION(黄) 腹の傷・顔と脇腹の裂傷・鼻の骨折@処置済み

179 :ヴェクター・バスター ◆EtcmJTqYfU :2006/03/28(火) 00:27:35
>167
敵前方!おまけに負傷!勝機は我に有!!

口吹いて呆けてんじゃねえよ
「食らえい!!」
俺は斧を頭上に構えていた斧を頭部目掛けて振り下ろした

だが俺の斧はアッサリかわされ虚空を切る。

な! 相手が俺の斧を掴んで…
クキッ
「くあ!」
俺の手首ごと斧をまわしやがった!
たまらず手を離す…。そしてシャファンは俺の斧を振りかぶって…

>「はい、いきなりバイバイ」
「ハーーハハ!バカめ、何処を狙ってる?」
投げつけるが全く狙いがなっていない!かわすまでも無い、どうやらナイフと斧では扱い
が全く違う事を考えていないようだったな!
シャファンは俺に眼もくれず脇を通って走り去る

「オイ待てコラ逃げるなえ?」
斧を視線で追っていくと、その先には… ま、まさか…まさか…り!
まさかまさかりを!おお、新たなる早口言葉が完成間近…そんな場合じゃない!
俺の斧が後の奴のロケランに!
うわあああ俺の斧高級品だったのに!マイアクス!ネットオークションでやっと手に入れた
マイアクスいやそんな場合じゃねえこのままじゃあああうわああああああ
「ああああーーーー   
ドッカーーーーン

装備:斧
所持品:服の下:膝に投げナイフ二つ、袖にトンファー、etc
     服の上:背中に交差させた八稜錘二つ(中国式ハンマー)、
          ベルトに引っ掛けたヌンチャク、etc  
現在地・状況:ビル29F通路・生死不明

180 :マッドマド ◆EtcmJTqYfU :2006/03/28(火) 00:39:07
>166
何故逃げない!
おかしい!どうなっている!何だコイツは!
生まれて数時間と満たない彼だが、これほどの恐怖には何十年生きていても
そうは感じない。
judasがいきなり自分の体を突き刺してきた!
まずい、このままでは…

ザクッ!

judasの一撃がマッドマドの核となっている赤玉を突き抜けた!
先ほどの車の一撃をも凌駕する衝撃…

judasの足元の地面が突然動かなくなり、刺さっていた触手も
ボロボロと地面に崩れ落ちた…

状況:死亡

181 :judas ◆fGngH1./vI :2006/03/28(火) 08:13:16
>180
その化物はなんど地面を突き刺したのだろう?
自らに突き刺さっていた触手ももう無くなったというのに。
化物は笑っている。まるで楽しくてしょうがないと言わんばかりに。
笑いながら地面を刺し続ける、もうそこに敵はいないというのに。
その化物はなんど地面を突き刺したのだろう?
百回を超えた頃だろうか、それとも千回を超えた頃だろうか。
化物の動きは止まり、糸の切れた人形のようにゆっくりと地面に倒れた。。
そして、降り続ける雨の中、赤子の様に身を丸め、化物は眠る。
たっぷり喰らい、たっぷり遊び、たっぷり疲れた化物は目を閉じる。
その寝顔は、まるで幼子の様に、無防備で穏やかなものであった。

所持品:自分の右手
現在地:九武村駐在所付近 
状況:上半身裸 身体の修復中 暴走状態解除

182 :桂木 桜子 ◆jFC.LOgoJM :2006/03/28(火) 19:41:15
>178
>「話す…全て。だが止めてもらっても構わん…」
そう言ってから、希望さんは今までに起こったことを話し始めた
私は黙って耳を傾ける。
何か口を挟むと、話がそこで終わってしまうような気がしたからだ。

彼の話が終わる頃には、私達も分校に到着できるだろう。

服装/所持品:和装/写真、アンプル(抽出高分子入)×2、救急セット、 研究員の手帳(カードキー) 写真 、古びた日記
現在地・状況:軽トラで分校へ移動中。希望さんの話に耳を傾ける



183 :名無しになりきれ:2006/03/28(火) 22:39:56
>114 >132 >169 >173
全員が車に乗ったところに何匹かゾンビが近寄ってきた・・・
進路を塞ぐように接近するとフロントガラスを叩き始める。


184 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/03/28(火) 22:57:03
妻と別居したのは訳がある。
私に人間的な情が感じられないというのが理由だった。
「正しい理由だな」
そう言ったとき、妻の手が私の頬を叩いた。

>177
>「……無線封鎖が行われているのは私だって分かっているんだよ!」
田中はいきなり小銃を私に突きけた。
「・・・人の良さそうな面をしているわりに血の気の多い奴だ」
私は鼻で笑った。

>「…そのまま動かず、両手を挙げろ。抵抗するならば、私は貴様を射殺する」
>「もう一度聞く!脱出する方法を貴様は知っているはずだ!白状しろ!!」
私が両手を挙げることはなかった。
「撃ちたければ撃つがいい」
この村での調査は研究所務めの私にとって楽園のような場所だった。
私は知りたかったのだ。自然界においてB.O.W生物と人間はどちらが優れているのかということを。
『人工生物』による自然界の打破が可能かということが知りたかった。
答えは出た。人間達はこの『闘争』において負けようとしている。
必要な事は全て見た。ハンターの進化系などは私の趣味の延長に過ぎない。
生きて帰れたとしても私が生きる理由はない。可能であれば、私もB.O.W生物と共に在りたかった。
「・・・劣性種とは我々の事なのかもな」
私は腰から拳銃を抜いた。


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村内商店街電気屋裏路地
状況: 拳銃を抜く

185 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/03/29(水) 02:05:27
「……さっさと寝ろ」
そう言われ私も帽子を脱ぎ相手に背を向け布団を被った。
消灯はすでにされている。



男と最初に出合ったのは避難所、つまりヘリを降りてすぐと言う訳だ。
避難所の人間は皆蹲り、沈んだ顔をし、中にはなおも涙が枯れない人間すら居た。
私はそこで何故か背を壁にかけ、腕を組んでいる男に眼が留まった。

黄色いツナギ、腰にかかるベルトには様々な工具が入っている。
おそらく何かの工業系の作業中に災害に巻き込まれたのだろう。
長髪を後で束ね、細い角ばった顔には無精髭、無骨で毛深い二の腕、
そして茶色い瞳と無感情な目はまるでカマキリを連想させた…

血に染まった男の服を見たコメントはこれだ
「殺人犯…?」 服の血は怪我では無く、返り血だと思えた。

こちらの視線に気付い(てい)た男が振り向いた時には本気でヤバイと思ったものだ。
そしてまぁ二度と会わんのだからどうでもいいとも…。
同じ施設のまさか同室になるとはまさか夢にも…。



「………………………」 やはり眠れん…。目を 瞑ると…ま た …アイ ツ ラが…
あ の光景が ‥ ・ や

「…フン」 後で男が私を一瞬だけ見たのを、私は知るよしも無い。

名前:希望・チャップマン
年齢:16
所持品:無し
現在地・状況:自衛隊の隔離施設の寝室・二日目、就寝
自分の状態:COUTION(黄) 腹の傷・顔と脇腹の裂傷・鼻の骨折@処置済み

186 :ハンナ・ング・ハンナ ◆/YI2FnXeqA :2006/03/29(水) 04:23:14
>175
「話し合うのではなかったのか?」
意識のない少年を盾にとるクリッペンの見苦しい姿に、ハンナは首を鳴らして無感情に言った。
かまわず、歩く。
亡羊とした表情で立ち尽くしている少女のことが気にかかったが、考えるのは後回しだ。
歩く。
壁際に追い詰められて狂乱するクリッペン。
子供とはいえ、素手の素人が一瞬でその命を奪えるはずがない。恐らく、そんなことにも気付けないくらいに混乱していたのだろう。
対する自分の拳は、コンクリートとのサンドイッチで一撃の下に奴の頭蓋を砕く。一瞬だ。
ハンナの体が躍動した。
最後の数歩を一跳びで超え、鉄のような拳骨を振り上げる。
「!?」
そのまま、目を丸くするハンナ。
クリッペンが背を預けていた壁がなくなり、隠されていたエレベーターが現れたのだ。
「・・・ローズの仕業か」
この拳を打ち下ろすか否か、ハンナは動きを止め、初めて迷いの表情を見せた。

現在地・状況:スペビル45F、通路の突き当たり。クリッペンの後ろの壁が開く。ハンナは拳固構えて硬直中。

187 :名無しになりきれ:2006/03/30(木) 21:44:32
     , イ)ィ -─ ──- 、ミヽ
      ノ /,.-‐'"´ `ヾj ii /  Λ
    ,イ// ^ヽj(二フ'"´ ̄`ヾ、ノイ{
   ノ/,/ミ三ニヲ´        ゙、ノi!
  {V /ミ三二,イ ,  /,   ,\  Yソ
  レ'/三二彡イ  .:ィこラ   ;:こラ  j{
  V;;;::. ;ヲヾ!V    ー '′ i ー ' ソ
   Vニミ( 入 、      r  j  ,′
   ヾミ、`ゝ  ` ー--‐'ゞニ<‐-イ
     ヽ ヽ     -''ニニ‐  /
        |  `、     ⌒  ,/
       |    >┻━┻'r‐'´
      ヽ_         |
         ヽ _ _ 」    

  ググレカス [ Gugurecus ]
  ( 1755 〜 1817 ペルー )


188 :白いジャケットを着た男:2006/03/30(木) 23:29:31
分校近く、道路の真ん中で大破した青いワゴンに男が煙草をくわえて寄り掛かっている。
辺りには数体のゾンビの骸。手には血まみれの鉈を握り締め、空を見上げている…。

189 :名無しになりきれ:2006/03/31(金) 00:41:50
188はコイツのことね↓

     , イ)ィ -─ ──- 、ミヽ
      ノ /,.-‐'"´ `ヾj ii /  Λ
    ,イ// ^ヽj(二フ'"´ ̄`ヾ、ノイ{
   ノ/,/ミ三ニヲ´        ゙、ノi!
  {V /ミ三二,イ ,  /,   ,\  Yソ
  レ'/三二彡イ  .:ィこラ   ;:こラ  j{
  V;;;::. ;ヲヾ!V    ー '′ i ー ' ソ
   Vニミ( 入 、      r  j  ,′
   ヾミ、`ゝ  ` ー--‐'ゞニ<‐-イ
     ヽ ヽ     -''ニニ‐  /
        |  `、     ⌒  ,/
       |    >┻━┻'r‐'´
      ヽ_         |
         ヽ _ _ 」    

  ググレカス [ Gugurecus ]
  ( 1755 〜 1817 ペルー )


190 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/03/31(金) 01:30:18
朝食時

「と言う訳でー、診療所に大量の蚤が襲い掛かってきたんですよー(゜∀゜)」
「……」
「だが他の連中がビビっている中私は勇敢にもスプレーを片手に敵に立ち向って(・∀・;)」
「……」
「(´∀`‖)更にー」
「…黙って食え…」
orz
誰か助けて…何で同室の人間は向かい合って食事を取るなんて規則があるんだ…
おかげで食事のたびコイツの陰険なツラを見せられる始末、いくら感謝しても足りない。
頼むから真面目な天使は愛と言う名の偶像崇拝主義よりこの雰囲気を叩き潰してくれ!



191 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/03/31(金) 01:55:17
「はぁ〜」
ざわついている食堂の隅で、テーブルに顎をのせて溜息をつく

食欲が湧かんぞオイ…。麦御飯とかそういう植物系の物はまぁ何とかだが、
焼き魚が…この納豆とか… もう一度「ハァ〜」
その体制のままジッと向かいの男を見つめてみる。

この人、よくこうもパクパクと食えるもんだ…
擬音であらわすならむしろガツガツ、私はいまだにあの腐臭を覚えているっていうに。
多分誰かが、いやあるいは本人が2、3人殺したと言えば多分私は『疑わないだろう』
「動くな」
へ?
───ドスッ!
「…………!!!」
周囲のざわめきが一瞬にして収まり、全ての視線がほぼ私達二人に向いた。
あろうことか男は私の頬スレスレの箇所にフォークを突き立てやがった!
いや、やはり『疑うだろう』
「狙っていたぞ…」
「何が!ギャグを!?」
「こいつだ…」
頭をそのままに、目だけ動かしてフォークの先端を見ると、テーブルに縫い付けられた
拳大の蜘蛛が手足をバタバタさせていた…

そう言われたら私は『疑うだろう』。「本当にそれだけなのか、と」

192 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/03/31(金) 02:23:23
>163>170
倒れこんだ怪物――名前を思い出した。バンダースナッチだ――に桃華が銃弾を叩き込む。
鏡の国から抜け出てきた怪物は紫色の血を撒き散らしながらのた打ち回る。
しかしまだ死なない。桃華の銃では口径が小さいせいだろうか。
俺は怪物の指を捻りあげていた腕を片方離し、腹に差した拳銃に手を伸ばす。
今度はしっかりとセーフティを解除し、怪物の小さな牙が生えそろった口の中へ銃口を押し込んだ。
「お口に合えば・・・よろしいんですがね!」
引き金を五回引く。これで死ななきゃ生命というものの定義を考えなおす必要があるだろう。

幸いそうはならなかったようだ。
足で抱え込んでいた怪物の腕から力が抜けていく。
俺は銃を引っこ抜いて立ち上がった。
「次はジャバウォックかジャブジャブ鳥かぁ?こんな化けもんにご大層な名前付けやがって、
 ルイス・キャロルも草葉の影でご立腹だぜ。・・・ルイスは何つってたっけ?10分で着かなかったら先に行け、だったか?」
言いながら周囲を見回す。BDUの女が倒れていた。そばに屈み込み軽く揺さぶってみるが反応なし。
「GCSで言や意識レベルは5〜6点てところか・・・?傷口の処置は適切・・・と」
あくまでも素人目に見て、だが外傷はしっかりとした手当てがされ、出血は見られない。
にもかかわらず先ほどまで正常に動いていた人間がいきなりぶっ倒れる・・・つまり。
「・・・感染、か」

そう、ウィルスに感染、そして発症したのだろう。抗生物質がない以上、後はゾンビになるのを待つばかり。最悪だ。
「クソ、どうする・・・」
声に出して言っては見たが、どうするもこうするもゾンビ化する前に殺すか、後に殺すかしかないだろう。
手に握ったままの銃がことさら重たく感じられた。
培尾市からこっち、何度この感覚を味わっただろうか。


所持品:携帯電話、ナイフ、財布、HK33(5)、予備弾倉(20×2)、ブローニングHP(8)、ライター、ニコチン濃縮液、
      鉄串、リュック(コンパクトカメラ、空フィルム、電池、携帯電話用充電器、火炎瓶×2)
現在地:スペンサービル25階

193 :judas ◆fGngH1./vI :2006/03/31(金) 06:37:48
蝋燭の光が煌く部屋の中で、一人の少年が踊っている。
手を振り上げ、振り下ろす。リズミカルにリズミカルに。振り上げ振り下ろす。
少年が手を振り上げる度に、赤い液体が宙を舞い飛び。
少年が手を振り下ろす度に、生々しい音が響き渡る。
少年は一個の楽器で音を奏で、そして踊る。
楽器の名前は『人間』。
少年の愛する家族を皆殺しにした人間。
少年の愛する父親の身体を裂き、遊び殺した人間。
少年の愛する母親の身体を弄び、犯し殺した人間。
そして、少年を殺そうとして、逆にその少年に殺された人間。
名前は知らない、知る必要すらない。
少年の手に握られていたナイフは既に折れ、確実に本来の機能を失っている。
それでも少年はその踊りをやめる事は無い。まだ、その『楽器』が笑っている様な気がするから。
父を遊び殺す時も笑っていた。
母を犯し殺す時も笑っていた。
その嫌な笑みが、今も続いているような気がする。だから少年は踊るのをやめない。
その脳裏に染み付いた笑みを消す為に、もう原型を成していない『楽器』の顔面に折れたナイフを何度も叩きつける。
部屋は赤く染まり、粘つくような死臭が充満し、煌く蝋燭は悲しげに揺れ、狂った世界を綺麗に彩っていた。


194 :judas ◆fGngH1./vI :2006/03/31(金) 06:39:04
夢が終わり、意識が急速に覚醒していく。
身体の修復は右腕を除き終わっていた。
傷口のあった場所には、まるで無理やり溶接し塞いだかのような後が残っている。
右腕の完全な再生は不可、か・・・。
再構築に必要な細胞が足りなかったのだろう、肩から肘にかけての再生は完了していたが、
肘から先はまるで木の枝のように細く無数に枝分かれした肉の塊がくっついているだけだった。
全身の修復状況を確認し、身体を起こす。
自分の身体が自分の身体じゃないみたいに重い、まるで肉の代わりに鉛でも詰め込まれているみたいだ。
しかし、それも一時的なもの、深く考える必要は無い・・・。
思うように動かない身体に鞭を打ち、ゆっくりと周りを見渡す。
雨は上がり、辺りには原型を留めていない腐れエサどもが撒き散らされていた。
いや・・・撒き散らしたんじゃない、喰い散らかしたんだ・・・。
そういえば、夢を見た、あの日の夢を見た。
両親が殺された日の夢を、初めて人を殺したときの夢を。
今までは不快な気分にしかならなかったはずなのに、今は違った。
俺はアイツを憎んでいた・・・両親を殺したからだ。
でも、俺だって、殺している。自ら望み、金を貰い、何人も何十人も何百人も・・・。
殺している、殺している、殺している殺している殺している。
俺だって殺しているじゃないか、男、女、老人、子供、関係なく、殺しているじゃないか。
今だって、小川や、シノザキや、田中や、少年や・・・強い人間と殺し合いたいと願っているじゃないか。
変わらない、変わらない、変わらない・・・アイツと俺は、全然、変わらない。
「なぁんだ・・・ははっ、なぁるほど・・・俺もアイツと同じ穴の狢、か」
今頃になって気づく、いや、ひょっとしたら、とっくの昔に気づいていたのかもしれない。
口がぐにゃりと笑みの形に歪んだ。
でも・・・だから、なんだ?
アイツと俺が同じ穴の狢だったからって、それが、なんだ?
関係ない関係ない、全くもって関係ない。
今、この瞬間、俺は・・・楽しんでいる。この状況は・・・そう、楽しいんだ。とてもとても楽しいんだ。
俺の両親を殺したアイツの気持ちが、とてもよく分ったような気がした。
ゆっくりと空を見上げると、黒煙が上がっていた。
そこに誰かいるのだろうか?・・・いや、いるさ、きっといる。
震える身体を自ら抱くように抑え、口に笑みを貼り付けたまま、おぼつかない足取りで歩き始めた。

所持品:自分の右手
現在地:九武村駐在所付近 
状況:上半身裸 酷い倦怠感 分校に向けて移動中

195 :クリッペン ◆ySbpdz0Q8. :2006/03/31(金) 14:04:23
>186
へ?
今にも僕を殴り殺そうとする寸前で、大オバンの動きがピタリと止まった。
一体、何なん――なんなんなあああああああああああああん!?
「ひわっ!?」
後ろに重心を傾けてみたら、何故か足を踏み外した。
そこには僕の体重を預けるべき壁はなく、そして床もなかったりしたんだこれが。
真っ逆様だ。
暗くて狭い縦穴で悲鳴をあげながら、僕は後を追って飛び下りてくるアルテミスの姿を見た。

ああ・・・・・・・・・もう駄目。

現在地・状況:空洞の隠しエレベーターシャフト内、来島少年とアルテミスとともに落下中。
状態:手足に無数の小さな傷、肋骨一本にヒビ、乱れた格好、恐怖のあまり気絶

196 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/03/32(土) 14:41:22
>192
目の前が真っ白になる。
超新星が爆発したかのような閃光は脳が見せた幻覚に過ぎない。
限界を超えて酷使した肉体が意識を凌駕する。
無意識の中で見えたのは脳の奥底に押し込んでいた記憶の群れ。
ベルファストの潮の香りと湿度が完璧に再現され、熱帯地域のカラフルな鳥が周囲を飛び回る。
そして無断離隊の末に殺したテロリストの血と脳漿に塗れた顔がバラバラになった娘の小さな体になって、
小さな小さな娘の細切れになったそれを必死に集めようとする妻の顔に変化する。
混線し、スパークしたシナプスが見せる人生の万華鏡は苦痛と血の映像で構成されている。

無線機のスピーカー越しに聞こえる長年愛用してきたブローニングの銃声にマクナブは意識を取り戻す。
意識こそバーレットとMP5は手放していなかった。
倒れたまま周囲に目を配り、安全であるかどうかを確認し、腕時計に視線をやる。
気絶していたのは一分少々だったらしい。
その間にもゾンビの数は増え、仲間を増やそうと必死に彷徨っている。
起き上がって一歩踏み出すと膝が崩れ、そのまま倒れそうになる。
>「クソ、どうする・・・」
「何があった?」
無線機越しに聞こえるシノザキの声には焦りが感じられる。
シノザキが状況の説明をする間にエスカレーターに乗り込み、薬局を目指す。
脇腹が酷く熱く、炎を押し付けられているようだ。
「ミリアの感染が悪化した?」
殺してしまうのが一番手っ取り早いが、あれだけ懐いていた桃華の事を考えれば得策とは言えまい。
ゾンビと逃げ惑う連中を避け、どうにか薬局にたどり着いた。
「安全そうな場所に閉じ込めておくってのはどうだ?意識があれば中から開けられるが、そうでなければ開けられない所にでも。」
最もそんな便利な場所がそうそうあるとは思えない。
だとすればやはり殺すしか無いのだろうか?
「いや、待てよ。くそ、便利な世の中になったもんだな?」
薬局の向かい側にある日用品売り場に目を向け、にやりと笑う。
薬局から出る時に目当ての救急スプレーを回収する事も忘れなかった。
ついでに包帯と消毒薬も頂いておく。
「なぁ、こういうのはどうだ?ナンバー錠を掛けておくってのは?ついでにメモを残す。
 解除する為のナンバーを書いたメモを。意識が戻れば脱出出来る。」
戻らなかった時の事を説明する必要は無いだろう。
その時はその時だ。
ペンとナンバー錠をポケットに押し込むとエレベーターへ乗り込んだ。

所持品:MP5/10(24)、マガジンX3、バーレットM82(7)、マガジンX2、シグP229(5)
    救急スプレー、ナンバー錠、ペン
現在地:スペンサービル、エレベーター内
状況:エレベーターで移動中。

197 :名無しになりきれ:2006/03/32(土) 20:20:16
〜分校〜
「か、火事だぁっ!」
図書館から出た火を消すべく教室に隠れていた村人達が飛び出してくる。
必死に消火活動に励むが雪崩れ込んできたゾンビの群れが襲ってきた・・・

198 :名無しになりきれ:2006/04/02(日) 01:16:22
>176
図書館から出た火災により、ダクト内にも煙が充満し始めた

199 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/04/02(日) 14:38:02
シノザキさんが引き金を5度引いたところで、ようやく左腕の怪物は大人しくなった。

あたしは倒れたお姉さまのところに駆け戻った。
>「次はジャバウォックかジャブジャブ鳥かぁ?こんな化けもんにご大層な名前付けやがって、
 ルイス・キャロルも草葉の影でご立腹だぜ。・・・ルイスは何つってたっけ?10分で着かなかったら先に行け、だったか?」
アリスの話みたいに、全部夢だったら良かったのにね。
――だけどこれは現実だし、倒れたお姉様の意識は戻らない。

お姉様の頬は燃えるように熱かった。どうして?!ちゃんと川崎さんの抗ウィルス剤を飲んだのに。
>「クソ、どうする・・・」
背後からの呟きにぎくりとする。
シノザキさんが「何」を「どうする」か悩んでいる事くらい、あたしにだってピンときた。
「だ、だめよ!お姉様に何かしたらあたしが許さないんだからっ!」
お姉様を背に庇うようにして、シノザキさんを睨みつける。

>「何があった?」
再びこの場に居ない人の声が聞こえてきた。ミスタ・ルイスからの通信だった。
シノザキさんがミスタ・ルイスに現状とお姉様の容態を話している。
ミスタ・ルイスはしばし考えた後、お姉様をどこか安全なところへ閉じ込める事を提案した。
「30階にホテルの貴重品を預かってくれるクロークがあるわ。
あの階はもともと人が少なかったし、貴重品を預かっているくらいだから他より壁は厚いと思うの」
あたしの頭では、他にいい場所が思い浮かばない。
ミスタ・ルイスならもっと良い案があるだろうか。
「…………感染した人がその後どうなるか位、私にだって分ってるわ。
だけど、お姉様は私のせいで怪我したのよ!お願い。生き残るチャンスをちょうだい!」


場違いなほど軽快な停止音と共に、業務用エレベーターの扉が開いた。

200 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/04/02(日) 19:48:59
>184
この科学者は頭がおかしいのだろうか?小銃を向けられても平然として、私と話す余裕を見せる。
追い詰められた犯罪者も同じように余裕を見せる時があるが、大抵は何らかの武装をしている場合だ。
「そんなに人が良さそうに見えるかね?はは……よく言われるよ」
警官になる前からよく言われたが、私に張り付いたこの顔は誰の目にも人が良さそうに写るらしい。
また、それと同時にありふれた顔でもあり、何故か人に覚えられにくい顔でもある。
「……動くなといっただろうがぁ!!」
やはり銃で武装していたのか。科学者が拳銃を抜くと同時に、私は小銃の引き金を引いた。

だが、銃弾は科学者には当たらなかった。発砲の直前、酷い目眩がして銃口が逸れてしまった。
「くそっ……!」
この小銃は自動装填ではない。だが、手動で銃弾を送っていては確実に撃たれる。逃げなければ。
また軽い目眩を覚えつつ、私は大通りへと走った。背後から撃たれない事を願いつつ。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(3発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街電気店裏路地
現在の状況:大通りに向かって走る、体調に異変

201 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/04/02(日) 19:49:51
>183
全員が車にたどり着き、老人達が乗り込もうとしていた時、車の前方に人影が見え始めた。
一人だけではない。二人、三人、四人、五人………それなりの人数だ。
「………少佐と軍曹は念の為に車内に残れ。中尉、兵長は私に続け。前方の敵を排除するぞ」
指示に従い、二人の老人は車に乗り込んで、残りの三人はドアを閉めて車から少し離れた。

「構え!」
大声で大佐が叫ぶと、ゾンビ達は老人たちに気づいたらしく、ガラスを叩くのを止めて彼らに近寄る。
彼らの顔は、いずれも老人達が知っている村の住民のものだった。
「やはり知った顔は撃ちにくいな……敵兵とは違う」
「……崩れている分、いくらかは楽でしょう」
吐き捨てるように言った橋本中尉に対して、同じく吐き捨てるように金田兵長が言った。
「だからと言って放っておく訳にも行くまい。そら、近づいてきたぞ………撃てぇ!」
十分にゾンビが近づいたと判断した大佐が号令を放つ。その直後、連続した銃声が響いた。

名前:大宮外吉/橋本良治/水野治夫/金田昭平/飯田忠雄
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/三八式歩兵銃、水筒、背嚢/猟銃、背嚢/九九式短小銃、背嚢

202 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/04/02(日) 23:07:56
「……」 ズイッ
「いやいいですからフォークに刺したまま見せつけないで!生きてるし!?」
「……」 ズズイッ
「捨てて来い!?アンタがやったんですからあんたがやれよ!大体なんで
そういう事にだけはコミュニケーションとるの!そーいう事頼むのはもっと別のコミュニケーションをとってから」
「…………………………………」 ズズズズズイッ
「いや、『…』を多くするのがコミュニケーションと違いますから!てか黙ってるだけでしょソレ」

周りの職員含む全員は私達二人と一匹から半径10mの距離をとっている!
おまいら助けろ!

なおも黒い狂器を突きつけられもはや壁が背中にあたってしまった!
「…って…この蜘蛛デパートの…いや落ち着け話せば分かる!」
細かい棘々の生えた8本の足を生やした物体は少しずつ接近…その距離1mm!
そして…

「 イ ヤ ア ア ア ア ア ア

───────────────────────────
「はー、はー…ゼィ…ゼィ…」
私はガムテープを片手に、エジプトのミイラを彷彿させる徹底さで
グルグル巻きにされ横倒しになっている、灼熱の味噌汁(+α)在中の鍋を見下ろしている。
「終わった…何もかも…」
「…静かにしろ…」
「あ ん た な !」

で、その日私が中の死骸を処分する事になったんで、
開けてみたら味噌汁が見事なくらいに消滅、
変わりに腹を中心に一回り大きくなった蜘蛛が存命確認、
しかも『殺すのも可哀想だから』『面白いから』と言う周りの理由で施設内で飼育する事に、
私がこの蜘蛛の危険性を自衛官に話すと、能天気な自衛官が私を飼育係に任命
する事になるのだがこの辺りは省略する…

てんやわんやで一週間経過…


名前:希望・チャップマン
年齢:16
所持品:蜘蛛(当初と随分予定が変わってねえか?俺との出会い)
現在地・状況:自衛隊の隔離施設・話をスピーディーに進める、運命の悪戯で飼育係にされる
自分の状態:FINE(黄) 腹の傷@包帯が取れた 顔と脇腹の裂傷@瘡蓋剥がれて結構完治 鼻の骨折@まだ絆創膏が取れない

203 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/04/02(日) 23:47:27
>197−198
肩幅ギリギリしかないダクトの中、マグライトを口に咥え、シグP226片手に移動する。
ダクトの中に殆ど埃が積っていない事からマメに掃除をしている事が解る。
とは言えダクトの中が息苦しい事に変わりはない。
新築の校舎を建てるのは、予算さえあれば簡単に出来るが維持となるとそうもいかない。
この村は想像以上に傘社の寄付金を貰っているのだろう。
>「か、火事だぁっ!」
その声に振り向くと真っ黒な煙がダクトに充満してきているのが解った。
「参ったな。どこかで降りないと二酸化炭素中毒になっちまうな・・・」
ドタドタと走る村人達の足音がダクトの床越しに聞こえる。
続いて聞こえる銃声と悲鳴。
侵入してきたゾンビの群れに喰われていると思しきその悲鳴は煙が充満するダクトの中で何度も反響していた。
(・・・降りた所で袋叩きは決定・・・か・・・かと言って・・・このままでは・・・)
煙が完全に充満し、視界と酸素を奪われる恐怖を押さえ込みながら移動を続ける。
途中、何箇所か通気孔が有ったが、1階はどこもゾンビに支配されつつあるようだ。
そしてようやく、ゾンビが居ない通気孔が見つかった。
通気孔の蓋を外し、ゆっくりと周囲を観察する。
マイクとCDプレーヤーが一体化した装置がある事から放送室である事が解った。
「・・・やっぱり素人だねぇ。この状況で放送室に人員を置いておかないとは。」
無人の放送室を見て、ため息を短く吐いた。
「さて、爺さん達は上手い事、脱出してくれた・・・かな・・・」

現在地:分校(新校舎)1階・放送室。
状況:放送室でほとぼりが冷めるのを待つ。
所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1

204 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/04/03(月) 18:09:58
>183 >201
ワゴン車に乗り込んでいると、車の方に歩み寄ってくる人影が見えた。
>「………少佐と軍曹は念の為に車内に残れ。中尉、兵長は私に続け。前方の敵を排除するぞ」
彼らがドンドンと窓を叩いている。
「おじいちゃん、怖いよ・・・!」
痛みなんか感じてないんだろう。彼らが掌や拳を振り下ろすたび、窓に血糊や肉が飛び散った。
窓の外では、大宮のおじいちゃん達が猟銃を構えている。
多少崩れていたけれど、窓越しに見える「敵」は見知った顔ばかりだった。
そして、銃声が聞こえるたびに人影は吹き飛び、地面へ崩れ落ちていく。
いつしかそれは、私のパパやママの姿とダブって見えた。
私は声にならない悲鳴をあげた。

「御手洗のお兄ちゃん、早く車を出してよ!出して!出して!!」
耳を塞いで、私はシートの上に顔をうずめる。
「もう嫌!こんなのもうやだよぅ!!」

もう、気が変になりそうだった。

205 :御手洗竹丸 ◆qsmVg/hmHk :2006/04/03(月) 21:20:21
>183 >201 >204
>「御手洗のお兄ちゃん、早く車を出してよ!出して!出して!!」
後ろの席で綾ちゃんが泣き出してしまった。
ゾンビたちが車のドアを開けようとドアノブをガチャガチャと動かしている。
ダメだ…もうこれ以上大佐達が戻るのを待っている時間はない!

「よ…よし、任せろ!」
後ろの席の綾ちゃんにそう答えると、アクセルを踏み込み、クラッチをゆっくりと繋ぐ、
自動車教習所卒業以来の最も緊張する瞬間だ…
少しずつ動力が伝わり、車が進み始める…
「おっと…」
突然目の前に人影が現れ、思わずブレーキを踏んでしまった(汗)
ガクンと車が揺れた後、プスン…という音とともにエンジンが止まってしまった。エンストだ!
「あ、ご…ごめん」
急いでエンジンを掛け直そうとキーをひねるが何度回してみてもいっこうに始動する様子はない。
な…なぜだ?さっきはあんなに簡単に掛かったのに…このオンボロめ!!
「グぁあァァぁー!!」
目の前に現れた人影…血みどろのゾンビがボンネットに乗り上げ、フロントガラスに張り付いた!


名前:御手洗竹丸
性別:男
年齢:29歳
所持品:携帯電話、戦闘用スコップ(全長約1メートル)
現在地:運転席
状況:車のエンジンをかけようと四苦八苦する。(ギアが一速に入ったままだ!!)

206 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/04/03(月) 22:59:31
>200
「妙だ」
田中の斃した奇種(マンドレイク)を解剖しながら私は考えていた。
解剖用の手袋には体液がべっとりと付着している。ひどい悪臭が鼻をつく。
「なぜ私を殺さなかった?」
私が銃を抜いたとき、すでに田中は発砲していたのだ。
田中の撃った銃弾が私に当たる事はなく、あの男はそのまま大通りへと走り去っていた。
「なぜだ」
私は体液の付着した手袋を投げ捨てると、試験管が足りない事を思い出した。
病院は地獄絵図のような状態だ。あそこに取りに行くほどの度胸はない。
その時、西の方角で火が上がっていることに気が付いた。
私は軽い好奇心を抱き、その方角へ向かった。


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村内商店街電気屋裏路地
状況: 分校へ向けて移動

207 :judas ◆fGngH1./vI :2006/04/04(火) 06:51:52
身体を伸ばし、動かし、解す。
先ほどまで自身の身体を襲っていた酷い倦怠感はもう既に消えかかっていた。
大きく空気を吸い込み、肺の空気を入れ替える。
死臭と火薬臭、雨上がりの土の匂い、それら全てが混ざった香り。
まるで頭の芯がジリジリと焼かれるような感覚に、思わず身悶えする。
いい香りだ、とてもとても、なんて素晴らしい。
空を見上げれば未だに黒煙は消えることなく立ち上っていた。
とりあえず、ソコに行ったら人探しだ。それに―――・・・この身体も洗い流したい、水も必要だ。
腐れエサの血や肉片がベットリ付着した自分の身体を見た後、一歩踏み出す。
一歩、また一歩、踏み出される足はドンドン速くなる。
身体のバランスが悪いのは相変わらず、でも、それも大した問題じゃあない。
軽い軽い軽い、完璧とは全然言えないが燃料の補充が出来た、あんな腐れエサでもそれなりの役にはたつ。
まあ、尤も、もう喰いたいとは、思わないがね。
そんな事を考えながら、俺は黒煙の上がっている方角に向けて走り出した。

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校へ続く道
状況:上半身裸 分校に向けて全速力で移動中

208 :名犬オホートニク ◆y.SwUA0Hno :2006/04/04(火) 15:08:29
「あ、なんか焦げ臭いですよ大王様!」
村をぐるっと大回りして、ようやっと学校が見えるとこにまで来たんだが……これは中々デンジャラスなタイミングだな〜。
風に乗って人間の悲鳴も聞こえてくるから、生存者は大勢いるんだろう。
とにかく、せっせと走るだけだ。
しかし、この煙の臭いはどうにかならんもんかな〜?
本能的な火に対する恐怖や不味い臭いは訓練でいくらでも克服できるが、もくもくと目に染みて鼻を馬鹿にする煙はそうもいかない。こりゃあ、中にはちょっとは入れそうもないぞ。

>207
「わふ?」
「ああ〜! 大王様待って〜!」
「オイラ、脇腹痛てぇ〜の!」
前を走る人影が見えたので、ぜはぜはひぃひぃ言ってる情けない二匹を残し、スピードを上げる。
……並んで走ってみてよくわかった。
「ん〜〜〜〜〜〜こいつ不味くね?」
自分のと他人ので血みどろになった元人間だ。血に飢えた野獣というのも生温い。
手負いの野獣が血に狂うのは、結局は自分の身を守るための至極真っ当な行為だからだ。こいつは違う。
血を求めて狂っている。
ただ狂ってるだけならまだしも、こいつの目はぎらぎら物騒極まりないくせに理性の光りがあった。
同じ戦士である俺にはわかる。これは歴戦の猛者の瞳だ。……まともじゃないけど。
「どないしょ〜〜?」
こいつは生きてる人間を見たら絶対に飛びかかるぞ。
別に知らない人間がどうなろうが知ったこっちゃないが、モフの恩人と鉢合わせると厄介だ。

ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……まあ、そん時はそん時だな。

所持品:首輪
現在地・状況:分校へ続く坂道。>207の横に並んで頭を悩ます。
舎弟:ペタ&モフは数十メートル後方
状態:健康

209 :名無しになりきれ:2006/04/04(火) 20:49:03
カツン…カツン…
「ハァ…ハァ…」
階段の下、廊下の方より肩から血を流した女性がシャファンに駆け寄る

「お願い助けて…子供が…子供が…!」
女性は混乱ゆえにシャファンの武器にも異常な格好に気にかける余裕もないようだ
自分が来た方向の廊下を指差す…


210 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/04/04(火) 21:56:54
>204
車内には窓を叩かれる音が響き、外からは銃声と呻き声が聞こえる。
「目を閉じて、耳を塞いでいなさい。私が良いと言うまで目を閉じて耳を塞いでいるんだ。
その間、君は世界中の誰よりも絶対に安全だ。絶対に怪我をしない。絶対に死なない」
泣き出しそうどころか、下手をすれば発狂すらしそうな少女に対して水野軍曹が落ち着いて言う。
「……軍曹の言うとおりだ。彩ちゃん、大日本帝国陸軍は君を守る。信じてくれ」
扉を開けねば銃を撃つ事は出来ない。だが、この扉を少しでも開けば車内の全員の命が危うくなる。
殆ど行動できない中で、二人の老人は出来る限りの事をしたつもりだった。

名前:水野治夫/飯田忠雄
持ち物:三八式歩兵銃、水筒、背嚢/九九式短小銃、背嚢

>205
車外の老人達もまた、彼らに出来る限りの事をしていた。最善を尽くしていた。
それでも既に老いた兵士の能力では、迫り来る全ての敵を排除できる訳が無かった。
「大佐ぁ!!取り逃しました!敵が一人、車両に向かって………ち、畜生がっ!」
話している途中に襲い掛かられた橋本中尉は発砲ではなく銃床による打撃で排除した。

車に走りよった大宮大佐は、抜き身のままベルトに吊るしていた軍刀を、ボンネットに振り下ろした。
その刃は既に欠け、錆びていたが、思い切り振り下ろす事によって敵を斬る事は出来た。
まずは叩き切られた腰から下がずり落ちて、その後でまだ生きている上半身が呻きつつずり落ちる。
「急いで車を出すんだっ!我々は後で合流する!!わかったな!急げっっ!!!」
運転席の御手洗に大声で言うと、大佐は再び周囲の敵を倒す為に車から離れた。

名前:大宮外吉/橋本良治/金田昭平
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/猟銃、背嚢

211 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/04/04(火) 21:58:50
幸運なことに、ここにはまだ明かりが灯っている。蜥蜴やら死体といった化け物もいない。
私は店に入るなり、持てるだけの薬を棚から回収し、それら全てをレジの上に置く。
次に探したのは水だ。陳列されていたペットボトルのミネラルウォーターを何本か回収した。
先程、目眩がしてから酷く体調が悪い。頭痛、吐き気、ついでに顔色も若干悪くなってきた。
調子が悪いから薬局に来て薬を飲む。何ら間違った事ではない。

レジの上に置いた薬の箱及び袋を開き、無数の錠剤を口に含んで水で流し込む。
続いて粉薬も同じようにして流し込んだ。心なしか調子が良くなってきた気がする。
「銃刀法違反に公務執行妨害…その他もろもろ、か……あの科学者は重罪人だな……」
私は誰に言う訳でもなく一人で呟き、警察手帳にその旨を小さく記した。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(3発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街薬局
現在の状況:手当たり次第に薬を飲む、手帳に科学者の罪状を記す

212 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/04/04(火) 22:53:51
>199
気楽な電子音と共にエレベーターの電子音が開いた。
「待たせたな。お茶の時間だったんだ、勘弁しろ。」
目の前には予想通りの修羅場が広がっていた。

〜5分前〜
ナンバー錠を手に入れるとそのまま通用口から業務用エレベーターへと向かった。
ついでに安全そうな資材置き場に立ち寄るとヘルメットに内蔵された無線装置のスイッチを入れる。
「こちらランスロット、聞こえるか。」
「こちらアンヌフンの大鍋。感度良好だよ、ランスロット。連絡が遅かったな。状況は?」
無線機の向こう側から割れた声が響く。
「生物災害が発生。ブルーチーム、レッドチームは全滅。レッドチームはデュランの暗殺に成功したと思われるが確信は無い。
 外部の状況はどうなっている?」
生物災害と言った時にオペレーターが舌打ちをしたのが解った。
ある程度予想していたのだろう。
もっともこちらにはその手の情報が全く与えられていなかったが。
「ま、予定通りと言えば予定通りだな。プラン・ビノギオンでの脱出になるだろう。もっとも幾つか問題は残っているがね。
 日本政府はあくまでテロとして扱う予定だそうだ。」
強靭な1000デニールナイロン製のウオッチカバーを外し、腕時計に目をやる。
「何とか生き延びるとしよう。スパコンにアクセスする計画は続けるが、例のプログラムは流せるか?」
「ああ、地下ケーブルの一部を弄ってあるからな。事が片付くまで誰にも気が付かないだろうな。
 また連絡してくれ。」
無線機のノイズが消えると同時に床にへたり込んでしまった。
先に治療をした方が良かったかもしれない。
切り裂かれたボディアーマーを脱ぎ、ついでにツナギのファスナーを外す。
速乾性のインナーは血に汚れ、真紅のツナギの裏地を黒く染め上げていた。
切り裂かれた脇腹に消毒液を振り掛け、低い声で悪態を吐くと救急スプレーを患部に撒き散らす。
特殊な微粒子が含まれたそれは、人工的に作られた強力なかさぶたであると同時に簡易的な血管としての役割も果たす。
傷を治すのではなく塞ぎ、出血や内臓が零れ落ちるのを防ごうと言うわけだ。
「すぐに医者に診てもらえ、だと?ふざけやがって。」
空になったスプレー缶の注意書きを読み上げると壁に投げつける。
再びインナーとツナギ、ボディアーマーを身に着けると立ち上がる。
バーレットM82がやたらと重かったが、先程までの苦痛に塗れた足取りは一切見せなかった。
そして業務用エレベーターに乗り込む。
迷う事無く25階を押すと独特の浮遊感と共にエレベーターがビルを駆け上り始めた。

〜現在〜
目を潤ませた桃華とミリアを交互に見ると大きくため息を吐く。
「ま、閉じ込めるんだったらこれを使って中から閉じ込める必要があるんだがね。」
桃華に4桁のナンバー錠とペンを投げ渡し、シノザキに軽く手を上げてみせる。
再開の挨拶代わり、と言うわけだ。
「問題はどうやってクロークの外に出るか、だな。ダクトを使って移動すれば何とかなるかもしれんが・・・
 桃華、君一人で移動してもらうしかないぞ?」
ダクトは非常に狭い。
桃華なら難なく入る事が出来るだろうが、その間彼女一人で移動する事になる。
ミリアが意識を取り戻した時に、まだ人間であれば壁に書かれた数字からナンバー錠を開けることが出来るだろう。
全てが終わって彼女がまだ人間だったらレスキューチームが扉をこじ開ける訳だ。
桃華にチャンスを与える事は出来た訳だ。
問題は彼女がそれに伴うリスクを処理できるかどうか、だけだった。

現在地:25階
状況:桃華にナンバー錠とペンを渡し、クロークの中から鍵を閉めてダクトから脱出するプランを説明。
健康状態:脇腹に裂傷(治療済み)

213 :judas ◆fGngH1./vI :2006/04/05(水) 06:45:19
>208
走り出してどれ程の時がたっただろうか?
一分かもしれないし、十分かもしれないし、もしかしたら一時間かもしれない。
そんな時、後ろから何かが近づいてくる気配がした。
気配は数は三、その中の一は俺の横に既に並び、二はその数十メートル後ろ。
目だけを動かし、自分の横に並んでいる気配を見る。
犬だ、やたらデカイ犬だ。美味そうには見えない。残念ながら喰用には向かないみたいだ。
その犬は無闇やたらに駆けているのではなく、何かの意思を持ち、その方向に駆けているように思えた。
「お前はなんの目的があってソコにいくのだろうな?」
元より返事を期待したわけではない。どちらかというと呟きに近い俺の言葉。
ふと、脳裏にあの培尾市で出会い行動した猫の姿が思い浮かんだ。
あの猫と行動を共にした時、何かと猫に話しかけ、猫もその言葉に応えていた様に感じた。
もしかしたら、俺は動物と会話が出来るのではないだろうか?
普段なら考えもしないだろう、おかしな考えが俺の脳内で膨らみ始めた。
同胞との意思疎通は可能だし、あの猫ともそれなりにコミュニケーションが取れていた気がする。
俺は思い切って犬の方を向き、言葉を発してみた。
「わんわんわん、わんわんわんわーん」
自分でも意識しないうちに口から漏れたその言葉に、場が凍りついたような気がした。
・・・・・・・・・・・・なぜ、犬語?
・・・・・・バカか・・・俺は・・・・・・いや、むしろバカだ・・・俺は。
走っている犬はジトリとした瞳で俺を見ているような気がする。
後悔と、化物になって初めて感じたであろう恥辱の念が俺を襲った。
・・・よろしくないね、些かテンションが悪い方に上がり過ぎたようだ。
取り繕うように前方に視線を戻す。
黒煙との距離が近づくにつれ、チロチロと揺れるオレンジ色の炎が見えてきた。
再び、俺の横を走る犬の方に視線を向ける。
猫と共に地獄を渡り、蛇に刺され化物と成り、犬と共に地獄を走る。
ハハッ、笑えるな、こんな化物に成ってもまだ、動物と縁があるとは。
自分でも意識しないうちに口に穏やかな笑みを浮かべ、俺は走る。
犬と共に、何かの期待に胸を膨らませながら、その方向に向かい疾駆した。

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校へ続く道
状況:上半身裸 犬と共に分校に向けて全速移動中

214 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/04/05(水) 21:27:39
>213
どれほど歩いただろうか。
火が上がっている場所に近づくにつれて人間の悲鳴が聞こえてくる。
おそらくは凄まじい状況となっていることだろう。
「・・・ん?」
私の歩いている道の後方から何かが近付いてくる。
人間ではない異常な気配だ。

>「わんわんわん、わんわんわんわーん」
後方から不気味な鳴き声が聞こえた。
犬タイプのB.O.Wにしては妙だ。人間の言ったような口調に思える。
そう考えている間、どんどん近づいてくる生物に対して興味と恐怖を覚えた。
「・・・何が来るんだ」
私は銃を抜いて構えた。


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村分校へ通じる道
状況: 分校へ向けて移動中、judasとオホートニクに追い付かれる。

215 :首相官邸にて:2006/04/05(水) 22:02:02
「ご覧下さい!ビル占拠事件が継続中のスペンサー・ビル周辺では戦車、戦闘ヘリによる
 物々しい周辺警戒が開始されています!」
アナウンサーが騒音に負けないように声を上げ、カメラに向かって険しい視線を送っていた。
カメラがパンし、横切る装甲車や高機動車、そしてトレーラーに乗せられたまま移動する90式戦車の映像が流れる。
単なるテロリスト鎮圧作戦と言うよりも小規模な内乱鎮圧という表現が相応しい。
「周辺住民の避難が遅々として進まない中、陸上自衛隊及び警視庁、そして厚生省による共同対策本部が設置され、
 細菌兵器を所持したと言われるテロリスト集団、暁の死霊に対して本格的な措置を取ろうとしています。
 戦後初の厳戒令が敷かれ、我々報道陣もこれ以上接近する事は許されてません。」
テレビの電源が切られ、画面がブラックアウトする。
「私の復帰のニュースもどこへやら、だね。」
古泉総理が苦笑を浮かべ、目の前に座る男の顔を見る。
総理の顔は長期に渡る逃亡生活のお陰でずいぶんと草臥れたように見える。
マスコミが持ち上げようとするなら精悍な顔、とでも言うだろう。
「仕方が無いことですな、総理。喜ばしい物事よりも悲惨な出来事の方が人々の関心を引きますのでね。
 さて、今後のシナリオですが暁の死霊はデュラン・スペンサー支社長、いや、既に解任されていましたね。」
ゆったりと構えたその男は面白くも無さそうに口を開いた。
オホートニクと名乗った男は、事実のみを語るかのように淡々と喋っていたが、その言葉の影には不信感が付きまとっている。
「そう、災害復興費用の一部を横領していたデュラン・スペンサーは警備部隊として招集した私兵と共にビルを占拠。
 培尾市を中心とした災害エリアで‘発見された’ウィルスを使って今回のテロを計画。ビル内を手始めに日本中を人質とした
 前代未聞の規模のテロを実行中、と言う訳ですな。」
「これに対し、傘社と日本政府が共同で対テロ作戦を行う訳だね?」
身を乗り出した総理に対し、男は椅子に背中を預けたまま答える。
「我々、そう傘社はあくまで作戦オブバーザーに過ぎませんよ、総理。」
なるほど、失敗しても腹は痛まないという訳か。
総理の細い目がさらに細くなる。
「対策本部室に顔を出すとしますか。」
男は出されたコーヒーに手を付ける事の無いまま立ち上がった。
 
赤い絨毯に覆われた廊下を二人が歩く。
周辺は完全武装の自衛隊員によって完全に警備がされていた。
かつて古泉総理と共に反乱自衛隊に参加した兵士の一人が敬礼して見せると総理が頷く。
「状況はどうかね?」
「あまり芳しくありません。特殊作戦郡は前首相の命令書の下、完全に独立した形で作戦行動中との事で
 所在が掴めません。また同じく習志野の第一空挺、さらに木更津の攻撃ヘリ部隊の一部の所在が掴めなくなっております。」
総理は兵士と目を合わせたまま、言葉を待ったが返事は無かった。
「早く結論を言ってくれ。」
ため息混じりに男が言ったが、兵士は答えなかった。
「独り言を言ってしまう事は誰にでもある。考え事をしていると特にそうじゃないかね?」
自分の意見を言うのを躊躇していた兵士に総理が素早く助け舟を出す。
「恐らく特殊作戦郡が部隊を一時的に人員と装備を利用していると思います。独り言ですが。」
出された助け船に乗った兵士の口が滑らかに動き出す。
「それと対策本部の状況はくそったれですな。警視庁と厚生省、おまけに防衛庁がお互いの縄張り争いと
 保身の為に好き勝手に喋っているだけです。防衛庁の背広組連中に至っては命令書の撤回前例が無い為に回答を拒んでいます。
 撤回の前例が無いのは当たり前ですよ。発行された事も無かったのに。
 正直言って、本当に最悪ですよ。」
「独り言だな?」
「勿論独り言、であります。」
「ご苦労」
兵士の肩を叩き、ウィンクをしてみせると総理が混沌とした対策本部室に足を踏み入れた。

216 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/04/05(水) 22:21:10
悲鳴と散発的に聞こえてきた銃声も徐々に聞こえなくなってきた。
避難していた村人達は組織的な行動が出来ないらしい。
これだけの状況では仕方が無い事だが。
暫し悩んだ末にマイクのスイッチを入れ、構内放送を始めた。
「図書室で火災が発生しました。避難してきた方の中で銃器で武装している方は、そうでない方と二人一組で消化活動に当たって下さい。
 繰り返します。図書館で火災が発生しました。武装している方とそうでない方で二人一組になって消化に当たって下さい。
 一人が周辺警戒を行い、もう一人が消化活動に当たって下さい。防火扉越しに移動する際は警戒を怠らないで下さい。」
これで多少はまともな消化活動が出来るはずだ。
5組10人もいれば事足りるだろう。
それに校庭のスピーカーからも声が聞こえるはずだから、大宮大佐達にこちらがまだ無事である事を伝える事が出来る。
「さて、と。頃合だな。」
これ以上ここに居ても仕方があるまい。
村人達が移動してくるまでの間に脱出する必要があるだろう。
何か使えそうな物が無いかと周囲を見回す。
紺色の作業着とも防寒着とも思える草臥れた服が合ったので羽織ると放送室のドアに耳を当て、周囲の状況を確認する。
足音も呻き声も無し。微かな熱気のみが伝わって来る。
恐らく安全と言う事だ。
「これも頂いて行く・・・か・・・」
CD収納棚の中に合ったCDを一枚抜き取り、作業着のポケットに押し込むと放送室を後にした。

現在地:分校・新校舎・放送室前の廊下
状況:校内放送で消化の指示を出す。
所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1 、CD、古い手帳

217 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/04/06(木) 00:34:52
>205 >210
耳を塞いでも、何ひとつ解決しないのは頭のどこかで分っていた。
それでも、苦しくて、辛くて、哀しくて、自分でもどうしようもない。

>「目を閉じて、耳を塞いでいなさい。私が良いと言うまで目を閉じて耳を塞いでいるんだ。
その間、君は世界中の誰よりも絶対に安全だ。絶対に怪我をしない。絶対に死なない」
>「……軍曹の言うとおりだ。彩ちゃん、大日本帝国陸軍は君を守る。信じてくれ」
ワゴン車は一瞬だけ走り出したけど、直ぐに止まってしまった。どうやらエンストのようだ。
私は、涙でぐしゃぐしゃの顔を上げた。
ぼやけた視界でも、おじいちゃん達が心配そうに見ているのが分った。
「・・・・・・・・・」
心配かけてごめんなさいって言いたいのに、何故か言葉が出てこない。
私は、飯田のおじいちゃんに抱きつこうと手を伸ばした。

ワゴン車は一瞬だけ走り出したけど、直ぐに止まってしまった。どうやらエンストのようだ。
窓の外では、大宮のおじいちゃん達が必死で「村の人達」と戦っていた。
ボンネットに乗り上げて来た顔見知りのおじさんが、一刀で切り伏せられた。
・・・ううん、違う。あれはもうおじさんじゃない。あれはただの敵。
迷わずそう思えないと、ダメなのね。

>「急いで車を出すんだっ!我々は後で合流する!!わかったな!急げっっ!!!」
大宮のおじいちゃんが怒鳴った。声に応えるかのように、ワゴン車のエンジンも掛かったようだ。
「やだよ!お兄ちゃん待って!おじいちゃん達を置いていかないで!」
敵は数を減らしたけれど、まだ何体かは車の周りに残っている。
新手が来る前に全て蹴散らし、おじいちゃんがワゴン車に乗るのは無理なのかもしれない。
それでも、言わずには居られなかった。

218 :ヴェクター・バスター ◆EtcmJTqYfU :2006/04/06(木) 01:32:22
【ヴェクター】
「くっ…くそ…!」
正面から突きつけられる爪を右手のマチェットで軌道をそらし、
横からの別の化け物のなぎ払いを同じく左手に持つマチェットで受け、
右からのハンターのなぎ払いをバックステップでかわすも、相手の攻撃は
トレーナーをかすめ、ほころびができる

──ダメだ…数が…多すぎる…

オレは後の女性を振り返る…。
「安心しろ、こいつ等には殺させん…絶対にナ…」

名前:ヴェクター
年齢:15
現在地・状況:ビル29F・ハンターと戦闘中、女性をハンターに殺させないと宣言
ちなみに爆発の少し前
装備:マチェット二刀

219 :名無しになりきれ:2006/04/06(木) 01:57:27
声に反応して路地裏から4体の異形の怪物が現れた。
ハンターに似ているが、その全身は腐った野菜のような土色で、頭部には毒々しい色の巨大な花を咲かせている。
両手は長く、その先端にはハンターのような鉤爪ではなく無数の植物の根っこのような物がウネウネと蠢いている。

新鮮なエサを見つけたマンドレイクたちは、退化してただの空洞となった口から不気味な鳴き声を上げて
しりしりとにじりよってきた

220 :官邸内の会話:2006/04/06(木) 08:43:12
「事態は混迷を極めています」
「………」
「大臣、決断を」
「…私の一言で、一体何人の犠牲がでるんだね?」
「……最低限の犠牲です。着弾前には現時点で展開している自衛隊が避難者を誘導して退避します」
「米軍は何と?」
「いつでも発射は可能と。等訓市の前例がありますゆえ」
「……なんとか、ならないのかね?」
「大臣。この惨劇が日本中に広まると…」
「…………」
「………大臣」
「……わかった。空爆を許可、する」


その数時間後。
最新式の非核熱核弾頭を装備した四機の大型爆撃機がアメリカの基地から飛び立った。

夜明けと共に、浄化は開始される。

221 :名無しになりきれ:2006/04/06(木) 21:56:51

そして、浄化は終わり、世界は無に帰した。
レベル12・・・完

222 :名無しになりきれ:2006/04/06(木) 22:02:14
ててれってっててってー
バイオはレベル13に上がった

223 :名無しになりきれ:2006/04/06(木) 22:04:57
明日はどっちだ

224 :名無しになりきれ:2006/04/06(木) 22:07:57
なんだよあれ

225 :名無しになりきれ:2006/04/07(金) 22:57:12
>216
「あ、あんた何者だ!」
消火活動にやって来た村人達が小川を見つけた。
10人のうち半数は猟銃を手にしている・・・


226 :名無しになりきれ:2006/04/08(土) 16:30:48
>167
シャフトは途中で湾曲し、滑り台みたいにシャファンの体を運んで最下層の部屋に放り出した。
部屋の中は広く、薄暗く、床は水を詰めた皮袋みたいに柔らかい。
中央でうごめく巨大な物の影が見えたが、暗い上に遠目なのでここからでは正体はよくわからない。
一番近くの壁には上下開閉式の頑丈そうなドアがあった。横のスイッチを押せば開きそうだ。

>195
シャフトの一番下にはバネの代わりに柔軟なクッション材が何メートルにも敷き詰められていて、怪我を負うようなことはなかった。
エレベーターの扉が開き、部屋の照明が差し込んでくる。
そこは、壁一面に幾つものモニターが設置された監視室のような場所だった。
部屋の機材はすべて新しく、清潔な状態で稼動している。
モニターの大半は、薄暗い広間の様子を映し出していた。

227 :名無しになりきれ:2006/04/08(土) 17:01:59
声に反応して路地裏から4体の異形の怪物が現れた。
ハンターに似ているが、その全身は腐った野菜のような土色で、頭部には毒々しい色の巨大な花を咲かせている。
両手は長く、その先端にはハンターのような鉤爪ではなく無数の植物の根っこのような物がウネウネと蠢いている。

新鮮なエサを見つけたマンドレイクたちは、退化してただの空洞となった口から不気味な鳴き声を上げて
しりしりとにじりよってきた


228 :名無しになりきれ:2006/04/08(土) 22:33:32
>214
そのとき脇道の林道から子供が走り寄って来た。
「助けて!学校にも怪物が来た!」
ちょうど佐治の子供と同じくらいの年齢だ。
子供は佐治の着ているコートの裾にすがり付いた。

229 :御手洗竹丸 ◆qsmVg/hmHk :2006/04/09(日) 01:20:35
>210>217
レバーやペダルをガチャガチャ動かしているうちになんとかエンジンが掛かった。
今度は止まらないように、強くアクセルを踏み込んで一気にクラッチを離す。
「うをぉ!!」
車が急発進して目の前のゾンビを踏み潰す。
「おぉっととっとぉ〜!?」
暴れまわるハンドルをなんとか押さえつけて何年かぶりの車の運転に挑戦した。
綾ちゃんが後ろで何かを言っているが全く耳に入らない。

何度も校舎や桜の木にぶつかりそうになりながらも、奇跡的に車が分校内から道路に出た。
「だ…大丈夫でしたか?」
急発進と蛇行運転によってシャッフルされた後部座席に呼びかける。
そしてそのまま一般道を走り続ける。
よしよし、だんだん運転のコツを思い出してきたぞ。
え〜、…これから一体どこに行くんだっけ…?


名前:御手洗竹丸
性別:男
年齢:29歳
所持品:携帯電話、戦闘用スコップ(全長約1メートル)
現在地:運転席
状況:運転中。裏山とは反対の方向に車を走らせる

230 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/04/09(日) 22:28:42
>192>199>212
銃を腹に差すために視線を落とした振りをして、桃華から目を逸らす。
俺を見上げて睨むその視線を受け止め切れなかったからだ。
>「何があった?」
ルイスの声だ。まだ盗み聞きしてやがったか。実にありがたい野郎だ。
川崎から無線を受け取り、簡単に状況を説明する。おかげで桃華の顔を見ずにすんだ。
>「なぁ、こういうのはどうだ?ナンバー錠を掛けておくってのは?ついでにメモを残す。
> 解除する為のナンバーを書いたメモを。意識が戻れば脱出出来る。」
殺したくもないが野放しにも出来ないとなればそれが現実的な線だろうか。
ルイスは話しながらも移動を続けているようで、電子音などが聞こえてくる。

それからほんの少しして、エレベーターがスタッフルームに着いた。
>「待たせたな。お茶の時間だったんだ、勘弁しろ。」
「どんなときでも自分を曲げないのがジョンブルの悪い癖だよ」
軽く手を上げるルイスの軽口に、軽口を返す。まぁルイスが英国人かはわからないのだが。
桃華は受け取ったナンバー錠とペンを握り締めて、ルイスの言うことに熱心に聞き入っている。

「とにかく、まずは上に上がらなきゃならんだろ?行こうぜ。ここで発症されたら頭吹っ飛ばすしかなくなっちまう」
俺は台車に積んだままのガスボンベを引っ張り出しながら言った。
まぁ別にエレベーターで行ってもかまわないのだが。
確保されていない場所にいきなり放り出されるリスクを無視できるのであれば。
もっとも階段をえっちらおっちら登って時間をかけるというのもリスクが残る方法だ。
いつだって「最善」なんてのは理想にしか過ぎない。

231 :ブランデンブルク ◆aAVOu2Okbk :2006/04/09(日) 23:51:06
マクナブとシノザキ、桃華の一連の遣り取りを横に、よっこいせとぶち破った壁穴から戻ってくる狼男。
「その意見には賛成だが、誰が運ぶ?やっぱ俺か?」
歯を剥いて珂々と笑うと、床で意識を失って倒れている女性を軽々と肩に担ぎ上げる。
ふわり、と女の何とも悩ましい芳香が鼻をついた。久方振りの女の匂いである。
「俺が変な気を起こしても知らんぞ?こっちは半世紀以上もご無沙汰なんでね。
理性が吹っ飛んで、眠っている美女を無理矢理……なんてことにはならねぇよ、冗談が過ぎた」
桃華に銃口を向けられた気がしたので、大きな口を慌てて噤んだ。
だが実際問題、理性が色々とヤバクなってきた。戦闘で昂揚したのはもとより、今度は性欲ときている。
半獣と化している自分は文字通り獣欲の持ち主だ。理性など簡単にふっ飛ぶ野獣と言える。

>230
>「とにかく、まずは上に上がらなきゃならんだろ?行こうぜ。ここで発症されたら頭吹っ飛ばすしかなくなっちまう」
「その意見には賛成だが、階段かエレベーター、どっちにする?…別にどっちでもいいが」
ヘルメットを目深に被り直し、一同を見渡す。
「お前らが良いって言うなら、この女は俺が預かろう。なに、途中で取って食いはしない。
その30階まで行って、女を放り込めばいいんだろ?あと、桃華もついでに送り届ければいい。
お前等は下に行け。桃華の事は、まぁ、任せろ。子供の一人ぐらい、面倒は見れる」

装備:武装SS外套、40年型野戦服、35年型スチールヘルメット、アサルトパック 、黒革手袋
持ち物:MG3(175発)、7.62mm×51NATO200連弾薬箱×1、ワルサーP38(8+1発)、9mm×19弾8連マガジン×5、
長銃剣、折り畳み式スコップ、雑嚢(43年型山岳帽、調合ハーブ×2、メモ)、L型ライト、火斧、
現在地:25階

232 :シャファン ◆eWetSwDGhY :2006/04/09(日) 23:53:27
>226
玉みたいに丸まって前転を繰り返し、落下と射出の勢いをごろごろとやり過ごす。
床は柔らかく、変に生物的な感じがして気持ち悪かった。
「ん……?」
体の調子を確かめながら見渡したところ、広間中央の巨大な影が目に付いた。
生き物の気配がする。近寄らない方がいいだろう。
すぐ近くの壁に扉があったが、シャファンは動かず、その上の監視カメラに声をかけた。
「ババア見てんのか? 聞いてやるから、何かむかつくこと言ってみろ」
とりあえず、現在地と状況の把握が肝心だ。
見ている相手がいなくとも、尋ねてみる価値はあるだろう。

現在地・状況:?F 薄暗い大部屋、ドアの近く 監視カメラに話しかける。

233 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/04/10(月) 21:48:21
>230−231
どうやらガスマスクを被っていて正解だったようだ。
腹部の痛みから噴出す汗に誰も気が付いていない。
>「どんなときでも自分を曲げないのがジョンブルの悪い癖だよ」
シノザキの軽口を聞いてマクナブの眼が意地悪い笑みに歪む。
「勤勉な植民地の皆様が我々のライフスタイルを支えて下さいますので曲げる必要が無いのですよ。
 貴君も植民地の一つでも経営してみたらどうですかな?
 もっとも貴国の場合、海洋国家になるのが先決ですな。
 我らが列強の友、フォン・ブランデンブルグ殿も同じ意見だと思いますぞ。」
壁からひょっこりと抜け出してきた狼男を見ながらマクナブが言った。
同じ地理条件でありながら島国と呼ばれる日本に対する皮肉、そしてグレート・ゲームと呼ばれる
列強ヨーロッパ諸国の植民地争奪戦に乗り遅れたドイツ人に対する痛烈な皮肉と言う訳だ。
そもそも砂漠でパスタを茹でるような連中と同盟関係を結んでいた連中の言う台詞ではあるまい。
しかし宗主国を気取るのも一苦労だ。
インド人が反乱を起そうが、ドイツのV2ロケットがロンドンに降り注ごうがお茶を飲まねばならないのだ。
そうやって威厳を保ち、支配力のある事を示さねばならない。
例え腹に紅茶が漏れそうな位の傷を負っていても、だ。
ミリアを軽々と肩に担ぐブランデンブルグの姿には驚かされる。
>「俺が変な気を起こしても知らんぞ?こっちは半世紀以上もご無沙汰なんでね。
  理性が吹っ飛んで、眠っている美女を無理矢理……なんてことにはならねぇよ、冗談が過ぎた」
「あぁ、貴重なものを拝ませてもらったぜ。犬でも鼻の下を伸ばせるんだな。」
はっとして鼻の辺りに手をやるブランデンブルグに少しだけ笑った。
MP5の安全装置を解除しようとしていた桃華も一緒に笑った。
>「とにかく、まずは上に上がらなきゃならんだろ?行こうぜ。ここで発症されたら頭吹っ飛ばすしかなくなっちまう」
>「その意見には賛成だが、階段かエレベーター、どっちにする?…別にどっちでもいいが」
「多分、階段の方が良い。少なくともドアを開けた瞬間にゾンビが雪崩れ込んでくる心配は無いだろう。」
さて、桃華はどうしたものか。
「桃華がどうするかは本人に決めさせよう。銃を持っている以上、自分で決めさせる。それがここのルールだ。」
足が震えそうになるのを必死に堪えながらマクナブが呟いた。

状況:嫌味を通り越して悪口全開。桃華の返答を待つ。
健康状態:脇腹に裂傷(治療済み) なんだかんだ言って割と痛い。

234 :名無しになりきれ:2006/04/10(月) 22:09:07
>>233が見えない

235 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/04/10(月) 22:12:29
>>228
>「助けて!学校にも怪物が来た!」
いきなり何が飛び出して来たのかと思えば人間の子供だった。
子供の様子を見る限り、何もせず逃げ回って来たようだ。
生物界においては『弱者』の部類に入るだろう。
「邪魔だから来るな」
そう言ったのだが、勝手に私の方に近付いて来る。

>コートの裾にすがり付いた
振り払おうとするが、そうとうな力を込めているようで手が放れない。
「邪魔だ!手を放せ!」
私は腹が立ってきた。
目の前からは想像も出来ない生物が近付いているというのに、この小僧は私を邪魔をしている。
蹴り払おうと思った私は足を軽く上げた。


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村分校へ通じる道
状況: 分校へ向けて移動中、judasとオホートニクに追い付かれ、見知らぬ子供にすがり付かれる。

236 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/04/11(火) 01:37:03
>212 >230 >231>233
シノザキさんはあたしから目を逸らすと、川崎さんの無線機を手にとりミスタ・ルイスとの会話に集中してしまった。
正直無線で割り込んでくれたミスタ・ルイスに感謝。

ミスタ・ルイスが業務用エレベーターから出てきた。ガスマスク越しにため息が聞こえたような気がする。
だけど話したのは、先ほどのプランの続きだった。
ミスタ・ルイスは頑丈そうな鍵とペンを投げた。慌てて両手を差し出して受け止める。ナンバーキーはずっしりと重い。
見たところかなり頑丈そうな鍵だ。でも
「……閉じ込めるのは良いけど、どうやって部屋から出ればいいのかしら?」
素朴な疑問は、次の言葉で解決した。
>「問題はどうやってクロークの外に出るか、だな。ダクトを使って移動すれば何とかなるかもしれんが・・・
 桃華、君一人で移動してもらうしかないぞ?」
「出来るわ。大丈夫。あたしに任せて」
――――足がみっともなく震えてるのが、どうかばれていませんように。

ブランデンブルクさんが大又で歩み寄ってきて、ひょいっとお姉様を肩に担ぎ上げた。
ちょっと!!ジャガイモ袋じゃないのよっ!
「お姉さまは病人なんだからもっと丁寧に扱ってよ!それがレディに対する扱いなの?!」
ちょっとは人の話を聞きなさいったら!狼って凄く耳が良いはずなのにー!!
>「俺が変な気を起こしても知らんぞ?こっちは半世紀以上もご無沙汰なんでね。
理性が吹っ飛んで、眠っている美女を無理矢理……なんてことにはならねぇよ、冗談が過ぎた」
あたしの怒りは頂点に達した。
こ  の  ケ  ダ  モ  ノ  !!!!天に代わってお仕置きよっ!
――だけどいいタイミングでミスタ・ルイスに毒気を抜かれてしまったから、ただただ苦笑いするしかない。
あれ?…………もしかして、これってあたしをリラックスさせるためのジョーク?
まさかね。だってかなり真に迫ってたもの。

>「とにかく、まずは上に上がらなきゃならんだろ?行こうぜ。ここで発症されたら頭吹っ飛ばすしかなくなっちまう」
>「その意見には賛成だが、階段かエレベーター、どっちにする?…別にどっちでもいいが」
>「多分、階段の方が良い。少なくともドアを開けた瞬間にゾンビが雪崩れ込んでくる心配は無いだろう。」
頭の上で交される会話を黙って聞く。
階段で行くなら、私一人でお姉さまを運ぶのは不可能に近い。誰かの手助けが必要だ。
>「桃華がどうするかは本人に決めさせよう。銃を持っている以上、自分で決めさせる。それがここのルールだ。」
話を振られたあたしは、軽く肩をすくめた。
「私はお姉…ミリアさんと30階へ向かいます。
ところで…ガスボンベだけ、移動に使う階段から一番近いエレベーターで先送り…なんて考えはやはり甘いでしょうか?」
まあ素人丸出しの考えだけどね。だって階段じゃ持ち運びが大変じゃない?
ゾンビはガスボンベを食べたりしないだろうから、エレベーターを使っても大丈夫かなーなんて。甘いかも。

…さてと。
ブランデンブルクさんを見上げて、あたしはひとつ咳払いした。
「手を貸してくださるなら心強いですわ。フォン・ブランデンブルク。でも私、『送り狼』なら間に合ってますのよ」
口調を変えたのは、これだけは真面目な返答を期待したから。
「ドイツ紳士らしく、良識と誠意を持って、最後まで私達に同行してくださいますか?」
最後までは無理でしょうと、言った言葉に自分で突っ込む。
でももし同行してくださるなら、せめて皆と合流するまでくらいは一緒に行動して欲しいわー。

服装:赤いパーティドレス、ルビーネックルレス、イヤリング、腕時計。リボン&髪飾り
所持品:ショルダーバック(ライター、懐中電灯、菓子類、救急セット、化粧ポーチ、ブザー、ソーイングセット)
SIG230(7+1)予備マガジン2、MP5(18) 予備弾倉3 、ナンバーキー、ペン
現在地・状況:25階/スタッフルーム内。

237 :名犬オホートニク ◆y.SwUA0Hno :2006/04/11(火) 01:42:53
>213
「バリバリバリバリーのマグナム講座。中国人が回転した」って……どういう意味だ?

……うん、頭はそんなによくないみたいだな。
「わふっ」
人間にもわかるくらいに眉間を寄せてニヤっと口の端を上げてやる。
正虎のとこに厄介になってる間に鏡を見つつ練習したんだ。この嘲笑の表情ってやつ。
相手が誰であろうと、馬鹿にされてると憤ること間違いなしだぜ。

>235
そうこうしていると、白っぽい服を着た背中が目に入ってきた。
む、裾に人間のガキがしがみついてるな。
モフの恩人だったら面倒だな〜〜〜。ガキは近くに寄って嗅いでみないと雌雄の判別がつかないし……んむむむ。
兎にも角にも、横の馬鹿タレの出方を見て動くしかないな。
変なことしやがったら、ふぐりに噛み付いちゃる。

現在地・状況:>235に追いつく。子供を気にしつつ、ゆうたんをジ〜〜〜〜っと見張っている。
舎弟:ペタ&モフはまだまだ後方。
状態:健康

238 :ブランデンブルク ◆aAVOu2Okbk :2006/04/11(火) 03:01:05
>236
>「ドイツ紳士らしく、良識と誠意を持って、最後まで私達に同行してくださいますか?」
「……いや、それは出来ない」
あくまでも自分の目的はクロノスシリーズと傘社に関係する者全てを抹殺することである。
全員揃って大団円を迎えるという訳にはいかない。
「俺がお前等に付き合ってやるのは、この女を如何にかするまでだ。
それ以後、俺は勝手に行動させて貰う…何だ?文句あるのか?」
ガスマスク越しでマクナブの表情は分からないが、此方を一分たりとも信用していないのは端から分かっている事だ。
ナチス独逸の忘れ形見。生ける亡霊。生物兵器の原型…もう沢山だ。全てぶち壊してやりたい。
「誰も俺を止める事なぞ出来ない…俺はな、俺はな、ただの復讐者なんだよ。
俺をこんな目に合わせた連中を、命を弄んで金儲けしか企んでいない連中を、逝かれたスペンサー一族の全てを殺し尽くすまで。
傘に関わりのある者全てを殺すまで、俺は止まらん……マクナブ、俺の言っている意味が分かるか?」
傘に関わりのある者全て。つまり、今回のビル襲撃を計画したブコウスキーさえも標的というわけだ。
いや、下手をすれば目の前のマクナブも標的の内なのかもしれない。
傘に深い部分で関わった者は全て、忌まわしい記憶と共に葬りさってしまいたいから。
「人間のお前は、脆弱なお前は、ただ生き残る事だけを考え、行動していればいい。
此処じゃ人間は狩られる側だ。おっかなびっくり暗がりを歩いて、狩人の目を盗んで行動するもんだ」
それ以上は語らず、先に部屋を出て行ってしまった。

装備:武装SS外套、40年型野戦服、35年型スチールヘルメット、アサルトパック 、黒革手袋
持ち物:MG3(175発)、7.62mm×51NATO200連弾薬箱×1、ワルサーP38(8+1発)、9mm×19弾8連マガジン×5、
長銃剣、折り畳み式スコップ、雑嚢(43年型山岳帽、調合ハーブ×2、メモ)、L型ライト、火斧、
現在地:25階

239 :名無しになりきれ:2006/04/11(火) 07:43:00
658 :名無しになりきれ :2006/04/10(月) 23:09:36
>>656
うざす


659 :名無しになりきれ :2006/04/10(月) 23:10:39
>656
うざす


660 :名無しになりきれ :2006/04/10(月) 23:10:57
うざす


661 :名無しになりきれ :2006/04/10(月) 23:11:34
>>656
頭悪いなw


662 :名無しになりきれ :2006/04/10(月) 23:12:32
>656
ざうす


663 :名無しになりきれ :2006/04/10(月) 23:15:38
>656
うすうす

240 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/04/11(火) 17:26:08
>「俺がお前等に付き合ってやるのは、この女を如何にかするまでだ。
それ以後、俺は勝手に行動させて貰う…何だ?文句あるのか?」
「道行きで私達をおいしく召し上がらない殿方なら、それで十分。
私はドイツ人に多くを求めない事にしているのよ、ミケルセン=マルナ=ヴァイスグラム=フェーダ=クリンゲンベルクさん」
召し上がるというくだりにたっぷり皮肉を込めたけど、どうせ気にもしないでしょ。
貴方の目から見たあたしはさぞ無能なんでしょうけど(否定しないけど)今すぐ全部くれてやれるほどお安くも無いのよ。
「ミリアさんの件が終わった後は、どうぞお好きなように」

「ね、シノザキさんの携帯の番号教えてくださらない?」
携帯を片手に、シノザキさんの服をちょいちょい引っ張る。
合流できるかどうか分からないけど、とりあえず連絡が取れるようにしたいのよね。

25階。ブランデンブルクさんが部屋を出て行く少し前

241 :名無しになりきれ:2006/04/11(火) 19:15:25
フランスの都・パリ。 我々はテロ対策部隊・TCSの配属記念パーティーに出席していた、特殊部隊の最高峰と呼ばれる部隊だ。今まで鬼教官にクソ虫と虐げられ暗殺しか知らないロボットのような陰は消えていた。

242 :名無しになりきれ:2006/04/11(火) 19:16:18
フランスの都・パリ。 我々はテロ対策部隊・TCSの配属記念パーティーに出席していた、特殊部隊の最高峰と呼ばれる部隊だ。今まで鬼教官にクソ虫と虐げられ暗殺しか知らないロボットのような陰は消えていた。

243 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/04/11(火) 21:06:39
>225
新校舎の廊下を火の手の反対側に走り続ける。
火災はそれほど広がる事は無いようだが炎に包まれたゾンビが新たな火種となって火災は広がるだろう。
>「あ、あんた何者だ!」
階段の前に差し掛かった所で悲鳴に近い叫び声が聞こえた。
顔を向けてみれば武装した村人達が階段を下りてくるところだった。
「ま、待って下さい!」
両手を上げ、敵意の無い事を証明するべくその場に立ち止まる。
「新しく駐在所に派遣されてきました鈴木と申します。ちょっと事情がありまして遅れましたが。
 前任者からは何も聞いていませんか?
 いや、それよりもこの村はどうなっているんです?!さっきから腐ったような皮膚をした連中に追いまわされているんです!
 なんとか学校に逃げ込んだのですが・・・」
半ばパニックを起したように早口で嘘が混じった自己紹介を済ませる。
その表情は驚きと恐怖に歪んでおり、どこからどうみても事件に巻き込まれた被害者のそれだ。
「それに図書館で火事が起きています。早く消さないと大変な事になりますよ!」
(・・・さて、と・・・こいつらは素直に信じてくれる・・・かな?)

現在地:分校・新校舎・階段近くの廊下
状況:新しい駐在のふりをして誤魔化そうとする。
所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1 、CD、古い手帳

244 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/04/11(火) 23:54:56
>231>233>236>238>240
軽口に返した軽口に、今度は皮肉が多分に混じった軽口が帰ってきた。
「植民地経営なんぞ朝鮮で懲りたよ。ま、世界第二位の『海軍』と札束とドゲザがありゃ何とかなるさ」
と言ってみたところであまり強がりにはなっていないが、まぁそれはそれで。

壁の穴から出てきたブランデンブルクが「お姉さま」を担ぎ上げる。
>「俺が変な気を起こしても知らんぞ?こっちは半世紀以上もご無沙汰なんでね。
>理性が吹っ飛んで、眠っている美女を無理矢理……なんてことにはならねぇよ、冗談が過ぎた」
「片手が空いてるんだからそっちで何とかしろよ。下手に抱くより後腐れもねーぞ」
小さなレディの前でまたぞろ下品な口を聞いちまったが、
周囲の状況を忘れさせるにはジョークの一つも必要だろう。忘れすぎても困りものだが。
ルイスのジョークのほうが綺麗にまとまっていたのはこの際考えない方向で行こう。

さて、どうやら階段で上へ行くことになったらしい。
>「私はお姉…ミリアさんと30階へ向かいます。
>ところで…ガスボンベだけ、移動に使う階段から一番近いエレベーターで先送り…なんて考えはやはり甘いでしょうか?」
ここでようやく担がれている女の名前がわかった。と同時に新たな疑問が湧く。
ルイスに向き直り、その疑問をぶつけてみた。
「・・・そういやゾンビが群れてるってなぁ具体的には何階のどこなんだ?」
状況がころころ変わるんで忘れかけていたが、そもそもこのボンベ、ゾンビが大量にいて通れないところがあるから
まとめてふっ飛ばそうというので持ってきたはずだ。

答えが帰ってくる前に、周囲が一気に険悪な空気になった。
>「誰も俺を止める事なぞ出来ない…俺はな、俺はな、ただの復讐者なんだよ。
>俺をこんな目に合わせた連中を、命を弄んで金儲けしか企んでいない連中を、逝かれたスペンサー一族の全てを殺し尽くすまで。
>傘に関わりのある者全てを殺すまで、俺は止まらん……マクナブ、俺の言っている意味が分かるか?」
ヒートアップしたブランデンブルクがまくし立てている。言っている意味はよぅくわかった。
マクナブもデュラン派ではないというだけで傘の人間だ。場合によっては・・・ということだろう。
ではそいつらの醜聞で銭を稼ごうとしている俺なんかは果たしてどんなもんだろうか。
>「此処じゃ人間は狩られる側だ。おっかなびっくり暗がりを歩いて、狩人の目を盗んで行動するもんだ」
そう言い捨ててブランデンブルクは背を向けた。狩人・・・か。
「肉食獣ってなぁ意外と狩りの成功率は低いんだぜ」
歩み去ろうとする背中に向けて、俺は小さくつぶやく。

その後、台車を押して後を追おうとしたが、服を軽く引っ張って止められる。桃華だ。
「携帯番号?・・・ほら」
俺は携帯を開いて自局番号を表示し、桃華に見せる。
終わって、ワンコール。表示された番号を電話帳に登録。ぱたりと携帯を閉じた。

245 :黒井自分 ◆ZMOTzBeXsw :2006/04/12(水) 20:01:18
>170
>「そこのあなた!お姉様の事お願いねっ!」
(指を指されても・・・)
黒井は少女の言葉を無視しできるだけ離れた棚に身を隠した。
(お願いって言われても困るから実際・・・)

>192>199等
黒井は銃声がやんだのを聞き、しかし体は動かさずに耳を澄ました
しかし、聞こえてくる話の内容は黒井には意味のつかめない内容ばかりである

>212
エレベーターの開く音がした、降りてきた人物は黒井には気づいていないらしい

>233>236>238等
(話の内容から推察するに・・・どうやら・・・忘れられたな・・・
そんでこのまま出て行くらしい・・・最善だ・・・運が向いてきたか?まあ、どちらにせよしばらくこのまま静かにしてりゃいいだけだ・・・)

現在位置と状況:スペンサービル25階 スタッフルームの棚の後ろで静かにしている

246 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/04/12(水) 21:12:49
>229
お兄ちゃんは私の言う事に耳を貸さず、ひたすらクラッチやギアに集中しているようだった。
「お兄ちゃんってば!!お・・・・・・」
お兄ちゃんはいきなり車を発進させた。私は制動についていけず、床やシートに頭をぶつけた。

御手洗お兄ちゃんの運転は、遊園地のジェットコースターみたいだった。
ただジェットコースターよりスピードは遅いけど、恐ろしさは言葉で表現できない程。
車がどこにもぶつからず走っているのが奇跡みたいだった。

>「だ…大丈夫でしたか?」
「・・・・・・お兄ちゃんのヘタクソ」
痛む頭を摩りながら私は唸った。
ようやく運転が落ち着いたところで、私はのろのろと身を起こす。
私は窓に張り付いて外を眺めた。
「大宮のおじいちゃん達、大丈夫かな・・・」
結局ゾンビ達の中に置き去りになっちゃった。

窓の外の景色は、車が分校から出たことを示していた。
額を窓に押し付けて外を見ていた私は首を傾げる。
「お兄ちゃん、もしかして道間違えてない?」

この道じゃ、どんなに車を走らせても裏山につけないと思うんだけど。

現在地、状況:九武村、裏山とは反対側の道(ワゴン車内)。道が違うと指摘。

247 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/04/12(水) 22:00:03
>229、>246
それまで止まっていた車が突然動き出し、まるで素人のような乱暴な蛇行運転が加わった所為で、
後部座席にいた飯田少佐と水野軍曹は座席から落ちてしまった。
「き、君は本当に免許を持っているのかっ!?危うく頭を打つ所だったよ、まったく…」
軍曹が不愉快そうに言うと、少佐も同じような口調でそれに続く。
「……君、本当はペーパードライバーなんじゃないか?さっきは運転が得意といっていたが…
我々は軍人といっても結構な歳だ。それに彩ちゃんも乗っているんだから、気をつけてくれ」
どうやら少佐は落ちた際に腰を打ったらしく、腰を軽く叩きながら座席に座りなおした。
「それよりも道はこっちであってるのか?彩ちゃんの言うとおり、間違っていると思うんだが…」

名前:水野治夫/飯田忠雄
持ち物:三八式歩兵銃、水筒、背嚢/九九式短小銃、背嚢

>229
「ワゴン車の撤退を確認っ!!総員速やかに校舎内へ退避っ!」
校庭からワゴン車が出て行くのを確認した大宮大佐が、戦闘を続けている二人の戦友に大声で叫ぶ。
九武村はそもそも人の多い村ではない。少ない内の一部である敵も徐々に数が減り始めていた。
抵抗が弱まり始めると、三人は揃って校舎へ向かって走り、最も校舎に近かった中尉が窓を叩き割る。
「敵に迫撃の様子無し!大佐、ここから侵入しましょう!!」
橋本中尉と金田兵長が周囲を警戒している間に大佐が素早く窓を抜け、中尉がそれに続いて侵入した。
最後に残った兵長は、窓を抜ける直前に自分達が排除したかつての村民達を眺める。
「…………しかし……我々の終戦記念日は何時になるんだろうなぁ………」
小さく呟くと、二人の上官に続いて校舎に侵入し、上官と共に窓を机と椅子を積んで封鎖した。

名前:大宮外吉/橋本良治/金田昭平
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/猟銃、背嚢

248 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/04/12(水) 23:18:35
>236>238>240>244>245
>「植民地経営なんぞ朝鮮で懲りたよ。ま、世界第二位の『海軍』と札束とドゲザがありゃ何とかなるさ」
「お隣りが分割統治されちゃ堪ったもんじゃないだろうな。ところで後半が理解できなくてな。
 悪いね、日本語を喋るのは得意だけど聞くのは苦手なんだわ。
 それとね、頭は下げるもんじゃなくて使うもんだぜ?」
都合の悪い事はスルーするに限る。
真正面から嘗ては世界一位の海軍を持っていたと言ったら相手の思う壺だ。
「ま、もうちょっとヨーロッパで食い詰めた貧乏人が作った国を上手く利用することだな。」
皮肉はここまでにしておくのが良さそうだ。
残念ながら在庫は切れてしまった。
>「私はお姉…ミリアさんと30階へ向かいます。
  ところで…ガスボンベだけ、移動に使う階段から一番近いエレベーターで先送り…なんて考えはやはり甘いでしょうか?」
「いや、悪い意見じゃないな。出来れば身軽に移動したい。」
よくもまぁ気が付いたものだと関心混じりに頷く。
>「・・・そういやゾンビが群れてるってなぁ具体的には何階のどこなんだ?」
「ああ、それは―」
口を開こうとした途端、ブランデンブルグの口がゆっくりと開くのが見え、口を閉じる。
ずらりと並んだ牙でいう言葉は何よりも優先される。
そのままガブリと齧られたのでは堪らない。
>「誰も俺を止める事なぞ出来ない…俺はな、俺はな、ただの復讐者なんだよ。
 俺をこんな目に合わせた連中を、命を弄んで金儲けしか企んでいない連中を、逝かれたスペンサー一族の全てを殺し尽くすまで。
 傘に関わりのある者全てを殺すまで、俺は止まらん……マクナブ、俺の言っている意味が分かるか?」
最高の生活は優雅な生活であるというが、目の前の男にそれは不可能だろう。
ブランデンブルグの言わんとしている事は理解できた。
復讐は成し遂げなれなければならないものだ。
それが誰であれ、憎いという感情と銃、それにやる気があれば簡単に人を殺せる。
大抵の人間は辛い経験をしても、それが幼い娘を殺された経験だとしても時間と共に怒りや悲しみは薄れていく。
時折、悲しい気分になったり生きていたとしたら同じ位の年齢の娘に感情移入する程度だ。
しかし、ブランデンブルグは毎朝鏡の前に立つ度に思うだろう。
鏡の中から覗き返してくるこれは一体何なんだ、と。
「復讐を止めるつもりはねぇよ。ただし、襲い掛かってきたら全力でぶっ殺すからな。
 ガキの頃から化け物には慣れ親しんでるんだ。
 俺の実家はな、吸血鬼やら狼男が出るロンドンなんだよ。」
ブランデンブルグから放たれる冷たい呪詛とサディズムを受け流しながら答える。
もっとも痛みを堪えたまま、しかも連射が聞くMG42マシンガンで武装した狼男を殺せる自信は無い。
>「此処じゃ人間は狩られる側だ。おっかなびっくり暗がりを歩いて、狩人の目を盗んで行動するもんだ」
>「肉食獣ってなぁ意外と狩りの成功率は低いんだぜ」
「まぁな。おまけに狼は群れで生活する生き物だしな。」
追い出される群れも無く、さりとて受け入れてくれる新しい群れはどこにも存在しない。
桃華も今はこうして順応しているが、家に帰れば拒絶反応を起すかもしれない。
携帯の番号を交換する二人を見ながらマクナブが溜息をつく。
「桃華、後で川崎をやるから鍵を掛け終わったら連絡しろ。
 それとドイツ人に紳士はいねぇよ。」
マスク越しにニヤリと笑う。
「ドイツにいるのは騎士だけさ。お願いするなら騎士道精神に訴えるんだな。」
ミリアを担いだブランデンブルグ、そして桃華が階段を登っていく。
「ああ、ゾンビがたっぷり居る所は50階辺りだ。パーティーに来てた連中がゾンビになったらしいな。
 連中と合流する前に掃除をしておくとしよう。・・・それと、だな。」
マクナブがくるりと振り向いてロッカーの近くに経っている男に銃を突き付けた。
「あんた、誰だ?」


249 :名無しになりきれ:2006/04/13(木) 00:05:13
>>248が見えない

250 :名無しになりきれ:2006/04/13(木) 18:59:19
>243


「そんな話聞いておらんぞ?」
「ああ、駐在の田中さんなら必ず言うはずじゃ。」
どうやら村人達は小川に不信感を抱いているようだ。
>「それに図書館で火事が起きています。早く消さないと大変な事になりますよ!」
「そんな事は解っとるわい!ワシがこの男を見張るから他の者は火ぃ消せ!」
男は猟銃を突き付けた。
他の者は消火を始めた。

251 :名無しになりきれ:2006/04/13(木) 22:04:15
>235

>「邪魔だ!手を放せ!」
佐治の表情は悪鬼のようになっている。
だが子供も離れようとしない。
「助けて!助けて!」
佐治のコートをぐいぐいと引っ張り続けている。

252 :クリッペン ◆ySbpdz0Q8. :2006/04/14(金) 02:58:05
>226
「も――っはっふっ!?」
・・・・・どうやら、転落死という最悪の結果は免れたようだ。
しかしこれは、最下層まで落とされたのか?
確かに殴り殺されるよりかましだけど・・・・アルテミスの再調整はできなかったな――畜生め!
「くそっ! くそくそくそくそ!」
隣で気を失っているガキの脇腹に蹴りを入れて、シャフトから出る。
ここは・・・・警備室じゃないよな? まるで研究所の観察室みたいだけど、こんなとこで実験する馬鹿はいないだろうし・・・・?

>232
部屋の端末を弄ろうとしたら、可愛い少女の声が聞こえてきた。
・・・・しかし言葉遣いは汚いな。
モニターを見ると、監視カメラを見上げている鋭く大きな瞳と目が合った。
ん? この娘は見覚えがあるぞ?
そう・・・・・そうそうそう確か、パーティー会場で見た赤いドレスの少女だ。
あのオバン二人に近づいていったとこまでは見てたけど・・・・・今はスパッツ姿で両腕に物騒な手甲を嵌めているな? 一体何者なんだか。
・・・・・まあ、血生臭い職業の人間だということか。

「あ〜・・・・ババアでなくて申し訳ないが、初めまして。私は、傘本社で開発部長を務めているレオナール・クリッペンという者だ。
ちなみにデュラン一味とは敵対関係にある。恨み骨髄だ。――今のところの目的はもちろん、このビルからの脱出だがね。
ついては君の名前と所属、目的を聞きたい。何かと協力し合えるかもしれないからね。
・・・・・もう知っているかもしれないが、恐らくここはビル最下層の傘関連施設だ。一人での脱出は骨が折れると思うよ」

一方的にこちらの意図を伝えて、大きく息をつく。
・・・・大丈夫かな?
まあ、ここは素直に協力を仰ぐのが一番なのは間違いない。催眠状態を解いてもアルテミスは僕を守ってはくれないだろうし、とにかく45階までの護衛が必要なんだ。
何か、彼女に対してのイニシアチブになるようなものはないかな?
とりあえず僕は部屋中にある機械類を弄り始めた。

現在地・状況:恐らく最下層の観察室? シャファンに協力を申し出た後に部屋中を探索する。

253 :judas ◆fGngH1./vI :2006/04/14(金) 05:57:06
>235 237
>「わふっ」
・・・・・・馬鹿にされた、今間違いなく確実に馬鹿にされた。
こんのクソ犬め、その無駄にデカイ尻尾が千切れるまでギャンギャン振り回してやろうか?
それともそのモサモサを引っこ抜くか?一本残らず丁寧綺麗に毟り取ってやろうか?
俺の脳内では既に砲丸選手よろしく犬を振り回し、ブン投げた後、毛を毟り始めていた。
と、そんな喜劇的な事を脳内で繰り広げいた時、前方の2人に気がつく。
子どもと男、親子には見えない。
横の犬は俺の事を監視している、おそらく俺が何かしでかしたら飛び掛ってくるつもりなのだろう。
別に前方の奴等に何かをするつもりはなかった、男が子どもを蹴り上げようとするまでは。
おやおやおやおや、よろしくないな・・・子ども相手にそんな事しちゃあ。
犬に向けて笑いかけ、そして走るスピードを上げた。
男は俺に気づき、銃を向ける。しかし、遅い、俺を殺すつもりなら、銃を向けた瞬間に引き金を引くべきだ。
瞬時に距離を縮め、銃を向けている男の懐に潜り込み、子どもが握っている裾を切断。
そのせいで思いっきり裾を引っ張っていた子どもが転んだが、まあ気にしない。
動揺する男に足払いをお見舞いし、最後に爪を突きつけてチェック・メイト。
爪を突きつけたまま、顔を近づかせて男に言う。
「よろしくないな、子どもは大切に扱わなくては駄目だ」
今や子どもは貴重肉、柔らかく喰い甲斐がある肉。
肉の硬くなった死骸も、腐ったクソ餌も美味くはない、美味いのは生きたままの肉。
だから今は生かしておく、宴会の時に美味しく頂ける様に。
「代わりのあるお前らの肉とは、違うんだよ」
ま、この男が人間ならば・・・価値は男の方が高いがね。
そう言って俺は男に笑いかけた。

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校へ続く道
状況:上半身裸 男に爪(235)を突きつける

254 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/04/14(金) 18:47:45
>251
>「助けて!助けて!」
そういえば私の子供もこのくらいの年齢の筈だ。
かれこれ5年は会っていないだろう。どんな感じに成長しただろうか。
だが、その事を目前の小僧と重ねて考えたところで意味がない。
助けてやろうかという考えも浮かんだが、すぐにその考えを消した。
所詮は他人に過ぎないのだ。

次の瞬間、凄まじい殺気を感じた私はその方向を見た。
人間ではない。異様な片腕をしたB.O.W系統の生物だった。
興味よりも恐怖が私を制しその『生物』に銃を向けた。

>「よろしくないな、子どもは大切に扱わなくては駄目だ」
何が起こったのか理解できなかった。
気が付けば横転し、私の体には爪が突きつけられている。
この『男』は人間だったのだろうか。いや、異様な片腕を見れば人間かどうか判断は付く。
「・・・お前は何なのだ?」
私は『男』の目を見ながら呟いた。

所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村分校へ通じる道
状況: judasに爪を突きつけられる。

255 :来島 大樹 ◆53FaOdpa/o :2006/04/15(土) 11:52:21
……息苦しい。
軽く呻いて乱暴にマスクをとる。
意識を失ってどれくらい経ったんだろう? それにここはどこだ? 床が妙に柔らかい。
身じろぎしたら右足に激痛が走った。上半身を起こして見てみると、巻いてあったシーツがとられて、まだ血が固まりきってない傷口がさらけ出されていた。
随分乱暴な扱いだな……誰が俺を運んだんだ?
「……!?」
何気なく横を見て、心底驚いた。
俺達を追いかけてきていた、あの女の子の姿をした怪物が座っていたからだ。
しかも、明らかに様子がおかしい。心ここにあらずって感じでボーっとしてるだけだ。
……まるで目を開けたまま眠ってるみたいだな。
まあ、何もしてこねえんならそれでいいんだけどよ。

>252
バイザーが無くなったせいで鬱陶しくなった髪を、マスクから千切ったゴムで縛って後ろにまとめ、脹脛の傷口にはマスクを裏側から押し当ててガムテープでぐるぐるに固定する。とりあえず、歩く度に血が垂れるようなことはないだろう。
そうやって俺がランドセルを背負い直した時に、部屋の外から甲高い男の声が聞こえてきた。
明かりが差し込んできている扉の隙間からそっと顔を出して様子を窺う。
……モニターとパソコンだらけの部屋だな。 ざっと見て素通りしちまいそうだ。
声の主の男は、壁一面のモニター前に立ってマイクの向こうに話しかけていた。
乱れたタキシード姿の神経質そうな外人のオッサンだ。一目で仲良くなれそうにないとわかる。
……でもまあ、何があったのか聞いておかないとな。もしここまで運んでくれたんだったら、礼を言わなくちゃならねえ。
今はまだ話し中みたいなんで、まだまだ本調子じゃない頭でじっと聞き耳を立てておく。
……どうやら、誰かに協力を持ちかけているらしい。
…………いや、その前に名前を言わなかったっけ? ……あ〜、傘の何とか部長で……?
レオ……何とか……クリ……ッペン?
「クリッペンだと!?」
その名前を聞いて、俺の頭にかかっていた靄が吹っ飛んだ。
思いっきり立ち上がろうとしたんだけど、踏ん張りが利かなくて、よろよろと部屋の中の回転椅子にしがみつく。
傘の人間だってだけで当てもなく、とにかく日本の傘社ビル目指してここまで来たんだけど……まさか、いきなりこんなとこで出くわすとは思わなかったぜ。
「……入瑠美奈島(いるみなとう)を、知ってるか?」
俺は、かすれた声でクリッペンに問いかけた。
体がだるくて、上手く動けそうもない。本来なら少しでも回復してから聞けば良かったんだ。
だけど、抑え切れなかった。
こいつの頭の中に俺達の未来がかかってるかと思うと、他のことなんか考えられなかったんだ。

所持品:軍手とビニールの二重手袋、ランドセル(ガムテープ、接着剤、カロリーメイト各種、ゼリー飲料各種、水500ml、角のエンブレム)
現在地:?F 観察室
状況:椅子にもたれかかった姿勢でクリッペンに質問する。
状態:右の脹脛にゾンビの噛み傷(止血済み)、全身を襲う倦怠感。

256 :judas ◆fGngH1./vI :2006/04/16(日) 00:02:35
>254
>「・・・お前は何なのだ?」
「『何なのだ』?さあてねぇ?一体何なんだろうね?お前には俺が何に見える?」
男の質問に質問で返す。
自分自身、自分が何者であるか理解はしているつもりだ。
大抵は俺を見たら十人中・・・いや、百人中百人が『化物』と答えるだろう。
ソレが正解・・・化物と人間を線引きしたら、俺は確実に化物の部類に入る。
こうして再確認していると笑いが込み上げてくる。
今まで散々人を殺し、犯し、喰らった『化物』が、今更何を考えるのか?
馬鹿馬鹿しいなんとも馬鹿馬鹿しい、くだらないなんともくだらない。
化物、化物、化物、化物、化物、一体『化物』以外に俺のことをなんと言う?
なんとも言えない・・・『化物』、それ以外に、答えは無い。
男は何も言わない。臆しているのか?それとも真面目に考えているのか?
俺は、笑みの形に歪んでいた口を更に歪め、言葉を発した。
「わからないか?答えは『化物』。お前ら人間の元同胞、現天敵、『人類の裏切り者』さ」

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校へ続く道
状況:上半身裸 男に爪(235)を突きつける

257 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/04/16(日) 11:01:24
>256
>「わからないか?答えは『化物』。お前ら人間の元同胞、現天敵、『人類の裏切り者』さ」
人間を凌駕する身体能力、それでいてなお知性を保っている。
私は『完成品』に出会えたのだろうか。
今まで私が見てきた生物というのは、ほんの一握りの『出来損ない』に過ぎなかった。
「・・・お前は自らを誇りに思うといい」
人間でもなく、かといってB.O.W系統にも属さない不思議な生物。
それこそが究極の『生物』となるのだろうか。
「・・・ここはもうすぐ爆撃される。行け、そして生き延びろ」
後悔はしていない。こんな僻地で殺されて死ぬ。
だが、私を殺した『男』は人間の域を超えた究極の生物かもしれない・・・


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)、ジェラルミンケース(新生物生態記録、生物のサンプル、手袋、医療品)
現在地: 九武村分校へ通じる道
状況: judasに爪を突きつけられる。

258 :水梨 祐希  ◆MXdaJlaySw :2006/04/16(日) 11:45:12
不意に顔にかかる熱で僕は目を覚ました。
どれくらいここにいたのだろう?
向こうにはもう見慣れたあいつらがうろついていた。
「うぅ・・・。」    
呻きながら立ち上がると、全身に痺れが走った。
「・・・よかった、噛まれてない。」
僕は足元に落ちている銃を手に取った。
ガンショップ・・・。隣の建物は燃えている。今にも燃え移りそうだ。
僕はゆっくりと店に向かった。

名前:水梨 祐希
現在地:九武村 分校から1km離れたガンショップ
状況:店に侵入



追伸
新人です。よろしくお願いします。

259 :名無しになりきれ:2006/04/16(日) 12:21:13
>258
店の中の銃や弾薬は殆どが持ち出されている。
奥の方に店主の日記と古びた散弾銃と弾が5発落ちている。

銃砲店の店主の日記

○月×日
猟期に備え散弾の仕入れをする。
今年は皆、随分と弾を買っていく。
それも鳥撃ち用の弾ではなく、鹿弾だ。
鹿弾は、0.32インチ程の鉛球が9発入っている弾だ。
ここ暫くイノシシの被害も聞かないし、クマも里には降りてこない。
一体、どうしたというのだろう?

○月△日
テレビでアメリカのお偉いさんが狩りの最中に人間を撃ってしまった事件をやっていた。
鳥撃ち用の弾だから死にはしなかったようだ。
精々皮膚の表面に刺さる程度の怪我だろう。
鹿撃ち用の弾だったら確実に死んでいたと思う。
やはり販売を控えた方が良いだろうか?

○月□日
永田さんがやってくる。
役場の連中と相談した結果、避難訓練を行うらしい。
銃弾と言い急に決まった避難訓練といい何かおかしい気がする。
老人達は何かを恐れている。

○月☆日
研究所の職員がやってきた。
吹き出物がびっしりと顔から出ているどことなく不潔で傲慢な感じのする男だった。
色々覗き込んでは構えさせろ、ちょっと撃たせてみろと煩い。
適当にあしらって帰ってもらう。

その後は大宮の爺さんがやって来た。
この爺さんの欲しがる弾を仕入れるのは一苦労だ。
今時38式やら99式の弾を製造している所なんて海外にしかない。
仕方なしにリロードツールを使って空薬莢に火薬と弾を込めてやる。

今日の日付
畜生、爺さん連中が恐れていたのはこういう事だったのか。
俺は取り合えず分校にありったけの弾を持って避難する。
これを読んでるあんたが誰だか知らないが机の上に散弾銃と弾を5発置いておいた。
一度に装填できるのは2発までだが、上手く逃げれば何とかなるだろう。
もしもなかったらさっさと逃げるんだ。
ここにこれ以外、銃も弾もないからな。


散弾銃と弾5発を取りますか?    →Yes
No

260 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/04/16(日) 12:52:06
>247 >250
>「ああ、駐在の田中さんなら必ず言うはずじゃ。」
流石に簡単には信じてくれないようだ。
駐在の名前が解っただけでもマシだと考えつ事にした。
>「そんな事は解っとるわい!ワシがこの男を見張るから他の者は火ぃ消せ!」
村人の一人が猟銃を構えたままゆっくりとにじり寄って来る。
(・・・参ったな・・・格闘戦は苦手なんだが・・・)
挙げていた右手を平手打ちの要領で目の前の男の猟銃に叩き込む。
自分の体が射線から外れた所で肘打ちを男の顔面に叩き込むと素早く後ろに回り込む。
「そのまま消化活動を続けるんだ!」
床にへたり込んだ男の襟首をつかみ、盾代わりにして叫ぶ。
「殺しはしないからそのまま続けるんだ。」
と、その時、後ろでガラスの割れる音が聞こえた。
「大佐!貴方達、移動したはずじゃ無かったんですか?!」
手早くバリケードを作る大佐達に声を掛け、前歯がへし折れた中年男を引き摺りながら
火災現場から距離を取っていった。

現在地:分校・新校舎・廊下
状況:中年男を盾にして大宮大佐の方に移動
所持品:前歯の折れた男(盾代わり)、シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1 、CD、古い手帳



261 :水梨 祐希  ◆MXdaJlaySw :2006/04/16(日) 12:54:49
>259 「分校か・・・何か手掛かりがあるかもしれない。」
僕は散弾銃と弾五発をとった。(Yes)
と、そのとき窓から炎が噴き出してきた。
隣の火がこちらにまで伸びてきたのだ。僕は今読んだ日記を取ると、
奥にある非常口からでた。

現在地:ガンショップ 裏口前通路
状況:裏口から通路に出る。

262 :名無しになりきれ:2006/04/16(日) 17:10:21
>261 通路の奥には階段が広がっていた。

263 :名無しになりきれ:2006/04/16(日) 17:50:00
>262 階段に足を掛けた瞬間、後ろのドアから炎が噴き出した。
急いであがって見下ろすと、やっぱりいた。動きが鈍く、それでいて
耐久力が高い「ゾンビ」
頭を狙えばどうってことなかった。僕は、銃をそっぽを向いている
ゾンビの頭に狙いを当て、撃った。
弾は無情に頭にヒットし、ゾンビは前のめりに倒れていく。
僕は階段を下りた。

現在地:ガンショップ 裏口前通路 
状況:通路の階段を下りる。
所持品:銃(デザートイーグル)一丁、散弾銃一丁、弾五発(散弾銃)、家族の写真。


264 :水梨 祐希  ◆MXdaJlaySw :2006/04/16(日) 18:28:55
>263は僕です。

265 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/04/16(日) 19:50:34
>238 >244 >245 >248

ブランデンブルクとミスタ・ルイスの間で険悪な雰囲気が漂っている。
・・・・・・うーん。言ってる事は分かるし気持ちも凄く分かるわ。でもね
「どうせ揉めるなら、ビルから脱出した後にすればいいのにね〜」
それに、どうせ途中まで行き先が同じなんだから協力すればいいのに。
あたしはふうっとため息をついた。

>「携帯番号?・・・ほら」
シノザキさんとケータイ番号を交換する。あら…随分覚えやすい番号ね〜。
ま、リダイヤルだから関係ないけど。
>「桃華、後で川崎をやるから鍵を掛け終わったら連絡しろ。
 それとドイツ人に紳士はいねぇよ。」
携帯をしまっていると、ミスタ・ルイスが声をかけてきた。
ん〜?と首をかしげ、私よりずっと高い位置にあるガスマスクを見つめ返す。
>「ドイツにいるのは騎士だけさ。お願いするなら騎士道精神に訴えるんだな。」
帰ってきたユーモアたっぷりの答えに思わずふきだす。
「それもそうよね。でも、狼男に騎士道精神なんて、紳士よりずーっとハードル高いと思わない?
……でもまあ、どんな気まぐれか知らないけど助かるわ。案外良い人かもよ?
だって大事な復讐を後回しにしてまで、私の我侭に付き合ってくれるんだしねー」
ぱちんとウインクする。―――ま、最後の方はあたしの願望に近いんだけどね。

そんな事をしているうちに、ブランデンブルクさんが部屋を出て行ってしまった。
「ちょ、ちょっと待ってよ〜!!」
人が必死に探し物してるのに〜。幾ら背が低いからってあたしの姿視界に入ってないでしょ!
もうっ!!
私はぷりぷりしながら、やっと見つけたガムテープを鞄に押し込んだ。
そのまま部屋を飛び出そうとしたあたしは、ドアの手前でふと立ち止まる。
「全部終わったらシノザキさんの携帯に連絡します。川崎さん!お手数かけますがよろしくねっ!!」
川崎さんが頷くのを確認したあたしは、急いで部屋を飛び出した。

廊下に出ると、ブランデンブルクさんはもう階段を上り始めていた。
「ちょ、ちょっと待ってー!ポチ…じゃなかった、ミケさん歩くの速すぎ!!」
聞いた本名はどれも長いから勝手に縮めちゃった。
ま、気に入らないなら訂正が入るでしょ。ポチよりミケさんのほうがまだマシだしね〜。

廊下は血糊や飛び散った肉で滑りやすい。
転ばないよう気をつけながら、あたしはずっと前方を行く狼男さんに追いつこうと必死で走った。

服装:赤いパーティドレス、ルビーネックルレス、イヤリング、腕時計。リボン&髪飾り
所持品:ショルダーバック(ライター、懐中電灯、菓子類、救急セット、化粧ポーチ、ブザー、ソーイングセット)
SIG230(7+1)予備マガジン2、MP5(18) 予備弾倉3 、ナンバーキー、ペン、ガムテープ
現在地・状況:25階/スタッフルーム内→階段。

266 :水梨 祐希  ◆MXdaJlaySw :2006/04/16(日) 20:11:21
「ここが・・・分校か。」
入口前にたどり着いた僕は、何気なくつぶやいた。
「・・・中に入るか。生存者がいるといいけど。」
ドアは、学校中に響くかと思うほどの鈍い音を立てて開いた。
黴臭い。僕が最初に思ったことはそんなことだった。
しかし、それに混じって微かに血の臭いがする。
それと、獣の臭い・・・。

現在地:九武村 分校正面玄関
状況:分校に侵入後、正面玄関にて状況確認中。

267 :名無しになりきれ:2006/04/16(日) 20:51:01
>226
>「そのまま消化活動を続けるんだ!」
廊下の方から叫び声が聞こえる。
怪我をした村人を盾代わりにし、銃を振り回して村人達に命令している男がいた。
どこからどうみて悪人にしか見えないが・・・

268 :クリッペン ◆ySbpdz0Q8. :2006/04/17(月) 13:21:18
>255
思いもしない方向からいきなり大声で呼ばれれば、誰だって取り乱してしまうだろう。
僕みたいな繊細な人間だと尚更さ。
だから、このガキのイルミナ島を知ってるか?って問いかけにも、
「うん・・・・・」
素直に頷いちゃったんだよママァァァッァァァァ!!!
・・・・いやまあ、ママは関係ないし、実際に知ってるんだけどね。

このガキはアレか? 島の関係者か?
あそこは確か、中心部にある研究所でバイオハザードがあってから完全閉鎖されていたはずだ。
バイオハザードといっても、ラクーンやらと比べると大したものじゃない。
そもそも傘が持ち込んだウイルスの量が少なくて、海洋汚染にまでは至らなかったんだ。小さな漁師町を巻き込んでそれでお終いさ。
傘の私設部隊が住民のすべてを始末した後に対B.O.Wガスを全島散布、最後に研究所を封印するだけで被害は最小限に抑えられたんだ。
・・・・もう何ヶ月も前の話だ。
「ああ・・・・といってもニュースで見ただけだよ! 巨大なハリケーンで島民全員が行方不明になるだなんて、中々ない事件だったからね!」
そうか、このガキは島の外にいた親戚か何かだな。
捜索打ち切りで結構ごねた連中がいたからな。まったく卑しい奴らだ。結局は金が欲しいだけだろうに。
ん、待てよ?
「・・・・・君はどうして僕の名前を知ってるのかな? ああ! そうかそうか! 科学雑誌や傘のホームページで見たんだね! いや〜勉強熱心じゃないか、見た目に寄らず!」
確かに、僕はあの研究所にちょくちょく顔を出していた。島の住民には顔を知られていてもおかしくはない。
でも、みんな死んだはずだしなあ・・・・・まさか、このガキが生き残りってことはないよねえ?

現在地・状況:?F 観察室? >255を誤魔化そうとする。

269 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/04/17(月) 15:27:15
>248>265
>「ああ、ゾンビがたっぷり居る所は50階辺りだ。パーティーに来てた連中がゾンビになったらしいな。
> 連中と合流する前に掃除をしておくとしよう。・・・それと、だな。」
桃華にジョークを飛ばしたルイスが返す刀で俺の質問に答えた。
息をするようにウィットに飛んだジョークがいえるのは率直にうらやましいもんだ。
そのままルイスは体をひねって、後ろの男に銃を突きつけた。そういえばいたなぁ。
「ただの一般人だよ。・・・多分。フラッシュバルブなんて使ってるあたりは『ただの』とは言い難いかもな」

フラッシュバルブとは、簡単に言うと、ストロボが普及する以前に写真撮影に使われていた、使い捨ての光源だ。
昔のカメラにパラボラアンテナみたいなものがくっ付いてるのを、見たことがある人は結構いるだろう。
あれについている電球がそうだ。おそらく目眩しに使うつもりで持っているのだろう。
影がきつく出ないので、やわらかい印象の写真になりやすいと一定の評価もあるが、
なにぶん使い捨てなこと、手に入りづらいことで、今時使う人間にお目にかかることはあまり無い。
Sクラスなんぞ国内じゃ余計に手に入りづらい代物だったはずだ。

ブランデンブルクはすでに部屋を後にし、桃華もそれを追って出て行った。
俺たちはとりあえずゾンビを排除しに行くわけだが・・・。
「俺らは上に行くが、あんたはどうするね?」
いまだ銃を突きつけられているフラッシュバルブの男に聞いた。
多分、ついて来るにしても残るにしても、痛い目見ることには変わりが無いのだろうが。
「ま、とりあえず先に荷物を押し込んでくるよ」
ガスボンベを乗せた台車を押してスタッフルームを出る。
エレベーターへ着き、ボンベを乗せた。パネルを操作し、ドアが閉まる前にカーゴを出る。
ランプはエレベーターが問題なく上昇していることを告げた。
「後は上でこいつを無事に受け取れるか、だなぁ」

270 :黒井自分 ◆ZMOTzBeXsw :2006/04/17(月) 15:32:13
>248

>「あんた、誰だ?」
(なんだかんだいっても自分の運は悪いままか…)
黒井は困ったような顔で言った
「一応…自分は…えー…こんなときどういう風な受け答えをすれば信じてもらえますか?」
(そう…相手の手には明らかに危ないものがあるし…)
黒井は喋り続ける
「学生って言っても…信じてもらえるんでしょうか…この場合…」
(しかし…このビルにはもっとましなやつはいないのか…いや…これでもましなほうなのか?
くそ…運がとことん悪い…ここは…余計なことは…しないほうがいいな…
当たり障りのなさそうなことだけ聞くか…)
そして言った
「あの…担がれていった…女の人は…何かあったんですか?」
(まぁ無難なところだろ…)

現在地・状況:ビル25階、質問にはちゃんと答えず質問返し

271 :水梨 祐希  ◆MXdaJlaySw :2006/04/17(月) 15:54:43
>267 「・・・・?」
生存者か?咄嗟にそう思った。
隠れて様子を伺うと、よくわからないが他にも人はいるようだ。
バリケードが張られていたので、そのちょっと前の下駄箱の陰から
見ていることにした。状況がよくわからなかったため、のこのこと
出ていくことは出来なかったのだ。


現在地:分校 廊下前 下駄箱の陰
状況:下駄箱の陰から廊下の現況を見ている。

272 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/04/17(月) 21:55:34
>250、>260
「いや、こっちの方で少々予定の変更があったんだ。これから山に向かうのには変わりない」
軽く周囲を見回して、余裕を持った口調で大宮大佐が言う。すぐに鈴木と村民の状況を理解したようだ。
三人で集まって、小声で何かを相談しているかと思うと、橋本中尉が一歩前に出る。
それを見た大佐は鈴木の隣に来ると、盾になっている男に聞かれない様、小声で鈴木に耳打ちする。
「……中尉はつい最近まで役場に勤めていてね。恐らく村民からは私よりも信用されているだろう。
今から適当な嘘話をするだろうが、もし村民をうまく騙せたら君も適当に合わせてやってくれ」

「諸君、落ち着くんだ。彼は鈴木君という名の、本物の刑事だよ。田中さんが話さなかったのも訳がある。
殺人事件の捜査で来ているから、犯人を逃がさない為にも正体を明かすわけにはいかなかったんだ。
何でも殺されたのが我々の戦友だとかで、我々は話をするときに正体を聞いたんだが」
銃を持たずに即興の嘘話を村民達に向かって話す。その時の橋本中尉の表情は真剣そのものだった。
もちろん、嘘を吐いているという事を悟られるような表情ではなかった。

名前:大宮外吉/橋本良治/金田昭平
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/猟銃、背嚢

273 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/04/18(火) 18:32:19
>247
「ちょっとあんた!もっと真面目に運転しなさいよ!」
山田さんがものすごい剣幕で叫んで、ハンドルを掴んでいた。

とりあえず今度は、私たちの目的地である井戸――水源のある山へと向かっているようだ。
すみませんとか何とか言いながら、御手洗のお兄ちゃんがまた急ハンドルを切る。
車は道端のゾンビを跳ね飛ばしながら、どうにか道を外れることなくギリギリで曲がった。
今度は頭をぶつけるような事はなかったけど、絶対心臓に悪い。
ギアチェンジの度に車が飛んだりはねたりしてる感じ。

奇跡的に車はどこにもぶつからず、水源地のある山へと入っていった。
「ところで飯田のおじいちゃん、村の井戸ってどの辺にあるの?私、場所知らないんだけど・・・」
子供は危ないから、絶対山に入っちゃいけないって言われてたのよね。

それよりも御手洗のお兄ちゃんの運転で、この山道を無事走れるのかな。
・・・・ああ・・・私ここで事故って死ぬかも・・・。

状況:村の水源地に続く道。水源地の場所を飯田のおじいちゃんに尋ねる
状態:軽い車酔い。頭部にごく軽い打撲、顔面蒼白

274 :judas ◆fGngH1./vI :2006/04/18(火) 18:54:49
>257 251
>「・・・お前は自らを誇りに思うといい」
>「・・・ここはもうすぐ爆撃される。行け、そして生き延びろ」
爆撃、ねぇ・・・相も変わらず、容赦の無い。
化物も人間も、生者死者問わずに吹き飛ばすつもりか?
まったく、こりゃあ宴会が台無しになっちまうかもなぁ・・・本当にままならない。
それにしても・・・変わった男だ。
こんな状況だというのに、怯えが無い。諦めとも自暴自棄とも違う。
その感情が何なのかよく分らないが・・・面白い。
俺は爪を引くと同時に、中途半端に生えた右腕を上手く使い右肩に担ぐ。
男が何を言おうが気にしない。俺は気に入った、コイツが気に入った。
別に担ぐ必要はないのかもしれない、でも、担いだほうが早い。
ここが爆撃されるというのなら、チンタラしている暇はない、早急に行動を起こさなければ。
俺は切れた裾を握ったまま此方を凝視している子どもに向かって声をかける。
「おい、取引をしよう。水と研究所への案内人・・・ああ、この際、案内人だけでもいい。
それを用意してくれるのなら、お前を助けてやる」
子ども相手に無理矢理は好きじゃない、無理矢理してしまうのは宴会の時だけでいい。
未だに此方を凝視している子どもに向けて、俺は血塗れの顔で笑いかけた。

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校へ続く道
状況:上半身裸 男を担ぎ上げ血塗れの笑顔で子どもに笑いかける

275 :水梨 祐希  ◆MXdaJlaySw :2006/04/18(火) 20:07:10
下駄箱からしばらく様子を見ていたが、さすがにそこを
通ることは出来ないと思い、また玄関から外に出た。
「ここは後回しにするか・・・。」
道を戻っていき、街中に出た。目の前にはさっき通ってきた
ガンショップへの裏道、左にはどこへ続いているのか、道路がある。
右の道路を塞いでいるバスからは、火の手が上がっていた。
左の道路を辿っていくと、大通りに出た。
「道路が・・・。どうする・・・?」
道路が端から端まで一列に割れている。とても通れそうもない。
とりあえず、隣に見えた新聞社に入ることにした。

現在地:大通り
状況:大通り脇の新聞社に入る。

276 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/04/18(火) 22:13:03
>270
大宮大佐は余裕そのもの、といった表情だった。
キャリアの違い、いや、恐らく年を取って命が惜しくなくなったのだろう。
もしくはその両方だろうか?
>「……中尉はつい最近まで役場に勤めていてね。恐らく村民からは私よりも信用されているだろう。
  今から適当な嘘話をするだろうが、もし村民をうまく騙せたら君も適当に合わせてやってくれ」
その言葉に視線で解った、と返事をすると前歯の折れた男の首に掛けた腕を締め上げる。
少し暴れたが、すぐに男の体から力が抜ける。
頚動脈を締め上げただけなので左程苦痛ではなく、それどころか気持ちが良い位だったろう。
本当に小さな声だったが、聞かれていたのでは面倒なことになるだけだ。
>「諸君、落ち着くんだ。彼は鈴木君という名の、本物の刑事だよ。田中さんが話さなかったのも訳がある。
  殺人事件の捜査で来ているから、犯人を逃がさない為にも正体を明かすわけにはいかなかったんだ。
  何でも殺されたのが我々の戦友だとかで、我々は話をするときに正体を聞いたんだが」
真剣な表情を浮かべる橋本中尉の横で小川が険しい表情を浮かべていた。
「そういう事です。その人物は武装しており非常に危険です。図書室に放火したのもその容疑者です。
 恐らく、避難している皆さんが火事で外に逃げ出してきた所を襲うつもりだったのでしょう。
 犯人は元々、真小葉市の刑務所で服役していたのですが災害の最中に脱走、看守と無辜の市民を
 殺害、そのまま逃亡、近隣に潜伏しているとの通報がありました。」
並べ立てた嘘も左程効果は無かった。
それ以上の異常事態に直面しているのだから当然だろう。
「そ、それが何だって言うんだ?!それどころじゃないだろう!外を見てみろ!
 畜生、近所の爺さんや子供達がおかしくなっちまってる!警察はどうしているんだ!」
図書室を焼き尽くした炎はすでに鎮火しつつあった。
「警察は恐らく来ないでしょう・・・。私の単独捜査です。
 どうしても犯人を逮捕しなけばならない理由が私にはあるんです。」
必死に声を絞り出す。
怒りと苦痛、そして悲しみが混じった声だった。
「外を歩き回っている連中は篭城していればやり過ごす事が出来るでしょう。」
震える声が徐々に力強く、決意に満ち溢れたものに変わっていく。
「・・・ですが、あの男は非常に危険です。こんな状況の中、放火してまで人を殺そうとしている。
 何よりも外を徘徊する彼らと違って知能を持ち、悪意を持っている。
 私は何としても捕まえなければならないんです。」
・・・この地獄の底のような村の中で。
小川の全身から発せられる苦悶、逮捕への義務感、そして熱意が村人達の心の隙間へと潜り込んでいく。
所詮、ただのボディランゲージに過ぎないが、それでも人を信じ込ませる事は難しくない。
感情を揺さぶり、ちょっとだけ想像の余地を作ってやれば良い。

さて、後は村人はどう反応するだろうか?

277 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/04/18(火) 22:31:07
>269−270
>「ただの一般人だよ。・・・多分。フラッシュバルブなんて使ってるあたりは『ただの』とは言い難いかもな」
「話が良く解らんのだが。」
フラッシュバルブの説明をシノザキが簡潔に、解りやすく説明する。
何時も思うのだが短いセンテンスで物事を説明できる人間は利口な方だ。
適当に専門用語を交えて喋る奴は大抵、救いがたい間抜けだとしか思えない。
>「一応…自分は…えー…こんなときどういう風な受け答えをすれば信じてもらえますか?」
「そうだな・・・小便を漏らしながら説明すると良いだろうな。相手も同情する。」
目の前の男がマクナブの構えているサブマシンガンを意識しているのが解った。
>「学生って言っても…信じてもらえるんでしょうか…この場合…」
「信じるもクソもねぇよ。噛まれていない事、敵じゃない事が解れば十分さ。」
サブマシンガンの照準を外すとマクナブが床に座り込んだ。
>「俺らは上に行くが、あんたはどうするね?」
シノザキがガスボンベを動かしながら言った。
目の前の青年の返事を待つが、答えは無かった。
>「ま、とりあえず先に荷物を押し込んでくるよ」
「解った。俺と川崎はここにいる。」
ガスボンベの重みに耐え切れず、甲高い悲鳴に似た台車の音が遠ざかって行く。
「あの…担がれていった…女の人は…何かあったんですか?」
川崎が説明するのを聞き、顔を顰める。
>「彼女は・・・B.O.W.に攻撃されて感染したんだ。」
「で、ある種の抗生物質を飲ませた。ああ、あれな、川崎。お前が錠剤を渡した男がいるだろ。
 あいつから預かってこっそりお前の荷物に押し込んでいたんだけどな・・・」
マクナブが言葉を濁すと川崎が続きを促す。
「あの男が所持品検査で引っ掛からないように尻の穴に押し込んでいた代物だぞ?」

278 : ◆ffWrshesl6 :2006/04/19(水) 16:27:41


279 :名無しになりきれ:2006/04/20(木) 10:50:20
【参加者大募集】
あなたはここから無事に脱出できるのか?
http://c-docomo.2ch.net/test/-/charaneta2/1145107581/n

280 :名犬オホートニク ◆y.SwUA0Hno :2006/04/20(木) 12:48:52
>256>257
……な〜〜にを言ってるんだこいつらは?
カギ爪の兄ちゃんは自分のことを人間の裏切り者で化け物と言った。
当然だな。共食いなんぞした時点でそいつは群れから追い出される。虫やネズミじゃあるまいし、オレ達社会性動物にとってそれは絶対超えちゃいけないラインなんだ。例外はない。空中セーフもない。
それを、こっちの奴は誇っていいときたもんだ。
ん〜〜〜〜〜〜……とりあえず、放っとこ。

>251
「ほれガキ、さっさと立て。お前このままじゃ、あいつの腹の中だぞ」
へたり込んでいたガキの袖をグイグイ引っ張って立たせてやる。
逃がすだけなら、吠え立てて噛み付く素振りでも見てて追い立ててやるのが一番てっとり早いんだろうが、それだと後々困るかもしれないし、人間の面倒見るのは厄介だぜまったく。
……あの良く燃えてるとこに結構な数の人間がいるな。よし、とっととこのガキ押し付けちゃろ。
オレは、立ち尽くす二人の男の様子に気を配りながら、ガキに行け行けと体を揺すった。

所持品:首輪
ペタ&モフ:只今、疲労のあまりノックダウン。
現在地・状況:分校前の坂道、子供を燃える校舎まで誘導しようとする。

281 :名無しになりきれ:2006/04/20(木) 22:29:35
>272>276
「た、確かに刑事さんじゃなきゃわざわざ放送せんよな?」
「あぁ、そうじゃな。正体がばれるかも知れんのにわざわざなぁ。
 確かに悪人じゃなさそうだが。」
村人達は校内放送の声の主が小川である事に気がついた。
「大宮の爺さんも友達も気の毒だったな。しかし、助けが来なけりゃ・・・」
「なんとか持ちこたえるしかないじゃろうよ。・・・疑ってすまなかった。
 刑事さんはもう行っとくれ。なんとか頑張ってみるつもりじゃよ。」
どうやら村人達は開放する気になったらしい。
「よ、良かった表に止めてある車を使ってくれ。」
村人の一人が鍵を渡してきた。

受け取りますか?


 

282 :来島 大樹 ◆53FaOdpa/o :2006/04/22(土) 14:53:13
>268
「……研究所の地下で、アンタが書いた資料を見た」
そうだ。生き残りなんかいるはずがない。島の人間は俺以外みんないなくなっちまったんだからな。
俺が生き残ったのも、たまたま、運が良かったからだ。
「…………それだけを支えにして、ここまで生きてきた」

半年前のあの日、山の方で奇妙な獣が出たってんで、父ちゃん始め島の大人達が総出で山狩りに行った日のことだ。
爺ちゃんは傘の研究所に文句を言いに行った。何もかも、奴らが来てからおかしくなったってな。
俺は……まあ、そういうのに着いていきたがるガキだったから……散々迷って爺ちゃんの後をつけて研究所に行ったんだ。
上の妹の真百合(まゆり)と一番下の弟の大心(たいしん)も一緒に着いてきた。この二人は俺に負けないくらい活発でな。よく三人で危ないことして父ちゃん母ちゃんに叱られたもんだ。
……研究所の中は、なんというか色々あって簡単には説明できねえや。
とにかく、ゾンビになった研究所の人間に襲われて、奥へ奥へと進む内に、また厄介な化け物に出くわして……。
そうやって、何日あそこで過ごしたんだろう?
結局、爺ちゃんは禿頭の大男を道連れに死んじまった。真百合と大心も、ゾンビ犬に噛まれたりした傷が元で寝込んじまった。
地下にある……ここと似たような部屋で島の様子を見ることができた。台風だって? 馬鹿言うな。
不気味な面をつけた連中が、一人残らずやっちまったんだ。
俺は、何とかして真百合と大心だけでもと心に誓った。
正気を失って俺に噛み付いてきた二人の手足を縛って、一番奥の部屋に連れて行った。

「……アンタの研究室だ」
そこにあった資料には、発症した人間を元に戻す研究のことが書いてあった。
Tウイルスってのが何なのか、よくわからなかったけど、それにあった感染から発症に至るまでの症状は二人と全く同じだった。
希望が湧いたよ。
病気なんだ。治るんだ。
でも、治し方がわからない。
俺は部屋にあったコールド何とかっていう患者を長時間寝かせて置くためのベッドに二人を寝かせて、島を出た。
閉鎖された研究所から何とか抜け道探して外に出て、自分で船を作って……結局半年近くかかっちまったけどな。
大丈夫、閉鎖されても内部電源はしっかり生きていたんだ。まだあのベッドの中の二人は死んじゃいない。
そうして、俺はここまでやってきた。

「……二人を治す方法を教えてくれ。アンタは、ゾンビになった人間を元に戻す研究をしてたんだろ?」
俺に残された最後の家族だ。妹だ。弟だ。
絶対に、無理だなんて言わせねえ。

現在地:?F
状況:クリッペンに自分のこれまでの経緯を話して、教えを請う。
状態:右の脹脛に噛み傷(止血済み)、全身に倦怠感

283 :judas ◆fGngH1./vI :2006/04/22(土) 17:22:42
>280
「・・・おい、デカ犬、横槍入れんなよ。今、俺が取引してんだからよ」
しかし犬は、まるで俺の言葉が聞こえていないかのような素振りで子どもの身体をぐいぐい押している。
いや、俺の言葉が聞こえない、というよりも、聞く気が無い、と言った所が妥当だろうか?
まったく、あの猫以上にふてぶてしいというかなんと言うか・・・人間臭いと言うか・・・。
ま、そんな頑固な動物も嫌いじゃあない。
「OK、わかった、負けたよ、デカ犬。コイツとの取引は止めだ」
俺は口の笑みを消し、溜め息を吐きながらデカ犬に言う。
「でも、代わりに・・・・・」
言いながら子どもに子どもに近づき、その服に爪を引っ掛け持ち上げる。
不思議な事に、子どもは逃げる素振りも、声を上げる素振りもみせない。幼いのに大したモノだ。
まあ、ただ単に恐怖で固まってしまっているだけかもしれないが・・・。
「コイツは人質だ、あの場所にいる奴らとの取引に使わせてもらおう・・・。
なぁに、あの場所に行って俺の要求さえ叶えてもらえりゃ直ぐにでも解放するさ。それなら文句無いだろう?デカ犬?」
子どもを持ち上げ、デカ犬に有無を言わせぬまま俺は走り出す。
左手に子どもをぶら下げ、右肩には男を担ぎ上げ全力疾走する隻腕の化物。
まったく、一体俺は何者だ?新手の都市伝説にでもなるつもりか?
自分のその考えに、思わず口から苦笑が漏れた。いい感じにテンションが上がっている様だ。
さぁて、もういい加減時間が無いのかもしれない、このまま一気にあの場所まで行く。邪魔する奴は容赦躊躇なく蹴り殺す。
OK、楽しくなってきた。

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校へ続く道
状況:上半身裸 男を担ぎ上げ子どもを持ち上げ全力疾走

284 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/04/22(土) 22:30:20
>273
少女に尋ねられると、飯田少佐は少しだけ考え込む。
「そうだなぁ………宿舎の近く、といっても彩ちゃんにはわからないか」
飯田少佐の言う宿舎とは、旧軍基地跡に最後まで残されていて、大佐達と合流した兵舎の事だ。
付近の山中に基地があったことを知っている村人は多いが、それが残っている事を知る者は少ない。
質問に対する答えは、水野軍曹の方がが少佐よりも先に出した。
「…そうだ、彩ちゃんも神社の場所は知っているだろう?あそこから少し登った所にあるんだよ」
「ああ、ちょうどあのあたりになるのか。いつも宿舎の方から回るから気付かなかった」
軍曹の言葉を聞いて、少佐は頭の中の地図に神社、宿舎、井戸の場所を重ねた。

名前:水野治夫/飯田忠雄
持ち物:三八式歩兵銃、水筒、背嚢/九九式短小銃、背嚢

>276、>281
「とりあえず、だれか彼を布団まで運んでやってくれ。どうやら驚いて気絶したようだ」
鈴木の演技力に感心しながら、大宮大佐は気を失ってぐったりしている中年男を見て言う。
もしも目が覚めても気が動転しているとでも理由付けすれば誤魔化せるだろうなどと考えながら。
「救助に関しては心配せんでいい。我々と鈴木警部が責任を持って救助を呼んでこよう」
鈴木という名に警部と言う階級までつけたのは金田兵長だ。

「さて、善良な住民から協力の申し出だ。どうするかね、鈴木君。判断を下すのは君だろう」
車の鍵を渡そうとしている村民を見て、大佐は橋本中尉と話しながら鈴木の判断を待った。

名前:大宮外吉/橋本良治/金田昭平
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/猟銃、背嚢

285 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/04/22(土) 23:09:49
ブランデンブルクさん。あたし達を30階に連れて行く気はあるけど、待っててくれる気はさらさら無いさそうですね…。

全力疾走で走る事しばし。ようやくあたしは、黙々と階段を上る狼男さんに追いつく事が出来た。
その頃には、あたしの息はすっかり上がっていたりする。
「も…もうっ!歩幅が違うんだから、も…もう少し…考えて欲しいわ!」
そんなんじゃ女の子にモテないんだからっ!

肩の上で揺られているお姉様。こちらはまだ意識が戻らないみたいね。
「とりあえず。ここにあたししか居ないからって、いきなり送り狼に変身しないでねっ!」
念のため再度リ釘をさす。
さっきのスタッフルームでの暴言、あたしはきっちり覚えてるんだからねっ。

あたしはそのまま狼男さんの脇をすり抜け、先に立って歩こうとする。
まあ両手が空いてて、銃をすぐ撃てそうなあたしが先行した方がいいかな〜なんて。
だって、狼男さんがお姉さま抱えてるでしょ。
狼男さんが、あのでっかい銃を片手でバンバン撃てるのなら余計なお世話なんだろうけど。

「随分静かねー」
今のところ怪物の気配はないけど…うーん。
このまま何事も無く30階にたどり着けるのかな〜?!

286 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/04/22(土) 23:24:00
体調は徐々に良くはなったものの、まだ多少気分が悪い。薬の飲み過ぎだろうか?
それに腹も減ってきた。思えば昼から何も食べていないのだ。
「…何処かに…食料は無いのか………」
>275
ふと周囲を見回すと回りに並んだ他の商店よりも幾らか大きくて丈夫そうな建物が目に留まる。
確かこの建物は、繰り返される誤報と捏造で有名な、とある大新聞会社の支社だったと思う。
何でも役場の連中が村の活性化の為に誘致したらしいが、結局増えたのは借金だけだったそうだ。
そもそも新聞社などを置いた所でこの村に来る観光客など増える筈も無い。むしろ減りそうだ。

とりあえず、ここに入ろう。何となく食料があるような気がする。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(3発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街新聞社
現在の状況:新聞社に侵入

287 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/04/23(日) 00:12:33
>277>285
戻ってきたスタッフルームの中には、なんだか妙な空気が漂っていた。
「・・・? 戻ったぞー。何もないならもう行こうぜ。上行くなら途中まではあいつらと一緒のほうが良いだろ。
 そっちの兄さんもついてきたきゃ勝手にしな。面倒見てやれるかはわからんが」
少なくとも俺は自分の頭の蝿を追うのに精一杯だ。
改めてスタッフルームを出る。廊下には桃華のきゃあきゃあ騒ぐ声が響いていた。
声の感じからするともう二、三階は上にいるだろうか。
足を速めてそれを追う。どうせあの狼男のことだ、桃華に合わせて歩調を緩めるなんてことはしないだろう。
階段の端に足をかけた。周りがやたらと静かなおかげで、靴底がすれる音がやけに響いた。

288 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/04/23(日) 12:37:51
>274>283
『男』に担がれた私はジェラルミンケースを落としてしまった。
だが未練はない。あんな物は無用になった。
私が研究してきた生物などは出来損い、もしくは生物を騙る歪な模造品に過ぎない。
理由はわからないが、私はこの『男』に気に入られたようだ。


>「コイツは人質だ、あの場所にいる奴らとの取引に使わせてもらおう・・・。
なぁに、あの場所に行って俺の要求さえ叶えてもらえりゃ直ぐにでも解放するさ。それなら文句無いだろう?デカ犬?」

見ると子供が爪に引っ掛けてある。
犬が吠え立てているが、この『男』は気に掛けていないようだ。
途端に『男』が走り出した。

所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)
現在地: 九武村分校へ通じる道
状況: judasに担がれる、ジェラルミンケースを落とす。

289 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/04/23(日) 23:36:49
>284
私の質問に、飯田のおじいちゃんはどう説明したものか、と考えている感じだった
>「そうだなぁ………宿舎の近く、といっても彩ちゃんにはわからないか」
こくりと頷く。また急ハンドル。足を踏ん張って、どうにかシートから転げ落ちるのを防いだ。
>「…そうだ、彩ちゃんも神社の場所は知っているだろう?あそこから少し登った所にあるんだよ」
飯田のおじいちゃんの代わりに、橋本のおじいちゃんが私にも分かりやすく説明してくれた。
「神社なら知ってるわ。お友達と一緒に境内でよく遊んだもん」
そうえいば綾芽さんが、神社の上には美味しい湧き水があるって言ってた気がする。
神社の人たちは今頃どうしてるだろう。・・・無事だといいけど。

車はタイヤを軋ませつつ、唐突に停止した。
>「つ、着きましたよ・・・・・」
御手洗のお兄ちゃんが弱弱しく告げた。
ハンドルにぐったりと突っ伏している姿は、精も根も尽き果てたって感じ。

初めて見る建物は、ここから見た感じだと村役場くらいの大きさに見えた。
「ねえおじいちゃん、皆で見に行くの?それとも、二手に分かれるの?」
私はおじいちゃん達と一緒に行きたいけど・・・一緒に行ったらやっぱり足手纏いだよね。

290 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/04/24(月) 00:46:10
ふぅー…

ボスン、と言う音はこの堅いベッドではならない
この場合 ボテ が正しいだろう、多分

今日も作業が終わった…
ちなみに普段の私の作業はトイレ掃除(別に好きでは無いが一番楽ができる)なのだが、
この日だけは金属板を運ぶ作業を選んだ… 何故かと言えば…

「ぐぇ」 首根っこを摘まれた

「………」
「あー分かってますよ…アレですよね…」
重たいものを持って疲れたから早く寝たいってのに…

私は服をまくりあげ隠し持っていた物を取り出す
「こんな物なにに使うんだ…?」
私は服の下、腹に貼り付けていた10cmくらいの正方形の金属板を取り出した

相手の男、斉藤もどきの陰険根暗殺人鬼顔は相変わらず全く表情を変えずにそれを
受け取った。ちなみにこの言うまでも無く私がちょろまかした金属は、金属と言っても薄く、
少し力のある人間なら曲げられそうな物だ

で、一方…ベッドのふちには背中にオイルライターを乗せた蜘蛛がいる
これも男の指示でどっかから盗ってきたものだ
かなり高級そうだが大丈夫か? まぁ盗ったのには変わり無いのだが、やはり高級品より
100円ライターでも盗ってくれた方が気が楽だったろう

291 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/04/26(水) 00:57:28
で、このオッサンは何を考えているんだ?
金属版をベッドのふちで削っては、削ってはオイルライターの火にかけて、
そして洗面台に溜めた水で冷やすの繰り返し…
ひょっとして…マジで私殺る気…?

ギロッ

「いや…そんなに睨まないで…そして蜘蛛、お前は一応生物兵器なんだから
私の後ろに隠れないで…」
き、気マズ…。

「おい…」
「ん、ンン?」 肩をすくませる
「この前も、この施設から出た奴が居たろ…?」
『出れた』奴、誰のことかはすぐに分かった。
「あ、あぁ、山本の事か…」
「知るか…」

ちなみに山本と言うのは、等訓高校での同級生の事で、詳しい話は知らないが
アイツもあの地獄から逃げのびてこれたらしい…。
本来はそんなに仲が良い訳でも無く、ただ体育でよく余り同士組んだだけ
だがこの施設では等訓高校の人間も数人居るものの、他に知り合いもおらず、
高校以上に多く会話をした。
お互いに自分から言葉を発した。
どうやって逃げ延びたか、他のみんなは…。お互いに質問してから答えるので無く、
自分から答えた。

ちなみにソイツはこの施設を昨日無事に卒業した。
どうやら様子を見た結果も安全だと判断されたらしい。
正直言うと、寂しさもあったが、何より他にも何人か卒業しているのに私は一生この施設に居るのでは
ないかと言う不安もあった。だが近い人間がそうなると私にも望みがある気がしたのだ。

「お前は…無事で出てると思っているのか…?」
「ヘッ?」

292 :クリッペン ◆ySbpdz0Q8. :2006/04/26(水) 03:57:48
>282
「あ・・・・・・・・・・・」
そうか、確かに全島封殺が始まる前に研究所の地下にいれば、生き残ることができたかもしれない。
プロの傭兵たって人間だ。B.O.Wの餌食になるリスクを犯してまで研究所内を調査する気はなかったんだろう。
傘からの命令は回収じゃなくて処理だったから尚更だ。
実際、僕の研究以外に目新しいものなんてなかったわけだからね。あそこは。

「ま、まあ、落ち着きたまえ君」

両手を挙げて言いながら、僕自身も少し落ち着いて考える。
確かに、このガキの言う通り、僕はイルミナ島の研究所で独自の研究を行っていた。
tウイルスによって発症した人間を元に戻すことができるかという・・・・まあ、今あるワクチン開発の先を行くものだね。
・・・・実はこの研究、傘の人間の誰もがやって失敗してるものなんだ。
つまり、誰もがみんな考え付くことなんだよね。
生物兵器である病原体と、その唯一の対抗手段であるワクチンは同時進行で研究開発されていかなければならない。コントロールできない兵器なんてギャグにしかならないからね。だから当然、僕らはできうる限りの手段を試みたんだ。
残酷な結論を言うと、ゾンビにまで症状が進行した人間を元に戻すのは不可能だ。
だってあれは、tウイルスが動かすただの死体なんだもの。元凶であるウイルスを完全に除去しても、残るのは綺麗さっぱりになった死体だけ。蘇生なんて余計無理な話さ。
・・・・・そんな行き詰った研究を、僕はあの僻地でこっそりと行っていたんだ。
まあ、特に進展があるわけでもなく、だらだらとね。本社から研究費を落とすためのポーズみたいなものさ。

「あ〜〜〜・・・・君の話からその二人の症状を察してみるにだね。昔のことは忘れた方がいいと思うよ」

もったいなくも、僕は何故無理なのかという理由をよ〜〜くガキに聞かせてやった。
一分一秒が惜しいんだがなあ・・・・・このガキ、まさか怒って殴りかかってきたりとかしないよね?
言っておくけど、島でバイオハザードが起こったのは僕のせいじゃないんだよおおおお〜!!

現在地・状況:>282の質問に対し残酷な答えを返す。

293 :名無しになりきれ:2006/04/26(水) 16:47:01
「シャアアアアアアアア!」
天井を破ってハンターβが六体現れ、各々に襲い掛かった。


294 :名無しになりきれ:2006/04/27(木) 06:00:48
(分校付近)
血の匂いに誘われたのか、分校付近には再びゾンビと化した村人が集まり始めた

>275 >286(水梨、田中)
新聞社の中には、キメラが2体侵入していた。

>284 >289(大宮部隊、子供)
建物の中には明かりがついていた。
カーテン越しに映るシルエットは動いているようだが・・・。

295 :名無しになりきれ:2006/04/27(木) 22:36:32
>270 >277 
壁に空いた穴からはグリーンゾンビが3体見える
こちらに向かってくるのも時間の問題だろう

296 :名無しになりきれ:2006/04/28(金) 18:43:43
>282,292
子犬ほどはあるゴキブリが二人に一匹ずつ襲い掛かってきた。

297 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/04/29(土) 20:20:22
>287
階下の方から、駆け足で登ってくる足音が聞こえる。
「ミケさんミケさん、下から誰かくるわよ」
背後の狼男さんに話し掛けるけど、反応は薄い。
うー。しっかりした足取りと靴音から、絶対人間だと思うのよね。
ひょいっと階段から身を乗り出して下を覗き込む。
やっぱりシノザキさんだ〜!
「シノザキさん、こっちこっち!
ミケさんほら見て、シノザキさんが来たわよ……ってもうっ!ちょっと位待ちなさいよ〜!」
目が合ったシノザキさんにひらひら手を振りつつ、狼男さんの服を引っ張る。
勝手にしろって放り出されるかな、なんて思ったけど、幸いそんな事は無かった。
狼男さんと私は、シノザキさんを27階の踊り場で待っていた。

298 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/04/30(日) 00:30:30
「誰かいるかぁ!いるのなら返事をしろ!!」
私の呼びかけは社内に響くが、一言たりとも返事は返ってこなかった。
もちろん、誰か出てきても救助するのではない。食料の在り処や脱出方法を聞きだして、
それらの場所に案内させるのが目的だ。案内を終えた後は知ったことじゃない。
>294
人を探している途中、ふと何者かの気配を感じた為、私は息を殺して受付の裏に身を隠す。
これが人の気配でない事くらいは勘でわかる。どうせ死体や蜥蜴のような怪物だろう。
まさか呼びかけに答えて姿を現したのだろうか。もしもそうならば酷く馬鹿な事をしたものだ。
頭を出して敵の姿を確認しようとも思ったが、それで向こうに見つかれば何の意味も無い。
とりあえずはこのまま隠れていよう。奴が通り過ぎるまで。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(3発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街新聞社ロビー
現在の状況:怪物をやり過ごそうと、受付の裏に潜む

299 :希望・チャップマン ◆jVJbZlfckE :2006/04/30(日) 00:52:10
「勿の論、てかそれなんて…」
「…そうか
じゃあ…」



──キッキッ…

男の削る金属板が、次第に鋭さを増していく。
反射する蛍光灯の光が、しだいに乱反射では無くなっていった…

珍しく向こうから大きくコミュニケーションをとったと思ったら、
男はそれっきり私が何か答えても何も答えなくなってしまった。
睨みもしない、「黙れ」の一蹴も無し。

そして私は扉に立ち、男が作業をしている間見回りがこないかを警戒している。
この男が何をするかはもう分かっている、私は別に止める気は無い。
止める義務も権利も無いんだ、好きにさせようと思う。


だが…

あれは──どういう意味だ…?

あの言葉は…

─────────そうか

───────じゃあ

─────死ね

──ヤツラに

─殺されて

─────────────────────────

「中途半端だが、話は一旦ここで終わりだ…」
私は正面を見据える。
目的地らしい所はすでに目前だった…

300 :篠原優二 ◆kM.tjyW1q2 :2006/04/30(日) 09:39:44
「くそっ、別荘なんかに来なきゃよかった・・・。」
私は分校の廊下をゆっくり歩いていた。
生存者の姿は跡形も見えない。この鉄パイプだって役に立つか
どうかはわからない。
とにかく今は生存者を探そう。私は近くの部屋に入り込んだ。

名前:篠原優二
年齢:22
所持品:鉄パイプ、懐中時計
現在地:分校校舎内
状況:どこかの部屋に忍び込む

301 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/04/30(日) 13:48:17
>281 >284 >294
燻った煙が漂う分校の廊下に村人達が口にする謝罪の言葉が反響する。
結局の所、彼らは自分達が信じたくて仕方が無い事を言ってくれた人間を信じる事にしたのだろう。
極限状態に置かれつつある人間をコントロールするのは比較的簡単なことだ。
パニックさえ起していなければ、という条件が付くが。
>「とりあえず、だれか彼を布団まで運んでやってくれ。どうやら驚いて気絶したようだ」
その声に村人達が我先にと従う。
(・・・組織だった行動こそ取っているものの頭はここに・・・無し、か・・・)
「救助に関しては心配せんでいい。我々と鈴木警部が責任を持って救助を呼んでこよう」
大宮大佐が畳み掛けるようにフォローし、おまけに階級まで与えてくれた。
・・・ところで警部、というのはどの程度の階級に当たるのだろうか?
>「よ、良かった表に止めてある車を使ってくれ。」
>「さて、善良な住民から協力の申し出だ。どうするかね、鈴木君。判断を下すのは君だろう」
金田老人が横目でこちらを見ながら言う。
答えは決まっていた。
鍵を恭しく受け取り、感謝の言葉を口にしようとした瞬間、その声が聞こえた。
風に乗って聞こえる忌々しい屍食鬼共の鳴き声。
状況は、確実に悪化している。
「感謝します。貴方達も生き延びてください。我々も可能な限り、その手助けをしますから。」
鍵を差し出した男の手を握り、力強く頷いた。
「必ず、最低二人一組で行動してください。極力部屋の外には出ない事です。なんとか生き延びてください。」
行きましょう、と大宮大佐に呼びかけるとシグを片手に階段を目指して廊下を歩き始めた。
一旦、周囲の状況を見るために2階へ移動するのが良いだろう。

所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1 、CD、古い手帳
    車の鍵
現在地:分校(新校舎)・一階
状況:村人から鍵を受け取り、脱出を試みる。


302 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/04/30(日) 21:51:16
>277>295>297
抗ウィルス剤が回収された顛末を聞いた川崎の表情は凍りついていた。
「流石に身内だったからな。尻の穴まではチェックしなかったんだろうよ。
 お前も選抜コースで長距離耐久訓練をやった時に尻の穴に食料を隠していないかって指を突っ込まれたろ?
 それに尋問訓練で素っ裸にされて、気をつけのポーズを取らされた後、女性スタッフに男のプライドを傷つけられたよなぁ。
 繊細な人差し指と親指で弄ばれたりした奴もいたなぁ。」
うんうんとマクナブが頷きながら呟く。
記憶を失った川崎が想像の中で可能な限りの屈辱的な行為を受ける自分を想像しているのが見て取れた。
最もUSSの選抜コースの内容は全く知らない。
マクナブが女王陛下の為に働いていた時に受けた選抜コース、即ちSAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)入隊試験の内容を話しただけだ。
どこの入隊試験も似たようなものだ。
くそ、忌々しい目に合ってまで何でSASになんぞ入ろうとしたんだ、俺は?
>「・・・? 戻ったぞー。何もないならもう行こうぜ。上行くなら途中まではあいつらと一緒のほうが良いだろ。
  そっちの兄さんもついてきたきゃ勝手にしな。面倒見てやれるかはわからんが」
「ん、ああ、もう終わったか。」
シノザキの声に青春の日々の記憶が遮られる。
出来ればもう少し早く声を掛けてもらいたかったが。
手にした重量10キロの過剰殺戮用ライフルを杖代わりに立ち上がろうとした時、45口径の篭もった銃声が二度響く。
見事なダブルタップを喰らったグリーンゾンビが崩れ落ちた。
「・・・ここも安全じゃないみたいだな。」
奥からもう一体が頭を出す。
「そうそう、お前、あの尋問訓練の時に・・」
マクナブの声が2度目のダブルタップの銃声にかき消される。
見ればもう一匹が頭を撃ち抜かれたお仲間の死体を超えて迫ってくる所だった。
「さて、と。俺達は移動する。あんたはあんたの好きなようにすればいい。持ってろ、川崎。」
バーレットを川崎に押し付けると軽量なMP5を片手に歩き始める。
先行するシノザキの後ろを歩き、階段を登ると踊り場の所で桃華と狼男の姿が見えた。
「よう、ヘル・コマンダーも桃華も無事みたいだな。」
マスク越しに薄笑いを浮かべると後続の川崎が登り切るのを待った。



303 :桂木 桜子 ◆jFC.LOgoJM :2006/05/01(月) 00:36:55
>90
大通りを、何台ものトラックや自動車が走っていった。
車を一旦止めてやり過ごす。
トラックの荷台に乗っている人達はみな、手に銃のようなものを持っていたような気がする。
まあ、私には関係の無い話だ。
なぜなら今頃はもう畳屋さん達が、名主に除染作業の事を伝えている筈だ。
いくら名主とはいえ、こんな危機的状況で追っ手を出す筈が無い。
少なくとも私はそう考えていた。

>299
>「中途半端だが、話は一旦ここで終わりだ…」
希望さんはそう言って、過去の話を締めくくった。
もっとじっくり話を聞きたい気もするけれど、気付けば分校はもう目の前だった。
「話してくれてありがとう。……希望さんは幸運だったわね。いい同室者に恵まれて」
同室者の判断は正しい。
なぜなら……少なくとも退院した人間の一部は、この村の施設に送り込まれていたようだから。

>294
道沿いにゾンビの姿が目立ってきた。
何となく嫌な予感はしていたけど……あまりにも予想通りの展開に思わずため息が出る。
分校の児童玄関らしき前には、何体ものゾンビが屯していた。中に入ろうと、戸をドンドン叩いている。
たとえ玄関が封鎖されていなくても、手ぶらに近い私たちでゾンビ達を排除できる筈も無かった。
「ここから入るのは無理ね…他の入り口を探してみましょう」
トラックに取り付こうとしているゾンビを蛇行運転で振り払いつつ、校内の道を辿って裏手へと回る。

新校舎らしき建物の2階、幾つかの教室には電気がついていた。
私はある窓の上で視線を止めた。窓が開けられ、そこから何か白っぽいものが垂れ下がっているようだ。
「あそこから入れるのかしらね?」
私はヘッドライトを点し、開いている窓の下へと車を走らせた。

服装/所持品:和装/写真、アンプル(抽出高分子入)×2、救急セット、 研究員の手帳(カードキー) 写真 、古びた日記

304 :来島 大樹taikidadaA:2006/05/01(月) 13:33:02
>292
「……そうか」
嘘だ。
「…………そうか」
嘘だ!
「………………そうなのか」
本当のことを言え!!


最初は、怒りでどうしようもなくなっちまうんじゃないかと思ったんだけど、俺って奴は意外と腑抜けだったらしい。
全身の力が抜けて、そのままだらりと床に尻をつく。
熱のせいじゃない。完全な気力切れだ。
これから……なんて言葉は、少しも浮かんできやしねえ。
島での凄惨な光景が、何度も何度も、繰り返しに頭の中を駆け巡る。
……何だか、今になって気分が悪くなってきたぜ。
…………無理、してたんだな。俺は。

>296
黒い何かが視界の端をかすめ、クリッペンが悲鳴をあげた。
「…………」
何かが、俺の体に触れた。
……つっても、どうでもいいか。
死んだら……みんなに謝りに行こう。

現在地:地下?F
状況:力なく床に座り込んだまま巨大ゴキブリに襲われる。
状態:右足に噛み傷(止血)、心神喪失、寒気と吐き気、全身に倦怠感

305 :ブランデンブルク ◆aAVOu2Okbk :2006/05/01(月) 20:49:19
>297
先ほど、ああは言ったものの、やはり未だに自分は非情になりきれてはいないようだ。
目的を優先するならば担いだ女を放り出し、桃華に構う事無くさっさと行ってしまえば良いのに。
それが出来ない。何故と聞かれても明確な理由は分からない。
恐らく、見た目が人でなくなった分、せめて精神は人で在り続けようと無意識の内に願っていたのだろう。
何処まで行っても所詮人は人という生物の範疇外に出る事は叶わないのか。
遺伝子を組み替え、人体を改造し尽くし、別種の生物になったとしても、根本はやはり変わらないのだろうか。
やはり、人は人のままでいることを望んでしまう。
どんなに自身が弱い存在であろうと、人はその弱さに愛着を持つのだろうか。
むしろその弱さこそが、新たな生物を創造可能とせしめた生物工学でも変える事の出来ない人間という
生物が持つアイデンティティなのではないだろうか。
(…今更そんな事を考えた所で意味は無い、な)

>302
階下から聞こえる散発的な銃声に自然と耳が反応する。
「……」
それから、誰かが階段を上る足音。すぐに見慣れたガスマスクの男が視界に映る。
>「よう、ヘル・コマンダーも桃華も無事みたいだな。」
無言のまま、右手のMG3をマクナブに向ける。
布を切り裂くような射撃音が狭い階段内に響き渡った。
銃火に周囲が照らされる。その影法師の中に、異形のものが。
「ぐずぐずするな。敵に囲まれるぞ」
硝煙燻るMG3の銃口で示されたその先には、銃弾に体を切り裂かれたリッカーが一体、壁に張り付いたまま事切れていた。

装備:武装SS外套、40年型野戦服、35年型スチールヘルメット、アサルトパック 、黒革手袋
持ち物:MG3(160発)、7.62mm×51NATO200連弾薬箱×1、ワルサーP38(8+1発)、9mm×19弾8連マガジン×5、
長銃剣、折り畳み式スコップ、雑嚢(43年型山岳帽、調合ハーブ×2、メモ)、L型ライト、火斧、
現在地:27階 踊り場


306 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/05/01(月) 21:33:46
>294、>301
外からはうめき声が聞こえる。また変わり果てた村民が集まってきたのだろう。
「残りの銃弾は幾らほどだ。両名とも報告せよ」
大佐の指示を受けると共に、金田兵長と橋本中尉は各々が所持している銃弾を数える。
また、大宮大佐自身も同じようにして銃弾を数え始めた。
「自分と兵長の合計がおよそ八十発弱。あまり大掛かりな戦闘は不可能でしょう」
「そうか……ご苦労」
橋本中尉による報告に敬礼を返し、大佐は外を眺めた。敵の影はまだ見えない。
だが、声だけを聞けば近づいているのが十分に分かる。
「……まあいい。鈴木警部に続け」
村民達にも軽く敬礼を送りつつ、老人達は鈴木の後に続いて二階へ向かった。

名前:大宮外吉/橋本良治/金田昭平
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/猟銃、背嚢

>289、>294
「いや、全員で行こう。彩ちゃん達を守るのは私達の仕事だからね」
何処か心配そうに尋ねる少女に飯田少佐は笑顔で言ったが、施設の窓を見て表情を変えた。
建物の窓には人影が見えるが、それが人間であるという保証は全くない。
「………やっぱりここで待っていてくれ。おじいちゃんが先に行って様子を見てくるよ。
水野軍曹、彼らの護衛を頼む。私が合図を出したら向こうまで連れてくるように」
軍曹に命令を告げた少佐は愛用の小銃を窓に向けて、人影を警戒しながら建物に近づく。
そして、建物にある程度近づいてから人影に話しかけた。
「…建物に居る者に告ぐ。そちらが生きているのならば、大人しく姿を見せよ」

名前:水野治夫/飯田忠雄
持ち物:三八式歩兵銃、水筒、背嚢/九九式短小銃、背嚢

307 :子供:2006/05/03(水) 18:03:28
>294 >306
建物の中では、人影が動いている。
>「………やっぱりここで待っていてくれ。おじいちゃんが先に行って様子を見てくるよ。
水野軍曹、彼らの護衛を頼む。私が合図を出したら向こうまで連れてくるように」
飯田のおじいちゃんは、単身で外に出て行ってしまった。
私は橋本のおじいちゃんの隣にすわり、身を乗り出すようにして窓の外を眺めた。
「おじいちゃん・・・・ひとりで大丈夫かな・・・・・」

飯田のおじいちゃんは慎重に建物に近寄り、声を上げる。
>「…建物に居る者に告ぐ。そちらが生きているのならば、大人しく姿を見せよ」
御手洗のお兄ちゃんが、ライトを上向きに切り替えて窓を照らした。
だけど、結局人影はおじいちゃんの声に答えなかった。
顔を見せる事も無く、そのまま奥のほうへ姿を消したの。

「居なくなっちゃったね・・・今の、人間だったのかな?」
人だったら、声をかけたのに来ないのは変だと思う。やっぱり化け物、なのかな。
ううん。まだ人間だったって可能性もあるよね。でも―― 人で、この状況で逃げたって事は。
もしかしたら、目撃されると困るような事でもしていたのかな?

308 :名無しになりきれ:2006/05/03(水) 18:08:11
>300
隠れている篠原の耳に、複数の靴音が届いた。
話し声も聞こえる。
声から判断するに、足音の主(>301 >306)は複数の男性で、まだ人間のようだが・・・。

309 :篠原優二 ◆kM.tjyW1q2 :2006/05/03(水) 21:37:02
>308 生きている人間か。少なくともそれはわかるが、まだどんな
人間かはわかっていない。鉄パイプを握る手が汗ばんでくる。
どうしようかと迷っているときに、手の横にあるものに目がいった。
空き缶やバケツだった。相手を確認するには丁度いい。
私は空き缶を話し声が聞こえる方向へ素早く、正確に投げた。

所持品:鉄パイプ、懐中時計
現在地:分校、どこかの部屋
状況:複数の男性の話し声がするほうへ空き缶を投げつけてみる。


310 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/05/04(木) 16:57:54
>303>306>309
>「自分と兵長の合計がおよそ八十発弱。あまり大掛かりな戦闘は不可能でしょう」
>「そうか……ご苦労」
背中から聞こえる老人達の会話に耳を澄ます。
弾薬が少ない以上、無理は禁物だ。
瞬間的に火力を発揮し、退路を作り出す事は可能だろう。
しかし、何度もそれを繰り返すうちに弾薬が尽きるのは目に見えていた。
>「……まあいい。鈴木警部に続け」
「・・・なんとかするしかない、か。」
後ろの3人に聞こえないように呟くと階段を目指し、銃を構えたまま歩き続ける。
ようやく階段が見つかり、登ろうとした瞬間、何かが視界の隅を横切った。
「っ?!」
こめかみに軽い衝撃が走り、甲高い音を立てて足元に何かが転がる。
後ろから聞こえる金属の擦れる音は大宮大佐達が小銃の安全装置を解除した音、だろうか?
素早く何かが飛んできた方向に拳銃を突きつけ、苛立ちと悪態の混じった警告を発する。
「誰だ!まだ人間だったら腹這いになって出て来い!こっちは警察だ!ビビる事は無いから出て来い!」
最後の警察の下りは相手を安心、いや油断させる為の文句だ。
シグP226に取り付けられたフラッシュライトは作動させなかった。
相手が顔を出した瞬間に点滅させてやれば一時的に視力を奪うことが出来る。
「ゆっくりだ、ゆっくり出て来い!」
拳銃を正面に構えながら少しだけ開いた扉の近くまで接近する。
後、一歩でノブを掴める距離にまで接近した時、廊下の窓から飛び込んでくるヘッドライトの光に一瞬だけ視力を奪われた。

所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1 、CD、古い手帳
    車の鍵
現在地:分校(新校舎)・一階
状況:>306の隠れる部屋に接近するも>303のヘッドライトで視力を一瞬奪われる。

311 :篠原優二 ◆kM.tjyW1q2 :2006/05/04(木) 17:38:02
>>310 警察・・・?嫌に乱暴な口調だな。
まぁ、それなら安心だ。私は背後の人物に声を掛けた。
「そう物騒なものを向けるな。私も警察だ。」

所持品:鉄パイプ、懐中時計
現在地:分校一階 部屋
状況:後ろの人物に声を掛ける。

312 :マイケル溜口 ◆wJllaNVDOU :2006/05/04(木) 18:24:53
>>310-312
「奇遇だな。私も警察だ」
壁を拳で粉々にしつつ、男は現れた

所持品:グレネードランチャー、黄金銃
現在地:分校一階 部屋
状況:壁を拳で粉々にした

313 :シャファン ◆eWetSwDGhY :2006/05/05(金) 04:39:34
>252>255
予想とは違い、部屋に響いた声は男のものだった。
クリッペンという名前には覚えがあった――が、今の状況ではどうでもいい。
神経質で高慢な人柄が、その短い言葉からでも充分に感じとれる。
もちろん、嫌いなタイプだ。
返事をするのも億劫なので、並みの心臓では耐え切れないようなパフォーマンスでもして黙らせてやろうかと、右手を動かし――そこで、別の声が割って入った。
来島大樹だ。
こうやってスピーカー越しに話すのは二度目になる。自分との縁を結ぶ糸は、かなり太く短くできているらしい。
シャファンは、黙って二人の会話に耳を傾けた。

>268>282>292>304
……なるほどねぇ〜………いいんじゃないの。
平和な暮らしに突然襲い掛かった理不尽の嵐。残った家族を助けるために、彼はここまで奔走してきたのだ。
大樹の行動は、至極正しい、健全な精神による強い意志によるものだ。
普通なら途中で死ぬ。普通じゃなくても途中で挫ける。
本当に稀有な少年だと、思う。
……もう、彼に決めちゃおうかな?
第一印象から無性に惹かれたのは、多分、自分と正反対の子供だったからだ。
一緒にいれば退屈しないんじゃないかと、何となく思ったからだ。
……そう? そうなの?
腕を組んで首を捻る。どうも違う気がする。
……まあいい。

「おい、クリッペンとかいうの。大樹を死なせるな。もし見捨てて逃げやがったりしたら、お前自身の○○を食わせてやるぞ」
クリッペンの宣告の後に聞こえてきた微かな声でわかる。
大樹は絶望したのだろう。
問題は、そこから立ち直れるかどうかだ。
見届けてやる。
「すぐそっちに行く」
横のドアを蹴り明け、薄暗く続く通路へとシャファンは駆け出した。
それほど離れてはいないはずだ。

現在地・状況:地下?階、通路 話を聞いた後に二人のいる部屋に向かう。

314 :名無しになりきれ:2006/05/05(金) 06:30:42
>298
キメラ2体のうち一体は田中に気づかず通り過ぎた
しかし、もう一体はこちらに襲い掛かってきた

315 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/05/05(金) 22:08:29
>311−312
ヘッドライトの光を直視してしまった目を瞬かせながら、目の前の男に向き直る。
目の前の若い男は警官と名乗るがあまり警官らしくない。
職務を執行するうちに身についていく匂いがあまり無かったせいかもしれない。
未だ若い、というのがその理由だろう。
精々20代前半ぐらいか。
もっとも大宮大佐から見れば27、いや、今年で28になる小川も大して変わらないだろう。
「・・・ご同業とはね。」
溜息混じりに呟くと、流れるような動きでデコッキングレバーを操作、ダブルアクションの位置までハンマーをダウンさせ
右手を素早く腰の辺りまで移動させる。
リボルバーと同じく、操作可能な安全装置の無いシグP220シリーズは、ダブルアクションの位置で携帯する。
丁度、拳銃自体が背中に隠れるような格好となったが精々腰に手を当てている程度の印象しか与えないだろう。
拳銃を見れば一発でこちらが警察官でない事は解ってしまう。
大宮大佐達の方を見るが、銃は構えたままだ。
駐在ではない、らしい。あるいは余所者かもしれない。
「ところで今まで・・・?!」
突然、壁が吹き飛びグレネードランチャーを手にした男が現れる。
青白い姿をしていて、とてもではないが拳一つで壁を破壊できるようには見えない。
>「奇遇だな。私も警察だ」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・?!
警察官、というより魔法使いのような・・・いや、その禍禍しさはまるで魔王のような・・・
死霊のような・・・いや、死霊そのもの・・・この状況ではあまりにも・・・
ふっと我に返ると目の前の男が不審な眼差しでこちらの顔を覗き込んでいた。
「すまん、空き缶が頭に当たったせいで変な幻覚を見ていた。」
頭を軽く振るとさっきまで見えていた男も、崩れた壁も無くなっていた。
「で、今までどこに居たんだ?この非常事態だってのに?」
空いている左手でガリガリと頭を掻いてみせる。
「私は鈴木。階級は警部だ。あんたは?」

所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1 、CD、古い手帳
    車の鍵
現在地:分校(新校舎)・一階
状況:変な幻覚を見る。

316 :篠原優二 ◆kM.tjyW1q2 :2006/05/05(金) 22:52:21
>315 私は目の前にいる男を眺めた。
「ふーん・・・警部か。」
さっき見たら壊れていた懐中時計を玩びながらこう言った。
「私は篠原、階級は警視。よろしく。」

所持品:鉄パイプ、懐中時計(壊れている)
現在地:分校一階 
状況:相手に対し自己紹介。

317 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/05/05(金) 23:12:25
>305
すぅっとMG3マシンガンの銃口が持ち上がり、こちらに向けられる。
ブランデンブルグと桃華に向けた薄笑いが凍りつく。
7.62ミリNATO弾がびっしりと繋がったベルトリンクが擦れ、金属と金属のぶつかり合う音がやけに大きく聞こえた。
咄嗟に太腿に固定されたシグを抜き、ブランデンブルグに向かって突きつける。
左手が拳銃のグリップに固定される時にはちょっとした安心感すらあった。
人差し指が引き金に絡まり、勢い良く引かれる。
しかし、銃声はMG3の布を引き裂くような音のみ、だった。
銃口から吹き出る白い炎に目が眩み、耳元を超音速で掠める銃弾にバランスを崩し、壁に手をついた。
「・・・ヘル・コマンダー、あんた、友達少ないだろ?」
溜息を吐きながら立ち上がり、後ろを見る。
体液を撒き散らし、真っ二つになったリッカーと壁に空いた大穴。
シグのトリガーからゆっくりと力を抜いていく。
「ったく、ギリギリまで引き金を引いちまった。」
発砲しなかった理由は一つ。
隣にいた桃華の表情が一瞬固まったからだ。
「ま、第2次世界大戦のキャリアはお嬢ちゃんとは段違いだな。」
迷う事無く発砲したブランデンブルグにしてみれば自分の腕前にそれだけ自信がある、という事か。
>「ぐずぐずするな。敵に囲まれるぞ」
「ダー!ダヴァイ、ダヴァイ!」
ロシア語で急げ、急げと声に出すと小走りに階段を上がり始めた。


318 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/05/05(金) 23:23:46
>307
窓に映っていた人影は、飯田少佐が声を掛けても姿を現さず、さらに建物の奥へと消えた。
「水野軍曹、もう暫く護衛を頼む。私は中の様子を見てくるが、安全だと確認出来れば戻ってくる」
少佐は人影に対する警戒を緩める事無く、軍曹に命令を送った後、慎重に扉を開けた。
明かりこそついているが、裸電球が一個ぶら下がっているだけだ。視界は決して良い訳ではない。
「では、少佐が戻るまでは私が護衛を勤める。大佐達もすぐに来るだろうから、安心して問題無い」
愛用の小銃に弾をこめると、水野軍曹はそこに居る全員に対して宣言した。

名前:水野治夫/飯田忠雄
持ち物:三八式歩兵銃、水筒、背嚢/九九式短小銃、背嚢

>309、>310、>315
突然飛んできた「何か」が、鈴木のこめかみにぶつかる。
「構え!」
空き缶が床に落ちるよりも早く、老人達は銃を構えて、空き缶が飛んできた方向へと向けていた。
そして、現れたのは警察官を名乗る若い男だった。
「……悪いが、あんたは本当に警官かね?新しい駐在さんが来るなんて話、聞いていないんだが。
それと出来ればで良いんだが、警察手帳を見せてもらえんかね?」
銃を降ろした大宮大佐は老人らしい柔和な表情だったが、その気になれば軍刀で切り伏せる事も、
まだ銃を構えている二人の部下に引き金を引かせる事も出来るだろう。
「挨拶が遅れたな、篠原警視。私は大日本帝国帝国陸軍倍尾連隊所属、大宮外吉大佐である。
後ろの二人は部下の橋本中尉、金田兵長だ」

名前:大宮外吉/橋本良治/金田昭平
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/猟銃、背嚢

319 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/05/05(金) 23:40:51
>314
今日は不幸と幸運が交互にやってくる。一匹目の怪物をやり過ごせたのが直前の幸運だ。
そして、その代わりに来た不幸というのは、二匹目に気付かれた事だ。
「…畜生がぁっ!!」
一匹目は十分に離れている。これだけの大声を出しても気付かれないだろう。
この怪物は大男に虫か何かのような腕を無理矢理取り付けたような、寄せ集めのような怪物だ。
よし、こいつの事は寄せ集めと呼んでやろう。
ホラー映画だと、この手の怪物は大抵銃が効かない。何発撃たれたって怯まずに向かってくる。
そういった映画を見ると、私は何時も思う。手足を潰せばまず近寄られないだろうに、と。
また、蜘蛛の脚というのは結構簡単に千切れるものだ。だから、この寄せ集めは決して強くは無い。
恐怖心は殆ど無かった。ここに来るまでに慣れたのだろうか。
「……何だ貴様、体がでかけりゃ偉いのか?手足が虫けらなら偉いのか?」
拳銃の照準は怪物の足の付け根だ。足を潰せれば、その後は簡単に問題が解決する。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(4発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(3発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街新聞社ロビー
現在の状況:怪物の足へ発砲

320 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/05/05(金) 23:45:04
>315
>「ふーん・・・警部か。」
言葉のニュアンスから推測するに・・・どうやら相手のほうが偉いらしい。
>「私は篠原、階級は警視。よろしく。」
懐中時計を弄りまわしている目の前の男の自己紹介に片眉を上げてみせる。
本当に警察関係者なのか判断に悩むところだが、警察手帳を見せろとは言えなかった。
こちらは警察手帳など持っていないし、精々偽造のパスポートと運転免許証位の物だ。
どこか不思議な感じがすると思えば左右の目の色が違っている。
自衛官の雑賀、山田あすか、桂木桜子といい、一風変わった目の持ち主ばかりだ。
「ええ、こちらこそ宜しく。先に行っておきますが、ここじゃ基本的に階級は抜きなんですよ。
 等教市の一件で、階級があまり役に立たない事が良く解ったのでね。」
等訓市、3週間前に起きた大規模な生物災害の被災地の名前を出す。
こちらは、と後ろで銃を構えている老人達を示しながら言った。
「大宮た・・・大宮さんです。外は見ての通り化け物だらけなんで協力して頂いてるんですがね。
 銃刀法違反なんて言わんで下さいよ?」
趣味では無いが年齢差で押し切るつもりだった。
目の前の男にどこまで通用するかは解らないが。
「簡単に状況だけ説明します。周囲は自衛隊に完全包囲されています。また、村人の一部が暴徒と化しています。
 我々は秘密の抜け道を探しているって所ですかね。」
気になるのは先ほどのヘッドライトだ。
あれは一体、何者なのだろう?
研究所前で自衛官や桂木さんや車椅子の老人を拉致した連中だろうか?
「取り合えず我々は二階に移動して分校から抜け出すつもりです。篠原警視はどうします?」
状況の説明を済ませると、篠原警視の判断を待った。

所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1 、CD、古い手帳
    車の鍵
現在地:分校(新校舎)・一階
状況:篠原警視がどうするか話を聞く。

321 :篠原優二 ◆kM.tjyW1q2 :2006/05/06(土) 08:21:51
>318 「警察手帳?ほら、これかい?」
私は上着の内ポケットから手帳を出して見せた。
「いい加減その銃を降ろしてくれないかな。」

>320 どうしようか。その気になれば一人で行動することも
出来るのだが。
「・・・じゃあ私も一緒に行っていいかな?一人だと何かしら危ないしな。」

現在地:分校一階
状況:同行申し出る。

322 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/05/06(土) 14:56:34
>297>305>317
段を踏みしめて登っていく。
思わずガキの頃の遊びが頭をよぎった。
(チ・ョ・コ・レ・イ・ト、っと・・・)
グーでの勝ちばかり狙ってる奴とかいたな。一歩しか違わないのに。
上を見るとちょうど桃華と目が合った。今時の子らはこういう遊びはやらんのだろうなぁ。
そんなことを考えながらつづら折の階段を二人が立つ踊り場へと登っていく。

踊り場に繋がる階段の、最初の段に足をかけたその瞬間、銃口がこちらを向いた。
いや、正確には俺の後ろ・・・ルイスか!?
俺は階段の手すりに体を押し付けるようにして、射線から少しでも遠ざかる。
同時に銃を構えようとしたが、当然間に合わず、ブランデンブルクの銃が先に火を噴いた。

>「・・・ヘル・コマンダー、あんた、友達少ないだろ?」
銃声が止んで、ルイスの第一声だった。同感だ。
「・・・一声かけるくらい、なぁ」
振り向いた俺の視線の先にはボロ切れみたいになったリッカーが転がっていた。
>「ぐずぐずするな。敵に囲まれるぞ」
ブランデンブルクは意にも介さない。
「へぇへ、仰せの通りに」
一足飛びに段を駆け上がり、先頭に立つ。
「安心しな、なんか出てきたら真っ先に逃げっから」
懐疑的な顔を向けるブランデンブルクに、にやりと笑いながら言った。

その後、何事も無く30階へついた。
というかほんの数十mの移動で二度も三度も襲われてたまるか。
「で、クロークてどこだよ」
呟きながら絨毯張りの床に一歩踏み出した。

所持品:携帯電話、ナイフ、財布、HK33(5)、予備弾倉(20×2)、ブローニングHP(8)、ライター、ニコチン濃縮液、
      鉄串、リュック(コンパクトカメラ、空フィルム、電池、携帯電話用充電器、火炎瓶×2)
現在地:スペンサービル30階 階段付近

323 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/05/07(日) 00:41:07
>302 >305 >317 >322
あ、皆無事に来た来た〜!
良かった!ミケさんは二人っきりだと、愛想が無くって間が持たない。
まあミスタ・ルイスみたいにポンポンと軽口叩く狼男ってのはあんまし想像つかないんけどね。
「よう、ヘル・コマンダーも桃華も無事みたいだな。」
「もう!遅いですわー。ミケさんと二人心配してたのよー」
ひい、ふう……あれ?一人足りない。
「あれ?鉄パイプのお兄さんはどう」
鉄パイプのお兄さんはどうしたの?と聞こうと思ったんだけど…。
ミスタ・ルイスは突然あたし達へと銃を向けた。
え?え――――――――!!

結局ミスタ・ルイスは引き金を引かなかった。
そして、ミケさんの銃口からはまだ薄く煙が上がってる気がする。
ようやく私は、ミケさんに銃を向けられたミスタ・ルイスが反射的に銃を抜いた事に気づいた。
み、ミケさん!危ないじゃないのー!!!同士討ちになったらどうすんのよー!

>「・・・ヘル・コマンダー、あんた、友達少ないだろ?」
>「・・・一声かけるくらい、なぁ」
銃を向けたミスタ・ルイスの後ろでは、赤い怪物が壁に張り付いたまま死んでいた。
>「ぐずぐずするな。敵に囲まれるぞ」
そういいおいて、ミケさんはさっさと先に行ってしまった。

ミスタ・ルイスに急げとせかされ、やっと我に返ったあたしは慌てて駆け出した。
そうだ、さっきから気になってたことが。
「ミスタ・ルイス、服が破れてるわ。何かあったの?」
グレーのツナギは、ちょうど脇腹のあたりが裂けていた。
まるで、虎か何かの爪で引き裂かれたみたいだった。
ミスタ・ルイスの動きからは怪我しているようには全然見えないんだけど…大丈夫なのかな?
酷い怪我じゃないといいんだけど。感染も気になるし。

>「で、クロークてどこだよ」
「あのね、エレベーターの近くなの。…んと…こっちかな?」
お姉さまがさっき荷物を取りに行った場所だから、直接足は運んでないけど、場所は把握しているつもり。
とことこ先に立って歩こうとする。

324 :名無しになりきれ:2006/05/07(日) 07:58:32
>323
ちょうど自分と同じくらいの大きさのムカデが猛スピードで襲い掛かってきた。

325 :ミリア ◆mPSJuQyNAk :2006/05/07(日) 14:08:52
底なしの泥沼から引き上げられるように、意識が徐々に戻ってきた。
相変わらず体は鉛を飲み込んだかのように重いが、まだ意識が残っているところからして
自分は未だに『人間』でいられているみたいだ。
視界は誰かの広い背中が占領している。鼻腔が硝煙の若干の刺激臭と獣臭に擽られた。
どうやら誰かの肩に担がれているようだ。それもかなりの大男の。
その大男には思い当たる節がある。そういえば、大柄な狼男が突然目の前に現れたっけ。
「う……」
呻き声と共に身動ぎをしてみるが、やはり体の自由は利かない。
それでも懸命に身を捩って自分が未だに人間であることをアピールしてから、口を開く。
「降ろして頂戴…獣臭くて堪らないわ」
軽口の裏側は強がりだが、それぐらいのことは言っても良いだろう。
このまま担がれていてはまた眠ってしまう。次に眠れば、確実に人間の自分にサヨウナラ。
そうならないためにも動いていたい。人間、不安になるとじっとしていられないものだから。

不安と焦りからか、自然と拳に力が入っていのに気付かなかったが、震える握り拳の何と頼りの無い事か。
これでも銃を撃てるかどうかも分からない…いや、撃てないだろう。
結局、自分はお荷物でしかないのか。そう思うと遣る瀬無い気持ちに陥るが、滅入ってばかりはいられない。
「っ痛」
握った拳に鋭い痛みを感じた。どうしたものかと拳を開いてみれば、掌が真っ赤に染まっていた。
どうやら知らぬ間に怪我していたらしい。だが、その原因は直ぐに知れた。
「…!!!」
指先を覆うタクティカルグローブを破って、爪が伸びていた。
だがそれは人間のものとは思えない程に鋭い。ハンターの爪に似ていると、思った。
既に肉体の変化は始まっていた。この調子で行けば、もう、直ぐそこまで迫っていると考えるべきだろう。
「…」
幸い、自分を背負っているブランデンブルクが壁に背を向けていたので誰にもこの指先を見られてはいなかった。
だが何時までも隠し通せるものではないだろう。この爪を見れば、マクナブは如何するだろうか?
いや彼に限ったことではない。この場にいる全員が、自分をどのように扱うのだろうか………

服装:戦闘服、アサルトベスト、タクティカルブーツ、ヘッドセット
装備:アサルトベスト[7.62×39mm弾30連マガジン×4+4発、M19カスタム(5)、357THV弾×42、無線機、光ディスク]
   レッグホルスター[357SIGカートリッジ仕様P226(20発)+LAM&サイレンサー]、AK-103カスタム(20)
   マグポーチ[357SIGカートリッジ20連弾倉×3 ] 、ナイフガン(4)
現在地・状況:25階/意識を取り戻すも強い倦怠感。肉体に変化が訪れる。
健康状態:左肩の裂傷@治療済み(感染の可能性有り)

326 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/05/07(日) 19:02:07
>318
>「水野軍曹、もう暫く護衛を頼む。私は中の様子を見てくるが、安全だと確認出来れば戻ってくる」
飯田のおじいちゃんはそういい残し、建物の中に入っていってしまった。
>「では、少佐が戻るまでは私が護衛を勤める。大佐達もすぐに来るだろうから、安心して問題無い」
こっくりと頷きながら、手持ち無沙汰にリュックの紐を弄った。
水野のおじいちゃんは物静かな感じの人なので、あんまり間が持たない。
「水野のおじいちゃんの銃って、もしかして昔戦争で使ってた銃なの?
「60年以上も前のなのに、全然そうは見えないね」
私はこれ以上聴いていいものかどうか迷った。
でも、思い切って聞いてみることにする。

「ねえ、おじいちゃんが戦争の時作ってた細菌兵器って、どんなものだったの?」

名前:森村 彩
所持品:カードファイル、ロケット、指輪、財布、鍵、非常用袋(中身不明)
服装:セーター、ジーンズ、防寒服上下、手袋、完全防水ブーツ
現在地:九武村分校2階廊下
健康状態:腕と肩に噛み傷(治療済)、感染の疑い(抗ウィルス剤投与済)

327 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/05/07(日) 22:36:48
>324
先にたって廊下を歩いていると、少し先の壁に悪趣味なオブジェがくっ付いていた。
なーんでこんなところにムカデなのよ。
まあこのビルの装飾はどれも悪趣味で訳わかんないんだけどねー。一体誰の趣味なのかしら。

「……ん?」
あたしは首を傾げた。……なんか、オブジェムカデの触覚が動いたような…?
って!まさか!
カサカサカサ…
「キャ――!!ムカデ――――!!」
ってか何でこんなでっかいのよ――――!!
おまけに口の端に服の切れ端が引っかかってるわ!
やっぱり肉食なの?!肉食なのね――――っ!!!!あたし食べても美味しく無いったら!!

慌てて安全装置を外し、銃を向けた。やだ、大きいくせに信じられないくらいすばしっこい。
ムカデは器用に銃弾を避け、天井づたいに真っ直ぐこっちに向かってきた。
「やだ!!こっち来ないでよー!」
何発か当たったところで、ようやくムカデは動きを止めた。
そう、ちょうどあたしの頭上でね。ん?……頭上?!
「ふぎゃっ!」
落下してきたムカデに潰された私は、じたばたしながら情けない声をあげた。
「…………だ、誰か…助けてー!!」

服装:赤いパーティードレス、ルビーネックルレス、イヤリング、腕時計。リボン&髪飾り、詰め物
所持品:ショルダーバック(ライター、懐中電灯、菓子類、救急セット、化粧ポーチ、ブザー、ソーイングセット)
SIG230(7+1)予備マガジン2、MP5(18) 予備弾倉4(2つは残り9発と21発)
現在地・状況:30階通路・ムカデの死骸が身体の上に乗っている(ミリアさんが目を覚ました事にはまだ気づいていない)

328 :クリッペン ◆ySbpdz0Q8. :2006/05/08(月) 02:12:25
>296>304
・・・・・・あら。
ガキは力なく呟いて座り込んでしまった。
生きる気力がなくなったって顔だ。 ちょっと拍子抜けかな?
「ぁ・・・・・・・コーヒーでも飲むかい?」
僕は襟を緩めて、近くのドアを半開きにして言った。
思った通りだ。キッチンになってる。冷蔵庫の中に食べられるものがあるといいんだけど・・・・・ん?

何か飛んできたあああああああああああああああああああああ!?

キッチンの天井にでも潜んでいたんだろう、ラグビーボールくらいの黒茶色い物体が僕の頭上をかすめて監視室の中に飛び込んできた。
「あひー! あひぃー! 出たぁあぁぁ! うわあああああ!!!」
壁に止まって触覚を動かすソイツを見て、近くにあった回転椅子を持って身構える。
ママァーー! ゴキブリだよママママァァーー!!

>313
>「・・・・・・・・・・お前自身の○○を食わせてやるぞ」
なんてこと言うのこの娘は!!?
我が物顔で部屋の中を飛び回る巨大ゴキブリに椅子の足を向けて必死にやり過ごしている最中なのに、その液体ヘリウムみたいな声は、僕の鼓膜を通って脳味噌から背骨までを一気にクールダウンさせた。
目の前のゴキブリよりも肝を冷やしてくれるって、どういうことこれ!?
ええい! 何にせよ、やらなきゃこっちがやられるんだ!
「URYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
ゴキブリが再び壁に止まったところに椅子を投げつけ、懐のカプセルシューターを取り出す。
「大馬鹿! 少しは抵抗しないか!」
ガキのランドセルにまとわりついていたもう一匹に、抗ウイルス剤を二発、三発とお見舞いしてやる。
ん・・・・・一発で充分だったかな?
慌ててもったいないことしちゃったよ〜〜〜〜!!!
「来るな来るな来るなぁぁぁああ!!」
椅子をくらった方が背中から翅をはみ出させて迫ってきたので、続けてカプセルを発射する。
・・・・・・・・・・よし。これでもう動かないだろう。

「あ〜〜〜〜〜〜〜〜やだやだやだやだ」
投げつけた椅子を拾い、床に転がったゴキ二匹の死骸を部屋の隅に押しやる。
あの娘、すぐに来るって言ってたけど、待ってた方がいいよね〜?
直接顔を合わせるのは怖いような気もするけど・・・・・ねえ。

所持品:携帯電話、ポケットサイズの端末、ワクチンケース(改良型デイライトx5)、カプセルシューター(抗ウイルス剤x6)
現在地・状況:地下?F 監視室 ゴキ二匹を片付け、そわそわとシャファンを待つ。
状態:手足に無数の細かい傷、乱れたタキシード

329 :名無しになりきれ:2006/05/08(月) 17:51:08
肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね

330 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/05/09(火) 20:33:40
>321
篠原が警察手帳を見せてよこす。
>「警察手帳?ほら、これかい?」
真っ先に見せたのは大宮大佐の方だった。
くそ、目の前の男は俺の心が読め・・・ん?
ああ、くそ。
どうやら大宮大佐(>318)が代わりに聞いてくれたらしい。
・・・酷い幻覚(>312)を見ている間に。
もっとも確証が得られた訳ではない。
傘社のエージェントは政府中枢だけでなく警察、自衛隊にも複数存在する。
>「・・・じゃあ私も一緒に行っていいかな?一人だと何かしら危ないしな。」
構わない、と頷くと階段を登り始める。
勿論その前に大宮大佐に目で合図を送っていた。
絶対に油断するな、と。
2階に上りきった時に篠原に尋ねた。
「ところで、警視はこの事件をどう思います?等訓市で私が遭遇した災害にそっくりなんですがね。」
さて、この男はどんな反応を示すだろうか。


所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1 、CD、古い手帳
    車の鍵
現在地:分校(新校舎)・2階
状況:篠原警視と合流。この状況をどう思うか尋ねる。

331 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/05/09(火) 21:40:35
>318、320、330
「…悪い。軍隊生活が長いと疑り深くなってしまってね」
そう言いながら大宮大佐が手で合図を送ると、後ろに居る二人の老人は大人しく銃を降ろした。
銃を構えぬ彼らは、大戦を戦い抜いた兵士ではなく、少し腰の曲がったごく普通の老人にしか見えない。
「ところで警視、あんたは銃か何か持っているのか?銃が無くても、刃物か何か持っておいた方がいいぞ。
ここじゃあ敵が何処から来るのか分からないからな………」
後ろに居た橋本中尉が前に出て、篠原に話しかける。その間に、大佐は懐から拳銃を抜いた。
その銃はM60回転式拳銃。警官の装備として採用されている拳銃だ。
「……警部、借りていた拳銃だが、やっぱり返すよ。やはり猟銃の方が使いやすい」
篠原が中尉に気を取られている内に、大佐は上手いとは言えない演技と共に拳銃を鈴木へと渡した。

名前:大宮外吉/橋本良治/金田昭平
持ち物:拳銃、猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/猟銃、背嚢

>326
飯田少佐に護衛を命じられた水野軍曹は、絶え間なく周囲の警戒を続けている。
「ああ、38式歩兵銃といってね。私達のような日本軍の兵隊は皆この銃を使って戦ったんだ。
修理も高いし、買い換えようとも思っているんだが、やはりこれが一番使いやすいんだよ」
周囲を警戒しながらも、少女から投げかけられた質問にはしっかりと答える。
だが、次の質問を聞くと、つい黙ってしまった。
「………残念だが、詳しくは話せないな。私の権限で話せるのは……」
「お〜い!どうやら問題は無さそうだ!全員でこっちに来てくれ!」
言葉を濁しつつも軍曹が話しかけようとすると、建物から少佐の声が聞こえた。
「…行こう。少佐が呼んでいる」

名前:水野治夫/飯田忠雄
持ち物:三八式歩兵銃、水筒、背嚢/九九式短小銃、背嚢


332 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/05/09(火) 23:29:29
>325>327
>「ミスタ・ルイス、服が破れてるわ。何かあったの?」
「ん、ああ。ちょっとな。切り裂きジャックに・・・」
>「降ろして頂戴…獣臭くて堪らないわ」
振り絞るようなミリアの声に会話を中断した。
ミリアが飲んだ抗ウィルス剤は、小川が尻の穴に押し込んで持ち帰ったというジョークをもう一度言ってやろう。
「お、目を覚ましたか。あんた、嫌な女って・・・おい!あまり先走るな。」
ちょこちょこと前を歩く桃華に警告する暇も無く、それは襲ってきた。
桃華の放った銃弾を事も無げに回避し、天井に張り付いたムカデが桃華に圧し掛かる。
>「ふぎゃっ!」
可愛らしい悲鳴とも言えるが単なる間抜けな悲鳴にしか聞こえなかった。
多分、実の娘だとしてもそう思っただろう。
>「…………だ、誰か…助けてー!!」
大急ぎで桃華に接近するとムカデを思いっきり蹴り飛ばす。
桃華が悲鳴を上げながら転がっていく。
ムカデと一緒に。
流石にそう簡単には離れてくれない。
大慌てで転がる桃華とムカデに接近するとムカデの顎をがっちり掴み、桃華が齧られないように引っ張った。
「シノザキ!俺が桃華の耳を塞いでいるからその間にムカデの頭を吹っ飛ばせ!桃華は目と耳を塞いでろ!
 ついでに口もだ!銃声でびびって舌噛むぞ!」
人間は、大きな音や衝撃を与えると反射的に体を硬直させる。
その動作の中には信じられない位の強さで口が閉じる事も含まれる。
「ブローニングを撃つ時の角度とスライドには気をつけろよ!俺は自分の手を撃たせる趣味はねぇからな!
 桃花の顔面にスライドが直撃する位ならムカデに齧られた方がマシだ!」
ブローニングHP等のオートマチックは銃弾が発射された時の反動でスライドが動き、使用済み弾薬の排出と
マガジンの中の新しい弾が装填される。
超音速で銃弾を撃ち出す火薬の反動で動く鋼鉄製のスライドが当たったら怪我では済まない。
「銃口を密着させて撃てよ!発射ガスで顔が黒焦げになっちまって嫁に行けなくなるからな!」
高温で噴出したガスが・・・ああ、もうどうでもいい。
慎重に手の位置を変えると力を振り絞ってムカデの内側を横に向ける。
硬い外骨格に覆われた表面は傷一つついていない。
恐らくMP5の9ミリパラを弾いたのだろう。
「早くしろ!」
くそ、このムカデは想像以上に力が強い。

状況:ミリアが意識を取り戻したのに気が付く。桃華に押しかかるムカデの顎を固定。シノザキに撃つように頼む。

333 :名犬オホートニク ◆y.SwUA0Hno :2006/05/10(水) 03:18:17
>283
……人間のガキと男を担いで馬鹿野郎が行ってしまった。あっという間のことだ。
うん、放っておこう。
追いつけるっちゃ追いつけるが、返り討ちにでもあったらたまらんわん。
「大王様! ちょっと水飲んできました!」
「少し飲みすぎた感もあります!」
そうこうしていたら、やっとこさアホ二匹が追いついてきた。
「よ〜し、じゃあ学校に行ってみるか。火も消えたみたいだしな」

「ワオォォォォォォオーーーン!」
古い木の匂いのする校舎を見上げて、遠吠えを上げる。
中に誰かいたら、窓から顔を出すかもしれないと思ったからだ。
こう焦げ臭いと、鼻で探すのは難しそうだからな。

持ち物:首輪
現在地・状況:九武村、分校の外・新校舎の窓側
舎弟:ペタ&モフ
状態:健康

334 :judas ◆fGngH1./vI :2006/05/10(水) 04:03:30
「なぁ〜んだ、思ったより燃えていないじゃないか」
分校を見上げた俺の第一声がそれだった。
もはや火は外からじゃ確認できないほどに鎮火し、黒煙が頼りなげに上がっている程度だだった。
「ま、それだけココには村人が集められていると言うことかねぇ?」
誰に同意を求めるわけでもなく、俺は呟く。
男と子どもは気分の悪そうな顔をして黙っている、それも当然。あんな悪走で気分が悪くならないほうがどうかしてる。
ふと、玄関らしき場所に目を向けると、無数の腐れエサどもがドンドンとその扉を叩いていた。
俺は持っていた子どもと担いでいた男を、地面に降ろし、2人に言った。
「ちょっとの間ここで待ってろ、扉を開けてくる」
まあ、逃げたところでまた捕まえればいいだけの話だ。何も問題はない。
俺は玄関に素早く近づき、その扉を叩いている腐れエサの首を爪で跳ねた。
何の感情も交えずに、唯淡々と腐れエサの首をチョンチョンと跳ねていく。
まるで工場で何かを生産する過程の様に、何も言わず、何も感じず、首を跳ねる。
まさしくそれは『作業』だった。
その作業が終わると、おもむろに玄関に蹴りを叩き込む。金属が拉げガラスが割れる音が校内に響く。
それを意に介することなく、蹴る、蹴る、蹴り続ける。扉が拉げ、曲がり、徐々に破壊されていく。
なんの為にココを封鎖しているのか?無論、外にいる腐れエサを入れぬ為だろう。
でも、俺にとってはどうでもいい。後に腐れエサが雪崩れ込み、この中のエサが幾ら死のうと関係ない。
・・・いや、その中で人間に目覚める奴がいるのならば・・・むしろこうしたほうがいい。
こんな所に閉じこもってちゃあいけない。人間は足掻かなければならない。
俺はちらりと先ほどまで担いでいた男に目を向ける。
この男は、人間なのか?それともそうでないのか?それはわからない。
でも、この男はきっと秘めている・・・人間の可能性を秘めている。俺はそう思う。
期待のし過ぎはよろしくない、それは重々承知の上、でも・・・期待してしまう。
やはり期待せずにはいられない。この先に裏切られようと、期待せずにはいられない。
期待と不安に歪んだ笑みを顔いっぱいに浮かべ、最後の蹴りをそのボロボロの扉に叩き込んだ。
扉を固定していた器具が壊れ、扉が吹き飛び、五月蝿い音を立て無様に転がる。
その様子を黙っていたみていた子どもと男に向かって俺は言う。
「さあ、こうして扉が開いたんだ。胸を張って堂々と交渉に行こうじゃないか」
再び子どもを左手で持ち上げ、男を担ぐと音を聞きつけ集まり始めた腐れエサの呻き声をBGMに俺は悠々と校舎内に足を踏み入れた。

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校
状況:上半身裸 子どもと男を担ぎ、校舎内へ

335 :篠原優二 ◆kM.tjyW1q2 :2006/05/10(水) 07:20:06
>330 「私はこんな事件に会うのは初めてだな。・・・等訓市か。聞いたことが
ある町名だな。」
そういって私は二階を眺めた。

現在地:分校二階
状況:返事を返す。

>331 「武器かい?生憎だが、振り回せるものしかないなぁ。」
そう言いながら私は、大佐が鈴木に銃を渡すところを横目で見つめた。
(今は黙っておこう・・・。また銃を向けられたらたまったもんじゃない)

状況:橋本中尉に返事を返しながら、大佐と鈴木のやりとりを見る。

336 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/05/11(木) 00:38:45
>331>333>335

>「ところで警視、あんたは銃か何か持っているのか?銃が無くても、刃物か何か持っておいた方がいいぞ。
  ここじゃあ敵が何処から来るのか分からないからな………」
橋本中尉が切り出す。
>「武器かい?生憎だが、振り回せるものしかないなぁ。」
篠原警視が答えるより早く大宮大佐が拳銃を抜いていた。
>「……警部、借りていた拳銃だが、やっぱり返すよ。やはり猟銃の方が使いやすい」
どうやら大宮大佐は演技が下手らしい。
ぎこちない仕草で差し出された拳銃を受け取った。
「そうですか。確かに回転式は不慣れでしょうね。同じナンブでもオートとリボルバーじゃ大違いだ。」
警察が採用しているニューナンブは、日本の銃器設計の第1人者である南部氏の名前を冠している。
その南部氏が設計した南部14年式は日本帝国陸軍に採用されていたんだ。
慣れた手付きでシリンダーを外し、残弾を確認する。
装填された5発の弾丸に発射された形跡は全く無い。
確か1発目は空砲だから撃てるのは都合4発、という事になる。
そのやり取りを見ていたし篠原警視が口を開く。
>「私はこんな事件に会うのは初めてだな。・・・等訓市か。聞いたことがある町名だな。」
「出来る事なら一生会わない方がいいでしょうな。」
等訓市は培尾市の事件に比べれば規模が拡大した第2次生物災害の一被災地に過ぎない。
その衝撃が一段落してからの被災地はネームバリューでは遥かに劣る、とも言える。
悲惨さに変わりは無いのだが。
「警視、良かったらニューナンブを使って下さい。」
篠原警視に拳銃を渡しながら微笑んだ。
>「ワオォォォォォォオーーーン!」
犬の遠吠えが廊下内に反響する。
酷く近い所に居るのが解った。
「犬、か。感染していないと良いんだがな。」
感染していない可能性は高い、だろう。
確かあの少女が言うには感染したと思われる犬は遠吠えをしなくなったと言っていた。
「・・・急ぎましょう。取り合えずヘッドライトの正体を確認したい。」
大急ぎで教室へと移動する。
最初に避難する時に使った教室だ。
・・・忌々しい巨大な蛾の化け物の死体がある教室の中へ小川が滑り込んだ。

所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1 、CD、古い手帳
    車の鍵
現在地:分校・2階
状況:篠原警視に拳銃を渡す。窓から消火ホースの垂れ下がっている教室に侵入。

337 :名無しになりきれ:2006/05/11(木) 01:00:37
肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね肥満死ね


338 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/05/11(木) 13:28:48
>323-324>332
>「あのね、エレベーターの近くなの。…んと…こっちかな?」
つぶやいた俺の脇をすり抜けて桃華が前に出る。
そのままクロークの方へ歩き出した。階段のほうではルイスたちが何やら話しこんでいる。
ほんの少し歩いたところで壁に嫌にリアルなムカデの像が張り付いているのが見えた。
甲殻の表面の光沢といい、黒玉のような目といいもう少し手加減してもいいんじゃないだろうか。
あまりにもリアルすぎて鳥肌が立ちそうだ。
――――いや、実際に立った。
動き出したから。

>「キャ――!!ムカデ――――!!」
桃華は金切り声を上げているが俺は無言で、ついでに動けなかった。
硬直した俺の目の前で桃華がムカデに絡みつかれる。
そこまで来てようやく動き出そうとした俺の脇をルイスが走り抜け、
長い助走からの強烈な直接フリーキックがムカデの頭部を捉えた。
その勢いで桃華を抱えたまま転がるムカデ。固まる俺。
ルイスは転がったムカデに走りより、頭を捩じ上げた。
>「シノザキ!俺が桃華の耳を塞いでいるからその間にムカデの頭を吹っ飛ばせ!桃華は目と耳を塞いでろ!
> ついでに口もだ!銃声でびびって舌噛むぞ!」
貴様は鬼か。

その後も何やかやとがなり立てるルイスをよそに考え込む。
マジで近寄りたくねえ。あげく口に拳銃を突っ込んで撃てなどできるわけがない。
じゃあライフルで・・・と思ったが頭が吹っ飛んだ死体のグロさには変わりがないだろう。
当然他の人間が銃で撃っても同じ。なら俺が別の方法でやるしかないわけだ。ちくしょう。

背負っていたリュックから右腕を抜く。口は常に半分開けてある。
その中に手を突っ込み、鉄串をつかみ出す。リュックを投げ捨てポケットから小瓶を取り出した。
蓋を開け鉄串を中に突っ込み、軽くかき混ぜる。
たっぷりとニコチンの濃縮液がついたそれを、ムカデの口に突き刺した。
手である程度まで押し込んだ後、靴底で思い切り蹴りつけ、深々と打ち込む。
ニコチンは意識障害や呼吸麻痺を引き起こす毒物で、致死量も少量。
そして――急性に作用する。
ほんの一分もたたないうちに痙攣が始まり、それから程なくしてムカデは動かなくなった。

ルイスと一緒に桃華からムカデの脚を引き剥がす俺の顔は多分だいぶ青ざめているだろう。
「・・・ムカデと・・・カマドウマだけはほんとに苦手でなぁ」
幼い頃の苦い記憶だ。ここに来てそれが足を引っ張ることになろうとは思わなかったが。
「なんかもう心折れそうだわ」
(極力素手で触りたくないので)ライフルの銃身を隙間にねじ込んで脚を外しながら、割りとマジで呟いた。

339 :名無しになりきれ:2006/05/11(木) 15:59:32
>319
田中の銃弾はキメラの足を打ち抜いた。
すさまじい悲鳴をあげながらも、キメラは田中ににじり寄ってくる。

340 :桂木 桜子 ◆jFC.LOgoJM :2006/05/12(金) 05:47:41
>331 >333 >335 >336
軽トラックを校舎ギリギリまで寄せる。
トラックを踏み台に使うので、校舎の排水溝で脱輪しないよう壁に密着させて停車させた。
サイドブレーキを引いて場所を固定させる。
「分校に到着したけれど…これからどうしましょうか?」
今のところ

>「ワオォォォォォォオーーーン!」
ドアを開けたところに、犬の遠吠えが聞こえてびくりとする。
遠吠えの主は、堂々とした体格の白っぽい犬だった。子供の頃飼っていた犬によく似ている。
「早くお逃げなさい、食べられてしまうわよ」
見た限り感染していないようなので、そっとしておく事にする。
それにしても、中途半端な怪物よりも、あの子の方が余程うまく生き残れそうですわね。

まずは赤木さんをどうにかしなければならない。
「赤木さんを吊り上げるには人手が足りませんわね。希望さん、中の様子を見てきますわ。
少し向こうを向いててくださる?」
そういい残し、私は運転席のシートに足を乗せた。そのままトラックの屋根によじ登る。

私は窓枠に手を掛けて、そっと教室の中を覗き込んだ。
教室の中にはスコップで縫い止められた蛾の死骸があるだけだった。
だが、校舎の奥からは男性らしい話し声と、複数の足音が聞こえてくる。

校舎に立て篭もっている村人が、名主の関係者なのか、そうでないのかは賭けに近い。
だが、赤木さんの反応を見る限りでは、村中に顔を知られてるわけでも無いと判断した。
「どなたか手を貸して下さいませんか?病人がいるんです」
私は思い切って声をかけた。

341 :ブランデンブルク ◆aAVOu2Okbk :2006/05/12(金) 23:00:54
>323-324>325>332>338
ミリアに罵られながら仕方なく彼女をその場に降ろす。
意識が予想よりもはっきりしているから、当分の間は変異の危険性は無いだろう。
首を騒ぎの方に向ける。見れば、大きなムカデに組み付かれた桃華を助けようと、
男二人が悪戦苦闘しているようだ。
特にシノザキは手を触れるのも嫌なようだ。よくもまぁ、ムカデを気味悪がっているくせに
その他のグロテスクな化け物共を相手に出来るものだ。
「仕方が無いな…」
腰の長銃剣を抜き、大股で二人に歩み寄る。
「どけ」
小銃の銃身で桃華に絡みついたムカデの足を一本一本ずつ外すシノザキを脇に退ける。
そんなことでは夜が明けるだろうに、と口には出さずに目で語る。
「桃華、少しばかりムカデの体液が掛かるかもしれないが、我慢しろ」
長銃剣を逆手に持ち替え、ムカデの頭部の繋ぎ目に突き刺す。
その瞬間、動きを止めていたムカデの体がほんの僅かだが一瞬だけびくりと動いた。
それと同時に絡み付いていた脚の拘束が緩み、それを見逃さず一気にムカデを桃華から引き離す。
「ざっとこんなもんだ…で、どうするよ?あの女は?」
桃華と大して違わぬムカデを片手でぶらぶらと弄びつつ、二人を振り返る。
「意識ははっきりしているようだが、あれじゃ足手纏いもいい所だ…だが、あんな状態で一人にすれば、
間違いなくあの女は一気に化け物になるぞ。あの女は今は精神で保っているようなもんだからな」

装備:武装SS外套、40年型野戦服、35年型スチールヘルメット、アサルトパック 、黒革手袋
持ち物:MG3(160発)、7.62mm×51NATO200連弾薬箱×1、ワルサーP38(8+1発)、9mm×19弾8連マガジン×5、
長銃剣、折り畳み式スコップ、雑嚢(43年型山岳帽、調合ハーブ×2、メモ)、L型ライト、火斧、
現在地:30階通路

342 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/05/13(土) 00:44:22
>331
前の方で御手洗のお兄ちゃんと山田さんが何か話してる。山田さんがチョコバーを手渡してるみたい。
御手洗のお兄ちゃんがこっちを見て、サンキューと手振りで合図した。

おじいちゃんは周囲を警戒しながらも、銃の説明をしてくれた。
子供相手でもきちんと答えてくれるのが嬉しい。何か話していると気が紛れる。
だけど、さすがに大戦の話になると、おじいちゃんは黙ってしまった。
私はふと、山田さんがこちらを見ているのに気づいた。
金色の目は薄暗がりの中でも淡く光って見えた。少し怖くなったけど、慌てて思い直す。
>「………残念だが、詳しくは話せないな。私の権限で話せるのは……」
>「お〜い!どうやら問題は無さそうだ!全員でこっちに来てくれ!」
どうやら話はここまでみたい。
話さずに済んで、水野のおじいちゃんはホッとしているのかもしれない。

>「ほ、本当にあの中に行くんですか?」
>「あら、御手洗さんは行かないの?」
まさに鶴の一声。御手洗のおにいちゃんは慌てて車から飛び降りた。

水源地は蔦がいっぱい絡みついた古い建物だった。
裸電球の明かりでは、部屋の奥まではよく見えないけれど・・・・・。
「さっき動いてた人、いないね」
私は周囲を見渡した。
「ねえおじいちゃん、さっき鈴木さんが言ってた『ここにあるかもしれない鍵』って何なのかな?」
探すくらいなら幾らでも手伝えるけど・・・『鍵』が、私の目でも分かるようなモノと良いんだけど。

343 :名無しになりきれ:2006/05/13(土) 07:52:30
>342
視界の端の端に、遠くなのでよく分からないが、
周りの物と比べると象くらいの大きさがありそうなナメクジの姿がチラリと見えた。
………こちらにゆっくりと近付いてきている気がする。

344 :名犬オホートニク ◆y.SwUA0Hno :2006/05/14(日) 04:00:17
>340
ロシア中の雌が惚れ込んだ自慢の喉を披露していると、なんだかボロっちいトラックがやってきた。
運転してるのは人間の女だ。ん、助手席の黒いのには見覚えがあるな〜? 相変わらずのヘタレ臭だぜい。
荷台で寝ている男は……アレ臭いな。感染してるみたいだから近づかないでおこう。
「わう〜ん」
女が壁を登って中に入るのを見届けて、少し考える。
中に入ると、あの馬鹿野郎と鉢合わせになりそうだしな〜。
モフの恩人がいなけりゃあ、とっとと場所を移りたいところだぜ。
ん、そういえばあいつらどこ行った?

「大王様〜! 見つけましたよ! あの子の匂いです!」
「タイヤの跡がありましたから、車に乗って移動したんだと思います!」
オレが吠えてる間に校舎の周りを嗅ぎまわってたんだろう。ペタとモフが息せき切って戻ってきた。
「よし、じゃあ、ここにゃあもう用はないな」
タイヤ跡の匂いさえ覚えれば、車を追跡するなんざあ簡単だ。
「こっちです大王さ――しょえええええ!?」
去り際に正面玄関を見ると、ゾンビの死体が沢山転がっていた。
あの馬鹿が勢いよく突き進んでるんだな……ん〜〜〜む。
命張ってまで知らない人間を助けるオレじゃないんだが、このまま見捨てていくのも後味が悪い。
なるべく危険を冒さずに人間どもに警戒を促してやるには……ああ、そうだ。
アレがあった。
「大王様どこ行くんっすか〜?」
「先に行ってろ。すぐに追いつく!」
「わかりやした! 早く来てくださいよーーー!」
二匹を先に行かせ、玄関前の死屍累々を跳び越えて校舎の中に入る。
学校の構造なんてどこも似たようなもんだろ。入ってすぐの壁とかにアレはあるはずだ。
おお、あったあった。早速あったぞ。
赤いランプとボタンのついた小さな鉄のドアだ。昔、これをいじったことがあるんだよ。
あの時はジリリリリリリリ〜ってやかましかったな〜。
思い出にふけるのもそこそこに、ドアの前で後ろ足立ちになり、前足でボタンを押す。
「このっこのっとりゃっ」
押す。
「てってってってぃ!」
押すんだってば。
「あ〜〜〜〜もう! 犬の足にゃつらい作業だぜ!」
って、押せるか! ボタンのある穴がオレの前足より小さいじゃねえか!
しかも何だこの透明な蓋は? ガリガリガリガリ………爪で穴空けちゃる。
どうにか蓋を削り取ったオレは、舌先でボタンを押し込むことに成功した。
よし! やかましい!
これだけうるさくすれば、人間どもも警戒するだろ。
不意を討たれるようなことにはならないはずだ。
やることはやったし、ここはとっととオサラバするぜ!

所持品:首輪
舎弟:ペタ&モフは先行して車を追跡中
現在地・状況:九武村、分校前 新校舎の火災報知器を鳴らして玄関から飛び出す。
状態:健康

345 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/05/14(日) 15:50:16
>334
どれほど担がれたままになっていただろうか。
私の三半規管は平衡感覚を失い、視神経に至っては物を捉える事が出来なくなっている。
わかりやすく言えば気分が悪い・・・

>「なぁ〜んだ、思ったより燃えていないじゃないか」
ふと顔を上げると校舎らしき建物がぼんやりと見える。
状況は判断できないが、焦臭い匂いが広がっているのは確かだ。
あぁ、頭が上手く動かない・・・

>「ちょっとの間ここで待ってろ、扉を開けてくる」
「男」が何かを喋ったが、何を言ったのか聴き取れなかった。
私はコートが汚れるのも構わず地面に横になった。
胃の奥からは酸っぱいモノが込み上げて来る。
どこからか破壊音が聴こえてくるが、確かめる気にならない。
もう駄目だ・・・

>「さあ、こうして扉が開いたんだ。胸を張って堂々と交渉に行こうじゃないか」
頭が痛い。
気分が悪い。
景色が回る。
くだらない事を考えているうちに担がれてしまった。
こんな所に来るのではなかった・・・


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)
現在地: 九武村分校
状況: judasに担がれる、乗り物(?)酔い

346 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/05/14(日) 16:46:56
>335、>336
「ああ、やはり我々が腰に吊っていたのとは違う」
演技が上手くない事を誰よりも理解している大宮大佐は、何処か申し訳無さそうな苦笑いで言った。
「それでも持っていないよりはマシだろうな。いいか?奴らと戦う時は必ず頭を狙うんだ。
近距離に持ち込まれると、どうしてもこちらが不利になる。絶対に一発で仕留めろ。
恐らく居るであろう他の生物だろうとも、大抵は頭部を破壊さえすれば……」
「………中尉、そろそろ話を切り上げてくれ。出発だ」
橋本中尉は、物静かな水野軍曹とは対照的で、一度話し始めると必要以上に長く話す癖がある。
敬礼と共に中尉が話すのを止めると、老人達は鈴木に続いて教室へと侵入する。
>340
教室に入るなり、窓の方から女性の声が聞こえた。
「誰だ!そこから動くんじゃない!!武器を持っているなら直ぐに捨てろ!!」
金田兵長の怒鳴り声が教室中に響く。兵長は銃の安全装置を外し、既に銃口を窓へと向けていた。
だが、大宮大佐は銃を降ろさせ、自らが窓へと歩み寄ると、外に居る者へと話しかけた。
「そっちに病人が居ると言ったな?我々には多少ながら医療の知識がある。見せてもらえれば……」
>334,>344
その時、けたたましい警報が彼らの居る教室にも届き、その音で大佐の言葉もかき消されてしまう。
どうやら校舎内に設置された火災報知機のものらしい。
「…また何処かで火が上がったのか?」

名前:大宮外吉/橋本良治/金田昭平
持ち物:猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/猟銃、背嚢

>342、>343
全員が建物に入るのを見届けてから、水野軍曹もそれに続いて建物に入り、扉を閉じる。
天井からぶら下がった裸電球の明かりは、今にも消えそうなほどに頼りない。
「さぁ…何なのかは我々にもわからないが…」
少女の言葉に答えたのは、事務机の上に置かれた書類に目を通していた飯田少佐だ。
それらの書類には管理日誌と題されたノートや定期報告書などと書かれた物が多い。
「何にせよ、ここには何か手がかりがあるだろうと思うよ。軍曹、悪いが煙草を貰えんかね?」
「…?少佐…そっちの奥に何か見えませんでしたか?」
少佐へ煙草を渡そうとした軍曹が何かを見つけ、少佐も軍曹の視線を追って奥を見る。
裸電球の頼りない明かりの所為で、奥に広がる闇が逆に際立ってしまい、何も見えない。
「………警戒して損は無いだろう。絶対に警戒を緩めるな。上にも気をつけろ」

名前:水野治夫/飯田忠雄
持ち物:三八式歩兵銃、水筒、背嚢/九九式短小銃、背嚢

347 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/05/14(日) 17:08:52
>339
「はっ…ははははは…!貴様、所詮は部品の寄せ集めか!」
思っていた通り、やはりこの怪物の脚は蜘蛛と同じく千切れやすかったようだ。
銃撃によって千切れかけた脚を引きずりながらも、怪物は耳の痛くなる奇声を上げてにじり寄ってくる。
だが、もはや恐怖を感じる要素など一点も無い。死に損ないの虫けらに果たして何が出来ようか。
「とっととくたばれ!このっ…化け物がぁっ!!」
次に銃口を向けたのは奴の頭部だ。奴が力を振り絞り近寄ったお陰で、狙いやすくなっている。
私はこの距離ならば絶対に外さない自信があった。拳銃によってこいつを確実に殺傷する自信があった。
奴が再び奇声を上げ、口を大きく開いた瞬間に、私は奴の額を狙って引き金を引いた。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(3発装填、予備2発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(3発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街新聞社ロビー
現在の状況:怪物の頭部へと発砲

348 :篠原優二 ◆kM.tjyW1q2 :2006/05/14(日) 17:32:48
>336 ニューナンブ・・・日本国製の回転式拳銃。
ちなみに一発目は空砲じゃない。まぁ真っ赤な嘘ともいえんが。
「もらっておくよ。」
>「出来る事なら一生会わない方がいいでしょうな。」
まったくその通りだ・・・私は心の中で呟いたが、口には出さなかった。
まだこの人たちを完全に信用したわけではないし、言わなくてもいい
ことだ。
ニューナンブを見つめながら私は思った。

>「ワオォォォォォォオーーーン!」
犬の遠吠え・・・腐った奴らじゃなきゃいいんだが。
意外に近くにいるらしい。気をつけなければ・・・。

>346 「ああ、弱点は知ってる。」
確かに近距離戦は危険だ。敬礼をする中尉を見ながら、私は
歩き始めた。



>340 生存者か。ゾンビじゃない以上、ありがたい。
ここは金田とかいう兵長に任せるか。
兵長が例の女性と話している間、私は壁にスコップで止められている蛾の
死体を見た。

>334>344
けたたましい警報が鳴り響いた。
火事が上がったかどうかはともかく、誰が鳴らしたんだ?
兵長の話も中断されてしまう。

所持品:ニューナンブ(装弾数5発)、鉄パイプ
現在地:分校 二階
状況:警報に反応する。

349 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/05/14(日) 21:58:17
>340
>「ああ、やはり我々が腰に吊っていたのとは違う」
「ええ、解りますよ。」
苦笑いを浮かべる大宮大佐に優しい笑顔を浮かべながら頷いた。
橋本中尉が拳銃を受け取った篠原警視に対ゾンビ戦の心得をレクチャーしているのを背中越しに聞きながら教室へと入り込む。
>「ああ、弱点は知ってる。」
さて、どこで弱点とやらを知ったのだろうか?
何にせよ警戒は続けるべきだろう。

>「どなたか手を貸して下さいませんか?病人がいるんです」
窓の外から女性の声が聞こえる。
シグを素早く構え、窓に照準を合わせる。
>「誰だ!そこから動くんじゃない!!武器を持っているなら直ぐに捨てろ!!」
同じように猟銃を構えた金田兵長の声が教室中に響き渡る。
この声で散々新兵を怒鳴り散らして来たに違いない。
大宮大佐が臆する事無く窓際まで歩き、声の主に話し掛ける。
>「そっちに病人が居ると言ったな?我々には多少ながら医療の知識がある。見せてもらえれば……」
大佐の声は甲高い悲鳴を上げる火災報知機に掻き消された。
くそ、また火事か?
シグを右手に持ち替え、窓際まで接近すると一瞬だけ顔を出して周囲を確認する。
「・・・桂木さん、ですね?私ですよ、鈴木です。」
返事も待たずに手を差し出すと桂木の小さな手を掴み、そのまま引っ張り上げる。
彼女の手を握ってみて感じたのはタコの感触だ。
何度も破れ、その度に厚くなっていたであろうそれは目の前の女性には似合わない。
「ああ、彼らは大丈夫です。自警団とは関係が無いようです。病人は車の中ですか?下に下りて様子を見ます。
 動かせそうならホースを絡めつけますから、合図をしたらホースを引っ張って下さい。」
窓から身を乗り出し、ホースに捕まった所で思い出したように振り替える。
「ああ、こちらは桂木さんです。で、そちらの若いのが篠原警視。それに大宮・・・大宮大佐と橋本中尉と金田兵長です。」
老人達を紹介する時に多少の躊躇いがあった。
流石に階級をつけるのは如何なものかと思ったが・・・老人達の機嫌を損ねるよりはマシだろう。
それだけ言うと素早くホースを伝って車の屋根に降りる。
「で、病人はどちらです?」
シグに取り付けられたフラッシュライトを作動させ、助手席側の窓から覗き込む。

所持品:シグP226(3)、薬品入りのガラス瓶2本、ワクチン2本、日本刀1本。
    煙草、ライター 、アンプルシューター(1)、ワクチンx1 、CD、古い手帳
    車の鍵
現在地:分校・校庭(校舎のすぐ外に止めてある軽トラの助手席側)
状況:桂木を教室に引き上げる。軽トラの中の様子を探る。

350 :綾小路 桃華 ◆FTiifLi0KU :2006/05/15(月) 19:42:22
>332 >338 >341
死んだとばかり思ってたのに!何でまだ生きてるのよ!
お願いだから放してよー!
いやー!!むしー!!!きゃ――――っ!!!!

…………心の中で叫びまくってるけど、身体は石化したように動けない。
ええ。鳥肌なんて生易しいものじゃないです。気持ち悪くて死にそうです。
何でビルの中にムカデなのよ!
っていうか何で出会うのゾンビとか化け物ばっかなのよ!
あたしが一体何したって言うのよ〜!!!ばかー!!

皆が必死になってムカデを引き剥がそうとしてくれてる。
ミスタ・ルイスの言われるまま、あたしは不自由な手で耳を押さえた。
視聴覚を遮断すると、ますますムカデの感触をはっきり感じるようになった。
>たっぷりとニコチンの濃縮液がついたそれを、ムカデの口に突き刺した。
ムカデがひときわ私に密着してきた。

……暗転。

>「ざっとこんなもんだ…で、どうするよ?あの女は?」
>桃華と大して違わぬムカデを片手でぶらぶらと弄びつつ、二人を振り返る。
桃華の反応は無い。
一般人にはいささか刺激が強すぎたのだろう。
男性陣がムカデを引き離した時には、桃華は完全にのびていた。

状況:ムカデを取り除いてもらうが、ショックのあまり気絶中。

351 :judas ◆fGngH1./vI :2006/05/15(月) 21:44:43
>344
フン、だぁれも出て来やしない。
大勢の人の気配はするが、誰も彼もが警戒し出てくる様子がない。
警戒するのは良い、何も考えず勝機も何も無いのに突っ込んでくるような自殺志願者よりはマシだ。
しかし、警戒のし過ぎはよくない、よろしくない。
何故?俺がつまらないからだ、他に理由がいるか?
>「ワオォォォォォォオーーーン!」
そんな事を考えてる時、犬の遠吠えが響き渡る。
おそらくはあのデカ犬だろう。
綺麗で良い声をしてるじゃあないか、惚れ惚れする。
そして、それに続くようにけたたましく警報音が鳴り響いた。
あのデカ犬がやったのだろうか?だとしたら、あのデカ犬は大層頭が良い。
ゾワリ、と背筋に『何か』が走る。
ああ、いけないよろしくない、今は集中するんだ。
そう・・・物事を進めるのには順序がある。目先の欲望に気を取られるな、押さえつけろ。
男と子どもを床に下ろし、感情を落ち着かせる為に大きく深呼吸する。
少し・・・ここいらで休憩したほうがいいのかもしれないな。
子どもと男はグロッキーだし、取引相手は警戒して出てこないし。
無理矢理引きずり出してもいいのだが、それをしてしまうと他の連中がパニックを起こす。
それはよろしくない、パニックは人間をエサにする。絶望の次に厄介なモノだ。
警戒を緩め俺に話しかけてくるのを待つか・・・それともこの騒ぎを聞きつけてきた奴に取引を持ちかけるか。
それとも、ここが腐れエサの群れに覆い尽くされるか・・・。
さぁてね・・・どうなることやら・・・。
俺は考えに口を歪ませるとゆっくりと座り、目を瞑った。

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校
状況:上半身裸 校舎内で小休止

352 :名無しになりきれ:2006/05/16(火) 20:05:20
>344
火災報知機の音に驚いた村人達が様子を身にきたようだ。
手にはそれぞれ猟銃を持っている。

>345-346
「おめぇ、どこのもんだ?!」
村人の一人が大声で叫んだ。
まだ変化した左腕には気がついていないようだが・・・


353 :シャファン ◆eWetSwDGhY :2006/05/17(水) 00:59:19
足音を立てずに疾走。闇の中で飢えた山猫の瞳だけが光の尾を引いていく。
地下フロアは全域に渡って照明が落ちているようだった。伸ばした自分の手も見えない――そんな闇。
普通なら助けを待つか明かりを探すところだが、シャファンはかまわず駆け続けていた。
暗いのは平気だ。闇はアタシの味方だ。
落ち着く……落ち着く……活き活きとしてくる。
自分以外の誰の息遣いも感じられない。
誰も存在しない暗闇こそが、自分の理想の空間なのかもしれない。……ふと、そんな思いが湧いてくる。
「――へっ」
一笑に付す。
確かに一人は落ち着く。闇は自分に安らぎを与えてくれる。
だけど……。

通路の先に明かりが見えた。
部屋の中から漏れているものだろう。間違いなく、あそこが目的の場所だ。
「シャファンがやってく〜る〜ぅ〜♪」
作詞作曲自分自身な歌を口ずさみながら、ゆったりと歩く。
首を振り、乱れた前髪を跳ね除ける。一目を気にする気持ちがなくちゃ、こんな仕草は出てこない。
そう。
一人だけじゃあ、気持ち良くなれないもの。

現在地・状況:地下フロア、通路。漏れる明かりだけを頼りに監視室へと歩みを進める。

354 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/05/17(水) 15:01:53
>343 >346
なんか空気が生臭い気がする。気のせいかな。

入ってすぐの場所は、古ぼけた事務机と棚が置いてあった。
山の建物らしくストーブも置いてある。灯油入ってるのかな。
皆、部屋の中を念入りに捜索していた。だけど、初めての場所で、何かわからないものを探すのって辛いね。
私も見よう見真似で探すけど、書類探しに関しては大人ほど漢字が読めないので、あまり役に立っていない。

>「何にせよ、ここには何か手がかりがあるだろうと思うよ。軍曹、悪いが煙草を貰えんかね?」
「おじいちゃん、煙草ならここにあるよ」
ほら、と机の上にあった煙草を投げる。
>「…?少佐…そっちの奥に何か見えませんでしたか?」
>「………警戒して損は無いだろう。絶対に警戒を緩めるな。上にも気をつけろ」

もし何かあったとしても、裸電球一個じゃ何にも見えないよね。
私は煙草の置いてあった机の引出しからライターを見つけた。
筆記用具の中からマジックを取り出し、火をつける。
ろうそく代わりの明かりだが、手元が見やすくなった。
「へえ、すごいじゃない」
「そ、そうかな。2,30分くらいなら大丈夫だって」
実は全部、サバイバル番組の受け売りだ。
まさか実践する事になるとは夢にも思っていなかったけど。

さて。事務机がある部屋は二間続きになっているようだ。
隣の部屋はどうなっているのかな。私は好奇心にかられて、暗がりにマジック灯りをむけた。
「――――ヒッ!!」
私は飛び上がって、おじいちゃんの後ろに逃げ込んだ。
「おじいちゃん、何あれ、何あれ!!!」
私は震える手で、得体の知れない化け物を指差した。

マジックの火に照らされて、怪物の濡れた皮膚がてらてらと光っている。
ナメクジとしか表現しようのない容貌だ。
頭部がこのサイズなら、全体がどれくらい大きいのか想像もつかない。

戸口の周りに亀裂が走る。
「畜生、こっちにくるつもりなんだ!」
御手洗のお兄ちゃんが叫んだ。
赤と黒の毒々しい色彩のナメクジは、狭い戸口から無理やりこっち侵入しようとしていた。


状況:巨大ナメクジに気付く。

355 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/05/17(水) 23:02:49
>338>340>350
真っ青な顔をしたシノザキがムカデの口に何かに浸した金属の棒を押し込む。
暫く巨大なムカデが痙攣したかと思うと動かなくなった。
「さっきのラボポーションか。拳銃をぶっ放すよりゃ安全だな。」
>「・・・ムカデと・・・カマドウマだけはほんとに苦手でなぁ」
二人掛りで、と言っても手を動かしているのはマクナブだけだ。
ライフルのバレルで引き剥がすよりも手を使った方が遥かに早い。
>「なんかもう心折れそうだわ」
心底嫌そうに呟くシノザキの姿を見てマクナブが腹の奥で笑う。
「むかーしな、対尋問訓練の一環でな。ベトナムで捕虜になった男の話を聞いてな。
 そいつは捕虜になって、3週間ほど便所に閉じ込め・・・」
カマドウマ別名は便所コオロギだ。つまり、その捕虜は―
>「どけ」
嬉々としてカマドウマ談義を始めようとした所にブランデンブルグが割り込んできた。
長い銃剣を間接の隙間に滑り込ませると器用に捻り、ムカデを引き剥がす。
少々体液が漏れたが毒性は無いだろう。
多分。
>「ざっとこんなもんだ…で、どうするよ?あの女は?」
「あー、どうしたもんかねぇ。そんなに酷いのか?」
その場に座り込みながら全く反応が無い桃華の頬を軽く平手打ちしながら答えた。
まぁ胸の詰め物がズレたと言えば桃花は一発で目を覚ますだろうが、今起きられては困る。
>「意識ははっきりしているようだが、あれじゃ足手纏いもいい所だ
  …だが、あんな状態で一人にすれば、 間違いなくあの女は一気に化け物になるぞ。
  あの女は今は精神で保っているようなもんだからな」
ペチペチと頬を軽く叩いていた手を止め、短く思案するとボソリと呟く。
「桃華が目を覚ます前に処分するってのもありだな。クロークに押し込んだ事にしちまえばいいだろ。」
太腿に括り付けられたホルスターに収まった拳銃に手を掛けたままミリアを見据えた。
「んで、皆の衆はどう思う?」


356 :桂木 桜子 ◆jFC.LOgoJM :2006/05/18(木) 00:37:27
>346 >348 >349
>「誰だ!そこから動くんじゃない!!武器を持っているなら直ぐに捨てろ!!」
怒鳴り声に思わず首を竦める。もしかして私、早まったかしら。
だが、現れたのは落ち着いた物腰の老人だった。さっきの声の主とは別人らしい。
>「そっちに病人が居ると言ったな?我々には多少ながら医療の知識がある。見せてもらえれば……」
けたたましい非常ベル音に、老人の話は中断された。
>「・・・桂木さん、ですね?私ですよ、鈴木です。」
次に現れたのは鈴木さんだった。鈴木さんは私を引っ張りあげてくれた。
>「ああ、彼らは大丈夫です。自警団とは関係が無いようです。病人は車の中ですか?下に下りて様子を見ます。
 動かせそうならホースを絡めつけますから、合図をしたらホースを引っ張って下さい。」
鈴木さんはその上、病人を運び上げるのを手伝ってくれるという。
私が着物の裾を直している間に、鈴木さんは互いの紹介を済ませてくれた。
「初めまして、よろしくお願いします」
一礼して挨拶に代える。
ご大層な肩書きの方ばかりですわねえ、やはり敬礼しなくては駄目かしら。

「大宮大佐、さっきの話ですが、実は大変申し訳ないのですが、病人は感染しているので…」
私は申し訳無さそうに大宮大佐に話した。
非常ベルの音に負けないよう声を張り上げていたが、鳴り始めた時と同じくらいの唐突さでベル音が消えた。
私は耳を済ませた。駆けつけた誰かが止めたのだろうか。
窓の外の鈴木さんは、今は助手席をのぞき込んでいる。
「鈴木さん、荷台に回ってくださらない?…赤木研究員が感染したの」
これだけで、鈴木さんには十分だろう。

再び紹介された相手に視線を戻す。
それにしても篠原と紹介された男性はとても若く見える。本当に警視なのだろうか。
「その若さで警視さんなんて、篠原さんは優秀でいらっしゃるのね。頼りにしていますわ。
……ところで、一体お幾つの時に警視に就任なさったの?」
色違いの目と視線を合わせ、私はさりげなく探りを入れた。

服装/所持品:和装/アンプル(抽出高分子入)×2、救急セット、 研究員の手帳(カードキー) 写真 、古びた日記

357 :judas ◆fGngH1./vI :2006/05/18(木) 18:15:55
>352
>「おめぇ、どこのもんだ?!」
警報音が鳴り始めてどれくらいたった頃だろうか?
数人の足音共にその声が聞こえてきた。
片目を開き、声の聞こえてきた方向に視線を向けると、数人の村人らしき奴等がそこにいた。
こんな事態だからだろう、手には猟銃が握られていた。
「こぉれはこれは、村民の方々・・・お騒がせして大変申し訳ない」
俺は立ち上がり、演技がかった口調と仕草で村人に頭を下げる。
口には人を馬鹿にするような笑みを浮かべ、続けて言葉を紡ぐ。
「え〜、この度、化物judasは、あなた方と取引をしようと思い馳せ参じました」
そう言うと、俺はグロッキーになって倒れている子どもの首を左手で傷つけないように掴み、ゆっくりと持ち上げる。
「この子どもの命、それと引き換えに水と研究所までの案内人を用意してもらいたい。
別にそう難しい注文じゃない、そうだろ?そうだよな?じゃあチャッチャと取引に応じろ」
俺は自分の言いたいことだけさっさと言うと、子どもを突きつけ、村人の返答を待った。

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校
状況:上半身裸 校舎内で村人と取引開始

358 :ミリア ◆mPSJuQyNAk :2006/05/18(木) 18:46:40
>355
>太腿に括り付けられたホルスターに収まった拳銃に手を掛けたままミリアを見据えた。
「そう…もう、私は貴方達にとっては死人も同然なのね?」
AK-103を杖代わりによろよろと立ち上がるが、息は荒い。
誰の目から見ても既に限界を超えているとわかるだろう。
否定はしない。ウィルスに侵され切った体が人間の形を保ち続けているのが、
精神力によるのが大きい事を。しかし、だからと言って死んでやる心算も殺されてやる心算も毛頭無い。
「悪いけど、私を殺そうって言うなら、それなりに抵抗させて貰うわよ?
私はまだ死にたくないの。醜いと思えば良いわ。だって私は死にたくないし、何が何でも
生き残って、元の体に戻ってやるんだから。これって人として当然の考えでしょ?」
ゆっくりとした動作ながらもバンドで吊っていたAK-103を震える両手で構えようとした。
(ああもう、何で言う事を聞いてくれないのかしら…本当、いやんなっちゃう)
が、腕を言う事を聞かず、銃を抱えたまま持ち上がることは無かった。
全身から力が抜け、ミリアはその場に膝を着いてしまった。
「あーあ…私、もうこれで終わりなのかしら?」
膝を着き、顔を俯かせたままミリアはつぶやいた。
「いやんなっちゃう。本当、いやんなっちゃう…フフフ」
そしてもれる乾いた笑い声。

359 :校舎の村人:2006/05/18(木) 21:05:12
>357
>「こぉれはこれは、村民の方々・・・お騒がせして大変申し訳ない」
慇懃無礼な態度を取るjudasの変化した腕に村人達の顔が真っ青になった。
>「え〜、この度、化物judasは、あなた方と取引をしようと思い馳せ参じました」
村人が猟銃を構えjudasを狙う。
>「この子どもの命、それと引き換えに水と研究所までの案内人を用意してもらいたい。
  別にそう難しい注文じゃない、そうだろ?そうだよな?じゃあチャッチャと取引に応じろ」
「・・・銃を降ろせ。この化けもんが!どこまで卑怯なんだ!」
リーダー格の中年が叫び、猟銃を降ろすように言った。
「水はくれてやる。案内もしてやる。・・・おい。」
中年男が意味深に頷くと村人の一人がすごすごと引き下がった。
暫くして、村人が戻り、恐る恐るjudasに大きな水筒とコップに入った水を渡した。
・・・水筒の水は普通の水だがコップの水には農薬がたっぷりと入っていた。

360 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/05/18(木) 21:21:13
>352>357
>「おめぇ、どこのもんだ?!」
項垂れていた私が顔を上げると、そこには村民とおぼしき連中がいる。
私は気だるい体を起こして壁に寄りかかった。

>「え〜、この度、化物judasは、あなた方と取引をしようと思い馳せ参じました」
この男はjudasという名らしい。
それにしても取引とはどういう事だ。こんなクズどもを相手にして何になる。

>「この子どもの命、それと引き換えに水と研究所までの案内人を用意してもらいたい。
このクズどもが諾々と応じるだろうか。
人間は武器を持ち、群れる事によって自身が強くなったと勘違いする者が多い。
「judas、いまさら研究所に行ってどうするんだ?」
人間としての思考がある為、judasの行動は予測の付かない所がある。
それが良い面に繋がればいいが・・・

所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)
現在地: 九武村分校
状況: 壁に寄りかかる

361 :子供:2006/05/18(木) 21:29:12
>357
なんか話をしていると思ったらいきなり化け物に掴まれた。
もう抵抗する気もない・・・

>359
あ〜あ、このオッサン達は化け物の言いなりになってりる。
なんて情けないんだろう。

>360
横を見るとヒゲオヤジが壁に寄りかかっていた。
氷のような冷ややかな目でこっちを見ている。コワイ・・・

362 :名無しになりきれ:2006/05/19(金) 04:09:17
>347
頭部を吹き飛ばされたキメラは動かなくなった。

ロビーの壁には案内図が張られている。
1階には、編集室、書庫、編集長室などがあるようだ。

363 :judas ◆fGngH1./vI :2006/05/19(金) 04:14:47
>359 360
>「・・・銃を降ろせ。この化けもんが!どこまで卑怯なんだ!」
俺は村人の罵声に口を笑みの形に歪ませた。
この村人達のリーダーが利口な奴でよかった。
人間、時に感情的になる事も必要だが、時にその感情を切らねばならない事もある。
コイツは、この村人はその切り替えが上手い。
>「水はくれてやる。案内もしてやる。・・・おい。」
リーダー格の男が他の村人に声をかけると、村人はその場から下がる。
んー、統率もきちんと出来てる。これは学ばなければならない所が多い。
>「judas、いまさら研究所に行ってどうするんだ?」
ふと、さっきまでグロッキーだった男―――今も少々グロッキーである事には変わりは無いが―――から声が掛かった。
俺は少々悩んだ素振りを見せ、男の問いに答える。
「・・・仲間さ、仲間が研究所に捕らえられてるんでね、救出に行かねばならない」
その後の事は教えない。
いや、教えたっていいのだが、今それをココで言ったのなら、結構高い確率で猟銃の集中砲火を浴びる事になってしまう。
それは勘弁願いたい。また食料を補充をするのも面倒だし、これ以上宴に出るエサを減らすのもよろしくない。
男とそうこう話しているうちに、村人がコップと水筒を持って戻ってきた。
俺は子どもを床に下ろし、左手で水筒とコップを受け取り、口を歪ませる。
「村人諸君、大変失礼・・・俺の説明が足らなかったようだ、申し訳ない」
歪ませた口を戻すことなく、俺は言葉を続ける。
「俺はね、この血に塗れた身体を洗いたいんだ・・・だからこれじゃあ足りない。
出来ればバケツに入れてきてくれるとありがたいのだが・・・ああ、ちょっと待て」
俺の言葉を聴き、再び水を取りに行こうと踵をかえした村人を呼び止める。
口を益々歪めながら左手を動かし、器用に水筒だけを床に落とすと、村人にコップを差し出す。
「何度も往復するのは疲れるだろう?これを飲んで呼吸を整えてからいくといい。
俺はさっき十分に飲ませてもらったんでね、喉は渇いていない・・・さあ、遠慮なくどうぞ」
中々受け取らない村人に無理矢理コップを握らせると、俺は笑いながらその水を勧めた。

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校
状況:上半身裸 村人に水を勧める

364 :校舎の村人:2006/05/19(金) 21:42:59
>363
>「俺はね、この血に塗れた身体を洗いたいんだ・・・だからこれじゃあ足りない。
出来ればバケツに入れてきてくれるとありがたいのだが・・・ああ、ちょっと待て」
重い音を立てて水筒が床に落ちる。
>「何度も往復するのは疲れるだろう?これを飲んで呼吸を整えてからいくといい。
俺はさっき十分に飲ませてもらったんでね、喉は渇いていない・・・さあ、遠慮なくどうぞ」
差し出されたコップを村人が震える手で受け取る。
泣き笑いの表情を浮かべ、コップとリーダー格の男を交互に見ていた。
(ばかたれがっ!)
リーダー格の男が声にならない声で罵る。
(落としちまったふりをすれば良かったんだ!)
泣き笑いが完全な泣き顔になり、そしてjudasに襲い掛かった。

365 :名無しになりきれ:2006/05/20(土) 20:16:47
>349
希望の持っていた携帯電話が鳴り始めた。
・・・どうやら全開の無線封鎖から30分経ったらしい。

366 :judas ◆fGngH1./vI :2006/05/20(土) 21:04:35
>364
泣きながら殴りかかってくる村人の拳を避け、村人の足を軽く払う。
無様に地面に転がった村人を冷やかな目で見ると、俺はその村人の右手を踏みつけた。
手の骨を潰さない程度に、しかし逃げる事が出来ないように痛みを与えて。
絶妙な力加減で村人の手を踏みつけたまま、俺は喋る。
「さてさて、村人諸君・・・どうして俺がこうやってわざわざ人質を連れてきて
アンタ等と取引をしようとしているか・・・理解はできるか?」
無様に転がっている村人の呻き声が響くだけで、俺の問い掛けに対する答えは無い。
俺は溜め息を吐き、足に力を込める。
ミシリ、と嫌な音が響く。村人の呻き声が大きくなった。
「俺はね、穏便に済ませようと思ったんだよ。無理矢理押し入ったら嫌でも犠牲が出てしまうだろ?
諸事情によりそれは出来る限り避けたい、だから人質を用意して穏便に済ませようとしたんだ」
顔を歪め、言葉を紡ぎながらドンドン足に力を込める。
ベキベキと骨が砕け、肉が潰される嫌な音が響く。村人の声は既に悲鳴に変わっている。
リーダー格の男が焦りながら何かを言っているが、それにすら耳を貸さずに俺は言い続ける。
「なのに、それなのに・・・お前等ときたら、こんなモノで俺を毒殺しようと考えやがる。
面白い!ああ大変愉快だ!面白かった!本当にとてもとても、笑いが込み上げる位に愉快だった!」
村人の右手は醜く潰れ、原型を留めていない。
それでも俺は口に笑みを湛えながら、タバコの吸殻でも磨り潰すかの様に執拗に踏み続ける。
五月蝿いぐらいの絶叫が廊下に響く。でもそれを意に介することなく、俺は言った。
「そう、とても愉快だった、だから取引は続けようと思う。こんな愉快なお前等を殺すのは惜しい。
ま、人質が2人に増えたから多少要求は増えると思うが・・・その辺は俺を毒殺しようとしたペナルティとでも考えてくれればいい」
一通り言い終えた俺は、新たな血に塗れた足を村人の右手から退かした。
「ああ、悪いな・・・ついつい、力が入りすぎてね」
俺は足元で無様に潰れた右手を押さえ、絶叫しながら苦しんでいる男に棒読みで謝ると、リーダー格の男に笑顔で言う。
「まあ、俺に続ける意思があっても、お前等が嫌だ、と言うなら無理にとは言わないさ。
さ、どうする?選ぶのは君だぞリーダー君?・・・取引を、続けるかい?」

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校
状況:上半身裸 リーダーに取引を続けるか確認

367 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/05/21(日) 01:20:44
>341>350>355>358
死後硬直な何なのか、ムカデの脚はしっかりと桃華を抱え込んで離さない。
・・・まぁ、まず第一に俺の手際の問題だというのは分かっているのだが、しょうがねぇじゃん触りたくねぇんだもの。
桃華が気を失っているため自発的に抜け出そうとしないのも面倒だ。
>「どけ」
さすがに見かねたらしいブランデンブルクが進み出て来る。やべぇ超頼れる。マジ惚れそう。
>「桃華、少しばかりムカデの体液が掛かるかもしれないが、我慢しろ」
間髪いれずにムカデにナイフを突き立てた。
うわほんとに汁出たよ・・・。やはり犬っころに人間的繊細さを求めるのが無謀ということか。
あー気持ち悪ぃ。

>「ざっとこんなもんだ…で、どうするよ?あの女は?」
言われて視線を向けるといつの間にか意識を取り戻していたらしいミリアがそこにいた。
>「桃華が目を覚ます前に処分するってのもありだな。クロークに押し込んだ事にしちまえばいいだろ。」
「むこうさんが納得してくれんならね」
むこうさんとは当然ミリアの事だ。
そしてこれまた当然だが、提案を呑むつもりはないらしい。
震える手で銃を構えようとするが、腕の力が銃の重さに負けているようで、
ついには足も萎え、その場にへたり込んでしまう。
「まぁ、今すぐどうこうってつもりは、少なくとも俺には無いんだがな・・・」
拾い上げていたナンバー錠を指先でくるくる回しながらミリアに話しかけた。
「あんたをクロークに突っ込む。これで中から鍵をかける。当初の予定通りさ。
 鍵をかける役が桃華からあんた自身に変わりそうなくらいだな」
もっともどの道死刑宣告なのは変わりが無い。受け入れてもらえなければ執行が早まるだけだ。
第3の可能性もあるにはある。こちらにしてみれば最悪の可能性だが。
「・・・もし、そんな扉くらいぶち破れるようなバケモンになったら・・・、そんときは気兼ねなくやれるよ。






あいつらが」
最後に軽く顎をしゃくってブランデンブルクとルイスを指し示す。
まぁ俺にしたって他人の命と自分の命を秤にかけられるほど、
ヒューマニズムに溢れた人間ではないわけだが。

368 :名無しになりきれ:2006/05/21(日) 16:10:28
>365
携帯の着信音にゾンビが気がついたようだ。
ゾンビの群れが向かってきた!

369 :名無しになりきれ:2006/05/21(日) 17:04:58
>366
巨大な肉食性の蛾が襲い掛かってきた。

370 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/05/21(日) 18:53:02
>348、
「いやいや、頭を潰すだけじゃいかん。先に脚を潰した方がいい場合だってあるんだぞ。
こういう場合は頭ばかりを狙ってしまうかも知れんが、動きを封じるのも一つの有効な戦法だ」
大宮大佐と金田兵長が窓際の女性への対応を行っていた為、暇を持て余していた橋本中尉は、
篠原に対して、先程の話の続きを話しはじめた。また少し長くなりそうだ。
>349、>356、
鈴木に紹介された老人達は揃って女性へと挨拶代わりの敬礼を送る。
「感染とは……それはつまり、例のあの細菌かね?ならば、我々が出来る事はないだろうね。
ああ、それから階級は気にせんでいいよ。軍人以外に階級など、意味が……」
>366
突然、下階から耳に突き刺さるような悲鳴が届く。知っている村民の声だった。
「………下で何かあったらしい。少し見てくるよ」
二度に渡って言葉を妨害された大佐は些か不愉快そうに言い、部下を連れて下階へ向かった。

名前:大宮外吉/橋本良治/金田昭平
持ち物:猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/猟銃、背嚢

>354
少女がマジックに火を灯すと、薄暗い部屋が少しだけ明るくなった。
「ああ、有難う」
少女から投げ渡された煙草を受け取った飯田少佐は、皺が目立つ老人らしい笑顔で礼を言い、
受け取った箱から煙草を一本取り出すと、それを咥えてから自らのポケットを探る。
「軍曹、悪いがライターかマッチを………っ!」
火を借りようと水野軍曹の方へと視線を向けた少佐の目に、『奇妙な物』が映った。
また、それと同時に少女の悲鳴が聞こえ、水野軍曹もそちらへと銃を向ける。
「………何だこいつは………大陸にも居なかったぞ……こんなもの……」
その巨体と、その外観に、思わず少佐は呟き、思わず咥えていた煙草を落としてしまった。
一瞬、大きさの所為で何なのか分からなかったが、よく見れば蛞蝓のように見える。
「ぐ、軍曹!君は彼らの避難誘導に当たれ!私はこいつの足止めを試みる!!」
「了解しました!車両への誘導が終了次第、少佐の援護に戻ります!」
かつて生物兵器を研究していた彼らにとっても、この怪物は異様な物であったらしい。
普段は冷静な飯田少佐も水野軍曹も、どこか慌てているように見える。
「さあ、すぐに外に出るんだ!ここに居ると危ない!」
少佐とともに蛞蝓を警戒しつつも、水野軍曹は三人に避難を促した。

名前:水野治夫/飯田忠雄
持ち物:三八式歩兵銃、水筒、背嚢/九九式短小銃、背嚢

371 :田中秋久 ◆iN6vAlHM66 :2006/05/21(日) 19:51:35
>362
口に銃弾が飛び込んだ瞬間、怪物は頭の血や肉片を派手に飛び散らして絶命した。
「……畜生が。怪物如きが調子に乗るなよっ…!」
こいつは私の行動を、あれだけ妨害したんだ。射殺してもまだ気がすまない。
腹いせに何度か蹴りを食らわせてやると、上半分が無くなった頭部から血が噴き出した。

「………しかし…県警本部は何をしてるんだ……この緊急事態に…」
拳銃に弾を詰めなおしていると、ポケットに入れていた銃弾が全て尽きた事に気づいた。
「参ったな……」
私以外に警官が居ないこの村では、38口径の拳銃弾などを補給できる見込みは無い。
肩に掛けた小銃も予備と装填を合わせて7発。決して十分な量とは言えない。
敵に見つからないように進む事と、出来る限り発砲を控えるように気をつけなければ。

周囲を見回すと、先程怪物が飛び散らした血で染まった社内の案内図が目に留まった。
そうだ、食堂を探さなければならないのだ。怪物の所為で忘れていた。
「…編集室の隣か。すぐ近くだな……」
食堂の場所を確認して、私はそちらに向かおうと歩き始めるが、一度立ち止まる。
そして、怪物の死骸にもう一度だけ蹴りを入れてから食堂へと向かった。

名前:田中秋久
年齢:47
性別:男
所持品:M60拳銃(5発装填、予備0発)、無線、手錠、警笛、警察手帳
三八式歩兵銃(3発装填、予備4発)、包丁(小銃先端に固定)
リュックサック(「地獄都市から生還せよ!」田中宗一・著)
現在地:九武村内商店街新聞社ロビー
現在の状況:怪物を射殺、編集室横の食堂に向かう

372 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/05/21(日) 21:21:49
>363
>「・・・仲間さ、仲間が研究所に捕らえられてるんでね、救出に行かねばならない」
捕まった仲間を助けるとは御苦労な事だ。
だが、私はjudasに人間臭い感情が存在する事に苛立った。
私の求めるものとは高度な知性を持ち、人間を凌駕する身体能力を持つ生物の到来である。
その媒体として用いるのに最も適した生物が人間であるが、感情が存在することによって事の判断を誤る可能性が強い。

>366
「馬鹿が・・・」
judasに挑みかかった村民は足元で無様な姿を晒している。
無謀にして無益、逃げるならまだしも殴りかかるとは愚の骨頂である。
話している雰囲気からすれば、まだ時間がかかりそうだ。
「judas、私は校内を回って来る。すぐに戻る」

>369
何かが羽ばたく音がする。
「・・・なんだ?」
歩いて来た方角から村民達の悲鳴が聞こえたが何かあったのだろうか。
まぁ、judasなら死ぬ事はないだろう。


所持品: 拳銃(弾数5)、抗ウィルス剤(8錠)
現在地: 九武村分校
状況: 校内を散策中

373 :黒井自分 ◆ZMOTzBeXsw :2006/05/22(月) 12:35:30
黒井は階段にいた
上からは銃声が響いている
(あの人たちは地獄に突っ込んでいくみたいだし…無理して上に上がる理由もないだろう…
まぁ…完全に安全が確保された時…ってそんなん下からわからんが…
少なくとも…あの人たちの足音が聞こえなくなる程度には離れといたほうがいいだろな…
危ないやつらの排除もできるし…何よりうるさいからおとりに使えるだろうし…)
そう思い黒井は階段に腰を下ろした、無論いつでも立ち上がれるようにだが

位置、状況:ビル・25階階段 階段で一休み

374 :名無しになりきれ:2006/05/22(月) 15:58:57
>373
「シャアアアアアアア…」
ぽたりぽたりと、天井から垂れる粘液が黒井の頭に降り掛かった。
見上げると、そこにはブレインサッカーが張り付いていた。

375 :名無しになりきれ:2006/05/22(月) 16:39:29
>373
ハサミムシの化け物が襲い掛かってきた。

376 :黒井自分 ◆ZMOTzBeXsw :2006/05/22(月) 18:45:36
>374>375
ぽたり、ぽたり
黒井の頭に何か粘着性の液体が降りかかった瞬間、黒井は無意識で飛びのいた
そしてそのまま相手の確認もせずに廊下へと向かう
しかし廊下にはどこから沸いて出たか強大なはさみを持った虫、そう、ハサミムシが黒井の方向へと俊敏な動きで向かってきていた
(ごめんなさい、こりゃぁ・・・はむかえないわな・・・べとべとしたこれを落としてきたのは・・・)
見上げ、あわてて方向を変え階段に向かう
背後に何かの着地音、どうやら天井の化け物が着地した音らしい
「だぁぁぁ!!」
そのまま黒井は猛スピードで階段を飛び降りるようなスピードで下り始めた

位置・状況:ビル25〜24階階段、後ろから化け物×2、逃走中

377 :小川平蔵 ◆K3F.1.DICE :2006/05/22(月) 20:57:56
>365>367
軽トラックの中にいたのは白衣の男と黒人の少年だった。
白衣の男の方には見覚えがある。
記憶の中の姿とは違い、真っ青な顔をして息も絶え絶えだが。
「ah・・・well・・・Could you help me? So,ferst of all・・・」
協力を求めるべく、もう一人のアフリカ系と思しき男に話し掛ける。
>「わ、私は日本語の方が得意なんだが・・・」
流暢過ぎる、というよりネイティブそのものの日本語で返事が返ってくる。
英語で話し掛けて日本語で切り返される事ほど不愉快な事は無い。
アフリカーンス語やスワヒリ語で返されるよりはマシだが少しは配慮して欲しい。
「Didn't your Papa and mama show you enough attention when you were a child?」
思ったままを口に出してみたが反応は全く無い。
F(Fuck)ワードも(Nigger)ワードも、おまけにD(Dutch)ワードも無しだが内容はかなりきつい。
「・・・結構です。取り合えず車から降りてください。彼をホースで引っ張り上げますから。
 自己紹介は後にしましょう。取り合えず外を見ていて下さい。」
白衣の男を車の外に引っ張り出そうとした時、聞き覚えのある着信音が背後から響く。
「妨害電波が解除されたか。急いだ方が良いな。」
白衣の男を半分引っ張り出した所で、金属の塊が車の床に落ちるのが見えた。
角張ったロングバレルと分厚いシリンダーを備えたレイジングブル。
(・・・貰っておくとする・・・か・・・)
素早くベルトに銃を差込み、白衣の男の体に巻きつける。
「こっちは大丈夫です!引き上げてください!」
2階に向かって叫ぶ。
>「お、おい。ゾンビの群れがこっちに向かってきてるぞ?」
アフリカ系の少年が肩を叩きながら言った。
「・・・取り合えず移動しましょう。携帯を返して下さい。」
何のことだ、と言いたそうなアフリカ系の少年から携帯をもぎ取り、メールの内容を確認する。
おそらくメールを送信したのはマクナブだろう。
電話を寄越せ、という事か。
ゾンビの群れから逃げるべく、走りながら着信記録を調べるとリダイアルボタンを押した。
追い詰められる恐怖の中で、無神経に流れる呼び出し音が止まった。
「もしもし!俺だ!どうなってるんだ?!」
携帯電話に向かって一言叫んだ。

現在地:校舎周辺
状況:ゾンビの群れから逃げながら、携帯電話(シノザキ所有)に掛ける。

378 :校舎の村人:2006/05/23(火) 21:32:53
>366
手を潰される悲鳴に村人達の顔が青くなった。
中には吐くものもいる。
>「まあ、俺に続ける意思があっても、お前等が嫌だ、と言うなら無理にとは言わないさ。
さ、どうする?選ぶのは君だぞリーダー君?・・・取引を、続けるかい?」
「解った。案内する。」
泣き喚く村人を見下ろしながらリーダー格の男が答える。
見下ろした先にある粉々になった骨とミンチになった肉が混ざり合った腕はハンバーグのような形をしていた。
「バケツに水を入れてもってこい。それとタオルが合った方が良いかもしれん。」
目の前の惨劇から意識を逸らそうと独り言を言った。
「さっさとやれ!」
苛立ちが限界まで達し、村人達を怒鳴り散らした。
「・・・あんたのお仲間(>372)は放って置いていいのか?」
リーダー格の男が苛立った調子で言った。
「ほれ、バケツとタオルだ。上着が必要なら言ってくれ。これ以上、ここにいる気がないならさっさと行くぞ。」
リーダー格の男は車の鍵を取り出すと玄関に向かって歩き出した。


379 :名無しになりきれ:2006/05/25(木) 21:18:44
>356
ナメクジが入り口にぶつかった衝撃で古びた本が落ちてきた。

「九武村カラノ避難手順」と表紙に書かれている。

新型発電装置ハ、コレヲモチイテ地下実験施設ノ動力供給源トスル。
タダシ、試験段階ノ装置ニツキ管理ハ、十分注意スル事。

炉心ガ制御不能トナッタ場合、緊急ノ手順ヲ用イテ停止サセヨ。
手順ニ関シテハ、下記ヲ熟読スベシ。

壱、緊急停止装置ノ操縦桿ヲ青カラ赤マデ、作動サセルベシ。
  冷却水ヲ用イテ、炉心ノ融解ヲ防グノガ、青。
  制御棒ヲ用イテ、炉心ノ制御ヲ行ウノガ、黄。
  汚染ヲ防グベク作動サセルノガ、赤デアル。
  順番ハ、指示通リニ、行ウ事。

弐、無線装置ヲ用イテ理研ノ尾田博士ニ連絡スベシ。
  格区画毎ニ無線装置ハ存在スルノデ責任者ノミ使用セヨ。
  無断使用ハ、厳罰トス。
  コノ装置ハ、山中地下ニ埋メラレタ電波出力強化装置ヲ介シテ、使用スル為、
  無線装置ノ種類ニヨッテ使用ハ制限ヲ受ケナイ。
  
参、汚染防止装置ヲ作動サセ、被害ヲ食イ止メル事。
  コノ際、通常ノ出入リ口ハ、封鎖サレルノデ非常脱出路ヲ使用スルベシ。

四、実験記録、軍属ノ身分証明書ヲ携帯シ、非常脱出路ニテ外部マデ移動、迎エガアルマデ
  ソノ場ニテ待機セヨ。

ナオ非常脱出路ハ、山ヲ貫通スル形状ヲシテオリ、九武村カラ用意ニ脱出スル事ガ可能デアル。


380 :judas ◆fGngH1./vI :2006/05/26(金) 06:30:42
>369 372 378
校舎を探索に行くと、その場を離れた男に、俺は軽く手を振って答える。
そして、それから数秒の時が経過した後、リーダーは搾り出すようにその言葉を言った。
>「解った。案内する。」
よろしい、大変よろしい・・・とても良い判断だ、リーダー君。
リーダーは他の村人に怒鳴り散らし、水とタオルを用意させた。
こんな化物の要求に答えなけらばならないのがよっぽど屈辱だったのだろう。
>「・・・あんたのお仲間は放って置いていいのか?」
そうか、あれだけ普通に話してたのなら仲間と見られてもしょうがないのかもしれないな。
となると、彼の安否が些か心配だ。腐れエサに殺され程あの男はやわには見えないが、多数の人間となると・・・どうだろう?
しかも、村人は猟銃で装備済み、男も拳銃を持っていたが・・・どちらにせよ、これ以上人間が減るのはどうしても避けたい。
>「ほれ、バケツとタオルだ。上着が必要なら言ってくれ。これ以上、ここにいる気がないならさっさと行くぞ。」
俺が考えに耽っていると、リーダーからバケツとタオルが差し出される。
あの男はすぐに戻ると言っていた、それが逃げ口上でないのなら・・・少し待てば戻ってくるかもしれない。
「おい、リーダー。少し待て・・・10分だけ待―――?」
そこまで言いかけた時、耳障りな羽音が俺の耳に響く。そして、それは姿を現した。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?!?」
その物体を確認するやいなや、俺は勢いよく爪を振う。
爪には黄色い液体が付着し、ぬらぬらとした嫌な光を放っている。
今、俺は何を払ってしまったんだ?
忌々しく生理的嫌悪感を抱かせる羽音が廊下に響く。
あぁ、見たくない見たくない。その方向を見たくない。
見れば絶対に後悔する、しかし見なければさらに後悔する事になるかもしれない。
俺は短い時間で無理矢理覚悟を決めると、ゆっくりとその音のする方向へ目を向けた。
あぁ、やっぱり、信じたくなかったけど・・・。
そう、そこに転がった物体、それは蛾だ。腹から黄色い体液とぬらぬらとした腸管らしきものを撒き散らし苦しんでいる蛾だ。
誰にだって苦手なモノはある。小川やシノザキ、田中や少年、校舎の探索に行ったあの男。
そう、誰にだってあるように俺にだってある。しかも病的なまでに苦手なものが・・・そう、それが蛾だ。
毒々しく醜い姿形、無駄に高い生命力、ランダムで予測不可能なあの動き。
嫌いだ、苦手だ、その全て、その蛾と言う物体を構成している全てが嫌いで苦手だ。
身体中から冷や汗が溢れ出し、鳥肌が立つ。表面上冷静を装ってはいるが、顔の笑みは既に引きつっている。
床に体液を撒き散らし苦しんでいる蛾を見て、俺は心の中で悪態をつきまくる。
ああ、クソクソクソクソクソ!クソッタレクソッタレ!だから蛾って奴は嫌いなんだ!
なんで非力で低脳のくせに無駄に生命力ばっかりが高いんだ!?畜生!腹を裂かれたんだから大人しく死んでろよクソッタレ!!!
生きてる価値の無いクソ虫!上位主に喰われる為だけに生きてるクソ虫!死んだ蛾だけが良い蛾だ畜生め!
体液を撒き散らしもがき苦しんでいる蛾も、俺にとっては恐怖の象徴に他ならない。
さっさと止めを刺してしまえばいいのだろうが、そう簡単にはいかない。
殺す為に近づいて飛び付かれたら?最悪気絶、良くて錯乱は免れない。それほどまでに俺は蛾が嫌いで苦手なのだ。

所持品:自分の右手
現在地:九武村 分校
状況:上半身裸 蛾に止めを刺すか悩む

381 :クリッペン ◆ySbpdz0Q8. :2006/05/26(金) 23:04:09
>353
ん・・・・・?
今、外で何か聞こえたような?
ゴキの死骸を部屋の隅に押しやって十数分、僕達二人はそれ以上口を開くでもなくガキは床、僕は椅子の上でボ〜っと腰を落ち着けていたんだ。
・・・・食欲もなくすってそりゃ。
この体験はちょっとしたトラウマになりそうだよ。これからは殺虫剤が手放せなくなるね、多分。
・・・・・こうして座って待っているだけっていうのも生え際に悪いな。
外を覗くくらいなら、いいか。

ドアを開けて頭だけ出して通路の様子を窺ってみる。
真っ暗じゃないか・・・・・あの女、ほんとにこんな状態でここまで・・・・・・・・・・!?
闇の中で、何かが動いたような気がした。
「うひっ!」
そう思った瞬間には、もう自分でも驚くくらいの凄い速さでドアを閉めにかかっていた。
カギかけて・・・・その後はどうしよう!?

現在地・状況:地下?F 監視室 通路へのドアの前 通路を覗き、すぐにドアを閉めようとする。

382 :ペタ&モフ ◆y.SwUA0Hno :2006/05/27(土) 14:54:36
「おう、こっちだこっちだ!」
「しかしアレだな。今日は走り回ってばっかだな俺ら」
「こりゃあ、明日は筋肉痛間違いなし!?」
「明日は明日の風が吹く〜〜〜っとくらぁっ!」
「なんだか北に向かってるね……村を出るんなら南だと思うんだけどオイラ」
「わざわざ危ないほうに急いでくだなんて、人間ってアホだなやホント」
「んだねぁ〜」
「それを追っかける俺らもアホだよなぁ〜」
「んだねぇ〜」
「わかってんのか!? テメェの酔狂に付き合って俺と大王様はここまでだな――」
「あ、この車だ!」
「あああああああっもうっ! おっかねえよクソ〜〜っ!!」
「この中みたいだけど、戸が閉まってるねぇ〜?」
「ああん? ボロっちいからどっかに穴くらいあんだろ」
「うん………こっから入れそうかな?」

>343
「こらっ! 押すなってバカ! 大体お前のが小さいのに――ん、なんだこの臭い?」
「どう〜? あの子いた〜?」
「いや、なんかでっけぇ物が…………って、あひょおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!?」
「なになになに?」
「じゅしじゃいういぢあいあうあだひゃややややめて止めて押さないででで!!」
「なになに〜〜〜?」
「うわああああああああああああああああああああ!!!!」

現在地・状況:水源地 建物の壁に空いた穴からペタが体前半分だけナメクジ部屋に入った状態、モフはかまわず押し続ける。

383 :篠原優二 ◆kM.tjyW1q2 :2006/05/27(土) 15:01:15
>356 いきなり質問をしてきたので、すぐには答えられなかった。
「えーと・・・確か、去年の夏だったと思うんですが・・・なぜそんなことを?」
何気なくこちらも質問をする。

>370 「こちらから離れているときは出来る限り頭を、近くにいるときは
足を撃つ、というわけですね。」
大体のことはわかっている。
>「下で何かあったらしい。少し見てくるよ。」
そういうと彼らは下へ向かった。
さてどうする。私はしばらくこの女とここで待っているのか。
私は壁を背にして寄りかかった。

所持品:ニューナンブ(弾五発)、包丁
状況:大宮大佐達が下に様子を見にいったので暇を持て余している。
(ちなみに包丁は先程拾った)

384 :名無しになりきれ:2006/05/27(土) 15:34:47
>383
巨大なクモが襲いかかってきた。

385 :名無しになりきれ:2006/05/27(土) 15:50:32
>372
「お前は誰だ!?」
斧を持った村人が近付いてくる。

386 :篠原優二 ◆kM.tjyW1q2 :2006/05/27(土) 18:45:33
>384 ぽたり、ぽたり。どこか水道が漏れているのか?そう思ったが、
すぐにそれは間違いであることを証明するものが、しかも目の前にあった。
天井には馬鹿でかい蜘蛛が張り付き、口から涎を垂らしながら、
こちらを真っ赤な目で見下ろしていた。
蜘蛛は大の苦手だ。ましてや人間大の蜘蛛なんてもってのほかだ。
「・・・やれやれ、付き合ってやるよ。」
私はニューナンブの銃口をその体に向けて、引き金を絞った。

状況:馬鹿でかい蜘蛛と対峙中。

387 :マクナブ ◆K3F.1.DICE :2006/05/27(土) 18:53:48
>358>367
マクナブは嫌になるのはこっちだという表情を浮かべながらミリアを見ていた。
表情を隠してくれるガスマスクは非常に便利だ。
「ま、俺はシノザキの言った最悪の可能性を考慮してる訳だ。」
クロークに閉じ込めても扉をぶち破る化け物になる可能性は十分残っている。
「その前に自力で脱出するかもしれん。そうする事が出来る訳だからな。丸腰にすんのも一苦労だろうな。」
屈み込んでなおAKを手放さないミリアを顎でしゃくりながら言った。
「ホルモンバランスやらの関係で女の方が変化しやすいそうだ。学者じゃないんで詳しい事は良く解らんが。」
おまけに中卒だし、と付け加えた。
「今のお前さんが参っているのは恐らくエネルギーの急速な消耗のせいだろうな。感染すると新陳代謝が活発になるらしい。
 それに免疫活動がかなり激しく抵抗しているはずだ。ウィルスによる変化と免疫機構のせめぎ合いって訳だ。
 体力自体は飯を喰えばある程度は回復するだろうよ。それも早急に。」
言い換えればそれだけ変化が早くなるかもしれないし、遅くなるかもしれない訳だ。
とんでもない博打だが、すでに賭けは始まってしまった。
「正直な話、来る気があるなら一緒に来てもらった方がありがたい。ゾンビやら化け物になる前に頭に一発叩き込めるし。」
簡単に排除できるリスクなら手元に置いておく方が安全だとマクナブは考えた訳だ。
化け物になったミリアに不意討ちを食らうよりは多少はマシ、と言う訳だ。
「仮にワクチンが見つかった時にお前さんが正気を保ったままどっかをほっつき歩いていたら意味が無いし。」
もちろんワクチンが存在するかどうかは解らない。
多少は希望を持たせた方が良いだろう。
クロークでおとなしくしていてくれる可能性も増える。
「んで、同志ミリアは何がしたいんだ?論理的且つ具体的な提案を頼むよ。」


388 :桂木 桜子 ◆jFC.LOgoJM :2006/05/27(土) 19:17:09
>370 >383
質問に質問で返した篠原さんには曖昧な笑みを返した。
私は大宮老人達に向き直る。
だが会話もそこそこに、階下からの絶叫に遮られてしまった。
老人達は様子を見てくると言い残し、下の階へ降りていった。

>377
>「こっちは大丈夫です!引き上げてください!」
鈴木さんの声に、私は窓から身を乗り出した。
軽トラックの周りには再びゾンビ達が集まり始めた。

鈴木さんと希望さんは車を捨て徒歩で逃げたようだ。
だが一刻も早く手を打たないと、荷台で横たわる赤木さんが危ない。
「トラックの病人を引き上げたいの。篠原さん、お力を貸してくださるわよね?」
呼びかけに、篠原さんが壁から背を浮かせた。
>384 >386
だが篠原が壁から離れた途端、それは現れた。
巨大な蜘蛛だ。等訓市デパートで散々遭遇したが、やはり慣れる事など出来ない。
まして手持ちが棒切れ一本では尚更だ。
>「・・・やれやれ、付き合ってやるよ。」
篠原さんが銃で撃ち落した。肩書きだけでなく腕も良いようだ。
だがまだ致命傷には至っていない。蜘蛛は真っ赤な目で、篠原さんの隙を窺っていた。

早く引き上げないと赤木さんの命が危ない。
だけどこの蜘蛛をどうにかしないと、私たちの命が危ない。
「警視さん急いで。早くしないと、外の病人がゾンビの餌食になってしまうわ」
蜘蛛を刺激しないよう、篠原さんにだけ聞こえるよう小声で囁く。


389 :篠原優二 ◆kM.tjyW1q2 :2006/05/27(土) 19:47:42
>>388 銃で撃ち落したものの、蜘蛛は倒れない。その目で私を見据えている。
>「警視さん急いで。早くしないと、外の病人がゾンビの餌食になってしまうわ。」
ゾンビめ、変なときに集まってきたか。
とはいうものの、辺りには武器らしきものはない。
そのとき、女の持っていた棒切れが目に止まり、さらにその後ろには
ポリタンクに入ったガソリンがあった。
「ちょっと失礼!」
私は女の手から棒切れをもぎ取り、ガソリンをかけた。
そして、発砲した。
棒は勢いよく燃えた。私はさらに床にガソリンをぶちまけ、燃えている棒切れを
放り投げた。
「さあ、行きましょう!」
私は窓から外に出た。

状況:炎で蜘蛛をひるませた後、窓から出る。

390 :大宮部隊 ◆iN6vAlHM66 :2006/05/27(土) 20:05:24
>380、>369
「……こりゃまた、思ってもなかった客が来ているな」
村民達の前に居るのは蛾を見て暴れている怪物で、村民の話し声や呻き声が聞こえる。
下階へ降りた大宮大佐達は、村民達よりも幾らか離れた教室からその様子を観察していた。
「聞け、二人とも。状況から見るに、先程悲鳴を上げたのはあそこに居る村民の何れかだろう。
これより村民保護の為、目標へ接近する。各自、発砲用意をしておくように」
大佐の指示に従い、橋本中尉と金田兵長は各々の銃の装弾を確認し、安全装置を外す。
それを見届けた大佐は自らの銃も同じように確認し、村民達が居る方へと歩き始める。
「………我々がそいつを射殺してやろうか?」
蛾を前に何かを考えている怪物へ最初に話しかけたのは、大宮大佐だった。

名前:大宮外吉/橋本良治/金田昭平
持ち物:猟銃、軍刀/猟銃、懐中電灯、背嚢/猟銃、背嚢


391 :佐治信方 ◆WYuBcIVVV2 :2006/05/27(土) 21:20:29
>385
>「お前は誰だ!?」
校内を散策していた私は男に呼び止められた。
無視したいところであるが、それで逆上しないとも限らない。
恐怖に呑み込まれた人間の行動は常軌を逸するものだ。この男の血走った眼がそれを物語っている。
そうなれば斧で斬りかかられるのが落目だ。
「・・・私が誰であろうと貴様には関係ないだろう?」
私は拳銃を構えて男の腹部を撃った。
どうも銃というのは気に入らない。撃ったときの反動が苦手だ。
横転した男は訳の分からない悲鳴と呻きを上げている。
「これは貰っておいてやる」
私は斧を拾うとその場を後にした。


所持品: 斧、拳銃(弾数4)、抗ウィルス剤(8錠)
現在地: 九武村分校
状況: 村民に発砲、校内を散策中

392 :子供 ◆gnJnZEDBsY :2006/05/27(土) 23:01:17
>370
突然現れたナメクジみたいな化け物。
>「ぐ、軍曹!君は彼らの避難誘導に当たれ!私はこいつの足止めを試みる!!」
>「了解しました!車両への誘導が終了次第、少佐の援護に戻ります!」
おじいちゃん達もちょっと焦っているみたいだ。

巨大蛞蝓は、もう一度この部屋への入り口へと体当たりした。
「キャッ?!」
弾みで、棚の上にあった書類が崩れて私の上に落ちてきた。
「ちょっと、大丈夫?!」
山田さんが慌てた様子で私の上から荷物を退けてくれた。
「いたた・・・・ありがと山田さん・・・・」
・・・い・・・痛いよ・・・。
頭を摩りながら起き上がった私は、ふと手の下に落ちていたファイルのタイトルに気付く。
なんか古そうな本だ。タイトルも古くさい。
「きゅうぶむら・・カラノ・・・ひ?・・・て・・・てじゅん?」
なんだろ。良く分かんない。
私は普通の子に比べたらずっと字が読める方だけど、大人並になんでも読めるわけ
じゃないもの。
古臭い本は何かのマニュアルみたいなので、とりあえず持っていく事にする。
まあどちらかというと武装用かな。
私には手頃な大きさだから、ゾンビを叩くのに役に立つかもしれないしね。

>「さあ、すぐに外に出るんだ!ここに居ると危ない!」
「飯田のおじいちゃんは?!」
水野のおじいちゃんが首を左右に振り、私達を急かせた。
「おじいちゃん早く来てね!先に車に行って待ってるから!」
あんなに大きな蛞蝓に銃が効くのかどうかも分からない。
もし飯田のおじいちゃんに何かあったらどうしよう。
そんな不安が頭をよぎるけれど、私が居た方がずっと足手纏いな事くらい分かっていた。
今おじいちゃん達のために何か出来る事があるとしたら、それは一刻も早く車へ戻る事だ。
>382
それにしてもさっきから犬の鳴き声がしてる気がしてしょうがないんだけど・・・空耳かな?

名前:森村 彩
所持品:カードファイル、ロケット、指輪、財布、鍵、非常用袋(中身不明)古びた本(タイトル:九部村からの避難手順)
服装:セーター、ジーンズ、防寒服上下、手袋、完全防水ブーツ
現在地、状況:水源地施設内→ワゴン車へ戻る途中。古びた本を手に入れる
健康状態:腕と肩に噛み傷(治療済)、感染の疑い(抗ウィルス剤投与済)


393 :シャファン ◆eWetSwDGhY :2006/05/28(日) 03:09:52
>381
明かりが漏れていたドアが開いた。
恐る恐る顔を出した男――その神経質そうな外見から、先程の声の主であることが容易に想像できる。
彼がクリッペンなのだろう。
口元を緩め、無音で近づく。
目が合った――と、感じた途端に扉を閉めようとするクリッペン。まあ、無理もない。恐怖からくる人並みの反応だ。
一跳びでドアの前に、その残り数センチとなった隙間に爪を突っ込んで妨害する。
「驚かしちゃった?」
目を白黒させるクリッペンを値目上げながら、ペロリと、シャファンは真っ赤な舌を見せた。

現在地・状況:クリッペンが閉めようとするドアを抑えて、隙間から目を合わせる。

394 :狙撃班 ◆CO7zDJ...Y :2006/05/29(月) 00:01:16
大柄な老人に案内された狙撃地点は、その狙撃して欲しい人物を狙撃するには最適の場所だった。
周囲に茂った雑木によって巧みにカモフラージュされており、一発二発じゃ射点の特定は不可能だ。
狙撃目標―赤ん坊がそのまま大きくなったような化物―を赤坂が視界の広い双眼鏡で探す。
赤坂の横で伏射の姿勢をとる雑賀は彼の指示に従い、目標をサイト内に補足する。
「いた……二時の方向。距離は…」
双眼鏡からレーザー側距儀に持ち替え、手早く目標との距離を算出する。
「およそ500m。風速は無いに等しい。大した修正は必要無い」
「だが1MOAの範囲内に収まるかどうか微妙だな。なにぶん、こいつは初めて使う銃だからな」
狙撃手は銃を自身の一部にするまで使い込む。それこそ徹底的に、だ。
そうして初めて狙撃手は銃と一心同体となり、芸術の域にまで達する狙撃を行えるようになるのだ。
「L96はいい銃だ。だが慣れてはいない」
「ぼやくな。さっさとあの化物ぶっ殺して、次にいくぞ」
雑賀は名主の醜悪な横顔に狙撃鏡の十字線を重ね、息を止めた。
ゆっくりと、静かに引き金に掛ける指に力を込めようとしたが…ここで思わぬ邪魔が入った。
「…定時連絡だ」
ヘッドセットから流れる耳障りな呼び出し音に集中を乱され、雑賀は吐息を漏らすとリップマイクを口元に引き寄せた。
「こちらはハウン…」
『あーあー。別に名乗らなくてもいい。此方は君の事をよーく知っているからね』
「?」
ヘッドセットから流れる聞き慣れない男の声と不可解な言葉に雑賀は首を傾げたが、
不意に胸中に不安が芽吹くのが感じられた。
「……お前は誰だ?」
『私は名乗るほどの者では無いよ。強いて言うならば、傘社の者かな』
「その傘社の者が何用だ?」
『なに。大したことじゃないよ…ちょっとばっかし君達に伝えたい事があってね』
無線機の向こうから耳障りな男の含み笑いが聞こえてきた。
雑賀は通信を切りたくなったが、もう少し辛抱する事にした。
『たった今から君達二人はKIA認定だ…私の言っている事が分かるかね?』
「Killed in Action…戦死。どういうことだ!?」
『簡単に言えばだね、傘社にとって君達二人がまぁ…どちらかといえば目障りなんだよね。
恐らく、君達はその村で色んなものを見ただろう。だから、傘社にとって君達は邪魔者以外なんでもないだ』
「………」
『勿論、迎えのヘリはこないし、除染作業の準備が完了するのも時間の問題。
せいぜい、化物どもから逃げ回っているんだね』
その言葉を最期に通信は一方的に途絶した。耳に響くのは空電音のみ。
「どうした、雑賀?」
雑賀の遣り取りを横から見ていた赤坂が声を掛けた。
「なんでもない。取り敢えず、奴の狙撃が最優先だ」
平静を装うがそれは無意味だった。引き金に掛かる雑賀の指先が小刻みに震えているのを赤坂は見逃さなかった。
だが流石によく訓練されている。深呼吸をすれば、雑賀は何時もの雑賀に戻っていた。
今度こそ誰からの邪魔を受ける事無く、雑賀は名主の横顔に照準を合わせ、静に引き金を引いていた。

395 :桂木 桜子 ◆jFC.LOgoJM :2006/05/29(月) 20:05:29
>389
>「ちょっと失礼!」
そう言って、篠原さんは私の持っていた棒を取り上げてしまった。
ポリタンクを持ち上げ、中身を棒と周囲にぶちまけている。
まさか…という思いは確信に変わる。
「あなた一体何を考えているの?!分校には大勢の村人が避難しているのよ!」
彼は私の静止には耳を貸さず、銃で私の持っていた棒切れに点火した。
蜘蛛が油の上を渡るのと、篠原さんが松明と化した棒切れを放り投げるのはほぼ同時だった。
火柱が上がり、蜘蛛はすさまじい悲鳴を上げながら炎上した。
再び火災報知機のベルが鳴り響く。
ああ、何てこと!どうかスプリンクラーが正常に作動しますように!
>「さあ、行きましょう!」
行きましょうですって?一体どこへ?!窓の外はゾンビだらけだというのに!!
この男は自殺志望者なのだろうか。
私は激しい怒りを押し殺しながら、スコップを引き抜き男の後に続いた。
蛾の死骸を縫いとめていたスコップは先が鋭く尖っていた。護身用に誰かが研いだのかもしれない。

「で。これからどうなさるおつもりなの?お手並み拝見と行きましょうか、ランボー検視さん」
トラックの屋根の上に降りた私は皮肉たっぷりに言った。
篠原さんは赤木さんの様子を見ている。
軽トラックで逃げるなら、鈴木さんが結んで下さったホースを解かなければならない。
それとも火が消えるまで待って、再び2階へと登るつもりなのだろうか。

状況:炎上した教室から脱出。軽トラックの上で篠原に今後の予定を聞く。

396 :名無しになりきれ:2006/05/29(月) 21:08:17
>394
巨大なダニが現れた。

397 :名主 ◆3qkQ6NfLhA :2006/05/29(月) 23:38:27
>394>396
雑賀の放った銃弾は下に逸れ、名主の首を切り裂く。
逸れた、と言っても見事な射撃だった。
狙いが左右にずれる事は無く、重力と複雑な気象条件が生み出す弾道特性のみに影響された狙撃。
ほんの微かに下にずれただけで、それは射手の技量というよりも、撃ち慣れないライフルの特徴によるものだった。
ワンテンポ遅れて体が崩れ落ちる。
噴出した黒ずんだ血の中を首が転がる首は、着弾の衝撃で目が大きく開かれ、
信じられないと言った表情で銃弾が飛んできた方向を睨んでいた。
ごろごろと転がり続け、障子の奥へと首が消えていった。


「終わったか。」
狙撃の様子を見守っていた永田老人が言った。
「ところであんた、さっき連絡を取っておったが一体・・・」
言葉が終わるより早く、巨大なダニが3人に襲い掛かる。
腰だめで猟銃で殴るより早く、ダニが永田老人に押しかかった。
腰に着けていた鉈をダニの頭に何度も叩きつける。
「さっさと行け。任務が残っているんじゃろ。」
狙撃ポイントを特定されないように二人だけに聞こえる声で永田老人が言った。
サップレッサーの着いた拳銃を構える赤坂に首を振る。
「ワシは良いからさっさと行け。弾は多い方がいいじゃろ?何、それに鉈があれば楽勝じゃて。」
車の鍵は刺さったままだ。
二人はそのまま移動するだろう。
「・・・年寄りの我侭につき合わせてすまんかったな、兵隊さん。任務を全うしてくれ。」
遠ざかる二人の背中に呟くと、肩に牙を突き刺すダニの頭に鉈を叩きつけた。
何度も、何度も。

398 :シノザキ ◆yxV9Fl5u/g :2006/05/30(火) 02:52:36
>377>387
>「ま、俺はシノザキの言った最悪の可能性を考慮してる訳だ。」
後ろからルイスが声をかける。表情はガスマスクのせいでまったく分からない。
そのまま、今のミリアの状況についてつらつら話し始める。
>「正直な話、来る気があるなら一緒に来てもらった方がありがたい。ゾンビやら化け物になる前に頭に一発叩き込めるし。」
それが誰にとっても一番問題が無い選択肢だろう。
こっちとしては何かあれば即ミリアを排除できる。
(排除という言い方もどうかとは思うが)
ミリアのほうでもゾンビか、あるいはもっと別の化け物になってまで生きていたいと思わないだろう。
もっとも、第二次災害では自分の意思で化け物として生きることを選んだ奴や、
本能で動く化け物になっちまった自衛官などもいたが。

>「仮にワクチンが見つかった時にお前さんが正気を保ったままどっかをほっつき歩いていたら意味が無いし。」
実際にあるかは分からないが、もし存在した場合、ミリアの所在が分からなければ無駄になる可能性は高い。
まぁ、解毒の手段なしに毒を持ち歩く馬鹿もそんなにいないだろうから、おそらくはワクチンも見つかるとは思うのだが。

>「んで、同志ミリアは何がしたいんだ?論理的且つ具体的な提案を頼むよ。」
これが一番の問題だ。断固として拒否された場合、俺たちはどうするか。
また、今思い当たったことだが、すでに最悪の目が出ている可能性だってある。
すなわち、こちらに対して悪意を持った存在に変質しているということだ。
銃に手をかけて、数歩下がる。決して恐怖からではない。
ただなんか下がりてえなーと思っただけだ。

下がったところで携帯が鳴る。思わず銃を抜いた。
なんかさっきも似たようなリアクションを。
あわててポケットから携帯を引っ張り出した。液晶を見るとさっきの番号からだ。
こっちが送ったメールが届いたということか。
通話ボタンを押し、耳に携帯を当てる。
>「・・・し!俺だ!どうなってるんだ?!」
「どうなってると申されましても・・・」
いきなり怒鳴りつけられるとは思ってなかったので、思わず率直な意見が口をついた。
「つーか鈴木か?どうなってるんだそっちは」
どうもこうも、切羽詰った調子からするとおそらく状況はよくないのだろうが。
通話をしながらルイスに視線を投げた。
多分その目には俺のことはひどく間が抜けて映っているだろう。

399 :名無しになりきれ:2006/05/30(火) 02:57:25
           街はいまや狂気の山脈

          死灰の積もった古き通りを

          名状し難いものが練り歩き

            闇をさまよう怪物が

           忌まれた家の戸を叩く

                ほら

               窓の外に

               窓の外に

      銀の鍵を握り締めて白い帆船に飛び乗れ

               門を超えろ

          魔宴はまだまだ終わらない


           バイオハザードLEVEL13
 http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1148827033/


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