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【TRPG】ヴァンパイアの学園祭(人∀・)チャッチャ4

1 :工藤ロゼライン ◆IX36EnfQv6 :2006/07/24(月) 06:13:08
我等のTRPGスレにようこそ。生と死の交錯する冒険の旅に出かけよう!
あなたのまえに非日常世界の扉が開く。

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【TRPG】いまこそ幻想界に飛び込もう(人∀・)タノム!・第二部『ヴァンパイアの学園祭』編
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学園に恐るべきヴァンパイアが潜む。頻発する怪現象。次々と犠牲になる生徒。
果たして誰が吸血鬼なのか。学園を舞台にした壮絶な戦いが始まる。

■舞台は現代日本。神奈川県立上湘南第一中学校(かみしょうなん)
■参加はキャラは普通の在校生でも、魔物退治のスペシャリストでもなんでも可。敵役大歓迎。
■上湘南第一中学は帰国子女も通学している中学校。外国人キャラでも参加可。
■学園が舞台だからといって参加資格は学生キャラのみではありません。
■オリジナルキャラクターでも版権キャラクターでも参加できます。
■途中参加コテ大大大大歓迎!

17 :名無しになりきれ:2006/07/25(火) 21:45:52
>>15
ちんポが

はれあがた

18 :ラスティーリア ◆/Xio6qyapk :2006/07/25(火) 22:32:20
>アッシュ
>「ラスティーリア、催眠術は使える? 部屋を訊きださなきゃ」
「使えないけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あー!話が終わっちゃう!あたし、使えたことないよー。
「相手の体の中に憑依すれば脳を乗っ取れるけどー。
そうだ!この宿屋の給仕女にでも取り付いてノスフェラトゥの泊まっている部屋がどこか調べようか?」
それがいいわね。
「シュウヤ、ではホテルの中に出発!
口でも鼻でも耳でも毛穴からでも体の穴からなら潜りこめるわ。あたし。
でもこの小ささだからね。元の体積があれば相手の体全体を包んで自由を奪ってからじっくり侵入できるんだけど。
レイジくんと合体したときはそうしたよねー。ねー。ねー。
アッシュには口から寄生したわ。
給仕女に抵抗されると女の体の中に入れないからレイジくん、シュウヤ、アッシュ、手ごろな女を見つけたら押さえ込んでね」

19 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/07/25(火) 23:57:53
いつも僕はアッシュを心配していて、いつもアッシュに心配なんかいらない。
いつもそうなのだけど……
アッシュはランドマークタワー地下駐車場の高級車のボンネットにどっかと座っていて、
僕らを見るなり『遅かったな』みたいな微笑みを浮かべた。
アッシュはノスフェラトゥの手下を何体か撃破して、僕らの腕前を見せてから交渉の材料にするつもりだ。
アッシュは僕の答えを待っている。
僕はリーダーではないけど頼られているんだ!アッシュに。
「昨日の戦いにはアッシュはいなかったからね。ノスフェラトゥもきみの実力を見れば驚くにちがいない」
僕の答えにアッシュの口元がにんまりする。………なにか取り違えているのかな僕。

>ラスティーリア
>「給仕女に抵抗されると女の体の中に入れないからレイジくん、シュウヤ、アッシュ、手ごろな女を見つけたら押さえ込んでね」
「えぇ!!!!!!!」
ということはフロントの受付嬢でも取り押さえろと!?
「や……やるかい?愁弥くん……」
でもそれって簡単に言うけど大変だ。
この地下駐車場に入るのだって守衛に見つからないよう守衛室の前を通る時は苦労した。
しかも僕らは学生服の中学生だ。目立つ。
「見てこれ」
僕は駐車場に掲示してある建物概要見取り図フロアガイドを見つけた。
「ロイヤルパークホテルの受け付けフロントは一階だ……ね。
受け付けをすませてエントランスホールに入る。
そこでランドマークタワー上層のロイヤルパークホテルにエレベーターで行くんだって。
52階まで直通か。タワーの52〜67階がホテルになっているんだね。
うーん。けど中学生が高級ホテルにネコまで連れて行ったら変に思われる……よね。
スタッフ用の入り口とかないかな。そこから入って手ごろな女を襲おう」
いや!
「手ごろなスタッフの女性に協力してもら……。あ――。別に女性でないといけないわけではないよね?」
変な状況になってきた。
僕は顔を真っ赤にしてあわてた。冷静にならないと。リーダーとして。
「待てよ……
そうだ!そうだよ!こうすればいい!
スタッフ用入り口なんてセキュリティーは万全だろう。
鍵が掛かっていても僕らなら簡単に壊せるけどさ。ばれて異常が通報されるし警報が鳴るでしょ。
裏口なんて利用する必要も無いし、いきなりフロント突破なんてもしなくていいんだよ。
間に人をはさめばいいんだ。
この駐車場にいて宿泊客が誰か降りてくるのを待とう。
降りてきたら……無理矢理だけど御協力してもらって…ラスティーリアを寄生させる。
その客でラスティーリアはホテルスタッフをここに呼ぶ。
……この駐車場に連れ込んだら……えー。また無理矢理押さえつけて憑依……
これでスタッフに取り付いたラスティーリアはホテル情報にアクセスできる……」
言いながらとんでもなく罪悪感………僕はぐったりした。精神的に。

20 :名無しになりきれ:2006/07/26(水) 00:11:35
ホテルの駐車場にも誘導用の警備員が配置されている
警備の人達が胡散臭そうな顔でこちらを見ている

21 :名無しになりきれ:2006/07/26(水) 00:21:24
もちろんこの警備員は吸血鬼だ

22 :水無月つかさ ◆kQQdi8IJII :2006/07/26(水) 00:22:24
なんて事かしら!今度の時間の先生も牙の主の使徒だなんて!
……なんて、今更、驚く事でも無いわね。
牙の主の兵は、この学校の生徒と先生、あと夜勤の用務員さんは特に危険ね。
じゃあ鼠男さんのは?きっとホテルの従業員さん、あとたまたま居合わせたお客さん。
横浜ロイヤルパークホテルは五つ星の最高級ホテル。お客さんはともかく、従業員さんは沢山居るでしょうね。
もしかすると、数的には互角になるかもしれないわね。あくまで数的にだけど。
だからこそ、ホテルの方には、面白半分でアレを差し向けておいたけど……面白いことになるかしら?

>8
『え?ええ、わたしは大丈夫よ。多分』
ちょっと華山さんを困らせるために、わざと不安になるように念を送った。
これだと、大丈夫という主張に根拠が無いように聞こえるし、
しかもその後に「多分」なんて付け加えられたら、その主張に自信が無いようにも聞こえるでしょう。
もちろん、実際は大丈夫よ。
あることをやったから、もう牙の使徒、とりわけこのクラスの人に襲われることはないわ。

まあそんな訳で、牙の使徒さん達に囲まれながらも、平和に授業を受けている。
吸血鬼に囲まれて授業するなんて、なかなか味わえない、貴重な体験ね。
何せ、実家の方には吸血鬼なんてほとんど居なかったから。
でも、契約のせいで面白いことが何も起こりそうにないのが残念ね。
それに引き換え、ホテルの方は契約の力があんまり及ばないから、面白い事が起こりそうねぇ……
悪魔にばかり楽しませるのは勿体無かったわね。ちょっと後悔してるかも。

23 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/07/26(水) 01:09:21
>10 水無月さん
>『え?ええ、わたしは大丈夫よ。多分』
そういい残して、念話は切れた。呼びかけてももう反応は無い。
水無月さんはホテルに何らかの応援を送ってくれるようだった。・・・・・無理してないかしら。
まあ、考えても仕方が無い事よね。
それに昨夜は、あれほどの攻撃をデビルサマナーの片鱗すら見せないで凌いだ水無月さんだ。
何の勝算も無いことはしないだろうし、そもそも私のような若輩者が心配する事自体がおこがましい気がした。

>22 薄汚い老人さん
・・・・・・今日は厄日かしら。
朝からひと癖もふた癖もありそうな人(?)とばかり会話してる気がするわ。
霊宝についても揺さぶりをかけたけど、目の前の老人の表情は殆ど変わらない。

私は目の前のホームレス風の老人を見つめ、ゆっくりと口を開いた。
「茨木、熊、星熊、金熊、虎熊・・・・・」
虎熊のところで、老人が僅かに身じろいだ。そう、この人が虎熊童子さんなの。
「・・・・・・なんて格好なの。時代は変わったわね」
まるでホームレスのようだった。潔癖症気味の神崎が見たら何と言うだろう。
だが外見はどうあれ、中身は使い魔どころの騒ぎじゃない。とんでもない大物のお出ましだった。
>「・・・・温い炎。」
フッと腕に息を吹きかけると、途端に腕に燻っていた炎が消えた
「良かった、言葉が通じてないわけじゃ無さそうね」
――――これはこれは・・・・水無月さんには藤田君より先に、私の応援を頼んだ方が良かったかもね。
逃げ出す手筈を早々に整えるべきかしら。
そんな内心の葛藤はおくびにも出さず、私は椅子から立ち上がり、窓を背にして立つ。
「・・・・・で、虎熊さん。誇り高い鬼達がこんな遠い国で何をしてるのかしら。
今回は頼光ならぬ牙の主に一服盛られた?それともお父さんの八岐大蛇がらみなのかしら?」
八岐大蛇がスサノオに敗れ、近江へと逃げた先でもうけた子供が酒呑童子という説がある。
ちなみに父親である八岐大蛇の尾から取り出された剣は、ベルが持っている天叢雲剣だったりする。
これも、単なる偶然で片付けられる事なのかしら。

「鬼さんたちが、異国から来た牙の主に味方して何のメリットがあるの?」
私は少し声の調子を変えてみた。
「ねえ虎熊さん。私はね、学校の怪異を無くすのが仕事なの。
あなた達のせいでこの依頼が面倒なことになって、私もものすごく迷惑してるのよね。
ねえ、ちゃんとしたお話を聞いた上で納得できる事なら、私もあなた達の邪魔はしないわ。
私は本当のことが知りたいだけなのよ。
――――それとも虎熊童子ともあろう人が、ご主人の許可がないと小娘相手でも何にも話せない?」

24 :名無しになりきれ:2006/07/26(水) 14:15:10
食中毒発生
午後から休校になった

25 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/07/26(水) 14:46:31
ラスティーリアに訊いてはみたものの、やはり催眠術はムリか。
確かに、そんなものがあるならわざわざ寄生する必要もなし……面倒が増えた。

>「相手の体の中に憑依すれば脳を乗っ取れるけどー。
>そうだ!この宿屋の給仕女にでも取り付いてノスフェラトゥの泊まっている部屋がどこか調べようか?」

ホテルのスタッフから特に力が弱く、抵抗される心配のない女性を狙って、
背後から襲ってふん縛ってラスティーリアを寄生させる。
そいつに部屋を調べださせ、あわよくば案内まで、ということか。
アレの気持ち悪さを知ってるボクとしては、やられる側に同情したくもなるけどまあ、仕方がない。
どうせ消される記憶か命だ、たっぷり気分を悪くしてもらえばいいさ。

あとは方法だ。レイジが、学生服姿で馬鹿正直に常道の入り口を使うことの危険を指摘する。
ボクら着替える暇もなく飛ばされてしまったものだから、そこらへんの制約が多い。
駐車場に降りてきた宿泊客を捕まえ寄生。その客を使ってホテルスタッフを呼びだし、今度はそっちに引越し。また寄生。
作業員用のエレベーターは悪くないが、手口が少々回りくどい。
「まあ……そうだな。でも宿泊客はさむってのは要らない手間じゃない?
人間は面が割れてるし、制服があるからな。また白猫さんに一働きしてもらうとか。
ホラ、あの人たちだって一応スタッフでしょ? ぶっちゃけ野郎でも構わないワケだし」

>ホテルの駐車場にも誘導用の警備員が配置されている
>警備の人達が胡散臭そうな顔でこちらを見ている
>もちろんこの警備員は吸血鬼だ

既に視線を集めているようだった。駐車場係が一人、さり気に近づいてきてる。
そして、ある非常にマズイことに気が付いたんだけど……

「すっかり忘れてたっていうか、全然考えもしなかったっていうかなんだけどさ……
『不死者』がホテルのスタッフにも手をつけてたりしてる可能性。連中にヤツの手下が紛れてるとヤバイんじゃないか?」

ボクは頭を掻いた。どうしたもんかな。
駐車場係はボクらからもう大分近くまで歩いてきていて、男の目つきは学校で見た「牙」の使徒のそれと同じだ。
蛍光灯の光を反射して濁った輝きを湛えた瞳で、ボクらを凝視している。
「あー、もう、いいか! しょうがねえ、お手並み拝見!」
すっと手を延ばして、シュウヤの眼鏡を指で弾いた。
弾かれた眼鏡は彼の顔面を離れると、空中で三回転半してコンクリートの地面に落下。レンズにピシリと細いヒビが入る。
「アタシを血の赤で塗って、ハニー?」
レイジの頬をつまむ、サラマンダーを喚ぶまでもない。二人に任せて、ボクは白猫を抱きあげ一歩下がった。

26 :名無しになりきれ:2006/07/26(水) 16:42:58
ベルの妖花アルラウネが盗まれた

27 :名無しになりきれ:2006/07/26(水) 20:10:59
アルら畝から放屁

28 :名無しになりきれ:2006/07/26(水) 23:33:50
カス専用スレあげ

29 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/07/26(水) 23:41:39
「礼司の作戦はしなくてすみそうだにゃあ。
あの警備員の手下から親玉の泊まっている部屋を聞き出せばいいにゃ。
それに手下が倒されればネズミ男も察知ぐらいするだろうにゃ。
手下が戦う前に怪しいともう連絡したかも。見張り役なんだから。
礼司のはおもしろそうな作戦だったけどやらないで終るとは残念にゃ」
戦いは天空のロイヤルパークホテルからはるかに遠い地下で始まってしまったにゃ。

30 :名無しになりきれ:2006/07/26(水) 23:51:29
だからギコが嵐を呼んでるんじゃ…

31 :ふかわりょう ◆wXxTrDIsUE :2006/07/27(木) 01:23:36
「その妖猫のいう通りですね。あの警備員を倒せばこのタワーに陣取る物の怪の首魁に悟られるでしょう。
でも戦わねばなりませんね。先方は既にやる気のようです」
警備員が牙を剥き走り寄ってくる。
ふかわりょうは持っていた鞄から細長い紙片を一枚取り出した。
俳句や短歌を詠むのに使う画仙紙のようだ。
「えい!
・・・・・・これで大丈夫。間に合いました。魑魅(=警備員)の念をこの空間に封じました。
これであの警備員を倒そうが何をしようが物の怪の首魁に悟られはしませんよ」
ふかわりょうは優しく笑った。アッシュと藤田に親しみを込めている。
奇妙な術といい芸能人のふかわりょうが何故そんなことを・・・・?

32 : ◆BKTOFPLGKA :2006/07/27(木) 02:32:06
教師「んじゃ、宿題回収するぞー。…ん?その席誰だ?」
生徒A「誰だっけあの席」
生徒B「兼松だろ?」
生徒A「あ、そうそう」
生徒C「あいつ三時間目ぐらいからいなかったよなー」
生徒D「ちょっとあいつ調子こきすぎだろ」
生徒E「三時間目に美術室にいたツレに聞いたんだけど、なんか授業中なのに廊下でLOVEを体で表してたんだってさ」
生徒B「意味わかんねぇよ」
生徒E「なんかこうもじもじ君みたいに…」
生徒C「それただの馬鹿じゃね?」
生徒A「ウケるw」
生徒D「美術室って音楽室の隣の教室だろ?なんでそんなとこにいたんだよ」
生徒E「あと華山さんに告ってたとかなんとか」
生徒B「ちょwwww身の程を知れwwww」
教師「私語は慎め!」
教師「で?兼松が三時間目からいない?けしからん奴だ」

ignition.

explosion.

屋上には誰もいなかった。
ただ、そこには肉塊があった。

屋上で逢い引きしていたのだろうか、男女のカップル。
の、
骸が。

体中に小さな穴があき、そして…その体に血は一滴も残ってはいなかった。
宇宙人の仕業だと世間を賑わせた、キャトルミューティレーションを彷彿とさせる死体。
この死体が見つかればこの学校は大混乱になるかもしれないが…見つかるのはまだ後のこととなる。

【吸血するのは、牙のある動物だけではない】
吸血鬼達が跳梁するここに、全く別の…吸血鬼が現れた。
それは偶然で。
大局的に見れば、それは必然で。
その結果が、何を齎すかは。


昼には弱まっていた雨はすっかり止んで。
光と…虹。

33 :ギルバ ◆3lf6qO/knM :2006/07/27(木) 03:27:50
>前スレ>342-343 守衛の大男
>「だがギルバさんよぉ、教育者のアンタまで一緒に遊ぶのは頂けねえな。」
言いたい放題言ってくれる。
「生きるとは即ち戦う事、それに問題があるとでも?
 ・・・戦いを遊びとしか捉えられない、貴様のような者の方がよっぽど
 若者達への悪影響が強いと思うがね?何事も分別を持てと言う事だ。
 同じゴミ捨て場の住人でも、こちらは粗大ゴミでそちらは肥溜めだ、一緒くたにして欲しくない。」
相手の視線を真っ向から受け止める。そこには、蔑み以外の何物も読み取れない。

>前スレ348 華山理利
>「先生、それは愚問よ。ぜひ呼んで。
「好意?・・・あり得ないな。意見の相違だけで斬り合いする間柄だ。
 そんな物、あると考える奴は脳が天気としか言えん・・・。命懸けの戦いとか
 そう言うものには拘らない方だが、スリルはあった方がいいな。」

「物欲が希薄な奴だ、金品はむしろ不要・・・心配するな、奴は
 グラマラスなブロンド美人が好みだから、お子様は眼中にない。」
母親似の・・・と言う言葉は心の奥底に仕舞い込んで。
「工藤美津子の言を借りるならば、牙の主やネズミは悪魔らしいじゃないか・・・。
 奴等を新種の悪魔と言う事にして依頼すれば、ただ同然でも引き受けてくれる。
 問題は・・・アメリカからここまで4、5時間程度で来れるかと言う事だが。」

>前スレ359 ラスティーリア
>ねー、バージル。バージルの心配したとおりじゃない。
「・・・私の事はギルバと呼べ。
 これから先は特に、だ。名前を聞かれたくない奴が隣にいる時に
 呼んだりしたら・・・容赦なくプレス機にかけて圧殺するからな。」

「そちらの方は任せる。さすがに教師が真昼間から早退する訳には
 いかんし、フォローも必要だ・・・昼間の面倒事は任せておけ。」

>前スレ375 アッシュ
>バージルは女のコを守って
「・・・ギルバ、だ。よほどの事がない限り、バージルとは呼ぶな。
 こちらには多少のしがらみがある。幻想界の様に本名を語れるほど
 気楽な立場じゃない。教師として来ている以上は尚更だ。」

「強襲組の中じゃ一番悪知恵が働くのはお前だ。
 一緒に乱痴気騒ぎをしたい気持ちは汲んでやりたいが、臨界寸前の原子炉二基が
 そっちに回ってるんだ、少しばかり自重して手綱を引き絞ってもらいたいな。
 我等がリーダー殿はどうも猪突猛進が過ぎるようなのでね。」
無理だろうな、と思いつつ言うだけは言っておく。

>8、>10、>23
基本方針が固まったところでそれぞれが行動を起こす。
しかし俺は書庫の隅でじっとしていた・・・人じゃない、何かの気配を
感じたような気がしたから。案の定、虎熊童子と理利が呼んだ存在が来ていた訳だが。
古代日本神話において、重要な存在である・・・『鬼』。言うなれば、
こちら側に適応した悪魔とも言える者達。悪魔にとって、こちらの空気は毒にも薬にもならぬもの。
だが魔界の瘴気を取り込んで力を蓄える悪魔にとってそれがなくなると言う事は
息が出来なくなるようなもの、故にこちらに留まれば徐々に衰弱していく。だが鬼には
その制限がない。元々こちら側の存在なのだから当たり前なのだが。そう考えると、
悪魔よりも鬼の方がはるかに手強い存在だ。今は大人しく事の推移を見守るつもりだが・・・
虎熊童子が敵意を示せば、抜かねばなるまい。

34 :神崎 屑船 ◆.QaFws1PO. :2006/07/27(木) 11:48:36

>「ちょっと、神崎じゃない?逃げる事ないじゃない。
>サボりでしょ?どうせ暇なんだろうし、一緒に図書館行きましょ。携帯落としてきちゃったの。」

ん?この声…。
聞き覚えのある声に私は振り返りました。そこにいるのはあの…絆創膏版ギルバ先生になった変人少女。
よりによっていきなりこの女に会うとは思いませんでした、ホッとしたやらめんどくさいやら、なんだか知らないが複雑です。
>「え〜〜・・・と・・・なんか雰囲気変わった?」
「別に…」
言葉少なに答えます。あまり喋ると牙が見えてしまいそうですしそれに喋る気力もそんなにありません。
私は一瞬考えました、この女、相変わらず妖花アルラウネと叢雲剣は持っているそうです。
だからといって戦闘お預け状態の私、無理すれば自分は死にますでしょう、剣の錆にされてね。

しかし…

私の右手が疼きます。どうやら牙の主の烙印が剣と草を欲しているようです。
右手に鋭利な黒き爪、そして印が出てきます、どうやらあの牙の主、何やら私に他にも渡してくれたらしいです。
無理矢理ポッケに右手を突っ込むと言いました。
「…ええ、いいですよ。図書室にはまだ敵がいるかもしれませんですしね。ついて行きますよ。」
早口で丁寧に言うと変人少女について行き図書室に向かいます。
変人少女より前を歩いてしまえばこの右手の異変がバレてしまうからです。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
暫く歩いて図書室に入りました。
ベルさんが早速携帯を探しに行きます。図書室には何やらリストを作っている生徒が一人、
「ギコ空気嫁氏ね 」、「>>300まで」、「メトロン星人も追加 」など意味不明な言葉をブツブツと呟きながら作業を進めています。
私はそやつと一瞬目があいました、こいつは…いや、でも何故まだ結界がはってあるというのに。…そして…?
私はフと書庫に隠れてる処で何者かが動いているのを見て側に近づきました。
ベルさんも気づいたのでしょうか?書庫の方をじっと見ています。
この感じ、覚えがあります。そう、この感じはあの女。

「これはこれは…リリお嬢様じゃないですか、こんな処で何を?」

私はリリお嬢様にお声をかけます。
ん?どうやらリリお嬢様だけじゃないようです。もう一人老人が一人。
何処かで会ったような気がしますが思い出せません。私は二人を見てから「ああ、親父狩りですか。」と言って妙に納得しました。
ま、そんなんだったらもっと楽なんでしょうがね。

図書室の隅を一回チラッと見ます。


35 :神崎 屑船 ◆.QaFws1PO. :2006/07/27(木) 12:02:36

そしてその後再度目線をリリ嬢と老人に向けます。

汚らしい身の老人には余り目を向けてません。余りにも見続けていると吐き気を催しそうですしね。
牙の使徒になったから能力を使う訳にもいきませんし戦闘も無理です。
蹴飛ばせば足が汚れます。嗚呼、牙の使徒とはなんと哀れなり。
ただ、やっぱしこの男の感じは覚えがあるのです。じっとなんとか我慢して老人を見ます。
その老人がいつ何処で会ったのかを必死に頭の中でたぐります。

36 :名無しになりきれ:2006/07/27(木) 12:51:40
>13 >15 >17
「おまいは何ふざけてるですか、さっさと報告にいくですよ!」
天保の足元で泣き崩れる人形を、後からやってきた人形が容赦なく蹴飛ばしていた。
蹴られた部分がはれあがた!などと抗議していた小人も、しぶしぶ金の光に姿を変え、消えた。
残った方の人形が天保を見上げた。
「間に合ってよかたですテンボー、あの声の主には気をつけろです
 僕は実装石というです。ここには、魔法使いのおにゃのこに頼まれてきたです。
 しばらくは一緒にいますが、もう姿を消すです。だから、細かい事は気にすんなです」
すうっと人形の姿が薄れていく。

37 :薄汚い老人 ◆IvZWGYTAn6 :2006/07/27(木) 16:05:25
>「・・・・・・なんて格好なの。時代は変わったわね」
理利はどうやら虎熊の正体に感づいた様だが
格好が格好故に哀れみを帯びた言葉を掛けられる。
しかし小男の無表情は変わらず、未だ沈黙を破らない。

>「・・・・・で、虎熊さん。誇り高い鬼達がこんな遠い国で何をしてるのかしら。
>今回は頼光ならぬ牙の主に一服盛られた?それともお父さんの八岐大蛇がらみなのかしら?」
酒呑童子は本来ならば大江山に住む大鬼である。
言われてみれば、遥々関東まで自分の庭を移したと言う訳だ。
他者にしたら疑問を持たずにはいられなかろう。
しかし考えたら分かりそうな物だ、何故「大江山」でなければならなかったかを。
「・・・・・・・・・」

>「鬼さんたちが、異国から来た牙の主に味方して何のメリットがあるの?」
「・・・・・・・・」
投げ掛けられる疑問はすべて黙殺。
だんまりを決め込んだ訳ではなく、聞えていないのであろうか。

>「ねえ虎熊さん。私はね、学校の怪異を無くすのが仕事なの。
>あなた達のせいでこの依頼が面倒なことになって、私もものすごく迷惑してるのよね。
>ねえ、ちゃんとしたお話を聞いた上で納得できる事なら、私もあなた達の邪魔はしないわ。
終始無言を保つ虎熊。
変化の無い表情は何を考えているのかすらも読み取れない。
一目間違えれば取調べで黙秘権を行使する犯罪を犯したホームレスの様に見えなくも無いが
果たして、このままの論争が永遠に続くのであろうか。

>――――それとも虎熊童子ともあろう人が、ご主人の許可がないと小娘相手でも何にも話せない?」
利理の声のトーンを変えた挑発染みた台詞。
やがて書庫には神崎やギルバ、そしてベルと言ったメンバーが集まってきた。
無表情だった虎熊の目が微かに動きそれらを見据えた。


「・・・・・・・・・」
虎熊は帽子に手を掛ける。
「小娘・・・・・・・・勘違いだな・・・。」
今にも消えてなくなりそうな声で言った。
「御頭・・・牙の主・・・絶対服従を誓った訳ではない・・・・・。」
途切れ途切れしか、聞えないが着実に話を進めていた。
しかし無表情の上、言葉にも感情を込められてはいなかった。
「・・・・・・我等共闘すべき者・・・・。」
そこで一旦言葉を区切る。

「・・・・・世を忍ぶにも・・・・それなりの風体が必要よ・・・・・。」
ボロボロのキャップ棒を外した。
その下から出てきたもの。
白髪の長髪と、こめかみから伸びる象牙のような角。
獣のように見開かれた目、微かに赤く染まった肌、大男程ではないが伸びた牙
まさしく鬼の姿だった。

しかし体格に服装、更には無口無表情なのは変わらず。
その姿はホームレスの格好をした、小鬼と言ったところか
「・・・・分かってない・・・何も・・・・。」
ぶつぶつと独り言の様に呟く。
その後に詠うように続ける、
「相武国造即ち比喩、・・・器即ち神仏の宿木、・・・三種の神器持つ者即ち器・・・・。」
大男が詠ったものと似ているがどこか違う。途切れ途切れ小さい声でぶつぶつと

38 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/07/27(木) 21:54:11
>アッシュ
>レイジの頬をつまむ、サラマンダーを喚ぶまでもない。二人に任せて、ボクは白猫を抱きあげ一歩下がった。
「いて!な…なんで一歩下がるの!?」
こちらのごたごたと関係なく妖魔の警備員たちが近寄ってくる。数は三人。

>ギコ
>「礼司の作戦はしなくてすみそうだにゃあ。
>あの警備員の手下から親玉の泊まっている部屋を聞き出せばいいにゃ」
「そ、そうだね……これでここにノスフェラトゥが泊まっているのは確定だね」
部下を配置しているのだから当然ながら察知されてしまっただろう。奇襲は失敗したんだ。
僕は黒の棒にオーラを込めた。戦闘は避けられない。

>ふかわりょうさん
>「これであの警備員を倒そうが何をしようが物の怪の首魁に悟られはしませんよ」
「ふかわさん!?なんでこんなところに!?」
僕の驚きといったら!
愁弥くんが怪訝な表情をしている。それはそうだろうとも。
「ふかわさんと僕らは因縁のある関係でね。
ふかわさんはお笑いタレントだけどそれは世間を欺く仮の姿。
すべり芸人とか呼ばれているけどそれも仮の姿なんだ。
ふかわさんの実家は陰陽道の家元、布川流陰陽道の現当主さまなんだ」
あ……愁弥くんの目が点になってる。
それはそうかな。いきなりこんな話。
「今はそれどころじゃないね。
愁弥くん。遠慮はいらないみたい。戦闘だ!
シュート・ザ・ムーン!」
僕は黒の棒をムチに変化させて近寄る先頭の警備員に打ち込んだ。
警備員はオーラの炎あげるムチに打たれ十数メートル吹き飛んだ。
赤い炎を上げて燃え消滅していく。
ダークエルフの僕の師から教わった技だ。
ありがとうラスティーリア。このムチはずっとまえから使っていたように手になじむ。
なじむんだけど……痛みが僕を締め付ける。
 
工藤先輩は吸血鬼にされた者も犠牲者。助けてあげてと懇願して死んだ。

ではこのヴァンパイア化した警備員も?
家があり家族がいたのだろうか。

でも今は戦うしかない。助けてあげるすべを僕らは知らない。
倒すしかない。
胸に悲しみを感じつつ、僕は次の警備員に狙いを定めた。

39 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/07/27(木) 22:00:16
>15>36
>「ひどいっ助けてあげたのにぃ!テンボーがおっぱい齧ったぁ!」
でっかい取り返しのつかないくらいの誤解をしてくれているようだが、そんなことした覚えはない。
周りに人はいなかったのが幸いした。いまのを聞かれていたらロリコンどころか人形に欲情する変態になってしまう。
力ずくでも前言撤回させなければいけないが、今近寄っていったら前よりも大きな声を出されるに違いない。
馬鹿な…ここでバッドエンドだと?まだ好きな人に告白もしてないし、変態と後ろ指刺されて生活するなんて嫌だ。

>「おまいは何ふざけてるですか、さっさと報告にいくですよ!」
救いの主は以外なところから現れた。
「い、一匹増えた…」
二匹目の人形登場。それも姿形色ひとつまったく変わらない量産品。
それがセクハラを訴えていたほうを蹴り上げて暴走を阻止させる。
蹴られたことに対して抗議しているもののしぶしぶといった感じで消えていく。

残った人形は名前を実装石と名乗った。ある魔法使いに頼まれたというが…吸血鬼の後は魔法ってか。
とことん常識が通用しない世界にどっぷりつかってしまったわけね。この調子だったら宇宙人もでてきそうだな…。

残った人形も姿は消えてしまったが、しばらく見守っていてくれるらしい。
さっきみたいなのがまた襲ってこないとも言い切れないので、心強いのだがずっと見られていると思うと少しきつい。
「そういや、また名前間違えられてるし…俺の名前はあまやすだからな!」
消えてしまってどこにいるかもわからぬ実装石に向けて注意しとくが、聞いているのか疑わしい。

そういえば俺なんでまだこんな早い時間なのに下校してるんだっけ?いろんなことがありすぎてわすれてしまった。
思い出した…へんな奴に殺されそうになって、学校どころじゃなくなったんだった。
このまま都合よくいままでの生活が送れることはまずないだろう。なぜなら、自分はもう裏の部分を見てしまったから。
となるとこの戦いをどう生き残るかが問題になってくる。
吸血鬼になって身体能力が向上しているみたいだが、戦闘に関してはまったくのど素人だ。
一人じゃどう戦っても勝ち目はないだろうから、信頼できる仲間と他を圧倒できるほどのすげぇ武器が欲しいな。
武器はそんな都合よく手に入るとは思わないので、味方について考える。
実装石が言っていた魔法使いの女の子。ご親切に人形をよこして守ってくれたのだ、敵ということはないだろう。
どこにいるのかわからないが、情報では夜の学校でどんぱちやらかすらしいのでそのときのほうが探しやすいだろう。
というわけで、いまは家に帰って夜まで待つことが最良の行動だと判断したので家路を急ぐ。

40 :ギョーム博士 ◆cSeqrgFhy2 :2006/07/27(木) 22:50:27
ようやく眠りに堕ちかけたところだったが隣室の話し声にギョーム博士はベッドから起き上がった。
遮光カーテンが窓に曳かれたリビングルームに向かう。
「どうしたか?」
ギョーム博士の登場に助手の男達は平伏した。
男達は奇怪な姿をしていた。
頭髪は全て剃られ電極が針山の様に打たれていた。そこからコードが伸びている。コードは両耳の穴や後首にも
刺し込まれていて、両の目までも刳りぬかれ特に太いコードが垂れていた。コードはリビング中央にある台座に据えられた
球体に繋がっていた。幅10センチ程の鉄の延べ板を無造作に丸めて球の形にしたとでもいうべき代物だった。直径は5メートル
はあるだろう。
延べ板で形成された球体にはいたるところに隙間があり、内部の様子が垣間見え、球内には機械がぎっしりと詰まっている様だ。
ときおり赤や青の小さな光が瞬き、また何かの作動音を低く重く絶えず球体は唸りあげていた。
それは吸血鬼の博士ギョームの造った、あまりにも人間のメーカーの造る其とは違うコンピューターだった。
「地下に配備した肉の芽体FT−34号との交信が一時途絶え、何事かと検討しておりました。交信の断絶は一瞬で
今はFT−34と接続は復帰しております。電波の不具合でございましょう。異常の無い事を確認しました。
お休みを妨げ申し訳ございません」
肉の芽体FT−34号とは礼司が倒した警備員を指す。
吸血鬼の祖(古き血の一族にとってはノスフェラトゥ)の細胞から悪魔性遺伝子を取り出し抽出して作り上げた寄生体を
肉の芽と呼称し、寄生体に身体を蝕まれ怪物化しノスフェラトゥの下僕と成った人間を肉の芽体という。
警備員は肉の芽体であった。
吸血鬼に噛まれて吸血鬼化した者は人外の力を得るが、その魔属性から太陽の下では能力の劣化が余儀なくされる。
これは吸血鬼の持つ宿唖である。
その不利を補う為に研究を重ねてきたのがギョーム博士である。
ギョームは肉の芽を発明し吸血鬼の奴隷を作成した。
肉の芽体は純性の吸血鬼の劣化体だが日中でも陽光の影響を受けない。
族長ノスフェラトゥのアジトである横浜ランドマークタワーの警備兵として任務に当たっていたのだが。
その一体を今正に藤田礼司が倒したのだ。
しかし陰陽師布川亮の式神の術で嘘の情報を掴ませれていたのである。布川は傀儡の法術を使った様だ。
布川の手にした紙がFT−34号に変わり交信しているのだろう。
ギョーム博士の助手達はまんまと騙された。
それはギョーム博士もだった。
しかし博士は全く別の観点から不審を感じた。
「俺の肉の芽がそのような不具合を起こすとは信じられない。御前達はここにいろ。俺一人で調べてくる」
魔物だが科学者の矜持がギョームを動かした。
ギョームはこの時まさか超戦士の中学生達の強襲を受けているとは予想もしていなかった。
霊宝を巡る契約下の戦いであり、敵対するとはいえ同族吸血鬼の牙の一派が昼に攻めてくるとは微塵も思わなかった。
上湘南の超中学生など泡沫で眼中になかった。
肉の芽のメンテナンスの為にギョーム博士はエレベーターに乗り地下駐車場に向かった。

41 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/07/27(木) 22:55:23
神崎と共に図書館へ行く事になったのだが、どうにも落ち着けない。
原因は勿論、その神崎から感じられる異変。
異常発汗、血痕、雰囲気。
それでもって言葉すくなについてくる状態では、ベルならずとも不安になるというものだ。
「・・・その時キースが現れてね、だからその時思ったの。ターボ湯切り考えた奴って天才だって!」
不安を紛らわす為にいつもに増して口数が多くなるが、その内容はベル自身にもよく判らないないようだった
が、気にしない。
間を持たせる役目は十分に果たした。
話しているうちに図書館に到着したからだ。

二人っきりの重圧から解き放たれたと言わんばかりに書庫に駆け寄る。
落としたとすればギコと揉み合った書庫のはずだ。
>「これはこれは…リリお嬢様じゃないですか、こんな処で何を?」
「あれ、リリ?堀江と教室行ったんじゃなかったの?まあいいわ、そこらに携帯落ちてない?」
神崎に続いてリリに声をかけ辺りを見回す。
首を回した先にはギルバの姿が!
持ち込み禁止の携帯電話。授業中のはずの時間に書庫にいる。
それを教師であるギルバにしっかり見られているとあっては焦るのは当然。
「え・・と・・・ギルバ先生とお揃い・・・えへへ・・・。」
絆創膏バージョンのおそろいと言うことで誤魔化したが、ふと脳裏によぎるこの状況。

リリとギルバが授業中、人のこないような書庫で二人っきり。
生徒と教師が授業中、人の来ないような書庫で二人っきり。
14歳といい年した大人が授業中、人の来ないような書庫で二人っきり。
男と女が授業中、人のこないような書庫で二人っきり。
そしてリリの胸元は安全ピンで留められているものの、大きく横一文字に斬られている。
それがこの状況では妙に扇情的に見えてしまう。

顔の大半がバンドエイドで隠れていたが、それでもはっきりと判るほどベルの顔が赤くなっていく。
「ちょっと、ちょっと、リリ!」
リリの腰まで流れる髪を引っ張り引き寄せ小声で言葉を続ける。
「ねね、いつの間に?やっぱり芸能人って早いの?でもでもそれでもリリって転向してきてから三日くらいじゃ
ない?
年の差、教師と生徒、授業中、学校内、チラリズムで数え役満だよ?」
かなり錯乱状態に近く、何を言っているかはよく判らないが、何を言いたいかは察しが着くだろう。
そんな状態のベルが床に四肢を縫い付けられて伏せる虎熊の存在を気付くはずもなし。
>「ああ、親父狩りですか。」
横からボソッと神埼がある意味的確な呟きを漏らすが、ベルからすればまったくの見当違いのことを言ってい
る様に聞こえるのだ。
「あ、馬鹿!ゴメンネ。邪魔するつもり無いの。携帯あったから私たちもう行くね。
誰にも言わないから気にしないで!がんばって!」
足元に落ちていた携帯を拾い上げると、ぐいぐいと神崎を押して書庫から出る。
そして扉を10cmほど隙間を残して閉じると、その隙間から携帯のカメラを構えながら書庫内をかぶりつきで
凝視している。

42 :名無しになりきれ:2006/07/27(木) 23:26:38
FT-30号がアッシュの後ろからひそかに接近しアッシュの首を絞めた!
「侵入者発見、排除シマス。」
本陣にアクセスを図るも交信は断絶したままだった。

43 :名無しになりきれ:2006/07/27(木) 23:57:39
アクセス!!!

その時、リリの股間から大量の触手が飛び出す

44 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/07/28(金) 07:35:15
>37 虎熊さん
小声で呪文を詠唱しながら、老人の話に耳を傾ける。
老人は、牙の主と酒呑童子は対等だと語った。ふうん、・・・・・あんまりそうは見えないわね。

老人はぶつぶつと独り言のように続ける。
「えー?理利バカだから、もっと分かりやすく言ってくれないとわかんなーい」
とぼけながら、ちらりとギルバ先生のに目配せをする。
ベル『トリニティ』の話、大男の話、そして今の虎熊童子の話。
全ての話に混じった虚構を差し引いたとしても、揃ったキーワードは全てある仮説を示していた。
やっぱりそうなの?極力その可能性を考えないようにしていたのに・・・・・・・。
思わず大きなため息をついた。
「ベルを『器』に出来ればよかったのに、残念だったわね。
・・・・・・そうなの。牙の主は異国の怪物ではないのね。
ところで、あなた方のお頭が『器』になる気は無いの?一石二鳥でしょうに」
ありえないと知りつつも、口ではそう揶揄する。
―――それにしても鬼がよく牙の主と手を組んだものだ。だまし討ちするような卑怯者は嫌いな筈だったのに。
私は目を伏せ、しばし考え込んだ。
再び口を開こうとしたところで、会合のメンバーが戻ってきた。神崎とベルだった。

>35 神崎さん、>41 ベルさん
神崎の姿を見た瞬間、背中に冷や水を浴びせられたような寒気を憶えた。
何てことなの。気配が真っ黒だ、まるで工藤先輩のようだった。
完成した魔法を反射的に神崎へと向けようとして・・・・・ギリギリで思いとどまる。
今はまずい。
>「これはこれは…リリお嬢様じゃないですか、こんな処で何を?」
「見て分からない?・・・・・・・ん?どうしたのベル?」
くいくいと髪を引っ張られる。顔中絆創膏だらけのベルはなぜか顔を赤らめていた。
>「ねね、いつの間に?やっぱり芸能人って早いの?でもでもそれでもリリって転校してきてから三日くらいじゃ
>ない?
>年の差、教師と生徒、授業中、学校内、チラリズムで数え役満だよ?」
「・・・・・・・・・・は?」
目が点になった。
いったい何を言い出すのベル。危うく魔法をひとつダメにするところだったじゃない。
親父狩りかと呟く神崎の声にはっと我に返った。
神崎を横目で睨みつける。だが発言に怒っているのではない。もっと深刻な事だ。
>「あ、馬鹿!ゴメンネ。邪魔するつもり無いの。携帯あったから私たちもう行くね。
>誰にも言わないから気にしないで!がんばって!」
「え、ちょ・・・・ベル待って!」
激しく誤解している気がする。だが、止める間もなくベルは神崎ごと書庫から出て行った。
思わずため息をついた。ため息をつくと幸せが逃げるという迷信は本当らしい。
なぜなら、頭痛の種は増える一方だったからだ。
――― 書庫を出てからほんの暫くの間に、神崎に何があったのか知る由も無い。
はっきりしたのは、神崎はもう一線を超えていて、書庫での会合内容は全て牙の主側に筒抜けという事だった。

>37 ギルバ先生
『ベルは自分が見たいものしか目に入らないみたいね。ギルバ先生お気の毒さま。
・・・・・・悪いけど神崎のことは任せたわ
それから先生は、この鬼に聞きたい事は無い?何か尋ねるなら今のうちよ』
念話でギルバ先生に話しかけながら、口では全く違う話を始める。

「ねえ虎熊さん。虎熊さんなら、牙の主の呪いを解く手立てを知ってるわよね?」
吸血鬼を元に戻す、とは言わなかった。
知らないとは言わせないと暗に滲ませ、再び虎熊に向き合う。

45 :名無しになりきれ:2006/07/28(金) 07:58:41
「熊先生!!」
そこでリリが見たものは…

46 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/07/28(金) 21:23:01
「フギャアアアアアアアアアアアアア!」
ボクはアッシュの腕の中から飛び出して背後から襲ってきた警備員の顔面を鋭い爪で引っ掻いたにゃ。
「にゃはは。アッシュ、危なかったにゃ!ボクは命の恩人にゃ!
にゃにゃ!駐車場の警備員は全員がノスフェラトーの家来にされたのかにゃあ・・・次から次に来るにゃ!」
きりがないにゃ。
「は!」
突然ボクはとんでもなく超強い妖気を感じたにゃ。
礼司もオーラで霊感が強いけど、駅の駐車場からランドマークタワー地下2F駐車場にいるアッシュの気を
感じられるボクほどではないにゃ。陰陽師のふかわもここまで霊感レーダーの感度はないようにゃ。
「凶悪な妖気が上から降りてくる!近づいてくる!あそこ!あのエレベーター!エレベーターに乗って
何かが来るにゃ!エレベーターの扉がもうすぐ開く!凶暴な何かが来るにゃ!敵に備えろー!!」
ギョーム博士の接近にボクは誰よりも早く気がついたにゃ。

47 :名無しになりきれ:2006/07/29(土) 00:58:42
その時





蛆虫が沸いた

48 :名無しになりきれ:2006/07/29(土) 02:21:39
飛び出した中学生がはねられた

うわぁぁぁあん!!!!!!!!

49 :名無しになりきれ:2006/07/29(土) 09:32:15
はねられたのはクリスで救急車で病院に

50 :ふかわりょう ◆wXxTrDIsUE :2006/07/29(土) 10:26:22
>藤田礼司
>「シュート・ザ・ムーン!」
「お見事!素晴らしい!藤田君、きみが是ほどの兵(つわもの)に成長していたとは驚きです!」

>白猫ギコ
>「にゃはは。アッシュ、危なかったにゃ!ボクは命の恩人にゃ! 」
駐車場の吸血警備員は総勢八人。それを難無く倒していく様を見てふかわは感嘆の口笛を吹いた。
「華山さんからメールであらましは知らされていましたが・・・凄い。源頼光公も斯くやですね。
・・・上湘南地方で異変が生じているらしいとは、実は以前より判っていたのです。
陰陽の道に深く通じた者ならば。
今年は天の二十八宿の南方朱雀鬼宿・・・現代の星座の名で蟹座です。その蟹座と北極五星と白道が
天運災禍の・・・と専門的な事を云っても詮き事ですね。
私は卑怯者なんです。
上湘南で禍々しい神の祭事が行われるのを以前から私は知っていました。
そして私は知っていながら何もしませんでした。華山さんからメールが来てもね。
それは陰陽道の掟だからです。
介入するのは勿論これを語るのも一切禁じられています。
神々の争いの儀式に人が関わってはならない、これが陰陽師の掟なのです。
君たちは・・・・・・神々の定めた戦いに身を投じたのですよ。
ふ。油断しましたよ。
この祭典は上湘南の極一部の地域で行われるものと思っていました。精々三百メートル四方でしか行われない
限定された戦争だった筈です。それが横浜のこの地に及ぶとは。
蟹座は古い東洋の名で鬼宿と呼ばれる凶星でね、積み上げた死体の山塚から立ち上る怨念の精の星です。
死に深く係わる霊星で、天帝から与えられた任は神々の祭祀です。畏ろしい神の祭礼を司るのです。
ですから上湘南で怪異が起きる真の理由は・・・」
その時、車のタイヤの軋む大きな音が聞こえた。

51 :ふかわりょう ◆wXxTrDIsUE :2006/07/29(土) 10:27:35
>48
>飛び出した中学生がはねられた
>「うわぁぁぁあん!!!!!!!! 」
(>49さん申し訳ない。投下寸前に貴方のレスを確認しましたけど執筆していたレスをこのまま投下します)
一台の車が地下二階駐車場にスロープを下り入ってきた。
ランドマークタワーの一般利用者だ。
吸血警備員との戦いに度肝を抜かれた運転者は急ハンドルを切った。車は蛇行しタワーと駐車場の連絡口に突っ込んだ。
運悪く連絡口の自動ドアが調度開いて子供が出てきたところだった。車は子供を撥ねた。
ふかわは駆け寄った。見れば藤田と同じくらいの年。私服だが肩に「新潟久米丘中学校」とワッペンをつけている。
社会科見学で横浜及びランドマークタワーに来ていたのだろう。
「大丈夫か!」
足が折れている。
「ひー!」
車から降りた行楽客らしい40代の運転者が震えながら降りてくる。子供を轢いたのと吸血警備員に恐れおののいている。
車内には妻と小学生くらいの娘がいた。泣いている。
「藤田君!アッシュ!猫又(ギコ)に一寸法師(ラスティーリア)!めがね君!(愁弥)
私はこれ以上巻き添えの犠牲者を出さない様にホテルフロントに人払いの結界を張る!」
ランドマークタワーは一大観光地で大勢の人々がやってくる。今もやってきているだろう。
最上部のロイヤルパークホテルにも。
ホテルは一階フロントから直通のエレベーターで繋がっている。
フロントに人払いの結界を張れば、ホテルに宿泊するつもりだった客は急に泊まりたくなくなり去るのだ。
これによってもうホテルに人は来ない。
藤田達の急襲が敢行されたのを見計らってタワー上層部にも人払いの計をしよう。
ホテル内に人払いを今かければノスフェラトゥに感知されてしまう。奇襲が泡と消える。
奇襲後ならばタワー内の人々を退避させるのは簡単だ。火災報知器を鳴らせばいい。幻術で盛大な火災を起こそう。
「なるべく犠牲の出ない戦いを心がけてください!
さあ!私におぶさって!」
ふかわは足を骨折した少年を背中に担ぎ「逃げるのですよ、私と一緒に!ほら、御家族を連れて!」呆然とする男性を叱咤した。
ふかわはランドマークタワーの周囲東西南北に塩で人払いの結界を張るべく駐車場出口に向かった。
「そうだ。言いそびれた事を言わねば。上湘南で怪異が起きる理由を。
上湘南中学校の敷地にはかつて相模国造の屋敷があったのですよ。あの地は古より怖ろしい神の土地なのです。」

52 :名無しになりきれ:2006/07/29(土) 13:22:40
病院に着く前にクリス復活
まるで跳ねられた後も無く再度学校へ這い蹲りながら戻る

53 :名無しになりきれ:2006/07/29(土) 13:29:47
這いずるクリスに医者が麻酔注射
眠ったところで病院に搬送

54 :ギルバ ◆3lf6qO/knM :2006/07/29(土) 14:18:55
>35 神崎屑船
>図書室の隅を一回チラッと見ます。
・・・先程と気配が違う。
小一時間も経たない内に造反者が出るとは・・・いや、違うな。
それぞれにはそれぞれの目的がある、神崎にとっての目的が何なのかは
およそ考えが及ばないがそうしようとするだけの何かがあるのだろう。
そして、その為には人である事を捨て去る事すら厭わぬ何かが・・・。気に入らないな。
アーカムを思い出す、今の神崎からは奴と同じ臭いがする。
心を落ち着けねば斬ってしまいかねない・・・さすがにそれはNOだ。

>41 ベル『トリニティー』
>「え・・と・・・ギルバ先生とお揃い・・・えへへ・・・。」
一緒に入ってきたベルが取り繕う様に愛想笑いを浮かべるが時既に遅し。
しっかりと聞かせてもらったよ、暴走超特急?何がお揃いだ、本気ならきちんと
包帯を巻けと言うのだ。ベルには英会話よりも日本語の勉強の方が必要か・・・しかし、しかしだ。
小声の内容には唖然とさせられる。何を勘違いした上にそれを飛躍させていよるのだ。
が、ふと見返して脳裏に浮かんだのは鸚鵡返し。

『・・・お前達も似たような状況だぞ?傍から見ればの話だがな。』

無論、口にはしない。したところで本人達には聞こえる筈もなし。
勘違いしたまま書庫から出て行ってしまったからだ・・・まぁ、デバガメしてはいるようだが。
書庫の明かりがカメラに反射している事に気づいていないのだから浅はかと言うのだよ。

>44 華山理利
>『ベルは自分が見たいものしか目に入らないみたいね。ギルバ先生お気の毒さま。
> ・・・・・・悪いけど神崎のことは任せたわ。
> それから先生は、この鬼に聞きたい事は無い?何か尋ねるなら今のうちよ。』
頭の中に声が響く。念話、と言うやつか・・・しかし生憎俺は念話の仕方を知らない。
ので考える。後は勝手に向こうが拾うだろう・・・余計な物まで拾ってしまいそうだが。

『放っておけ、ああ言う手合いには何を言っても火に油、泥沼がオチだ。
 ・・・まぁ、日本の有名人とのスキャンダルならむしろ願ったり叶ったりだが。
 神崎は・・・あれも特にどうこうする必要は無かろうが、一応問い質しておこう。
 ・・・聞きたい事は全て言われてしまったし、ある程度は仕入れられたのでいい。
 問題は、この虎熊童子の処遇だが・・・このまま返すのか?』

55 :シーラ・レファラシド・ドド ◆.QaFws1PO. :2006/07/29(土) 15:31:28
神崎が図書室にいたその頃ドドはあの謎の扉の中に居た。クリスと一緒に。

扉の中は相変わらず真っ暗で何も見えない状態だがクリスはきっと気づいたであろう。
ここに居るのは自分たちだけでは無く数名の誰かが居ることを。
ドドが暗闇の奥へ消えて数分後、ドドは旅行鞄を持ってくると、クリスに投げた。
「ほら、これがあんたから預かってた物だよ…」
にやりと笑うドド。クリスはそんなドドをチラリと見ると鞄の中を開けた。
そこに入っていたのは人形のような白腕に手が剣状なった物。とてもじゃないが元々クリスの剣だった物とは思えない品だった。
一瞬クリスは寂しそうな表情をする、それを見てドドは笑うとクリスの頭の上に手を置いた。
「…あんたが本当に望むならその腕をその傷口につけな。この腕を付ければあんたはまた剣を振れる。
……これはあんたにとって良い意味でも悪い意味でもチャンスさ。好きにすればいい。」
そう言うとドドはクリスの頭から手を離すと後ろを向きしっしと手を払った。「退場しろ。」の意味だ。
クリスはそれを見て暫くすると部屋からでていった。

教室に戻ってみるとどうやらみんな帰っていた、職員室で先生に理由を聞くとどうやら食中毒が発生し、休校となってしまったらしい。
クリスはそれを聞き、自分も帰る事にする。
道を歩くクリス、「ゾンビにはおんみょう弾!」「うおっ!まぶし!」等いい歳して本格的にMUSASHIごっこをしている男達にクリスの肩がぶつかる。
しかし今のクリスの頭の中はそんな事気にすることができないほどに混乱していた。
何故自分は保健室を出てからの記憶があやふやになっているのか、そして何故気づいたときにはドドの前に居たのか。

「おい!」

しかしその思考は割り込みが入り止まる。振り返るクリス。そこにはさっきMUSASHIごっこをしていた男が数名いた。
「てめぇ、肩ぶつかったのに謝りも無しか?」
「うおっ!まぶし!恐竜がいたら踏みつぶしてもらえるぐらい大重罪だぜ姉ちゃん。」
意味不明な言葉で怒る男達、クリスは大男を見た、その時だ。
「見てねぇで謝れよ!」

ドン!

男の一人がクリスの胸元を押す。それによりクリスがバランスを崩し後ろに倒れ込む。道路を高速で走る車。
運転手が叫ぶ声が聞こえたかと思うとクリスと衝突し軽々と身体が飛んだ。腕が入っていた旅行鞄と鞄も吹っ飛び地面に落ちる。
それとほぼ同時にクリスの身体も落ちた。激しくたたきつけられる。
しかし何故か痛みはなかった。血は出るが何も感じない。クリスは暫く寝転がってるとむくっと起き上がった。
足が折れたらしく立てない、這い蹲りつつクリスは何故か必死に旅行鞄だけをギッシリ握り、そして…

学校に戻ろうと何故か本能的に感じた。

学校に戻って何をしようとか考えはない、唯心の何処かで何かが学校に来いと暗示している。
しかし横から来た救急隊員に掴まれると無理矢理救急車に乗らされる。
それでも尚クリスは学校に戻ろうとする、しかし背中に鋭い痛みが走ったかと思ったらフッとクリスは気を失った。


そしてそれは音楽室に座っているドドの脳にも知らされていく。

ドドはそれを知ると音楽室で愉快そうに少し笑い、作業を進めた。
手には一杯のブランデー。そして、一枚の手紙。
ドドはそれを再度見つつやるせないといった顔をする。
その紙の最後のページには皮肉にもただ一言達筆な字で、尊敬する我が恩師へと書かれていた。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

56 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

57 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

58 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

59 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

60 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

61 :神崎 屑船 ◆.QaFws1PO. :2006/07/29(土) 15:42:20

随分お嬢様はご機嫌斜めらしいです。

私は首をカックンと右に曲げます。
どうやらやっぱしリリお嬢様とは相性は悪いようです、まあ私と相性が良い人なんて殆どいないでしょうが。
しかしいきなり攻撃態勢を取ろうとしなくてもよろしいでしょう。一瞬冷や冷やしましたよ。
暫くリリさんを見てると突如変態少女がまたまたご活躍し始めました。
>「ちょっと、ちょっと、リリ!」
リリお嬢様の髪の毛を引っ張ると何やら小声で話します。そしてリリお嬢様がポカン顔。
そして私を睨み付けました。私はあえて眼をあわしません。すると突如変態少女は私を押し始めました。

>「あ、馬鹿!ゴメンネ。邪魔するつもり無いの。携帯あったから私たちもう行くね。
>誰にも言わないから気にしないで!がんばって!」
>「え、ちょ・・・・ベル待って!」

…なんだかよくわかりませんが私はベルさんについていくことにします。
一瞬リリさんと目が会いましたが私はただ無表情でした。まるで邪魔はするなといわんばかりに。
机に座っていたリスト作りの生徒はもういません。

私は変態少女と一緒に図書室を出ます。
変態少女は相変わらず理解しがたい行動を取ってます。ドアの隙間から携帯のカメラを向け一体この子は何をやりたいのでしょうか?
私は立ち上がりました。ここにいても恐らく草と剣は手に入らないと思ったからです。
全く、来て損した気分です。早くシャツを着替えようと思います。そして…しかし。

ゾクッ!

背筋に虫酸が走ります。え?これはもしや…さっきの…。
そして次の瞬間変態少女の上の天井がばかん!と外れたかと思うとそこからどさん!と少女の背後に何やら落ちます。
それはなんとさっきリストを作っていた、生徒、否吸血鬼!!
そして次の瞬間吸血鬼は変態少女を襲いました。
どうやらあの工藤美津子の時と同じように自我が保てなくなってしまった吸血鬼。私は弐参歩後ずさりします。
一つ爪を震う度に老いていくその吸血鬼の姿、その光景。
それを暫く見ているうちの私の今置かれてる状況の再確認と共に脳裏に何故か過去の罪を思い出させました。

血まみれになったビニール傘の先端
今日は悲しいお葬式

私は息が止まるような思いに襲われ壁に寄りかかり座り込みました。
そして次の瞬間足下にあの草が転がってきます。そして身体の芯の部分が私の脳に一言。

盗れ!!

私は草を掴むと走りました。


62 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/07/29(土) 17:07:08
>「シュウヤ、ではホテルの中に出発!口でも鼻でも耳でも毛穴からでも体の穴からなら潜りこめるわ。…(略
「なんでさっきから馬扱いなんだよ。
しかも給仕を取り押さえるって…俺はそっち系の趣味はあまりないんだが…」
まあ、ここまで来たら後には引けないが、どうもな…

>藤田
藤田も戸惑いながら問い掛けてくる。

「まあ、手段を選んでる暇もないからやるしか…」
藤田が何か思いついたらしく話を遮られる。
アッシュも藤田の作戦に同意しているようだ。
「…まあ、そういうことでいいか。じゃあ、先にあいつらをどうにかしないとな」
愁弥はこちらに向かって歩いてくる警備員を見ながら話す。

>アッシュ

アッシュは話し終えると愁弥のメガネを壊した。
メガネを壊されるのは本日2回目…
「壊してくれてありがとよ。だが、わざわざ剣を使うような相手でもないみたいだな」
そう言うと、愁弥は向かってくる警備員の一人の額に人差し指を突き立てた。
「元はお前も人間か。
…すまないが、今はこうするしかない」
言い放つと同時に警備員は吹き飛び、そのまま後ろの壁にめり込んだ。

63 :名無しになりきれ:2006/07/29(土) 17:27:30
帰宅中のテンポーの頭上に刀が降ってきて刺されて死んでしまった

64 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/07/29(土) 17:32:16
アッシュの方を見ると、後ろから吸血鬼が襲いかかろうとしていた。
「…アッシュ!!後ろだ!!」
愁弥は叫んだが…その必要は無かったらしい。ギコが吸血鬼を襲っている。
「ご愁傷様……ギコは吸血鬼より恐ろしいな」
愁弥が冗談を言っていると、突然後ろから声がする。

後ろを振り返ると、ふかわりょうに非常によく似ている人物が立っていた。



いや、どう見ても本人です。本当に。

藤田が説明してくれているが、ただ目の前の状況を理解するのに必死で聞いていなかった。

>「藤田君!アッシュ!猫又(ギコ)に一寸法師(ラスティーリア)!めがね君!(愁弥)私はこれ以上巻き添えの犠牲者を出さない様にホテルフロントに人払いの結界を張る!」
その声で愁弥は我に返った。
「ふかわさん、そこら辺はあなたに任せます。

…それと、後でサイン下さい」
愁弥は言いながら気付いていた…
上から迫って来る嫌な感じに…

65 :名無しになりきれ:2006/07/29(土) 18:07:56
>63
「あぶないです!」
天保は突き飛ばされた。
振り向いた先では、身代わりになった実装石が串刺しになっていた。
「アマナツ…無事…」
実装石が満足そうに言った。
核を壊されたのか、実装石の身体はボロボロと崩れていく。
「アマナツ、この剣…取れ…です…。…おまいは…生きろです…」

最期に誰かの名を呟き、へんてこな人形は消滅した。
後には抜き身の剣だけが残された。

66 :名無しになりきれ:2006/07/29(土) 18:14:40
そして実装石の代わりに翠星石がこの場に参戦。
勿論生徒達の味方だ。

67 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/07/29(土) 18:23:33
柱の陰から更に二人、吸血鬼ども。
侵入は察知されてしまった。となれば、「不死者」が荷造りを終えて逃げだす前に、階を特定しなければ。
だが連中は、恐らく「不死者」の人形。
吸血鬼の歯牙にかかった獲物は、まるで自由意志を持たない奴隷人形みたいになってしまうって話だ。
とてもじゃないが、殴って吐かせることのできる手合いじゃない。
あるいは、ラスティーリアが寄生した人間の脳から記憶を出力できれば――

>「その妖猫のいう通りですね。あの警備員を倒せばこのタワーに陣取る物の怪の首魁に悟られるでしょう。

背後から突然あらわれた、ヘルメットみたいな髪の男が吸血鬼に紙片を投げつけ、ボクの知らない魔法をかけた。
全然おぼえのない顔だけど物腰からは敵意は感じられない。
レイジとは知り合いのようだ。

>「ふかわさんと僕らは因縁のある関係でね。

その男、普段はタレントだが本業拝み屋、陰陽師とのこと。
言われてみれば、いつかリリのゲートを潜って着いた、テレビ局のビル屋上で会った顔かもわからない。
最近はそうでもないけど一時はテレビでよく目にした、例の占い師のオバサンの絡みか。
「テレビタレント……憶えないなあ。ゴメンね」
ヘルメット頭には適当にイヤミを吐いておく。
吸血鬼は既にボクらを捕らえる構えを見せていたが、ボクは白猫を抱いたまま、ただ傍観に徹する。
敵はまだ有象無象の雑魚だ、レイジとシュウヤの腕試しには丁度いいし、真打ちはまだまだ控えで問題ないだろ。
陰陽師の術でもって「不死者」は、警備員をモニターにした事態の察知が不可能となった。とりあえず、暴れていいってことだ。

レイジが黒い鞭を振るって、必殺の一撃で正面の敵をすっ飛ばす。
打ちすえられた死体は駐車場の壁際まで転がると、魔法の火で焼かれて勝手に消えた。
即座の抜き撃ち、躊躇なし。修行の成果はばっちりだ、おめでとう。

>「壊してくれてありがとよ。だが、わざわざ剣を使うような相手でもないみたいだな」

ほほう。
シュウヤは念動力で、吸血鬼を触れずに片づけた。手が汚れなくて便利だな。
ボクはといえば、姉さん抜きなら物理的手段のみでしか獲物に触れ得ない。

68 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/07/29(土) 18:24:11

>「侵入者発見、排除シマス。」
>「フギャアアアアアアアアアアアアア!」

うっかり後ろに近づけてしまった吸血鬼を、白猫が飛びだして引っかいた。
カッコ悪いな、レイジの前だってのにナメられるような真似しちゃマズイ。
ナメさせるのは好きだけどナメられるのは嫌、殺し屋稼業は皆そうだ。
差し当たって、接近された一匹。
肘鉄で相手のみぞおちを打つと、警備員の男は身体をくの字に曲げて、吐物をまき散らした。
普通の人間ならこれ一発で充分だけど、相手は頑丈な吸血鬼、
今の肘鉄じゃ胃を潰しただけで、背骨を捉えられなかった。両手で腹を押さえてよたよた歩きで、ボクから間合いを離す。
ボクは振りかえると、逃げようとする吸血鬼の左耳を引っ掴んだ。言ったとおり、連中みたくお上品にはやれない。
右手で引いて、押す。押した先は車のサイドミラー、吸血鬼の横面がぶつかってガコン、と折り畳まれる。帽子が飛ぶ。
頬骨の歪む感触。また引くと、涎と血の糸が男の口の端からサイドミラーまで垂れた。
顎が外れてムンクの「叫び」みたいな顔になった吸血鬼。右の眼球が飛びだしかけてる。
瞬間、勢い余って耳を千切ってしまった。皮一枚で繋がった耳。手を離す。
手を離しても惰性で振られる男の頭を、掌手で車体に叩きつける。グシャリ。

車体とボクの掌とに押しつぶされ、ひび割れた頭頂部から脳漿が噴きこぼれた。
血が車のドアを流れて、フェンダーからタイヤ、コンクリートの床へ滴る。
殺ったと思ったけど、頭蓋骨をバックリ割られてもまだ、警備員の手足がギクシャクと動いていた。
やがて男は、車にもたれかかった身体を起こそうとする。しぶとい。出血もまだ足りない。
器用な魔法は使えないから、ボクは仕留めるには頚部切断しかなさそうだ。

制服のポケットからライターオイルの缶を取りだすとねじ切って、両の手を油まみれにした。
別のポケットからターボライター、指を伝う油に炎を走らせる。
ボクの手はあっという間に火に包まれて、その手をどうにかブン回すと、魔剣サラマンダー召喚。一丁挙がりだ。

魔剣サラマンダー、黒いプラスチックボディの大型エンジンチェーンソー。
左手でフロントハンドルを持ち、右手でチョークレバー、エンジンスイッチを操作、スターターを引っ張った。
エンジン部分の倍ほども長い刀身(ガイドバー)の上をチェーンが、けたたましい悲鳴をあげて滑りだす。
「ああも綺麗な死に方ばっかりじゃ、リアルってもんを感じないでしょ。ねえ?」
まだ回転数の遅いチェーンで、頭蓋骨骨折の吸血鬼を斬った。
首の皮、肉が刃の勢いに引きずられて飛び散る。とりあえず首は胴体から離れた。

>飛び出した中学生がはねられた

駐車場での戦闘に気をとられたファミリーカーが、通りすがりの中学生をはねた。
ヘルメット頭のふかわが救出に向かう。敵が増える、残り五匹。
全身を使って振り下ろされるサラマンダーが、物陰から牙を剥く吸血鬼の上顎を斜めに削りとる。
血の噴水に紛れて、もう一匹。レイジとシュウヤの側にも三匹が当たった。
ベンツを越えて飛びかかってきたヤツをかわし、空中で横ざまに薙いで真っ二つに。
溢れる臓物がボンネットを転がり、ベンツマークにぶらさがる。上半身と下半身は、車を挟んで手前と奥と泣き別れ。
ふかわが叫ぶ。フロントに、人払いの結界を張ると。彼は一般客を遠ざけて、そばづえの被害を食い止めるつもりだ。
結界の効果如何でもって、吸血鬼の判別もできればいいが。
「なるべく犠牲を出さない、ね……」
猫も叫ぶ。凶悪な妖気とやらが、エレベーターに乗って降りてくるそうだ。レイジとシュウヤが身構える。

69 :名無しになりきれ:2006/07/30(日) 02:35:45
実装石が実装された最強の蒋介石が今!!!

†††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††††

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びゅっ
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70 :名無しになりきれ:2006/07/30(日) 04:29:18
そろそろ臓物をぶちまけてもいい頃じゃねぇか?

実装石さんよぉ!!!!!

71 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/07/30(日) 09:22:28
>ふかわさん
>「上湘南中学校の敷地にはかつて相模国造の屋敷があったのですよ。あの地は古より怖ろしい神の土地なのです。」
陰陽師当主のふかわさんの言葉に霧が晴れたようなかんじがした。
僕らの学校で起きる怪異発生の真相。
「もしかして学校の土地の下には……相模国造の建造物の遺跡が眠っているとか……?」
大きな手がかりをつかめたのかもしれない。
自らを卑怯者だと蔑むふかわさんに陰陽道の掟に縛られた悲しみを僕は感じた。
「語る事は禁じられていると言いつつ教えてくれたじゃないですか。
ありがとうございます。ふかわさん」

社会科見学の男の子と巻き添えに震える家族の退避はふかわさんにまかせ、僕らは残る警備員との戦いに専念した。
愁弥くんのスマートな戦いぶりに対してアッシュのは……
「わ… わざとやってない?」
わざわざ血の海をつくっていかなくても……

>ギコ
>「凶悪な妖気が上から降りてくる!近づいてくる!あそこ!あのエレベーター!敵に備えろー!!」
ギコの教えるエレベーターに僕は走りよった。
けれどもオーラで魔気を感じ取れない。距離があるんだ。ギコの霊感レーダーはものすごく優秀らしい。
エレベーターの扉横にもタワー案内図があった。
このエレベーターは地下3階駐車場からタワー48階までをつないでいるみたい。
ロイヤルパークホテルは49階からだからホテルにはつながっていない。
降りてくる“何か”は49階から上と1階フロントのノンストップ直結エレベーターを利用し、フロントでこの
地下駐車場行きのエレベーターに乗り換えるのだろう。
閉じたエレベーターの扉に耳を当ててみた。
何も聞こえない。
「あ」
ワイヤーを巻き上げる音が鳴り出した。
誰かが乗った。向かってくる。
「来る!」
僕のオーラでも邪悪な妖気を捉えられた。
僕はエレベーターの扉から一歩、二歩、三歩、四歩、五歩離れた。
右手で持った黒のムチを掲げ頭の上で回した。

びゅぅん。びゅん。びゅん。ぴゅん。ぎゅん。ぎゅんぎゅんぎゅんぎゅんぎゅん。ぎゅぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん……

高速でムチを回転させる。ムチは空気を裂き風を起こす。うなる。
ムチの先端が柱に触れてしまった。
コンクリートの柱がチェンソーに触れたみたいにすぱっと斬れる。
僕は感じていた。
このエレベーターに乗っているのは吸血鬼一人だと。
扉が開いた瞬間にムチをエレベーター内に打つ。
狭いエレベーターの中に逃げ場はない。
必ず当たる。
僕のムチは一瞬で敵を切断できるだろう。
僕はエレベーターの扉が開くのを待った。

「チーン」

エレベーターの扉が開いた。

72 :名無しになりきれ:2006/07/30(日) 10:37:44
ランドマークタワーにあるカップルが歩いていた。
男は彼女の横顔を見ながら決意していた。
『ランドマークのホテルに今晩泊まるぜ!今晩こそ今晩こそウヒヒヒヒ!
ん!?あー。なんだかランドマークに泊まりたくなくなってきた。
あれー。なんか泊まりたくねー。すっげ泊まりたくねー。萎える。』
一つのカップルの夜が台無しになりますた。めでたしめでたし。

73 :名無しになりきれ:2006/07/30(日) 11:32:48
37 :名無しになりきれ :2006/07/30(日) 02:40:52
自治厨だけ一人前に脅迫。

さんざんキャラハン追い出して迷惑させておいて、こういう事だけは
馬鹿の一つ覚えのように正義漢ぶる。

これが最悪と呼ばれる理由wwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

37 :名無しになりきれ :2006/07/30(日) 02:40:52
自治厨だけ一人前に脅迫。

さんざんキャラハン追い出して迷惑させておいて、こういう事だけは
馬鹿の一つ覚えのように正義漢ぶる。

これが最悪と呼ばれる理由wwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

37 :名無しになりきれ :2006/07/30(日) 02:40:52
自治厨だけ一人前に脅迫。

さんざんキャラハン追い出して迷惑させておいて、こういう事だけは
馬鹿の一つ覚えのように正義漢ぶる。

これが最悪と呼ばれる理由wwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

37 :名無しになりきれ :2006/07/30(日) 02:40:52
自治厨だけ一人前に脅迫。

さんざんキャラハン追い出して迷惑させておいて、こういう事だけは
馬鹿の一つ覚えのように正義漢ぶる。

これが最悪と呼ばれる理由wwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

37 :名無しになりきれ :2006/07/30(日) 02:40:52
自治厨だけ一人前に脅迫。

さんざんキャラハン追い出して迷惑させておいて、こういう事だけは
馬鹿の一つ覚えのように正義漢ぶる。

これが最悪と呼ばれる理由wwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww




74 :ギョーム博士 ◆cSeqrgFhy2 :2006/07/30(日) 13:33:01
肉の芽体FT−34号を配備した地下二階駐車場にエレベーターが到着し止まり、、扉が左右に開くのと同時にギョーム博士は
殺気を感じた。
「がはあ!」
僅かに扉が開いたその隙間から細長い物体が風切りの轟音と共のエレベーター内に飛び込んできた。ギョームは身を捩り避けたが
避けきれずに左肩に礼司の鞭の直撃を受けた。左腕が切断され鮮血が噴き出す。敵襲か!?馬鹿な!
「小僧!」
憤怒のギョーム博士は残った右手を礼司に向けた。手の平に光の玉が出現する。鼻の曲がる硫黄臭を放つマグマの玉だ。
火の玉を礼司の顔面に目掛け投げつけた。礼司が炎に包まれて転倒する。
追撃を防ぐ為にアッシュと護末田の中間に位置する車にもマグマ弾を一発、車を爆発炎上させ二人を怯ませた。
礼司の攻撃でエレベーターの扉は神細工の様に折れ垂れ曲がり閉まらない。狭いエレベーターに退路を阻まれたギョームは背中から
蝙蝠の翼を広げ飛び上がった。飛翔の勢いで昇降機の天板を突破し、エレベーターの竪穴に躍り出た。
竪穴はビルの上へと上へと続いている。垂直の回廊といえた。ギョーム博士は重傷を負った左半身から血を振りまきながら族長ノス
フェラトゥの元へ飛んだ。

75 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/07/30(日) 14:48:45
―名前・ アルマ・フォン・ギムレット
―性別・ 女
―年齢・ 24
―髪色・ うなじまであるショートヘアの栗毛色
―瞳色・ 水色
―容姿・ 通常時:聖職者の服かスーツ 戦闘時:上はタンクトップに、下はジーンズに沢山のベルトが巻かれ拳銃のパーツやマガジンがついている
―学年・ALTとして来校でいいのかな?
―部活・オカルト研究会
―備考・ とある教会の命令で上湘南第一中学校に派遣された魔女狩り

76 :メタルギア・ソリマチ:2006/07/30(日) 15:02:30
>>75
メタルギア・ソリマチがアルマの乳房にしゃぶりついた。
アルマはついに声をあげ、快楽に酔いしれた。

そして二人は…

77 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/07/30(日) 15:13:48
中で死闘が繰り広げられているロイヤルパークホテルの入り口にひとりのシスターが立っていた。
「魔女はここにいるのか?とりあえず、この血の匂いは最悪だな・・・」
彼女の名はアルマ、とある教会のシスターだが、彼女には裏の顔があった。
『魔女狩り』・・・魔術師協会の規定を破った魔術師を処分するために作られた組織、またはその組織に属するもの総称であるが、彼女はその魔女狩りなのだ。
今回の彼女の任務は、この街にいる『魔女』の処理であるが、協会からの追加任務により、この街で起きている怪現象の原因究明をすることになった。
協会から送られた資料によると、上湘南第一中学校とゆう学校の生徒がこの事件に深く関っていることなので、彼女は、そこのALTとしていくことにもなっている。
名前以外の経歴は実はすべて偽造されたものなのだが・・・どうも、修道女の部分だけは何故か回りに知られていた。
「うーん・・・酷い有様だな・・・とりあえず、ここは生存者の救助から始めるかな」
そういいながら、スカートまくりあげ、隠していた黒鍵を取り出す。
「まったくぅ〜この服じゃこんなもんしかつけられねぇじゃねぇか・・・日本っつー国は不便なとこだな」
愚痴をたらしながら、地下に足を運ぶ。
対した理由はない。ただの勘だ。

78 :ラスティーリア ◆/Xio6qyapk :2006/07/30(日) 17:16:29
>ギョーム
>火の玉を礼司の顔面に目掛け投げつけた。礼司が炎に包まれて転倒する。
あたしはシュウヤの胸ポケットから飛び出した。
「レイジーーー!!!!!!」
炎に首から上を包まれるレイジをあたしは人の形をやめ膜になって覆った。
硫黄の魔の火を吸収する!全ての炎はあたしに従うのだから!
レイジを燃やす炎は容易に消せた。
けれどもレイジの首から上をすっぽり包むあたしにはわかった。
きれいだったレイジの顔が火傷に崩れているのを!
皮膚がただれ眼球が溶けている。鼻も無い。
「心配しないでレイジ!もとに戻す。あたしが元に戻してあげる。再生してあげる」
レイジの顔の細胞を復元する。魔力がいる。
「シュウヤ!胸ポケットにあたしがリリからもらった魔法石(前スレ>398)があるわ。投げてよこして!」
シュウヤが驚いているのがわかる。
ピンク色の粘土に顔を包まれたレイジが喋ったように見えるだろう。
レイジをこんなめにあわせた吸血鬼を許さない!
「アーッシュ!シュウヤー!お願い!あの吸血鬼を撃ち落して!」
エレベーターの昇降機の中から見上げれば、上へと逃げ飛ぶさっきの吸血鬼が見える筈。
奇襲を成功させるためにもあれを逃がしてはいけない。

「レイジくんしっかり!死んじゃだめだよ!」
レイジの脳波が弱まるのを感じる。
レイジの命を引きとめないと!
あたしはレイジを治療するために全ての力を注ぎ込んだ。死んでもいい。
レイジの顔が戻るたびにあたしはシュウシュウと蒸発していく。

「ああ、レイジくん。よかった。きれいな女の子みたいな元の顔に…もどせ…た……よ………」


ラスティーリア1/25は消滅した。

79 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/07/30(日) 18:24:52
>63>65
ひゅーんとなにかが落下するような音が聞こえる。上を見てみると、太陽の光に反射してなにかが光っていた。
なんだろうと目をこらして見ていると、衝撃で前方に飛ばされ受身をとれずに倒れてしまう。
その刹那、背後から聞こえる乾いた鉄の音。振り返るとちょうど少し前に消えたはずの実装石の姿。
決して可愛げのある人形だとは思えないその小さな体に、剣が突き刺さっていた。
実装石はこちらの無事を確認すると、笑顔をつくってこちらに笑いかけた。
徐々に崩れていくその身はもはや原型をとどめておらず、触れてしまえばボロボロになっってしまうのではないかと思うほど。
>「アマナツ、この剣…取れ…です…。…おまいは…生きろです…」
これが最後になり崩壊しかけていた人形は跡形もなく消え、刀身がひとつの曇りもなく俺の姿を映した剣だけが残る。
「だから、俺の名前はあまやすだって……」
剣に手をかけ一気に引き抜こうとすると、力をあまり入れずともあっさり引き抜くことができた。

まだ会って間もないし、なんの目的で俺に干渉してきたかもわからない。そんな相手でも二度も助けられている。
「君が命を賭けてまで救う価値があった命かわからないが、君の言う通り精一杯生きてみせるよ」
小さな恩人が残した武器を手に前に進む。そのときに背後から笑い声がしたような気がして振り返るがなにもなかった。

80 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/07/30(日) 20:41:02
「いったい何が起こってんだ・・・ここは」
地下に降りてみて驚いた。
そこはまるで、ゾンビ映画のワンシーンをそのまんま切ってつけたような地獄絵図だったからだ・・・
自我をなくした不死者たちがアルマに襲い掛かる。
「・・・聖水とかあれば一蹴なんだけどなぁ〜、まぁいいか・・・自分の意思も忘れた奴らに私は殺されないしね」
両手に装備した黒鍵をまるで鍵爪のようにあつかい。周りのゾンビどもを蹴散らす。
二、三人切り裂いた黒鍵は脂で切れなくなるが、それを即座に投げ捨て新しい黒鍵を取り出す。
五分も絶たずにアルマの周りにいたゾンビは行動不能になる。
「ふぅ〜・・・ゾンビってやつはしつこいもんだと聞いたが・・・別に対したもんじゃないな」
足元で蠢くゾンビを蹴り飛ばしながら進み、また生存者を探す。
「おぉ〜い・・・誰か生きてるかぁ〜・・・って英語で言っても無駄か・・・」
そう、ここまでの独り言はすべて英語だったのだ。
「・・・タレカイキテマスカァ〜・・・(カタコト→英語)・・・うわぁ〜バカっぽい言い方になったかも、語学魔術でも覚えときゃよかったなぁ〜」
急に歩くのを止めて、耳を澄ます。この声がする・・・誰だろう?女?男?仕方ない考えるのは止めだ。
走り出して声のするほうへ走る。残る黒鍵はこの両腕の二本のみ・・・これが敵なら確実に勝てはできないだろう。
「おい!手前ら!!!そこを動くんじゃない!!!」
黒鍵を構えて声のするほうへ飛び出す。

81 :工藤ロゼライン ◆IX36EnfQv6 :2006/07/30(日) 21:07:15
★★★★★ 物語の途中ですが当スレのルール補足 ★★★★★

■ネタフリの受け方について。>>2の具体的説明。

名無し住人によるTRPGの進行に寄与する素晴らしいネタフリは積極的に拾いましょう。
ただし明らかに物語を破綻させたるもの、進行上脈絡が無さ過ぎるもの、積み上げてきたストーリー展開を悪い方向に
ぶち壊すものは、適切に変換して受け流してください。
そうでないとコテが悪意ある名無しのレスに翻弄されてしまいますので。
やりやすいように。
第一部では私はそういった折角だけれども物語を壊してしまう不利益をもたらすレスは全て一括で「悪霊の妄言」と
していました。
なお物語を壊すネタフリの定義は、いままでの流れを変えるレス、ではありません。それは大歓迎。
判断基準は「脈絡が無い」「意味なく下品」「中傷的な印象を受ける」が挙げられます。

調度いい例なので挙げさせてもらいますが、>20>21両氏によるネタフリ、

>>20 :名無しになりきれ
>ホテルの駐車場にも誘導用の警備員が配置されている
>警備の人達が胡散臭そうな顔でこちらを見ている
>>21 :名無しになりきれ
>もちろんこの警備員は吸血鬼だ

これは>>19の礼司の作戦を裏返すネタフリですが、>>25以降の展開を見えば意表をつく優れたネタフリだったといえます。


良くないネタフリは例えばこのようなもの。
>XX:名無しになりきれ
>上湘南中学に隕石が落下した。全ては消滅した。
>XX:名無しになりきれ
>工藤美津子は突然、下痢になった。トイレに駆け込んだ。

こういったものまでそのまま拾うことはありません。もし私なら
>XX:工藤美津子◆IX36EnfQv6
>「実装石が訳の判らない事をわめいているわ。困ったものね」
と、あっさり変換受けします。
最優先はコテの皆さんです。レスしやすいように自由自在に振られたネタフリは変換してください。
それもまたネタフリを物語に取り入れたことになります。


現本スレの>2で掲げたルールを参照にコテさんは負担なく物語を紡いで下さい。

>本スレの>2
>■怒涛のネタフリキャッチング
>  物語に取り入れられるネタフリは積極的に拾おう!
>  けど自分のレスで全部拾う必要はありません。それはムリ!
*拾うのは「物語に取り入れられるネタフリ」です。「取り入れられえないネタフリ」を拾う義務はありません。

>■自在の変換受け
>  例えば「○○に銃弾が命中!」のあとに次の人が「と思ったがぎりぎり避けた!」のように
>  後に書き込む人(後手)がその前に書いた人(先手)の物語展開を自由に変えて受けることができます。
>  後からレスする人は前の人のネタフリを拾いやすいように変換できます。
>  振られたネタをそのまま拾うもよし。予想外の拾い方をするもよし。
>  後手に書き込むあなたの自由です。
*ネタフリは「拾いやすいように」変換してください。

とはいっても基本方針は積極的に拾おう!です。
善意の名無し諸氏のレスは積極的に拾いましょう。この方針に変わりは一切ありません。

★★★★★ では物語の続きをどうぞ ★★★★★

82 :名無しになりきれ:2006/07/30(日) 21:29:22
「アルマ・フォン・ギムレットがこの街へ?冗談も大概にしろ!!!」
「しかし、社長・・・この画像をごらんください」
パソコンの画面に映し出されたのは、間違いなくアルマだった。
「・・・ありえん・・・何故魔女狩りがこんなところへ・・・」
「まさか・・・あの計画が」
「漏れるわけがないだろう!!!糞ぉなんとしてもこの計画を進めるのだ!!!」

83 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/07/30(日) 21:34:11
★★★★★ スレのルール補足について ★★★★★
じゃあさ>>76のレスには反応しなくて良かったんだろ?
ほかのルールについては、ほとんど理解しているから安心しなよ。
さて、このままジャンジャン書きたいけど、ちょっと他の人たちの様子も見なきゃな
★★★★★ では物語の続きをどうぞ ★★★★★

84 :モロー博士 ◆IxWLLdwUuI :2006/07/30(日) 21:39:30
「ノスフェラトゥ様が眠りから醒められるのを待つとはどのくらい待つというのか。
掛かる時間を考えねばならない。待つか待たないか検討しているこの時間は待ち時間に計算するべきか
ぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ・・・」
ノスフェラトゥの部屋のリビングにまだモロー博士はいた。
寝室の扉の前で独り言をぶつぶつ呟いていた。
ふいにモロー博士の目が大きく見開かれた。
「地下から怪電波があああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
ふかわりょうがランドマークタワーの周囲に人払いの結界を張り終えた刹那だった。
その結界はタワー上階のホテルのヴァンパイア達には感知されない筈だった。
しかし狂気に踏み入れていたモロー博士は、ノスフェラトゥよりも砥ぎ済ませれた異常な霊感をもっていたのだ。
電波が聞こえるのだ。普段からモロー博士は。
陰陽師の結界をその狂気の頭は察知した。
ノスフェラトゥは気がついていないらしい。扉の向こうで夜の戦いに備え眠ったままだ。
起き出す気配すらない。
モロー博士はノスフェラトゥの部屋を出て廊下に出た。
自室である6608号室に入った。
「ブヒ」
「ブヒヒ」
「フガ。ブヒヒ」
「ブヒヒヒヒヒヒヒヒ」
部屋には豚が放し飼いされていた。
ざっと見40匹はいるだろう。
ホテルの美しい調度品は踏みにじられ、絨毯は汚物に汚れていた。
モロー博士はバスルームに向かった。
バスルームにはさまざまな薬品がフラスコに入れられていたり、ダンボール箱に入れられていたりと無造作に置かれていた。
怪しげな白煙や緑色の煙を出しているものもある。
コポコポとビーカーの中の赤い液体が泡を噴いている。
一番異様なのは浴槽だった。浴槽にはコーンフレークが満杯に入れられていた。
コーンフレークは合成着色料で色づけされたように毒々しい紫色をしていた。
モロー博士は立てかけてあったスコップを持った。
浴槽の中に突き立て、コーンフレークをリビングの床にぶちまけた。
「さあ!喰え!食べるのだ!私の可愛い実験成果達よ!ノスフェラトゥ様のお役に立つ時が来たのだ。
敵だ。敵が来たのだ!フフフフ。フハハハハ
こいつらを見たらノスフェラトゥ様はお褒めくださるに違いない。ギョームめ、驚け。
どんどん喰え喰え!」
モロー博士はスコップで忙しく豚にコーンフレークを与えはじめた。
「喰え喰え喰え喰え喰え喰え喰え喰え喰え!
グハハハハハハハハハハハハハハウハハハウハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」

85 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/07/30(日) 22:27:21
書庫の扉に張り付いてカメラを構えながら中の様子を窺うベル。
これから始まる、リリとギルバの禁断の愛(丸秘エロエロシーン)の一部始終を目撃する為に。
耳年増にはなっても、まだまだ恋に恋するお年頃。
校内で起こるこんなシュチュエーションに夢中にはなれずにいられないのだ。

**ドサン**
背後に何かが落ちる音。
「もう!ちょっと神崎。これからいいところなんだから音立てないでよ!」
その音に不機嫌そうに振り向いて文句を言う。
だが、そこには既に神崎の姿はなし。
その代わりに、あからさまに人間ではなくなっている少女が立っていた。
口から見える牙、毒々しく尖った爪。常人のそれとは明らかに違う怪しい光を宿した瞳。
小さく泡を吹きながら爪をベルに振り下ろす。
「う、嘘〜ん・・・吸血鬼?吸血鬼?ひええええ!」

咄嗟に飛びのいて躱すが、躱せたのはその鋭い爪だけだった。
突進してくるその吸血鬼の身体は躱しきれなかった。
縺れるように扉を突き破り、書庫に転がり込む二人。
転がった末、虎熊の上で漸く止まる。だが、二人のもみ合いは終わる気配を見せない。

「あーもう!リリ、ギルバ先生、気にしないで続けて。すぐに出て行くから。神崎!早く助けてよ!リリとギルバ先
生が禁断の愛をはじめられないじゃない!」
馬乗りになられ、上から喉笛を食い破ろうとする吸血少女の顔を両手で押さえながら叫ぶ。
そう、両手で。
縺れて転がった時、左手で抱えていたアルラウネの鉢植えを離してしまっていたのだ。

夢中で気付いていないが下に虎熊、上に吸血鬼の少女と言うサンドイッチ状態で神崎を探¥した。
その目に映るのは、妖花アルラウネの鉢植えを掴んで走る神崎の背中だった。
「あ!あああ!私の・・・いっ・・・いたたた・・・」
その姿を見て、ベルは抗議の声を上げる。
しかし突如としてその顔は苦痛に歪み、声も途切れる。
それは食中毒発生による休校を知らせる校内放送が響いたからだ。

ベルは妖花アルラウネを持つことにより、万全の健康管理を行われている。
かなり重いベルが二日目にも拘らず平常の行動が出来るのも、給食の食中毒にかからなかったのも妖花アルラ
ウネが密かに薬草を調合しベルの体内に注入していたからだ。
既に体内に摂取された薬草の効果は、妖花アルラウネがベルから離れようと変わりはない。
だが、今ベルは食中毒の症状を見せている。
なぜならば、『食中毒が発生したことを知ったから』である。
元来思い込みが激しく、プラシーボ効果抜群のベルだ。食中毒が発生したと聞けば腹痛の一つや二つ思い込み
の力で起こしてしまうというものだ。
体調変化ではなく、思い込みで起こった腹痛に対してはどんな薬草も効果はない。

苦痛に顔を歪ませながら身動きとれず、神崎を見送るしかなかった。
そんな状態でも吸血鬼の少女に喉笛を噛み切られないのは、吸血鬼の少女もまた老化により急速に力を失って
行っているからだろう。

一方、妖花アルラウネの鉢植えを掴んで走る神崎は気付いただろうか?
ベルと距離をとるに従い、妖花アルラウネが急速にしなびていくのを。
しなび、まるで屁をこいたような異臭まで漂い始めたのを。
魂を抜かれた肉体が腐敗していくように、妖花アルラウネの腐敗が始まっていた。

86 :ラディッツ:2006/07/30(日) 23:15:57
>84
「まったく、うるせえ野郎だぜ……あの狂った博士はよぉ」
ノスフェラトゥの護衛に雇われた異界の戦士。その名もラディッツ。
そんな彼の近頃の悩みは……
「クソが…眠れやしねぇ……」
博士の不気味な声がいつもいつも聞こえていることだった。

ラディッツはベッドから飛び起きて、ハンガーに立掛けてあった戦闘服に着替え始める。
着替終った彼は部屋を出る。
目的地は隣の部屋の博士の部屋。
コンコンとノックをして博士のドアを開けると、いつもの様に博士は奇怪なことをやっていた。

「博士さんよぉ。たまには少し静かにできねえのか?」
彼は靴を履いたまま博士の部屋に上がり込むと、鼻を抓みながら近くにいる豚を軽く蹴り飛ばした。
「俺達戦闘員は夜に戦うのが仕事なんでね。あんたらと違って昼間の睡眠が大事なんだよ」


87 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/07/31(月) 00:28:29
エレベーターの中の敵を撃つのに、わざわざエレベーターから真正面に立つヤツがあるか。
馬鹿。

レイジがエレベーター内からの反撃をモロに食らって転げる。
前言撤回、一人前なのは武器の威力だけだった。これじゃ警告がまるで無意味だ。
火球と車両の爆発をやり過ごすと、ボクはシュウヤに続いて、倒れこむレイジの元へ駆けよった。
行きがけの駄賃にまた一匹叩っ斬る。逆袈裟に切り上げられた死体は宙を舞い、着地地点には真っ赤なペイントを残した。

ボクら二人より早く、ラスティーリアが駆けつけていた。
彼女は不定形の姿に戻ると、膜みたいに広がって、ローストされたレイジの顔を覆った。
レイジはまるで「火垂るの墓」のお母さん状態だけど、このまま死んだらコイツ只の馬鹿じゃないか。
「直せるか? 頼むぜ、のっぺらぼうと寝る趣味ないからなオレ」
シュウヤがラスティーリアの呼びかけに応じて、魔法石を落とす。
皮膜状のラスティーリアが落とされた石を飲むと途端に、ピンク色の強い燐光を帯びた。

>「アーッシュ!シュウヤー!お願い!あの吸血鬼を撃ち落して!」

ラスティーリアが吼える。
しかしボクは昇降機の吸血鬼とは別に、何かの動く気配を感じとっていた。ソイツが気になる。
それにどだい、サラマンダーじゃ射程が足りない。新しい武器を召喚する時間の猶予も、多分ありはしないだろう。
「シュウヤはエレベーターの野郎を頼む。
ボクはレイジのそばに就く、まだフロア全滅させてないから」
ラスティーリアが煙をあげて、レイジの焼けた肉に溶けた。
ピンクの皮膜が完全に消えた頃、レイジの顔はすっかり元通りに治っていた。代わりにお姫様が力尽きる。
手間が増える。

まだ目を覚ましていないレイジの身体を抱えあげると、手近な車の陰に投げこんだ。
それからサラマンダーと拳銃を抱えて移動、レイジを守るようにして獲物を待ちうける。
死なれたら困る、まだファックしてない。
敵は増えるばかり。
マグナムを握った両手は車の屋根に乗せ、
シュウヤから近い数匹を撃って火砲支援しながら、気配の主を待った。
駐車場の入り口近くに敵が集まっていくのがさっきから見えてた。
爆発音や銃声、吸血鬼の断末魔に紛れてはいるものの、
誰かが肉を切り裂く音、犠牲者が冷たいコンクリへ倒れる音にも間違いない。
未確認目標の戦闘域は次第に接近していて、ブレイクスルーに成功したらしく、にわかに足音が近づく。

>「おい!手前ら!!!そこを動くんじゃない!!!」

飛びだす人影へ、牽制に一発。人影が再び引っこむ。一瞬みえたのは、シスター服。

「……尼さん?」

返り血は多分、吸血鬼のもの。となると彼女はローマ・カトリックかイギリス国教会か東方正教会かそれ以外か。
服装で宗派を判別できるほどインテリじゃない、直接尋ねる。
「ヘイ、シスター! どこの吸血鬼狩りだ、ヴァチカンか!?」
怒鳴った。シスターの出処によっては、吸血鬼より先に撃ったほうが身のためになる場合だってある。

88 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/07/31(月) 09:29:23
生存者の一人と思われる男に銃を撃たれた。
確かに言い方も、登場の仕方もいいものとは言えなかったが・・・いきなり撃つか?
確実に話の通じる相手だぞ!まったく、近頃のガキは・・・
「ヘイ、シスター!どこの吸血鬼狩りだ、ヴァチカンか!?」
・・・よかったぁ〜英語だぁ〜・・・マジで助かった。
「所属か?詳しくは言えないが・・・イギリス国教会系列・・・と言っておこうか」
・・・反応がない、黒鍵を出して様子でも・・・
銃声と共に黒鍵が弾け飛ぶ・・・やろう・・・喧嘩でも売ってんのか?
「おい!!!喧嘩ならいつでも買ってやるがなぁ状況ってやつを判断しやがれ」
「敵か味方かわからない奴を警戒するのは当たり前だろ」
・・・疑われているな・・・しゃあねぇな・・・
両手を上に挙げて敵意がないことを示しながら柱から姿を現す。
ここから見ているとなるほど・・・なんとなく状況がつかめる。
意識を失っている女を物陰に隠し、それを守っているのが・・・あのガキか・・・
相変わらず銃はこっちに構えたままか・・・この服着てても信頼とかされないんだな
って・・・おいおい、私に集中しすぎて後ろに気がついてないじゃん
後ろから近づいている吸血鬼に向かって黒鍵を投げつける。当然、攻撃を仕掛けてきたと勘違いされてあっちの銃も火を吹くが・・・
狙いのつけ方が甘いな・・・全然見当違いの方向じゃないか・・・よく今まで生きてこれたもんだ。
立ち上がり、あのバカを指差す、あいつも同じように私を指差し
「後ろ!気がつけよバーカ」
ほぼ同時にそれが出てきた。そして、同時に振り返る。
あちゃー全部斬ってきたと思ったんだけどなぁ〜って、中途半端な刺さりで殺せなかったのか
この様子だと・・・あっちも同じか・・・そんで、この調子だと・・・また、同じことを言いそうだな
「誰が馬鹿だってもういっぺん言ってみろ」
・・・ほらな、このままじゃ話が続きそうも無い、バカの発言に対しては棚において
「おぃ・・・今、吸血鬼狩りっていったな・・・この地獄絵図を作ったのは吸血鬼なんだな」
「・・・あんた、知らないで来たのか?」
「私の本業は魔女狩り・・・協定違反を犯した魔術を狩るのが仕事・・・まぁ化け物退治もその仕事に入るときはあるがな」
よかった・・・銃を下ろしてくれた。
「・・・お前が知っていることを私に教えろ!話はそれからだ・・・あとは、銃を一丁貸してくれ」

89 :名無しになりきれ:2006/07/31(月) 09:55:42
>>88
先程までアルマが身を潜めていた柱には、避難経路のプレートが掲げられていた。
ttp://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1152004846/

90 :薄汚い老人 ◆IvZWGYTAn6 :2006/07/31(月) 18:19:52
>「ベルを『器』に出来ればよかったのに、残念だったわね。
>・・・・・・そうなの。牙の主は異国の怪物ではないのね。
>ところで、あなた方のお頭が『器』になる気は無いの?一石二鳥でしょうに」
リリの尋問は続く。
的外れな答えなのか、的を得た答えなのか虎熊の表情がピクリと動いた。
「・・・・・・・・・・小娘・・・・貴様・・・・・」
遂に虎熊の氷の様な表情が壊れた、
歯を噛締め怒りを露にする。
「貴様は解かっていない・・・・何も解かっちゃいない・・・っ!!」
荒々しく言葉を切った刹那、結界の中に焦げ臭い匂いが経ち込め始めた。
虎熊の両腕が燃え始めたのだ。
しかし、虎熊自身に慌てた表情は一切無い、
両腕を包む燃え盛る荒々しい炎に表情を照らされながら、
リリとギルバを睨みつける。
図書室から出て行った二人なぞ遠に眼中には無かった。

それでもリリの質問は続く。
まるで全てを見透かした様な尋問。
>「ねえ虎熊さん。虎熊さんなら、牙の主の呪いを解く手立てを知ってるわよね?」
「我は使徒に非ず・・・しかし我は知っている。」
冷静な口調・・・しかし醸し出される怒りは隠しきれて居なかった。
「・・・・教えてやろう・・・・・か?」
一歩。また一歩とリリに歩み寄る虎熊。
リリにとって虎熊の炎の熱が感じ取れる距離だろうか。
そこで一旦虎熊はピタリと留まった。
ゆっくり深呼吸をして、リリを見つめる・・・そして言った。
「・・・冥途の・・・・土産に・・・なァあああああ!!!」
業火の如く燃え盛る右腕、自然界の炎の力。
熱き炎を宿した鋭く尖った爪を大きく振りかぶった。

91 :守衛の大男 ◆IvZWGYTAn6 :2006/07/31(月) 18:23:40


ガシッ。


しかしその一撃は振り下ろされる事はなかった。
虎熊の掲げた右腕をガッシリと掴む太い腕。
そのまま怪力により虎熊は宙に持ち上げられた。
「オイオイ・・・何かと思って来てみりゃこの有様か・・・・。」
右腕の主はやれやれと言った具合に呟く。
鬼の様な巨躯に、青色の作業着。
・・・・御頭である守衛の大男の姿だった。
「お、御頭・・・・な、何ゆえ・・・。」

ズンッ。

その続きは出る事は無かった。
大男の鬼の気によって・・・・
大男にとっては不可抗力だろうが、その気は結界に幾重にも渡りヒビを入れたようだ。
「お前さんの仕事は、その嬢ちゃんの始末じゃねえだろうがよ。」
まったくだりぃ事させんじゃねえぞ。
口調や目つきからすると怒りよりは呆れが先行している感じか。

「も・・・申し訳ありやせん・・・・。」
搾り出すような声で老人は言った。
吊り上げられた右腕がジンジンと痺れてくる。
「別に良い。それよりも早く行け、
 お前の仕事相手は今横浜のホテルにいるらしいからなぁ。」
大男は手を離した。
虎熊は落ちると同時に影となり、床に溶け始めた
「ぎょ・・・御意・・・・。」
やがて虎熊は完全に影となって消える。 気配は一切感じられない。
どうやら結界の僅かなヒビでも簡単にすり抜けられるらしい。
結果残ったのは大男一人だけ。
「さて・・・ウチの奴が世話かけちまったなぁ。」
ニヤニヤと唇を嫌らしく吊り上げながらリリ達の方へ振り向く大男。

「奴はなぁ俺達の中でも飛びっきり馬鹿正直な奴だからよぉ、
 あんまからかうと今に泣きを見る羽目になるから注意しな。」
首を数回鳴らしながら、だるそうに言った。
そしてしばらくリリを見つめると一つ提案をする。
「まあ今の事は世は夢の如しって奴で忘れてくれねえかい?
 そんでよ嬢ちゃん達はこの問題に一切関わらねえ・・・・
 そうすりゃ俺も嬢ちゃん達も幸せじゃねえのか。」

92 :薄汚い老人 ◆IvZWGYTAn6 :2006/07/31(月) 21:40:49
【すまねえ>91の上に入れてくれや・・・】
熱き炎を宿した鋭く尖った爪を大きく振りかぶった。


ドゴッ


しかしその一撃は振り下ろされる事は無かった。
先程まで消えたと思っていたベルが雪崩れ込んで来たのだ。
しかもベルにしては見えてないからタチが悪い。
虎熊は下敷きになったかと思われた・・・。
しかし・・・・
「ククっ・・・我を侮る無かれ・・・・・。」
余裕そうな声と同時に子鬼の姿は闇を纏いベルの下から消えた。


同時に書庫の天井に映る黒い影。
その黒い影はやがて人の形を作り、虎熊の姿になる。
天井から下を見下ろす虎熊、腕には燃え盛る爪。

虎熊の能力それは影の転移。そして森羅万象の炎の力。

「・・・・我!・・・ここにあり・・・・っ!」
天井からの奇襲、虎熊はリリ目掛け爪を振り上げた。
【こっから>91でお願いするわ。いやホントにすまねえ】

93 :ヴァラド ◆hUHqXujKuA :2006/08/01(火) 11:59:22
「え〜と・・・たしかここにおねぇさんがいるんだよね・・」
ビルの上で校舎を眺めながら少年はつぶやいた
ついさっき狂人たちが集う街でアルマに攻撃を仕掛けたヴァラドだったが、
アルマに仕事があると軽くあしらわれたのだった。
しかし、アルマの所属する教会の管理コンピューターに
ハッキングをしたヴァラドのノートパソコンには、アルマのデータが入っていた。
「さぁてここの状況はよくわからないけど、おねぇさんがいるのは確かだね。」
ヴァラドはビルの上から校舎に向かって夜空を駆けていった


94 :ヴァラド ◆hUHqXujKuA :2006/08/01(火) 12:07:05

名前:ヴァラド 
年齢:15 
身長:177 
体重:???   
種族:吸血鬼(ノスフェラトウの一味ではない) 
職業:学生・銀座の【ヴァンパイアカフェ】でバイト中   
性別:♂ 
性格:冷静な性格だがたまに暴走 
誕生日:12月27日 
血液型 :B
利き手:右
出身地:ルーマニアのトランシルバニア(GGXの吸血鬼スレイヤーとは血縁にあたる) 
魔法:移動魔法なら・・・   
得意な技:両断 
長所:スピード・パワー・ディフェンス共に吸血鬼パワーで優れている 
短所:大技がない 
戦法:大鎌での両断・ホルスターのデザートイーグルその他吸血鬼ならではの特殊能力 
装備品右手:大鎌 
装備品左手:デザートイーグル     
装備品アクセサリー:十字架 
所持品:輸血パックMDプレイヤー 
瞳の色:赤   
髪の毛の色、長さ:赤めの茶髪すこし長め
容姿の特徴・風貌:スマートな体型で色が白く服装は
ジャケットをはおり、下はシャツ 全体的に黒で統一
その他特徴:大きな牙 
趣味:音楽鑑賞・月を眺める事
恋人の有無:無し 
好きな異性のタイプ:メガネをかけた女性 
好きなもの:血・ハーゲンダッツのバニラ 
嫌いなもの:光・動物の血   
最近気になること:成績 
なにか一言:血が飲めればなんだっていいや




95 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/01(火) 12:18:24
>54 >85 >90-92
ギルバ先生は念話が使えないらしい。
仕方が無いので虎熊童子を警戒しつつ、先生に触れる。
触れるまで、ギルバ先生がただの人間でないって事を忘れてた。
なまじギルバ先生に伝えようとする意思があるだけに、会話以外の事まで読み取っちゃったわ。
調整はほんの一瞬。だけど・・・・これってプライバシーの侵害よね。ごめん。
――それにしてもあのダークエルフ、闇夜に輝く星みたいに綺麗だったわねぇ。
他にも色々・・・ええ、ちゃんと観なかった事にしておくから安心してね。

>ギルバ先生
>『(略)・・・まぁ、日本の有名人とのスキャンダルならむしろ願ったり叶ったりだが。
> (略)。問題は、この虎熊童子の処遇だが・・・このまま返すのか?』
『とりあえず謝らせて、ごめんなさいギルバ先生。
女性雑誌の記者に追いまわされた後も、ギルバ先生が同じ気持ちでいる事を祈るわ。
で、あの虎熊先生の処遇だけど・・・もちろんこのまま返す訳には行かないわね。
でも今の私には無理。そろそろ結界も時間切れだし。
ギルバ先生、結界が消えるまでの間に何とか出来そう?』
あ。何とかして貰わないと困っちゃうわね。
だって目の前では、冷静な仮面を外した虎熊童子が氷の拘束を振り切っていたから。

>老人さん
炎を従え、虎熊が一歩、また一歩とこちらに近づいてくる。
>「我は使徒に非ず・・・しかし我は知っている。」
>「・・・・教えてやろう・・・・・か?」
何食わぬ顔をしながら、完成した魔法を放つタイミングを計る。
>「・・・冥途の・・・・土産に・・・なァあああああ!!!」
退けようとした瞬間、乱入者が現れた。ベルと牙の使徒だった。

>ベルさん
国造の呪いで急激に老化しながらも、牙の使徒はベルを襲っていた。
工藤先輩が消えた今、使徒の長は不在なのだろうか。だとしたら、老化の呪は牙の主にも及んでいるのかもしれない。
>「あーもう!リリ、ギルバ先生、気にしないで続けて。すぐに出て行くから。神崎!早く助けてよ!リリとギルバ先
>生が禁断の愛をはじめられないじゃない!」
つっこみどころ満載だが、今はそれどころではない。
私は本棚から本を抜き取り、使徒に向かって投げつけた。本は使徒の顔に当たった。
牙の使徒がひるんだ隙に、ベルは拘束を逃れる。
使徒の服に虎熊の炎が燃え移った。そして――次の瞬間には、二人の下敷きになっていた筈の虎熊は姿を消した。
「消えた?!」
>「・・・・我!・・・ここにあり・・・・っ!」
しまった、上!―――ダメ、間に合わない!

だが虎熊の一撃は、振り下ろされる事は無かった。

96 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/01(火) 12:20:16

>守衛の大男さん
新たな乱入者は酒呑童子だった。
結界のひずみから虎熊童子が消えゆくのを、苦々しい思いで見送る。
>「さて・・・ウチの奴が世話かけちまったなぁ。」
少しも悪びれない様子で大男が振り向く。
>「奴はなぁ俺達の中でも飛びっきり馬鹿正直な奴だからよぉ、
> あんまからかうと今に泣きを見る羽目になるから注意しな。」
「ご忠告感謝するわ。でも別にからかってなんか。人ならざるお方に、世の中の理について尋ねただけよ?」
小首を傾げてながら、無邪気な笑みを浮かべてみせる。
>「まあ今の事は世は夢の如しって奴で忘れてくれねえかい?
> そんでよ嬢ちゃん達はこの問題に一切関わらねえ・・・・
> そうすりゃ俺も嬢ちゃん達も幸せじゃねえのか。」
私は、直ぐには答えなかった。

私は部屋を横切り、苦しんでいるベルの前に屈みこんだ。
「大丈夫よ。ベルは選ばれし人なの。だから食中毒になんて罹る訳が無いわ」
一番効きそうな殺し文句を囁き、私はベルの腕を引いて立たせた。そのまま手を繋ごうとする。
――――それにしても、神崎は困ったものだわ。まあ、そのうち戻ってくるでしょう。

再び大男に向き直る。、
「偏に風の前の塵に同じってね。・・・・・そうね、考えてみても良いわ、
でも私にもしがらみが多くてね。手ぶらじゃ帰れないの」
ふう、とわざとらしくため息をつく。
「だから虎熊さんにお願いしたのに、あの方は口が硬くてね。意地悪だとは思わない?
牙の主の事や、呪いを解く方法を教えて貰おうと思っただけなのに。
多少情報を貰ったからって、今更流れが変わるってわけじゃないのにね」
そう言いながら、私はギルバ先生の背に移動した。
ベルが何か言っていたかもしれないけど、頭に入らなかった。今はそれどころじゃない。

「で。向井のおじさまは、私の手土産分くらいは語ってくださるのよね?
――――ああ、拳で語れってのはナシよ?か弱い女の子に意地悪言わないでね」
ギルバ先生の背中からそろりと顔を出し、じっと大男の出方を窺う。


97 :ヴァラド ◆hUHqXujKuA :2006/08/01(火) 12:52:12
「あれここじゃないか・・・え〜と」
ヴァラドはノートパソコンを眺めながら自分の犯した愚かなミスに気づく。
「ロイヤルパークホテルか・・・でも僕が間違えたってことは
ほかに誰かデータを改ざんした人がいるみたいだね・・・・楽しみだな」
頬に笑みを浮かべながら得意の移動魔法で一気にロイヤルパークホテルに
到着したヴァラドは地下へと降りていった

98 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/01(火) 13:00:17
アングリカン・コミュニオンの魔女狩りは修道服姿で暗器を用いる――
欽定訳聖書は謎で一杯だ。
聖公会系の魔法使いと接触するのは初めてだし、
「協定」がボクの所属組織ともリンクした世界的基準なのかどうかも不明だった。
当座、彼女のターゲットがボクらでないのは幸いだったけれど。
何より時間がないし、これ以上事態をややこしくされてはかなわない。

>「・・・お前が知っていることを私に教えろ!話はそれからだ・・・あとは、銃を一丁貸してくれ」

「イヤだね」
図々しい要求に、下ろした銃をまた上げる。

「いわゆる一つの教条主義的米国人ってヤツが
合衆国憲法修正第二条の威光を島国暮らしのグークスどもにお示しになる、
そのためのゼニをアンタはいくらも払いもしないで、どうして銃を寄こせとか言えるんだい?
例えアンタが聖母さまでも、コイツは貸しゃしないよ。その上あいにくと、今日はこれ一丁しか持ってないんだ。

大体アンタ、そもそも『不死者』狙いのヒットマンじゃないのか?
ルーマニアから出張ったオルロック伯爵を、EUが国際手配でもしたかと思ったけど」

シスターは標的に関する情報すら、ひどく不足してるみたいだけど、まあ知ったこっちゃないね。
ボクだって「上」に報告を渋ったほどのヤマだ。準備不足の新参者にお鉢を回してやる親切なんざ、期待されても困る。
「不死者」の名前を出してやっただけ、有り難いと思え。
片手に持ったサラマンダーをおふざけのチェーンソー・バージョンから長剣へと変形させ、
銃はシスターへ向けたまま、レイジの側へ後ずさり。

「どうせお互い、違うヤサの仕事人だ。協力にも限りがあるってもんでね、助力は期待しないで欲しいな。
それにさ、いつかアンタがボクや仲間を水に投げこんで、浮くか沈むか試そうとしないって保証はまだない訳で。
何せボクは『空飛ぶスパゲッティ・モンスター』教信者だからね、メシのたび『ラーメン』ってお祈りするんだよ?
英国国教会がそんな異教(ペイガン)を巨人や妖精や魔女扱いしたりしないって、約束できる?」

銃を構えたまま駐車場を見渡し、吸血鬼がほぼ一掃されたことを確認すると
身を屈め、気を失ったままのレイジを背負った。
右手に握るウィルディ・マグナムは薬室にまだ一発残してるから、下手をうつとレイジの尻を.44で削りとってしまう。
慎重に持ちあげる。シスターはまだそばに立ってる。

「魔女狩りの総本山はカンタベリーか?
もしそうなら、麗しのキングズ・イングリッシュで航空母艦(フラット・トップ)を呼んでみなよ。
そうすりゃ一緒に連れてってやるさ、ライミーさん」

レイジをおぶって歩きながら、口笛高らかに「Come Together」を歌ってやった。ボクはシュウヤを呼びにいく。

99 :ヴァラド ◆hUHqXujKuA :2006/08/01(火) 14:16:46
地下に降りる途中吸血鬼たちが目の前に立ちふさがった
「おい!お前も俺達の仲間だろあのガキ共を追うぞ!」
吸血鬼の一人が同族であるはずのヴァラドに話しかけるが、
次の瞬間彼の首から上は吹き飛んでいた。

「仲間?バカにしないでほしいなぁ・・・
お前達みたいにだれかの駒に成り下がった人形と一緒にしないでもらえるかな?」
ヴァラドは、発砲したデザートイーグルのトリガーを次々と引いていった。
吸血鬼たちの頭は果物のように弾け飛び、残った吸血鬼どもを鎌でなぎ払う。

「こんなのが同族なんて悲しくなるなぁ・・・」
ヴァラドには例え、同族であってもゴミはゴミでしかなかった。
いまや興味の対象はアルマというひとりのシスターでしかないのだ。
あの街で自分を三秒で殺せると言ったあの女の力量を試してみたくてしかたがないのだ。
「さぁておねぇさんはどこかなぁ・・・・」
ヴァラドは徐々にアルマ達に迫りつつあった、少しずつ確実に。


100 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/01(火) 15:04:05
「チッ・・・最近のガキはつれないねぇ〜」
あの一言がきっかけなのかは、わからないが酷く腹をたたせてしまったようだ。
「・・・おぃ、ちょっと待てよ・・・それだけで、この状況を切り抜ける気か?」
「あぁ・・・少なくともあんたの力は借りたくないね」
そういいながら足を止めるアッシュ、それを見てアルマは懐から携帯を取り出し
「・・・強がりはいうもんじゃないよ。それに、私はそんな馬鹿げた真似はしないし、異教者を敵対視するわけでもない」
・・・話ぐらいは聞いてくれそうだな・・・
「三分ぐらい待ってくれよ、武器も弾も調達してやるからよ」
「銃も弾もないから貸してくれって言ったんじゃないのかよ」
「あぁ〜それは・・・こっちの事情だよっとちょっと静かにしてくれよな」
それからアルマは携帯電話で話始めた。始めは普通の会話に見えるが、徐々に「死ね」「糞婆ぁ」とかシスターらしくない言葉が聞こえる。
そんな光景が3分、正確に言えば2分半に渡る話が終わった。アルマが携帯をしまうと同時に足元から魔方陣が浮き出る。
「あんた・・・何やってるんだよ」
「ん・・・物質移動、ちょっとした移動系の魔術さと喋っているうちにほら」
いつの間にか魔方陣は消え、そこには銃火器のパーツと銃弾、そして、アルマのものと思われる服と瓶詰めにされた赤い液体
それから適当なパーツを取り、まるで簡単な玩具でも作るかのように組み立てて、それをアッシュに放り投げる。
投げられたのは拳銃だった・・・それと領収書らしき紙切れ
「その紙切れを見てみな・・・かりようとした理由がわかるだろう?」
紙切れには「物質移動魔術による物資移動費 $**********」ととんでもない額が書かれている。
「つまりは・・・」
「給料から天引きされるからだ・・・それ以上の理由がどこにある」
紙切れから目を離して、再度アルマを見てみると、先ほどのシスター姿からうって変わって、かなりワイルドな服装になっていた。
「ん・・・驚いたかい?ぶっちゃけた話、私の仕事着はこっちなんだよなぁ〜・・・あの服はさぁ〜いわゆる世を忍ぶ仮の姿っての」
ダンボールいっぱいの武器のパーツや銃弾を器用に武器格納ジーンズに収め、紅い液体を腰にしっかりと結びつける。
「そだ・・・これも使えよ・・・特殊銀弾っつってなそっち系のやつらには結構聞くんだよ。それにうまく使えば結界も張れるしな」
「ふぅ〜ん・・・まだ、あんたを信頼したわけじゃないからな、勘違いするなよ」
「信頼なんて始めから期待してないよ。ただ・・・ガキがこんなとこで踏ん張ってんだ、大人がそれを見るだけなんて出来るわけないだろう」


101 :ヴァラド ◆hUHqXujKuA :2006/08/01(火) 15:05:21
さっきキャラデータを他スレ方式で書いてしまったので書き直します。
失礼をしてしまい申し訳ありませんでした。
―名前・ ヴァラド・ツェペリ
―性別・男
―年齢・15 (外見年齢)
―髪色・赤みのかかった茶色・少し長め
―瞳色・血のように鮮やかな赤
―容姿・スマートな体型・身長は中学生にしては長身で、美少年。服装は黒で統一されたホスト系
―学年・三年
―部活・帰宅部・銀座【ヴァンパイアカフェ】でバイト中のため
―備考・アルマを追って、都合のいいここに転入生として潜伏中



102 :ヴァラド ◆hUHqXujKuA :2006/08/01(火) 15:31:37
アルマ達を探しながら塔をさまよっていたヴァラドであったが、物質移動魔法の魔力を感じ取る。
「ん?これは物質移動魔法かな?これを使えるとするとどっかの組織のお偉いさんかな?
てことは・・・・・・」
ヴァラドは何かを確信した様子で笑みを浮かべた。それは探していたおもちゃを見つけた子供のような表情であった。

「僕の移動魔法を応用してこの魔法に干渉できないかな?」
ヴァラドが魔法を展開するとその姿はすでに消えていた。
「おいおい魔方陣がまた出てるけどまだなんか出てくんのか?」
アッシュがなんとなく言った一言であったが、それは生死を分けた言葉であった。
「えっ?そんなことはないはずだけど・・・」
アルマは、そう呟きながらアッシュの視線の先を見ると同時に叫んだ。
「避けて!」
アルマが叫ぶと同時にアッシュは地面に倒れこんだ。
間一髪であった。さっきまでアッシュの頭があった場所には、銃弾がめり込んでいた。

「あれれ?外しちゃったかな?まぁいいやこれぐらいで死んじゃったらつまんないしね」
再び浮き上がった魔法陣からヴァラドが這い上がってくる・・・
「おねぇさん・・・やっとみつけたよ」


103 :名無しになりきれ:2006/08/01(火) 17:09:12
冥府へつづくゲートが開きました

104 :水無月つかさ ◆kQQdi8IJII :2006/08/01(火) 18:59:55
>24
大規模な食中毒騒動で休校になった旨が放送されたけど、わたしのクラスにはお腹を抱えてうずくまってたりする人は1人も居ない。
わたし以外の全員が牙の使徒で、すでに人外のバケモノだから、きっとお腹も丈夫なのでしょう。
ええ、苦しむことなんて無かったわ。むしろ、今は清々しい気分でしょうねえ!
と言うのも、少し細工をして、このクラスの人たちをちょっとだけ幸せな気分にしたの。
本当にそれだけで、怪異でもなければ、まして戦闘行為ですらない。
で、わたしも何となく―――ある理由で無事だったので、いつものように高原さんにお別れの挨拶をした。
「さよなら。また明日会いましょう」
「ええ、また明日ね」
こうして、対立関係にあるにも関わらず、まったく自然に会話が成立する。
何より「あること」をしたから、わたしと戦う気になることさえない。
ホント、平和って良いわねえ。

あるものを回収するために、帰る前にちょっと図書室へ寄っていくことにした。
>61
その途中で、変な臭いを撒き散らしながら走っていく神崎くんに会った。
小脇に抱えるは、萎びて見る影もないけれど、それでも見覚えがある花が植えられた鉢植え。
……事情は大体わかったけど、敢えて止めずにそのまま見過ごした。
きっと、その方が面白いことになるでしょうし。
神崎くんそのものに気付かなかったことにして、そのまま図書室に向かった。

図書館で、文学の辺りの棚を探していると……あった。
七不思議の6番目に当たる謎の書物。
その書物の内容もそうだけど、何より処分しても元の場所に戻ってくることが、これを七不思議の一つたらしめている。
そしてこの本は、七不思議のうち一〜五番目を知らないと見えない。
だから、読んだその時点で、七不思議の最後の文句のとおり、災厄に見舞われることが運命付けられる。
―――って言っても、この本は元からわたしの持ち物だし、そもそも6番目まで知ったために起こる災厄はわたしの仕業。
それに、今まで七不思議を全て知って災厄に見舞われた人なんて、今のところ一人しか居ない。
この本はわたしがある事をするのに使ったものだけど、今のところはもう使う予定が無いわ。
回収するものだけ回収したら、さっさと帰りましょう―――って、書庫にまだ留まってる人が居るわね。
せっかくだから、さっき回収した自分の本を読みながら、聞き耳でも立てましょう。
見つかったら見つかったで、適当に誤魔化すなり、開き直るなりすれば良いだけの事だし。

105 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/01(火) 19:29:41
銃刀法違反でお巡りさんに見つかったら即事情聴衆されるので、人目を気にしながらいそいそと抜き足で住宅街を歩く。
ベランダから外を覗いていたおじいちゃんと目が合ったときは本当にあせった。
ボケはじめだったから挨拶したら向こうも返してきて、そのままベランダに立ちながら寝てしまったので大丈夫だろう。

>103
武家屋敷の造りで一般の家よりも少しでかいぐらいの屋根がちょこんと見えてきた。
後数分も歩けばつくだろうと思った矢先、奇妙な黒い渦が目の前に出現した。
またまた嫌な予感がするぞ…中に入ったら二度と帰れないようなところにつれていかれる気がする。
中に入れといわんばかりに目の前に出現されて悪いが、俺は芸人じゃないのでそんなネタふりされても絶対回避する。
左に避けて渦を通り過ぎようとする、と…突如ありえないような力で引っ張られて、渦に吸い寄せられる。
「うわ…ちょ、やめ!」
吸血鬼化によって得られた力をフルに使ってその場で踏ん張るが、吸引力が徐々に増していく。
「この野郎!どうしても俺を吸い込みたいようだな畜生ぉぉぉぉ!!」
とうとう力の限界を迎えて絶叫とともに渦の中へと入っていくと、水の中か空中を漂うな不思議な感覚。
それがしばらくつづいたと思ったら、周りが黒くて視界が役に立たない状態だったのが急に拡がっていくと突然の落下。
今度はちゃんと受身をとって地面に着地して見回してみると、どこかの地下駐車場のようで天井はコンクリートで薄暗い。
自分の周りには大小さまざまな車が綺麗に並んでいて、数人の警備員が血を流して倒れていた。
「最近の駐車場ってのは物騒だな…ハリウッドのようじゃないの」
魔法やら吸血鬼やら突如発生したブラックホールやらと体験しているので、血を流して倒れている人を見たところでどってことない。
とりあえず救急車だろうと思って地上に出て人を呼ぼうと思い、エレベーターらしき場所方面を見てみると、数人の集団を発見。
よくみると、どっかで会った連中。というか書庫室で会った奴らがいた。
「げっ……俺に銃を向けた変態がいる。また脅されたらやだなー」

106 :名無しになりきれ:2006/08/01(火) 20:45:54
牙の主の結界の干渉により、アルマとヴァラドはイレギュラーと認定され、
二人は違う時空に飛ばされてしまった。
二人はもうこの世界には戻ってくることはないだろう。
仮に戻って来たとしても、二人はこの世界の生命体に認知されることはないし、
二人が何かに干渉しようとしても、牙の主の結界により、即座に因果が修正されるであろう。

107 :名無しになりきれ:2006/08/01(火) 20:58:21
>82の計画とは、『たまにはヤムチャが活躍する話を考えようぜ』
というプロジェクトである。
その時に、偶然にもアルマという少女をネタにしたため、彼女に狙われているのだ。

108 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/01(火) 21:23:33
>106
「おぃババァ!!!なんで私がここにいるんだよ」
いきなり眩い光に包まれたたかと思うと、見慣れた教会のとある一室に彼女はいた。
「おやおや・・・不法侵入者を捕まえたと思ったんだがねぇ〜」
左目に眼帯をした老けたシスターがアルマの背後にいた。
「不法侵入者?あれか」
ふと、あの吸血鬼のことを思い出す。
確か・・・あの街からしつこく私を付け狙っていたあいつが
「まったく・・・困ったもんだよぉ〜、一人の吸血鬼に二度もやられるなんてねぇ〜」
「それで・・・大型の移動魔方陣でも張ってそいつをここに連れてこようと」
「そぅ・・・ところで・・・仕事の進み具合はどうなの?」
「ん?あぁそれか・・・話だと・・・『不死者』がらみの事件らしいな・・・」
「なら・・・裏に・・・」
アルマと老婆は何かを確信したかのように微笑む。
「魔女が糸を引いているってことか・・・おぃババァ!元の場所に戻せ」
「せっかちだね〜・・・」
目の色が急に変わり
「10秒だ・・・10秒で元の場所に戻してやるよ」
元に戻ったとたん高速で呪文を詠唱し、アルマを元の場所へ戻す。

アルマを元の場所へ送り終わった老婆はその場に倒れた。
牙の主の結界の一部を無理やり破壊し、かつ、アルマに特殊なプロテクトをかけて送った。
そのために使うマナの消費量は尋常なものではなく、教会の周辺に漂うマナをすべて使い果たしたが、まだ足りず、最終手段として自分の命をかけたのだ。
「はぁ・・・魔女狩りを・・・なめるんじゃないよぉ・・・・・・・・」
老シスターは静かに息を引き取った。

109 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/01(火) 21:34:34
目を開けると、さっきの地下駐車場に立っていた。
目の前には、あの生意気なガキも元気そうに立っている。
「おぃ・・・あんた今、何やったんだよ」
「気にするな・・・こっちの事情ってやつだ」
会話も成り立っている。
アルマの存在は老婆のプロテクトにより守られていたからだ。
当の本人は、移動の際にそんな特殊なことをされたことに気がついていないが
「ところで・・・あんたんとこの魔方陣から出てきた、あいつは何だ!!!」
・・・確かに、初めてあんなもん見たあとに、そのあとからあんなもんが出てきたんだ。
関係付けられないわけがないだろう。
「あれは・・・私のストーカーだ。ほら、ナイトストーカーってゆうだろ?」
「・・・」
その場に変な空気が流れる。
「・・・あんたなぁ〜・・・シャレのセンスがなさ過ぎだ」
「・・・ゴメン・・・でもな、あれは確かに私のストーカーだ・・・まいたと思ったんだけどなぁ〜」
「とにかくなぁ〜今度また同じようなことが怒ったら俺はあんたを殺すからな」
「ふぅ〜あんたに私が殺せるかなぁ〜」
と両手を上げ、”ヤレヤレ”のジェスチャーをする。

110 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/01(火) 21:42:53
★★★★★ 物語の途中ですが ★★★★★
>>106のレスを>>108の感じで返したけど、
あんな感じの追放的な内容のネタフリも、反応しなくてもいいフリに入るのか?
>>107のレスに関しては、私には関係の無いことだから、どうでもいいけど
とにかく、私の対応は間違っているのかいないのかGMに判断して欲しい。
ヴァラドの登場の仕方は、確かに時間等を無視している感じだったけど、やはり、あんな感じで追放してほしくは無い。
★★★★★ では、物語の続きをお楽しみください。 ★★★★★

111 :名無しになりきれ:2006/08/01(火) 21:45:03
「避難所に行って雑談しようよ」
と他の人に見えない妖精さんが囁いている。

112 :名無しになりきれ:2006/08/01(火) 21:47:22
>>110
「お前はロゼじゃないんだから、そういう事は避難所で確認しなって」
妖精さんが囁いた。

113 :名無しになりきれ:2006/08/01(火) 21:47:29
★★★★★ 物語の途中ですが ★★★★★
避難所でやれカス
★★★★★ では、物語の続きをお楽しみください。 ★★★★★

114 :ふかわりょう ◆wXxTrDIsUE :2006/08/01(火) 22:59:37
「こんなに重労働になるとは思ってもいませんでしたね」
骨折した少年はあの家族連れの中年男性に任せて、ふかわりょうは人払いの結界を張る為に孤軍奮闘していた。
ランドマークタワーの周囲を駆け回り、陰陽師の慣わしとして常に携帯している塩と符紙と硯と筆のたった四つの
最低限の法具で、巨大なこの塔を結呪しようというのだから大変だ。
結界は東西南北を固めて初めて堅牢なものになるが、最後に封印する北東鬼門艮の方位を仕上げる前に次々と
闖入者がやってくる。
「魔が魔を呼んでいる。やれやれ困ったものです」
ランドマークタワーの庭園の茂みにしゃがみ込みようやく北東を鎮めた。疲労困憊だった。
ようやく人払いの結界は完璧に発動した。
人払いの結界とは古来、神社において秘道を為す時に村人や役人や修験者等といった部外者に邪魔されぬよう
他者の耳目を欺く術である。
“何も起きていない様に思わせる”
これが本旨である。
人は己の興味を惹かないものには近寄らない。本来は欺瞞の術が時を経るにつれ、人を近寄らせないバリアー
として発達していったのである。人に近寄りたくないと思わせる程に術は研鑽されていた。

ふかわは地下駐車場出入り口を見た。明らかに火災の煙が棚引いている。車でも燃えているのだろうか。
でも消防車は一台も来ない。火災警報も鳴っていない。
それもふかわの布いた人払いの結界によるものだ。
地下駐車場の異変をランドマークタワー管理室は把握していない。
モニターにも“異変のない状態”が映っているはずである。
ふかわはひとり言をつぶやいた。
「所詮はごまかしの術です。実際には火災は起きているのですから、すぐにばれますよ。
ごまかせるのは5分が限界ですかね。藤田君、その間に奇襲を。
初期消火が大切なのにこんなモラルに反したことをしているのですから、迅速に頼みますよ」
タワーが火災になるのは由々しき事態だけれども、いまここで人間社会を蝕む吸血の妖魔を倒せない方が後々の災いが大きい。
「明日の『Qさま!!』ののロケ、行けるかな・・・」
つくづく自分は陰陽師失格だと自嘲しながらふかわは意識を失って倒れた。
精神力を使い果たしたのだ。
全ては藤田達、中学生の超戦士達に託された。

115 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/08/01(火) 23:49:33
吸血鬼の少女に喉笛を食いちぎられる危険は、リリによって回避された。
本は吸血鬼の少女・・・今となっては老婆であるが・・・に当たり、その隙に難を逃れる事が出来た。
殆どミイラ状態になっていた為か、吸血鬼の少女に燃え移った虎熊の炎は瞬く間にその身を包み灰すらも残
さずに燃え尽きる。
そして虎熊の攻撃と、それを止める向居。
向居とリリの一触即発ギリギリのところでの交渉。水面下でのリリとギルバの策謀。
それら全てをベルは見ていなかった。
腹痛に襲われ、それどころではなかったからだ。
尤も、万全の状態でもどれだけ状況が把握できたかは、はなはだ疑問ではあるが・・・。

>「大丈夫よ。ベルは選ばれし人なの。だから食中毒になんて罹る訳が無いわ」
屈んでそっと囁くリリの台詞に、ベルの目がかっと見開かれる。
何に選ばれた?などと言う突っ込みは微塵もしない。
ただ、その言葉により腹痛は消え、むしろ体が軽くなったようにも感じられるのだ。
「そうだったわ!私は選ばれた戦士だもの!」
すがすがしい気分のままその余韻に浸っていると、リリに手をつながれ引っ張られる。
状況がわかっておらず、必死に整理するが上手く纏まらない。
今までかげながら思考サポートしていた妖花アルラウネが失われているからだ。

辺りを見回せば、ギルバ・リリ、そして向居。
途中から話も耳に届きだしたので、何を話しているかも把握でききれない。
>――――ああ、拳で語れってのはナシよ?か弱い女の子に意地悪言わないでね」
まともに聞こえたのは、この部分くらいだった。
この状況と、この台詞を元に必死に考え、一つの間違った結論に辿り着いた。
「リリ、ごめん。邪魔しちゃってごめんね。決して一緒にしたいって言うわけじゃないの。
複数とか、見られて燃え上がるタイプとかじゃないし。
三人の問題に私がいても邪魔よね。落ち着いて話し合ってね。」
ギルバの背に一緒に隠れている状態だったが、なにやら話すリリに囁いてこっそりと書庫を出た。

余り音を立てないように身を屈めながら書庫を出ると、そこには水無月がいた。
「水無月?ちょっとちょっと、凄い事になってるわよ。
三角関係の修羅場をリリが丸め込んで複数プレイに突入よ!
あれ?それもしかしてレメトゲンなの?ああ・・・なんでこんなに一遍に面白イベント起こるの??」
扉の隙間から書庫の中を覗いていたが、水無月の持つ本にも興味が行ってしまう。

七不思議のうち、五つまでを知らないと見えない水無月の本。
1・音楽室の魔女はドドの事。
2・夜な夜な妖怪が集まる九十九神を記憶から消されているが、昨夜見ている。
3・喋る黒猫ギコとは昼休みに接触。
4・夜の校舎に現れる人食い鬼、向居とは昨夜会っている。
5・そして吸血鬼。
ベルは記憶に無くとも、結果的に七不思議のうち五つを体験しているのだ。
ベル単体では「しらない」が、トリニティーと言う特殊な魂状態にあって、その条件を満たしていた。

水無月がデビルサマナーであれば、ソロモンの72柱の悪魔を記したレメトゲンを持っていると信じてやまないのだ。
それを見たいのはベルの性。
書庫の中の三角関係複数プレイ・水無月の持つレメトゲンらしき本・神崎に奪い取られたアルラウネ。
やりたい事、やらなければいけない事、興味と好奇心。
ベルの頭の中で様々なのもが引き合い、均衡状態を作り上げてしまう。
その結果、頭を抱えてそこにしゃがみこんでしまった。

116 :モロー博士 ◆IxWLLdwUuI :2006/08/02(水) 00:05:08
グハハハハハハハハハハハハハハウハハハウハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・は?

>ラディッツ
>「博士さんよぉ。たまには少し静かにできねえのか?」
「君!無礼にもほどがあるではないか。私が気持ちよく笑っているのを邪魔するとは。失礼な。
笑う続きをあと8秒はしなくては。気が治まらない。
グハハハハハハハハハハハハハハウハハハウハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・ハァハァハァ

117 :モロー博士 ◆IxWLLdwUuI :2006/08/02(水) 00:05:54
・・・それで何かね君は。君は私の研究成果を見に来たのだね。良い心がけだ。
それ!見たまえ!私の可愛い豚どもを!」
紫色のコーンフレークを食べた豚達の肉体に変化が現れた。
豚達は二本足で立ち上がりはじめた。
前足のひずめが裂けて五本の指となっていく。
頭には申し訳程度の髪の毛が生えていく。
どこか人間じみていく。
「見たまえ!動物が人間になっていくのを!これが私の崇高な研究だ!神の業なのだよ!」
モロー博士は動物を人間化するという全く無意味な研究に生涯を捧げたマッドサイエンティストだ。
常識で言えば醜悪で狂気としかいいようがないが、ノスフェラトゥは奴隷兵としてモロー博士の動物人間が使役できるとふんで
スポンサーになっていたのだった。
豚は2メートル半は越える巨漢の怪物となった。
豚と人間を7:3で混ぜたような奇怪な生物。身長は2メートル半はあるか。体重は1トン以上だろう。
並び立つ豚人間を慈しみの目でモロー博士は見た。
泣いている。
「エロヒームの造りし地を這う獣が魚と鳥と家畜と獣と這うものを治めさせるため造りし人を超えるのだ!
ついにここまで私の研究は来た。来たのだ・・・
新しい人類諸君よ!大恩あるノスフェラトゥ様の御役に立つ時が来たのだ。
まずは服を着ろ!人は服を着なければならない!こっちだ!」
モロー博士はクローゼットに豚人間達を案内した。
クローゼットを開ける。
中には紳士服のコナカに特注で作らせてあったスーパーキングサイズの黒い背広がずらりと人数分あった。
豚人間達が一切に着始める。ネクタイを器用に締める。黒いハット帽も被る。黒のサングラスも装着。
これは人間に変装する為にしているのではない。
豚鼻も豚耳も全然隠れていない。一見して豚の化け物とわかる。
「我等古き血の一族の正装は黒のスーツである。黒のスーツは吸血鬼の紳士としての身だしなみである!」
狂気に堕ちた博士は全開だった。興奮状態にある。
「武器も持て!」
別のクローゼットから豚人間達は手に手に武器をつかんだ。
日本刀、西洋剣、大鎌、自動小銃、バズーカ、雑多な武器が無作為に集められいた。
「いくぞ!発表会だ!」
モロー博士は豚人間を引き連れて部屋を出た。
ラディッツなどとっくに忘れていた。

118 :ラディッツ ◆POfFWcOTAk :2006/08/02(水) 00:43:12
>116>117
>「君!無礼にもほどがあるではないか。私が気持ちよく笑っているのを邪魔するとは。失礼な。
>笑う続きをあと8秒はしなくては。気が治まらない。」
博士の言葉に少し嫌な顔を出す。
だが、そのことを意に関さずに博士は狂った様に笑い続ける。
毎回このような調子だからたまったもんじゃない。
ちょっと胃がキリキリとしてきた。

>「・・・それで何かね君は。君は私の研究成果を見に来たのだね。良い心がけだ。
>それ!見たまえ!私の可愛い豚どもを!」
「……注意しにきただけだっつうの……」
小声で悪態を吐く。
どうせ何を言っても博士には無駄だ。

>「見たまえ!動物が人間になっていくのを!これが私の崇高な研究だ!神の業なのだよ!」
辺りの豚が段々と変化していく。
二本足で立つ豚人間の姿。
毎度のことながらこの博士の頭脳には驚かされる。
この頭脳をもっと常識の方面に分けて貰いたいと、何時もラディッツは思っているのだが……

肝心の博士の方を見ると、まだ一人で興奮しながらペチャクチャと喋っている。
駄目だこりゃ……

ラディッツはその場からさっさと出て行こうと思って、扉を開けた瞬間。

>「行くぞ!発表会だ!」
豚人間達の大群が洪水の様に押し寄せてくる。
成す術もなく、ギャグ漫画の様に背中から踏み潰されて行くラディッツ。
豚人間が全て出て行った後、ラディッツは起き上がる。
その形相は正に鬼神の如く。
しかし、背中には大量の足跡が。

「もう……許さねえ!!堪忍袋の緒が切れた!!」
ラディッツはそのまま豚人間を追って行った。





―名前・ラディッツ
―性別・男
―年齢・30代
―髪色・黒
―瞳色・黒
―容姿・尻尾が生えてるロン毛のマッチョ
―備考・霊宝に導かれてこの世界にやってきた異界の戦士。
    何の因果か飢え死し掛けていたところをノスフェラトゥに救ってもらい、そのまま戦士としてスカウトされた。
    出展は、ドラゴンボール

119 :神崎 屑船 ◆.QaFws1PO. :2006/08/02(水) 01:35:03

水無月が神崎を観てからほんの数分、廊下には腐りかけた花の鉢植えが散乱していた。そして横には硝子が割れた窓。

「っ……。」
神崎は目覚めた。体中ボロボロだ。それもそのはず、神崎は割れた窓硝子から、即ち三階の高さから身を投げてしまっていた。
その原因は神崎の右手にあった。
未だにガッ!ガッ!と地面を引っ掻いてる右手右腕、それは既に人間の手腕ではなかった。
黒い皮に白い印、そして手の指一本一本には長い鋭い爪がついているその腕はまさに怪物そのもの。
神崎はなんとか左手で右腕の暴走を押さえながら上半身だけ起き上がった。
「……まさかこんな力までもらえるとは…ですね…。」
汗だくになりつつ神崎はニヤリと笑った。
ふと前髪から枯れた花びらが落ちた、それと同時に自分に死臭がついている事を気づく。
「…ッ!嗚呼、くそっ!」
そう言うと神崎は立ち上がった。今の状況は非常に腹が立って仕方がない。
そもそも従いたくない奴に従うのはやはり神崎の症にあっていない。とある力を貰う為のリスクとはいえ、やはりやるせないものだ。
ヨロヨロと歩く神崎。神崎はふと最上階にある音楽室の窓を見た。
音楽室ではドド先生が作業しているらしく、灯りがともっている。
牙の主への報告は必要ない、最早神崎の行動は牙の主に筒抜けだ。…脳内意外は。
何かを思い詰めた表情で暫くじっと音楽室を見る神崎。
そして数秒後、神崎は再度歩き出した。

その後ろ姿にはいつの間にかコウモリの翼がシャツを貫いていた。

120 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/02(水) 01:57:44
>アッシュ

なんて言うか…こいつは敵には回したくない奴だな…酷い…

苦笑いを浮かべながら襲ってきた吸血鬼を吹き飛ばしていると、エレベーターのドアが開いた。
前で待ち構えていた藤田が炎の玉をぶつけられる。
「藤田!!あいつ…ってうおっ!!」
愁弥の近くに停まっていた車にも炎の玉をぶつけられるが、なんとか避けられた。

>「シュウヤ!胸ポケットにあたしがリリからもらった魔法石(前スレ>398)があるわ。投げてよこして!」

藤田の元に駆け寄るとラスティーリアが喚いている。
「…ああ、これか?ほら…」
胸ポケットに入っていた石をラスティーリアに渡す。
ラスティーリアは藤田を治すと消えてしまった。
「くっ…ちきしょう。奴は逃しちゃならねえな」
愁弥は呟くと、エレベーターに向かった。

121 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/02(水) 02:28:46
>「シュウヤはエレベーターの野郎を頼む。ボクはレイジのそばに就く、まだフロア全滅させてないから」
「分かった。あいつは何としてでも止めてやる」
愁弥はそう言い残すと、エレベーターの突き破られた天井を上りエレベーターの上部に出た。

上を見上げると、藤田に攻撃した奴がどんどん上へ昇っていた。
「待ってろよ…すぐに追いつく……!!」
そう言って、床に手を添える。床に向かって思い切り力を放つと、愁弥の体は上に飛ばされた。
一気に距離を縮めるが、あともう一歩の所で体が下に落ち始めてしまった。
「くそっ…これならっ!!」
背中の大剣を抜くと、それを壁に突き立て踏み台にして跳んだ。
愁弥はなんとか敵の隣に並ぶ。

吹き飛ばして飛ぶのを止めさせればなんとかなるはずだ…
「先には行かせない。
これからだろ?…ショータイムは!!」
愁弥は手を広げると黒く光る球体を出し、それを空飛ぶ博士めがけて放った。


122 :新羅亮介 ◆HsvTCTFXHE :2006/08/02(水) 08:50:14
―名前・ 新羅亮介(シラギリョウスケ)
―性別・ 男
―年齢・21
―髪型・黒
―瞳色・茶色
―容姿・新米教師
―学年・2-1担任
―部活・無し
―備考・数学担当教師


123 :新羅亮介 ◆HsvTCTFXHE :2006/08/02(水) 09:22:25
「・・・」
天井が見える・・・紅く紅く染まった天井・・・なんで俺は天井なんか見ているんだろう。
「・・・う・・・くぁ・・・」
体を起こそうとしても、駄目だ・・・俺の体がまるで別のものになったみたいだ。
とにかく・・・状況を把握しなくちゃな・・・
動かせるだけ目と頭を動かす。よかった、頭ぐらいならなんとか動いてくれた。
「・・・きょ・・・教室か・・・」
見えたのは机と教壇と黒板、それと壁ぐらいか
時計は見えなかったが、多分、放課後なんだろうな・・・放課後?
何で俺が放課後に教室で一人倒れてるんだ?
・・・思い出せない・・・記憶力はいいほうだったんだけどな・・・
とにかく・・・助けを呼ぶべきなんだろうな・・・
目いっぱい肺に空気を溜め込み
「・・・誰かぁ〜!!!誰かいないのかぁ!!!」
それを爆発させるかのように叫び助けを呼ぶ。

124 :新羅亮介 ◆HsvTCTFXHE :2006/08/02(水) 10:44:31
段々と意識が遠退き始める。
「・・・俺は・・・俺は死ぬのか・・・」
手足の感覚がなくなってきているのか?
そうか・・・俺はここで死ぬのか?
しかし・・・何が起きたんだ?
わからない・・・まったく・・・
そこで新羅亮介の意識は切れた。

125 :名無しになりきれ:2006/08/02(水) 10:47:52
新羅亮介の肉体は足元から徐々に塵に変わっていく
数分もしないうちに新羅亮介の肉体は塵にわかり、消滅した。

126 :名無しになりきれ:2006/08/02(水) 11:26:02
ふかわの人払いの結界は完璧だった。
だが、スプリンクラーだけは正常に作動したようだ。
火災が徐々に弱まっていく

127 :掲示板のポスター:2006/08/02(水) 12:04:28
〇皆既月食を観る会〇

10年ぶりの皆既月食です。
貴方も一大天体イベントを、私たち天体研究会と一緒に眺めませんか?
当日は熱いコーヒーと焼き菓子も用意しています。
皆様お誘い併せの上、ぜひぜひお越しくださいね♪

場所:新校舎屋上
時間:PM7:00〜(現地集合)
会費:無料
※夜は冷えるので、膝掛けやコートを忘れずに!

詳しくは天体研究会(3-×:三浦秋穂、高原由美)まで!
お待ちしています♪

128 :名無しになりきれ:2006/08/02(水) 12:27:34
>>127
食中毒騒ぎでそれどころではなく中止だ
過去ログや流れくらい嫁

129 :新羅亮介ゾンビ:2006/08/02(水) 18:44:46
新羅亮介の塵が再び集まり、肉体を蘇生した
「ウウ・・・ボァ〜〜〜〜〜グェ」
目を剥き出し髪は抜け落ち、あちこち肉や皮は腐ってドロドロとくずれ落ちている
「グヒョ・・・ヒョワ〜〜〜」
新羅亮介のゾンビは屋上に向かって床を這っていく

130 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/08/02(水) 22:08:36
廊下に散乱するガラス、鉢植えだった陶器、土。
そして朽ちかけた妖花アルラウネ。
既に神崎の姿はその付近には無かった。

剥き出しになったその根はまるで頭蓋骨のような形をしていた。
否。頭蓋骨なのだ。
妖花アルラウネは頭蓋骨の頭頂部を突き破って茎を伸ばし、生えていたのだ。
だが、この妖花ももう朽ちる。それを止める手立てはない。

完全に朽ちる直前。根の部分から黒い光が溢れ出る。
まるで頭蓋骨の眼窩が光っているかのように。
それはドドから贈られ、鉢植えの中に転がり込んだ黒いビー球が放つ光であった。
黒い光は空間を侵食するように広がり、一メートルほどの球体を形作る。
数秒間球体を維持したのち、徐々に光は弱まりやがて完全に消えてしまった。
残ったのは完全に朽ちた妖花アルラウネ。
花も茎も葉も根も、頭蓋骨も完全に朽ち、区別のつかない土となってその場に骸を晒す。

#####################################

時同じくして、書庫の前の扉で頭を抱え苦悩するベル。
その苦悩の表情が苦痛の表情に変わる。
「いたたたた・・・頭が・・・割れる・・・!だれか、たすけてぇ〜〜」
しゃがみこんで頭を抱えていたが、余りの痛さに転がり悶える。
だが、数秒間の後。
嘘のように頭痛は消え、それどころか頭がすっきりしてしまう。
リリに暗示をかけられた直後のような爽快感がベルの全身を包んでいた。
「なんだろ・・・いい気分・・・
は、そうだ!水無月!早くおいでなさいよ。一緒に覗いて、その後その本見せてね。」
ウキウキとした顔で水無月に手招きをして扉の隙間にへばりついている。
苦悩させていた一因である、アルラウネのことなどすっかり忘れているのだ。

いや、苦悩する必要がなくなった、といった方が正解か。
ベルの旋毛からは小さなアルラウネの新芽が生えているのだ。
そう、アルラウネは朽ちる瞬間、黒いビー玉の力を使ってベルトの完全なる融合を果たしたのだ。
勿論ベルには自覚は無い。
前々から脳みそがお花畑ではあったが、抽象的ではなく物理的に頭がお花畑になっているなど。

131 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/02(水) 23:12:17




白い霧の中にいた。





足が斬られるように冷たい。
僕は気がつくと川の真ん中に立っていた。
水を吸った靴が重い。ソックスもぐっしょりだ。
向う岸は遠くて霧でよく見えないけれど、いろんな花が咲き乱れているみたい。きれいだ。

「レイジくんしっかり!死んじゃだめだよ!」

だれの声?……ラスティーリア? ラスティーリアが呼んでいる。僕は振り向いた。




>アッシュ
>身を屈め、気を失ったままのレイジを背負った。
人肌の温もりを顔に感じて、僕は感電でもしたみたいに飛び上がって驚いた。
僕はアッシュになぜか背負われていたんだ。
右頬をアッシュのうなじに当てて彼の背中で眠っていた!?どうしていつのまに!?
びくついて動いた僕はアッシュのバランスまで崩してしまった。ふたりで盛大に転んだ。
「ご、ごめんアッシュ!!??

………あ。

                 あ  あああ」

死のオーラを感じた。
死者の出す悲しく昏く、それでいて美しいオーラだ。
その死のオーラは僕の顔にまとわりついていた。僕を守るように。
気がついたときにはそのオーラはすでに消えていく途中でどんどん弱くなる。
消えていく。

ああ、ラスティーリアのオーラが消えていく。

僕は両手で顔を覆った。意識を失う寸前に見た光景も思い出した。
エレベーターの吸血鬼の反撃を受けたんだ。眼前にせまる灼熱の硫黄の火弾。僕はよけたはずだ。……
アッシュは何かを言おうとしていたけれど、僕にはすべてが理解できた。
「……まぬけでごめん」
ごめんねラスティーリア。

132 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/02(水) 23:13:11
「ごまかせるのは5分が限界ですかね。藤田君、その間に奇襲を」
耳元でふかわ当主の声が聞こえ僕は振り向いた。
「グハハハハハハハハハハハハハハウハハハウハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
頭の上で身の毛もよだつような笑い声が聞こえた。見上げる。でもただのコンクリートの天井。
スプリンクラーがそのときまさに作動して、燃える車の火を消していく。
消火のシャワーに濡れながら僕は悟った。
昨晩にオーラの力に覚醒してから霊感の感度が恐ろしく上がった。
今も。
遠く離れた叫びが聞こえる。

自分の思いに沈んでいる場合ではない。
アッシュに怒られる。
ラスティーリアのことを想うのは後でだ。
いまは彼女の為にも先に進まないと。
天井から噴き巻かれる水が僕の頬を打つ。ちょうどいい。わからなくて。

僕はエレベーター昇降機の中に顔をつっこんで上を見た。
驚いたことにシュウヤくんが飛行している。
「そいつの炎は軌道が微妙に曲がる。避けても当たる!気をつけて!」
やられた僕だからできる助言を絶叫する。
あの吸血鬼は彼に任せる。というかそれしかない。奴を仕留めて口封じを!頼んだよシュウヤくん。
アッシュの立てた基本戦術にたちもどるべき。
狙うのはノスフェラトゥ。
妖猫ギコなみの霊感を増した僕は感じていた。
いる。
頭上に昨日夜の学校で感じた巨大な魔の気を。
ノスフェラトゥは間違いなくランドマークタワーにいる。最上階近くだ。
接近すれば泊まっている部屋だって感知できるだろう。
そして僕は天に感謝した。
「ありがとう神様。ノスフェラトゥは眠りにまだついたままみたいだ」

僕はまどろっこしい挨拶抜きに現れた女性に言った。
女性が何者かなんて知らない。
でも邪気は感じない。
アッシュの心の動きも感じる。彼はこの女性をある程度認めているかんじだ。
「どうやってホテルにひそかに忍び込むか困っていたんです。
テレポートとか大きな術を使えばノスフェラトゥに必ず気がつかれるし。
強引に破壊しながら行っても同じだしって。
でもよかった。大人の女性が来てくれて。
大人がいればホテルに侵入するなんて簡単です。
ランドマークタワーのホテルにこれから宿泊の手続きをしてくれませんか。泊まってください。
僕らは貴方の子供か親戚ってことにして。
中学生だけではホテルに泊まれないですから。
泊まる部屋はどこでもいいです。ほんとに泊まるのではないのですから。
フロントをもめごとなしに突破してホテル直通のエレベーターに乗れればいい。
おねがい。急いで。ふかわさんの人払いの結界も長くもたないようですし。
さあ!行こう!」
ほかの人にも聞こえるように僕は言った。来るでしょ?急ごう。
時間との勝負だ。

133 :ギルバ ◆3lf6qO/knM :2006/08/03(木) 02:25:20
>90-92 鬼
>「・・・冥途の・・・・土産に・・・なァあああああ!!!」
ついに能面の如き相手の精神を揺さぶる事ができた。
怒り心頭のようだが、ギルバは動かない。手に炎を宿し、
それでもって害を為そうとしても動かない。ただその光景を眺めているだけ。

案の定『御頭』が出張って虎熊を止めた。
そのまま虎熊は言われるまま結界の綻びからホテルの方へ行った様だ。

>「まあ今の事は世は夢の如しって奴で忘れてくれねえかい?
「・・・優しいな。風体に依らず。
 だがな、若人集う学び舎で好き勝手やるどころか、若人を騙くらかして人外へと貶める、
 そんな連中をのさばらせてなどおけようかね?そう言うところに思い至れない時点で
 貴様等とは相容れぬ。怠惰に等しい平和に生きる事だけが幸せと思うな。」
相手の提案を突き返す、呑める訳が無い。

「・・・それにだ、今なら分かる。
 クリスの腕を食らったのは、貴様だ!
 いまだに匂いが残っている・・・歯ぐらい磨いておくべきだったな!」
先程の時は気づかなかったが、こうして対峙するとはっきりとクリスの匂いが届く。
場所は、大男の口から・・・導き出される結論は唯一つ、だ。

・・・乱入者についてはあえて語らないでおこう。

>95-96 華山理利
>仕方が無いので虎熊童子を警戒しつつ、先生に触れる。
何のつもりか、肩に手を置いてきた。
・・・どうやら、送る事だけの様らしい。
さて、何やら頭の中を探られるような感覚が、一瞬だがあった。
顔が少し蒼ざめている・・・余計な物のほうを多く見てしまった様だ。
無理もない。腹に刀を突きたてて抉ったり、醜悪な化け物の顔を四等分したりと
修羅場馴れしていない人間にはショッキングに過ぎる内容だ。

>『とりあえず謝らせて、ごめんなさいギルバ先生。
『英国のパパラッチよりはましだろう?
 しつこいのはどこの報道機関も同じさ、そう言った手合いのあしらい方は心得ている。
 ・・・どうこうする必要のあるのは、むしろ頭の方だろうな。』
大男から目を離さない。ギルバの心には、怒りらしき物が渦巻いていた。
先にクリスに言ったとおり、相手の力を見極められなかった結果なのだ。
腕を失ったのは自業自得・・・だからと言ってそう簡単に割り切れないのが人間という者。
それに、始めはただの変装のつもりでギルバを演じていたのがここ最近は精神が影響されて来ている様。
言うなれば、今感じているのは『義憤』、だろうか?
後ろに隠れる理利を安心させようとでも思ったのか、視線を外さぬまま頭を撫でてやる。
どれ程の効果があるか分からないが、しないよりはマシか。

134 :水無月つかさ ◆kQQdi8IJII :2006/08/03(木) 03:32:34
>115
>あれ?それもしかしてレメトゲンなの?ああ・・・なんでこんなに一遍に面白イベント起こるの??」
「残念だけど、コレはレメゲトンじゃないわ。
 多分、もっと危ないものよ―――貴女にはこの本が見えるの?」
わたしは質問をしたけれど、肝心の相手はあれこれ考えていて、頭から煙を出している。
とても話が聞ける状態ではなさそうだった。
さっきアルラウネを盗られてたし、きっといろいろやりたい事とやらなきゃいけない事があるのでしょう。
そういえば、兄さんも難しい事を考えると頭から煙を出すわね。
説明をやめて暫く様子を見てると、頭を抱えて苦しみ始めたわ。
可哀想に、この子ったら、あんまり考えすぎて知恵熱でも出たのね。
―――ええ、解ってるわ。知恵熱なんかじゃないことくらい。

>130
そして、頭から小さな芽が生えてきているこの子を見る……
何故かしら?頭に花が咲いてるこの子の姿が、とっても自然に頭に浮かんだわ。。
何だかこの子、とっても愉快な状態になりつつあるようね。
次は天叢雲剣とでも同化して、「我がモードは光、輝彩滑刀のモード!」みたいな感じで、腕から剣を出したりしないかしら?
いえ、いっそのこと三種の神器を全部取り込んで、クサナギブレードとかヤタミラーシールドとかヤサカニビームとか使う超人になったりして。
……まさかね。これだと、発想が兄さんと同程度だわ。
>は、そうだ!水無月!早くおいでなさいよ。一緒に覗いて、その後その本見せてね。」
何事も無かったかのように、元のテンションに戻っていたわ。
そしてカメラ機能付の携帯を片手に、いかにも覗き見してます、といった行動をとっている。
でも書庫の中に居る人って、怪しい気配とかにとても敏感で、すぐに気付かれると思うわ。
「いえいえ、1人で楽しんでくださいな。わたしは、ちょっとそういうのが苦手だから。
 それと、この本は……ちょっと刺激の強いものよ」
言ってしまってから、自分の間違いに気付く。
刺激の強いものだなんて言い方をしたら、それこそこの子の興味を惹いてしまうに違いない。
まあ、今はもう誰かに読まれても困るものでもないけれど。

135 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/03(木) 08:29:43
とりあえず、あの小生意気なガキの後ろについて歩くことにした。
あまり会話がなかったが、お互いに疑っている感じは感じでわかる。
私はとりあえず、近すぎず、かつ、遠すぎない距離を保って歩いている。
しかし・・・ここは本当に気味が悪い・・・なんとゆうか死臭が染み付いている感じか・・・
>「びくついて動いた僕はアッシュのバランスまで崩してしまった。ふたりで盛大に転んだ」
とかなんとか思っているうちに、気絶しているもう一人のほうが起きたみたいだ。
なんとなく顔が見えたが・・・はっきりいって性別の区別がつかないぐらいに綺麗だ。
少しばかり自分が老けたのかなぁ〜っと思ったぐらいに綺麗だった。
もう一人のほうの意識がはっきりしてきたらしい。すぐに私の存在に気がついたらしい
>「ありがとう神様。ノスフェラトゥは眠りにまだついたままみたいだ」
いきなりそれか・・・よくわからんが・・・あいさつではないことは確かなんだろうな
「ダ・・・ダイジョブデスカ?」
とりあえずカタコトの日本語で対応してみる。
おい!通訳してくれたっていいんじゃないか?
>「どうやってホテルにひそかに忍び込むか困っていたんです。
  テレポートとか大きな術を使えばノスフェラトゥに必ず気がつかれるし。
  強引に破壊しながら行っても同じだしって。
  でもよかった。大人の女性が来てくれて。
  大人がいればホテルに侵入するなんて簡単です。
  ランドマークタワーのホテルにこれから宿泊の手続きをしてくれませんか。泊まってください。
  僕らは貴方の子供か親戚ってことにして。
  中学生だけではホテルに泊まれないですから。
  泊まる部屋はどこでもいいです。ほんとに泊まるのではないのですから。
  フロントをもめごとなしに突破してホテル直通のエレベーターに乗れればいい。
  おねがい。急いで。ふかわさんの人払いの結界も長くもたないようですし。
  さあ!行こう!」
・・・何言ってるのかさっぱりわからん・・・しかし・・・急いでいるのは雰囲気でわかる。
一刻を争う事態だが、相互理解ってやつは必要だろ?
話せる言葉を総動員しろ!!!・・・冷静に冷静に・・・
「ワタシ・・・ジャパニーズ・・・」
腕をクロスさせて、日本語が出来ないことをアピールしてみる。
・・・だからぁ!!!通訳を頼むって


136 :牙の主 ◆dLcRFJKqEo :2006/08/03(木) 10:32:35
神崎と守衛の大男とノスフェラトゥ、礼司の頭の中に声が響いた。
『前夜祭も死なぬ程度にな。』
同時にギルバと華山の頭のなかにも響く。
『知りたくば夜、我が許へ来い』

137 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/03(木) 12:49:19
背負っていたレイジが目を覚ますなり身体を起こそうとしたものだから、
ボクまで巻きこまれて、二人して後ろへ転げてしまった。
どいつもこいつも詰めが甘くて、先が思いやられる……もちろん、ボクにしても。
天井をあおぐとちょうど、車両火災を感知したスプリンクラーが放水を開始する。
顔や髪にこびり付いていた乾いた血が溶け、剥がれ落ちていく。
口を開けて、水を少し飲んだ。レイジは立ちあがってエレベーターのほうへ行くと、シュウヤに呼びかける。
彼はまだエレベーターシャフト内、鋭意追撃中……ってなもんで、シュウヤとはホテルで合流するしかなさそうだ。
シスターはただ見てる。ボクも立ちあがる。

受け取った自動拳銃はベレッタ・クーガーM8045、
マグナムより大分小ぶりだが一応.45ACPの銀弾頭だ。
弾倉をグリップ底部から叩きこみ、スライドを引いて薬室(チェンバー)に一発装填する。
慣れない銃で初弾ダブルアクションは、ちょっとばかし不安だったからだ。
「カンタベリーがあくまで聖霊ジョンの福音に耳を閉ざすおつもりなら」
クーガーを下げ、マグナムは逆に薬室から弾丸を抜いてマガジンに詰めなおし、銃を懐へ戻す。
「可哀そうな子供たちは皆、マーク・チャップマンの悪霊に永劫苦しめられるだろう……
アンタは別にビートルズ・ファンって訳でもなさそうだけど。所属は何処よ?
とっくに手の内晒してんだから、いまさら勿体ぶったって意味ないと思うけどな。教えてくれよ」

>「でもよかった。大人の女性が来てくれて。
>大人がいればホテルに侵入するなんて簡単です。

レイジの奴、自分が眠ってた間のやり取りを知ってか知らずか、
この得体の知れないシスターまでも利用する気みたい。
シスターにチェックインさせて、ホテルへ侵入するための体裁をつくろおうってことなんだろうが、
何と彼女、日本語が話せないらしい。
カタコトで一言二言しゃべると、もうお手上げってカンジでボクに振った。
「オーライ、通訳するよ。ちょっと待ってて」
シスターに言って、レイジへ向いた。さて、どうしたものかな。

「この姉ちゃんな、アングリカン・コミュニオン――聖公会系列の組織から派遣された魔女狩りなんだってよ。
ところがどっこい、地元の連絡員のおツムが梅毒か、それともよっぽど人手不足か、
日本語の会話ができない兵隊を送るわ、ミーティングはないわと、とにかくでえれえパニクり具合でさ。
『不死者』を追って欧州の魔法機関が送りだしたのかもと思ったんだが、そいつも怪しい……」

レイジに話した。当然日本語、それも早口でまくし立てる。
それは彼女の「日本語できません」ジェスチャーが本当だった場合を期待して。
ボクが彼女を信用してるのは現時点、ボクらを攻撃する意思がないということだけ。
その他に、信じるに値するような要素は見当たらない。
信用してるふりができれば一番いいのだろうが、こちとらキャパオーバーが近くてね。
斬りあいの合間に外交するのは、思考回路の転換に些かの労力を要する。

「ま、カモフラージュでボケてるとしたら大したもんだけどよ、そうだとすりゃ罠かエサ場荒らしだ。
天然だとしたら組織が極めて武闘派か、現地に根つきの原始的な対魔法機構、かな……。
オレがしゃべった感じじゃ、どっちにしたって面倒なお荷物だよ。

利用するのはいいけど、リスクを考えろよ? 能動的な介入者の多くは個別な目的を抱えてる、
そしてその目的は程度の違いこそあれ、えてして互いに相反するものなんだ。
みんながみんな、お幸せな結末を迎えるってことは万に一つもありゃしない。
オマエが彼女に話を持ちかけるのは、いつもの直感みたいなモンを頼ってるんだろうが……
今は味方に見える相手でも、この先ずっと味方であり続ける保証はどこにもないんだ。忘れるな」

138 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/03(木) 12:50:09
レイジの耳をつまんで引き寄せた。
シスターからは唇が見えないようレイジとの立ち位置を変えながら、できるだけ小声で呟く。
無意味な努力かもだけど、聞かれてもボクは困らない話だ。

「ついでに、分かってるとは思うけど言うよ?
『アレ』のお陰で、多分ボクやレイジは公安にマークされてる。
尾行や直接的な接触は今のところないだろうが、身元が割れてるキミは狙われ易い部類だ。
連中が魔法狩りにご執心なのは知っての通りだろ。そうなれば、潜入捜査って目もナシじゃない。
家族が大切なら、身の振りには気をつけることだ。
彼女にはとりあえず、レイジの言ったことを伝える。そしたら移動開始だ。携帯持ってるか? 駐車場を出たら貸してくれ」

一部伏せ字だけど、「アレ」はいつかの秋葉原で特殊部隊と撃ちあった日のことを指してる。
確証があるでもなしに半ば脅しでしゃべったけど、まるきり嘘でもない。
今度はシスターだ。バイリンガル、英語へ切り替え。営業スマイル。
銃をもらった分くらいは親切してやる気になった。

「ボクの仲間は、アンタに協力してほしいって言ってるよ。
敵はこのホテルに宿泊してて、一番自然な潜入方法はボクらもチェックインすること。
で、それにゃ大人が必要って話になるんだけど……今、ボクが彼に、ボクがアンタについて知ってる限りのことを話した。
アンタがボクらに協力する気があって尚且つ、彼がボクの話を聞いて考えを変えなければ、
ボクらは今すぐフロントでチェックインして、押しこみ強盗しよう。簡単でしょ、ホラ、行こう?」

レイジとシスターの背中を叩いて、駐車場出口へ歩きだす。忘れず呼ばわる、
「移動だ移動! テンポー、オマエにも仕事だ!」

139 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/03(木) 13:10:25
>「グハハハハハハハハハハハハハハウハハハウハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ(以下略 …ハァハァハァ」
妖しすぎる…悪役がいかにもやりそうな笑い声が木霊した。最後のほうはやはり疲れたのか息切れしている。
スプリンクラーが水を撒いている。車が燃えているため、それに反応して作動したようだ。
車からでている火はそれによってすべて消化されて、ガソリンに引火するような自体からは避けられたようだ。

話を聞く限りここはホテルの地下駐車場であって、いまから内部に進入しようということ。
ノスフェラス…牙の主からもらった知識にあった人物、対立してる『黒衣の者ども』の長。
話を聞いているとここに潜伏しているそうな。そうするとこの惨状は敵に襲われたために起こったものと考える。
生徒側の人間たちは望んで敵地で揉め事を起こすとは思えないからね。
そろそろ出て行くべきか…口調からも急いでいるようだし、ここで置いてきぼりをくらってもむなしいだけだ。
昼休みのこともあってこちらを信じて一緒に戦うという確率はかなり低いかもしれない。逆に吸血鬼ということでこちらを攻撃してくることは大いにありえる。

>138
>「移動だ移動! テンポー、オマエにも仕事だ!」
うわ…バレてる。車の影に隠れていたのだが、まったくもって無意味だったらしい。
だがこれから殺り合おうとかではなく、口調からみると一緒に戦おうということらしい。
「テンポーっていうな!」
隠れる意味がなくなったので、刀を肩に担いで文句を言うためにみんなに見えるように姿を現す。
絶対知ってて言われている…要はからかわれているのだ。まったくもって遺憾である。


140 :実装石:2006/08/03(木) 16:04:16
「テンボー、本気でその剣もって上に行くですか。絶対騒ぎになるです」
耳元で囁く声がする。
呼び名から察するに、最初に遭遇した方の実装石のようだ。
「漏れ、魔法使いのおにゃのこから少し魔力分けてもらってるです。
漏れが鞘になって、見た目をいじってみるです」
ポン、と音を立てて剣が姿を変えた。
「こんな感じにしてみるです」
天保の剣は、なぜか虫取り網に変わっていた。

天保の内心の葛藤に気づく事無く、実装石は言った。
「使う時は「元に戻れ」言うですよ、テンボー」

141 :守衛の大男 ◆IvZWGYTAn6 :2006/08/03(木) 17:36:20
リリはすぐには返事を出さず倒れてるベルを起こした
やれやれ・・・統合者と言っても所詮はガキか。
人様に良く手間をかけてくるじゃねえかい。
>「ご忠告感謝するわ。でも別にからかってなんか。人ならざるお方に、世の中の理について尋ねただけよ?」
大男はじっとリリが話し終わるのを待っていた。
ただ、虎熊の様に無表情ではなく、逆に興味がないといった具合に。

>「だから虎熊さんにお願いしたのに、あの方は口が硬くてね。意地悪だとは思わない?
>牙の主の事や、呪いを解く方法を教えて貰おうと思っただけなのに。
>多少情報を貰ったからって、今更流れが変わるってわけじゃないのにね」
リリは不安なのかギルバの後ろに隠れながら、虎熊の事に話を持ち込んだ。
奴は変人で頑固者だからなぁ、俺でも何考えてるのか解からねえ時がある。
耳を穿りながら、目の前にいる2人をじっと見ていた。

>「で。向井のおじさまは、私の手土産分くらいは語ってくださるのよね?
>――――ああ、拳で語れってのはナシよ?か弱い女の子に意地悪言わないでね」
さて、どうやら今度はこっちが話す番らしい。
耳を穿るのを辞め、リリ達に向き直る。
「へっ・・・悪ぃがアンタにそれを言うメリットが見つからねえ。」
興味のないように言う。
悪びれた様子なんて微塵も感じられない。
「それに礼なら嬢ちゃんを助けてやったじゃねえかい。そんでもご不満かい?」
ふぅ、っと溜息を漏らしながら問いかける。
やれやれ人間って言うのは欲が強いねぇ。
まあ、このまま食下がられても尾っぽに響いちまう。

「んなら良い事を一つだけ教えてやろうか?嬢ちゃん。
 なーに契約を結ぶ奴ぁ例外なく心が闇に堕ちちまった人間だ。
 そいつの心の闇を拭い去らなきゃ、お話になんねえんじゃねえのかい・・・」
大男はニヤニヤと面白そうに笑っていた。
まるで笑い話でもするかのように・・・・。

さてそうこうしてる間に今度はギルバが口を開く。
>「・・・優しいな。風体に依らず。
>だがな、若人集う学び舎で好き勝手やるどころか、若人を騙くらかして人外へと貶める、
>そんな連中をのさばらせてなどおけようかね?そう言うところに思い至れない時点で
>貴様等とは相容れぬ。怠惰に等しい平和に生きる事だけが幸せと思うな。」

「・・・ックッあっはははっ!面白ぇ事抜かしてくれるなアンタ。惚れちまいそうだなぁこりゃよぉ!ははっ!」
馬鹿にしたような下衆な大笑い。
片腹を押さえながらギルバに言った。
「ハハッ俺が優しいかい?お前等が邪魔しなけりゃお前等に敵意を剥き出しする必要がねえだけさ。
 ・・・ただなぁ後でどうこう喚かれると、俺の後始末が増えちまうだけだからよぉ」
一応警告くらいはしとかねえとな。
変に仕事が増えるのは俺も嫌だって事よ。

「それにアンタ、まるで俺達が無理矢理生徒を牙の使途にしたとか抜かしてやがるが、
 俺も主様も強要はした覚えはねえ。
 奴等が望むから力を与えたまでよ、まあ二次感染したやつらは知らねえけどな。
 騙したつもりなんざ微塵もありゃしねぇさ、ただで力なんぞ手に入るわきゃねえだろう?
 奴等はリスクを選んでまで力を欲したってことよ・・・。」

ニヤニヤと唇を吊り上げながら話を続ける。
「心の闇に堕ちた奴等がどうなろうが、俺も主様も知ったこっちゃねえ。
 力をやる代わりに、下僕となる。主様に絶対の服従を誓い牙の使徒の出来上がり。
 違反者は・・・まぁご存知の通りだろう。」
言うなら全部は自己責任って事だ。
工藤のお嬢も、今まで襲っていた違反者の骸もな。

142 :守衛の大男 ◆IvZWGYTAn6 :2006/08/03(木) 17:42:55
>クリスの腕を食らったのは、貴様だ!
>いまだに匂いが残っている・・・歯ぐらい磨いておくべきだったな!」
「ん〜・・・・そう言や昨日から歯ぁ磨いてねえや。ありがとよ帰ったら磨いておく。」
クリスの腕のことについては、触れなかった。
殺す殺したがどうした、腹が減ったから喰っちまっただけだ。
俺ぁ何も悪い事ぁしてねえってわけよ。

「まあ、そんなカッカしなさんな。
 お前さんが怒り狂おうが、何やらかそうが、
 俺に迷惑掛けなけりゃ世話はねえよ。」
ギルバの口調は落ち着いていたが、その裏から醸し出される物
明らかな怒りの感情が見え隠れしていた。
しかし、その裏でリリを気遣っているのか頭なんて撫でていた。

「ククッ・・・何だ?アンタ教師とも有ろう者が人様に刃を向けるのかい?
 別に俺ぁ構わねぇさ、ただアンタが消されちまうか、俺の腹ん中に納まるだけだからよぉ。」
得物はギルバの背中に隠れるリリに、怒りを表すギルバ。
数は二匹しかいない、なんら恐ろしくもない。

「それにアンタ・・・この状況で俺と張ろうなんざ、ただの馬鹿だな。
 後ろの大切な生徒さんから血塗れになっても俺ぁ知らねえぞ・・・?」
頭の後ろで何かを考えるようにゆっくり頭を組む。
「それにしてもアンタ等・・・・美味そうだなぁ・・・。」
まるでご馳走を見るかのような視線で二人を見た。

「クク・・・あの嬢ちゃん見たいになぁ!ハハハハッ!。」
悪意を含めた大笑い、しかしそんな中でも戦意は感じられない。

>『前夜祭も死なぬ程度にな。』
主様の言葉があるから・・・な。
昼間に下手に物事をやらかす必要はねえからよぉ。
「しっかし、アンタもそこの嬢ちゃんも何故死に急ぐのかねぇ。
 人間の一生何ざ短ぇモンじゃねえかい、そんな急いで何処に行くんだい?」
大男は半ば呆れた表情で言った。
理解できねえな、偽りとは言え平和を手に入れることが出来るのに
敢てそれを捨ててまでも戦うつもりなのかい?。
正気の沙汰とは思えねえなぁ・・・ったく

「ま、アンタ等が俺の提案を蹴っちまった以上、
 俺もムシケラと馴れ会う必要も綺麗さっぱり消えてくれた訳かい。」
沈黙が流れる中、苦笑しながら小さく漏らす。

「・・・・で?これからどうすんだい?。
 少なくともこんなボロボロの結界じゃ主様の眼も誤魔化しきれねえだろうよ。」
まるで敵対視などはしてないが如く問いかける大男。
これが御頭と呼ばれる者の余裕なのか、
下衆な笑いを浮かべながら舐め回すような視線で相手を見やった。

143 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/04(金) 08:53:27
・・・駄目だ・・・こいつ・・・ボディーランゲージが通用していない感じだ。
不思議そうな顔をして見つめてくる少年に対し、アルマはこのとき「考えるのを止めた」ような感じで呆然と立ち尽くす。

>アンタは別にビートルズ・ファンって訳でもなさそうだけど。所属は何処よ?
金髪の少年からの質問に、アルマの脳は辛うじて再起動した。
「ビートルズは好きだが・・・それ以上にハードロックが好きだよ・・・まぁ当たりハズレはあるがな
 ・・・所属かい?英国魔術師協会 通称 ABM(Association of British magician)協定違反者処分課所属アルマ・フォン・ギムレット・・・でいいかい?
 それより・・・頼む、通訳してくれよ。さっきから何言ってるかまったくわからないんだよ!」

>「オーライ、通訳するよ。ちょっと待ってて」
よかった・・・本当に助かった・・・明日から翻訳魔術でも覚えるかな・・・

向こうで何か話しているみたいだな?勘違いされるような言い方をされなきゃいいけど・・・
でも・・・なんだろう・・・無性に腹が立ってきた・・・
と・・・こんなことしているうちに話が終わったみたいだな・・・ってひそひそ話かよ!!!
・・・ってそんな長話でもなかったな?
>「ボクの仲間は、アンタに協力してほしいって言ってるよ・・・
しばらく、考え込む・・・
「ところで・・・このホテルは営業してんのか!?
 ・・・まぁそれは置いておこう・・・つまりは、私はあんたらの伯母さん的なものとしてチェックインすると
 それで、ここに宿泊している『何者』を襲う寸法か?
 あまり、おすすめは出来ないね・・・お前らのターゲットがここに宿泊して何時間たった?
 私の経験上の話をさせてもらえば・・・ホテルに結界やトラップを仕掛け終わるまでの時間は大体10分なんだ・・・
 わかるか?ここが公共の宿泊施設だとしても、もう『それ』の根城になっている可能性がバリ高なんだ・・・わかるか?
 ・・・しかし、ここの状況を知っているのは私ではないし、司令塔も私じゃない・・・わかった!その作戦に協力するよ
 で・・・ロビーはどこだい?」

144 :ノスフェラトゥ ◆glAHh7JUpE :2006/08/05(土) 00:26:32
>牙の主
>『前夜祭も死なぬ程度にな。』
「黙っておれ、まだ昼じゃ・・・」
微睡んでいたノスフェラトゥは牙の主の念波に目覚めた。だがベッドからは起き上がらない。
宿根の敵である牙の主の呪詛を受けるなど珍しくもない。うるさげに一人つぶやくとノスフェラトゥは目を閉じた。
挑発に反応して念を送ればこちらの居場所が露見してしまう。無視を決め込むにかぎる。
「・・・・傷の回復が遅いのう」
昨夜受けた傷口をノスフェラトゥは手で擦った。
癒着しつつあるが若い頃の回復力は無い。
老いの寂寥感にノスフェラトゥは眉をしかめた。
眠りに入らねば。
全ては今宵の決戦に備え傷を癒す。
ノスフェラトゥは深い眠りに堕ちた。
足元に襲撃者がひたひたと迫っていようなど知る由もなかった。

145 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/05(土) 01:13:38
>アッシュ
流暢な英語を話すアッシュに僕はちょっと尊敬のまなざしを送っていたけど……それはそうだった。
アッシュは日本人ではないんだっけ。
彼の流れるような美しい金髪を見とれていたけど、またアッシュにこづかれそうで視線をそらした。
>「この姉ちゃんな、アングリカン・コミュニオン――聖公会系列の組織から派遣された魔女狩りなんだってよ」
「な。…なるほど」
なにがなるほど?
アッシュはほんとうに同い年なのだろうか。知識がすごい。
>レイジの耳をつまんで引き寄せた。
>「多分ボクやレイジは公安にマークされてる。家族が大切なら、身の振りには気をつけることだ」
「そんな……」
思ってもみなかった。だって僕がオーラの記憶を取り戻したのは昨日だ。
このとき僕は自分の奇妙な気持ちに戸惑った。
魔物よりも人間の方が怖いと……

>牙の主
>『前夜祭も死なぬ程度にな。』
そのときに誰かの声がした。
真っ暗な洞穴から響くような不気味な声。
なに?
僕の霊感がなにかを感じた。
アッシュとテンポーとシスターの顔を見ても、その声に気がついた様子はない。
ギコ、きみには聞こえた?

魔物か。
魔物との戦いの方が人間との戦いよりましかもしれない。
魔物との戦いにホっとしている自分に苦笑してしまった。不謹慎。
今は吸血鬼との戦いに集中!
シュウヤくんはエレベーターシャフトで戦っている。
彼に遅れをとってはいけない。
シスターも作戦に協力してくれるみたいだ。
「ありがとう。フロントに急ぎましょう!フロントは、えーと、こっちみたいです。いやこっちで間違いないです」
フロアマップを急いで見て場所を確認。すぐそばの階段を駆け上がった方が早い。
>レイジとシスターの背中を叩いて、駐車場出口へ歩きだす。忘れず呼ばわる、
>「移動だ移動! テンポー、オマエにも仕事だ!」
「テンポーくん?!」
どうしてここに?

僕らはフロントを目指して走った。
駐車場を出ると、さっきまでの戦闘が嘘みたいだ。
ロイヤルパークホテルフロントは豪華な造りで赤い絨毯はふわふわ。大きなシャンデリアがきらびやかな光を放つ。
ものしずかなクラッシック音楽が流れ、ロビーにはスーツ姿の男性やドレスを着た女性が微笑みながら会話を楽しんでいる。
別世界!
セレブな世界だ!
忘れずに僕はさっき言われたとおりにアッシュにケータイを渡した。
「たぶん電源はお切りくださいだよ。このセレブな空気はそんなかんじだ」

146 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/08/05(土) 01:38:49
「待つにゃ!礼司!アッシュ!ずぶ濡れでチェックインするつもりかにゃ!猫でもわかるにゃ!
それは駄目にゃん!!」
礼司の肩に飛び移り軽く耳を甘噛みしたにゃ。アッシュにはフー!と毛を逆立ててガンを飛ばしたにゃ。
地下の駐車場のスプリンクラーの放水でアッシュと礼司はびしょ濡れにゃ。
テンポーと怪しいシスターはそれほどではないけど。
「シスターはそのままもうチャックインの手続きしちゃって。
礼司とアッシュは着替えにゃ!地下駐車場にバックにゃ!」
ボクは走って駐車場に戻った。テンポーはきょとんとしているがここで待機。シスターの一応監視役にゃ。
中学生を轢いたあのファミリーカーのところへアッシュたちをボクは連れていったにゃ。

>>51
>車から降りた行楽客らしい40代の運転者が震えながら降りてくる。子供を轢いたのと吸血警備員に恐れおののいている。
>車内には妻と小学生くらいの娘がいた。泣いている。
「やっぱり!あったにゃ!」
ボクは開いたままの運転席に入ると後のトランクを開けて中を覗きこんだ。
泊まるつもりであの家族連れは来た。なら荷物はそのまま。
バッグを爪で裂いて中身を物色していくと3つめのバッグに捜していたものがあった。
小学生の女の子の着替え。
「礼司は小柄だからこれが着れるにゃ。
んんー。スカートばっかりだな。女装は似合いそうだから礼司は大丈夫にゃ。
問題はアッシュだけど……まー。アッシュも平気だろうにゃ。
文句あるのかアッシュ!なんだその顔は!
ふたりとも早く着替えろにゃ!」

147 :ギョーム博士 ◆cSeqrgFhy2 :2006/08/05(土) 02:16:40
>護末田
>「先には行かせない。
>これからだろ?…ショータイムは!!」
>愁弥は手を広げると黒く光る球体を出し、それを空飛ぶ博士めがけて放った。
「俺としたことが油断した。だがオマエもな」
ギョーム博士は攻撃を避けず護末田の顔を凝視した。口元がにたりと引きつり歪み黒球直撃の瞬間それは大笑に変わった。
ギョーム博士は体内から噴出させた爆炎と共に四散しその硫黄の炎はエレベーター立抗を焼いた。
護末田に逃げ場はなく、藤田の顔面を焼き溶かした硫黄の火炎が護末田の全身を包みこんだ。

148 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/05(土) 12:14:54
>ベルさん
大男に集中していたので、ベルの言葉を理解するまで少々のタイムラグがあった。
抗議しようとした時には、既にベルは書庫を出て行くところだった。
――――ねえベル。私って、ベルの中ではそういうイメージなの?
そういえばギルバ先生も、バルンディノのリリはもっと清純だったとか何とか仰ってたような・・・。
・・・・・・・・こんな時にアレだけど・・・ショック。二人とも悪意が無いだけに・・・。

>
突然スカートの中に何かが入って来た。危うく悲鳴を上げそうになった。
入り込んだのは触手ではなく、元気に飛び回る金色の光だった。
スカートから引き出し、話を聞いた。
『ご苦労様、引き続きお願いね』
安全ピンで指先を傷つけ、光の上に血を垂らした。
報酬を受け取った金色の光は姿を消した。

>守衛の大男さん
ベルが居なくなったので、ギルバ先生の背に隠れる理由も無くなった。
だがそのまま動かなかった。これでも身の程はわきまえているつもりだった。
>「へっ・・・悪ぃがアンタにそれを言うメリットが見つからねえ。」
酒呑童子はめんどくさそうに答えた。
返事というよりはむしろ、黙らせるといったニュアンスが強かった。
>「んなら良い事を一つだけ教えてやろうか?嬢ちゃん。
――――正直なところ大男が私をどう思おうが、情報さえ引き出せればそれでよかった。

大男の話はなおも続く。ただし相手は私ではなく、ギルバ先生だ。
大男にしてみれば、私など「遊んで!」と足元でじゃれつく子猫程度の認識なのだろう。
だったら――――そうね、ここはひとつ、魔力はあるけど使えない、口だけ達者な小娘になりきろう。

>「心の闇に堕ちた奴等がどうなろうが、俺も主様も知ったこっちゃねえ。
 違反者は・・・まぁご存知の通りだろう。」
そう言って大男は足元を見た。燃え尽きた牙の使徒が立っていた場所だった。
「・・・・・・老化は相武国造の呪いじゃ無かったの?あなたはまるで、牙の主の仕業のように話すのね」
怯えながらも、好奇心には勝てないといった風情でなおも言い募ろうとしたその時だった。

>牙の主さん
>『知りたくば夜、我が許へ来い』
声だけが脳裏に響いた。思わず身を硬くした。
聞こえたのは一瞬だったが、まるで身体の内側から食い荒らされそうなおぞましさを感じた。
危険な、それでいて魅きつけて止まない声だ。
「使徒になる事を強要していないなんて、よく言う」
牙の主のあの声に惑わされて、普通の人間に抵抗など出来るわけが無い。――――許せない。

149 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/05(土) 12:20:22


>ギルバ先生
クリスの事で大男は散々挑発してきた。
恐ろしさのあまり蒼白になっった。もちろん実際には違う。半分演技、半分は怒りのせいだ。
だが、我を忘れるような事は無い。そうでなければ生き残れない。
鬼と目があった。弾かれたようにギルバ先生の背中に隠れた。
ふわりと頭の上に重みを感じた。
ギルバ先生のテだった。
先生はこちらを見る事無く、私の頭を撫でている。
包帯越しなのに、暖かい手だと思った。
本当の気持ちを見透かされたような気もしたけれど、それを不快だとは思わなかった。

「先生助けて!理利怖い!やっぱり理利まだ死にたくないの!」
恐怖のあまりパニックを起こしたように装いながらも、実際は全く別の話をしていた。
『ねえギルバ先生、どうする?
あの大男、何だかんだいって先生に遊んで欲しいみたいよ。 挨拶くらいしておく?』
今は敵意が無くても、所詮は敵だ。
しかも相手は契約に縛られている。
実に好都合だった。
夜になって力をつけられる前に、出来る限り力を殺いでおきたいところだった。
『結界のことは気にしないで。
実は今回の奴は特別性でね・・・・・時間内なら自力で修復するわ。
その後は私が補強する。仕掛けるまであと・・・・20秒後ってとこかな』
何度か破られては張り直していたのが役に立った。 修復できるだけの魔素が書庫という狭い空間に満ちていた。
しがみついていた腕をさりげなく離して、先生の妨げにならない距離を取りながらなおも念話を続ける。
『だけどそう長くは持たせられないわ。・・・先生次第よ。どうする?』

次に、図書室でベルと遊んでいる水無月さんにも念を飛ばした。
『水無月さん助けてー!なんてね。
私、水無月さんの悪魔に会いたいなって思ってるんだけど・・・やっぱりダメ?』

150 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/05(土) 14:47:57
階段を上って、ホテルのフロントへ。
地下駐車場の騒ぎは飛び火しておらず、物静かな平日営業の空気。
露出度大のシスター、虫取り少年テンポー、
ずぶ濡れのレイジと血まみれのボクだけが違和感たっぷりに、こそこそとカウンターをうかがう。
各々武器は隠したにしても、場の調和を激しく乱すこと間違いなし。
客はブルジョワジー或いはプチ・ブルの匂いを漂わせた人間がほとんどで、
シャンデリアだってもう、鎖を切って落として下さいと言わんばかりの特大サイズだ。

>「たぶん電源はお切りくださいだよ。このセレブな空気はそんなかんじだ」

レイジから携帯電話を受け取った。コイツ、雰囲気に呑まれて固くなってる。
「なーにがセレブだ。ぞろっと長い金のスプーンで、蚊の目玉でも喰ってりゃいいんだよ、連中。
オマエにだってガンつけられりゃビビって萎えちまう、短小包茎と膣閉塞の巣だ。早いとこ済ませようぜ」
忠告の後も、彼は英国魔術師協会のエージェントに使い走りさせる考えを改めなかった。
公安課の話題に少なからず動揺してたそのクセ、シスターは疑わないんだな。
彼女の所属組織は聞きだせたのだし、ボクが「ノーチラス」へ連絡して裏をとれれば実際使えないこともないが
人前で話せる程度の会話では、そこまでの話をするのは難しい。

とりあえず、観察を怠らないこと。それはテンポーについても同じ。
ヤツへの信頼はシスターと同程度、いつ牙を剥くか予測できない辺りは更に信用が置けない。

>「待つにゃ!礼司!アッシュ!ずぶ濡れでチェックインするつもりかにゃ!猫でもわかるにゃ!
>それは駄目にゃん!!」

白猫がボクらの服装を指摘する。
シスターがチェックインするまで、端のほうで隠れてるつもりだったんだけど……


結局、心配な二人組を残して駐車場まで引っぱられてしまった。
確かにズブ濡れ、血まみれのままではマズイけど、今トンズラされたりしたら面倒が増えるふえる。
大人しくカウンターへ向かってくれていればいいけど。

151 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/05(土) 14:49:21
中学生を轢いたあの車から、猫が着替えを調達する。
父親の服を奪うものとばかり思っていたのに、出てきたのは娘のほうの荷物ばかり。
猫から白のフレアスカートとピンクの柄物ノースリーブ、
それからジーンズ生地の長袖の上着を渡されて、
「またコレだ」
このままじゃ、恒例の仮装大賞をやらされるハメになりそうだ。
親父のトランクまで漁ってる時間は実際惜しい……しかし、選択がスカートとは恐れ入った。

>文句あるのかアッシュ!なんだその顔は!

「いや、別に大丈夫だろうけどよ……
この髪型なら、パンツのが似合うなあと思って……」
着替えた。キャリーウェポンには悩んだ挙句、マグナムは置いていった。
制服のベルトをギリギリまで絞ってスカートの上の地肌、やや腰高に巻き、
背中に.45口径のベレッタを挟むと服で隠す。
薄手のスカートのせいで、濡れた下着がいやに肌寒い。
ズボンなら、ソックスに銃かナイフを隠しておけるんだけどな。いっそガーターベルトがあればよかった。
スカートにポケットがないので、ライターやなんかは上着の胸ポケットへ移した。

「レイジ、ヘアピン一本よこせ。その、カモミールの飾りの付いたヤツ。
しかし女装なんて久しぶりだ。合衆国(ステイツ)に居た頃にゃ、
チキンフリークの白デブと組んでキディ・ポルノでチョロく稼ごうってんで、ビデオで何度か女役やったけどなあ。
代わりに男役ってんでガールフレンドにも子供用のタキシード着させてさ、ありゃバカだった」

レイジも着替えを終えて、スカートの裾を直してる。仕草まで似合うあたりがプロっぽい。
ふと、うつむき加減の横顔が、アンジェリーナの次にできたボクのガールフレンドを思い出させた。
もっとも、彼女の髪は濃い黒色だったけれど――彼はかるい茶髪だ。
何故だか急に、昔話がしたくなった。

「お袋が死んで、生まれた町を離れた。十歳ん時だ。何をするにも金がない。
ずっと浮浪児やってる訳にもいかないもんだから、
自家製の裏モノビデオで食ってたヘナチンを三匹ばかし叩っ殺して金作って、
ついでに生き残りのカメラマンをオレが雇って新しく事業を立て直したのさ。
その頃にはもう、人間やめてて。身体が資本だ。

女優も雇った。それと掃除婦。みんなガキだ、大人はカメラマンだけだった。
四人でビデオ撮って、カメラ係が地元のギャング相手に作品をさばいた。人気商品だったんだぜ?
全員住み込みで、みんなビデオの挙がりでバカばっかりやって暮らしてた。楽しかったな。

ギャングとの取引が進退つかなくなって、半年くらいで町から逃げた。みんなで。
ミシシッピはジャクソンからナチェス、ナチェスからルイジアナ州に入ってニューオリンズまで。
ノースウェスト・バイ・サウス、南寄りの北西を目指して、ってな。
追っ手を片っ端から殺した。ギャングが五十七人と警官が十三人、一般人が二十一人。殺害確認戦果でだ。
南部カラードギャング幻の抗争、いつかのハリケーンの次に最悪の治安状況って言われたもんだ。
オレにゃ『ダミアン』って通り名がついて、そん時の名残。ホラ」

上着を軽く脱いで、左肩をレイジへ見せた。
白い肩にどぎついフォントで小さく描かれた、「666」のタトゥーを指差す。
「これも同時期。『オーメン』とは関係ないけど、けっこう上手にできてるでしょ」
スカートをめくって下着をずらした、右足の上、下っ腹。火噴きトカゲの絵、サラマンダー。
刺青はどちらも、青白い肌に映える黒。「掃除婦」に描かれた。

「オレ以外の三人も銃を持って、車を走らせ、喰って、ラリって、遊んで、寝て、その合間に撃ち合い。
今思い出しても、人生最高の時間だったよ。すごい『生きてる』って感じがしたんだ。
んで結局デブと掃除婦は死んで、ガールフレンドの女優は多分まだニューオリンズだ。オレはこの通り。
さて、準備いいか? ほらよ、猫、なかなかどうして美人だろ。髪がちょいと短いけどな。
『タクシードライバー』のジョディ・フォスターだって、オレらにゃ敵わない」

服を着なおし、荷物をまとめて車から離れた。ボクらはフロントへと急ぐ。
歩き方もそれっぽく、気をつけて。背中にあたる拳銃の冷たい感触、自然と背筋がのびる。

152 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/05(土) 16:08:04
>145
>「テンポーくん?!」
ひょこひょことでていくと、クラスでコスプレ好きで有名な藤田くんが驚きの表情を浮かべていた。
ちょっと待て…テンポーってのはデフォルトになってしまったのか?開口一番人の名前を間違えるってのはひどいぞ君?

そんなに多くの人から当然のように言われるのはひとつの催眠術のよう。
天保という名字があまりにも読みにくいという理由で世界が修正をかけてしまったのではないか?
もしかして納豆と豆腐のように、実はテンポーという読みだったのが何かの間違いであまやすと読まれたのではないか?
そういう実際にはありえないある意味恐怖の錯覚すらしてしまうほど重病だ。

天保家が残した書物によると江戸時代から続いている古家である天保家は先祖代々名前を間違えられたそうだ。
大名から呼ばれた初代天保光重はテンポーと名前を間違えられた所、注意しようにも相手が大名相手なので注意できない地獄を味わったそうな。
光重が秀吉九州征伐のとき豊州戸次川で討死した際に「テンポーっていうな」と呟いたと書き記されているが、真意は定かではない。
名前を間違えられるのは天保家がかけられた呪いの一種だとも言われているが、実際俺もそう思う…。

>140
いきなり耳元から声がしたのでビックリして飛び上がってしまう。
声をかけてきたのは実装石。「お前生きていたのか!?」と言いかけて、二匹いたことに気が付いた。
そうするとこいつは最初にからかってきたほうの実装石だろう。抜き身の刀をこのままロビーに持っていくとエライ騒ぎになる。
なので自分が刀の見た目を変えるみるそうだ。そしてできがったのがコレ……。
「そうそうそう。この虫取り網でホテルに巣くう悪い虫をバッタバッタと捕まえようと…ってなんじゃこりゃああぁぁ!」

>「使う時は「元に戻れ」言うですよ、テンボー」
さっそく試してみた。
「元に戻れ!」
そういうと強烈な光をはなって虫取り網はみるみる形を変えていく。最終的に元の綺麗な刀身の剣に早変わりした。
面白い…あれそういえばノリで元に戻しちまったけど、また変化させるにはどうしたらいいの?
適当に何か言ってみるか。
「我が愛剣よ、いまこそ虫捕縛せし仮初の姿に変えよ!」
やっててすごく恥かしい。こんなんで変わるわけ…変わりましたね。実装石がしたときと同じく音を立てて虫取り網に変わった。

>143
それと見かけぬ一人の外人女性。学校関係者ではないし、言うことが英語なので何言っているのか全然わからない。
二人はずぶ濡れのため着替えてからロビーのほうに向かうそうだ。取り残される二人、すごく気まずい。
「どぅーゆーらいくすし?」
とりあえず簡単な英語から話してみることにしたが、発音がまったくなっちゃいないので通じてるかどうかわからない。

153 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/05(土) 18:28:34
ギコに連れられてもう一度地下駐車場へ。

驚いた!ほんとに驚いた!

アッシュはあっさりとなんの抵抗もなく女装を始めた。
「慣れているなあ……」
そういえば前にアッシュがお化粧するのを見たことあったっけ。手際がいいって思っていたけど……
「あっ」
僕は半裸になるアッシュを見ないようにうつむいた。
僕は自分の顔が火照っているのを感じた。ただの着替えだ。なに意識しているの僕は。なぜいま「あっ」と吐息した?
意識過剰意識過剰意識過剰意識過剰!!!!!
僕もずぶ濡れの学生服を脱がないと。
アッシュはただの着替えとばかりにさっさと脱いで下着姿に。僕は学生服の上着をつけたまま、それを目隠しにズボンを脱いで、
スカートをはいて、それから上着を脱いで、なんてできるだけ肌と下着を見せないように着替えをして……
あ―――――――!なにをやってるんだ僕は。相手は男。同性の目をなぜ意識する?
た、たしかにまえにアッシュとキスしたことがあったけど、あれは勢いでなんでもない。なんでもないんだ。

>アッシュ
>何故だか急に、昔話がしたくなった。
>「お袋が死んで、生まれた町を離れた。十歳ん時だ。何をするにも金がない。
>ずっと浮浪児やってる訳にもいかないもんだから、
僕はアッシュの思い出話を聞いているうちに胸がしめつけられて顔を上げた。服の襟を直すふりをして。
うるむ目を見られないようにするため。誇り高いアッシュは同情を嫌うだろうし。嫌われたくない。
アッシュの話しかたは軽くて普通の昔の話をしているようだったけれど、その内容はなんて悲惨なんだろう。
アッシュも不幸なら、話に出てくる犠牲者も……

殺人鬼の少年。

アッシュの背負う業。僕はどう受け止めればいいの?

「え」
アッシュが上着をはだけた。どきりとしたけど、それは肩のタトゥーを見せるため。
666の不吉ないれずみ。
「ちょっ……」
アッシュは次にスカートをたぐりあげはじめた。
……それもタトゥーを見せるため。
なに動揺している僕は??
姿を見せたのは右足ととんでもない位置にあるサラマンダーのいれずみ。
異様な図案は白い玉のような彼の肌の上。
ひとりで動揺している僕。なさけない。
でもね。僕はアッシュの僕を見る目がおかしいのも気がついていた。
その瞳はあきらかに僕を「なつかしく」見ている。
僕にだれかを重ねている目だ。だれかに僕は似ている?だから昔話をしたんだよね?ちがう?

154 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/05(土) 18:30:11
>「さて、準備いいか? ほらよ、猫、なかなかどうして美人だろ。髪がちょいと短いけどな」
「とってもきれいだよアッシュ。今度さ。いっしょにコスプレしない?僕、ブリジットで、アッシュもブリジット。
こうゆうのをダブルって言ってね、1Pカラーと2Pカラーの色違いで……」
ああ、アッシュの目が死んでいく。すいません。だまります……

僕は脱いだ学生服はそのままに、でも大事なものを移して身に着けた。
屑船くんから渡された真っ黒なホイッスル。
どこまで信用できるか不安なんだけど。
書庫でデビルサマナーの水無月先輩も、いざとなったら使い魔の悪魔を送ると言っていた。
二人の送ってくれるという助っ人が、なんとなく不気味なのが気になるけれど、いざとなったら時にはしかたない。

僕のいでたちにギコが渡したのはフリル過多のふんわり純白スカートに、ウエストシャーリングのブラウス純白。レース過多。
っていうか、こ、これは、ふりふりの完全なロリータ服ではないか?
女の子のホテル晩餐用のドレスだったのかも……
ま。……まぁ。いいか…… で、手には黒い棒……だ。これは武器には見えないからこのままでいいや。ちょっと変だけど大丈夫だろう。
それよりも、だ。
アッシュとギコがフロントに駆けるが、僕は立ち止まってファミリーカーに戻ろうとした。
一人と一匹が「なにしようとしてる?」という視線を送るので僕はスカートをつまみながら答えた。
「フリル三段のスカートだからアンダーにパニエをはかないと形が崩れると思って……これはパニエも必ずはくスカートだよ。
あのコ、着方がおかしいってフロントにあやしまれないかな。
……あやしまれない?……あやしまれにゃい、と。……うん、そ、そうだね。……いえ、いいです。
こだわりすぎでした。すいません……そんなに怒らないで……ごめんなさい」


フロントに僕らは戻った。
「シスター、テンポーくん。チェックインできた?」

155 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/08/06(日) 00:36:17
>「残念だけど、コレはレメゲトンじゃないわ。
> 多分、もっと危ないものよ―――貴女にはこの本が見えるの?」
水無月から帰ってきた返答にベルは大きくため息をついた。
期待したものではなかったからだ。
「見えるって、私の顔に目がついていて水無月が普通に本を持っているんだから見えるに決まってるじゃない。」
水無月が持つ本の特異性にまったく気付いていないのだ。
しかも、レメゲトンではないと聞かされては興味も激減してしまうというものだ。

興味が薄れた水無月からさっさと目を離し、書庫の扉へと張り付くことに戻る。
だが、こちらもまったく動かない。
勿論ベルが気付けないだけで、向居・ギルバ・リリの一触即発のやり取りは続いているのだが・・・。
そんなこと夢にも思わず、期待した情事が始まらない事にやきもきしだす。
「もう、じれったいわねえ。やっぱりリリはギルバ先生の方が良いのかしら?
何話しているかは知らないけど、こういうのって言葉いらずに抱き合うものじゃないの?」
少女漫画や雑誌で仕入れた怪しげな性知識しか持ち合わせていないベルの思考は単純である。

だが、その単純さが無意識ながらも力を発揮する源となった。
旋毛から生えたアルラウネの新芽は小さな花をつけ、催淫効果のある花粉を書庫内へと流し込んでいく。
書庫内では、徐々に甘ったるい香りに満たされていくだろう。
ベルの期待願望が直結してアルラウネが力を振るっているのだが、勿論ベルにその自覚は無い。

>「いえいえ、1人で楽しんでくださいな。わたしは、ちょっとそういうのが苦手だから。
> それと、この本は……ちょっと刺激の強いものよ」
張り付いているベルにかけられた水無月の言葉。
最後の一言は、書庫の扉に張り付いているベルを振り向かせるのに十分な魅力を持っていた。

一度は聞き逃した「もっと危険なもの」と言う言葉を再キャッチした。
ベルの頭に生えるアルラウネの花が形を変え、ひまわりの様な花になった。
正にベルの感情を表現しているのだ。
「ええ!なになに?レメゲトンより危険でデビルサマナーが持っている本?
そんなのってもう数えるくらいしかないよ!ちょっと待ってね、当てるから!当たったら見せてよ!」
大喜びして水無月に詰め寄り、眉間に指を当てて考え出す。

「うーーん・・・死後の世界を現世に展開するという死界文書・・・はデビルサマナーとはちょっと違うよね・・・
えーとえーと、・・・わかった!
ナコト写本かアルアジフ、エイボンの書といった異形の神を記した本なのね!
読めばその思考形態の違いから発狂するという本、確かに危険だわ!
当たりでしょ?だったら見せて見せて!」
すっかり当てた気で水無月に迫るベル。
声は興奮の為か徐々に大きくなっていき、書庫内にも十分届くほどになっていた。

156 :フロント受付コンシェルジュ嬢:2006/08/06(日) 01:19:58
「わたくしどものロイヤルパークホテルは美しい横浜湾のオーシャンビューがもっとも大きな特徴でございます。
こちらのお部屋などいかがでございましょう。
こちらの58階の03から18号ルームのお好きな部屋をお選びくださいませ。
ご家族さまの一員でございますペット連れのお客様のためにご用意しておりますルームでございます」
と、白猫を抱いている金髪の少女にフロントコンシェルジュ(お客様係)は微笑んだ。
フロントにはギョームの肉の芽体はおらず全員が人間のようだ。
「シスターさまのご旅行の一助になるべくわたくしどもロイヤルパークホテルスタッフは最善のサービスを
ご提供させていただきます。
はい。
はい。
こちらのお部屋でよろしゅうございますね。ご宿泊まことにありがとうございます。
こちらがルームのキーカードでございます。
ホテル直通のエレベーターで58階に上がっていただきますが、バトラーがお部屋までご案内いたします。
何かご不明の点やご用件などございましたら、わたくしどもスタッフになんなりとお申し付けくださいませ」
バトラー(高級ホテルのお客様専属客室係)がふたりのベルマン(荷物係)とともにやってきた。
アルマも子供らも荷物はほとんどなかったが。
ベルマンの一人はキャットキャリーバッグを手に持っていた。ギコはこれに入れなければならない。
「こちらのエレベーターでございます。どうぞ」
バトラーが一行をエレベーターホールに案内した。

157 :水無月つかさ ◆kQQdi8IJII :2006/08/06(日) 01:47:13
>141-142
例の本を読んでいると、高笑いが聞こえてきた。これは向居さんね。
「やぁねえ、最近の鬼はマナーも守れないのかしら?」
図書館では静かに、と書かれた張り紙を横目で見ながら、つい独り言が漏れてしまう。
ラスボスが苦し紛れに『悪の化身』を召喚するシーンのページに栞を挟んで、パタンと閉じる。

>149
>私、水無月さんの悪魔に会いたいなって思ってるんだけど・・・やっぱりダメ?』
『しょうがないわね。あんまり役に立ってくれないと思うけど、一応、そっちにも使い魔を差し向けておくわ。
 その鬼さん、ちょっと刺激するだけですぐに襲ってくるから。そっちでも頑張ってね』
実際は使い魔じゃなくて共犯者って言った方が正しいけどね。契約で結ばれてる訳じゃなくて、意気投合しただけだから。
ただ、華山さんにとっては気の毒だけど、この人は自分の手を極力汚そうとしないから、もしかしたら本当に役に立たないかも知れないわね。
たとえ気まぐれを起こして戦ってくれても、果たして華山さんにとって良い結果になるのかしら?

>155
>ナコト写本かアルアジフ、エイボンの書といった異形の神を記した本なのね!
―――この子ったら、いつも微妙なところで鋭いような気がするわ。本自体は異形の神とは関係ないけど。
「半分正解、半分ハズレってところね。異形の神とは関係無いけど、下手に読むと頭がおかしくなるのは当たり。
 半分正解したから、半分くらい読んでみる?
 一応は小説の形をとってるから、普通に読む分には期待はずれだとは思うけどね。
 ただ、呪文っぽいところがあっても、決して音読しては駄目よ」
予備があるから、特に貸しても問題ないと思ったので、渡しておいた。
読む際の注意事項に関しては、わたしの親切心。
だけど、やるなって言われるとやりそうな子に見えるわ。

ホテルの方に差し向けた方の悪魔に「待て」の合図を送る。
さっき鼠男さんの近くに食い込ませておいたから、襲えと合図を出せばいつでも襲いかかるわ。
死ぬような襲い方はさせないつもりだし、所詮は噛ませ犬にすらならない雑兵だけどね。
ちゃんと退路も確保してあるから、退けと言えば無事に帰って来られるでしょう。

合図を出した後に、さっき猫さんに見せた悪魔(実際には悪魔と呼べるものでさえないけど)を筒の中から出した。
わたしみたいなの以外にとっては刺激が強過ぎて、見たら精神が壊れる危険があるから、
ベルちゃんに見られないような位置に呼び出して、すぐに実体の無い透明な存在になってもらった。

158 :名無しになりきれ:2006/08/06(日) 02:55:01
誰かが風邪を引いた

159 :名無しになりきれ:2006/08/06(日) 18:59:27
ボクはいつまで迷子なの?
キミともう一度巡り会いたいよ
そして一緒に旅をしよう
きっと素敵な旅になるさ

160 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/06(日) 23:01:35
「さて・・・とりあえず、ロビーか・・・服は・・・しゃあないさっきのあれでも着るかな?」
流石に今の自分の服ではいろいろと勘違いされるし、一番の問題はこのジーンズからトラブルメーカーがひょっこり顔を出していること
ここはアメリカでも戦場でもない、こんなものを腰から出している人間はこの国じゃいかれた犯罪者と見なされる。
勘違いで牢屋にはいるのも嫌だし、帰ってから懲罰房行きも勘弁してくれ・・

仕方なさそうな表情を浮かべて、さっき脱ぎ捨てたシスターの服を上に着てみる。
丁度よく、ジーンズが隠れてくれるまでの長さがあったので、これで隠れる・・・万事OKだ。
「さて・・・ロビーにいってチェックインか・・・それなりのレベルのホテルならいいんだけど」
ロビーへ足を進めようとした瞬間
>「どぅーゆーらいくすし?」
後方から質問が来た・・・とりあえず振り返っておくか・・・
さっきのあいつらとは違うな・・・
「テンポーって奴かぃ?」
確か・・あのガキが言っていたな・・・
「おっと・・・確か日本じゃあ質問にこんな言い方をすると『質問を質問で返すなぁ!!!』って言われるんだよな・・・スシ?なんだそれ?
 ところで・・・お前はあいつらのツレだろ?・・・まぁそんなことはどうでもいいんだ・・・行くぞテンポー」

>僕らはフロントを目指して走った。
 ロイヤルパークホテルフロントは豪華な造りで赤い絨毯はふわふわ。大きなシャンデリアがきらびやかな光を放つ。
 ものしずかなクラッシック音楽が流れ、ロビーにはスーツ姿の男性やドレスを着た女性が微笑みながら会話を楽しんでいる。

なるほど・・・着替えといてよかったが・・・この服装もこの服装で場違いだな・・・
まぁいいや・・・とりあえず、この三人と一緒にチェックインしちまおう・・・

>「シスターはそのままもうチャックインの手続きしちゃって。礼司とアッシュは着替えにゃ!地下駐車場にバックにゃ!」
なんだこの猫・・・日本語で話してら、なんかよくわからないが・・・
・・・う〜ん・・・着替えてからこっちに戻ってくるからさきにチェックインしてろってことかな?
確かにそれは正解か・・・流石の私でもこの二人の姉だというには気が引ける・・・
しかし・・・やはり、猫もいることを教えなきゃいけないのか?おいおいペット禁制ならどうすんだよ

いろいろと考えながらロビーへ向かう。



161 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/06(日) 23:03:53
綺麗に化粧した女が私を見て一礼する。まぁ当然の反応か・・・さて、こっちもそれなりの態度でしてやるかな・・・
不良っぽい顔つきから聖職者っぽく、微笑んでやる・・・どうだい?それっぽく見えるだろう?
「あの〜お部屋を一つお借りしたいのですが・・・」
相変わらずこの話し方はいつ舌を噛みそうになるな・・・
>>156
へ・・・ペット?何でこっちにペットがいることを知ってんだ・・・!!!
胸元に何かを感じ驚く・・・視線を恐る恐る落としてみると・・・そこにはさっきの猫が気持ちよさそうにそこにいた・・・
なるほど・・・釘を刺したってわけだ・・・しっかし・・・ここのホテルは高そうだな・・・それに高そうな部屋も勧めてきやがる・・・
てか・・・ここの部屋代は・・・私持ちか・・・まぁいい・・・蓄えは人並み以上にある職だしな
「では・・・27でお願いいたします・・・?なんですか?」
受付嬢の指先には宿泊用につかう用紙があった・・・
「あぁ!そうですか・・・わかりました・・・書かせてもらいます」
・・・困った・・・名前と関係をどうしよう・・・
テンポーとかゆうやつに助けでも求めるかな?

と振り向いてみると・・・
>ふんわり純白スカートに、ウエストシャーリングのブラウス純白。レース過多
>白のフレアスカートとピンクの柄物ノースリーブ

「ぷふぅ!!!お前らそろいもそろって何やってんだよ!!!」
あまりの姿に、素の自分が出てしまった・・・
あわてて振り返り、元に戻すも受付嬢の顔は奇妙なものでも見るかのように見ていたが
すぐに営業用の表情に戻った。
とりあえず・・・これでどんな風に書くかは決まったな・・・
私は長女、そしてあの二人は・・・妹にしておくか、さて・・・あの男か・・・あの美少年の彼氏にでもするかな?
もちろん、全部偽名にしておいた・・・下手に本名を書いて、呪い殺されたらたまらん
さて、用紙も出したしバトラーが来るまでは少々時間があるか・・・まずは集合だな。

改めて振り返り、三人を呼ぶ
「お部屋が決まりました。みなさん集まってください」

162 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/07(月) 08:38:08
シスターがチェックインを済ませた――金払いがいい。でも、そのくらいは経費で落とせるんだろう。
レイジは借り物のロリータ服の、不完全なコスプレにソワソワしてる。
場違いな荷物を抱えたテンポーもやや所在なさげに、シスターのそばの赤絨毯をうろつく。
ずいぶんと手間どった挙句に、ボクらはようやく目的の帰着を見た訳だが
予定にない飛び入り参加が相次いだもので計画は既にしっちゃかめっちゃかだった。

これ以上ややこしくなる前に「不死者」を斬ってしまったほうが好都合かも知れない。
アルマとテンポーを抑えつつ交渉ごとを進めるには人手が足りず、
半端に賢しく立ち回るよりは突貫するべきだ。生徒の犠牲を最小限に、とはリリに対する建前に過ぎない。
ボクとレイジで勝手に背水の陣を敷けば、きっと彼女も考えを改める。そして「牙」との総力戦。
表通りからはあまりにかけ離れた群雄割拠の様相を一転させるには、大きな波が必要だ。
皆が余計な真似をしないよう、大局を呼びこんで問題を簡略化させてしまうのだ。

あれは「北回帰線」だったろうか、
混沌こそは唯一つ、その上に真実を書かれるべき楽譜である――とはよく言ったものだけれど、
大切な楽譜が真っ黒に塗りつぶされてしまうより早く、ボクはボク自身の書き込みをある程度守らねばなるまい。
作られた波に始終大人しく乗りつづける義理もない、
好むと好まざるとに関わらず、ボクにはボクの仕事があるからだ。

>「お部屋が決まりました。みなさん集まってください」

バトラーが来るまでの間に、ボクらはフロントの一角へ集合する。
歩くたび、駐車場で替えられなかった靴が絨毯に濡れた靴跡を残す。
ホテル特有の柔らかな、それでいて篭ったように重い臭気。あくびして、今朝の寝不足を思い出した。
片足を後ろに上げ、濡れた靴のかかとを伸ばして履きなおすレイジ。白い服が羨ましい、血が映えるから。
「シスターも値の張る部屋をとったんじゃないの。マジで泊まってっちゃおうか」
そっと耳うちする。尻を叩いて、
「で、彼女はこの後どうするつもり? アレが首突っこみたがるのを避けるタイミング、オマエが外したんだぜ。
責任とって選べや。ちなみにオレは正直、彼女にゃこのままお引き取り願うのが賢明だと思ってる。あっちもな」
気づかれないよう、一瞬だけ視線をテンポーに移して、レイジにそれと示した。

「ま、賑やかなほうが楽しいには違いないけど……オレはね。交渉には、向きじゃねえなあ。
二人を使うなら、いっそ交渉予定は反故にして、ここで連中ぶっ叩くのが早いかもな。
それにさ、斬らなきゃいけない人間が増えるのは、レイジには都合悪いんじゃないの? 後始末とか面倒だし」

リーダーに忠告はしておいた、あとは本人の意思。シスターに訊く。
「英国魔術師協会のアルマさん、だっけ? ひとまずご協力ありがとう。
お仕事は協定違反者の処罰とか聞かされてるけど、
結局アンタはホテルにバケモノの臭いを嗅ぎつけたので、早速と勇んで狩りに来たという理由でオーケイかな?
で、単なる野犬駆除が仕事ならココはオレらのテリトリーだからお呼びでないぜ、
ヤサは『Leag of Extraordinary Gentlemen』環太平洋支部だ。
『ノーチラス』へのホットラインはホワイトホールだから、お宅の事務所を通せば繋がる。
ヤマを知らずに来たのなら、そういう事情だから手伝ったって無駄働きになるのを覚悟しておいて欲しい」

「LEG」、組織本体は女王陛下から離れて久しいが発祥は英国公室だ。
彼女のABMってのがマジなら連絡はつく、リンクはあるだろうし少なくとも敵対はしていない。
ボクも報告を怠った責任があるからバレると痛いが、まあヤマは手柄だし、いずれ不問になるだろう。

>「こちらのエレベーターでございます。どうぞ」
>バトラーが一行をエレベーターホールに案内した。

猫は荷物係に預けた。バトラーに付いていきながら、アルマを振り返って微笑む。

163 :ギルバ ◆3lf6qO/knM :2006/08/07(月) 09:55:10
>141-142 鬼親分
>俺も主様も強要はした覚えはねえ
同時に嘘も下手と来たものだ。
はいそうですかと言うとでも思っているのだろうか・・・
その上挑発も品がなく安直。
「所詮は扱き使われるだけの消耗品、か・・・。」
先程までの怒りは何処へやら、興味を失った様に呟く。
もう少し矜持を持っていると思ったが、当てが外れた。
相手の舐め回す様な視線も意に介さず、教材ケースから教科書を取り出して
ページを開き今度の期末テストに使う予定の文章にチェックを入れていく。

>少なくともこんなボロボロの結界じゃ主様の眼も誤魔化しきれねえだろうよ
「ああそうだな、こちらも貴様にもう用はない。
 何処へなりと失せ朽ちるがいい・・・愚者らしくな。」
気のない返事、最後に視線だけを向ける。明らかに見下した色が見えた。
種の頂点に立つ者がこの程度とはと言う落胆の色も濃い。
種の誇りも、武人の心も持たない、心の痛みも知らない者などどうなろうが
もはや知った事か。邪魔になるなら斬るが、自分からそうするつもりも無くした。
シーラ・ドドがどうするかは知らないが、腕の代わりなら何とかなるのだし。

>136 牙の主
>『知りたくば夜、我が許へ来い』
目の前の独活の大木はともかく、先程一方的に声を送ってきた
牙の主は放置できない。奴がいる限り鬼共が邪魔になるのは明白であるし、
そのせいで何人もの生徒が犠牲になっているのだから。
少なくとも鬼共は対等と言っている以上、牙の主を斃せばそれ以上関わるまい。
終わってもしつこくするようなら潰す。
『(・・・しかし、あの声・・・どこかで聞いた事がある様な・・・?)』
聞き覚えのある声だったが、思い出せない。

>148-149 華山理利
>『ねえギルバ先生、どうする?
『・・・悪いな、気が殺がれた。
 こんな奴相手に無駄な労力など使いたくない。
 戦うに値しない・・・周りの目がどうこうと言うのもあるが、
 先程の言葉が全てだ。期待に添えんですまんな。』
そう言って視線を教科書から理利へと向けたところで・・・異変が起こる。
今まで『女』と言う物をどんな異性からも感じてこなかったのに、その瞬間
理利に異性を感じてしまったのだ。よりにもよって、生徒であり仲間である少女に対して。
『(・・・!?・・・おかしい、何が起きている・・・。)』
理由は判明しない、しかし異変自体には気付いた。

>155 三位一体ベル
>書庫内は、徐々に甘ったるい香りに満たされていくだろう
『(・・・この匂いが原因か。書庫内に匂いの元となるような物はない・・・。
  つまりは、外か・・・しかし、誰が何の目的で・・・?)』
その時、先程の乱入者・・・ベルのてんやわんやのセリフを思い出した。

>リリとギルバ先生が禁断の愛をはじめられないじゃない!
どの様な経緯でそんな結論を導き出したのか、今度問い詰めてやりたくなった。
これはほぼ間違いなくベルの仕業だ・・・どんな手段を用いたのかは知らないが、
肉体と精神に作用するような匂いを充満させるなど、悪質極まれり。
普段ならこんな物、空気と同じだが今は火傷で心身ともに抵抗力が下がっている。
そこまで強い代物でもない様だが、今の自分にはその程度でも効くのだ。
『(・・・そんなにデバガメがしたいのか、あの小娘は・・・!)』
先程とは全く違う怒り、純粋な怒りをベルに対して抱いた。
何と言うか、八つ当たりがしたい気分だ・・・お誂えの相手も目の前にいる。
気が殺がれたと言ったが、前言撤回してやっちまおうか?

164 :名無しになりきれ:2006/08/07(月) 10:06:03
アッシュにノーチラスより入電
アルマに全面的に協力せよ
以上

165 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/07(月) 11:33:07
>160
シスターの服を着替えた外人にぎこちない英語を言ってみるとこちらに気が付いて向き合う。
英語で返事を返されるのだが、相変わらず理解できない。
「むむむ……。いまテンポーって聞こえた気がするが気のせいか?」
わけのかわらない言語の羅列の途中でテンポーやらテンプーやら聞こえた気がする。
気のせいだ。そうに違いない…なんで初対面のシスターにまで名前を間違えられなければならないのだ。

ロビーについてチェックインをすませている間、俺はぽけ〜と飾られている絵だとか花に目を通す。
ぐるっと一周すると用紙になにかを書いているシスターと目が合う。なにかを訴えかけるような目。

>「ぷふぅ!!!お前らそろいもそろって何やってんだよ!!!」
清潔感のある営業用の微笑みから一変して、いきなり噴出した様相はただごとではない。
シスターの目線はこちらではなく、俺の後ろ。背後を振り返り眼に飛び込んできたものは……その瞬間、俺は世界を観た。
「あんたらなにやってんのっ?」
二人の少女。それもとびっきりの美人だ。数回コスプレした姿をみたことはあるが敵地でするとはっ…。
というかなぜそろいもそろってやるのかと。辺りもいきなりの美少女?登場にざわついてるし。
きっと、どっかのお嬢さまだとか妄想をふくらましてるんだろうな。『ところがどっこい二人とも男です!』超言いてぇ。

部屋が決まったようで案内されるのだが、視線がきついきつい。二人のこともそうなのだが、俺に対してはまるで正反対。
『なんでこいつ虫取り網持ってんの?』という疑惑のまなざし。あかんか?虫取り網には麦わらじゃなきゃあかんのか!?

部屋は結構広くて街の外観が綺麗な素敵な場所だった。なにより、まずは用意してあるお茶をいれる。
シスターから順番に近くに置いて回って、最後に自分の分を濃い目にし菓子を頬張る。
うむ…美味いぞ。これは…買って帰ろう。
―――っ!しまった財布学校に置いていったままだっっ!!

166 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/07(月) 22:55:29
>アッシュ
>「で、彼女はこの後どうするつもり? アレが首突っこみたがるのを避けるタイミング、オマエが外したんだぜ。
>責任とって選べや。ちなみにオレは正直、彼女にゃこのままお引き取り願うのが賢明だと思ってる。あっちもな」
>気づかれないよう、一瞬だけ視線をテンポーに移して、レイジにそれと示した。
「お帰り願えってアッシュ。そんな……」
僕はアッシュの言葉にびっくりして彼の顔を見つめたけれど、ハァとため息が漏れただけだった。
女のコになったアッシュに見とれてのため息なんかではない。
半分はそうだけど。
いつもそうなんだけどアッシュ。きみは素直じゃない。
冷たい事をあえて言う。そんな言い方しなくていいのにという言い方をする。
それが相手への気配りから言っているのが僕にはわかる。
アルマさんを戦いに巻き込まないために言っている。
……邪魔されないようにという意味も60%は混じっているだろうけど。
テンポーくんにはあきらかに彼を巻き込まないためにでしょ?
……足手まといになるのではと疑っているのが80%混じっているっぽいけどさ。
アッシュは僕にアルマとテンポーくんを引き取らせるように勧めている。僕は答えた。
「もういまさら逃げ場なんてだれにも無いよ……」
お互いに全面協力さ。

ギコはベルマンさんの一人に無理矢理、ネコバッグに入れられた。ホテル内では仕方が無い。
バトラーとかいう案内のおじさんに付いていって、僕らはエレベーターに乗った。
僕はエレベーターの中では無言だった。
シスターとテンポーくんは僕らの女装が気になるらしいが、僕らは慣れているのですましていた。
僕はプロみたいなものですから。
エレベーターが上昇していく。ノンストップで。
3F、4F……17F…19F……27F……36F…48F、49F、50F……
階をあらわす数字がチカチカと光る。僕は目でそれを追う。黙って見ている。光りは次の階へ次の階へと移動していく。
天空の戦場に僕らを連れていく。
もう逃げることなんてできない。

167 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/07(月) 22:56:22
シスターの取ったルームに僕らは通された。バトラーさんがカーテンを開ける。
窓いっぱいに海が広がる。きれい。遥か彼方の水平線。青い紫の美しい富士山。さっきまでの雨が嘘のように晴れ渡った空。
ルームの説明を丁寧にしてくれるバトラーさん。だけどだれも聞いていない。聞き流している。
旅行気分のものなんてだれもいな……
>テンポー
>まずは用意してあるお茶をいれる。
>シスターから順番に近くに置いて回って、最後に自分の分を濃い目にし菓子を頬張る。
>うむ…美味いぞ。これは…買って帰ろう。
…………………………………………………………………………………………………………いた。
僕はアッシュと互いの顔を見て、やれやれ、と肩をすくめた。こういうシーンではこうするしかない。

「ごゆっくり」と満面の笑みでお辞儀をしてバトラーさんたちはルームを出て行った。
僕は言った。
「戦いのときだね」

アッシュの告げた「交渉予定は反故にして、ここで連中ぶっ叩くのが早い」を選ぶのがもっともいい作戦だろう。
すでにシュウヤくんは戦っている。
彼はどうなった?

僕は敵の親玉ノスフェラトゥの居場所を探るため、オーラを研ぎ澄ませた。
霊感の感度を上げる。ギコ、きみもいっしょに。

58…
59…
60…
61…
62…
63…
64…
65…
66…
67……いや、ちがう。行き過ぎ。66…
66だ。

66階にノスフェラトゥはいる!この巨大な悪意の塊のオーラはノスフェラトゥに違いない。
「接近すればさすがに気がつくかもしれない。エレベーターで向かうと危険かもね。
ドアが開いたところを不意打ちされるかもだし」
自分の経験からの言葉です。
「じゃあ。行こうか」
遊びにでも行くみたいに軽く僕は言った。恐怖を顔に出すのはかっこいい戦士のすることではないから。

168 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/08(火) 22:51:14
”えーっと、いろいろ話たいことはあるが・・・とりあえず、部屋はとった。58階の27部屋だ
 金に関しては気にすんな!ルームサービスからマッサージまで全部私のおごりだ・・・それと・・・泊まる時に私とお前らの関係を聞かれたからな
 ・・・ここからは以外に重要なとこだ・・・ちゃんと訳してくれよ・・・お前とそこの美少年は私の妹ってゆう設定にしておいた・・・名前はロゼとリア・・・どっちにするかはお前らに任せる
 それと・・お前だ!!!お前はテンポーでなんとかなったぞ。でだ・・・ロゼの彼氏っつーことにしたから、そこんとこよろしく〜”
流暢な英語であらかた話す。反応はそれぞれって肝心の二人はひそひそ話かよ!!!
”おぃ!いまの話は聞いて・・・”
>「英国魔術師協会のアルマさん、だっけ? ひとまずご協力ありがとう。
 お仕事は協定違反者の処罰とか聞かされてるけど、
 結局アンタはホテルにバケモノの臭いを嗅ぎつけたので、早速と勇んで狩りに来たという理由でオーケイかな?
 で、単なる野犬駆除が仕事ならココはオレらのテリトリーだからお呼びでないぜ、
 ヤサは『Leag of Extraordinary Gentlemen』環太平洋支部だ。
 『ノーチラス』へのホットラインはホワイトホールだから、お宅の事務所を通せば繋がる。
 ヤマを知らずに来たのなら、そういう事情だから手伝ったって無駄働きになるのを覚悟しておいて欲しい」
なるほど・・・さっきの話もそれ関係か・・・
”いや・・・勘違いするなよ。私の目的は二つ、協定違反者の処罰とこの街で起こっている現象の原因調査および排除
 少なからずとも、これは仕事の一つだよ・・・LEGか・・・久しく聞く名前だな・・・ところで・・・所長は元気かぃ?”
って・・・もう来たのか・・・仕事が速いな・・・
>アルマを振り返って微笑む。
寒気が走った・・・いろんな意味で・・・
”・・・どうやら・・・LEGにも・・・私と同類の奴がいたのか・・・”
誰にも聞かされないようにボソリと一言を言いエレベーターに乗る。

169 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/08/08(火) 22:57:25
「ふぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!・・・・ふひー」
やっと爪でキャットバックを破壊して脱出したにゃ。
>礼司
>霊感の感度を上げる。ギコ、きみもいっしょに。
「・・・・・・・・・・・・むむむ。待て礼司!
・・・な、なん人の敵がいるにゃ!?多い!
特大に大きな邪気はネズミ男だとしても、4〜50体の妖魔がいるにゃ!どんどん邪気が強くなっていく!」
(このときがモロー博士が豚にコーンフレークを与えているとき)

>「接近すればさすがに気がつくかもしれない。エレベーターで向かうと危険かもね。
>ドアが開いたところを不意打ちされるかもだし」
礼司は階段を駆け上って攻めるつもりらしい。
うーん。まじめというかまともな作戦にゃ。
ボクは窓に顔を近づけた。思いついたにゃ。
「なー。この窓を割って身を乗り出して、黒の鞭を最大限に伸ばしてだにゃ、屋上の手すりかなにかに巻きつける。
鞭は伸縮自在なんだから鞭を縮める。それでピューとスパイダーマンみたいにタワーの外からノスフェラトゥの
泊まっている部屋を奇襲するというのはどうにゃ?奇襲ならこのぐらいしないとにゃ!」

170 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/08(火) 23:13:22
>シスターの取ったルームに僕らは通された。バトラーさんがカーテンを開ける。
 窓いっぱいに海が広がる。きれい。遥か彼方の水平線。青い紫の美しい富士山。さっきまでの雨が嘘のように晴れ渡った空。
・・・はぁ〜・・・どうもこんな感じの部屋に泊まると何か損をした気分になるな・・・
なんか・・・ここから見えるものが全て作り物に見える・・・
バトラーが怒りを噛み殺しながら部屋を出て行くのを確認し、一気にシスター服を脱ぎ捨てる・・・
”ぷぅー!!!あっつーあっつー!!!やっぱこんなもんは重ねて着るもんじゃねぇな!!!
 あっそこは私のベットだからな!入るんじゃねぇぞ!!!”
と自分の服が落ちたベットを指差しながら自分の陣地を決めながら着席
なんとなくそのまま全員着席し、テンポーだとかゆうやつが茶を淹れてくれた。
”やっぱりインスタントでも違うなぁ〜、雲泥の差ってやつがジンジンくる”
と美少年が急に立ち上がり、何かブツブツと唱えている。
まさかな・・・まぁ・・・魔術ではないことは確かだな・・・別に気にすることでもないか・・・
>「じゃあ。行こうか」
・・・敵の位置でも確認したんだな・・・さて・・・ここはどうするかな・・・
”待ちなって、よくゆうだろ?確か・・・「セイテハコトヲシソンジル」だっけな?
 とにかくだ・・急ぎたいって気持ちもわからなくもないがな・・・今は待つべきだと私は思うぞ”
・・・果たして・・・これでコイツが留まってくれるだろうか・・・
”それに・・・その衣装じゃ・・・お互いに戦いにくいと思うぞ”

171 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/09(水) 11:51:51
部屋へ通され、まずは間取りの説明もほどほどに座りこむ。
和室、寝室、クローゼットにユニットバス、窓からの景色はあの方角が云々、富士山が云々、まるで聞いちゃいない。
ボクらのあからさまな無視に作り笑いのバトラーを、笑顔で見送ると、
テンポーが配ってくれた茶をすすって一言。

「アホか」

立ちのぼる湯気も盛んな、淹れたての熱い日本茶を一息で呷った。
エレベーターでバトラーと荷物係を殴って放りだしちまえばよかったんだ、
そうすりゃ直行直帰で今頃は店じまい。何だってバカ正直に部屋まで通される意味がある。
レイジも肩をすくめてる。ボクは空になった湯のみをタタミの隅の座布団へ投げつけ、立ちあがった。
「寝るか? 寝るのか? 寝たいのかよ、え?
四人で床でやるか、テーブル退かして――タマ袋三人分がすっからかんになった頃合にゃ、
きっと敵さんもパスポートの切れる時期だろうよ。そうすりゃドンパチ抜きで、やんわりお帰り戴けるかもな」

>「戦いのときだね」

「前戯が長すぎる」
腹に巻いたベルトを腰まで下ろし、銃を前面へずらした。もう隠す必要もない。
ひでえ気分だ、ショットガンを持ってくればよかった。
準備する暇もなくラスティーリアにすっ飛ばされたおかげで、色んなことが狂って収拾もつきそうにない。
レイジが瞑想を始めると、キャリーバッグの格子窓を破って、さっきからレーダー代わりの白猫が顔を出した。

>特大に大きな邪気はネズミ男だとしても、4〜50体の妖魔がいるにゃ!どんどん邪気が強くなっていく!」

階を貸切は当然のこと、兵隊が百人越えだって驚かない。防備が問題だ。
陰陽師の結界は程度も知れない、ボクらは敵に気づかれてると考えておいたほうがいい。
駐車場からシュウヤが追いかけてるヤツもいる。

>「なー。この窓を割って身を乗り出して、黒の鞭を最大限に伸ばしてだにゃ……

「部屋の窓から? ロープ降下みたく?
無駄だよ。大体、その方法で自由に動けるのはレイジだけじゃないか。
C4かグレネード、いっそランチャーでもありゃ早いかもだけどコイツ前科もちだからな。
ノコノコ降りてって、ベランダから撃ち落されるのが関の山だ。
66階から墜落したら、ラスティーリアの残り全部を回収したって治せやしないぞ」
窓へ近づいて、カーテンを一枚引き下ろす。
いかれた留め具がカーテンレールからバラバラと落ちてきた。
「階段使えよ。待ち伏せされるにしても、飛び降りよっか蒲田行進曲のが前向きだろ」

丸めたカーテンで腕を包むと、逆の手でライターを取りだし、火を点けた。
繊維は火災報知器に接触しない程度に煙をあげて燃え上がり、
全体へまんべんなく火が広がったあたりで長剣へと早がわりする。

172 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/09(水) 11:55:09
「仕事が始まったら、お互い宿泊名簿の名前で呼ぼう。そっちはシスターから聞かされてる。
本名なんかは特にマズイ、でも偽名を使えば多少は足がつきにくくなる。だからレイジ、オマエが……『リア』、な」
彼がリアだから、ボクがロゼ。二人ともシスターの妹って設定だ。
ボクにとってシスターは三人目の「姉」になる。

「レイジがリアで、ボクは『ロゼ』だ。憶えたか? ロゼとリアはシスターの妹として宿泊してる。
テンポーは……宿泊名簿も『テンポー』だそうで。設定じゃロゼの彼氏だ、オーケイ!?」
言うが早いか、虫取り少年に飛びかかった。こうやってちゃんとビビらしとかないと、「牙」の気配が見えてこない。
忘れたみたいなフリしてるけどボクはしっかり記憶してる――彼の犬歯の、鋭く尖った二本のこと。

ボクはテンポーを床に押し倒して馬乗りになり、抵抗する彼の頬へ噛みついて無理やりキスマークを付けると、
「そんなにわめくな、仲よくしようぜ――あとシスターは『シスター』でいいや」

次はアルマに話しかける。
「ホテルでは宿泊名簿の名前を使うことにした、一応ね。
ボクがロゼ、ロリータ服がリア、この虫取り網の男がテンポーね。アンタはシスターって呼ぶよ」

>”待ちなって、よくゆうだろ?確か・・・「セイテハコトヲシソンジル」だっけな?

「待てって言われても、あっちは多分やる気でいるぜ。
回収しなきゃならん仲間もいるし、待ったとして何かやることあるのかよ?
これだけのデカさのホテルだ、偽装にも限界はある。仕掛けられるブービートラップの数だってたかが知れてる。
オレたちには待つ理由がない、あるとすればそれはアンタの都合だろ?
服装なんかどうにでもなるさ、邪魔なら脱げばいい。前着てた服は駐車場に放置だしな」

床に敷いたテンポーからどいて、レイジに続く。
ベレッタは腰に、剣は片手に。武器が目立つが、遅かれ早かれ行動で目立つんだ。
「火消しは『LEG』持ちにしといてやるから」

173 :守衛の大男 ◆IvZWGYTAn6 :2006/08/09(水) 14:49:53
>「・・・・・・老化は相武国造の呪いじゃ無かったの?あなたはまるで、牙の主の仕業のように話すのね」
「強ち間違えでも無いって事だ、ここは元より相武国造の土地だからよ。
 その力も一枚か二枚は噛んでるって事。」
リリは怯えたように話していたが、
大男は別に気にはしていないと言った具合で言う。
不機嫌そうなニュアンスはあるものの、先程までの嘲るような態度は無かった。

>「先生助けて!理利怖い!やっぱり理利まだ死にたくないの!」
パニックを起こすリリを尻目に、大男はふぅっと一回溜息をついた。
呆れたように頭を抱えると哀れみを帯びた視線でリリを見た。
「臭う・・・臭うねェ、嬢ちゃん・・・見えてるぞ?胡散臭ェ演技がよぉ。」
不機嫌そうな声ではなく呆れたような声。
相手は何を考えてるかは解からぬが、相手が放つ黒い匂いは間違いなく嘘の匂い。
酔っていなけりゃ、多少の分別は出来るって訳よ。

ポケットから煙草を取り出し先端をこする。
ライターもマッチを使わずとも煙草に火は灯った。
二、三回吹かすとゆっくり相手を見る。
「猫を被るとは洒落た真似してくれるじゃねぇか、
 まったく嬢ちゃんの腹ん中ぁ真っ黒ケッケだな・・・まあ汚れてなけりゃアイドルなんざ慣れねぇし
 俺ぁ別に咎める訳じゃねぇがよ。」
苦笑したように笑うと、煙草の火が消えた。
吸殻を胸ポケットにしまう。
「ただ、ただな俺ぁ・・・嘘を付く女ぁ大嫌いなだけよ。」
遠い目で、何か感傷深い言葉だった。
心が綺麗で純真な女は笑った顔も綺麗ってもんさ

一方のギルバは此方に興味をなくしたかの如く態度を翻した。
「・・・自惚れは自分の首を絞めちまうよ・・・ってな。
 まぁアンタに自惚れるほどの牙があるかどうかは別問題だけどよ」
やれやれ、だりぃし酷ぇ奴だなぁコイツ。
目の前で興味のなさそうに教科書を広げるギルバに苦言を示した。
一時の感情の振れ幅が大きい輩ほど頭の中身はアレらしいからな・・・。

>「所詮は扱き使われるだけの消耗品、か・・・。」
その問いに大男は数秒顎に手を当て考えた。
苦笑しながらそのまま首を傾げ大男はギルバに話す。
「んーまぁ否定はしねぇ、だがそれはアンタも同じじゃねえのかい?
 アンタが何者までは解からねぇがよぉ、アンタこっち側の臭いがプンプンしやがる。」
大男はもう一度似た動作で煙草に火をつける。
今度は大きく一回吹かすと、煙草でギルバを指しながら心配したように言った。
「アンタも所詮は同じ穴の狢さ、そこの嬢ちゃんに扱使われ要らなくなったらポイッてされるがオチじゃねぇの?。
 少なくとも、人を騙そうと演技奮闘する腹黒な女にとっちゃ男の価値なんざそんなもんだ。」
哀れみを含んだ言葉でギルバを宥める。
鬼は嘘は無い、全てが本心なのであろう。

174 :守衛の大男 ◆IvZWGYTAn6 :2006/08/09(水) 14:51:00
「そうそう・・・これも序でに言っておこうか。
 俺は嘘は言わねぇ・・・自分を偽って何が生まれるか、他人を騙して得た物に何の価値が見出せるかだ。
 それは俺が俺である為に守らなきゃいけねぇ決り事なんだ。」

>「ああそうだな、こちらも貴様にもう用はない。
>何処へなりと失せ朽ちるがいい・・・愚者らしくな。」
「そう言うこった、まぁ俺ぁこっちの不祥事の片付けをしに来ただけで
 アンタ等とベラベラと世間話しに来たわけでもあるめぇよ。」
そして今一度煙草を吸った時であった。
「・・・・うぃーっくしっ!」
大きなくしゃみが書庫に響く。
大男はケホケホと逆流した煙により軽く咽た
んー・・・俺も風邪なんか引くモンなのかねぇ。
鼻を擦りながら、大男は思う。

そして部屋に充満する臭いに気付いた時、ハッと思い出した。
この臭いは華の花粉じゃねぇかい。
肝心の人間とそれに近い種族に引き起こす効果何ざ知らねぇが
種族の壁もあるのか俺達ぁ人間で言う花粉症みたいな症状になっちまう。
困ったもんだねぇ、盗み聞きなんざド素人のすることじゃねぇのかい?
外から聞える喧しい声に耳を傾けながら大男は呆れていた。
背後に徘徊する何者かの気配にはまだ気付きそうにない。

手の中の煙草の灰がゆっくりと床に落ちようとしていた。

175 :名無しになりきれ:2006/08/09(水) 16:05:43
宿直の教師が図書館に入ってきた
「おまえらはやく帰れ
書庫に誰かいるのか?」


176 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/09(水) 17:10:43
茶菓子とお茶を啜っている間に女装している変態とシスターが英語でスラスラと会話している。
そんな中でまたまたテンポーという言葉が耳に入った。間違いなく聞こえた。ブルータスお前もか?

>167
部屋に案内して概ねの説明を終えて係りの人が終始丁寧な態度で立ち去る。
ひとときに訪れた沈黙。それを破ったのは藤田の一言だった。
>「戦いのときだね」
汝、命を賭して戦う覚悟はあるか。ついに決戦のときが来たようだ…全身に緊張が走る。
>169>171
猫が籠から飛び出して叫んだ……日本語で。邪気を探知して敵の居場所がわかるらしい。敵のその数は多くて50…妖魔という存在の強さにもよるが、想像してたのより少ないな。
もっと百だとか千だとかものすごい数がいるかと思ったがそうでもなさそうだ。
「50ってとたいしたことなさそうだが、そうでもないのかね?」
なにぶん世間知らずなものでものの強弱がハッキリしない。妖魔一匹は一般人からみれば強いと思うのだが…。
肝心の敵への移動方法だが窓から侵入しようとしているらしい。高所恐怖症ではないがさすがに66階まで登るとなると死ねる。

>「階段使えよ。待ち伏せされるにしても、飛び降りよっか蒲田行進曲のが前向きだろ」 普通だな。窓からでてスパイダーマンごっこよりはマシな方法だと思うが、それじゃあ敵に見つかるだろうに。
いや、もう見つかってるか…。駐車場でここのボスの配下とドンパチやったときに気付かれてる可能性が高い。
じゃ、もう作戦もクソもねぇじゃん。正面から堂々と行って、各個撃破で突き進むほうが楽な気がする。
「ちょっと待て…藤田は窓から侵入できるんだよな?
俺たちが正面突破で気を引かせて時間差で窓から潜入するってのはダメなの?」
いい作戦かどうかはやってみなきゃわからないが、一応思いついたことを言ってみた。

>172
俺の宿泊者名は……『テンポー』。やっぱりかこのシスター。しかもそこの女装の彼氏だ!?冗談じゃ
愚痴の最中に誰かが襲い掛かってきた。押し倒されて抵抗できない中、じたばたしていると俺の頬に…。
事が終わって力が緩んだ瞬間に部屋の隅で体育座りして震えながら頭を抱え込む。
「かごめかごめかごのなかのとりはいついつでやる、よあけのばんにつるとかめと滑った、うしろのしょうめんだぁれ」

177 :名無しになりきれ:2006/08/09(水) 23:20:31
その時、吉田テンホーが動いた!!!!!!












ロン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

178 :名無しになりきれ:2006/08/09(水) 23:21:33
其の時ランドマークタワー全館にアナウンス。
「ピンポンパンポーン。
館内の皆様にお知らせ致します。こちらは横浜ランドマークタワー管理センターです。
現在地下駐車場にて小規模の火災が発生しています。ほぼ鎮火を終えましたが、館内の皆様はその場に留まり
係員の指示に従ってください。避難退去の必要はございません。火は殆ど消し終えました。
なおロイヤルパークホテル直通北側エレベーターが火災の影響で安全装置が作動し使用できません。
南側エレベーターは通常通り運行しておりますが、この火災で退避の必要はありません」
陰陽師ふかわりょうの人払いの結界はとうとう効力を失った。だが結界してから五分以上もった。

>>114 ヘルメットヘアー
>「所詮はごまかしの術です。実際には火災は起きているのですから、すぐにばれますよ。
>ごまかせるのは5分が限界ですかね。藤田君、その間に奇襲を」

タワー管理センターは地下駐車場の火災にやっと気がついた。
エレベーターシャフトはギョームの自爆で焼かれたのだが、そこまでは正しく情報を掴んでいなかった。

179 :ラスティーリア24/25 ◆/Xio6qyapk :2006/08/10(木) 01:41:36
与えられた小部屋で空ろな目で窓の外に広がる横浜湾を眺めていたラスティーリアは、
火災警報のアナウンスを聞くと立ち上がった。
「賊・・・!しまった」
黒いメイド服のスカートを揺らし、大急ぎでノスフェラトゥの眠る寝室のドアの前に。
ドアを背に腕を組み仁王立ちした。

ただの火事とは考えにくい。そんなに火事なんて起きるものではない。
何者かはわからないけど襲撃者に違いない。
ラスティーリアはノスフェラトゥに声をかけなかった。
ドアの向うでは族長も同じことを考えに至っているだろう。
「まさか牙の主の軍勢とは思えないし・・・契約を破ってまで昼に攻めては来ないだろう」
既に敵はランドマークタワーに侵入しているのは間違いない。
どれほどの数だろう。相当な人数に違いない。吸血鬼の王ノスフェラトゥのアジトに攻めてくるくらいだ。
第一にどうしてこのホテルに駐留しているのがバレたのか。わからないことばかり。情報がない。
「こんなに後手に回っているなんて。
・・・・でもいいわ。きゃはははははは。だれだろうと。敵は血祭りにあげてやるだけ」
ラスティーリアはやがて起きる戦いの快感に思いを寄せて笑った。

180 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/10(木) 02:01:47
> 「強ち間違えでも無いって事だ、ここは元より相武国造の土地だからよ。
 その力も一枚か二枚は噛んでるって事。」
うわあ、私が言うのもなんだけど、激しくうさん臭いわね。

>水無月さん
水無月さんは助っ人を送ってくれたらしい。
「ありがとう水無月さん!本当に心強いわ」
だけどまだ助っ人ttさんの気配がつかめないわ。隠れるのが上手な悪魔さんなのかしら。

>守衛の大男さん
>「臭う・・・臭うねェ、嬢ちゃん・・・見えてるぞ?胡散臭ェ演技がよぉ。」
しまった。この男、多少は心の動きを読めるみたいね。失敗したわ。
ギルバ先生に念を送ろうとガードを緩めすぎたのかもしれない。
>「猫を被るとは洒落た真似してくれるじゃねぇか、(略)
 俺ぁ別に咎める訳じゃねぇがよ。」
仮面を外すように、私はパニックの演技を収めた。
心を閉じてしまえば、相手に考えを読まれるような事はまず無い。
「これでも人間相手には好評を博してるんだけどね。
それとおじさんは勘違いしてるわ。私はアイドルじゃないわ、女優よ、女 優。演技してナンボの生き物なの。
――――タダで華山理利の演技を見せてあげたっていうのに、喜んでもらえなくてとても残念よ」
>「ただ、ただな俺ぁ・・・嘘を付く女ぁ大嫌いなだけよ。」
私は猫のように目を眇めた。
「おじさん、駆け引きって言葉知らないの?」
出来の悪い生徒に言い聞かせるように、噛んでふくめるように続けた。
「猫を被ってるってだけで汚れてる呼ばわりされるんじゃ、この世の女の子は皆真っ黒だわ。
女はね、猫を被って可愛く見せたいものなの。それが女の賢さでもあり、たしなみでもあるのよ。
咎めるつもりは無くても、女の嘘は許せないって顔に書いてあるわ。
小娘の嘘ひとつろくに愉しめず、嘘つき呼ばわりするなんて・・・・いい歳して、おじさん反応がまるで小学生並。
天下の酒呑童子も、男としての器は大したこと無いって事かしらね?」

>「アンタも所詮は同じ穴の狢さ、そこの嬢ちゃんに扱使われ要らなくなったらポイッてされるがオチじゃねぇの?。
 少なくとも、人を騙そうと演技奮闘する腹黒な女にとっちゃ男の価値なんざそんなもんだ。」
私は、大男の顔を穴が開くほど眺めた。そしてプッと吹きだした。
「あはははは!おじさん面白いわ!鬼って心にゆとりが無いだけじゃなく、目まで節穴なのね!
ギルバ先生が、私に手玉に取られるような間抜けだなんて・・・くっくく・・・・・・あははははははは!」
おかしかった。
心から信頼を寄せている相手と、それ以外の相手を同じ次元で扱うとでも思ってるのだろうか。
散々笑った後、私はようやく笑いを収め、眦の涙を拭った。
「おじさんの言うとおり、私は嘘つきかもしれないわ。
だったら何?
ギルバ先生は自分の意志で、生徒の側に立ってくれてるのよ。
私がギルバ先生の信頼を裏切らない限り、先生は必ず力になってくれるわ。
だけどおじさんと牙の主は違う。それだけのことよ。
ま、おじさんが使い捨ての駒にされるのなら、それだけの価値しかないって事じゃない?」
言いながら、なおもくすくす笑った。
旗から見れば、酔っ払っているように見えたかもしれない。

・・・・・なんだろ。鬼相手に話してるのに、さっきからすごくいい気分なの。
それに、普段よりだいぶ口が軽いような・・・?変ね、私どうしちゃったのかしら。

181 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/10(木) 02:08:16


>ギルバ先生
>『・・・悪いな、気が殺がれた。
> 先程の言葉が全てだ。期待に添えんですまんな。』
『わかったわ。じゃあ鬼には速やかにお引取り願・・・・・・・』
ギルバ先生と目が合った途端、どきりと胸が高鳴った。
「え・・・・?」
顔が上気するのが自分でも分かった。急に胸元が破れている制服が気になった。
先生の目には、私はどう映っているのかがひどく気になった。
だけど何より驚いたのは、下種な大男まで過剰に意識してしまった事だった。
それさえ無ければ、自分が恋に落ちたと錯覚していただろう。

「何これ・・・・ぁ・・・・?!」
額を押さえて、ギルバ先生の椅子の背に手をかけた。そのままズルズルと床に座り込んでしまう。
完成していた氷魔法は暴走し、大男が立っていた辺りを中心に何本もの氷の刃を落とした。
当たったかどうかなんて、もう分からない。
私が老化していないところをみると、再生した結界がぎりぎり間に合ったのだろうけれど。
この体調の変化と、次第に強くなる甘い匂いに原因があるのは一目瞭然だった。
こんな事をする人間の心当たりはひとりだけ――――ベルだ。
『ベル!後で!覚えてらっしゃい!』

とりあえず解毒作用のある古い呪文を唱えた。
だが、効果が現れるまではもう暫くの時間が必要だろう。
それにしても・・・・まるで、ひどい風邪をひいた時のようだった。
ひんやりとした床の感触が気持ちいい。
回る天井。次第に単純化する思考。
(暑・・・・・・息苦し・・・・)
制服の肌触りがなんとも嫌な感じだ。暑いし、いっそ脱いでしまおうか。

182 :名無しになりきれ:2006/08/10(木) 07:37:35
誰か糞しろ、糞!

183 :名無しになりきれ:2006/08/10(木) 16:28:12
>182
言い出しっぺの法則

184 :名無しになりきれ:2006/08/10(木) 16:42:08
>>183
便秘の俺に対する意味なんだな

185 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/10(木) 19:05:45
>藤田
「え?なんだって!?」
藤田の声がしたが、愁弥はうまく聞き取れなかった。

>「俺としたことが油断した。だがオマエもな」
その瞬間、目の前の蝙蝠人間は爆発し、愁弥の周りに硫黄の炎が広がった。
「くっ…よりによってエレベーターシャフトで放火されるなんてな…」
愁弥は静かに目を閉じるとそのまま気を失ってしまった。
########################################


186 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/10(木) 19:56:58
########################################
気が付くと、愁弥は暗闇を漂っていた。
「…ここは?………さっきので、死んだんのか?まあ、いいか…もう、あの剣に縛られないしな」
そう呟いて再び目を閉じようとした瞬間、あの声が聞こえてきた。
『それでいいのか、お前は?俺はまだお前の戦う理由を聞いていないが』
ったく…うるせぇよ、クソ親父。大体あんたのせいであの剣の呪いがかかっちまったんだろ…
『ふっ…まだ、あの剣を使いこなしてないのか。
やはりお前みたいな出来損ないじゃ無理だな。潔く焼かれちまうか?
違うってんなら、その炎ぐらい何とかしてみせろ』
どこまで人をバカにすれば気が済むんだ…
見てろよ…いつか、きっと…

気付くと、いつの間にかシャフトに戻っていた。
愁弥の手にはいつのまにか剣が握られている。
「俺をナメてもらっちゃ困る…
さあ餌の時間だ、怨龍!!」
そう言い、剣を目の前で構えた。
構えた剣から強い霧が発生したかと思うと、その中から目を赤く光らせた巨大な黒き龍が姿を見せる。
龍は周囲の炎を残らず吸い込み、霧となって剣の中に納まった。

187 :モロー博士 ◆IxWLLdwUuI :2006/08/10(木) 20:55:19

      ----─,、
      |    |:::`::、           / ̄`゙゙゙゙゙゙゙ ー─----、
  ,---─┘     ̄ ̄ ̄|丶、     /             丶
  l          __|:::::: \   /     ノ:`::;::;゙゙゙ァ     〉
  └──┐    「:::::::::::::::丶、:::l  /     ー-::::_:: /     /
     ,,,_l     └──ーー,-=´_/          `´    /--─,''''' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
 l ̄ ̄             |:.:.:.:.:`ト-、,,,ノ`ー-、       イ:::::::::::::::|           |
 |   ,,,__     ___,,,」──゙     /      ノ└─‐─┴───────゙
  ̄ ̄    |    |:::::::::::::::::::::|      /      /
        |     |:::::::::::, -ー      <      /
          |__,,,,,|_,ー´          \  /
                           ´                      」
火災警報のアナウンスを聞いたモロー博士は絶叫した。
「敵が攻めてきた!敵は宇宙人かもしれん!怪電波を使う事象から考察してもそうとしか考えられない。
私の研究を盗みにきたに違いない!
だが安心したまえ諸君!諸君に掛けさせた黒眼鏡は、人間に化けた宇宙人を見破る視認機能のあるゼイリブサングラスだ!
・・・お?
おおおおおおおお!待ちたまえ。階電波だ!怪電波を感じる!」
モロー博士は四つん這いになった。フローリングの床に額を押し付ける。
「怪電波を発信している!私らを探っているようだ。ばかめ!闇を覗く者は闇からも覗かれるのだよ!
どこから発信している?んんんんんんんん。
65…
64…
63…
62…
61…
60…
59…
58…
58階だな。5827号室だ」
モロー博士は礼司とギコのオーラ波の照射を正確に感知した。
モロー博士は立ち上がると豚人間の中から精鋭を選んだ。
「ハミルトン!アジモフ!クラーク!ハインライン!ブラッドベリ!58階の敵に奇襲をかけろ!
スパイダーマン作戦開始!」
5頭の豚人間はクローゼットから鉤爪付きのロープを取り出した。
「ハミルトンらはタワー外からロープで58階へ下れ!残りの者は私に続け!迎撃作戦開始!」
「ブヒッヒーーーーー!」

ハミルトンらは鉤爪をルームの目ぼしい柱に各々ひっかけると窓に向かって突進した。
窓を割り宙に踊り出る。びんと張り詰めたロープで弧を描きながら58階に急降下していった。
モロー博士のルームは6608号室。彼らはその真下5808号室の窓を突き破って室内に乱入した。
部屋には老夫婦が紅茶を手にしたままソファーで凝固していた。
クラーク「ちょっと通りますよブヒヒヒ」
5頭の豚人間達は帽子を取って老夫婦に挨拶しながら部屋を抜け廊下に出た。
廊下には男女の宿泊客2人がいた。異形の豚人間に絶句している。
ハインライン「退避した方が宜しいですよブヒヒン」

豚達は廊下に居合わせた客達をパニックに落としながら5827号室に行進した。
ドアの呼び鈴を鳴らした。
アジモフ「お客様。ビル火災の為、消防署より退避勧告が出されております・・・なんてな!」
アジモフはRocket Propelled Grenade−7ロケットランチャー1発をドアめがけて発射した。

188 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/10(木) 22:30:03
僕はさっきから首を横に振る以外にリアクションのとりようがない!
>ギコ
>「ピューとスパイダーマンみたいにタワーの外からノスフェラトゥの
>泊まっている部屋を奇襲するというのはどうにゃ?奇襲ならこのぐらいしないとにゃ!」
「そ……そんなことやったことないよ!
窓の外を見てみて!地上何十メートルだと思っているの!?」
僕はギコの後ろ首をつまんで窓の下の光景を見せてやった!

>アッシュ
>「階段使えよ。待ち伏せされるにしても、飛び降りよっか蒲田行進曲のが前向きだろ」
「そのとおり!」
>「66階から墜落したら、ラスティーリアの残り全部を回収したって治せやしないぞ」
「………はぃ」
かわいそうなラスティーリアのことは言わないで……
でもアッシュ。するどい。
「よく66階だってわかったね。そのとおりさ。僕のオーラを読み取った?」
以心伝心。心のシンクロ?
>「レイジがリアで、ボクは『ロゼ』だ。憶えたか?」
「………なんでまたそんな特別な名前を」
ちょっぴりうきうきした気分がさびしい気持ちに。
ロゼ姉さん……
どうしているのかな……
>ボクはテンポーを床に押し倒して馬乗りになり、抵抗する彼の頬へ噛みついて無理やりキスマークを付けると、
>「そんなにわめくな、仲よくしようぜ」
「あ!
…………………いや。……………なんでない」
アッシュがテンポーにキスをした……!!!!!!!!!!!!
いや……べつにどうでもいいことだ。
なにこの気持ち?
やきもち?
いやいやいやいやいや。いや。

189 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/10(木) 22:30:51
アッシュはあの炎の剣を召還してすっかり武装を整えた。僕も黒の棒をしっかりと握る。
みんな戦闘準備はいい?ためらう時間はもう無いはずだ。
「シスター。貴方が邪悪な人ではないと貴方のオーラが語っています。
協力してくれてありがとう………むー」
通じてない……シスターはきょとんとしている。
「アッ…じゃなかったロゼ。通訳頼むよ」
この呼び方にすごい違和感があるなぁ。
「ロゼじゃなくてキーゴでもよかったんじゃない?」

>アナウンス
>「館内の皆様にお知らせ致します。こちらは横浜ランドマークタワー管理センターです。
>現在地下駐車場にて小規模の火災が発生しています」
ふかわさんの人払いの結界の効力がついに尽きた。
「試合開始だね。行こう!ロゼの言うとおり階段を………あっ!ス、ストップ!」
僕は天井を見上げた。
なにかが来る。
来るといえば敵の吸血鬼しかない!しかもタワーの外壁から!ものすごいスピードで!……降下してくる!
「ロゼ!シスター!テンポー!敵だ!敵から攻めてきた!来る!来るよ!
………ドア!」

>アジモフ
>「お客様。ビル火災の為、消防署より退避勧告が出されております・・・なんてな!」

僕は絶叫した。
「ふせろー!!!!」

僕は僕のそばにいたシスターにしがみつき押し倒した。
ドアが爆風とともに吹き飛ぶ!

190 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/08/10(木) 22:37:21
半分くらい読む?
水無月に差し出された本を大喜びで受け取る姿は、餌を待ちわびた犬のようだ。
呪文の音読の禁止を告げられると素直に頷くが、その目は早速読んでみようと力強く宣言をしている。

本を受け取ったはいいが、書庫の中も気になる。
とりあえず書庫の中を覗くと、三人はまだ対峙したまま事を始めていなかった。
夢中になっていて、水無月が密かに通津から出した悪魔の事など丸で気付きもせず三人を見て勝手なアフレ
コをはじめる。

ギルバ「これから特別個人レッスンをするんだから邪魔しないでくれたまえ。」
向居「先に付き合ってたのは俺だぜ?煙草すい終わるまでに消えな。」
リリ「やあねえ、二人とも。三人ですればいいじゃない、あはははは。」
「いやーん、リリったら一番凄いわ!」

勝手な事を言って勝手に顔を赤らめるベル。
三人の事も気になるが、せっかく貸してもらった本も早速読みたい。
「〜〜〜愚地独歩!貴方の技を借りるわよ!散眼!!」
【解説】
両目の眼球をカメレオンのように別々に動かし、相手の攻撃を捉え、見切る技。もともとは空手の母体と言われ
る古代インド拳法で、僧侶たちが四方から迫りくる無数の矢を払いきるためにあみだしたとされている伝説の技
法である。この技を使うには眼球の動きを司る眼筋の精妙なコントロールを必要とする。
                                   民明書房刊【武神・愚地独歩秘術集】より
勿論ベルにこのような技が使えるはずはない。
そんな気分になって膝に置いた本と書庫の扉の隙間を交互に見ているだけだ。

そこへ宿直の教師が図書館に入ってきて、早く帰るように促す。
それだけならなんとでも受け流しただろう。だが、教師は書庫に誰かいるか確認するようだった。
ベルは立ち上がり、無言で水無月日本を返すと書庫に向かってくる教師の方へと歩き出す。
「先生ごめんなさいー。すぐ帰りま・・・おおと、あんよが滑った!」
教師に声をかけながら近寄ると、無防備なその股間に足を思いっきり蹴り上げる。
足は教師の股間に直撃。
僅かに身体を浮かせると、そのまま悶絶してうずくまってしまう。
それを確認すると、きっとした表情で書庫の方を向き、
「リリ!ここは私に任せて禁断の愛を成就させるのよ!終わったら話し聞かせてね!
先生ごめんなさい。保健室に連れて行ってあげる。」
リリの秘密の一時を守ったという勘違いな自己陶酔の元、大声で秘密を叫んで教師を引き摺って図書館を出た。

図書館を出て数歩のところで、リリが転校してきたのはまだ三日前だという事に気付き引き返す。
「リリー、私のうちは西門出て正面のレンガ造りの洋館よ。詳しく聞かせてもらうからねー。」
図書館の扉から顔を出し叫ぶと、また姿を消した。

191 :エドワード ◆8GEZsJH0JA :2006/08/11(金) 01:09:46
「尊師に話がある。通せ」
ノスフェラトゥの寝室前で腕組みして立つラスティーリアに、黒いスーツの壮年の紳士が
抑揚の無い声で命じた。
ノックをし、返事を待たずに男は入室した。
真っ暗な部屋を三叉のロウソク台の明かりがほのかに照らしていた。
ノスフェラトゥは目をつぶり身じろぎひとつしない。
紳士は椅子にどかりと座ると膝の上に腕を置き両手の指を組んだ。苦しげに唸った。
「日中に攻撃を受けるとは。陽の光の前に我等の血族の力量は半減しましょうぞ。我等吸血鬼の
弱点を見事に突かれましたぞ。モローに任せてよろしいのですか。尊師」

―名前・エドワード
―性別・男
―年齢・47歳
―髪色・赤毛
―瞳色・黒
―容姿・口髭あり 高貴な印象を人に与える気品が漂う
―備考・敵役参加希望

192 :ギルバ ◆3lf6qO/knM :2006/08/11(金) 01:29:43
>173-174 ズングリ鬼
>「・・・自惚れは自分の首を絞めちまうよ・・・ってな
「口喧嘩がしたくてここに来たのか?
 ・・・自己紹介とは、随分と律儀な事だが。
 誰も聞いてないのにな、自意識過剰もいいところだ。」
いまや完全に棒読み、何かと突っかかってくる相手にいちいち付き合ってられん。

>「アンタも所詮は同じ穴の狢さ
「・・・自分の価値観が全てと思うな。」
一度だけ相手を見て、再び教科書に視線を戻した。
・・・匂いによる肉体と精神の変調は、こうしている間にも進行している。
下手に理利の方を意識すると・・・色々とまずい。

>180-181 華山理利
>「おじさん、駆け引きって言葉知らないの?」
>「あはははは!おじさん面白いわ!鬼って心にゆとりが無いだけじゃなく、目まで節穴なのね!
黙って口論を聞いているが・・・女と言うのはいつの時代も強い。
そして、恐ろしい。この底深さの前には男の見かけだけの力など何の役にも立たない。
・・・その強さによって、今の自分がいる、生きている事が出来るのだから。
とにかく、この子はどうもこちらの言いたい事を知らず内に代弁してくれるようだ。
先ほどと言い今と言い・・・考え方が似ているのだろうと無理矢理納得させる。

>「何これ・・・・ぁ・・・・?!」
はっ、と後ろを振り返る。しまった、影響があるのは自分だけじゃないのを
すっかり忘れていた!今の自分にすらここまでの効果があるもの、いくら魔法を行使
出来るとは言え肉体的には普通の人間である理利にはこれはきつい。
床に座り込んでしまった理利を見てまた気持ちが揺らぐ・・・自制心をフル回転させる。
しかし内容を聞かれるわけにはいかない。言葉と念話を駆使する。
「大丈夫か?・・・体調が優れないようだが・・・。」
『とにかく、どうにかしてこの状態から抜け出さないとな。
 結界は解けるか?解いたら急患と称して保健室に運ぶ・・・
 呪いなどの問題がなければそうするべきだと思うが、どうだ?』

どうすれば自分の念を読み取らせられるか分からないので両肩に手を置く。
自然な演技だと思いたいが、相変わらず匂いのせいで体に妙な緊張が発生していて、
少しでも集中が解けると押し倒してしまいそうになる・・・最悪の状態だ。
今まで潜ってきた修羅場・鉄火場のどれよりも色んな意味で危険だよ・・・っ。

193 :水無月つかさ ◆kQQdi8IJII :2006/08/11(金) 03:48:35
>190
無言で返してきた本を受け取った次の瞬間、宿直の先生にあの技が決まっていた。
アレはただの金的じゃない、わたしや友達が使うあの技に見えたわ。勘違いだと良いんだけど。
もしわたしの予想が当たってたら、今頃あの先生の息の根が止まってるわね。たとえ牙の使徒だったとしても。
「……相変わらずパワフルねぇ」

>181>192
先生の遺志を継いで、書庫に居る人たちを退散させましょう。
遺志を継ぐって言い方は変ね。まだ死んだと決まった訳ではないのですから。
扉を開けると同時に、わたしは書庫の中に居る人に呼びかけた。
「宿直の先生が来てるわよ。そろそろ家に帰った方が……あら?」
とっても面白い状況が目に入ったわ。
そこに居たのは二人の男の人と、艶っぽい表情で座り込んでる見目麗しき女の子。
華山の両肩に手を置くギルバ先生は、今にも相手を押し倒さんばかり。
向居さんは……残念、あんまり面白いことにはなってないわね。
「あらあらあらあら、わたしはお邪魔だったみたいね」
わたしはそれだけ言って扉を閉め、そのまま図書室を去った。
筒の中の人はそのまま放置しておいたけど、きっと今は姿を現さずに、この状況を面白がって見ているでしょうね。
そうして、部屋に充満する匂いが原因だと知りつつ、ちょっと意地悪をしてみたわ。

194 :ラディッツ ◆POfFWcOTAk :2006/08/11(金) 20:14:45
響き渡る火災警報。
これを意味することは一つだけ。
(博士ーーーー!!!)
敵襲ではなく、狂人博士が何かしたのだとラディッツは思った。
何で地下駐車場かは分からないが、博士が絡んでるに決まっている。
ラディッツはそう確信していた。

しばらくラディッツは豚人と博士を探していたのだが、とうとう見付けることはできなかった。
仕方がないので、ラディッツはその場で待機する。
場所はエレベーターの前の通路。


195 :エドワード黒太子 ◆8GEZsJH0JA :2006/08/11(金) 20:26:42
「尊師、お怪我は未だ治癒しきれていない御様子。
ここは決断の時ですぞ。
我等吸血鬼は昼には戦えませんぞ。純血の一族の者を危険な陽の光に晒すわけにはいきません。
日中の戦闘用に創設したモローの野獣兵やギョームの肉の芽体で襲撃者に当たらせるしかありませんが、
首尾よく撃破できれば宜しいですが、うまくいきますかどうか」
エドワード黒太子はノスフェラトゥにランドマークタワーからの撤退を進言していた。

―備考・エドワード黒太子
1330年6月15日 - 1376年6月8日 
イギリス王子。黒の鎧を好んだ為に黒太子と呼ばれる。
百年戦争で勇名を馳せた名将。「クレシーの戦い」「ポアティエの戦い」においてフランス軍に大勝した。
晩年にはペストに感染し病床に伏せてしまう。戦線からエドワード黒太子を失ったイギリス軍は連敗し、
見かねたエドワード黒太子は病を押して出陣。「リモージュの戦い」でイギリス軍に勝利をもたらす。
戦場においては無敗の天才であったが領主としては冷酷。重税をかけ領民を苦しめた。47歳で病死。

196 :名無しになりきれ:2006/08/11(金) 23:51:54
そして吐き出すは神秘の精液
ビュッ

197 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/12(土) 16:04:10
ドアが炎をあげて吹っ飛ぶ。僕はシスターにしがみついて押し倒し、爆風と破片から彼女を守った。
同時に僕は黒のムチをドアに姿を現した妖魔めがけて打ち込んだ。
「ラストシェイカー!」
手ごたえあり。
僕はドアへ走った。部屋の中に入られるのを阻止するため。
「あ!」
ブタ。
僕が倒した妖魔は異様なブタだった。全身黒ずくめの背広。手にはロケットランチャーを持っているが、
もう火を吹くことはない。そのブタ人間は胴体を真っ二つに切断されて沈黙している。
ブタ人間は残り四頭。黒できめてておしゃれだけど邪悪なオーラが全身からほとばしる獰猛な魔人だ。
「吸血鬼の配下にブタがいるなんて知らなかった。僕が相手しよう!」
僕はムチを振り回し、ブタ人間達に打った。よける。でもこれは計算の上。
ブタ達をドアに対して右側に移すためだ。左にいけば階段があるから。
「ロゼ!シスター!テンポー!ここは僕に任せて!敵の親玉を狙うのが第一の目的って作戦だろ!
行くんだ!」

198 :豚人間 ◆IxWLLdwUuI :2006/08/12(土) 17:09:47
「ブヒャ!?ブヒヒ」
「ブヒハハハハハハハハハ!」
「ブヒハハハハハハ!腸が出てる!」
「笑える!ブヒヤ〜〜〜ハハハハハ!」
礼司のオーラの鞭に切断されたアジモフの死体を見て豚人間達は爆笑した。
ブラッドベリ「鞭使いの女の子か!ブヒヒヒ!ロリータ服に鞭か!欲情するぶひ!」
ハインライン「ゴスロリ服の方が鞭には合うぶひな!」
クラーク「鞭使い!オレが相手しよう!」
礼司同様に鞭を持った豚人間が一歩歩み出た。
クラーク「これはかの有名な鰐狩り師クロコダイル・ダンディー・ミックの愛用していた鞭だ。
どちらが鞭使いとして上か勝負だ!ブヒハハハハハハ!」

199 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/12(土) 18:34:32
頬に、ちゅ……ちゅーされた。しかも相手は外見こそ女のようだがその内面は男で変態で女装でおかま。
ひどいじゃないの、あんまりだ。傷物にされた…もうお嫁にいけない。
コスプレ好きの藤田とシスターはまあある程度常識があるからいいけど、この人とは相性が合わないようだ。
不意にこういう変態じみた行動をとるような人が知り合いに一人いたなと思い出す。
あの人は心底楽しんでいるようだけど、この人…ロゼは本気でやっているようだからなお怖い。
気に入られたら本当に一生離してくれそうにないから、頑張って気に入られないように努力しよう。

>178
>「館内の皆様にお知らせ致します。こちらは横浜ランドマークタワー管理センターです。

地下の火災についてアナウンスが入った。気付くのが遅すぎるような感じがするが、これで侵入が敵にバレたのが決定的になる。
なんかダルくなってきたな…めんどくさいからもう正面突破でいいや。

>189
>「ロゼ!シスター!テンポー!敵だ!敵から攻めてきた!来る!来るよ!
>………ドア!」

「お前ら落ち着けぃ!落ち着けぃ!落ち着けぃ!もまいら落ち着けぃっ!!」
藤田が大声で敵の襲来を知らせる。焦りようからかなりの強敵かたくさんおでましいただいたかそれら両方。
なんとかその場を沈めようと声を出すが気付きましたか?俺が一番焦っていることに。
わたわたと部屋中を駆け回る俺に対して、皆は落ち着いて敵に備えている。
アナウンスが終わって数秒もしないうちに上からガラスが割れる音がする。お客が割ってしまったというのは考えにくい。
廊下から悲鳴とともになにかの複数の行進音が聞こえる。その一際でかい音がこの部屋のドアの前で鳴り止む。
なんかものすごく嫌な予感がするんですが俺だけ?
途端に鉄製のドアが大きなへこみをつけながらこちらへ飛んでくる。咄嗟に虫取り網を剣に変えてそれに向けて振りかぶる。
ドアは綺麗に真っ二つに両断されて後方の壁へ激突した。
「やってみるもんだね〜。まるで五右衛門じゃないっすか」
剣の状態を見てみるが刃こぼれひとつない。斬鉄剣とかエクスカリバーなどその類の名剣とみた。

>197>198
ブタがいっぱいブタパラダイス。二本足で歩いて五本の指がついてるあんなん豚じゃねぇよ。

>「ロゼ!シスター!テンポー!ここは僕に任せて!敵の親玉を狙うのが第一の目的って作戦だろ!行くんだ!」

「了解。皆のもの我につづけぃ!!」
意気揚々と剣を振るい先陣をきる。邪魔になる豚が一匹いたが既に胴体を斬られてそこらを転がっている。
あんまり強くないなこいつら。奴等の中でも下の下にあたる雑魚集団だろう。

200 :メカギョーム ◆cSeqrgFhy2 :2006/08/12(土) 19:32:55
豪奢な金の手摺に濃紺色地に花柄絨毯の広いホテル階段を先頭で駆け上るテンポーの耳に階上から近づく機械音が聞こえた。
「小僧ども!よくも俺の肉体を滅ぼしてくれたな!」
奇怪な機械が現れた。幅10センチ程の鉄の延べ板を無造作に丸めて形成された直径5メートルの球体に、細長い機械の触手が4本、
下部に備え付けられそれが足となり、球体が階段を降りてくるではないか。
球体は白衣の研究員風の男達を連れていて、奇妙にも彼らは一様にコードだらけだった。頭、目、耳、頚椎から所在なげにコードが
垂れている。しかも彼らは火炎放射器で武装していた。
「エレベーターシャフトで迂闊な小僧は焼け死んだか。地下で俺を斬った小僧はどこだ!?」
球体の天面がつぼみが花咲くように割れ、内部から容器に入れられた脳がせりあがった。この球体こそギョーム博士の脳を収めた
本体であった。
例え頑丈な容器に守られるとはいえ柔な脳を露出させるのは愚しいと言えるがこれには重要な意味があった。脳細胞から雷電が
沸きあがり、容器をいかなる不思議か割らずに突き抜け球体上で火花を散らし凝縮しやがて炎に変わった。
充満する硫黄臭。硫黄の炎弾をメカギョームは乱射した。助手達も手にしていた火炎放射器で一斉に炎を噴射した。

201 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/12(土) 19:34:47
階段へ向かう途中には吸血鬼が出現してきた。武器を持つもの鋭い爪で攻撃してくるものそれぞれを攻撃を見切り剣で斬り捨てていく。
あれなんだろう、なんか楽しくなってきたな。それに吸血鬼が流す血を見ているとなぜか感情が高ぶってくる。
もう何人倒しただろうか、不意に剣にうつる自分が目に入ってきた。まずは制服が返り血で染まっていたこと。
それと前髪に隠れた眼が返り血に反応するが如く紅かった。
殺し損ねた両腕のない吸血鬼が背後に立つのがわかった。瞬時に理解すると、振り向き頭部を飛ばす。
また大量の血が制服と顔を汚す。顔のほうは洗えば落ちるけど、制服はクリーニングに出さなきゃ落ちないだろうな。
口元の血を舐めとると極上の料理を味わうようにじっくり味を噛み締めて喉を鳴らして飲み込む。
「あれ、こいつも吸血鬼で俺も吸血鬼だから共食いかな?」
まあいいや、ともかく上を目指すことに集中しないとね。階段を見つけると上へどんどん登っていく。
66階まではまだまだあるからその間にもう少し楽しめるかな?

202 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/12(土) 19:58:51
>200
「おや?」
階段を登っていく先になにかいる。姿形はなんというかまるっこくて触手が生えてる。
小学生が適当に作ったような機械物質だった。それが通路の邪魔をして通してくれそうにない。
周りには複数のいかにも研究者だとわかるような白衣を着た人間が武装していた。

>「エレベーターシャフトで迂闊な小僧は焼け死んだか。地下で俺を斬った小僧はどこだ!?」
「ボクが地下いったときはもう事は終わっていたから知らないよ。これから来る二人に聞きな」
球体から脳みそがでてきた。なんというか、あれが弱点なんじゃねぇの?
帯電しそこから火花が散ると炎が凝縮されたような赤い火球が発生する。
ものすごい玉子が腐ったような匂いに不機嫌になったが、いまは未知数の敵と対峙している。
無闇にあたり散らそうと近寄って攻撃するべきじゃない。
火球と研究者たちが所持している火炎放射が火を吹いた。それを上に跳んで回避すると壁に剣を突きたてて足場にした。
火球と火炎放射の火は高級そうなカーペットを焦がし火災が発生する。階段は一瞬にして炎の地獄と化していた。
「血を流さない相手とはいまはあんまり戦いたくないなぁ。ノリ気じゃねぇけどしょうがねぇから戦ってやるよハゲ」

203 :名無しになりきれ:2006/08/12(土) 21:29:40
ケツ出せよ

204 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/12(土) 23:32:20
ボクは爆風から身を立てなおすとすぐに、走るレイジの後を追った。
突然の襲撃に、せっかくの部屋がメチャクチャだ。連中はロケットか榴弾を使ったらしい。
律儀にドアから吹っ飛ばしてくれたのが幸いした、開けっぱなしなら全員死んでただろう。
まだ無傷、衣装には焦げ跡一つ無し。
「ヤツらも急くね。テンポーとシスター、生きてるか?」
片手に銃を構えると、右寄りに走るレイジとは逆に、左の壁に沿って入り口へ近づく。
廊下じゃレイジに胴切りされた敵の兵隊が、砲身だけのロケットランチャーを抱えてニ分割で横たわっている。
最初はただのデブのブタ面かと思ったが、平板な鼻と帽子から覗ける耳からすると獣人の類のようだ。
レイジが鞭を振るった。攻撃を避けようと通路の左側から、ブタ面のメン・イン・ブラックが各々武器を手に現れる。

>「鞭使い!オレが相手しよう!」

「ご指名だな、リア。『フロムダスクティルドーン』のジョージ・クルーニーよりもクールにやれ」
頑張れセス・ゲッコー。
彼が殿を買ってでたので、ボクらは言われるままに先を急いだ。
去り際にベレッタで援護した、.45口径のスターリング・シルバーが黒ブタどもの四肢を引き裂く。
屋内での銃撃の反響音は、おそろしく派手に鳴りひびくけれど
連中が使ったロケット砲に比べたら、ほんの小鳥のさえずりくらいのものだ。

ほとんど走りもしない内に、後詰の吸血鬼――人間型が通路へ立ちはだかったがすぐに散る。
バン、バン、バン。バタ、バタ、バタ。近づかれる前に三連射で三匹、残りは他の二人が処理した。ショットガンが欲しい。
懲りずに飛びだして来る追加の吸血鬼。バン、バン、バン。連中、ガッツがねえ。
どいつもこいつも真正面から駆けてきては、熔けた銀弾に頭を潰され死屍累々。
数だけは立派。スクラム組んで廊下を塞いでやがる。
火器の存在を警戒していたが、ブタどもを除けばせいぜいが刃物だ。多くは無謀にも、素手で果敢に攻め入ってくる。
武器を持たない利点は狭い場所でも一度に複数人、多勢にものをいわせて走りこめることだが
ボクらの間合いは一薙ぎで三人程度カバーできるのだから、大した効力はない。

立地が立地だけに、初撃から銃器の大量投入を予測していた。
しかし連中は統制された攻撃力を持たず、防御の利点をまるで生かしてはいない。
ありがちな過信、老害。魔法を持たない普通の人間を狩るのに慣れすぎて、戦い方を学ばなかったのだ。
ただの人間が相手なら、身体能力で容易にねじ伏せてしまえるけど
武装したプロの戦士とか、自身と同じ人外を前にすると、それまでの優位を途端に失ってしまう。

物理的な戦闘力が拮抗したとき、必要なのは嗅覚、そして何より知恵と用心。
先制攻撃のチャンスを棒にふった今、奴らにできるのはせめて全滅を防ぐこと。
一撃目を逃して勝利は有り得ない。

205 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/12(土) 23:33:11
吸血鬼の集団へ弾切れの銃を投げ捨てると、間髪いれずにサラマンダーで斬りこんだ。
魔剣の鈍くて重い刃になぶられ、もげた手足を撒き散らしながら、肉の体は車輪のように廊下を転がる。
多くは先頭きって走るテンポーにバラされてしまったが、それでも余るくらいに人数が出てくる。
血煙まぶしい横浜はロイヤルパークホテル58階、縦に横にと斬りまくる。
剣ですくい上げた敵が天井まで跳ねてぶつかった。そのまま落ちて群れにぶつかり、
意気地をなくした生き残りがボクらに背をむける。すかさずテンポーが追いすがる。
見事、人間の壁は晴れ、階段までの道程がクリーンになる。

>「あれ、こいつも吸血鬼で俺も吸血鬼だから共食いかな?」

塗りたくったみたいに血だらけのテンポーは口元の血を舌でなめ取る。
嬉々として吸血鬼を狩るあたり、「牙」の影響は小さくないのだろうか。
交渉の目的が変わってしまったのだから、テンポーがどうしようが、ここなら別段問題ない。
順序はどうあれ、とりあえず敵が減る分には構わない。放し飼いだ。
スクラムが撤退し、テンポーが階段を駆け上がったのを見送って、階段まで歩いた。
そこでシスターとレイジを一寸待ちながら、近くの壁に擦りついて半欠けの生首を階下まで蹴りとばす。
「シスター、リアは追いつけそうか?」
騒ぎの間、ドアから顔を出して廊下での出来事を確かめようとした馬鹿が数人いた。
面倒くさいので吸血鬼ごと頭を割ってやったけど、レイジに見つかるとうるさいかも。
「着替えたばっかりでもうベショベショだよ。アンタこそミサイルでも取り寄せてくれりゃいいのに。
それかヘリ、コブラかアパッチかハインドか。このありさまだもんな、建物ごとでも結局似た結末を見たんじゃないの」

>「小僧ども!よくも俺の肉体を滅ぼしてくれたな!」

「上だな」
階段の上だ。見あげるとオレンジの光、炎の輝き。火炎が噴出する音、灰や硫黄の匂いがした。
汚物を消毒したくてたまらない誰かが、先行したテンポーと階段で死亡遊戯しようとしてる。
ダイオキシンでトリップできるボクなら儲けだ。焦らずゆっくり、段を上っていく。
新米吸血鬼がバーベキューされるまで待ってみてもいい。

206 :名無しになりきれ:2006/08/13(日) 00:44:45
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207 :ノスフェラトゥ ◆glAHh7JUpE :2006/08/13(日) 01:33:45
階下から聞こえる地響きは激しい戦闘が行われている証だ。
ノスフェラトゥは横たわり目を閉じたまま、側近のエドワード黒太子に思うところを述べた。
「最早ここは潜伏の場には使えん。じゃが戦わすにこのホテルから引くなどありえぬ。牙の主めに冷笑されるだけじゃ。
引くのは賊を退治してからじゃ。
襲撃せし者どもは恐らくは上湘南の学府に集った超常の力を持った子らであろう。
相模国造の霊力に引き寄せられた蠅どもよ。牙の主との決戦に水差す邪魔者は排除せねばならぬ。
ノスフェラトゥは起き上がった。傷は完全には癒えてはおらず思わず手で擦る。
「モローやギョームで十分であろうが、随時兵力投入の愚を冒すことは無い。
我が純血の一族を召還する。昼間といえど躊躇う事は無い。全軍をもって短時間で平らげればよい」

208 :名無しになりきれ:2006/08/13(日) 03:06:56
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209 :名無しになりきれ:2006/08/13(日) 03:07:29
>テンポー
>「血を流さない相手とはいまはあんまり戦いたくないなぁ。ノリ気じゃねぇけどしょうがねぇから戦ってやるよハゲ」
グサ!
テンポーの右脇腹に矢が突き刺さった。
豚人間カエイ(@水滸伝)の射った矢だ。
「よそ見はいけねーなー。ぶひひひ。俺らの力を舐めるからこうなるんだぜー。」
カエイは笑いながら次の矢を射った。

210 :守衛の大男 ◆IvZWGYTAn6 :2006/08/13(日) 03:31:08
>「これでも人間相手には好評を博してるんだけどね。
>それとおじさんは勘違いしてるわ。私はアイドルじゃないわ、女優よ、女 優。演技してナンボの生き物なの。
>――――タダで華山理利の演技を見せてあげたっていうのに、喜んでもらえなくてとても残念よ」

>「おじさん、駆け引きって言葉知らないの?」

>「猫を被ってるってだけで汚れてる呼ばわりされるんじゃ、この世の女の子は皆真っ黒だわ。 (中略)
>小娘の嘘ひとつろくに愉しめず、嘘つき呼ばわりするなんて・・・・いい歳して、おじさん反応がまるで小学生並。
>天下の酒呑童子も、男としての器は大したこと無いって事かしらね?」
リリは化けの皮を剥がし面と向かって大男に言う。
嘘で着飾っても何ら美しいとは思えないがな。
大男にとっては想定内の出来事、呆れたようにリリを宥める。
「嘘も方便、俺ぁ別に許そうにも許さねえにしてもどうでもいい話だな。
 黒く汚れながら生きて行く・・・アンタと俺を例えるなら水と油。
 これ即ち決して交わらぬ存在よ、んなら良いじゃねえかい、
 少なくとも嘘を楽しむ趣味何ざ俺に期待するだけ無駄よ。
 それがアンタ等人間様の生き方なんだ、異種族の俺が口を出す問題でもあるまいよ。」
そう言うと同時に煙草の火が燃え尽きた。
交わらねえ奴同士が何やらかそうが俺の知る所じゃねえしな。
言うなれば関わらなければそれで良しと言う奴だ。
煙草を手で揉消すと言葉を続ける。
「それに小娘と言えども世間様に出りゃ立派な女だ、歳食えば優れた奴が出来るって訳でもあるまい。
 お前さん子供割引でもして欲しいのかい?とてもじゃねえがアンタぁガキにゃ見えねぇよ」

その時リリの様子に変化が見られた。
>「あはははは!おじさん面白いわ!鬼って心にゆとりが無いだけじゃなく、目まで節穴なのね!
>ギルバ先生が、私に手玉に取られるような間抜けだなんて・・・くっくく・・・・・・あははははははは!」
>「・・・自分の価値観が全てと思うな。」
そして書庫に響く狂ったような笑い声とギルバの冷静な言葉。
先程とは違い、まるで何かに酔いしれているかのような雰囲気。
大男は困ったように笑いながら暫く考える。
「んー嬢ちゃんに先生よぉ・・・少なくともアンタより長い年月を生きてきた身から言わせて貰うがな
 世の中に【絶対】ほど【曖昧】で不安定な言葉は無いぞ?
 これは敵対してるとかそう言う色眼鏡を外しても・・・だ、信頼や友情の繋がりは思ったより薄いモンなんだ」
まるで子供を宥めるような口調でリリとギルバに話しかけた。
「まあ良薬は口に苦し、自分は違うと言って
 今はそう言う脆い関係にしがみ付いていれば良いさ。
 しかしアンタ達が現実を知った時、アンタ達を支えられる奴が側にいれば良いんだがな・・・
 お前さん達に独りで生きていける覚悟はあるのかい?、俺ぁ出来てるよ、裏切られる覚悟もな」
人間も俺たちも最終的には独りになっちまうモンだからよぉ。
今ある全てが、いつまでも無くならないと言う保障などどこにも無いのだ。

211 :キラ・ヤマト ◆YAMATOAk.k :2006/08/13(日) 03:31:13
阿久津よ

212 :守衛の大男 ◆IvZWGYTAn6 :2006/08/13(日) 03:32:26
そのときである。
>「何これ・・・・ぁ・・・・?!」
リリのヒステリックな声と共に氷の刃が大男の上空から降り注いだ。
「はっ?」
しかしそれは大男には刺さらない、刃は貫通する事無くその場で砕け散った。
温いねぇ、集中してない技で俺を傷つけれる筈は無ぇだろうがよ。
だが腕を見ると細かい線が何本も走っている。
どうやら、未だ【不完全】らしい。
「だりぃなぁアンタ、本当に死ぬほどにだりぃ。」
まさかとは思わなかったが、今ここで戦闘をおっぱじめられると俺が困る。
小さく小さく悪態を零した。

しかしそれも杞憂で終わりそうだ。
見ると肌蹴た服でだらしなく床にへたり込むリリ。そして意識せぬように気張ってるギルバ。
なるほど・・・この花粉は人間に近い種族には惚れ薬的な効果が現れるのかい?
くだらねぇなぁ、
「おいおい・・・何て様だい?お二人さん・・・。ウィックショイ!!」
頭を指で小突きながらくしゃみをする。
いかん、俺の鼻も限界が近いようだな・・・・
「ズズ・・・まあ俺ぁ帰るからよ、後はお好き勝手にどうぞってか・・・・」
二人の間を通りながら興味の無いように呟く
やれやれ色恋沙汰なら他でやってくんな。
「まぁ・・・暇が合ったら遊びにおいで茶でも出してやるよ、
 ただし夜きたら・・・・まあ言わずもがな。」
ポンッとギルバの肩に手を乗せる。
その顔は嬉しそうな笑顔だった。
「それとやるんなら、ド派手に行こうじゃねえかい♪」
万延の笑みと一瞬の間
「ギルバ先生よっ!!」
そのまま片手でギルバをリリの上に押し倒すような格好で放り投げた。
やるんなら行けるとこまでとは良く言ったもんだ。

「じゃあな、お前さんらと夜会わないことを祈ってるぞ・・・・」
大男は満足そうに言い残すと老人と同じように闇に溶けて消えていった。

213 :名無しになりきれ:2006/08/13(日) 03:37:24
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214 :エドワード黒太子 ◆8GEZsJH0JA :2006/08/13(日) 10:23:53
ノスフェラトゥの寝室には続々と幹部らが集り出した。 ホテルの他の部屋に宿泊し昼の眠りについていた
古き血の一族の武官文官達である。

>ノスフェラトゥ
>「我が純血の一族を召還する。昼間といえど躊躇う事は無い。全軍をもって短時間で平らげればよい」

エドワード黒太子はノスフェラトゥに跪いた。
「我等は尊師の御力によって死より帰還し新たな命を賜った者達です。
尊師の仰せならば、一族郎党馳せ参じましょう」
幹部らも忠誠の証として跪いた。
並み居る幹部らは皆エドワード黒太子と同じく元は死者である。
残虐な将軍、獰猛な戦士、狡猾な悪臣として歴史に名を留める人物が何人もいた。
黒太子は立ち上がると思念を放射した。
『一族の者よ皆集え。尊師に仇なす賊を退治する。今は醜悪な日輪の照りつける昼日中である。
実身はホテル内に到着後に形成せよ』

みなちみらい臨海パーク。
日本丸メモリアルパーク。
横浜スタジアム横浜公園。
伊勢佐木長者町、戸部町、老松町、宮崎町に点在する各寺院の墓地。
ランドマークタワー周辺の公園や墓地の地下に潜み昼の眠りについていた
古き血の一族、純血の吸血鬼たちは其処彼処でゆらゆらと地上に現れた。
半透明の霊体で実体化はしていない。それでも降り注ぐ太陽の光に苦しんでいる。
幽鬼達は背中から蝙蝠の翼を広げランドマークタワーへと飛んだ。
その数は5000を越えた

215 :名無しになりきれ:2006/08/13(日) 11:17:58
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216 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/08/13(日) 18:33:52
ドアが吹き飛んだ時、ボクは咄嗟にソファーの下に潜ってよけたにゃ。
礼司達は派手な戦いを始めた。ガンバレーと心で応援していたボクは窓の外を見て超びっくりしたにゃ!
「やばい!やばい!やばい!礼司!
翼の生えた幽霊がたくさん地上から湧き出て飛んでくるにゃ!」
こっちにも援軍がいないとやばいにゃ!

217 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/13(日) 23:32:48
>クラーク
>「これはかの有名な鰐狩り師クロコダイル・ダンディー・ミックの愛用していた鞭だ。
>どちらが鞭使いとして上か勝負だ!ブヒハハハハハハ!」
「ごめんよ」
そうつぶやくと僕は手加減無しにムチ使いのブタ人間に黒のムチを叩き込んだ。
真紅の僕のオーラに輝くムチは、クラークを縦に斬り割った。
ぐちゃり、とクラークの右半身と左半身が分かれ落ちる。
「きみのムチはただのムチだ。僕のオーラをのせたムチの敵ではないよ」
アッシュたちは階段に向かい上を目指している。僕も続かないと。
日本刀を持ったブタ人間が斬りかかってくるのを(このブタ人間はクラークのやられる様を見て薄ら笑いを
していた。ブタ人間は残酷で仲間の死を笑うんだ)僕はオーラムチで迎撃。
日本刀が折れ、そのブタ人間の首は体から吹っ飛んだ。
「魔を倒すとき僕はきみたちより残酷になれるぞ。邪悪は魔界に帰れ。この世界は魔のいるべきところではない」

>ギコ
>「やばい!やばい!やばい!礼司!
>翼の生えた幽霊がたくさん地上から湧き出て飛んでくるにゃ!」
ギコの声に僕は廊下の窓に目をやった。
「なんてことだ……」
無数の幽体がランドマークタワーに押し寄せてくる。飛来してくる妖魔は口が耳まで裂け、鋭い牙を生やし
見るからに吸血鬼に違いなかった。
なんという大軍だ!
僕はスカートのポケットに忍ばせていた黒いホイッスルを取り出した。
でもホイッスルを見つめ僕は少しためらった。
……屑船くんから渡されたこの笛、大丈夫なのだろうか。
助けが来てくれると言うけど……
「事態はこれ以上わるくはなりそうもない……さ」
僕はホイッスルをくちびるに当てた。
吹く。

ピィ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― !

どんな助けが来てくれるのか。
僕は願った。
だれか来て。と。

218 :メカギョーム ◆cSeqrgFhy2 :2006/08/13(日) 23:58:19
>天保光
>火球と研究者たちが所持している火炎放射が火を吹いた。それを上に跳んで回避すると壁に剣を突きたてて足場にした。
>豚人間カエイ
>テンポーの右脇腹に矢が突き刺さった。
>「よそ見はいけねーなー。ぶひひひ。俺らの力を舐めるからこうなるんだぜー。」
「なんだ貴様は!?グロテスクな!さてはモローの実験体か?不様な姿だな!しかし褒めてやろう!」
メカギョームは壁に剣を刺しその上に立つ天保めがけ、球体の胴体から蛇の様なアームを二本繰り出して攻撃し、その凄まじい打撃は
弓矢に怯む天保に命中し壁に彼をめり込ませ、引き抜き、燃える絨毯の上に落とした。
アームの一撃に壁が崩れ天井が抜け、ばらばらと破片が降り注ぐ。
ホテルに火災警報の悲鳴が鳴り響き、逃げ惑う宿泊客があやまって戦闘のこの場に迷い込みギョームの部下に焼き殺されていく。
「まだ小僧どもはいた筈だ。捜せ!殺せ!」

219 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/14(月) 07:24:59
>守衛の大男さん
> それがアンタ等人間様の生き方なんだ、異種族の俺が口を出す問題でもあるまいよ。」
鬼が人間に擬態してるのは嘘とは言わないの?程度の差こそあれ、あなたも私も同じ穴のムジナよ
言おうとして、止めた。相手に戦う意志が無い以上、何度挑発しても意味が無いからだ。
――――酒呑童子とまともにやっても私に勝ち目は無い。
だからもし相手が攻撃してきたら、タイミングを見計らって結界を解くつもりだった。
相模国造か牙の主の力で大男にダメージを与えようと狙ってたのにとこっそりため息をついた。
鬼は思っていたよりもずっと分別がある存在のようだ。

> これは敵対してるとかそう言う色眼鏡を外しても・・・だ、信頼や友情の繋がりは思ったより薄いモンなんだ」

> しかしアンタ達が現実を知った時、アンタ達を支えられる奴が側にいれば良いんだがな・・・
> お前さん達に独りで生きていける覚悟はあるのかい?、俺ぁ出来てるよ、裏切られる覚悟もな」
一瞬理利の目に知性の色が戻った。くすくす笑いを収めて、じっと大男を見上げる。
「相手の事が好きか嫌いか。結局はそれだけの事じゃない?
もし裏切られたなら、相手を信じた自分が悪いのよ。・・・・・・・・今更傷ついたりしないわ。
だって、最初からひとりなんだもの」
鬼に話すというよりは、自分自身に言い聞かせているようにも見えた。
だが次の瞬間、理利は再び笑いの発作に襲われたようだ。
「あ、でもギルバ先生が裏切られたら、おじさんとしてはむしろ好都合なんじゃない?
そしたら優しく慰めてあげられるし?おじさんってば顔に似合わず口説くつぼを心得てるのね!あははははは!」

>ギルバ先生 ベルさん
「大丈夫か?・・・体調が優れないようだが・・・。」
「・・・・苦し・・・先せ・・・息ができな・・・」
胸を掻き毟る。弾みで、制服のスナップが幾つか外れた。
>どうすれば自分の念を読み取らせられるか分からないので両肩に手を置く。
「――――あっ!」
ひくりと身体がはねた。思わず口元を押さえるがもう遅い。
上気した頬からみるみる血の気が引いていった。
ギルバ先生にはおろか、鬼にも今の自分の状態を見透かされてしまったに違いない。
屈辱に震えながら俯くと、長い髪が表情を隠した。とても念を送れる心理状態ではなかった。
力の篭らない手でギルバを遠ざけようとする。

>「ズズ・・・まあ俺ぁ帰るからよ、後はお好き勝手にどうぞってか・・・・」
このままお帰りいただけるのなら、願ってもみないことだった。
鬼がわざわざギルバと自分の間を通り抜けていく。
だが、茶番はこれで終わらなかった。

>「リリ!ここは私に任せて禁断の愛を成就させるのよ!終わったら話し聞かせてね!
理利の身体が傍目にも分かるほど強張った。
「や・・・・やめて・・・こんな・・・い・・・嫌・・・・・」
頭を押さえて苦しげにうめく。
アルラウネと同化したベルの言葉は、花粉の効果に苦しむ今の理利には命令に等しい。
面白そうな水無月の声も、ギルバと話す大男の声も既に耳に届いていないようだ。
だが何かにぶつかって、ギルバが腰掛けていた椅子ごと床の上に投げ出された。


床の上に倒れた理利は暫く動かなかった。
「ギルバ先生・・・・・痛いわ」
しどけなく横たわった理利はギルバを見上げた。とろりとした笑みを浮かべる。
「ねえギルバ先生・・・・先生は私のこと・・・・好・・・・。・・・・どう・・・思ってる?」
苦しげに顔をゆがめて言葉を切る。内心のせめぎ合いに耐えているような表情だった。
「また夜がやってくるわ。先生、私、恋も知らないで死にたくない・・・だから・・・」
ぎこちない動きで、制服のスナップを外していく。
だが手には小刻みに震え、強い葛藤があるようだった。
見えない何かに無理やりさせられているようなぎこちなさだった。
「理利に・・・思い出をちょうだい・・・・・・・」
『私を一人にして、お願い見ないで!』
自由にならない身体で必死に伝えようとしたけれど、果たして相手に届いたかどうか。

220 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/14(月) 14:44:42
・・・はぁ・・・
《わぁ〜たよ!!!サクサクやろうぜ・・・ま・・・火消しに関しては助かるがな》
ティーカップを置き、やれやれと手を上げながら机から立ち上がり、すぐさま銃を組み立て・・・
ようとしたとき、大音量でアナウンスがなる。ご丁寧に五ヶ国語に訳されてら
《火事だぁ!?・・・まぁ・・・そのほうが仕事がやりやすいからな・・・行動は早めにな》
組み終わりかけた銃を片手にドアへと進もうとした瞬間、ベルが鳴った。
《?・・・従業員か?困・・・!!!》
爆音と共に5827号室のドアが破壊された。
《・・・っつー!?・・・敵から攻めてきたな!!》
すばやく作りかけの銃を作り、弾を込め、構える。
銃を構えた先には・・・豚が居た・・・
《おいおい・・・家畜かよ・・・まったく・・・冗談じゃねぇぜ!!!》
牽制の攻撃として、致命傷は避けて豚人間に銀弾を撃ち込む。
一匹が怯んだ所でそこにテンポーが斬ってはいる。
《ヒュー♪ナイスコンボ・・・さて・・・リア!無茶すんじゃねぇぞ》
リアにそう一言言い残して、テンポーのあとに続き部屋を後にする。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

テンポーの背中を追っかけながら思う。
こいつは便利な奴だな、うん、吸血鬼は群で襲うってのは基本だが・・・この数は異常だもんな。
このガキと私は専らガンナー・・・いちいち自分の残弾数と相談して戦わなきゃいけねぇ・・・
しかし、こいつは根っからのセイバー・・・名刀と豪腕さえあれば・・・めんどくせぇ相談なんていらねぇからな・・・
まぁ私らはこいつの後方支援ってことにするか・・・

>「シスター、リアは追いつけそうか?」
《わかんねぇな!途中で手こずったりとかしてんじゃねえのか?
 さっきから足音すら聞こえねえしよ》
>アンタこそミサイルでも取り寄せてくれりゃいいのに
《って・・・罪の無い一般人を斬り殺しといてそれかよ・・・だからぁ〜あれは金が掛かるんだよ!!!
 あんたさぁ〜私に五年間タダ働きしろって言いたいのかよ》
そういいながら階段を登る。

221 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/14(月) 16:53:26
>209>218
敵は複数だがブレイン野郎以外はたかが武装した人間だ。まずは邪魔な周りから片付けたほうが無難だろう。
後続にロゼがいるが援護なんて期待しちゃいけない。戦闘思考の最中、意識は前面の敵に集中していた。

>「よそ見はいけねーなー。ぶひひひ。俺らの力を舐めるからこうなるんだぜー。」
豚の生き残りだ。手にもつのは弓で標準はこちらに向け、矢の行き先は右脇腹を貫通していた。
吸血鬼にとって生命活動の源である血が溢れ出て止まらない。本領である夜はまだ遠いので再生力も極端に落ちている。
このままほうっておくと終焉しかない。ただちに血を補給しなければ。
豚特有の下品な笑いとともに放たれた矢は、愚直すぎるほど軌道はこちらの一点のみを狙う。
こんなわかりやすい攻撃を避けられないほど傷は深くないし、わざわざくらってやるほど俺はマゾじゃない。
向かい来る矢を完全に見切った上で掴み取り、刺さったもう一方のほうも抜くと一本は豚人間に向け、もう一方は近くの研究員へ。
二人は反応が遅れたことが災いし頭部に命中すると痙攣を起こし倒れる。
ホッとするのも束の間、衝撃が体全体を揺さぶり壁に激しくたたきつけられる。
「がっはぁ…!」
口から鉄の味が充満し吐き出す。重要な血だというのになんだかもったいない気がした。
球体からのびた二本のアームパンチ。それが強烈な打撃で攻撃してきたようだ。
ブレインの攻撃はまだつづくと察したときに咄嗟に剣を引き抜いた。
俺をガッチリ掴んで離さないアームは続いて地面へと勢いよく炎へと振り下ろされた。

床にひびを作り二回ほど跳ねた後、転がると猛火がチリチリと皮膚を焼いていく。
「うあぁ〜死んじゃう死んじゃう」
腑抜けた声しかでないし全身に力も入らない。血を流しすぎた、コップ一杯…いや一滴でもあれば少しは楽になるが。
剣に付着している血が目に止まる。迷わず手を伸ばし刀身に舌を這わせると、わずかな力がみなぎってくる。
焦げた足で立ち上がり、血を求めて眼球を動かすと先ほどの研究員が躍起になって一般人を焼いていた。
高速で近づいていきコードが密集する頭を刎ねると、血が出てくるかわりに火花がでてきた。
機械人間。そういうものの名をアンドロイドだったかどうか忘れたが、血が出ないのなら補給はできない。
それに舌打ちすると隣の半焼けになっていまにも死にそうな一般人の女が目に止まる。
「別にこいつでもいいか。死にかけだし」
火傷で皮膚がただれている首筋に牙を突き立てると血を吸い始める。体中に力が戻ってくるのが実感できた。
「脳みそがっ。こんな目にあわせやがって、お前の脳みそ細かく刻んでチャボの餌に混ぜてやる!」
血を吸い終えて女の体には興味が失せたので放置、剣でそこらに捨てた研究員の首を拾うと脳みそに投げつける。

222 :メカギョーム ◆cSeqrgFhy2 :2006/08/14(月) 20:50:05
天保を仕留め更に階下に進もうとしたギョームは駆け上がってくる修道尼を彼女が己に気づく前にレーダーで察知し、
アームを足元の階段に振り下ろした。階段を突き破りアームはアルマの頭上に命中し彼女は崩れた。
「この女も地下にいた。あとまだ二人いた筈だ」
アッシュと礼司を捜すギョーム。だが立ち止まった。背後の視界に燃え盛る炎の中で女の生き血を吸う天保を捉えたのだ。
「やはり貴様らは牙の使徒か!・・・いや。データ上違うな。時間外戦闘の禁を犯した先制攻撃者の若さが奪われるのが契約だ。
おまえに老化の兆しが無い。貴様は何者だ?いや貴様らはなんだ?
実に興味があるが俺はモローの様な分別の無い愚者ではない。排除するのみだ!牙の主との決戦用の武器、貴様に喰らわせてや
ろう!」
ギョームの球の体を構成する鉄の延べ板が撓み出し、まるで瞼が開くが如くに上下に分かれ内部構造を露出させた。ぎらぎらと
輝く銀の円盤が現れ、それは眼球を思わせた。
「太陽の光を受けよ!吸血鬼め!ヒーッハッハッハッハ!」
鉄の目玉と化したギョームが叫ぶや、銀の円盤は眩しい光を放った。
「人工の太陽光だ!しかも光子数1u秒6×10の21乗!どのような吸血鬼も死に絶える凶暴な天の光だ!」
天保はもろにギョームの太陽光を浴びた。

223 :モロー博士 ◆IxWLLdwUuI :2006/08/14(月) 22:38:01
別の階段を豚人間三十数頭を率いて下りてきたモロー博士は、アッシュを見つけた。
「ゼイリブサングラスに反応あり!
そこの女!いやいやいやいやいやいや!女装の変態少年!だね?
只者ではないな!腹の中にヒドゥンでもいるのかね?殺人を好みそうだね!
殺人好きなら我が豚達もなかなかのものだよ!
食人大統領アミンも真っ青なわけだよ!
許す!我が子達!この少年を食ってしまえ!」

224 :名無しになりきれ:2006/08/15(火) 03:02:28
虫に食われてしまった

225 :名無しになりきれ:2006/08/15(火) 10:46:41
学校が突如炎に包まれた

226 :妖精の王・ティティ ◆.QaFws1PO. :2006/08/15(火) 14:38:18
>217
ホイッスルの音が聞こえる…
ということは…私達の出番なの??

ここ、学校の屋上でゆっくりと起き上がる一匹の生物。
その目は藍色の美しいビー玉のような瞳をし淡いカラフルな色の羽を生やしたその軽やかな身。
その軽やかな身はとたんに舞い上がるかと思うと飛び上がり風となって消えていく。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
藤田達の耳元に可愛らしい声が響いた。

―目には目を…

      羽には羽を…というところかしら

そして突如廊下の空気が止まったかと思うと、
次の瞬間羽の生えた幽霊達の背後から一匹の小さな二匹のインコが空中をもの凄いスピードで藤田のほうへ向かっていく。
そしてインコが通った後の道はキラキラと鱗粉が巻かれたかと思うと次の瞬間大木が生えその幽霊達をあっという間に捕獲していった。
あっという間に木の根に捕まったその化け物達は木の根から次々に出てくる青白い光の粒に覆われるかと思うと次々と消えていき…

藤田の耳元に二つ声が聞こえた。

『…とてつもなく醜いお化けさんね…私、ビックリしちゃったわ…まさかこんなに不細工とは思わなかったんだもの。』

藤田は声の主を捜す。しかしどこを見てもその声の元の存在を確認できない。
「ああ、貴方の肩よ、肩。貴方のその頼りない肩に私は座ってる。」
そう言われ肩を見てみるとそこには淡い黄緑、水色等が混ざった美しい羽をもつ白いくちばしの二匹のインコが居る事に気づく。
人間でも美しいとため息をつかせるほどのそのインコは藤田を見ると、肩から目の前を宙を舞い、自己紹介をしはじめる。
『…初めまして、気弱な戦士様、私達は妖精の庭及び妖精の王、ティティ。二人でティティよ。』
そう言うとインコ二匹は藤田のほに軽くはキスをする。


227 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/15(火) 19:41:33
>そこの女!いやいやいやいやいやいや!女装の変態少年!だね?

怪しいサングラスの老人が、黒ずくめの獣人どもを引きつれて階段を下りてくる。
テンポーやシスターとはぶつからなかった、別ルートの敵らしい、ボクが請け負うより仕方なさそう。
老人に率いられ、歯を剥いて下品に笑うブタ獣人、その数およそ三十余人。
「腸詰めにされた先代の恨みをボクではらそうってか。悪くないね」
剣を持ちなおし、すり足で立ち位置を変えた。刀身全体を生かせるだけの空間を確保するため。
武装は先の吸血鬼より充実しており、
ソーセージみたいな不恰好な指した連中の手には短刀、斧、槍、マシンガンからショットガン――選り取りみどり。
連携はまるでなさそうだけど、数と殺気で補おうってハラだ。多分、老人の号令と同時に真正面から突っこんでくる。
連中ランドレース種か知らんがウェイトもたっぷり、
前衛を潰せば、大柄な味方の身体が邪魔になって飛び道具は抑えられる筈だった。

>只者ではないな!腹の中にヒドゥンでもいるのかね?殺人を好みそうだね!

横だおしのピースサインでばっちりウィンク、ポーズもキメて
「も、大好き!」
にしてもレイジが遅い。もうしばらく遅れたら今度はきっと、ダイアン・ソーンのコスプレで戦わせてやろう。
一方のボクは、過剰分泌のアドレナリンに脂肪で天然防備の豚肉一列、まとめてミンチにしなきゃならない。
長剣では一撃で三人としても三十回、振りまわす単純作業は無駄にすぎる。
よって今回は、振らなくても斬れる武器を喚びだすことにした。
「打倒ヘンリー・ルーカス、越えろ360人殺しってなもんで」
ちょいと握りに力を込めれば、途端に魔剣サラマンダーは炎を噴いて、次の一瞬にはチェーンソーへと早がわり。
スイッチ類を手早く操作し、いよいよスターターを引く段となって、
「あれ」
突然の違和感がうなじを襲う。
とっさに片手を、首の後ろへまわした。
小うるさい虫の羽音が耳元を横ぎったかと思えば、探る手は出来たばかりのちいさな膨らみの感触をとらえた。
「……なんか、カユイ」

やられた。血の匂いのせいか知らんが蚊にくわれた。腫れは早くも一円玉サイズだ。
マズイな。ボク、日本脳炎の予防注射やってたかなあ。
「ちくしょう」
触ってしまうと痒くなり、あわてて腫れを掻きむしる。

228 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/15(火) 19:43:03
>許す!我が子達!この少年を食ってしまえ!」

まだサラマンダーのエンジンがかかってない。
「ちょ、ちょ、ちょ、タイムだ、止めろ! 待てよ、カ、カ、カ、カーット!」
老人の号令がかかり、獣人部隊が突撃を開始した。
密集陣形の前衛はポールウェポン、長物揃いで、
スターターを引いたが構えるには間に合わず、刃をかわすために飛びのいて寝転げる。
そこへ槍の追撃が加わる前にチェーンの回転がはじまり、起き上がりと同時に反撃した。

まずは敵の武器を腕ごと薙ぐ。腕を切られた瞬間も踏み止まることなく敵は突撃するが、
チェーンソーで隊列の隙間に分け入り、切り抜ける。
斬られた敵からボクの周りに退いて、囲みをつくろうとするが、
ボクも足を止めずに密集地帯を狙って斬りこんだ。囲まれたらいけない。血の雨降らしつつ、前進を続けた。
横に倒したガイドバーが左右の壁を削ぎ、道は勝手に開けていく。まだ第一段階。

敵群を斜めに突っ切ったところで、サラマンダーをチェーンソーから長剣へ変化させる。
チェーンソーでは致命傷を負わせるには弱い。
剣を振りきり、一連の攻撃で深い傷を負い、動きの鈍くなった集団から吹きとばす。
ブタ人間の柔らかい腹部は強烈な打撃にも真っ二つに裂けてしまうことなく、
上手い具合に仲間を巻きこんで倒れてくれた。
次から次へと武装した兵隊が補充されるが、武器の質はこの際問題じゃない。手の早さは大したことない連中だ。
遠心力をつけて、コマのように回りながら剣を振るう。
動きつづける、剣風に気後れしない奴から殴られて宙を舞う。
回転は胴体を狙った軌道と、腕や首ねらいの高い軌道を交互に繰り返した。
腹をやられて倒れる一列目の後、すかさず詰めてくるニ列目は危険なので上半身からつぶして攻撃力を奪う。
相手にすれば、前に出れば斬るか斬られるかだし、飛び道具は順番待ちの仲間が壁となる。

そうして半分以上を片づけて、まだボクのペースだった。息も切れてない。
床は死体で埋まってしまって足場が厄介だけど、それは敵にとっても同じ。
残る不安要素は、獣人部隊の指揮を執る老人だけ。何を隠し持ってるか分かりゃしない。

229 :名無しになりきれ:2006/08/15(火) 21:10:33
あぁ


うんちでるっ









ブリブリィリオオ/・

230 :古き血の一族・正規軍:2006/08/15(火) 21:31:15
横浜ランドマークタワー周囲から沸き出でた吸血鬼の幽体は到着すると外壁を擦り抜け内部に侵入した。
実体化を行う。
黒衣の者達は完全に正体を顕わにした。
人間とは似ても似つかない、ネズミとコウモリを合成したようなバケモノだった。
一部に(礼司周辺・ティティの攻撃)軽微な犠牲を出しながらも遂にノスフェラトゥの正規軍がタワー上層部各所を占拠。
タワーは魔城と化した。

231 :ラディッツ ◆POfFWcOTAk :2006/08/15(火) 22:00:40
>230
エレベーターの手前で待ち惚け。
モロー博士はまだ現れない。
下の階の方で爆発音とかが起きてたり、向こうの階段の方が騒がしいが、全部博士がやったことだろう。
ラディッツはモロー博士のことを全面的に信頼している。
勿論のことだが、マイナスの方面でだが。

パッと急に黒衣の者達が現れる。
その正体はノスフェラトゥの手下の鼠達。
一人一人の実力は自分に遥かに劣るものの、その連携による攻撃は侮ることができない。
そんな彼らが何故急に現れたのか?
ラディッツはその中の一人の鼠に聞いてみることにした。

「おい、何があったんだ?」
「(゚д゚)」←鼠

鼠は呆れた表情でこちらを見ている。
いったい、自分が何をしたのだろうか?
鼠達は自分と共にこの場所に居座る。
こんな場所で待機して何かあるのだろうか?

232 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/15(火) 22:23:59
>222
手下を次々と斬り捨てていく中で、その司令塔と思わしき脳みそは多少の動揺が走るかと思ったらそうではない。
女を吸血する際にそれを目撃し、冷静に正体を分析していた。
使徒により吸血鬼にされてしまったが、契約は成されていないので老化しない。
複雑で二つの勢力にどっちつかずの状況が脳みその好奇心をくすぐるが、最終的に殺すべき敵と認知された。
「なんでもいいからさっさとそこどけや。じじいをカツアゲして電車代確保しないと帰れないでね」
こちらとしてもそのほうが楽しめる。グロテスクなその姿を細切れにするべく剣を構えて一気に地を駆ける。
機械部分が奇妙な動きをしたと思うと、対となる二つの円盤が出てきた。
それらはギラりと膨大な光を放出させると、じりじりと皮膚が焼けるような感覚に見舞われた。

>「人工の太陽光だ!しかも光子数1u秒6×10の21乗!どのような吸血鬼も死に絶える凶暴な天の光だ!」
光の兵器と聞いて思いつくのが紫外線照射装置、ソーラーシステムなどなど自分にとってヤバげな兵器が脳裏を過ぎる。
中学二年に光子数とか21乗とかやたらと難しいことは一斉に排除した。
光の兵器と聞いて漫画の知識が引き出されたがあながち間違っていなかった。ヒリヒリと感じていた皮膚は徐々に熱さを増していく。
このままでは焼き殺される?では避けるべきだろう。いや、だめだとうてい間に合わない。
どうする?こちらは駆け出してスピードも乗っている。ならやることはひとつしかない…このまま突っ込む!
「あちぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!」
床に燃え広がる炎よりももっと熱く、受けた矢よりももっとダメージが高い。
髪は老人のようにすべて白髪になり、骨がギシギシと悲鳴をあげるが鞭打ってさらに加速していく。
ゼロ距離まで詰め寄ると一気に脳みそめがけて全身全霊をかけた剣の突きを繰り出す。

233 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/08/16(水) 22:28:34
「うにゃにゃにゃ。猫の本能が!うずく〜〜〜〜」
ボクは小鳥をひっかきたい衝動を抑えて礼司の足にすがりついたにゃ。
「お願えでございますだ!お代官さま!いまこそスパイダーマン作戦を〜〜〜〜〜〜〜!!」
豚も幽霊も小鳥の魔法でやっつけられてしまったにゃ。
「アッシュ達ともはぐれたし、最初の作戦はお互いを気にしないで目的最優先、ノスフェラトゥのとこへ向え!にゃ」
上の階が炎上しているらしく階段の方からはパチパチメラメラゴウゴウと炎の音が聞こえる。
タワーには非常ベルが鳴りっ放し。
「こんな状況だからこそスパイダーマン作戦にゃ!ノスフェラトゥに一番乗りできるにゃ」

234 :メカギョーム ◆cSeqrgFhy2 :2006/08/16(水) 23:26:50
>天保光
>…このまま突っ込む!
>「あちぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!」
>髪は老人のようにすべて白髪になり、骨がギシギシと悲鳴をあげるが鞭打ってさらに加速していく。
「馬鹿な!」
完全なる勝利を確信していたギョームは仰天した。人工太陽光の照射によって助手達も焼け死に灰になっていくというのに
天保は突進してくるではないか。天保を焼き殺すのは先か己に奴が到達するのが先か。ギョームは光子量を増し天保に太陽
光線を照らし続けたが・・・・・・

>ゼロ距離まで詰め寄ると一気に脳みそめがけて全身全霊をかけた剣の突きを繰り出す。
「ゴボボボボボ・・・・・・」
脳の容器を剣が突き破り人工脳脊髄液が飛び散る。剣はギョームの脳を串刺しにした。
「なぜ・・・あらゆる吸血鬼が死する太陽光を受け・・・滅びぬ?・・・・研究材料として実に興味が・・・ある。
チッ。・・・天才の俺を殺すとは・・・もったいない事をするものだ・・・」
ギョーム博士の脳細胞はどろどろに融解し腐り果てた。

235 :モロー博士 ◆IxWLLdwUuI :2006/08/17(木) 00:43:56
「私の研究の結晶!私の子供達が!」
アッシュによって脆くも惨殺されていく豚人間を目の当たりにしてモロー博士は叫んだ。
モロー博士はサングラスを毟り取った。
憤怒に見開かれた目は真っ赤な燐光を放っていた。唾を飛ばし罵る。口内の犬歯が喋るたびに伸びていく。
吸血鬼の本性を現していく。
「許せぬ!女装趣味の変態のくせに私の大切な大切な本当に大切な可愛い可愛い可愛い豚達を殺すとは!
許せぬうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!」
モロー博士の服が膨れ上がる肉体に破れていく。怒気は辺りの空気を震わせた。
古き血の一族の大幹部!恐るべき吸血鬼の魔力と狂える頭脳を併せ持つ最悪の魔人が遂に牙を剥くのだ!
その時豚人間の一頭が後からモロー博士の肩にポンと手をのせた。
ムアコック「豚を人間にするっつーのに無理があったんじゃね?」
モロー博士が振り向く。
豚人間達は笑いながらブーブー言った。
チャペック「豚を人間にしたってそりゃ意味ねーって」
ヴォクト「あんた下らない研究に人生使っちまったなあ」
ウィンダム「馬鹿じゃね?」
ルグゥイン「笑える!ブヒャヒャヒャヒャ!」
ディック「ブーヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」
ムアコック「ブハハハハ!オルラアアアアアア!ガブ!」
ホシ「てめえがいなけりゃ俺達は自由だぶひ!ボキ!」
バローズ「ガウ!バリ!ボリボリボリ!ムシャムシャ!」
モロー博士は豚人間に喰い殺されてしまった。

236 :ムアコック ◆IxWLLdwUuI :2006/08/17(木) 00:44:57
「おい。ガキ!」
モロー博士の右足を食べながらアッシュに特に太った豚人間が話しかけた。
「てめぇは強ぇなぁ。どうだい。俺達と手を結ばねぇか?一緒に霊宝とやらを手にいれねぇか?」

237 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/17(木) 00:55:47
「ふう…ずいぶん上まで来たな…ここ何階だ?」
愁弥はずっとエレベーターシャフトを上へと登っていた。

>ラディッツ
「おい、何があったんだ?」
ふいに近くのドアから声がした。
愁弥は静かにドアの前まで行くと、聞き耳を立ててみた。

−爆発音やら何やら色んな音が聞こえてくる−

「派手にやってるな…ということは藤田達もこの近くに居るのか?」
ドアな前のラディッツ達には気付いていない。
「とりあえずこのドアをどうやって開こうか……やっぱり破壊するしかないよな」
愁弥は手の平に黒い球体を出すと、それをドアめがけて放った。
球体はドアに当たると弾け飛び、ドアとラディッツ達を吹き飛ばした。

「少し派手にやり過ぎたな…って今、誰か吹き飛んでいかなかったか!?」愁弥はシャフトから出てくると辺りを見回した。

238 :ラディッツ ◆POfFWcOTAk :2006/08/17(木) 01:17:50
>237
「グワッ!!」
いきなり爆発が起きてドアが吹き飛んだ。
それと一緒にラディッツや鼠達も吹き飛んだ。

>「少し派手にやり過ぎたな…って今、誰か吹き飛んでいかなかったか!?」
博士がまた馬鹿をやったのかと思ったが、犯人は違う。
まだ歳端も行かぬガキ。
こんなところに知らないガキがいるってことは、ノスフェラトゥに喧嘩を売りに来た輩がいるってことだ。
鼠達も警戒してるみたいだ。

「おい、糞ガキ。ここを通りたきゃな、また今度にしてくれや。
 この階はちょっとしたお偉いさんが貸しきってるんだ。」
何事もなかったように立ち上がり、ファイティングポーズを取る。
「注意しておくけどな。お前、このまま進もうとしたら…死ぬぜ。」
相手がそのまま引き返したら何もしない。
ただ、もう鼠達はガキに襲い掛ったようだ。

239 :ギルバ ◆3lf6qO/knM :2006/08/17(木) 05:15:35
>210 ガリガリ鬼
>世の中に【絶対】ほど【曖昧】で不安定な言葉は無いぞ?
・・・はぁ、人の言葉一つまともに聞こうともしないで
持論を振りかざすばかり。どこの気違いだこいつは・・・案外、
その気違い共の先祖なのかも知れんな。

>信頼や友情の繋がりは思ったより薄いモンなんだ
>俺ぁ出来てるよ、裏切られる覚悟もな
・・・黙っていようと思ったがやはり止めた、ここまで物分りが
悪いと怒りを通り越して哀れむほかない。教科書を閉じて視線をやり
「自分の価値観が全てと思うな、と言った筈だ・・・。
 貴様は長く生きてきたらしいが、その間一度も『本当の信頼関係』を
 築く事はなかったようだな・・・その分際で説教とは笑わせてくれる。
 ・・・時既に遅しだが、無知がばれる・・・喋るな。」

>そのまま片手でギルバをリリの上に押し倒すような格好で放り投げた
肩に手を乗せられた瞬間、その手を払おうとした、が・・・
既に理利の手がそこにあった為迷いが生じた。そこを突かれて・・・!
何の意図か知らないが、怒りを感じている暇は無かった。



240 :ギルバ ◆3lf6qO/knM :2006/08/17(木) 05:17:55
>219 華山理利
>「――――あっ!」
>ひくりと身体がはねた。思わず口元を押さえるがもう遅い。
当然、疚しい気持ちなどない・・・匂いのせいで多少揺らいでいるが。
だから気を回せなかった、と言うのは言い訳だろう・・・結果的に、
余計な刺激を与えてしまったのだから。

>「ギルバ先生・・・・・痛いわ」
>しどけなく横たわった理利はギルバを見上げた。とろりとした笑みを浮かべる。
>「ねえギルバ先生・・・・先生は私のこと・・・・好・・・・。・・・・どう・・・思ってる?」
鬼に押されて押し倒したような状態になってしまった・・・。
その状況だけでもまずいのに、当の理利も大分匂いにやられているらしい。
表情に、所謂『艶』が出ている・・・中学生のする顔じゃない。
それでも、間違いなく・・・『女』の顔だ。
そしてそこに投げられた言葉が、揺らぐ意識をまどろませていく。
「・・・私は・・・!」

>苦しげに顔をゆがめて言葉を切る。内心のせめぎ合いに耐えているような表情だった
>だが手には小刻みに震え、強い葛藤があるようだった。
しかし、理利の苦しげな表情と緊張とは全く違うぎこちない動きが
吹き飛びかけた理性を呼び戻す。そうだ、理利も負けじと戦っていると言うのに・・・!
己の情けなさ、弱さに隠しきれない怒りを滲ませて顔を歪める。そこに・・・

>「理利に・・・思い出をちょうだい・・・・・・・」
>『私を一人にして、お願い見ないで!』
その一言で怒りは頂点に達した。理利の気持ちに気付いたかどうかは分からない。
しかし今ギルバは、催淫花粉の影響下から脱する為に全身を緊張させている。
瞬間・・・パキッ、と頭に嫌な音が響いた。

奥歯が、砕けたのだ。

瞬発系やパワー系のスポーツ選手などは自分の歯形に合ったマウスピースを着用する。
噛み合せによって普段以上の力を発揮する事が出来る様になる為だけでなく、
踏ん張った際に奥歯が砕けるのを防ぐ為でもあるからだ。実際超一流にもなると、
瞬間的圧力はトンに達するとも言われており、さすがにそこまでの圧に生の歯は耐えられない。
ギルバの奥歯が砕けたのもそう言う理由だ。

歯の神経が剥き出しになった様で、破片の刺激でとても痛い。
虫歯になった事の無いギルバにとって、未知の痛みと言える。
しかし、この痛みがまどろみかけた意識を完全に覚醒させたのだから、
文句を言っている場合ではない・・・言うべき相手はベル、説教必至である。

「・・・そういう事は・・・」
近くにあった教材ケースから作業用の白衣を取り出し
「素面の時に、心から想い合っている相手に言うべきだよ・・・!」
それで理利を包んで抱きかかえ、書庫を出る。昼休みももうそろそろ終わりに近く、
殆どの生徒は教室に戻っているようだ。
「(今の理利を、衆目に晒すわけにはいかんからな・・・。)」
歩いて2分ほどの保健室へ、30秒程度で到着し
「先生!2−Cの華山理利が急な体調不良を訴えたので、ベッドを・・・いない?
 ・・・仕方が無い、事後承諾で使わせてもらうとしよう。」
二つあるベッドの片方に理利を寝かせて布団を被せる。
一緒に持ち出した教材ケースに白衣を戻して、自分はベッドの脇に座・・・らず、
薬の棚を物色して消毒液を取り出し、鏡を見ながら奥歯に・・・
「〜〜〜!!!・・・これは痛い、ダンテに抜き胴された時よりも痛いぞ・・・!」
とりあえず消毒は済んだので、改めてベッドの脇に座る。

241 :名無しになりきれ:2006/08/17(木) 10:55:29
巨神兵が現れた!

242 :名無しになりきれ:2006/08/17(木) 18:24:18
巨神兵は消えた!

243 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/17(木) 19:46:29
>234
脳を守っていた入れ物は剣の突きに耐えられず亀裂をつくり、勢いはなお衰えずそのまま脳みそをも突き刺した。
ヒビができたことにより、中を満たしていたなにかの液が洪水のように流れ出してきた。
俺を苦しめていた光は徐々に弱くなり、ペンライトくらいの光になると点滅を数回繰り返した後に沈黙した。

>「なぜ・・・あらゆる吸血鬼が死する太陽光を受け・・・滅びぬ?・・・・研究材料として実に興味が・・・ある。
>チッ。・・・天才の俺を殺すとは・・・もったいない事をするものだ・・・」
「俺をそこらの吸血鬼と一緒にされちゃ困るね。気合が違うんだよバカタレぃ」
いまだ流れつづける内容液とともに脳も溶けて流れる。それは勝敗が決したことを意味していた。

全身は焼けて煙まででるほどの焼肉状態だ。どさりと内容液とドロドロの脳で海ができているその場に尻餅をつく。
座っている場合じゃない…誰のでもいい、すぐに生き血を補給しないとその先には消滅しかない。
剣を杖にして起き上がろうとした………だが、掴んでいたはずの剣は途中で地面に転がった。
拾おうと上半身を傾けた瞬間、地面が迫ってきた。これは俺が前に倒れているんだとわかったときには視界がボヤけて思考も停止した。

真っ暗だ…。なにやらひどい悪夢のようなものをみていた気がするけど、明日になればどうせ忘れるさ。

244 :エドワード黒太子 ◆8GEZsJH0JA :2006/08/17(木) 20:17:39
「両博士ともに倒されたようですぞ。尊師」
黒太子はギョームとモロー散華の波動を感じ取った。
ノスフェラトゥの寝室に集った正規軍の隊長達に黒太子は指示を与えた。
「襲撃者は余程の手練らしい。だが少数に過ぎない。この敵を一気に殲滅する。
今交戦中の者達は敗走を装いこの部屋に撤収せよ。
襲撃者をおびき寄せるのだ。うまく敗走するのだぞ。気取られてはならない。
このルームで決着を・・・尊師!な、なんと!巨神兵を召還なさるおつもりか!?
呪文を留まりたまえ!尊師!牙の主との決戦の切り札をここに投入してはなりませ・・・
おお、尊師。思いとどまっていただけましたか。
肝を潰しましたぞ。
見よ!尊師は我等の不甲斐なさに憤られている!
高慢な無礼極まる襲撃者に吸血鬼の鉄槌を下し骨も魂も塵に変えてやるのだ!」

245 :ヴォクト ◆IxWLLdwUuI :2006/08/17(木) 21:40:24
「交渉中だ。邪魔だ。ぶたたたたたたたたたたたたた!ぶひゃあ!」
豚人間ヴォクトは古き血の一族正規軍兵に拳を数十発ぶちかました。
吸血鬼兵は木っ端微塵に吹っ飛んだ。
「?・・・手応えが無さ過ぎる・・・退却しようとしていたみたいだが、まーいっか。
なあおい女装少年、ムアコックの話はいい話だと思うがどーだい?
ノスフェラトゥを手始めに殺そうぜ」

246 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/08/17(木) 22:33:05
「もう先生はいくから、お前は早く帰れよ。みんな食中毒で大変なんだから、たまたま元気だったからって遊ん
でいるんじゃないぞ。」
「はーい。」
保健室前で宿直の教師とベルが別れの挨拶をしていた。
図書館にて金的を蹴り上げられ引き摺られてきたというのに、そんな雰囲気は微塵も残っていない。

勿論ベルの持つ叢雲剣の力だ。
刀身が三途の川、別名忘却の川の水で形成される叢雲剣の力を使えば記憶改竄など造作も無いのだ。
加えて上手く行っているのなら深く考えずに納得してしまえるベルの幸せ回路のお陰で、両者共に自覚の無い
まま記憶の改竄は行われ、別れの場面が出来上がったと言うわけだ。

宿直の教師と無事に別れられたが、ベルにこれからやることなど残っていない。
今更書庫に行って覗き見と言うのも気が乗らない。
そうすればあとは自宅に帰って夜を待つだけ、だったのだが・・・
帰ろうとしたとき、廊下の向こう側からとてつもないプレッシャーを感じた。
プレッシャーの感情まで感じ取れるほど鋭敏な感覚は持ち合わせていないが、強大な力が迫ってくる事を肌で
感じられた。
その凄まじいプレッシャーに当てられベルの逃走本能に火がついた。
首を左右に振り逃げ場所を探す。
プレッシャーの大きくなる速度を考えれば、とても走って逃げられるものではないという事も悟ってしまっている
から。
そうなるともはや選択の余地は無い。
後ろにあった保健室に飛び込むと、ベットの下に滑り込んで息を殺す。

直後、保健室の扉を蹴破るような勢いで入ってきたのはギルバだった。
(・・・ギルバ先生?何で保健室に?もう終わったの?)
ベットの下の隙間は僅か30センチほど。
僅かに見える足元と、その声でギルバである事がわかった。
直上に何かが乗せられ、ベットが軋む。
(・・・そっか、いくらなんでも早過ぎるもんね。ベットでするのね・・・ってそんな、困っちゃう。真上で始められても
私どうすれば良いの〜〜??)
ベットの下で息を殺す。
顔を赤らめ途惑いながらも、頭に生えた妖花アルラウネが薔薇や百合を大量に花咲かせていた。
(ああ・・・なんだか熱くって息苦しくなってきちゃった・・・二人の愛の熱気なのね・・・!ひゃ〜〜〜)
にやけた顔で耳を済ませているベルは気付かなかった。
熱く息苦しいのは感覚的なものではなく、実際に学校が炎に包まれつつあるからなどとは。

247 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/17(木) 22:59:04
びっくりすることって世の中にはそこそこあるけれど……驚いた。
あの屑船くんから、と言ってしまうのは失礼だけど“あの”屑船くんが渡してくれたホイッスルが
こんなにかわいい小鳥を連れてくるなんて……
意外。
僕の頬にちいさなくちづけをくれたインコは二羽でティティと名乗った。でも妖精の庭の王だという。
「きみたちは……きみたちって呼んでいいのかな?王様にならもっと丁寧に話すべき?
インコの王様。あなたさまたちは屑船くんと、というかシーラ・ドド先生とはどのようなご関係?」
と、たずねたところで僕は足元あたりに漂う殺気を感じ取った。

>ギコ
>「うにゃにゃにゃ。猫の本能が!うずく〜〜〜〜」
「ギコ!だめ!」

>「こんな状況だからこそスパイダーマン作戦にゃ!ノスフェラトゥに一番乗りできるにゃ」
たしかに。
納得。
たしかにギコの言っていることは正しい。
アッシュは言った。それぞれがノスフェラトゥを目指すんだと。
僕は振りむいてシスターの取ったルームを見た。さっきドアをロケット弾で破壊され部屋の中はめちゃくちゃ。
窓ガラスにも大穴が開いている。そこから身を乗り出せばギコの提案しているスパイダーマン作戦も実行できるかもしれない。
そんなことやったことないけどね……
僕はほんのちょっと考え込んだ。
そしてどうするか決断した。
僕はギコを抱え上げると
「きみの言うとおりにしよう。ノスフェラトゥへの奇襲になる。けどごめんね。アッシュたちが心配だ。
シスター、シュウヤくん、テンポーもどうなったか気になる。
……合流したい。無事か心配なんだ。ギコの作戦はそのあとで」
アッシュの立てた計画に逆らっている。
でも心配なんだ。ごめんよ。だれかが死ぬのはいやなんだ。とくにアッシュが死ぬのはいやだ……

心配


「合流したあとでいい考えが僕にある。信じてギコ。アッシュのとこへ行くよ。
それとティティの王様。念動力なんて使えますか?」

248 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/17(木) 23:00:13
僕はギコを抱え、ティティといっしょにアッシュの向かった階段へ走った。
やがて
「う……」
アッシュの匂いだ。
アッシュ匂い。それはつまり血の匂いだ。
階段は鮮血の滝になっていた。ブタ人間の血と肉片が累々と散乱している。
血にすべりながら僕は階段を登った。そして――――――
「ロゼ!」
ブタ人間とにらみ合うアッシュを見つけた。
よかった。生きている。
こんな敵にやられるなんて思ってないけどさ。
僕はロリータ服のスカートをたくしあげアッシュに走りよった。
けどアッシュの様子がおかしい。アッシュはブタ人間と話しをしてるみたい。

>ブタ人間ヴォクト
>「ムアコックの話はいい話だと思うがどーだい? ノスフェラトゥを手始めに殺そうぜ」
僕は自分の耳を疑った。

249 :水無月つかさ ◆kQQdi8IJII :2006/08/18(金) 00:02:24
>240
下校しようと下駄箱へ向かう途中、華山さんを保健室へ連れていくギルバ先生を見送った。
あの状態で保健室に駆け込むのは、むしろ危険ね。いろいろと。
ここで誰かさん辺りだと、きっと妄想を膨らませて追いかけたりするのでしょうね。
わたしはそれほど想像力が豊かじゃないけど、でもそれはそれで問題ね。

―――きみは想像力に欠けている。罠に落とそうと思えばわけはない。

想像力は豊かなら豊かなほど良いわ。こと今回に限って言えば、それは間違いない。
悪い人の罠にハメられることを防げるし、何より人生が豊かになるもの。
でもまあ、敢えてわたしに関して想像力を膨らませるような暇な人は、少なくとも今は居ないでしょう。
皆、目先の問題に集中しないといけないから、そんな事を真剣に考えてる暇なんて無いでしょうし。
そういう意味で恐いのは、想像力豊か(?)で暴走しがちなあの子ね。
わたしには、落ち着きの無いように見えるあの子こそ、最も余裕と想像力があるように思えるわ。
少なくとも、牙の主相手に必死になっている鼠男さんよりは、余裕の面では勝っているでしょう。

>246
そういえば、さっきベルちゃんが宿直の先生を保健室に運んでいったけど……
きっと保健室に居るに違いないわ。勘だけど。
面白そうだから、適当にギルバ先生の後を追いかけてみた。
程なくして保健室の前に着いたら、廊下側に立って眼を閉じて、保健室の中の気配を探ってみる。
まず男の人が1人。これはさっき金的を喰らった宿直の先生ね。
次に、ベッドの辺りに一箇所に固まってる二人組―――こっちは華山さんにギルバ先生。
そしてベッドの下―――案の定、あの子が居た。
ホント、面白い子ね。どっかの安物の玩具とは大違いだわ。

ふとホテルの方に送った使い魔を思い出した。
そろそろ何かやらせておきましょう。
『タイミングを見計らって、そろそろ前夜祭に参加しなさい。
 貴方はもちろん、相手も死なない程度にね。特に禿頭の男は殺しちゃ駄目よ。
 あ、危ないと思ったら、戦わずに帰ってらっしゃい。なるべく見つからずに』
ホテルの方に向かわせた使い魔に指示を送った。

それにしても暑いわね。あの匂いはわたしにも効果があったのかしら?

250 :ノスフェラトゥ ◆glAHh7JUpE :2006/08/18(金) 00:40:54
「モロー博士とギョーム博士が冥府に帰りおったか・・・
陽光下で支障無く活動できる吸血奴隷兵の計画は水泡に帰したか」
ノスフェラトゥは寝台から起き上がった。
「損害は大きいが、わしには黒太子始め頼もしい汝等がおる。ラディッツもよく働いてくれる事じゃろうて。
わしにはまだまだ手はある。
だが賊兵は平らげねばならなぬ。牙の主も見ておろう」
侵入した賊は少年どもだけではないようだ。
ノスフェラトゥは鋭い眼光で室内を見渡した。
「さまざまな邪気を感じるのう」
ノスフェラトゥは立ち上がりラスティーリアに命じた。
「戦装束を纏う。衣を持て」

251 :牙の主 ◆dLcRFJKqEo :2006/08/18(金) 01:17:26
「和魂が荒魂へと戻る直前
何が起こっても不思議でない」
まだ夕方にもなっていないのに日は沈み始める
夜が始まろうとしていた

252 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/18(金) 02:28:41
>「おい、糞ガキ。ここを通りたきゃな、また今度にしてくれや。 この階はちょっとしたお偉いさんが貸しきってるんだ。」
何事もなかったように立ち上がり、ファイティングポーズを取る。
「注意しておくけどな。お前、このまま進もうとしたら…死ぬぜ。」

そこに居たのは髪が異常に長く変な服を着たムキムキマンだった。
「糞ガキ言うな、糞ムキロンゲ。
まあ、生きてたみたいだな。ん?ここの近くにネズミ男がいるのか?
ならこのまま……あ〜少し待った。悪いが話はこいつらを倒してからだ」
そう言うと、背中の大剣を抜き右から襲ってきた鼠の首を斬るとそのまま振り返り様に2匹目を斬る。

3匹目を斬ろうとするが、3匹目は後ろにのけ反りそのまま他の鼠達と共に階段な方に逃げていった。
「何だ、あいつら?追いかけたいが、まずはこいつをどうにかしないとな…」
愁弥は目の前のムキムキマンを見ながら呟いた。

253 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/18(金) 02:37:10
目の前のムキムキマンからは他の吸血鬼のような雰囲気が感じられない。
「なあ、ロンゲ。あんたに一つ聞きたい事がある」
愁弥は剣を背中に納めて話し始めた。
「あんた吸血鬼じゃないみたいだが、なんで吸血鬼に協力してるんだ?
あんたは何の為に戦う?」
答えてもらえるか分からないが、これだけは聞きたい質問だった。

254 :ラディッツ ◆POfFWcOTAk :2006/08/18(金) 04:18:02
>244>252>253
「敗走しろだって…ふざけんじゃねぇ。サイヤ人に敵前逃亡の文字は無い。」
エドワードのテレパシーに小声で悪態を吐く。
敵を前にして、命令とはいえ逃げ帰ったんじゃ、あの世にいる親父に何を言われるか分かったもんじゃない。
それに…自身のプライドがそれを許さない。

ガキは見事な太刀筋で鼠を撃破。
相手にとっては少し物足りないくらいだが、牙の主の前の前菜にしては丁度良い。

>「あんた吸血鬼じゃないみたいだが、なんで吸血鬼に協力してるんだ?
>あんたは何の為に戦う?」
「飯を食わしてもらったから。
 それに霊宝ってものに呼ばれたから、その霊宝を巡った戦いが終るまでは俺は帰れねぇ。」
……そういや霊宝の奴がこう言ってたな。
孫悟空やピッコロじゃ強すぎる!
ラディッツごときで十分だwラディッツwwwテラワロスwwww
ついでにミリンダ買ってこいwwww

霊宝……ぶっ壊す!!

「俺の方は答えたぞ。次は俺の番だ。
 ガキ、お前の望みはなんだ?」


255 :名無しになりきれ:2006/08/18(金) 06:08:00
>243
「こんなところで寝るのダメです!目をさますです」
実装石が剣を引きずり天保の傍にやってきた。
煙が上がる天保の頬を叩くが、全く反応が無い。
「死ぬのダメです。おまいは生きるです。
……本当は血を飲むのよくないです。戻れなくなるですよ」
返事は無い。
実装石は暫く考えた後、何かを吹っ切ったように両手を前に突き出した。
小指の先ほどの赤い玉が現れる。
実装石は天保の口をこじ開け、玉を押し込んだ。

赤い玉は血で出来ている。
回復するかまではわからないが、今すぐ息絶えるような事は無いだろう。

256 :妖精の王・ティティ ◆.QaFws1PO. :2006/08/18(金) 12:33:04
>「きみたちは……きみたちって呼んでいいのかな?王様にならもっと丁寧に話すべき?
>インコの王様。あなたさまたちは屑船くんと、というかシーラ・ドド先生とはどのようなご関係?」

そう訪ねられたティティ達は何か言いたそうな顔をしたが黙り込み足下を見た。

>「うにゃにゃにゃ。猫の本能が!うずく〜〜〜〜」

下に居る白猫が自分を食べたそうな目で見てきたからだ。
>「ギコ!だめ!」
一喝する礼司。二匹のティティは礼司の髪の毛にうずくまると顔だけ出し羽から青白い光の粒を出した。
それは勿論精霊。ギコが襲ってきたら一発かます為だ。
>「アッシュ達ともはぐれたし、最初の作戦はお互いを気にしないで目的最優先、ノスフェラトゥのとこへ向え!にゃ」
>「こんな状況だからこそスパイダーマン作戦にゃ!ノスフェラトゥに一番乗りできるにゃ」
正論を言う猫。
ティティは藤田の答えを待った。少し考える藤田。そして藤田は一つの答えを導き出す。

>「きみの言うとおりにしよう。ノスフェラトゥへの奇襲になる。けどごめんね。アッシュたちが心配だ。
>シスター、シュウヤくん、テンポーもどうなったか気になる。
>……合流したい。無事か心配なんだ。ギコの作戦はそのあとで」

その答えを聴きティティは藤田の髪の毛をじっと見る。正気か?と言った表情をするティティ。
>「合流したあとでいい考えが僕にある。信じてギコ。アッシュのとこへ行くよ。
>それとティティの王様。念動力なんて使えますか?」
『…私は念動力なんて使えないわ。私が使えるのは美しき妖精の庭の民だけ。でも念動力が使える妖精なら出す事が出来る。』
そう言うと二匹は藤田の髪の毛から出ると藤田の前でくるくると円の軌条に反って回った。
すると円の中心から土が現れたかと思うと小さな小さな白い木が育つ。そこから出るのは青い蝋燭の火に似た火。
その火はフワフワと白い木をいったりきたりする。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
暫くしてティティと猫と念動力が使える妖精、『紺火』と共に階段を走る藤田。
すると猛烈に臭い臭いが鼻につく。
>「う……」
『…血の臭いね。』
冷静に言うティティ。
そう、これは血肉の臭い、死の臭いだ。
藤田一同はそんな臭いの中を駆けると階段を登る。そして…
>「ロゼ!」
豚人間とにらみ合う女?…否、女装をした男に叫ぶ。
ゴスロリ服をたくし上げ近寄る藤田。ティティは『あら、セクシーね。』なんてからかうと藤田より先に飛び豚に近寄る。
>「?・・・手応えが無さ過ぎる・・・退却しようとしていたみたいだが、まーいっか。
>なあおい女装少年、ムアコックの話はいい話だと思うがどーだい?
>ノスフェラトゥを手始めに殺そうぜ」
『…!?…ああ…』
そう言うと豚人間の頭の上に乗っかった。そして目の前の美しい女装少年を見ると言った。

『あらら…浮気かしら…元坊ちゃん狩りの坊や。
やめと来なさいって、この豚人間はあちらに居るお色気少年藤田礼司と比べて色気も経済的な余裕も美しさも無いわよ。』

そう言うとティティは再度藤田の元へ飛んでいった。
まるで二人を再会させるかのように。

257 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/18(金) 14:31:15
ブタども、劣勢とみるやいきなり自分らの親玉を喰い殺して、ボクに話しかけてきた。
一匹が白衣からむしり取った「骨付きチキン」に齧りつきながら、

>「てめぇは強ぇなぁ。どうだい。俺達と手を結ばねぇか?一緒に霊宝とやらを手にいれねぇか?」

ボクは剣を下ろした。
いつでも人手は足りず、今回は三つ巴プラスアルファの上に英国魔術師教会なんてのまで首を突っこもうとしてる。
手広い戦力が必要だ。獣人はシスターより扱いやすそうだし、頭数あるからその点悪くない選択だった。
下手に高尚な目的を持たれるより、物欲で動いてくれるほうが都合が良いし。
「いいね」
死肉と臓物の血だまりから、ショットガンを拾いあげた。
ポンプアクションで薬包一発をはじき出し、壊れていないことを確認するとまた弾を詰めなおす。
「悪くない」
べっとりとついた血や脂で滑ってしまわないよう、胸ポケットに入ってたハンカチを掌に巻いた。
ついでに取りだしたライターは下着へ隠して、重たいジーンズ生地の上着を捨てる。
死体の襟首からネクタイを抜き、額を縛って汗止めに。
吸血鬼の斥候が階段へやって来たのを、ブタ獣人の一人が殴り殺す。
一応、寝返るつもりはマジらしい。後で札束のいくらかも積めば、しばらくは言うことを聞いてくれそうだ。

>なあおい女装少年、ムアコックの話はいい話だと思うがどーだい?
 ノスフェラトゥを手始めに殺そうぜ」

「ロゼだ。それともエルリック? いいよ、好きに呼んで」
剣の柄をベルトに挟んで、腰から下げた。
刀身が長すぎて、切っ先を床に引きずってしまう。肩かけのヤツをまた作らなきゃ。

>「ロゼ!」

「レ……いやリア、あれボクの『妹』ね。
遅いぜ! あんだけの人数に手こずったか」
ようやくレイジが追いついた。白猫も一緒。ついでに二匹のインコと鬼火のオマケ付き、アレも新しい能力かな。

>『あらら…浮気かしら…元坊ちゃん狩りの坊や。
 やめと来なさいって、この豚人間はあちらに居るお色気少年藤田礼司と比べて色気も経済的な余裕も美しさも無いわよ。』

インコはやっぱり喋った、しかも忠告。耳が痛いね。
「おいリア、また変なペット増やしたのか? どうしてこう、小うるさいマスコットを欲しがるかね。
インコの姉ちゃん、人間の世の中にゃいつだって色気と美形と金持ちが不足してるんだ。
ソイツらと寝るわけでもなし、暴力商売に選り好みしてられっかよ。腕力だけで十分だ、なあ、そうだろ?」
ショットガンを振って、獣人どもに先へ行くよう促した。
レイジはちゃんと居る。シスターとテンポーは階段の上だろうがまあ、どうでもいいや。
獣人で戦力補充できたのだから、二人には壁のニ、三枚割っといてもらえたらそれで用済み。
さっきから、外が妙に暗いのが気になるけど……心配は後だ。
「行くぜ」

258 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/18(金) 18:57:18
>255
暗闇の中で誰かの声がする。なつかしくもあり、ごく最近聞いたような不思議な声が……。
耳を澄ましてもよく聞こえない。本当にかすかなほどしか聞こえないのだけれど、ただずっと俺を呼びつづけている。
そんな気がしてさまざまなざわめきの中を掻き分けて声の主を捜すのだがまったく見つからない。
まるで迷い子のようにきょろきょろと周りを見回して、なにか違和感を感じると駆け出した。
この黒い世界に人どころか行く末なんてありはしないとわかっているのに、ただ狂ったように黒い道筋を駆ける。

長いどころか無限に続く滅びの世界を巡って行く先に、小さい玉が落ちてくる。漆黒の空にはあまりにも目立つ朱色。
手を伸ばすと届くぐらいの距離まで近づくとまばゆい光を放ち漆黒の世界は崩壊していった。

起きてすぐに感じる地に足がついているという重力感と、なにかの液体で濡れた服の嫌な感じ。
すごい耳鳴りがするしまるで視力が悪くなったみたいにボヤけて1m先もまともに知ることができない。
この場所はどこかとかこういうことになった経緯を思い出そうとするが、まったく記憶にない。
それだけではなく、ずっと過去のことだとか親の顔だとか果ては自分の名前すら覚えてない始末だ。
記憶喪失になってしまったらしい。しかも重度の視力障害というハンデも背負っているのでなお性質が悪い。
口の中でドロリとした濃厚ななにかが麻薬のような充実感と潤いを与えてくれる。どこかにもっとないかなぁ?
とりあえず欲望に身を任せて適当に行動することに決めた。下のほうはなんか熱いから上にのぼるとしようかな。
そういえばなにか大切なものがあったような気がする。最近手に入れた割とお気に入りの…あれは、そうだ『剣』だった。
床を這うように探すとすぐに見つかった。この質感とボヤけた視界でもはっきりわかるほどの光を写す刀身。
もう離すまいとしっかり握り締めて歩きだすと、なにかにつまづくとあの甘美な匂いがしてきた。
つまづいた『なにか』は焦げた匂いを発しているが、そこから流れ出る紅い液体から実においしそうな匂いが出ている。
「これか……いただきま〜す♪」
舌でぺろぺろと舐めとると視界が正常に戻ってきた。それで理解した。この紅い液体はかつて自分の体内にも流れていたもの。
なくてはならないもので生きている人間が流す生命の源である血液。これをもっと欲して止まない。
手に入れるには人を殺して牙で吸い上げることが手っ取り早い。カサカサな白い前髪をいじくりながら血を求めて歩きだす。

>252-253,254
階段をのぼりにのぼって66階へたどり着いた。なにか膨大な力を感じたので、好奇心によって吸い寄せられるように足が動く。
力をもった二人が話し込んでいるのを見つけた。そのさきに惹きつけられるなにかがいる。
この二人に用はないので無視してさきへ行こうとどんどん進んで行く。

259 :ラスティーリア ◆/Xio6qyapk :2006/08/19(土) 00:58:34
>ノスフェラトゥ
>「戦装束を纏う。衣を持て」
「かしこまりました。御主人様」
ラスティーリアは会釈をしてノスフェラトゥの鎧を取りに衣装部屋に行った。
漆黒の鎧を取り出す。
ラスティーリアは重い鎧を運びながら思わずにはいられなかった。
「ノスフェラトゥ様は追い込まれている。真昼に襲撃を受けた時点で、吸血鬼にとってはあまりにも不利だわ」
胸騒ぎにざわめくラスティーリアはうつむいた。
「あ・・・」
影が動く。
ラスティーリアの影が動く。
窓には分厚いカーテンが閉じられて陽の光は入らない。それでもカーテンの下部には外の光がこぼれている。
わずかな光は薄い影をつくっていたが、その影がみるみる動いていくではないか。
ラスティーリアは吸血鬼の侍女ならばしてはならない行動に出た。
リビングのカーテンを開け隙間から外を見た。
眼下には横浜湾が広がる。その横浜湾に太陽が沈んでいく!雲がみるみる流れる。湾に浮かぶ船がすさまじい速さで海を行く。
ルームの豪華な柱時計を見た。針がくるくる回っている。
「牙の主が時間を動かしたのね」

260 :八百万の神の一柱神:2006/08/19(土) 01:30:19
『吸血鬼風情が天体の時間を動かすだと?天照大神の力さえ凌ぐというのか?
それ程の力があるのなら霊宝など必要あるまい。まやかしだ』

261 :牙の主 ◆dLcRFJKqEo :2006/08/19(土) 08:07:51
「夜は来た、祭りをはじめようぞ」
学校地下深く牙の主が目を開いた
ホテルに激しい振動が走しる
ホテルは横浜から消え上一中グラウンドに出現した

262 :名無しになりきれ:2006/08/19(土) 08:28:52
しかし、ホテルは移動していない。
全ては牙の主の妄想だったのだ。

263 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/19(土) 08:35:23
>「・・・そういう事は・・・」
>「素面の時に、心から想い合っている相手に言うべきだよ・・・!」

理利は焦点の合わない目でぼんやりとギルバを見あげる。
目が潤んでいるのは単に花粉の影響なのか、それとも感情の揺らぎによるものかは分からない。
白衣をかけられると僅かに身を硬くしたものの、理利はおとなしく腕に収まった。

結界の中に長くいすぎたのだろうか、どうも時間の感覚が曖昧だ。
まだ昼休みのような気もするし、6時間目の真っ最中のような気もする。
いずれにせよギルバの気配りで、殆ど人目に晒されることなく保健室に移動できた。

食中毒の事後処理に追われているのだろうか、養護教諭の姿はどこにも無かった。
ベッドがある部屋はブラインドとカーテンで仕切られている。
ギルバが二つあるベッドの片方に理利を降ろすと、丁寧に布団を被せてくれた。
理利は相手の視線を避けるように、布団を顔の上まで引き上げた。
「ギルバ先生」
白衣を片付け、ベッドのある部屋から出ようとするギルバを呼び止める。
足音が止まった。
「・・・・・・・・未熟者でごめんなさい・・・」
消え入りそうな声で、ようやくそれだけ口にする。
理利は、自分だけが花粉の影響を受けたと考えているようだ。
足音は遠ざかり、カーテンは閉ざされた。

理利は手の甲で両目を覆った。
・・・あんな醜態を晒してしまったのだ、ベルはともかく、ギルバ先生も水無月さんも呆れ果てているに違いない。
顔から火が出そうだ。思い出すだけで死にたくなる。
だけど。
「生きてるだけで贅沢かもしれないわね。そうでしょう?・・・・・・工藤先輩」
理利は真っ黒に変色した魔法石を取り出した。
「牙の主のこと、少しでもいいから視せて欲しいの」
祈るように両手で石を包み込み、断片的に浮かぶ記憶の中から必要な情報を読み取ろうとする。

ギルバがベッド脇に座った。
理利は詰めていた息をゆっくりと吐き出した。
花粉の影響はまだ燻っている。集中出来なければこれ以上視るのは不可能だ。
理利は黒い魔法石をしまうと、僅かに布団から顔を出した。
「ギルバ先生、もしかしてどこか怪我してる?」
さっきの痛そうな声は、理利も聞こえていた。
花粉の影響で、理利のコンディションは最悪だ。
いつもより効きは悪いかもしれないが、あと1回くらいなら癒しの力が使える。
だが、何か物音でもしない限り、誰かが潜んでいても気配に気づく事は無理だろう。
理利は話を続ける。自分のすぐ真下に、文句を山ほど言ってやりたいベルが潜んでいるとも知らずに。

「工藤先輩の記憶を視たの。身体が灰になってて、殆ど読み取れなかったけど・・・・・。
牙の主は地下奥深くにいる。守衛室の奥に、異界か冥界に通じる扉があるみたいね」
そこまで言ったところで、理利は不意に口を噤んだ。
「ねえギルバ先生、なんだかこげ臭くない?」

264 :ラディッツ ◆POfFWcOTAk :2006/08/19(土) 10:09:43
ガキと話している瞬間、不意に視界がブラックアウト。
目を覚ましたら夜になっており、エレベーターホール近くの窓から除ける景色は夜。そして、どこかの場所。
目の前には、…ガキがいない。…誰もいない。
これは何かおかしいと思ったら、また意識が断ち切れる。

再び目を覚ますと、ガキはちゃんと眼前に居る。
窓から入る景色も、いつもの昼。
決して先程の場所ではない。
やはり、博士のせいで疲れているのだろうか?
それとも、ガキに幻でも見せられたか。
このガキは油断してはならないな…

265 :ムアコック ◆IxWLLdwUuI :2006/08/19(土) 10:33:00
「物分りがいいじゃねーかロゼエルリック。一緒に霊宝を手に入れようぜ。なあリアちゃんもよー。
ぶひゃひゃひゃひゃ」
ムアコックら豚人間達は満足し下品に笑った。
ヴォクト「ん?おい!外を見てみろ!すげぇぞ」
ヴォクトが窓の外を指差した。
ルグウィン「夜になっていくぞ!まじで!?」
チャペック「まさかノスフェラの鼠爺が夜にしたのか!太陽を沈めたのか?超すげぇぞ!やべぇ。鼠爺すごすぎ。・・・ぷぎゃ!」
チャペックはムアコックに殴り殺された。
「臆病風に吹かれた奴はうぜー。いらねー。つーかノスにんな力があるわけねーだろが。
あるならすぐに夜にしてるだろーが。これは牙の主の仕業だな」
豚達がざわめいた。
牙の主は時間を操作できるのか?
豚人間の一頭が震えながらムアコックに言った。
バローズ「まじで?超すげぇぞ牙の主。やべぇ。すごすぎ。・・・ぴぎゃー!」
バローズもムアコックに殴り殺された。
「んなもん幻覚に決まってるだろうが。んなこともわからねーとは笑える!」
ウィンダム「笑える!ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
アンダースン「騙されてる!ぶーははははははは!」
ムアコックは右手を上げて「笑うのをやめろ」という意味合いのしぐさをした。
豚達は笑うのをぴたりとやめた。ムアコックがリーダー格らしい。
「昼には怪異は起こせない。これが霊宝を巡る争奪祭事の契約だ。この力は絶対だ。昼を夜にするような大怪異を
牙の主が起こせるわけがない。これは幻覚以外のなんでもねー。じゃーなんの為にこんな幻覚をしたのか考えろ。
こいつは力のアピールだ。牙の主はこんなにすっげー超魔力を持ってるんだぜーとノスの部下達にアピールして
びびらせる作戦だろう。
もう騙されたヘタレな奴もいるかもしれねー。バローズみたいにな!ぶっははははははは!
チャンスだな!ノスの部下は幻覚の夜に動揺しているだろう。
進撃だ!」
ムアコックは階段を駆け上がった。ギョームが燃やしてしまった南階段ではなく北階段に行く。
ノスフェラトゥのいる階へ階段を登る。
「頭がいい・・・」と思われているような視線を感じてふとムアコックはふりむいた。
礼司が呆気に取られている。
「豚が頭がいいのにびっくりってか?リア、
失敬だな君は!俺はな、さっきモローの脳を喰ったのさ!
モローの狂気は吸収しなかったが英知は俺のものだ。
ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」

266 :??? ◆Lm2AC1CyeA :2006/08/19(土) 11:36:43
かつて、利き手だった左手。
今は、醜い剣となっている。
…けど、そんなものは正直、どうでも良い。

ただ、折角歩み始めた、新たな私の平穏を
ぶち壊した、このリングが憎い。
昔の私よりもずっと、充実していたのに。

最初は、あまり関係のない記憶だった。
呪歌の力で兵士達の力を引き出し、いくつもの戦いを勝ち抜いた。
しかし最後の戦いで負け、逆に魔女として処刑された、前世の記憶。

でも、確実にそのリングは私の記憶を呼び覚ました。
初めて剣を手にした時に流れ込んで来た
先祖クリストファーの記憶と、剣術の記憶…

そして、私の左腕が無くなった時の、真の記憶。

最後の記憶を取り戻した時、私の中には
左腕を喰らった大男の記憶と共に
このリングを私に向けた、華山リリへの憎しみが残ったのだった。

私は、細いナイフを取り出す。まるで針のように細い剣先。
それを使って自分の頬に傷を付け、刃を血で洗った。

「これは宣戦布告よ…受け取りなさい、華山リリ」

私は、右手の親指で「ピンッ」とリングを弾き
リングの間を、ナイフ投げで射抜いた。
射抜かれたリングは、ナイフと共に保健室に向かって飛んでいく。

267 :名無しになりきれ:2006/08/19(土) 15:00:28
「横浜ランドマークタワーで火災発生」
このニュースが全国に流れたのは2ちゃんねるが最初だった。ニュース実況板に火事を知らせる書き込みが午後2時37分にあった。
FMヨコハマが報じたのが午後2時39分。同局のチップスタウンでニュース速報。
テレビではNHKがニューステロップを午後2時41分に流す。各民放も続々とニューステロップ報道。
日本テレビはワイドショー「ザ・ワイド」を放送中ですぐに現場からの生放送に切り替えた。
「ランドマークタワーの上の方で火事が発生している模様です。あーすごい煙が出ています。
現場は消防車やパトカーが集結し騒然とした雰囲気になっています!」

268 :水無月つかさの刺客 ◆kQQdi8IJII :2006/08/19(土) 16:57:13
ノスフェラトゥが宿泊している部屋のバスルームの蛇口から、赤く光る眼のような器官を備えた、黒い流動体が出てきた。
つい先ほど、水無月つかさが流し台に黒いドロドロしたものを流した。
このドロドロしたものは実は無定形の邪霊であり、実体を保ったままでも人間の通れないような狭い通路を通ることができる。
不定形の邪霊は、紆余曲折の果てにランドマークホテルの近くまで辿り着き、
吸血鬼の臭いを頼りにランドマークホテルの水道管を移動し、最も強い臭いを放つ吸血鬼の部屋を目指した。
そしてバスルームの蛇口から、ノスフェラトゥの部屋へと進入したのだ。
形を持たぬ刺客は、黒豹のような姿になってバスルームから出てくると、そのまま床に沈んで姿を隠した。

>267
『火事が発生したみたいだから、早いとこ帰ってきなさい。
 こっちも火事みたいだけど、消防署に連絡しといたし、わたしは心配は要らないわ。
 そっちは無理しないでね』
主から、以上のような指示が入った。
主は千里眼の能力を使ったか、この邪霊の視点を通してものを見るなどして、遠くのものを見ることができるのだろう。
あるいは、単に自宅に帰って、ニュースを見ながら指示を出しているだけかもしれない。
どちらにせよ、ホテル内で起こっていることを知り、こうして指示を出している。

刺客は音を立てずに床の中を移動し、ノスフェラトゥを探している。
ここで襲撃をかけた。
刺客は床の下からいきなり姿を現わし、黒豹の姿になった。
主から聞いていたとおりのノスフェラトゥの姿を確認するや否や、そして素早く飛び跳ねて電灯にしがみつき、
例の吸血鬼の身体を串刺しにすべく、頭部を尖らせて伸ばした。
ここに黒衣の者どもの精鋭が集うにも関わらず!大胆不敵に!

269 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/19(土) 17:49:51
「ロゼ。無事だったんだね」
アッシュなら無事だと思ったけどさ……
ブタ人間とアッシュは協力し合おうと交渉していたらしい。
ティティはブタ人間は信用できないと言っているけど交渉成立らしい。さすが。
書庫でアッシュはノスフェラトゥを牙の主との戦いに利用できたら、と計画を言っていたけれど、
ノスフェラトゥではないが援軍は出来たってことだ。
でもティティの言うように不安はある。
ムアコックというブタ人間のリーダーや他のブタたちも口は血だらけ。ぼりぼりと口をまだ動かしている。
仲間であった筈の吸血鬼(モロー博士)を食べたんだ。足元にはその残骸がグロテスクに有る……
アッシュは信用できないとわかっていてクールに利用するつもりみたい。
「ティティ。心配はわかるけどここはアッシュに任せるよ。任せて失敗したことないから」
僕はティティに小さくささやいた。

>アッシュ
>「行くぜ」
>ムアコック
>「物分りがいいじゃねーかロゼエルリック。一緒に霊宝を手に入れようぜ。なあリアちゃんもよー。
>ぶひゃひゃひゃひゃ」
………ぜんぜん…ぜんぜん信用できない。
ルームのまえでロケットランチャーで武装したブタ人間たちと戦ったけれど、この怪人たちにはいやな特徴があるんだ。
彼らは仲間の死を笑う。
仲間の失敗を喜ぶ。
幻想界で多くの妖魔と戦ったけれど、いままでにないタイプだ。
アッシュがショットガンを振ってブタ人間たちを先に進むよう促す。アッシュは徹底的に壁として利用するつもりらしい。

>ルグウィン
>「夜になっていくぞ!まじで!?」
ブタ人間が騒ぎ出し僕も廊下の窓を見た。
「陽が沈んでいく!」
早送りの映像を見るみたいにあたりは夜へと変わっていく。横浜の街に明かりが灯りだして下界はきれいな都市の夜景になった。

>ムアコック
>「んなもん幻覚に決まってるだろうが。んなこともわからねーとは笑える!」
ほら……
ムアコックは仲間のブタ二頭をちょっとした意見の違いなだけで惨殺した。
残酷だけれどもムアコックは優れた頭脳の持ち主らしい。夜への突然の変化現象を推理し説明した。

>「豚が頭がいいのにびっくりってか?リア、
>失敬だな君は!俺はな、さっきモローの脳を喰ったのさ!
>モローの狂気は吸収しなかったが英知は俺のものだ」
話しかけられるとゾっとする。
僕はどう答えたらいいのかわからなくて、だまって階段を登った。アッシュのちょっと後に続いて。
ホテル内には火災のサイレンが鳴り響き、ひとつ階を登るたびに閉まった防火シャッターを開けて進む。
開けるとたいてい死体が横たわっていた。火災から逃げようとした宿泊客だ。
死体のそばには決まってネズミのようなコウモリのような醜い化け物がいた。僕らに気がつき奴らは攻撃をしてくる。
それを僕たちは撃破していく。
僕らは吸血鬼の兵士(正規軍)を突破しながらノスフェラトゥの潜む階へと進んだ。
現れる吸血鬼は妙に脆くて弱く、ムアコックの当てた通りに動揺のせいなのか、それとも裏があるのか
わからなかった。

270 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/19(土) 17:50:44
「あ!ああ!ロゼ!……テンポーくんのオーラを感じるよ!……シュウヤくんのも!」
63階まで上がったときに僕は叫んだ。見上げる。見上げても天井が見えるだけだけど。
ふたりを感じる。
「ふたりはすでに66階に到着しているよ」
僕はアッシュの手をつかんだ。
「ギコの立てた作戦があるんだけど」
ギコにウインクする。だから僕を信じてと言ったでしょ。
ブタ人間たちは立ち止まった僕らに気がついているのにどんどん進む。吸血鬼との戦いに酔っているみたいだ。
ムアコックは僕を見つめている。やっぱり油断できない。ムアコックにもこれは提案するべきだ。僕は火災サイレンの音に
負けないように大きな声で言った。
「ここで二手に分かれようと思うんだけどどうかな?
ムアコックさんたちはこのまま進んでもらって、テンポーくんらと合流。ノスフェラトゥのルームへ突入。
……いきなりブタの人が来たらテンポーくんもシュウヤくんも驚くのでなんか連絡をしないとだめだけど。
ティティはさっきロゼにテレパシー送ったよね?テレパシーできるね?
お願い。ふたりにこのこと伝えて。
僕とアッシュはこの階の窓を割って、外からノスフェラトゥの部屋を襲撃しようと思う。
ギコのスパイダーマン作戦さ。どう?挟み撃ちってわけ」
63階の階段そばにあったルームのドアは開いていて室内が見える。この部屋に泊まっていた人は逃げたらしい。
無事に逃げられているといいけど。
僕はルームに入ると窓ガラスに黒のムチを放った。先端が円を描くように。先端にはオーラをのせてある。
窓ガラスをすっぱりと直径1メートルくらいの円形にムチは切断した。外に破片が落ちると大変だ。
切断面に少し角度をつけて切ったので、切り離された円の窓ガラスは室内にゴトンと落ちた。
「見て!」
思わず叫んだ。
窓に映る外の光景は夜の横浜湾と横浜市の夜景だ。
でも窓の穴から見える光景は青い空!
「ムアコックさんの推理どおりだね」
夜になんかなっていない。
「ここから外に出て僕の黒のムチでスパイダーマンしようと思うんだけど、
僕の細腕だと二人分は支えら得そうも無い。
……なに?ロゼ?ん?そうそう。ふたりって僕とロゼだよ。
そこでティティ。その念動力が使える妖精さん(紺火)にお願いが。
僕がロゼの体重を支えられるように、ちょっと念動で力を貸して。ロゼや僕の体重を軽くしてくれればいいんだ。
ねぇ。急いだほうがいいかも。ノスフェラトゥの部屋がざわざわしている」
間違いなく僕らはノスフェラトゥを追い込んでいる。
僕は窓の穴から外を見た。目が回るくらいに高い……
「地上270メートルでデートしようよ。ロゼ。いっしょに行こう」

271 :実装石:2006/08/19(土) 18:28:28
>>258
「テンポーだめです!止めるです!今行くのダメです!正気に戻るです!」
実装石は天保の足元にしがみ付いた。
だが、天保の足を止める力は無い。
「今のテンポーでは上にいる化け物に虜にされるです!
せっかくあの恐ろしい声から逃れたのに、ここでねずみ男の奴隷になるですか?
それじゃ…それじゃお前を助けようとした、漏れの相棒は無駄死にしたです!」

272 :ラスティーリア ◆/Xio6qyapk :2006/08/19(土) 19:16:35
「た、た、た、た、た、た、たいへんですぅ御主人様ぁ!
そ、そ、そ、そ、そ、外が夜です!夜になっちゃってます!
き、き、き、き、き、牙の主の仕業です!
こんなに強い魔道力があったなんて!あの凶暴な堕天使パタルフ以上の力です!
勝てません!牙の主には勝てません!」
ラスティーリアは牙の主の術中に嵌っていた。偽りの夜は精神力の弱い敵に恐怖心を引き起こす呪力も
あったのだ。精鋭である正規軍隊長の中にも狼狽した素振りの者がいる。

>水無月つかさの刺客
「なに!?」

273 :実相虐待氏:2006/08/19(土) 19:18:40
>271
目の前には子供の足に捕まって、デスデス騒いでいる糞蟲がいる。
ノスフェラトゥ様のアジトに糞蟲がやってくるとは、世も末ということか。
背中からバールを取り出して、糞蟲に振り下ろす。
糞蟲の頭は砕け散り、中に入っている偽石も砕けた。
笑いが止まらないよ。ハッハッハ!!

274 :ジャネット(クリス) ◆Lm2AC1CyeA :2006/08/20(日) 12:47:17
保健室に向けて投げたナイフ。

ナイフは保健室のガラス窓を割って
華山リリの横をかすめて壁に突き刺さる。

そして彼女は気付いて窓の外を見る。
そこで私が登場し、彼女が私に思い出させた前世の名前
……「ジャネット・ピュセル」を名乗る――



……ハズなのに。

「おかしいわね、何も反応がない……?」

不思議に思って屋根を飛び降り、保健室を見る。

窓が割れていない。

よく見ると、ナイフは保健室の窓まで届かず
地面に突き刺さっていた



……――ッッッッ!!!



ふぅ……
慣れない右手じゃ、こんなもの……ね。
今日のところは帰ろう……帰って練習しよう、ナイフ投げ。

275 :エドワード黒太子 ◆8GEZsJH0JA :2006/08/20(日) 15:58:37
>ラスティーリア
>「そ、そ、そ、そ、そ、外が夜です!夜になっちゃってます!
>き、き、き、き、き、牙の主の仕業です! 」
「・・・・・・鎮まれ」
黒太子はラスティーリアにそう言い放つと寝室の遮光カーテンを開けた。
「面妖な!」
夜になっているではないか。
正規軍の猛者たる隊長らですら浮き足だっている。いや自分すらも!
太陽の運行を牙の主は支配できるだと?有り得ない。
「落ち着け!落ち着けい!牙の主の姦計であるのは間違いない。だが気圧されれば牙の思う壺だ!
尊師!牙めの策は我等を・・・、尊師!」
黒太子は言葉を呑んだ。

>シャドウ
>刺客は床の下からいきなり姿を現わし、黒豹の姿になった。
「ビースト如きが!」
黒太子は佩いていた腰の大剣を引き抜くと黒豹の胴体を斬った。
だが剣は胴を薙いだが黒豹は弾け飛ぶだけで痛痒はなにも無いようだ。
「ビーストではなくレギオンか」
野獣(ビースト)と違いレギオン(悪霊)ならば戦い方を変えねば。
「お前は使役霊だな。おまえに指示する思念を俺は感じ取ったぞ。念話は俺も些か使えるのでな。
レギオン!おまえは今の主人と解約せよ!俺と使役の契約を結べ!」
黒太子の眼光が赤く点る。
水無月の精神力と黒太子の精神力とがぶつかる!

276 :水無月つかさの刺客 ◆kQQdi8IJII :2006/08/21(月) 02:44:13
>275
黒太子の一撃により、トゲの軌道がズレて、ノスフェラトゥが串刺しになることは免れた。
同時に、電灯にしがみついていたのが、床に降りてきた。
床に降りると、今度は床に身を沈めたのだが、何かをする気配は無い。

黒太子が仕掛けた精神力のぶつかり合いは拮抗しており、シャドウの統制権を得ることは困難を極めた。
幸いにして、シャドウは床に身を沈めたまま大人しくしており、衛兵達やノスフェラトゥに襲いかかることはない。
だが、この拮抗した状態は、実は水無月つかさの策略によるものであった。
黒太子がシャドウに集中している間に、礼司達はこの部屋へと向かっている。
つかさは拮抗している状態を長続きさせることによって、
黒衣の者どもにとって重要な人物である黒太子の注意を逸らして行動を封じ、時間を稼いでいるのだ。
このタイミングで礼司達が駆けつけたら、きわめて厄介な状況になることは間違いない。
『ほらほら、こうしてる間にも、どんどん曲者が近付いてきてるわよ。そんなことで大丈夫なの?』
ある程度時間を稼ぐと、これくらいで十分だとばかりに、今度は念話で挑発して黒太子の冷静さを奪う作戦に出てきた。
曲者がこちらへ向かっていることも重なっており、最悪のタイミングで挑発を受けたことになる。

また、この念話が入ってから、シャドウが再び動きだし、今度は周りの兵達を標的と定めて、
一度にたくさんの兵を薙ぎ払おうと、身体をを大きな刃に変えて回転しながら飛び回った。

277 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/21(月) 07:48:52
>261
背景が暗くなったと思って窓外を見てみたら夜だった。
そろそろ三時のおやつの時間かなと思うような明るさだったので、ただ不思議だな感じた。

>271
足元から声がするので歩きながら確認してみると、ちっこい人形が足にしがみついて必死になにかを訴えかけている。
きみは僕のことを知っているのかい?それになんでテンポーと言われるたびにこんなむかついてくるんだろう。

>273
いつの間にか近づいていた人間のようでいて人間ではない『なにか』が、バールで攻撃してきた。
攻撃先は例の人形で僕にとってはまったくどうでもよいことなのだけれど、咄嗟に体が動いていた。
腕を盾にして防ぎ、剣でカウンター気味に横一線に斬りつけると『なにか』は腹部から血を盛大に噴出して後ろに倒れた。
なぜ人形をかばったかは僕にも理解できないが、きっとなくなった記憶に影響されてのことだろう。
腕はバールの先端が食い込み、そこから血が止め処なく流れ出てくる。この人形は僕にとってそんなに大事だったのだろうか?
過去は過去でいまはいま。別に記憶なんて血を啜る快楽に比べたら邪魔でしかないのでどうでもいいから思い出そうとしない。
大量の血が海が床や壁を汚して不気味なアートを作る。僕にとってそれはまさにご馳走の一言に尽きる。
目の前にご馳走があるのにそれを無視するなどとまったく愚かしいこと。

口が紅く染まるのをまったく気にせず意地汚く満腹まで血を飲むと、また歩みはじめる。
そうそう…人形に向けて警告入れとかないと、また邪魔してくるとさすがに殺してしまいそうになる。
「いまの僕はどうやら君を壊したくないみたいだ。後ろにさがってないと間違って殺してしまうかもしれない。
危険だからこれ以上邪魔しないでね」
人形はまだこちらに向けてなにか言いたそうだったけど、もう追ってくることはなさそうだ。
こんどこそ歩み始めたら一直線。あの異世界のように渦巻いている場所に行くまでもう止まらない。

近づけば近づくほど、膨大な力を肌で実感できるようになるほど襲い来る敵の数が多くなる。
それらを一体ずつ一閃して無に帰し、攻撃されてはそれを避けてゆっくりとした歩みで道を進んで行く。
ここだ。このドアの向こうは光が差し込もうと照らされることのない深い闇の中。
この先に住まうのは地獄の閻魔かそれとも天の使いか。
なにも恐れず少しの躊躇せず、この後に起こることに幾ばくかの好奇心をもってノックをした。

278 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/21(月) 13:25:54
100万ドルの夜景に怖気づく二匹をリーダーのムアコックが殺した。血の海を離れ、階段を行進していく。
ヤツが言うとおりに窓からの眺めが幻覚だとしても、そうした「牙」の手の広さは少々厄介だ。
ここは長居せず、なるべくなら早くに帰って戦力を立てなおしたいところだけど、
骨折り損のまま帰るのもまるきり馬鹿だし、はやるブタどもを納得させる程度には戦果が欲しい。

>「豚が頭がいいのにびっくりってか?リア、
 失敬だな君は!俺はな、さっきモローの脳を喰ったのさ!

レイジはふとムアコックに内心を見透かされ、気まずそうにうつむく。
わりに潔癖症な彼は文句こそ言わないが、連中との契約をあまり快く思ってないのだろう。
「やっぱりアレか、アミノ酸? 効くんだねえ」
階毎の防火扉を開ける隊列先鋒は、数人がムアコックの指示により銃器を携帯している。
扉を押しあける一人と、反対側に控えて扉の奥へ銃撃する一人、後続が突入、掃討。
時折、調子に乗って出すぎた兵隊が、死体漁りのコウモリのバケモノにたかられて悲鳴をあげるのを皆で撃つ。兵隊ごと。
人間型の吸血鬼部隊も少なくないが、サイレンの騒ぎと防火扉で分断されたせいか防備が甘い。
申し訳程度の反撃から素早い撤退が不安な挙動だけど、戻ってみたところで何があるでもなし。
障害物のもろいのを好いことに、快調に各階の防衛線を突破していく。
ボクとレイジは最後尾で、傭兵連中の戦いぶりを見物するばかり。

>「あ!ああ!ロゼ!……テンポーくんのオーラを感じるよ!……シュウヤくんのも!」

何階分か上ったところで出しぬけに、レイジのニュータイプ能力が二人の66階への到着を察知した。
ボクと、何故だかうれしそうにボクの手を握るレイジと、ムアコックが隊を離れてその場に立ちどまる。
「二手に分かれる?」

>僕とアッシュはこの階の窓を割って、外からノスフェラトゥの部屋を襲撃しようと思う。
 ギコのスパイダーマン作戦さ。どう?挟み撃ちってわけ」

現在地が63階だから、58階から登るよりは距離も短いし安全だ。
しかしボクには、レイジのような便利な道具がない。鉤爪でも取り寄せるか?
地上63階の外壁をよじ登るなんてゴメンだが、レイジにも考えがあるらしい。
何より彼が今回の作戦のリーダーだ、つまり聞くだけ聞けってこと。
訝しげにボクらをみるムアコックへ、
「マイク? あのウスノロどもを連れて先に行ってくれ。食いでのねえ痩せっぽちのガキが二匹、上に居るだろうが
ソイツらは仲間だ。分かったか? ソイツらと合流して、『元』ボスの部屋を囲んどいてくれ。
途中は魔法結界、ワイヤートラップの対人地雷(クレイモア)、爆発物に注意しろ。
強引な突っこみかけて全滅したらノーギャラだ、豚バラ肉に報酬は出さねえ――しっかりやれ」

279 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/21(月) 13:26:34
ムアコックたちと分かれ、ボクらは63階の適当な部屋に入った。
レイジが居間の一番おおきな窓へ立つと、おもむろにムチを振るって、窓のガラスを円形に切りとる。

>「見て!」

「見た」
ガラス越しの夜景のど真ん中、切りとられた円の部分だけが真昼間の景色だ。
黒の縁取りに丸い青空、アーティスティック。ワオと叫んで円を覗きこむ。
「ガラスに景色を張っ付けてたのか。ホントに『牙』かは知らんが器用なやっちゃ。
で、どうする? オレは手首から糸は出ないぞ。姉貴も今はバルンディノだ、空を飛ぶのは無理だけど」

>僕の細腕だと二人分は支えら得そうも無い。
>そうそう。ふたりって僕とロゼだよ。

やっぱりそうなるか。
レイジ曰く、インコの妖精の力でもって、レイジの片手でも支えられるくらいにボクの体重を軽くするんだとか。
土壇場の妖精ダイエットとなると風が怖いが、ここまで来たらレイジの手前ビビって逃げ出す訳にも行くまい。
サラマンダーと散弾銃を吊るしたベルトを思いっきりキツく締めて、下着の中の荷物も確かめた。
それから妖精の返事も待たずに、レイジに寄り添って意思表示。やれるだけやってみて、運が悪くて死ぬだけだ。
「コイツはキルスティン・ダンストの役だな。ゴブリンが飛んでこねえのを祈るぜ」
両手はレイジの背中へまわして、頭を彼の胸へすりつける。レースの派手なロリータ服が暑いのか、汗の匂い。
頬に伝わる心臓の鼓動がすこしばかり速いのは、彼も幾ばくかの緊張があるのだろう。
抱きつきながら背筋を伸ばし、顎は彼の肩に乗せ、身体を密着させた。彼は細くて、少し骨張ってる。
ここからベアハッグしたら、一秒足らずで背骨をへし折っちまいそうだ。
「ベランダにのんびり着地なんて考えちゃいないだろうな。破るんだろ、窓」

>「地上270メートルでデートしようよ。ロゼ。いっしょに行こう」

「絵になるぜ」
腕できっちり締めて、息を呑む。

280 :妖精の庭・ティティ ◆.QaFws1PO. :2006/08/21(月) 15:51:01
感動の再会もつかの間、次の作戦へ移る。

>「ここで二手に分かれようと思うんだけどどうかな?
>ムアコックさんたちはこのまま進んでもらって、テンポーくんらと合流。ノスフェラトゥのルームへ突入。
>……いきなりブタの人が来たらテンポーくんもシュウヤくんも驚くのでなんか連絡をしないとだめだけど。
>ティティはさっきロゼにテレパシー送ったよね?テレパシーできるね?
>お願い。ふたりにこのこと伝えて。
>僕とアッシュはこの階の窓を割って、外からノスフェラトゥの部屋を襲撃しようと思う。
>ギコのスパイダーマン作戦さ。どう?挟み撃ちってわけ」

『…わかったわ…。』
了承するティティ。
そしてティティは天保とシュウヤにテレパシーを送った。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
天保とシュウヤの脳に可愛らしい声が響く。

―こんにちわ…か弱き子羊天保、私はティティ。か弱い妖精の王よ。

―戦士、藤田礼司の伝言を伝えるわ…醜く強い豚ムアコックが仲間になったわ。

―会った途端餌だと思ってかぶりつかないようにね…か弱き子羊たちよ…

そう言うとティティの通信は途絶えた。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
次の作戦の指示を聞く。

>「ここから外に出て僕の黒のムチでスパイダーマンしようと思うんだけど、
(省略…)
>ねぇ。急いだほうがいいかも。ノスフェラトゥの部屋がざわざわしている」

>「地上270メートルでデートしようよ。ロゼ。いっしょに行こう」
ティティは言った。
『随分滅茶苦茶な作戦ね…藤田礼司。いくら超人でもここから落ちたら死ぬわよ…。』
しかしアッシュは藤田礼司に寄り添う。無茶苦茶な奴の友達も無茶苦茶という事か。
ティティは一つため息をついた。
>「地上270メートルでデートしようよ。ロゼ。いっしょに行こう」
>「絵になるぜ」

『…わかったわ。』
静かに理解するティティ。ティティは分かったのだ。何故ドドが藤田を恐れているのか。
それはこいつらの純粋な勇気だ。
どんなに恐ろしいことが目の前に立ちふさがっても目的の為にそれを超える勇気。
それはどんなに強い力や賢い脳とかを遙かに凌駕する武器になる。
こいつらには…その武器を、人より倍持っているのだ。特に藤田礼司、目の前にいるこの男は。
ティティは一瞬あの事を話そうかためらう。
もしかしたらこの者達なら救えるかもしれない、そんな淡い事を考えてしまう。
しかし、話せば恐らく…。
ティティは暫く黙り込むと紺火に言った。
『…紺火。あの少女を軽くしてちょうだい。』
すると突如紺火は強く天井高く燃え上がったかと思うと火の下部が裂け口みたいになる。
―了解した…!王…!―
そう火は喋ると一瞬でその火はアッシュを包んだ。アッシュに冷たいまるで水の中にいるような感覚を与える。
暫くアッシュが火柱状態になったかと思えばその火はじょじょに収まっていき…。
終いには完璧に消え去りそこには軽くなったアッシュが存在した。
ティティは言う。

281 :妖精の庭・ティティ ◆.QaFws1PO. :2006/08/21(月) 15:52:09
『これでOKよ。アッシュ、貴方の体重は今1kg。外に出れば風が強いだろうから私が防いであげるわ。』
そう言うとティティの口から白いスモークが出たかと思うと、藤田とアッシュを包む。
『これで貴方達は極力風の抵抗を受けないわ。』

282 :悪魔合体師ヴィクトル:2006/08/21(月) 20:44:39
「ノスフェラトゥ様。昼間の戦闘に我が陣営の不利は厳然たる事実でございます。
だがここに現われたるブラックパンサーはまさに奇貨でございます。
悪魔合体!我が軍の肥やしになれ!ヨーソロ!」
ヴィクトルは黒豹と近くにいた正規軍兵の悪魔合体の呪術に入った。

283 :エドワード黒太子 ◆8GEZsJH0JA :2006/08/21(月) 22:33:17
>悪魔合体師ヴィクトル
>悪魔合体!我が軍の肥やしになれ!ヨーソロ!」
>ヴィクトルは黒豹と近くにいた正規軍兵の悪魔合体の呪術に入った。
「出来した!こやつは相当な魔力を持った霊体だ。
アグエル!ゲルマー!シレーヌ!カイム!フドウ!アスカ!この黒豹と合体せよ!
汝らは一つの悪魔となり尊師の為に未来永劫尽くすのだ!」
悪魔合体師ヴィクトルの進言に賛同した黒太子だったが本心は違った。
黒太子は密かに思念をノスフェラトゥに送った。
『敵に我等は包囲されておりますぞ!ここに留まっていては我等は滅びるのみですぞ。
夜の闇に生きる我等吸血の者達が昼に戦うのは判りきった破滅の道を進む様なもの。
アグエルらを囮にここは撤退いたしましょうぞ。尊師の御怪我も完治されてはおりません。御自愛くだされ。
牙の主の嘲笑を受けたとしてそれが如何程の事でありましょう。
最後に我等が霊宝を獲得すれば良いではありませんか』
誇り高いノスフェラトゥが撤退案に賛同する筈がないのを黒太子は十二分に分かっていた。
ただ逃げるでは弱腰と怒りを受けるだけだ。
ー世話の焼ける爺だー
舌打ちしながらもそれをおくびにも出さずに黒太子は忠臣を装った。
『ギョームの持ち込んだ機械類を自爆させましょう。ランドマークタワーを倒壊させます。
我等に仇なした襲撃者どもは皆死ぬのです』

284 :ノスフェラトゥ ◆glAHh7JUpE :2006/08/22(火) 00:06:09
>ラスティーリア
>「た、た、た、た、た、た、たいへんですぅ御主人様ぁ!」
「この程度の事に慌ててはならぬ。落ち着くのじゃ。のう。わしの鎧を落とすなて」

>水無月の使い魔
>ノスフェラトゥの身体を串刺しにすべく、頭部を尖らせて伸ばした。
>エドワード黒太子
>黒太子は佩いていた腰の大剣を引き抜くと黒豹の胴体を斬った。
>『敵に我等は包囲されておりますぞ!ここに留まっていては我等は滅びるのみですぞ』
「おうおう流石は英国の大武将エドワード公じゃ。戦況を見るに敏なるかな。
ヴィクトル。貴様にその使い魔はくれてやるわい。わしは研究者を支援するのが楽しみじゃでな」
追い込まれている情勢にありながらノスフェラトゥは余裕さえ感じさせる静かな物言いだった。
昨夜の上湘南での戦いで負傷を負った時にも、まるで他人事の様に冷静であった。
ノスフェラトゥは常に泰然としているのだ。
「ヴィクトル。そやつが暴れて思うようにできぬか?ならばほれ!」
ノスフェラトゥは口から光る霧を吐いた。エクトプラズムだ。回転する刃となって襲いくるシャドウにふわふわと霧の塊は飛ぶ。
シャドウに霧が接触した時シャドウは床に落ちた。シャドウを包む霧に触れた床の絨毯が煙を上げて腐っていく。
「エドワード黒太子が看破した様にこれは強力な使い魔じゃ。倒すのは厄介よのう。わしの霧は召還者をも襲っておるのじゃ。
空間を越えこの悪霊との霊線を辿り、わしの霧は召還者めも包んでおるわ」

気を取り戻したラスティーリアが下僕と共にノスフェラトゥに鎧を着せる。
鎧は十字軍を思わせる古風な騎士の鎧だった。漆黒の鎧で目に付くのは随所に刻まれた異様な図紋だった。
大きな鎌を持ちフードを着た骸骨。その足元には3匹の鼠。
死神と鼠の紋章が顕すのは唯一つ。ペストである。
鼠の魔的な属性は死肉喰らいであり疫病である。腐敗を呼び込む死病の人身化した化物それがノスフェラトゥであった。
ノスフェラトゥは腐敗魔法を使う猛悪な魔人である。
水無月は空間を越え現れた腐敗のエクトプラズムに襲われているのだ。

『エドワード黒太子。わしはここを引く気はない。牙の主に嘲笑われるなど耐えられぬ。
倣岸不敬な小僧どもにわしの力を思い知らせ茫々たる後悔の涙を流させ而して後に首切らねば気が治まらん』
ノスフェラトゥの心底に激しい憤怒が渦巻いている証だった。
誇り高き吸血鬼の盟主が撤退などありえない。

>天保
>なにも恐れず少しの躊躇せず、この後に起こることに幾ばくかの好奇心をもってノックをした。
「道化めがふざけるな!」
ノスフェラトゥの怒気はルームを振るわせた。その声だけでドアは弾け飛んだ。夜への変異に動揺し、シャドウの猛攻に怯ん
でいた正規軍隊長らはノスフェラトゥの力の恐怖に我に返った。戦いにあってドアをノックする戯言をした天保に襲いかかる。
そうしなければノスフェラトゥの怒りの餌食になるだろう。

『太子よう聞け。撤退は今はせぬがこの塔を崩壊せしめるのは面白い計だ。ただちに取り掛かれ』

285 :水無月つかさの刺客 ◆kQQdi8IJII :2006/08/22(火) 02:19:32
>284
腐敗のエクトプラズムは、確かにシャドウを操っていた筈の水無月つかさを覆っているはずだった。
『ところで鼠男さん、クローゼットの中に鏡があるから、逃げるんだったらそれも忘れずにね。
 それを忘れると、貴方の大嫌いな牙の主に、ますます馬鹿にされるわよ。
 あと、夜のパーティーにはちゃんと礼装で来ること。臭うようだったら香水も忘れずにね。昨日は酷かったものねえ』
だが、念話における落ち着き具合から察するに、先ほどと変わった様子は無い。
届いていないのか、はたまた効いていないのか。
理由は簡単だ。水無月つかさは学校に居る。
昼間は怪異が起こらない、戦ってはならないという建前を盾として利用し、この術が効果を発揮すること自体を防いでいるのだ。
故に、ノスフェラトゥの術は、日中では学校に居る水無月つかさに効果を発揮することがない―――そう考えるのが普通だろう。
だが、あの法則は少しずつ綻び始めている。ノスフェラトゥの術の発動を完全に止められるかどうかは怪しいものだ。
もしかしたら、ヤツは術を防ぐ手立てを持っているかもしれない。
これほどの使い魔を使役するような相手だ。ありえないことではない。
……そういえば、昨夜の校舎での戦いに紛れ込んでいた、あの妙に落ち着いた小娘の事に関しては、一切の情報が無い。
何にせよ、確かなことは、効果が全く無いということだ。

ここに来て、シャドウの主人は思わぬ行動に出た。
路上に空き缶を投げ捨てるかの如く、シャドウの使役を放棄したのだ。
するとシャドウは本能の赴くまま暴れたが、ノスフェラトゥの出した霧、他の吸血鬼の魅了魔術などによって取り押さえられた。

>282
夜魔ヴァンパイアと外道シャドウの組み合わせならば、恐らく妖鬼キンキ(金鬼。藤原千方の従えた強壮な鬼)が生まれるだろう。
刃を通さないほどの強靭な肉体を持つと言われる金鬼ならば、大きな戦力になるはずである。
だが本来、悪魔合体は2体ないしは3体で行うものだ。
素材となる悪魔は、シャドウと吸血鬼を合わせて7体も居る。この合体が法則に則った結果にならないのは必然だ。
更には月鈴、ノスフェラトゥの放つ邪気、何者かの邪悪な魔力による干渉といった悪条件が揃ってしまっており、悪魔合体の秘術を不安定にする要素があまりにも多い。
合体事故は必ず起こる。その結果、どのような悪魔が現われるかは、もはや誰にもわからない。
『果たして何ができるのかしら?楽しみね。今はなけなしの幸運だけが、貴方達の味方よ。
 もし、貴方達にも制御できないような大物が出てきたら―――さぞかし前夜祭が賑やかになるでしょうね』
吸血鬼たちの頭に、またあの声が鳴り響いた。

286 :ジャネット(クリス) ◆Lm2AC1CyeA :2006/08/22(火) 06:16:08
帰路につきながら、取り戻した記憶を辿っていく。
この学園は夜になれば大量の吸血鬼が沸く。
……なら、それを利用させて貰おうかしら。

さっき、通り掛かった野良犬を試しに呪歌で操ってみた。
……昔に比べたら効き目は衰えているけど、まだ使えるわね。
吸血鬼のエンチャント(身体能力の強化)程度なら堪える。

それと、キャストは多い方が良いわね。
楽しく滑稽な旋律に乗せて……♪


かみしょうなんの みんな
あつまれ あつまれ かみいっちゅう へ

こっちのみずは あまいぞ
こっちのにくは うまいぞ

かみしょうなんの みんな
あつまれ あつまれ かみいっちゅう へ

おいしい にくが まってる ぞ


……流石に今の私じゃ、複雑な動きは無理ね。
さしずめ、生きたゾンビってところかしら。

歩みは遅いけど、夜には揃うわね。
相手は一般の生徒よ……さて、どう戦うかしら?

287 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/22(火) 18:13:12
>280
>―こんにちわ…か弱き子羊天保、私はティティ。か弱い妖精の王よ。
>―戦士、藤田礼司の伝言を伝えるわ…醜く強い豚ムアコックが仲間になったわ。
>―会った途端餌だと思ってかぶりつかないようにね…か弱き子羊たちよ…
耳を経由せずに脳内に直接なにかの声が響く。それはとても重要なことのように思えたが、豚…?
ここに来る途中で数匹ほど襲ってきたので殺しているが、そいつらじゃないだろうな?


>284
ノックをした後にざわざわと大人数での話し声が聞こえてくる。警戒されたかと思い、もう一度ノックをしてみようとする。
>「道化めがふざけるな!」
ドアは叩かなかった。いや、叩かないというより叩けない。どういうことかというとドアのほうからこちらに向かってきている。
なので仮にこの状況でドアを鳴らして奥さんが出てきたとしても、ドアを叩いているわけではなくぼくの手のほうがドアに叩かれているのだ。
なるほどなるほど…なにわかりにくい実況しているんだ、ボクは……。
歪な形の頑丈そうなドアはバランスを失い、まるでとてつもない力で引っ張られるように壁とドアに挟まれてしまう。
「ぎゃふんっ!」
犬がつぶされたらこのような鳴き方をするのではないか。全身という全身を揺さぶり、壁にめり込みやっとドアの勢いは失われた。

「やってくれんじゃないの。あんたの血の味はどんな味がするかな?」
ただの鉄くずと化したドアなどなんの障害にもなりえない。ドアをどかして人型にできた穴からでる。
パラパラとコンクリの小さい塊が落ちてきて白くなったままの髪に降りかかる。
口の中に違和感を感じて吐き出すとぬるっとした血と一緒に歯の欠片がでてきた。
とても不愉快だ。いますぐこいつらを八つ裂きにしたい衝動に駆られる。

怒りが頂点に達するときの癖がでる。最初に敵の人数を確認した後、ボクの戦力確認。
敵は大勢だ。しかもボクにドアをぶつけさせた奴を取り巻きにしている連中は桁外れの実力。
かないっこない。本能がそう警告の非常ベルを大にして鳴らしている。
逃げろと連呼しつづけて挙句、許しを乞い下僕に成り下がれと最低の決断さえ迫ってくる。
しかし喚く本能に既に決定権はなく、かわりに狂気という感情が恐怖を消し去り戦えと言っている。

異界へ足を踏み入れ、ドアを手に持ち同じ力で男がいるに場所に向けて逆に投げ返してやった後に自らも飛んでドアを盾にしての特攻。
前方をゆく障害物は大きくボクをすっぽり隠している。
やつらにとってここは死角になって見えていないはずだから、ドアを軽くあしらった後の隙を利用して攻撃してやる。

288 :牙の主 ◆dLcRFJKqEo :2006/08/22(火) 18:49:24
「わが下部をむざむざ殺させはせん」
牙の主の力が天保に流れ込む
その余波で屋上が爆発
無数の瓦礫やガラス、衝撃波が礼司とアッシュにふりかかる

289 :名無しになりきれ:2006/08/22(火) 19:05:10
>288
残念。
牙の主の干渉は、ノスフェラトゥの陣地ではあまり力が働かない。
軽い幻術程度なら行えても、盛大な干渉は不可能だった。
天保に力を微量ながら送ることができたが、その余波で爆発は不可能。
爆発はノスフェラトゥによるものだろう。

290 :牙の主 ◆dLcRFJKqEo :2006/08/22(火) 19:24:55
>>289
死ね
名無しは黙ってみてろチンカス

291 :GMもどき ◆.h/2YrmJ2I :2006/08/22(火) 20:15:34
残念。
牙の主の干渉は、ノスフェラトゥの陣地ではあまり力が働かない。
軽い幻術程度なら行えても、盛大な干渉は不可能だった。
天保に力を微量ながら送ることができたが、その余波で爆発は不可能。
爆発はノスフェラトゥによるものだろう。

292 :実装石:2006/08/22(火) 22:15:32
>273
>273が振り下ろしたバールは、確実に実装石をしとめた筈だった。
だが、衝撃は何時まで待っても来なかった。
必殺の一撃は天保が身をもって防いだ。
天保と>273の血が実装石の上に降り注ぐ。
「テンポー……」
実装石は呆然と天保を見上げた。
天保が、実装石の自分を庇うとは夢にも思っていなかった。

>277
失った力と空腹を満たすため、天保は『食事』を始めた。
実装石の顔がくしゃくしゃに顔を歪めた。
今の天保からは、ホテルの部屋で嬉しそうに茶を啜っていた面影は微塵も無かった。

天保は邪魔するなと釘を刺し、ノスフェラトゥの部屋へと向かった。
「テンボー。吸血鬼の目をみちゃダメです。虜にされるです…・
……茶髪と金髪の女装の少年達は襲っちゃダメです。きっとテンポーの力になってくれるです。」
立ち去る天保に、実装石の声が届いたかどうかは分からない。
「テンボー…今のテンボーじゃ間違いなく殺されるです……!」
だが、実装石の力では天保を止められない。


魔法使いのおにゃのこからの最優先事項は、天保の傍を離れないこと。
だがそれを優先すれば、間違いなく天保は死ぬ。
実装石は迷った末、天保の傍を離れ階段へ向かって駆け出した。
ちょうどタンクトップ姿のアルマが、階段を登ってきたところだった。

「おねいさん!テンボーを助けてです!!」
いきなり飛び出したのだ、アルマに射殺されなかっただけで幸運といえるだろう。
実装石はアルマの足にしがみついた。
「テンボーが死にかけて混乱してるです!ひとりでねずみ男の部屋にいっちゃったです!
あのままじゃ殺されるです!テンボーを助けてです!!」
実装石はなおも懇願する。
「テンボーは漏れのこと助けてくれたです。
吸血鬼になりかけてるけど、テンボーはいい吸血鬼です。
今、漏れのマスターが元に戻す方法探してるです!だからまだ間に合うです!間に合うです!」
実装石は泣けない。だがもし今実装石が人間だったら、間違いなく泣いていただろう。
「テンボーは漏れの命の恩人です!
おねいさんお願いです!テンボーのこと助けてです…お願いだから…見捨てないでです!」

293 :ムアコック ◆IxWLLdwUuI :2006/08/22(火) 22:33:24
>礼司
>「ここで二手に分かれようと思うんだけどどうかな?
>ムアコックさんたちはこのまま進んでもらって、テンポーくんらと合流。ノスフェラトゥのルームへ突入・・・」
聞けば自分らは窓から外に出て行くと。外壁を伝わって66階へ登りノスフェラトゥのルームを襲うのだという。
この小娘は痛快にも危険な奇襲を自らすると提案しているのだ。
「リア。面白い。敵の意表を突くルートからの奇襲こそ挟撃で最も大事な点だ。
ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
ムアコックは大口を開けて笑った。

>僕はルームに入ると窓ガラスに黒のムチを放った。先端が円を描くように。先端にはオーラをのせてある。
>窓ガラスをすっぱりと直径1メートルくらいの円形にムチは切断した。
>「見て!」
>「ムアコックさんの推理どおりだね」
>夜になんかなっていない。
豚人間達は我先に自分の目で確かめようと窓に殺到する。「うー。夜じゃねー!」「ったくただの幻覚かよ」
ムアコックは見る間でもないといった様子で立ち止まっている。しかもみるみる眉間がくもる。
「俺の推理は外れていたかもしれねー。
夜への変異は牙の主の力の誇示だと俺は読んだが違うなこりゃ。窓一枚割って見破られる術では子供騙しすぎる。
ノスフェラトゥは数千年も夜の闇に君臨した魔人だ。子供騙しにひっかかるものか。
するとこりゃなんのために牙の主はこんな下策をしやがった?」
ムアコックは顎に手をやりしばし黙考した。
「もしかすると牙の主は・・・狂気に堕ちているかもしれねーぜ。
ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!
とんでもねー異変が上湘南で起きているのかもしれねーぞ。
ロゼエルリック!てめえの妹の作戦に乗った!上で落ち合おう!行くぞ!」
ムアコックは仲間を率いて去った。去り際に振り返ってムアコックは帽子を脱いで胸元に当て一礼した。

294 :ムアコック ◆IxWLLdwUuI :2006/08/22(火) 22:34:48
ムアコックの一隊は66階に到達した。
「お!あれが小娘達の仲間の一人か?ん¥おーっと!?」

>ノスフェラトゥ
>戦いにあってドアをノックする戯言をした天保に襲いかかる。
>天保
>「ぎゃふんっ!」
ウィンダム「ぶく〜〜〜〜〜はっはっはっはっは!」
クライトン「ぶっ!ぶひほー!なんだあのガキ!笑える!」
アンダースン「ぶはひひひひひひひ!」
ホーガン「ぴぎゃはははははははははははははははははははははははははは!」
ムアコックは仲間の笑うのを手で制して止めた。自分も笑っていたが。
「ぶひひ。ここからが本番だ!者ども!ノスフェラトゥの親衛隊との戦闘だ!」
正規軍との激しい戦いが始まった。
「行け行け!昼間には吸血鬼の戦力は落ちる!何も恐れる事はない!ノスフェラトゥの首を取るのだ!」
嗾けるムアコックだが正規軍親衛隊の圧倒的な戦闘力は明らかだった。
昼であるにも係わらず親衛隊吸血鬼達は凶暴な魔力を発し、天保と豚人間らに襲い掛かる。
爪が掠っただけで壁は裂け、踏みしめる足で床は窪んだ。吸血鬼どもが吼えるたびに辺りは鳴動する。
豚人間は奮闘したが数を減らしていく。
「行け行け!霊宝は俺達のものだ!進め!命を惜しむな!進め!」
そう鼓舞しながらムアコックは一歩一歩じりじりと下がった。
死んでたまるか。
リアのヤツ何をしている!早く奇襲しやがれ!

>牙の主
>「わが下部をむざむざ殺させはせん」
>余波で屋上が爆発
爆発の衝撃によろけながらムアコックは響き渡った牙の主の念話に心底驚嘆していた。
「牙の主は愚者なのか?」
昼に怪異を起こせば代償を払う。これが霊宝を巡る争奪の契約だ。霊宝を誰が得るのかこれは壮大な祭祀である。
牙の主は尽くこれを無視している。正気とは思えない。自分の行動を理解していないのか?
>死ね
>名無しは黙ってみてろチンカス
「取るに足らん」
ムアコックは牙の主を見切った。決定的であった。
「幼稚に過ぎる。はてさてこれは牙の主がアザトースの様に白痴になったのか、それとも牙の主と偽る下らない小物が
成りすましているだけで本物の牙の主は別にいるのか、こいつは思案の為所だ。
どうであれ今の牙の主は敵ではない。敵の価値すらない。ぶひひひひひひひひひ」

―名前・ムアコック
―性別・オス
―年齢・5才
―髪色・頭のてっぺんにわずかな頭髪。金髪。くるんと前髪だけが巻き毛。
―瞳色・緑
―容姿・身の丈260cm体重3t
―備考・黒のスーツに白ワイシャツ、黒のネクタイ、サングラス、黒の帽子。
モロー博士の脳を喰らいその知識を自らのものにしている豚人間

295 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/08/22(火) 22:45:45
「礼司!大好きにゃ!ボクのスパイダーマン作戦をやってくれるとは!
・・・・・・・・・・・・・・・ほんとにやるとは思わなかったにゃ。
落ちて死んじゃだめにゃ!がんばるにゃ!
アッシュ!礼司を頼むにゃ!
・・・・・・・・・・・・・・・ボクは高所恐怖症なので階段から行くにゃ」
すたたたたたたたたた

296 :牙の主 ◆dLcRFJKqEo :2006/08/23(水) 07:22:25
ノスフェラトゥの前に牙の主があらわれた
その衝撃でノスフェラトゥ以外は弾き飛ばされてタワーから落ちていく
「決着を付けるぞ」
牙の主の目が光るとノスフェラトゥの首がねじ切れた

297 :夢魔:2006/08/23(水) 18:53:57
くすくす……

298 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/23(水) 20:42:33
ドアを盾にした攻撃はそこらにいた部下によりあっさりと看破されることになる。
横からねずみに飛びつかれて地面に落ちて、ドアだけが向かっていった。それも軽くあしらわれることだろう。
苛立ちをぶつけるように力を入れてねずみを突いて消滅させる。

>288>296
かつてないほどの力のみなぎりを感じ、体にとって不純物であり猛毒であるが抵抗もせずに迎え入れる。
この力は一吸血鬼にとって過ぎたるもの。これほどの衝撃はいままで受けたことがない。
それは思わず大事に持っていた血塗られた剣を落としてしまうほど強烈。
前にいるねずみ野郎に堂々とメンチを切れるほど邪悪で手に負えない権力を得た。
その膨大な邪気は牙の主そのもの。前牙の主がどういうわけか地位を放棄し、一介の吸血鬼に譲った。
この力をすぐに試したくなった。まずは余興のひとつでもネズ公にお見せしましょうかね。

指を噛んで傷をつけると一滴ほどの血が重力にひかれて床に落ちていく。
普通ならここでカーペットに落ちてひとつの染みを作るのだが、それは海に落ちるようにぽちゃんと音を立てた。
その一点から黒い海が噴水のように溢れ出てきた。それが床を暗黒へ染めていき徐々に広がっていく。
どす黒い海からなにか聞こえてきた。空耳ではなく、確かに聞こえる悲鳴。
なにかに救いを求めるような、地獄の底から這い出る恐怖の叫びの声。そのひとつひとつが絶望に染まっている。
「どーも奥さん。二代目牙の主でございます」

辺りはボクの異常な雰囲気と力を感じて、絶対に緩むことのない警戒の色を示している。
見下していたあの老人でさえ例外ではない。それもそのはず、互いに憎しみ合っている双方がひとつの部屋にいる。
それだけで戦争がはじまる条件が整っている。だが、いまは契約の範囲外で決して矛を交えるわけにはいかない。
「決着を付けるぞ…と言いたいところなんだけども、今日は挨拶代わりだけ。つづきはまた今夜、本当の宴にて……」
いまだけは絶対に焦ってはいけない。じっくりと一日寝かせたカレーは1.5倍美味いのは知っている。
「クククク。ンハハハハハハハハハハハっ!」
狂気のわらいが建物全体に木霊すると黒い海からでる血にまみれた幾多の手に足をとられる。
その数はどんどん増していき、ボクを海にひきずりこんでいく。
半身ほど海に浸かった所で「お待ちしております」と口を動かし、自ら海に飛び込んでいく。

黒い海は天保が去っていくと、逆再生をしていくかのように一点に向けて戻っていく。
もう少しでなくなるかというところで腕が一本生えて、地面を探って転がっている剣を掴むとあたふたと海に逃げていく。
その直後に海は消滅し、牙の主の気配も完全になくなった。

転送先は学校の校庭で発生したブラックホールから出て綺麗に着地した。
やべぇ、剣置いてくところだったし。うわ、切っ先のとこ持ったから指傷ついちゃったよ…マキロンやんなきゃ。

299 :守衛の大男 ◆IvZWGYTAn6 :2006/08/23(水) 21:06:05
闇へ消えた大男は屋上にいた。
空を一度仰ぎ大きく溜息を付く。
空は少々日が傾き始めた頃合か雲の流れが速い。
あの小僧の盗聴器でホテルの現状は理解できていた。
・・・しかし先程から学校内が騒がしい、『表』も『裏』もだ。
空を見上げ煙草を吹かしながら主様に声を送った
「主様よぉ・・・俺ぁアンタに惚れ込んだから頭の座を譲ってやったんだ。
 アンタなら仏を退け俺たちの様な日陰物の理想郷を作ってくれると信じてたんだがよ
 これじゃ信じた俺が馬鹿見てぇじゃねえかい。」
ガッカリさせねえでくれ。
恐らくは契約を無視してまでアチラさんに幻覚を見せているんだろう。
ガキ臭ぇ・・・アンタが魍魎に取り付かれてんならンなモン早く払っちまえ。
ギルバの時と同じく子供を宥めるように話しかける。
しかし実際は半ば呆れ果てていたのであるが。

「なぁに俺ぁアンタが負けるとは思わねぇ・・・だがよぉ
 鼠の爺にしろガキどもにしろ面倒臭ぇ位ぇに腕が立つ・・・そんなんが束になったらアンタも太刀打ちは難しいだろうよ。
 少なくとも、今のアンタじゃ勝つ事は不可能だろうなぁ。」
事実図書室の嬢ちゃん、音楽科の先生にしろ統合者・・・
そしてCDプレイヤーから聞えてくるのは必死でこの学園を何とかしようと足掻くガキどもの声。
だが一人としての力なら誰一人として俺の知る主様にゃ勝てないだろう・・・
だが一人の力は弱く細いからこそ束になると異常な位にやっかいなのだ。
音頭を取る坊ちゃんを始め思ったより出切る面子が揃ってやがる。
恐るべくは、力より信頼や友愛で結ばれた絆こそ奴等の最大の脅威

油断するなよ鼠野朗・・・下手したらこいつ等化けるかも知れねえぞ。

半ばまで燃えた煙草の火を指で揉消し、また新しい煙草を咥える。
そして困ったように主に問いかけた。
「ははは、俺ぁ頭の座なんざハナッから興味はねぇ・・・
 だがよぉ俺達が苦汁を舐めつつ築き上げてきたモンをアンタが自分で打ち壊すのでありゃ・・・」
次の瞬間目を軽く細め空を睨みつける
ギリィっと歯を食い縛ると煙草が一瞬で燃え尽き地に落ちた。
「その頭の座・・俺が貰い受ける・・・」
大男から今までの哀れみを帯びた感じは消えた。
隠しても滲み出る憎悪や憤怒により周囲の空気が震える。
相手の力量を測れねえ奴ぁただの愚物、
少なくとも今を変えようと無駄と知れど足掻いている
坊主や嬢ちゃんの方が輝いてるとでも言っておこうかねぇ。

「そうだなぁ無理には止めねぇ、だが言うのはこれで最後だ。それ以降は俺ぁもう知らねぇ」

「大人しく手ぇ引きな、今のアンタは可哀相な位ぇに弱っちいムシケラだ。
 早く魍魎を払って、夜の仕度でもしておけ・・・今日は忙しくなるかも知れねぇ。」
そして唇をニヤリと吊り上げた。
何を考えてるか、その本心は窺い知ることは出来なかった
「・・・なーに果報は寝てから何とやら
 今は俺やアンタの出番じゃねえ、ゆるーりと見て楽しもうじゃねぇかい。
 きっと終わる頃にゃ丁度良い時間になってるかも知れねぇしなぁ」
ポケットの勾玉が不気味に光る。
そして大男の纏う雰囲気が再び穏やかに戻った。

「そうそう俺が思うにアンタぁ名も無き言霊に唆されたかい?頭冷やして戯言にでも耳を傾けてみな、
 何・・・・所詮は存在はしない者・・だが侮るなかれってな。
 もしかしたら迷いが消えて世界が広く見えるかも知れねぇからよぉ・・・」
そして大男は「じゃあな」と短く言い残すと虎熊と同じように闇を纏い再び姿を消した。

300 :ノスフェラトゥ ◆glAHh7JUpE :2006/08/23(水) 22:29:53
>水無月つかさ
>『ところで鼠男さん、クローゼットの中に鏡があるから、逃げるんだったらそれも忘れずにね』
>ここに来て、シャドウの主人は思わぬ行動に出た。
>路上に空き缶を投げ捨てるかの如く、シャドウの使役を放棄したのだ。
「ほほぉこれは思い切りの良いことじゃ。戦上手な少女よのう。仕留め損なったわ」
水無月は使い魔との契約を躊躇なく断った。契約を繋げていればノスフェラトゥの腐敗の霊気に犯されていただろう。
遮断の為に水無月は懸命な行動に出たのだ。ノスフェラトゥは戦いがいのある敵の登場を嬉しく思った。
「ヴィクトル。直ちにそのレギオンとアグエルらとの合体を始めよ。わしの配下が強力になるは喜ばしい限りじゃ。
のう、太子。汝の憂いは杞憂だったのう」
ルームに侵攻してきたモロー博士の出来損ないの裏切り者、醜い豚人間らは悉く駆逐された。
全九軍からなる古き血の一族の軍勢の長たち、9人の正規軍隊長らによって豚人間は血肉の塊となって床に転がっている。
ノスフェラトゥは散らばる豚の肉片を跨ぎ、天保へと歩を進めた。
天保は正規軍兵と奮戦したが多勢に無勢、力尽きようとしていた。
ノスフェラトゥが近寄ると兵達は退き道を開けた。族長自らとどめを討たれるのだろうと。
ノスフェラトゥは天保の顔を勝者の貫禄をもって凝視し悠然と進んだが不意に足を止めた。
タワーが振動した。
上層部で爆発があった様だ。ギョームのつけた炎が屋上にまで到達したのか?
訝しむノスフェラトゥは次に耳元に声を聞いた。
・・・・・・・・「決着を付けるぞ」
ノスフェラトゥは驚きを感じながらも冷静に周囲を見渡した。だが頼もしい部下以外に何者の姿も気配もない。
少し首に痒みを感じたがどうということはない。
ノスフェラトゥはつまらなそうな表情で小指で首を掻くと、歩みを進め天保を見下ろした。

301 :ノスフェラトゥ ◆glAHh7JUpE :2006/08/23(水) 22:30:37
>天保
>かつてないほどの力のみなぎりを感じ、体にとって不純物であり猛毒であるが抵抗もせずに迎え入れる。
>この力は一吸血鬼にとって過ぎたるもの。これほどの衝撃はいままで受けたことがない。
>「どーも奥さん。二代目牙の主でございます」
「何処までも喜劇芸人の様な奴じゃな。精気が戻った顔付きじゃのう。さっきの爆発の震えと関連があるのかのう?
それはそうと二代目牙の主とは何の事じゃ?」

>「決着を付けるぞ…と言いたいところなんだけども、今日は挨拶代わりだけ。つづきはまた今夜、本当の宴にて……」
>「クククク。ンハハハハハハハハハハハっ!」
>狂気のわらいが建物全体に木霊すると黒い海からでる血にまみれた幾多の手に足をとられる。
>その数はどんどん増していき、ボクを海にひきずりこんでいく。
>半身ほど海に浸かった所で「お待ちしております」と口を動かし、自ら海に飛び込んでいく。
ノスフェラトゥは天保の消えた床を鉄靴の底で蹴った。唯の床である。
正規軍隊長らは取り逃がしたのを地団駄を踏んだ悔しがった。
「良いわ。そもそも昼にわしは戦うつもりはない。なんのかんのと言って要は逃げたというだけじゃ」
モローとギョームを失ったが襲撃者は大した敵ではなかった。残りも似たようなものだろう。難なく平定できるに違いない。
それに両博士はともに学者であって兵卒ではない。討ち取られても残念ではあるが納得できてしまう。
「皆の者、まだ敵はおる。掃討に移るのじゃ。ほかの襲撃者を成敗せい。
して良いかな太子、さきの言の通りタワーを爆破せい。
騒ぎすぎじゃったな。我等の痕跡を残さぬ様に跡形も無く崩落させい」

ノスフェラトゥは勝利を完全に確信していた。
水無月は使い魔を失い、天保は逃げ去った。昼に吸血鬼を倒せぬ輩がどうやって夜に戦うつもりなのか。
今宵の決戦は楽勝かもしれない。
そうノスフェラトゥは思わずにはいられなかった。
牙の主のなんたる醜態。契約も忘れ思うがままに力を振るい怪異を起こし続けるとは。
手痛い代償を払う事になるだろう。
いや払ったのかもしれない。
ノスフェラトゥは窓に目を向けた。窓は遮光カーテンに閉ざされているがラスティーリアが一部を開けている。
夜景が見えていたが、ノスフェラトゥの心眼にはそれが幻術にすぎないのは一目瞭然だった。
何の為にこんな奇策をする?無意味ではないか。
それに先程の爆発、まさか牙の主の念波によるものか?
だとすれば相当な代償を課せられただろう。日中の先制攻撃者に重罰が下るのだから。
契約違反の代償は生命エネルギーの剥奪だ。それが行き着けば老死。さもなくば・・・
「牙の主は痴呆に陥ったのだな」
若さを失い老衰に瀕しているだろう。老化による痴呆になったと考えれば牙の主の奇行も説明がつく。
「超常の能力を持つ少年らを得て、わしを昼に攻めここが勝利の時と早まったか・・・」
今しがた感じた首の痒みは、まさか牙の主の攻撃か?
だとすればなんと弱弱しい。妄想に入っているとしか思えない。
「わしと2000年の永きに渡って戦った宿敵が狂気の虜になろうとは。・・・残念じゃ」
激しい敵意と共に深い敬意をもノスフェラトゥは牙の主に持っていたがそれも潰えた。
一抹の寂しさに胸を締め付けられたが古き血の一族の長であるノスフェラトゥは冷徹な戦略家でもあった。
「牙側の勢力は主君の没落という憂き目にあった。敵は崩壊したも同然じゃ。陽が沈むのを待ち夜の上湘南を占拠する!
霊宝はわしのものじゃ」
正規軍隊長、兵士は皆ノスフェラトゥを讃える雄叫びをした。

302 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/23(水) 22:53:35
《ふ〜やっと追いついたか・・・しかし・・・なぁ〜》
と首を痛そうに傾げながら階段を上るアルマ、ギョームの攻撃を受けて死んだかに見えたが
ぎりぎりのところで一命を取り留めた。そのあとはいつものことだ。
包帯で止血等をし、ヒーリングをかけてどうにか戦えるところまで処置した。
《派手な音がしやがる・・・ちょうどいい・・・》
銃を改めて構え、獣のように口元を歪ませる。
>>292
その時だった。突然目の前から現れた女の子がすがってきたのは、
アルマにもそれなりの力は備わっているので、その女の子が一般人ではないとこが理解できた。
必死でアルマに何かを頼む少女・・・しかし、すべて日本語・・・
でも、しきりに「テンポー」とゆうので、とりあえず、害はないのもだとも理解が出来た。
《おぃおぃ・・・あんたもそっち関係の人なんだろ?頼むから語学魔術使ってくれよ
 ・・・あぁ・・・テンポーがあぶねぇのか・・・まったくしょうがねぇなぁ〜・・・
 わぁ〜たよ。テンポーは私がどうにかするよ・・・》
そう言って少女の頭を軽く叩き、アルマは跳ねるようにして階段を駆け上る。

303 :ジョジョ ◆4yOJjcI5oc :2006/08/23(水) 23:02:04
「霊宝は貴様ら悪党の物ではない!!地球の平和の象徴だ!!!」
がばっとベッドから跳ね起きたジョジョ。
夢を見ていた。
美しい宝玉が悪党共に渡る夢。
悪党達はその力を使って、地球を世紀末救世主伝北斗の拳の様な世界。
すなわち、モヒカンパンクが蔓延る世界にしてしまうのだ。

「悪夢だった……あのマッチョ達は濃すぎる……だが、そこが好し!!」
ベッドから下り、立掛けてあった服を着る。
さぁ、戦いの準備だ。
時刻は現在4:30。
後、少しで夜だ。

持っていく武器は、銀の銃弾が込められた拳銃が一丁。
破魔の気を漂わせた刀が一刀。
ウルトラマンの姿をしたスタンドが一体。
戦力的には物足りないかも知れないが、なんとかなる。
こちらにはスタンドがあるのだから。

地下から出ると、日の光が眩い。
まさに引きこもりの吸血鬼の様な気分だ。
さて、裏庭に行くとしますか。

ジョジョの居場所はやっと裏庭に変化。
少しの間なのに、すごーく長く。そう一ヶ月以上動いてない気がした。


304 :名無しになりきれ:2006/08/23(水) 23:11:47
>302
シスターは困ったなあという表情をした。
しまった…この人日本語喋れないといってたです…。
走り出したシスターの首根っこにしがみつき、今度は英語で話す。
片言なので、きちんと通じるかどうかかなり怪しいが。

‘’Can't you speak Japanese?
Can you speak English?
The Tenpo went mad.
He fight alone. In this situation he will die.
It is a request. Please help him, and he is a vampire.
But he is good vampire.
Tenpo is my savior.‘’

とりあえずかなり適当だが、さっきと同じ内容を英語でシスターに伝えた。


305 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/23(水) 23:15:19
>>293-294
66階についたときには、もう戦闘は始まっていた・・・まぁ全体的にはもう始まっていたけど
《お〜お〜やってるやってるぅ〜・・・ってちょ・・・待て、何で豚人間がこんなとこにいんだよ!》
今まで戦線離脱したアルマにとってそれはとても滑稽な光景だった。
部屋を襲撃してきた豚人間が今ここで戦っているのだ・・・
《仲間割れか?それとも頭打った後遺症でも出たか?》
ゴシゴシと目をこすって見てみるが・・・その光景は変わらないでいる。
豚人間の合間から義妹の姿が辛うじて見えた。
そうしている間にもアルマにも襲い掛かる親衛隊。
《・・・へぇ〜・・・今どき珍しいもんつけてんじゃん・・・まぁこれから見たらそんなもん玩具にすぎねぇけどな・・・》
瞬時に銃を構え、撃つ。
銃弾は親衛隊の鎧を貫通し、そして、肉体を青白い炎で焼き消す。
《ランチェスター大聖堂の銀十字を溶かした弾だ・・・なーんてな、そんな高額商品なんてお前らにはもったいない代物だよ。
 まぁ・・・吸血鬼にも聞くもんだな・・・》
そう言いながら次々と襲い掛かる親衛隊を灰に変える。
《ヘイ!ロゼ!リア!お姉ちゃんが迎えに来たぞ!返事をしやがれ!》

306 :アルマ ◆HYH.PlO.5. :2006/08/23(水) 23:22:51
>>305の前ってことで】
>>304
行こうとした瞬間、首をつかまれてその場で転倒する。
《いってぇ〜な!何すんだよ!》
>‘’Can't you speak Japanese?
 Can you speak English?
 The Tenpo went mad.
 He fight alone. In this situation he will die.
 It is a request. Please help him, and he is a vampire.
 But he is good vampire.
 Tenpo is my savior.‘’
《あぁ〜わかったわかったよ!・・・しっかし・・・驚きだな・・・
 あいつも吸血鬼だったなんてな・・・OK、完全に理解できたよ。
 つまりは・・・あれだろ?テンポーのやつがハイになって一人で戦い始めたんだろ?
 それを止めてくればいいんだな!?・・・次は邪魔すんなよ!》
さっき撫でたので次はデコピンにしてやった。


307 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/24(木) 00:18:09
窓に開けた丸い穴からまず僕は顔を出して確認。
窓の穴からは高層ビルなのだからびゅうびゅう風が吹き込んでいたけれど、ティテイの魔法で
僕たちは風を受けないようになっていた。風をいまはほとんど感じない。
顔を出せば立ち登るもうもうとした煙が見える。
ランドマークタワーの58階より上は煙に包まれている。
遠い地上からは消防車のサイレンがかすかに聞こえる。消防車や救急車やパトカー、やじ馬、たくさんの
人々がゴマ粒みたいにたくさん見える。
僕らのいるランドマークタワーの63階はあまりにも高く、逆に高さを実感しない。
まともな恐怖の感覚が麻痺しているのかも。
僕は黒のムチを巻きつかせられそうな、でっぱりかなにかを捜した。
簡単に見つけた。ビルの外壁は近くで見るとアンテナとかいっぱい突き出している。
屋上近くを見上げると、警告灯の大きなアームがあった。横に4メートルは張り出している。飛行機やヘリが
激突するのを防止するための明かりだ。夜にビルの屋上当たりでチカチカ光っているおなじみのあれ。
直線距離にして20メートルは上だろうか。

行ける。行けるさ。

窓の穴から僕は外に出た。窓の外側は幅15センチほどの足場があった。複雑なビルの外壁のデザイン上のことで
もちろんベランダなんかではない。
足は……意外だけど震えなかった。へんな度胸がすわっていた。
僕はアッシュを呼んだ。
「来て」
僕はアッシュを抱きしめた。
アッシュが僕に体を預ける。
アッシュが僕を抱きしめる。
「アッシュ。軽い。ハムスターみたい」
僕はクスっと笑った。

オーラを乗せて僕はムチを回転させた。

ぎゅん
ぎゅうん
ぎぃぅぅん
ぎぃぃぃぃん
ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ――――――――――――ん

308 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/24(木) 00:19:03
回転速度を増すたびにムチは伸びる。ムチの回転が作る円は直径10メートルはある。
「ループザループ!」
ムチが天駆ける蛇の様にさらに伸びて飛ぶ。
警告灯のアームにビンと巻きつく!
できた。やった!
「しっかりつかまってねアッシュ。……あれ!?ギコ!ちょっと!」
ギコがすたたたたたたと逃げていく……
「………シスターさんたちと合流しに行ったんだよね?…って前向きに考えるとして、
今度こそ行くよ。いいね?
ムチよ縮め!」
僕はムチを握った右手をぎゅっと力をいれた。左手ではアッシュの腰をぎゅっと抱きしめる。
ムチが収縮する。
僕らは上昇した。
映画のスパイダーマンみたいに。


僕らは空を舞った。





浮遊感に全身がおそわれる。





風を受けない守りを身につけていても、ムチに引き寄せられる猛烈な速度での上昇なので、頬に風を感じる。
アッシュが僕を抱き僕がアッシュを抱く。

あぁ。夢の中にいるみたいだ。

幻想的な快感は上へと飛ぶほどに吐き気を催す邪気に破られた。
ノスフェラトゥの陰気なオーラだ。
「アッシュ!あの部屋、ほらあそこ、全部の窓にカーテンが閉まっているあの部屋から吸血鬼の魔の臭いがする。
あそこがノスフェラトゥの部屋だ!飛び込むよ!」
背中には太陽の光を感じる。
「アッシュ!窓を全部銃撃して!陽の光を浴びせよう!……あっ!」

ムチがガクンとたわんだ。
屋上で爆発。
警告灯のアームがゆっくりと折れる。
「縮め縮めムチ!もっと早く!」
破片が降り注いでくるのが見える。
ノスフェラトゥのルームに飛び込むのが先か!?
「ティティ!お願い守って!」

309 :妖精の王ティティ ◆.QaFws1PO. :2006/08/24(木) 09:29:56
そして無謀ともいえる作戦は実行された。
>「アッシュ。軽い。ハムスターみたい」
死と生の境界線上、藤田はまだ笑うだけの余裕を見せてた。
そして、鞭を振り回し始める。

ぐるん…

ぐるん…

びゅん!

そして警告灯に鞭をグルグルと巻かれた。藤田はしっかりと巻かれたのを確認すると

上へ上がった。

もの凄いスピードであがっていく。
二人の少女、否、女装少年の周りで妖精の王ティティはクルクル楽しそうに回ってる。
幻想的…とまでいかないがその姿はなかなか面白い光景であった。
しかし、ノスフェラトゥの部屋付近、事態は急変する。屋上が突如爆破されたのだ。
ため息をつくティティ。ティティはそれでもなお、可憐に舞いながら瓦礫を避ける。
藤田が叫ぶ。

>「ティティ!お願い守って!」

『…しょうがない子ね。』

ティティは急ブレーキをかけると藤田の背中に移動する。
そして次の瞬間突如風に包まれるかと思うと、なんと超マッチョ女にティンカーベルの羽を生やした姿に変化した。
唖然とするお二人。そしてそのマッチョ女はにやりと笑い…
「アーハッハッハッ!これが私の真の姿さ!死ね!」
そう叫ぶと藤田をおもいっきり蹴飛ばしノスの部屋の窓にゴール!

―ドダダダダダダダダダダダ――――――ッン!

もの凄い音を立てながら藤田とアッシュはノスの部屋に突っ込む。
そして、少し後からパタパタと二匹の小鳥がやってくると、藤田とアッシュの頭に一匹ずつ乗っかった。
『…生きてるかしら…。』
そう一言言うとティティはノスフェラトゥの方を見た。

310 :名無しになりきれ:2006/08/24(木) 10:07:23
>302
でこピンを食らった実装石はころころと廊下を転がった。
だがめげずに飛び起き、大喜びでアルマの背によじ登ってきた。
「ありがとさんきゅーです!
お礼に日本語分かるようにしてやるです。多分明日の朝まではもつです!」
アルマは日本語が話せるようになった。

>298
黒い海が消える寸前、落ちていた天保の剣に何かがしがみついた。

311 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/24(木) 13:47:34
ボクの体重が21グラムとプラスアルファの合計1キログラムへ変わると、
レイジがボクを抱いたまま屋上の警告灯に鞭を巻きつけて、窓の縁から跳んだ。
瞬間、鞭の収縮でボクらは一気に引き上げられる。
頭から血の気がさっと退いて、無いはずの風に耳がかじかむ。
気圧の変化に鼓膜が張り、無音の世界。顔をあげて、前だけ見てた。

妖精の魔法は荷物に影響しているか心配だった。魔剣サラマンダーは間違いなくボクより重い。
片手で難なく支えられている辺り、当座「地上270メートルのデート」に障りはないようだけど。
部屋に飛びこむ一瞬で、ダイエット魔法が解けるかどうかも気がかりだ。さすがに体重1キロで戦える自信はない。
窓から窓へと滑り降りる景色には、ガラスに映る空と雲。クソッタレに耳鳴りがする。
鞭の収縮に伴う緩い回転が、抱き合うボクらの身体をゆっくりと回して、
ボクの視界はホテルの窓から、横浜湾の遠景にスパンする。

>あそこがノスフェラトゥの部屋だ!飛び込むよ!」

「見えねえっつの、どれよ!?」
レイジを抱いたままどうにか振り返ると、黒いカーテンが閉めきりの窓を見た。
その窓の隅、厚手のカーテンを小さくまくりあげて、女の子が覗いていた。
彼女は腰に届くくらいに長い金髪で、人形みたいに整った目鼻と薔薇色のちいさな唇、
ブルーサファイアの青色をした瞳、か細くて痩せぎすの手足、透きとおるように白い肌――――

姉貴だ。ニタニタ笑ってこっちを見てやがる。

>「アッシュ!窓を全部銃撃して!陽の光を浴びせよう!……あっ!」

爆発音が、張りだした鼓膜をつんざく。一瞬の無重力状態を経て、ボクらは激しくゆさぶられた。
屋上を見上げる。大量の爆煙と粉塵、コンクリートとガラスの破片が降り注ぐ。かなりヤバイ。
レイジがインコの妖精に助けを求める。体重を戻して窓に飛びこまないと。
そして見た――可憐な蝶の翅で軽やかに飛ぶ、ビキニ姿に筋骨隆々の巨漢を。
しかし仁王像のような面相だが、ビキニは鋼の胸筋にもあてられている。もしかして女なのか。
そんなことはどうでもよくて、とにかくその、突如出現した青銅の巨人は無気味に笑むと、

>「アーハッハッハッ!これが私の真の姿さ!死ね!」

レイジを66階の窓へと蹴りだした。ボクらは弾丸みたいに一直線で窓へ叩きつけられ、
ガラスをブチ破ってカーテンに包まり、「不死者」の部屋にもつれ込んだ。
カーテンを巻きこみつつ床に投げだされた身体は、粉々に砕けたガラスの上を転がる。
剥きだしの肩に鋭い痛みと、背中の右半分を覆う鈍痛。

>『…生きてるかしら…。』

とんだデートだ。
かすむ視界にインコの姿。頭にとまったところを跳ね起き、妖精を捕まえた。
「クソ妖精。オレの体重戻せよ、早く!」
妖精をぎゅっと握りしめたまま這いずっていくと、腰に銃と剣を引きずる感触があった。武器は無事だ。
荒れた室内を見回すと数人の人影があったけど、アンジェリーナの気配はない。
レイジはボクと同じにカーテンを下敷きにして寝ていた。辛うじて生きてはいるようだが。

312 :名無しになりきれ:2006/08/24(木) 21:50:56
アッシュ達は窓ガラスを盛大に割りカーテンを引きちぎって
ノスフェラトゥのルームに飛び込んだ。
太陽の聖なる光を浴びて正規軍隊長一人と親衛隊四人が
断末魔の悲鳴と供に灰になった。

313 :ムアコック ◆IxWLLdwUuI :2006/08/24(木) 22:35:34
>天保
>「決着を付けるぞ…と言いたいところなんだけども、今日は挨拶代わりだけ。つづきはまた今夜、本当の宴にて……」
>「クククク。ンハハハハハハハハハハハっ!」
天保はテレポートでこの場から消えていくようだ。
「あのクソガキ、自分だけ逃げやがった。リアとの挟み撃ちの段取りだろーが!ったく臆病者の卑怯者め!」
ムアコックはすっかり消滅してしまった天保に毒づいた。そういう自分は仲間に戦わせて廊下の曲がり角に身を隠していたが。
吸血鬼らに見えない様に壁に背中をぴったりつけ息を殺し、それでいて豚耳はノスフェラトゥのルーム内の会話を聞き
漏らすまいとぴくぴくしていた。

>ノスフェラトゥ
>「牙側の勢力は主君の没落という憂き目にあった。敵は崩壊したも同然じゃ。陽が沈むのを待ち夜の上湘南を占拠する!
>霊宝はわしのものじゃ」
>正規軍隊長、兵士は皆ノスフェラトゥを讃える雄叫びをした。
「こいつはやべぇ・・・」
仲間は全て吸血鬼の兵達に殺されてしまった。
「夜まで待つ必要はねぇ。霊宝争奪の祭礼はあの鼠男の勝利に決まっちまった」
ゲームオーバー。
ムアコックは座り込んだ。本気を出した正規軍は強かった。この図体では逃げ切れない。兵達に発見されるのは目に見えている。
反逆者をノスフェラトゥは許しはしないだろう。どんな残酷な処刑をされることか。
「モローの野郎め・・・俺達を豚のままにしておいてくれてたら良かったんだ。
くそ。知恵が下手につくっていうのはよくねーぜ」
ムアコックは背広の懐からデザートイーグル50AEを取り出した。
こめかみに銃口を当てる。
引き金を引こうとした正にその時!

>礼司
>ティティ
>アッシュ
>「アーハッハッハッ!これが私の真の姿さ!死ね!」
>レイジを66階の窓へと蹴りだした。ボクらは弾丸みたいに一直線で窓へ叩きつけられ、
>ガラスをブチ破ってカーテンに包まり、「不死者」の部屋にもつれ込んだ。
野獣の絶叫が響いた。
吸血鬼が太陽の光に焼かれているのだ。
ムアコックは立ち上がりノスフェラトゥの部屋へ走った。チャンスが来たのだ。今が勝負の刻だ!
「ぶほ!」
ムアコックの目に飛び込んできたのは、五匹の吸血鬼が灰と化していく様だった。
吸血鬼は日中やむなく行動する時には幽鬼体の形態を取る。半透明の体となって陽の光を透けさせ極力身を守るのだ。
しかしルーム内の吸血鬼は戦闘の為に実体化していて、しかも鼠とも蝙蝠ともつかない正体を表していた。
そこに陽の光を受けては一溜りもない。
「遅いぜリア!ロゼエルリック!」
吸血鬼達が窓から乱入してきたアッシュらに気を取られている背後から、ムアコックもまたルーム内に突入した。
デザートイーグルを乱射する。
ルームの窓が次々と割れた。
まばゆい陽の光が差し込む。

314 :合体吸血鬼アグエル:2006/08/25(金) 00:15:31
「ぐえぎげぐががっ・・・げうー・・・・(ドサ!さらさらさらさらさらさら・・・)」
アグエルは灰になった。

315 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/25(金) 07:51:53
保健室の扉の隙間から、音も無く、だが確実に煙が入り込んできた。
室内の気温が上昇しているのは、火元が近いせいだろう。
「ゴホッゴホッ」
煙に撒かれて激しく咳き込む。
避難しようとベッドから起き上がった途端、非常ベルの音と共にスプリンクラーが作動した。
豪雨のような水は容赦なく降り注ぎ、見る間に保健室は水浸しになる。
――――なんでこう、次から次へと・・・・・・。

スプリンクラーの水は作動した時と同様、何の脈絡も無く止まった。
煙も消えたようだが、保健室の現状復帰はなされていない。

気まずい雰囲気が消えたのだけは収穫と言えるかもしれない。
「・・・・・ホント、やってられないわね」
理利は顔に張り付いた髪をかきあげ、心底うんざりしたように呟いた。
びしょぬれになった髪を絞っていると、ふと強い視線を感じた。弾かれたように振り向く。
だがその刹那、気配も霧散していた。
理利は首を傾げた。気のせいだったのだろうか。それにしては、明確な負の感情を感じたのだけれど。
なおも窓の外を凝視していると――――突然グラウンドが飴のように歪んだ。

>「和魂が荒魂へと戻る直前
>何が起こっても不思議でない」
「牙の主!?」
雲の流れが速まり、見る間に夜の帳が下りる。
歪んだグラウンドの中央に、何かの建物が朧気に浮かび上がった。
>「夜は来た、祭りをはじめようぞ」
だがこうしている僅かな間にも、見る見るうちに声の質が変わっていく。
前に聞いたときとはまるで違う。声に満ちていた魅了の魔力も、威厳も、覇気も無い。
まるで老人の世迷言のようだと理利は思った。

そしてここで、時間の巻き戻しが行われた。
日差しは元にもどり、グラウンドの幻は消えた。保健室の惨状も元通りになった。
ふと、見覚えのある女生徒がグラウンドを歩いていた。
乾いた薄い布団ごと膝を抱え、帰路に着く後姿を見送る。

ギルバに視線を戻すと、彼は足元に視線を落としていた。
「・・・・・・牙の主は馬鹿なの?それとも気でも触れた?」
どう思う?とギルバの意見を求める。
理利自身も膝の上に頬を乗せ、しばしの間考える。。
「もしかしたら。書庫で吸血鬼がベルを襲った時点で、既に相模国造の呪いを受けたのかもね。
それとも契約になんらかの綻びを見つけ、慢心したのかも」
そうとでも考えなければ説明がつかなかった
工藤の記憶の中の牙の主は、用心深く狡猾な策士だった。
現に地下深く潜み、万にひとつの危険を排すため工藤という身代わりを立てるほどの念の入れようだったのに。
「・・・・・・何にせよ好都合だわ。これほど大掛かりな怪異を起こしたのなら、今頃ただではすまないでしょうから。
・・・工藤先輩の遺言を果たせる可能性が、僅かなりとも出てきたかもね」
生徒たちを元に戻すには、牙の主の呪いを解除しなければならない。
難易度は相手の力量に比例する。
勝ち目が無い勝負だと思っていたが、これで分からなくなった。
――――依然不利なことに変わりは無いのだが。

煙が消えた保険室内には、百合や薔薇の甘い香りが漂いはじめていた。
花など生けてあったかしらと首を傾げる。
香りはベッドの下から漂っているようだ。・・・・・・!!!なんで気が付かなかったの!
この下に誰か居るわ!
ギルバに確認するように視線を向けると、何を今更という呆れ混じりの視線を向けられた・・・気がする。
仕方ないわよ、魔力も無ければ体調だって最悪だったんだものと内心で叫んだ。
「ベッドの下で寝そべるのって気持ちいい?ベル。そんなところで、何をしているのかしらぁ?
ねえ、私、とっても大事なお話があるの。いい加減、そこから出て来ない?」
自分が出せる精一杯の猫なで声で、優しくベルを促す。

316 :水無月つかさ ◆kQQdi8IJII :2006/08/25(金) 11:01:09
シャドウと6人の吸血鬼を合体させた結果、果たしてどんなバケモノが生まれるのかしら?
シャドウの視点でものを見ていたから、合体結果がお目にかかれないのが残念だけど……

>298
保健室前で使い魔を操っていると、強い力の波動がホテルの方へと移動したのを感じ取った。
さては、牙の主がホテルに瞬間移動したか……いや、微妙にその力の性質が変化してた。
まだ合体してないシャドウの感覚を再びジャックして、少し詳細な様子を見ましょう。
>「どーも奥さん。二代目牙の主でございます」
「!!!」
さすがのわたしも、これには驚かされたわ。まさか牙の主が代替わりするとはね!
信じ難いことだけど、もし本当なら、とても面白いことだわ。
本当に代替わりしていたとしたら、こっちの牙の主には気をつけないといけないわね。
代替わりしていた場合、前の牙の主と違って、肉体が新しいだろうから、精神的にも肉体的にも成長の可能性があるって考えた方が良さそう。
何より、未知の部分が多い。もしかしたら、わたしが最も苦手とするタイプの相手かもしれない。
流石に、またエクトプラズムを出されると嫌だから、早めにシャドウの視点を使うのをやめた。

>315
ドアを開けて保健室の中に入る。
時計の針は4時半を指している。もう少ししたら、夜の戦いの準備をしないといけないわね。
「ここに居たのね。少し差し迫った話があったから、貴方達を探していたのよ」
ちょっと白々しいけど、この子達にとっても、わたしにとっても重要な話だと思うから、早めに意見を聞きたかった。
「知ってるかもしれないけど、つい先ほど、牙の主の魔力が移動したわ。
 それだけなら、別に問題は無いのだけど……別の人のところで定着して、魔力の波長まで変わったの。
 もしかしたら、地位と力を誰かに譲り渡して、代替わりしたのかもしれない。
 そうでなくても、牙の主の力の一部、もしくは大部分を受け継いだ者が居るのは確かよ」
さっき感じたことを、ありのまま話したわ。
「思うに、牙の主っていうのは特定の人物じゃなくて、ある種の力を受け継いだ人のことなんじゃないかしら。
 あるいは、何度も肉体を代えて生き長らえている妖怪とか……貴女の意見を聞きたいわ。
 もしかしたら、この辺りから突破口が見えるかもしれないし」
あまりに予想外のことだったから、わたしの認識が根本的に間違ってるかもしれないわね。
あと、忘れずにベッドの下の方にも目を向けて、
「それから、ギルバ先生と……そこのベッドの下に居る子の意見も。ちょっと引っ張り出してくれる?」

317 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/25(金) 16:59:16
血の海は便利なことにマントに姿を変えて身に付けることができた。
外見は血の色をしたボロボロの布製だが、実をいうと防御と攻撃に特化した武器として今後も期待できそうだ。
夜の月下の宴に備えまずは戦力の確認から。前牙の主は生徒と教師を含め多数の吸血鬼の下僕として使役していたはず。
その存在をざっと数えたところわずか100足らず。こんなものでよく鼠男相手に戦ったものだ。
その部下たちにまずは君主変えのことを話さなければならない。チャンネルを合わせるようにして念話を送る。
『地下にいた牙の主は契約によって消滅し灰と化した。
その直前に力と膨大な記憶をこの天保光に預け、後の戦いを我に託した。皆の者主変えに賛同すべし』

>310
「楽そうな念話も一同に送るとなるとしんどいわぁ〜。夜までわいわい集まっちゃ飲み食っちゃ寝しよう」
だるそうに肩を揉み解しながら校舎に向かおうとしたところで、妙に剣が重いことに気が付く。
「うぉい、お前誰だよ!?」
血が渇いてしまい得物を手にしている自分が映る位に綺麗だったのが汚れて輝きは濁った刀身にひとつの影。
言った後に気がついたのだが、こいつはホテルで邪魔した人形に酷似している。
剣をぶんぶん振って無理やり降ろそうとするが、がっちり掴んで離さない。以前何者かというのはわからないのだが。
「よーしよし、そのとおりか。ならば…一生掴まっているがいい!」
勝ち誇った表情になりながら人形の重みを感じつつ剣を肩に担ぐと歩き出す。
まず向かう先……血で汚れてしまった衣服を着替えたい。貫禄をつけるために前牙の主の服をかっぱらうとするか。

318 :ジョジョ ◆4yOJjcI5oc :2006/08/25(金) 18:01:02
>317
「ちょいとそこのお兄さん。
 そんな血まみれな上に、かわいくねー実装石を連れてどこに行こうとするんだい?」
今日の夜中には吸血鬼との決戦が始まる。
ジョジョは学校内のパトロールを兼ねて、学校の敷地内でダンボール暮らしをしてるかもしれない吸血鬼達を、探し始めたのだ。
まだ夜中にはなってないから弱まっている上に、夜中の決戦には有利になる。
その途中、校庭付近で怪しい男を発見。
天保のことである。

ちなみに、何で実装石を知っているかと言うと。
実装石はこの世界では有名な野生動物の上に、一部の都市では害獣に指定されているからだ。

実装石は驚異的な能力を持った生命体である。
偽石と言われる石が体の中に入っており、それが壊れない限り何をやられても死なない。
例えば四肢を切断されても、偽石を予め取り出しておいて栄養ドリンクに漬け込んでおけば、僅か一日で再生する。
ただし、火傷や髪を傷つけられたら再生しない。
その他の特徴としては、七つの大罪と言われる人間の原罪と言われるものを標準装備。
もし糞蟲と言われる実装石を魔界の大罪を司る魔王が見たら、恐らくは裸足で逃げ出す。
それくらい酷い。

実装石は子食い共食い当たり前。
その上、同族イジメをするのが趣味という。
もし、公園で禿げ裸で糞まみれの実装石がいたら、そいつはイジメを受けた実装石だ。
注意すべき点としては、公園は実装石の溜り場となっている。
下手に近寄ると、実装石の群れに襲われることになるだろう。
奴らは……緑色の糞を投げてくる。

そしてジョジョは………薔薇実装と暮らしていた。
愛情を持って育て過ぎて完全体にまでなった程だ。
その薔薇実装は、現在科特隊本部で働いているのである。


319 :エドワード黒太子 ◆8GEZsJH0JA :2006/08/25(金) 20:33:36
「尊師の他に夜の闇に君臨する者は無し!霊宝の所有者は我等の尊師の他に無し!」
黒太子はノスフェラトゥを称え上げた。牙の主は没落し今宵の祭祀戦は単なる牙の残党狩りとなった。
『二千年以上に渡る二大吸血鬼族の抗争に決着がついたのだ』
黒太子は喜びを噛みしめた。
それはほんのわずかな時間の喜びであった。

>筋肉妖精
>藤田をおもいっきり蹴飛ばしノスの部屋の窓にゴール!
>―ドダダダダダダダダダダダ――――――ッン!
眩い光を乱入者は持ち込んだ。
猛毒の太陽の光を浴び、部下が灰と化していく。
「退避せよ!退・・・」

>ムアコック
>「遅いぜリア!ロゼエルリック!」
>デザートイーグルを乱射する。
>ルームの窓が次々と割れた。
>まばゆい陽の光が差し込む。
「まだ生き残りがいたか裏切り者め!」
黒太子は剣をムアコックの頭部めがけて渾身の力で投擲した。

320 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/08/25(金) 21:49:39
ベッドの下で今かまだかと、どれだけたっただろうか?
時間の捲き戻りが自覚できないので、感覚的にはリリたちより短い時間だろう。
頭から生えたアルラウネが無数の花をつけていることにも気付かずに、じっと息を殺していた。

だが、待っていても頭上からは牙の主がどうのと言う話し声。
(・・・ああ、もう!まな板の上の鯉って言葉は知らないのかしら?
ベッドの上のリリは焦らすにしてもそんな話しだすなんて、ギルバ先生が可哀想よ!
文字通り蛇の生殺しね!)
一人ベッドと床の狭い空間に這い蹲りながら下唇を咬むしかなかった。

>「ベッドの下で寝そべるのって気持ちいい?ベル。そんなところで、何をしているのかしらぁ?
>ねえ、私、とっても大事なお話があるの。いい加減、そこから出て来ない?」
そこに突然かけられるリリの声。
「ひっ!ふぎゃ・・・くぅう〜〜・・・」
ばれるはずがないと思っていたため、その驚きも倍増してしまう。
ベッドの下だということを忘れて頭を上げて、痛打。
だが、頭よりその言葉が痛かった。

言葉や声は優しいが、かもし出されるオーラに棘がびっしりとついているようだ。
「えーっと・・・だって書庫でしていると思ったのに急に保健室に来るんだもの。
邪魔しないように隠れていただけで、悪気とかはなかったのよー。えへへへ・・・ごみんー。」
仰向けになってずりずりと、顔だけ這い出して謝る。。
頭のアルラウネも無数の鼻をたたみ、新芽がしなびたようにぐったりと垂れている。
催淫効果のある花粉を撒き散らした事以前に、頭からアルラウネが生えていることすら自覚していない。
故にリリが怒っているのは、ギルバとの逢引の場に居合わせて興を醒めさせてしまったからだと思っているのだ。

バツの悪そうに頬をかいていると、水無月が保健室へと入ってきた。
牙の主の力が別の人物に移動し、定着。代替わりをしたというのだ。
水無月に促されてギルバが顔だけ出していたベルを引き釣り出す。
引き摺り出されたベルは、ギルバとリリを交互に見る。
せっかくの濡れ場を台無しにしてしまい、申し訳なく思っているのだ。
気まずい雰囲気。
そこに水無月がそれぞれの見解を尋ねる。
「チベットの妖怪で三只眼吽迦羅らって言うのは、その力と人格を代々の王が引き継いで強力な力を持つって聞
いた事あるわ。
そうする事によって精神の肥満や硬直、腐敗を防ぐんだって。
でも歴代の王の意識が同居しているから、ちょっとした事で分裂症・・って最初から分裂しているのかな?
まあ、時々混戦しちゃう事もあるんだって。不便よねー。」
これは渡りに船?助け舟?気まずい雰囲気をうやむやに出来そうな感じがするので早速ベルが聞きかじりの薀蓄
を披露した。

321 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/25(金) 22:18:22
……………いくらなんでもそれはあんまりではティティ。
ちょっとだけ不満の一つも言わないと意識が飛んでしまいそう。ものすごいダメージ。体中が痛い。
爆発の破片でズラズタになったり、地上に落下するよりはいいけれど。
「うう。…痛ぁ。ア、アッシュ…じゃなかった。ロゼ無」
ロゼ無事?と言おうとしたが途中でやめた。
>アッシュ
>「クソ妖精。オレの体重戻せよ、早く!」
口の悪さは健在だ。心配いらない。アッシュも僕も大丈夫。大丈夫ではないのは吸血鬼。
僕らが飛び込んだのは、シスターの取ったルームとは比べ物にならない超豪華な部屋。幾つもの部屋を持つVIPルームだ。
そこに30人以上の吸血鬼がいる。醜悪で凶暴な姿の吸血鬼だけど慌てふためいていた。
太陽を浴びて次々と灰になっていく。おぞましい悲鳴をあげて倒れて、さらさらと崩れて灰砂になっていく。
僕は立ち上がった。
見つけた。昨日、学校の校庭であったノスフェラトゥを!
彼は中世ヨーロッパの騎士みたいな古風な鎧を着ていた。表情は苦悶に満ちている。
手下の吸血鬼たちがノスフェラトゥを陽の光から守る為に自分の身を盾にし取り囲みはじめた。

>ムアコック
>「遅いぜリア!ロゼエルリック!」
「ム、ムアコックさん!」
ブタ人間のムアコックが大きなピストルを窓に向けて乱射する。窓は砕け高層階なので風を受ける。
分厚いカーテンは風をはらんではためく。はためくたびに強い太陽の光がルームを照らす。吸血鬼たちをさらに焼く。
「シュートザムーン!」
僕はオーラのムチを放った。吸血鬼を断つ。僕は容赦しなかった。ここにくるまで宿泊客の遺体を何人見たことか。
吸血鬼は反撃に手向かうけど陽の光を背に受けた僕らに倒されていく。アッシュの凶暴な強さの頼りになることと言ったら!
吸血鬼のリーダー、ノスフェラトゥを間違いなく僕らは追い込んでいた。
倒すときは今だ!
夜になるまえの急襲は成功したと僕は思った。
側近を倒しノスフェラトゥを狙える位置まで来た時に僕は会ってしまった。
「ラスティーリア!?」
書庫で小さなラスティーリアが語っていた残りのラスティーリアに。

322 :名無しになりきれ:2006/08/25(金) 22:58:58
ラスティーリアに気を取られた礼司に口髭で青い肌の吸血鬼が襲いかかる!こいつも武装は鞭だ!
「戦いの中で戦いを忘れるとは!ザコとは違うのだよザコとは!」

323 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/25(金) 23:26:17
>「敗走しろだって…ふざけんじゃねぇ。サイヤ人に敵前逃亡の文字は無い。」
ラディッツの声は小声だったので愁弥にはサイヤ人の所しか聞こえてない。

サイヤ人…本当にいたんだな。まあ、吸血鬼がいたくらいだ。いてもおかしくな…いや、おかしいか。

>「飯を食わしてもらったから。 それに霊宝ってものに呼ばれたから、その霊宝を巡った戦いが終るまでは俺は帰れねぇ。」
「…恩返しね。人の為に戦う訳か…意外といい奴なんだな。
俺は見た感じで分かると思うが、今回の騒動の原因の1人って所だな。
まあ、あのネズミ男の敵だからお前の敵だね」
そこまで言い終えた途端、外が一瞬暗くなったかと思うと、また明るくなった。

今のは…幻覚か??

324 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/25(金) 23:44:35
愁弥もその状況を理解出来ないでいると、いきなり大きな振動がその場を襲った。
どこか爆発でもしたのだろうか?一瞬、どこかで見たことのある男と豚みたいな奴が横切ったのも見えたような…
それに牙の主の声も聞こえたよな…
「ふっ…牙の主が痺れでも切らしたのか?」その時、一つの大きな力が消え、またすぐに大きな力が現れたような感じが愁弥にも伝わってきた。
「…選手交代か?どっちにしろ俺もモタモタはしてられないな」

相手はサイヤ人ってことは亜高速?亜光速?…忘れたけど、とにかく速いだろうしパワーもあるだろうな。
ということは相手にペースは渡してはならない!!

「呪われし剣よ!!その刃に込められている怨み憎しみの力をしばし我に預けよ!!」
愁弥が手を上から下に振り下ろすと、天井から黒い氷柱のようなものがラディッツめがけ降りてきた!!

325 :ラディッツ ◆POfFWcOTAk :2006/08/26(土) 00:20:38
>323>324
頭上から降ってきた黒い氷柱。
頭の上の虫を払うように、腕を一振り。
氷柱を簡単に粉々に砕く。

「……早めにこちらも行かねえとな。」
ラディッツは神速の踏み込みと共に護末田の懐に入り込むと、護末田を持ち上げてノスフェラトゥの居る場所に向かい走る。

「ガキ。ヤバイことになってそうだ。
 狂人の野郎が何か起こしてるかも知れねぇ。ノスフェラトゥの様子を見た後だ。」


326 :ラスティーリア ◆/Xio6qyapk :2006/08/26(土) 01:34:28
ラスティーリアは窓を突き破って侵入してきた少女二人の正体にやっと気がついた。
「貴様はレイジ!それにアッシュ!この世界で会えるとは思わなかったわ!
何故この世界にお前たちがいるの!?
魔皇帝ブフド陛下を亡き者にした謀反人!イガロ伯爵おじさまを殺した重罪人!
そしてあたしの体のほとんどを焼き滅ぼしてくれた恨み!復活するまでにどれほど辛かったか!
許さない!
決して許さないわ!イーヘルダーゴ!」
メイド服のラスティーリアは目にも止まらない速さで飛び上がり、回転し天井を蹴り二人めがけて弾丸の様に飛んだ。
「パクテイブル!」
両方の腕は変異し鎌になった。カマキリの様だ。
「きゃははははは!死ね!」

327 :ギルバ ◆3lf6qO/knM :2006/08/26(土) 09:53:18
>263、>315-316、>320
>「ギルバ先生」
>「・・・・・・・・未熟者でごめんなさい・・・」
先程の理利の謝罪が胸を痛める。
未熟なのはお互い様だ・・・もしや理利は、自分だけが匂いにやられたと
思っているのだろうか?気にする事じゃない、お互い様だ、と言おうとした矢先に

>「ギルバ先生、もしかしてどこか怪我してる?」
どうもさっきの声を聞かれてたらしい。こっちの方が余程醜態と思うのだが。

>「ねえギルバ先生、なんだかこげ臭くない?」
>豪雨のような水は容赦なく降り注ぎ、見る間に保健室は水浸しになる。
矢継ぎ早に状況が目まぐるしく移り変わっていく。
気付かなかったが、どうやら火事があったらしい。理利の事が心配で
気もそぞろとは、どうもまだ匂いの効果が抜け切っていないようだ・・・。
またしてもスーツがひどい事になってしまったが、クリーニングに出せるだけマシか!

>「・・・・・ホント、やってられないわね」
「ああ、まったくだ・・・食中毒が出たからと言って
 即焼却処理とは、いいセンスをしていると思う・・・!?」
スプリンクラーでお互いびしょ濡れ、自分はともかく今の理利の姿は
先程とは別の意味で衆目に晒せない。落ち着いたフリをして教材ケースから
白衣を取り出しかけてやる。自分で気付いてくれればいいのだが・・・ふぅっ。

>「・・・・・・牙の主は馬鹿なの?それとも気でも触れた?」
「急ぎ過ぎたのだろう。或いは、ノスフェラトゥがいなくなると困る理由でもあったのでは?
 ・・・保有する力や魂の総量がある一定を超えると、並の肉体・・・即ち『器』では
 存在を保てなくなる。自身に匹敵する、或いは凌駕する存在を捕らえ己が新たな器にする・・・。
 そうした事例は少数ではあるが、確実に行われてきた事。だとすると、今回の牙の狙いは・・・?」

>何を今更という呆れ混じりの視線を向けられた・・・気がする。
>自分が出せる精一杯の猫なで声で、優しくベルを促す。
・・・しかし、身震いのする声だ。
自分に向けられたものじゃなくて、心底良かったと思う。
さすがの俺でも、この状態の女を相手にしたくは無い・・・。


>「ここに居たのね。少し差し迫った話があったから、貴方達を探していたのよ」
ベルを引っ張り出しているところへ、水無月つかさが声をかけてきた。
内容は恐らく・・・先程感じた、牙の主と思わしき、しかしどこか異質な気配の事だろう。

>「思うに、牙の主っていうのは特定の人物じゃなくて、
> ある種の力を受け継いだ人のことなんじゃないかしら。
やはり、考える事は一緒か。似たような世界を見てきた者は
自然と似たような物の考え方をするのだろう。
「恐らくそうだろう・・・先代?の牙の器は限界が近く、故に一番自身に近しい
 ノスフェラトゥの肉体を欲していた。そこにこちらが奇襲をかけ追い詰めた事で
 肉体が損なわれる事を恐れた牙が焦って動いてしまい・・・器を失った。が、
 何の因果かそこに優秀な器があった為に力と意思を継承させてしまった・・・
 真相は知らないが、私の考えはこうだ。」


>「えーっと・・・だって書庫でしていると思ったのに急に保健室に来るんだもの。
やはりか・・・呆れ果ててしまう。
「している、とは・・・何の事かね・・・!?」
口の端が引き攣り、笑顔のようになる。勿論笑ってない。
包帯を取ったら青筋立てた様子がはっきり分かったろうに。
とりあえず後ろに回りこんで、通称『ウメボシ』と言う攻撃を開始する。
こめかみに出っ張らせた中指の第二間接を押し当ててぐりぐりと・・・。
薀蓄にも耳を貸さず、罰ゲーム御用達のそれを気の済むまで続けるのだった。

328 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/26(土) 16:08:10
ベッドの下から、ベルがひょっこり顔を出した。
ちょっと見ない間に、ベルの頭は文字通りお花畑になっていた。
とても幸せそうだが、真似したいとは思えない。

>「えーっと・・・だって書庫でしていると思ったのに急に保健室に来るんだもの。
>邪魔しないように隠れていただけで、悪気とかはなかったのよー。えへへへ・・・ごみんー。」
「ベル・・・あなたねえ・・・・」
ベルの横っ面を張り倒してやりたくなったが、ぐっと堪えた。
>「している、とは・・・何の事かね・・・!?」
なぜなら、ギルバが先に動いたからだ。

水無月が保健室に入ってきた。彼女も、牙の主の異変に気づいていたようだ。
意見を求められ、ギルバやベルがそれぞれ自らの見解を述べる。
「3人の仮説をまとめるとこうかしら?
先代牙の主は、何らかの理由で自滅した。でもその力の全部か一部を、二代目となる『器』が牙の主が継承した。
牙の主は特定の人物ではなく、力を継承した者の肩書き。
継承する際には歴代の継承者達の意思や知識、力が引き継がれてる。
継承者の資質次第では・・・・・今以上に強大な力を得る可能性がある」
少し考えて、理利は付け加えた。
「牙の使徒達は、光を浴びてもさほどダメージを受けないみたいね。
・・・牙の主は、ノスフェラトゥ達のような吸血鬼とは、似て非なる存在のように思えるわ。
悪意の塊。憑り付いた相手を何か別のものに作り変える、神になり損ねた存在。私が感じるのは、そんな印象。
あと・・・書庫で鬼の話を聞いてて感じたんだけど、牙の主は一度ならず相武国造の・・・ごめん、やっぱりいいわ」

「・・・まあ、代替わりしたのも、牙の主が今以上に力をつけられたら手におえないのも確かよね。
だけど・・・今水無月さんは、二代目の魔力の波長が変わったっておっしゃったわよね?
変質したという事は、二代目と一代目とは持っている力の質に差があるって事よ。
だとしたら、二代目の『器』が、継承した膨大な力を今すぐ100%使いこなせるとは考えにくいわ。
――――使徒長の工藤先輩も死んで、今また先代牙の主も消えた。
牙の主側の混乱や統制の乱れは避けられないわ。これは、願っても無いチャンスなのよ」
そこまで話した理利ははっとした。
「ちょっと待って、代替わりするという事は・・・力の源を破壊しないと、牙の主は何度でも復活するって事よね!?」
もしそれが事実なら、これほど厄介な敵は無い。

329 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/26(土) 16:10:32

>ギルバ先生
ギルバはまだベルに技をかけている。理利はギルバの腕を遠慮がちに引いた。
「ギルバ先生、きっと悪気は無かったのよ。もうそのくらいで、ベル『は』許してあげましょうよ」
それより、怪我のほうは大丈夫?」
あまりに立ち居振舞いが自然で忘れていたが、ギルバの火傷は完治していない。
さっきから多大な迷惑をかけているが、そのせいで傷が痛むのではないかと心配していた。

>ベルさん
理利はギルバを止めた後、ベルに向かってにこやかに微笑んだ。
「ベル、頭にゴミがついてるわよ。ああ待って、今とってあげるから」
笑顔のまま、理利はベルの頭に手を伸ばしアルラウネを毟り取った。
根元を残したのは理利なりの思いやりだ。一度は許そう・・・・・・二度目は無いけれど。

「ねえベル。前にも行ったとおり、あなたは選ばれた人なの。
今のあなたなら、望む事は全て叶うかもしれない。
・・・でもねベル。力があるからって、他人を自分の思い通りに動かそうとするのは感心しないわ。
人には心があるの。おもちゃじゃないわ。
操られたり・・・ひどいことをされたら傷つくって事、どうか忘れないで」
きっとベルには何の話かわからないだろう。そう知りつつも、言わずにはいられなかった。

>水無月さん
「そういえば、ホテルに交渉に行った藤田君達はどうなったのかしら。
水無月さん、使い魔さんから何か聞いていない?」
もうじき夕方だ。アッシュには連絡用の指輪を渡してある。
未だに何の連絡もないということは、交渉は失敗したのだろうか。
―――― もう結果はもうどうでもいい。皆、無事に帰ってきてくれたらと思う。

>天保君
校庭に、膨大な魔力を持った何かが出現した。
「二代目牙の主が上一中にご帰還のようね」
空間を捻じ曲げて出現した新しい牙の主は、膨大な魔力を持っていた。老いてもいない。
・・・・・・・あのブラックホールのようなものは、先代牙の主の力と同じな気がする。
多分、先代牙の主が最期の力で二代目を召喚したのだろう。
それにしても・・・二代目牙の主に見覚えがあるような気がする。気のせいだろうか。

煙草の残り香がする白衣を引き寄せ、理利は袖を通した。・・・先生には悪いけど、暫くの間貸してもらおう。
「あれこれここで考えるより、直接本人に聞き出したほうが手っ取り早いかも。
もしかしたら二代目牙の主は、先代より話せるかもよ。ねえ、皆はどうする?逢いに行く?」

330 :ノスフェラトゥ ◆glAHh7JUpE :2006/08/26(土) 16:28:33
目の眩む太陽の日差しがルームに満ちる。大切な一族の者達が苦悶に瀕している。
それもたった二人の子供の為に。
「外から飛び込んでくるとは仰天ものじゃ!
一族の者よ!牙の主の滅びた今、ここで日中に戦う意味は無い。
戦闘形態を解除し全員、幽鬼体となれ。太陽の光を受けずとも良い。
襲撃者達よ。おぬしらは結局の所わしに協力したのじゃ。
おぬしらは牙の主の命でわしを襲撃したのか?それとも自らの意思か?どちらにせよおぬしら人で在りながら
超越の力を持つ子らを、牙の主は利用できると踏んだのじゃ。
おぬしらはわしの子飼いのモローとギョームを倒し、わしの一族を殺してここまで来た。見事じゃ。
其のおぬしらの力に狂喜した牙の主は、契約を破ってでも勝機と考え、おぬしらを援護したのじゃ。
結果がこれよ!
牙の主は相模国造の呪いで老衰し知性を失い滅びおった!・・・千年以上戦った我が宿敵の自壊は寂寥に過ぎるが」
先程の血の海に消えた小僧は二代目牙の主を名乗った。ノスフェラトゥは代替わりなど気にも留めていなかった。
牙の力を得ようと受け継いだのは子供。それが老獪なノスフェラトゥの敵に成りえようか。
「夜を待たずに勝敗は決した!霊宝はわしのものじゃ!今宵の楽しみなことじゃて!全軍退避!」
ノスフェラトゥの命令に応える吸血鬼達。
「じゃが、そうじゃの。太子、ランバ・ラル(>322)、ラスティーリア、ラディッツ、おぬしらは陽の光に強い。
相手をしてやるがよい」

331 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/26(土) 20:01:58
「ラスティーリア!地球にきみが来てからのことを覚えてないのか!?」
ムチを持った吸血鬼の攻撃を僕はかろうじてよけたけれども、両手をカマに変形させたラスティーリアが
襲い来る。黒のムチを棒に戻しラスティーリアのカマを受けた。
目と目10センチの距離で見つめるラスティーリアの瞳には僕への憎しみしかない。
「こ、この黒の武器はきみがプレゼントしてくれたものだよ……く!」
やむをえず僕はラスティーリアを跳ね飛ばした。
書庫でリリは心配していたっけ。ラスティーリアが強力な魔の影響を受けやすいことを。
かわいそうな魔道生物のラスティーリアには魔に逆らうには限界がある。
僕らの戦いを見てノスフェラトゥが余裕の勝利宣言をする。

>ノスフェラトゥ
>「夜を待たずに勝敗は決した!霊宝はわしのものじゃ!今宵の楽しみなことじゃて!」
吸血鬼に夜を向かえさせてはいけない。
ここで仕留めないと!
ノスフェラトゥが滅びればラスティーリアも解放される。
「人間を軽く見ないほうがいい!」
僕はふたたび黒の棒をムチに変えノスフェラトゥめがけ打ち込んだ。
ノスフェラトゥはあっさりと避けた。
でもそれはそう狙ったんだ。ムチはノスフェラトゥのそばの窓を粉々に割った。
さらにルームに光が入る。
幽霊体に姿を変える途中だった吸血鬼の幹部達が灰になっていく。

332 :ムアコック ◆IxWLLdwUuI :2006/08/26(土) 20:21:41
エドワード黒太子の投げた剣を間一髪でムアコックはしゃがんで避けた。剣は帽子を串刺しにして壁に突き刺さる。
「コナカ特注の紳士帽が台無しだぜ」
>藤田礼司
>「人間を軽く見ないほうがいい!」
「豚もな!ぶーひひひひ。
リア!おめーはかわいい顔して好戦的な小娘だ!」
ノスフェラトゥを今ここで退治してしまおうとは賢明な策だ。夜の吸血鬼は文字通り不死者だ。
「狙うなら奴の腹だ。傷は癒えてはいねー筈だ」
リアの攻撃を悠然とかわしたノスフェラトゥにムアコックは背広の内ポケットから取り出した手榴弾を投げつけた。

333 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/26(土) 20:36:45
>318
誰かに声をかけられた。周りを見回しても自分と声を掛けた人物しかいないので、こちらに向けていったのは間違いない。
>そんな血まみれな上に、かわいくねー実装石を連れてどこに行こうとするんだい?」
一般の生徒はすでに校内に誰一人いない。いまこの場にいるのはなにかしらの力を持った者だけ。
血まみれなのを見て悲鳴をあげないし、動揺のひとつもみせない。よって、こいつ通りすがりでもなんでもない。
それにしてもタイミングがよすぎる。いまは夕方で日の入りは近いがまだ契約の範囲内。
決して力を大いに振るえるときではない。こいつもしかして待ち構えてたんじゃないの?待てよ…ドッキリか?!

一瞬テレビ的ななにかを期待した自分がアホらしかった。
校内に潜伏しているスタッフはいないし隠しカメラなどひとつもない。あろうはずがない。
しかし厄介だ。保健室にもさまざまな力を持った者たちが4人いる。そいつらも仲間だと考えると援軍としてこちらに来るかもしれない。
二代目牙の主として、ここは逃げるべきではなく毅然とした態度で挑まなくては部下に示しがつかない。
日が当たっているうちは力を使ったら老化していって前牙の主のように塵と化す。だけど、逃げたら威厳がなくなる。
めんどくさいことこの上ない。後二時間くらいで陽は沈むから、決戦の準備であんたにかまってるヒマねっての。
「失せろ下郎。我を誰だと心得る?この霊脈を支配する牙の主ぞ、早々にこの場より立ち去るがよい」

334 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/08/26(土) 20:43:46
「今のうちにゃ」
ボクはなんとかノスフェラトーの部屋まで階段を使ってやってきたにゃ。
礼司とアッシュと豚のエースコックがノスフェラトーと戦っている間のどさくさに
ボクはルームの中に忍び込んだにゃ。
そして目指すはクローゼット。
水無月のテレパスは霊感レーダーを持っているボクにも受信できたにゃ。
戦っている隙にクローゼットの霊鏡をいただくにゃ!

335 :ジョジョ ◆4yOJjcI5oc :2006/08/26(土) 21:31:18
>333
>「失せろ下郎。我を誰だと心得る?この霊脈を支配する牙の主ぞ、早々にこの場より立ち去るがよい」

「おっと会話が成り立たないアホが一人登場。
 質問してる時に質問を返すとウルトラマンにぶち殺されるんだぜぇ〜」
牙の主?いったいなんなんだ?
この地の力場を支配しているのは力の流動で分かる。
同じように力場を支配していた怪獣と同種の流れがしている。
大地から力を無理矢理搾取している流れだ。

「牙の主だかうんこをきばってんのか知らねぇけどよぉ〜
 質問には答えよ〜ぜ〜
 俺は、今、ここでてめえが剣と実装を持って何してんか聞いてんだよ〜お〜」

常人の目には見えない超能力のビジョンを自身の背後に出現させ、腰に掛けて合った刀を抜いて、自称牙の主に突きつける。

「てめえが霊脈持ってきばってんのは分かったからよお〜
 ちゃんと質問に答えてくれねえと斬り刻むぜぇ〜
 こっちはバルタンの糞っ垂れ共を星ごと何億もぶち殺してんだぁ。
 今さら霊脈持ってるくらいじゃびびんねぇぞぉ〜」
バルタン星人を大虐殺したのは真実だ。
ただ、バルタン星人は何十兆人もまだいるらしい。


336 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/08/26(土) 22:07:09
>「している、とは・・・何の事かね・・・!?」
「え・・・やだ、先生・・・花も恥らう乙女の口からなにを言わせようとしているんですかー?
もう!ちゃんと応援してますよう。」
ギルバの問いに妄想を膨らませて身をくねらせる。
そんな事をしているからギルバの怒りのオーラに気付くのが遅れたのだ。
目が笑っていない事に気付いて一歩足を引いたときには、ギルバの両手がベルのこめかみにぐりぐりと押し付
けられていた。
「ひぃ〜〜〜!だだだだ・・・ごめんなさいー。もう覗きません!」
ギルバのウメボシに涙目になりながら悲鳴をあげていると、リリがギルバを制する。

こめかみを擦っていると、リリがゴミを取ってくれるという。
しゃがんでリリに頭を見えるようにすると
【ブチッ!】
と言う音と共に頭に生えたアルラウネを毟り取られてしまった。
「イダー!やっぱり怒ってるぅ。・・・うう、宿直の先生蹴り倒してまで守ってあげたのに・・・報われないよぅ・・・」
アルラウネが生えていることすら気付いていないので、毛を毟られたと思いしゃがみこんで頭を抱える。

そんなしゃがみこんでいるベルに、リリから力と人の心についての助言が与えられる。
が、自分が何をしたかわかっていないのでその助言の意味がよく判らないのだ。
わからない事はわからないままでは終わらせない。
幸せ回路を作動させてわかってしまうのがベルの特徴。
「ん〜〜・・・!。
そうね。強制したり操ったりして人の心を踏み躙るような事は許せないわ!
そんなことする奴がいたら私が選ばれた力を使ってやっつけちゃうわ!まーかせて!」
胸を張って立ち上がって決意表明をすると、毟られたアルラウネも見る間に再生して向日葵の花を元気よく咲か
せるのであった。

「そういえば藤田達結局同盟申し込みに行ったの?やっつけに行ったの?
もうどっちでもいいけど、戦いは7時からとして、食事とか考えるとそろそろ帰ってきて欲しいよね。」
ホテルへといった藤田達の話になったのでふと思い出した。
話の途中でホテル行きを拒否してしまったので何をしに行ったのかは知らないのだ。
そのようなことを考えていると、リリが新たなる牙の主である天保の帰還を察知したようで、会いに行くようだ。
ベルの答えは勿論
「行く行く!でも夜までまだあるよね。何しに出てきたんだろ?
って言うか何気に二代目って言っちゃっているけど、別に二代目とは限らないんじゃない?
マモーみたいな状態だったりして。にへへ。」
ギルバがまだウメボシをしたりないかもしれない。
話をどんどん展開させて、覗いていた事をうやむやにしてしまうつもりなのだ。
笑いながら保健室の扉を開けて移動を促した。

337 :ウエスタンの男 ◆8f7CRT6HDM :2006/08/27(日) 02:44:01
ギョームの部屋には多数の機械群と、それにコードで接続された助手達がいた。
助手の人数は4人ほどだ。もっと人数はいたがギョームに従い出陣し全滅した。
リーダーであるギョームを失い残った助手達は機能停止し呆然と立ちすくんだままだった。
彼らは命令がなければ何も出来ない機械だった。
「命令を与えよう」
声がした。助手達が振り向く。耳にも目にもコードが連結されていたが。
一人の男がいつのまにソファーに座っていた。ふてぶてしい面構えの男で年齢は四十代の白人。
デニムのジャケットにジーンズ。ウエスタンハット。滑車のついたウエスタンブーツには可憐な刺繍入り。
「ノスフェラトゥを葬るのは今をおいてありません。諸君の機械を自爆させ、タワーもろとも吸血鬼を吹き飛ばして
しまおうではないか」
助手達は知らなかったがギョームの機械群の自爆はエドワード黒太子が計画していた案だ。
それは上湘南の子供らを抹消するのと、証拠隠滅の為であったが。
「貴方に命令権はありません」
抑揚の無い声で助手は答えた。
「君の言うのは尤もです。強制執行にしましょう」
ウエスタンの男は立ち上げると、その助手の額に右の人差し指を突き刺した。
脳をスキャンする。
「自爆の為の爆弾は内蔵はしていないのですね。暴走させて起爆するしかないのか。ふむ。安全装置解除。エネルギー炉を
暴走させなさい」
機械群が振動し始める。ルームを占領する機械群の周りに靄とも霧とも判別し難い気が、何も無い空間から
生じて纏わり付き始める。
「死霊をどうにかする機械の様ですね。吸血鬼らしい。どのような研究に使っていたのか判りませんが、魔的な大爆発は
生じさせられるでしょう」
「爆滅1分47秒前、……1分30秒前。……」
助手がカウントを始める。
ウエスタンの男は指を引き抜くと満足気に微笑んだ。

338 :エドワード黒太子 ◆8GEZsJH0JA :2006/08/27(日) 10:27:01
「尊師!」
黒太子は自らの体をノスフェラトゥの盾にしてムアコックの投げつけた手榴弾から主君を守った。
爆発が黒太子の身を焼く。もし夜であればこれしきの火と爆風と破片などなんという事もなかった。
しかし今は呪われた昼である。
黒太子はあたかも血まみれのボロ雑巾といった姿に成り果てた。
「御無事で・・・ございましょうや。尊師」
正規軍隊長に叫ぶ。
「尊師をお守りし撤退せよ!ここは俺が止まる!
不埒な襲撃者どもよ。俺が地獄の底まで相手を・・・」
言いかけた言葉が途切れた。
エドワード黒太子は古き血の一族の中でも念話に長けた武将である。その彼の脳が信じられない会話を
察知した。廊下を挟んで向いの部屋ギョームの部屋から。
>謎の男
>「死霊をどうにかする機械の様ですね。吸血鬼らしい。どのような研究に使っていたのか判りませんが、魔的な大爆発は
>生じさせられるでしょう
>助手
>「爆滅1分47秒前、……1分30秒前。……」
黒太子は戦慄したが不敵に笑っただけだった。
『まだ一分以上ある』
血まみれの黒太子の口から光る霧が漏れる。全身の傷口からも。爪先からも立ち昇る。
ノスフェラトゥ同様の腐敗のエクトプラズムだ。
「全員ここで俺と一緒に死ぬのだ。逃がさぬ」

339 :名無しになりきれ:2006/08/27(日) 11:55:01
手榴弾の爆発はクローゼットの扉を吹き飛ばした。
中に仕舞ってあったジェラルミンケースが顕わになった。
頑丈なジェラルミンケースの中身こそ霊鏡であった。

340 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/27(日) 18:15:22
愁弥の出した氷柱は簡単に砕かれた。
「まあ、それぐらいはないと…って、え?」
ラディッツはいつのまにか懐にまで来ており愁弥はそのまま担がれてしまった。

>「ガキ。ヤバイことになってそうだ。 狂人の野郎が何か起こしてるかも知れねぇ。ノスフェラトゥの様子を見た後だ。」
「…たぶんネズミ男は大丈夫だと思うんだが。
それより…降ろしてくれ〜」
そのまま愁弥とラディッツはノスフェラトゥの部屋まで行った。

########################################

341 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/27(日) 18:30:19
########################################

部屋の前まで来ると、戦いの音や誰かの声やらが聞こえてくる。
担がれているので前方はあまり見えないが、足元に倒れているドアを見る限りじゃ相当派手にやってるらしい。
「すごい事になってんな。なあ、早く降ろしてくれないか?
前が見えないんだが…」

ラディッツが部屋に入っていくにつれて声がだんだん聞こえてくる。
>「夜を待たずに勝敗は決した!霊宝はわしのものじゃ!今宵の楽しみなことじゃて!全軍退避!」
>「じゃが、そうじゃの。太子、ランバ・ラル(>322)、ラスティーリア、ラディッツ、おぬしらは陽の光に強い。相手をしてやるがよい」
「え?この状態で戦えと言うのかよ!!そんなの出来るかぁぁぁ!!!」
愁弥は降りようと思い切り暴れだした。

342 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/08/27(日) 19:17:53
「そのケースを鞭で取れ!礼司!」
ボクの霊感レーダーにびんびん来る強烈な魔道の波動。
あれこそ霊宝の所有者を決める戦いの参加資格アイテム霊鏡にゃ!
あれをゲットすれば形勢大逆転にゃ。
でもボクの霊感にはもっと注意しないといけない感じを感じたにゃ。
大変な事が隣の部屋で起きている。
浮遊霊が集結しつつある!それも危険な密度で!
現世に冥府の亡霊が集り過ぎると良くないにゃ。
凄まじい霊動が起きる・・・
ポルターガイスト現象!でも。
「これはポルターガイスト現象と呼べるもんじゃにゃいにゃ・・・霊爆現象とでもいうべきものにゃ!
みんな!危険にゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

343 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/27(日) 20:45:08
>335
>「おっと会話が成り立たないアホが一人登場。
> 質問してる時に質問を返すとウルトラマンにぶち殺されるんだぜぇ〜」

なにも知らない上に少々あぶない電波が入ってらっしゃる。
ウルトラマン?インスタントラーメンぐらいの時間になると帰らなきゃ死ぬあいつか?
吸血鬼はいるし亡霊も見たことがある。ひょっとしたらそらとぶ円盤ってのもあるのかもしれない。
だが、ウルトラマンはさすがにいないだろう。そんなのがいたら吸血鬼とか悪い奴等はみんな踏み潰されて駆逐されてる。
ほんとにいるんだったらいまここに呼べっての。

>「てめえが霊脈持ってきばってんのは分かったからよお〜
先代の牙の主よ。こいつ二人でボコらないか?まず口調がむかつくのと表現が下品すぎる。
語尾なんて伸ばしちゃって一体誰のモノマネだよ。
おまけとしてクソちんけな刀を向けて挑発してくる。そんなものよりも背後におぼろげに感じる『何か』が気になった。
やれやれとため息をひとつ。こんなことでいちいちカッカしていたら、陰険鼠爺ととても戦ってられない。
「なにも知らぬのだな本来なら即首刎ねるところだがそんな時間もない。質問に答えてやる義理はないのだが答えよう。
ここは余の住み処だ。一間の戦いが終わったから我が愛剣とともにここに帰するのは当然。
それと実装石とはこの人形のことか?こやつは勝手についてきただけ、余とはなにも関係はない。
後は保健室にいる4人にでも聞くのだな。その者も知らなければ自力で調べろ。
これで満足か?わかったのならもう余に付き纏うな」

一息もつかずに早口でしゃべり、終わると一呼吸する間もなく校舎の中へ入っていく。
まったくもって無駄な時間を費やした。日が沈み我等の時間になってのこのこと現れやがったらただじゃおかん。

344 :ジョジョ ◆4yOJjcI5oc :2006/08/27(日) 22:15:31
>343
>「なにも知らぬのだな本来なら即首刎ねるところだがそんな時間もない。質問に答えてやる義理はないのだが答えよう。
>ここは余の住み処だ。一間の戦いが終わったから我が愛剣とともにここに帰するのは当然。
>それと実装石とはこの人形のことか?こやつは勝手についてきただけ、余とはなにも関係はない。
>後は保健室にいる4人にでも聞くのだな。その者も知らなければ自力で調べろ。
>これで満足か?わかったのならもう余に付き纏うな」

「答えはNO!!
 この私は君の命令を受ける義理も義務もないのじゃぁ〜」
校舎内に戻ろうとする牙の主の後ろ姿を追って行く。
関わるなと言われたが、こちらだって仕事。
公共の場で血まみれ、剣持ち、実装愛護派を見たら職務質問をしなければならない。
その三つが合わさってたら尚更だ。

「牙の主ちゃ〜ん。俺の住居も学校にあるんだぜ〜い。
 同じ学び舎に住んでる仲だし、仲良くしようぜ〜い。
 俺も早くお前の正体を聞かないと、夜の戦闘で禿げ野郎をぶっ殺せないのよ。
 教えてくれたら…きゃっ〜〜!!恥ずかしい!!!私のパンチィあげちゃう〜〜!!」
自分でも恥ずかしくなる様な惨めな様だ…
だが、落伍者の私にはこんな道化がふさわしいのかもしれない。
だが……意外に楽しい!!!
牙の主はどう反応するかな…

345 :水無月つかさ ◆kQQdi8IJII :2006/08/28(月) 02:48:31
>320>327>328-329
「皆の意見はだいたい同じみたいね。
 やっぱりアレは、宿主を転々と変える類の妖怪か……
 あとは、次の牙の主がどういう人かが問題ね。お友達になれるような人だと良いのだけど」
まあ無理でしょうね。言ってみただけよ。
宿主が邪悪な何かに変わって、記憶まで受け継いでるとしたら、なおさら友達になんてなれないでしょうね。

>そういえば、ホテルに交渉に行った藤田君達はどうなったのかしら。
「使い魔を通して聞いたんだけど、やれ侵入者だ、謀反人だとか言って騒いでたわね。
 どっちが先かは知らないけど、攻撃を仕掛けた人が居るみたいよ。
 もはや和解の余地どころか、一時的な同盟さえ結べないでしょう。
 そういうわけだから、わたしも使い魔にちょっと暴れてもらって、敵の戦力を削ろうとしたんだけど……あまり結果は芳しくなかったわ。
 シャドウを退けるなんて、向こうもなかなか大したものね」
シャドウが筒に入れてる悪魔の中では一番の下っ端だということは敢えて言わず、いかにも「自慢の使い魔」が敗れたことを装った。
だって、誰かが盗聴してるかもしれないから、これ以上の使い魔を隠してるなんて知られてたところで、得るものがないし。
とはいえ、デビルサマナーは自分の仲魔よりも高い戦闘能力を持っているのが常識だから、この点では警戒されるかも知れないわね。
鼠男さんのところには悪魔合体の技術者が居るみたいだから、その辺りの助言をするかもしれないし。
―――と言っても、わたしの本職はデビルサマナーではないのだけど。
「でも、昼間に襲撃をかけた事は、ある意味間違ってないわ。ほら、あの人達って吸血鬼だから、昼間は全力で戦えないし。
 そろそろ、向こうでは本格的な戦いが始まってるんじゃないかしら?」

「大丈夫よ。バルンディノでの戦いを経験した人が居るんだもの、鼠男さんに遅れをとるとも思えないわ。
 それに、わたしが思うに、鼠男さんの弱点は、強さと老獪さの両方を持ち合わせてる者なら確実に持ってる、自尊心にほかならない。
 今の鼠男さんは、さっきの牙の主の愚行を見て、もはや牙の主など恐るるに足らず、まして学校の生徒どもなど敵ではない、とでも思っているでしょう。
 牙の主の代替わりも、きっとすぐには力を制御できないと思って、楽観視しているに違いないわ。
 すぐにコントロールした挙句、思いもよらない成長を遂げるかもしれないのにねえ!
 きっと敵の力を量り間違えて、痛い目を見ることでしょうね」

>「あれこれここで考えるより、直接本人に聞き出したほうが手っ取り早いかも。〜
「確かに、前の牙の主以上に話せない相手なんて、そうそう居るものじゃないものね。
 でも、ちょっと用事があるから、ちょっと席を外すわ。
 それに、夜の戦いに備えて、武器とかも揃えておきたいし。
 そういうわけだから、お先に失礼するわ」
わたしは夜の準備をするために家に帰ることにした。

346 :ギルバ ◆3lf6qO/knM :2006/08/28(月) 08:42:41
>328-329、>336、>345
>理利はギルバの腕を遠慮がちに引いた。
>「もうそのくらいで、ベル『は』許してあげましょうよ。
  それより、怪我のほうは大丈夫?」
腕を引かれる、今回はこれぐらいにしておいて欲しいと。
・・・怒りは収まらないがそれは向こうも同じ様で、頭の花を毟った。
まったく、先程までとは偉い違いだな・・・。
「昨日の魔法のお陰で呪いも解けたし、五感は殆ど回復している。
 夜までには火傷も治ってるだろう、心配する事は無い。」
そう言って一回頭を撫でてやる・・・癖になってるのか?

>もしかしたら二代目牙の主は、先代より話せるかもよ。
「・・・嫌な予感がする。
 あの場にいるだろうは、ノスフェラトゥの軍勢と生徒達・・・
 ノスフェラトゥ側なら容赦する必要は無いが、もし生徒の内の誰かだったら・・・。」
それを確認する為にも、行かねばなるまい。


>「ひぃ〜〜〜!だだだだ・・・ごめんなさいー。もう覗きません!」
「そう言う問題じゃない・・・!」
結局何故怒っているのか、そこに思い至れないベルの思考回路には
怒りと同時に将来への不安を掻きたてられる。こんな調子で生きていけるのか?
何だかんだ言っても教師である以上心配するのは当たり前なのだ・・・。
すっかり教師が板に付いてしまっているのには、内心苦笑せざるを得ないが。

>そうね。強制したり操ったりして人の心を踏み躙るような事は許せないわ!
「(なら自分をやっつけるのか?・・・洞察力と言うやつを真剣に
  磨かせる方法を考えなければならんか・・・管轄外の筈なんだがな・・・)」
難しい顔をして考え事を始める。


>シャドウを退けるなんて、向こうもなかなか大したものね
が、意外な名前が耳に入って思索の沼から意識を引きずり出す。
「何?」
シャドウ・・・悪魔のランクではそこまで高い部類でもないが
古代から魔界の戦闘種族として現代まで戦い抜いてきたコンピュータの様に
正確な戦いをする悪魔。近接戦闘では侮れない物があるだけに、それを倒した
向こう側もさる事ながら・・・シャドウを使役できると言う事は、目の前の少女は
少なくともシャドウなど歯牙にもかけぬほどの力を有している事になる。
・・・今更だが、認識を改めねば。水無月は、こちら側の魔界の事も知っている、と。

>でも、ちょっと用事があるから、ちょっと席を外すわ。
夜の準備をする為に先に帰る、と言う。
・・・シャドウの一件で警戒される事は織り込み済みの様だ。
何を言っても聞くまい、仕方なしにありきたりな事を言う。
「道中気をつける様に。例外はどこにでも存在する。
 書庫で襲ってきた、奴のように・・・備えあれば憂いなし、だ。」

347 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/08/28(月) 22:34:00
ムアコックさんがノスフェラトゥに投げつけた手榴弾の衝撃でルームが震える。
大幹部らしい男が自分の体でノスフェラトゥを守った。ぼろぼろだ。人間だったら瀕死の重傷だろう。

>エドワード黒太子
>血まみれの黒太子の口から光る霧が漏れる。全身の傷口からも。爪先からも立ち昇る。
>「全員ここで俺と一緒に死ぬのだ。逃がさぬ」
敵将の殺意は凄まじく放つオーラは目眩すらおこさせる。怒れる悪魔だ。
「アッシュ!ぼさっとしている場合じゃないよ!」
ラスティーリアとムチ使いの青い吸血鬼が同時に襲い来る。

>ギコ
>「そのケースを鞭で取れ!礼司!」
「ギコ!」
いつのまにかこの部屋にギコが来ていた。
手榴弾の爆発に巻き込まれて破壊されたクローゼット。その中に納まっているジェラルミンのケース。
「あれを?………う。なにこれ」
ただならないオーラ……いや、そんな。これは魔物や僕の黒のムチといった魔法具が持つオーラとはぜんぜん違う。
このオーラは……神々しい!

霊鏡!?

あのケースの中に?
間違いない。
僕は黒のムチを空舞わせて、しならせあやつり、ジェラルミンケースの取っ手に巻きつけた。
ずっしりと重いそれをぐいっと引き寄せる。
ノスフェラトゥの家臣たちが手を伸ばし、宙を行くケースを取らせまいとする。けれど半透明体に変異した後なので
物理的な力は弱いみたいだ。
僕のオーラをこめた腕力でケースを引き寄せられた。もし実体化していたら奪われていたかもしれない。
それでもケースは吸血鬼たちの爪で壊された。僕の元へ来たケースが割れる。ケースの中は真っ赤な布地で中央に窪みがある。
窪みに収まっていた物がゴトリと落ちる。足元に丸い直径15センチほどの小さな鏡が転がった。
「これが霊鏡!」
僕は手に取った。枠も飾りもない鏡だけの鏡だ。鏡は曇っていて覗き込む僕の顔すらおぼろげにしか映らない。
本当にこれが霊鏡なのか?

348 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/28(月) 23:15:53
>344
さて、このあとだが細やかな軍閥形成は時間が間に合わない。なので前牙の主がまとめていた使徒たちを使うことになる。
黒き衣たちはどうせまた全方面を包囲して敵の退路を断ちつつ皆殺しにする算段だろうから、手勢を増やさないと厳しい。
などと今夜のことについて思案しながら廊下を歩いていると、自分の後にひとつ余計に聞こえる足音。

>「答えはNO!!
> この私は君の命令を受ける義理も義務もないのじゃぁ〜」
だんだんと早足になるが尚もついてくるストーカー野郎。ええい、しつこい!
もうそろそろ体育館入り口に続く廊下を通過してその先には問題の保健室がある。
そのときに奴らに気付かれるとまずい。追跡者がどんどん増えるというリアルメタルギアになりかねない。
それは非常にめんどいことになるぞ。この変態の仲間なんてどうせ頭文字に『THE』がつく方々に決まっている。

>「牙の主ちゃ〜ん。俺の住居も学校にあるんだぜ〜い。
>同じ学び舎に住んでる仲だし、仲良くしようぜ〜い。
>俺も早くお前の正体を聞かないと、夜の戦闘で禿げ野郎をぶっ殺せないのよ。
>教えてくれたら…きゃっ〜〜!!恥ずかしい!!!私のパンチィあげちゃう〜〜!!」

正体を教えるもなにも、自分が何者かであるかはもう名乗ったはずだし、正体不明の奴と仲良くするほど甘ちゃんではない。
それに誰が悲しくて下着など欲しがるか!いいかげんにしないと殴るぞこの野郎。
「もぉ〜〜〜〜〜お前ついてくんなよっ。学校を血で染めるぞこの野郎!!」
先代といままで戦いで散っていた吸血鬼の皆さんごめんなさい。これから牙の主としてやっていく自信がなくなりました。

349 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/08/29(火) 00:21:00
「よくやったにゃ礼司!あとは逃げるだけにゃ!ここは吹っ飛ぶにゃ!」
うにゃ?
待てよ!一体こんな高いビルの上からどうやって!?

350 :名無しになりきれ:2006/08/29(火) 00:22:15
藤田礼司が霊鏡を手にしたちょうど同じ時、ギョームの悪魔機械類が
霊的な大振動を引き起こし大爆発した。
ソドムとゴモラを焼いたのと同質の霊的崩壊爆裂現象。
横浜ランドマークタワーの上半分が木っ端微塵に爆発。大惨事となった。
果たして上湘南の超少年達の運命は?ノスフェラトゥの一族の運命は?

351 :名無しになりきれ:2006/08/29(火) 00:33:30
>>350
そういうひきで打ち切りになった漫画ってあるよな

352 :名無しになりきれ:2006/08/29(火) 00:54:54
・横浜ランドマークタワー爆発。
・死傷者400人。今後更に増える見込み。1000人突破か。
・ランドマークタワー崩壊、テロの可能性も。
・安倍晋三内閣総理大臣、官邸に危機管理センター情報連絡室召集。
・国家非常事態宣言発令。
・羽田空港、成田空港全便運休。
・首都高速全面閉鎖。
・首都圏、神奈川県JR各私鉄営団一時運行停止。
・横浜港管区全船離接岸禁止。
・神奈川県知事、自衛隊に救難出動要請。
・CNN、トップで報道。

ニュースは駆け巡った。

353 :名無しになりきれ:2006/08/29(火) 14:39:20
霊鏡を受け取った途端魔物が一匹藤田に襲い狂う

354 :名無しになりきれ:2006/08/29(火) 15:17:31
礼司が霊鏡に吸い込まれた

355 :ティティ ◆.QaFws1PO. :2006/08/29(火) 15:20:18
アッシュの頭に乗っかった途端アッシュに捕まってしまうティティ。

>「クソ妖精。オレの体重戻せよ、早く!」

どうやらこの少年にとって刺激が強すぎたらしい、お怒りのご様子だ。
しかしそれでもなおティティは冷静な涼しげな顔をしている。
『アラ…もう戻ってるわよ。あれは私じゃなくて妖精の真嘘のテディっていうのよ。
蹴った物を戻す力があるの…現に蹴られた背中が綺麗になってるでしょ……?その代わり痛みが来るけど…。』
そう言うとチチッ…と二回鳴きアッシュの掌からスルリと脱出する。
途端に豚人間が叫ぶ。
>「遅いぜリア!ロゼエルリック!」
豚人間は叫んだかと思うとデザートイーグルを乱射する。途端に窓は次々と割れていった。

そして、ティティも動き出す。

天井近くに上がる二匹、そしてぐるぐると円を描くように回りながら闘いの光景を見る。
その目は何処か寂しそうであった。まるで気がひけるのだ。
一瞬ティティは目を閉じる。…居る……確かにこのホテルに新たな牙の主が居る。
曇ったような、ホッとしたような表情を浮かべるティティ。しかしティティには関係ないことだ。静かに目を開くティティ。

そしてそれは、見つかった。

>「そのケースを鞭で取れ!礼司!」

擬古の声が響く、その手には霊鏡!
>「これが霊鏡!」
藤田は擬古から投げられた霊鏡を受け取った。
そして、次の瞬間ティティの青い目は赤くなった。そして次の瞬間藤田の背後に一匹の赤いオオカミが現れ藤田の後頭部を蹴る。
それとほぼ同時にビルが大きな音を立て爆発した。
途端にビルは崩れる。
ティティが起こした行為だった。
ティティは霊的な力を持った物を探すためにその瞳を閉じ、
偶然にもそれは見つかってしまい、
ある一つの目的の為にその霊的崩壊爆裂現象をティティが起こした。

その目的とは…。

藤田、アッシュ、ノス、ムアコック、室内に居た人間は全て外に吹っ飛ぶ。
ティティは素早く不意打ちされた藤田の手から離れた霊鏡を目で追う。
そして次の瞬間その霊鏡をキャッチした。
キャッチし二三回羽ばたくティティ。
そして目線は藤田達に行く。

そして、藤田の耳元に移動すると静かにキスをし呟いた。

『ごめんね……本当に………ごめんなさい。私は籠の中の鳥…。
……3年C組の…生徒達を……屑船君を……みんなを救って……お願いよ……。』


356 :ティティ ◆.QaFws1PO. :2006/08/29(火) 15:21:41
一瞬藤田は見ただろうか、ティティの目に浮かぶ米粒より小さな雫を。
そしてティティは猛スピードで藤田、アッシュ、ムアコックの周りを回ったかと思えば、ノスの頭に一発無力なビンタを浴びせると、
ティティは霊鏡を小さな足で持ちつつ猛スピードで学校の方向へ飛んでいく。
その後頭部には一個の鈴が縫いつけられていた。

どんなに揺らしても音が出ない、無機質な鈴が…。

357 :ジョジョ ◆4yOJjcI5oc :2006/08/29(火) 16:47:10
>348
牙の主は非常にイライラとしている模様。
内面の力の流動が僅かながらに乱れ始めている。
無理もないことだ。
誰だってこのテンションで来られたらイライラするだろう。
だが、やってる方としては結構楽しい。

>「もぉ〜〜〜〜〜お前ついてくんなよっ。学校を血で染めるぞこの野郎!!」

「NO!!
 この私の最も好きなことは、ストーキングに困ってる奴に、更にストーキングしてやることだ!!
 お前ができる私への対処法は一つ!!
 お前の家に招待して、飯でも食わせろ!!
 WRYYYYY!!!」

楽しすぎる!!
小説で読んだジョジョの奇妙な冒険は最高だ!!
そんなこんなで、私達は保険室の前を通過しようとしているのであった。

358 :アッシュ ◆tV36SrNgOs :2006/08/29(火) 19:39:27
ムアコックの銃と手榴弾で、室内の主な窓はことごとく割られてしまった。
はためくカーテンから差し込んだ陽の光が、雑魚を消し炭に変えていく。
レイジが突っこんだ。インコは逃げた。銃を抜く。
壁を背にして何発か撃った。熊撃ちのスラッグ弾だから、致命傷にはならずとも敵の運動能力を奪えるくらいの威力はあった。
撃って動きを封じたところを、直射日光でもって勝手に消えてしまう。

数回のポンプ操作で弾が切れた。レイジが残したのは幹部クラスと「不死者」。
どの道、もう普通の武器じゃ相手できなかっただろう。ラス相手に「ターミネーター2」はゴメンだ。
「『フェル・ドラゴン』!」
火竜の沸血をショットガンへ強引に流しこみ、銃身は炎に包まれ巨砲へ変貌する。
鈍感なボクでも、渦巻く魔力の濃密さは肌に痛いくらい伝わってくる。
親玉を取り囲むようにして幹部らしき敵の姿――メイド服のラスティーリアも。
アレが素なのか操られてるのか、そんなことはどうでもいい。撃つだけだ。

>「アッシュ!ぼさっとしている場合じゃないよ!」

「うるせえ。今、手伝ってやるから」
レバーを引き、ぶっ放した。今回の装弾は特別製だから屋内で撃って無事に済むシロモノじゃない。
背にした壁が崩れそうなほど強烈なリコイルと、閃光弾並みのマズルフラッシュで狙いはメチャクチャ。でも当たった。
砲弾は吸血鬼数人とラスティーリアを壁のシミに変えた。幽体になった連中も塵みたいに失せた。
物理的威力しかないからラスは殺しきれてないだろうけど、
身体は砂よりも小粒に分解されて鉛混じりなので、そうそう簡単に再生はできないハズ。
青い巨星も煽りを喰って、鞭の構えが崩れる。大きな隙になったが

>「これが霊鏡!」

投げだされたジュラルミンケースから転がる鏡を、レイジが拾った。
今度は彼の隙を埋めるべく、撃って、撃って、撃って。効いてるかは知らないが牽制には十分。
向かいの壁が無くなるまで撃ったのだから、反撃はトム・ハンクスのノルマンディー上陸よりシビアだ。
そして――

「退路を作るぞ! レイジ、そこのマックス・シュレックに一発カマしてやれ!
テンポー、シスター、シュウヤ、ムアコック、猫、妖精……の他に居たか!?」
これでも目端が利くんだ。よくは見えないが部屋の人数が増えたり減ったり。
叫んでから、自分が背にしていた壁を撃つ。
「潮時――」





359 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/29(火) 20:33:25
>333 >336 >345 >346
>「昨日の魔法のお陰で呪いも解けたし、五感は殆ど回復している。
> 夜までには火傷も治ってるだろう、心配する事は無い。」

「そう・・・・良かった」
思わず口元が綻んだ。
具合が悪くなかったと聞いて嬉しかった。
それに、蔑みの視線を向けられなかったことに心から安堵する。

何を思ったのか、ギルバがまた小さな子供にするように頭を撫でてきた。
明らかな子ども扱いに戸惑い・・・ああ、と思い至った。
もしかしたら自分の姿を通して、ギルバは別の誰かを重ねて見ているのかもしれない。
まあそれならそれで・・・別に・・・構わないのだけど。

水無月はホテルの様子を話してくれた。案の定結果は芳しくないものだった。
皆の実力を疑うつもりは無いが・・・心配な事に変わりは無い。
幾ら奇襲とはいえ、きちんとした前準備も無しで送り出してしまったのが悔やまれる。
確かに吸血鬼相手に昼の戦闘は有利だった。
だが牙の主が鬼を子飼いにしていたように、ノスフェラトゥも、吸血鬼以外の部下を得ていた可能性があったのに。
それを考えると、居ても立ってもいられなくなる。

>「大丈夫よ。バルンディノでの戦いを経験した人が居るんだもの、鼠男さんに遅れをとるとも思えないわ。
自分はよほどひどい顔をしていたに違いない。水無月が宥めるように言った。
「・・・そうよね、アッシュや藤田君は何度も修羅場を潜り抜けているんだもの。
きっと皆を無事連れ帰ってきてくれるわよね・・・」
自分自身に言い聞かせるように呟く。
「水無月さん、いろいろありがとう。御忠告も・・・肝に銘じておくわね。・・・また夜にね」
水無月は保健室を出て行った。

「・・・・・・水無月さんって、つかみ所の無い人ね」
理利はぽつりと呟いた。
クラスメートが全員吸血鬼になっても、自慢の使い魔が退けられても涼しい顔をしている。
むしろ状況を楽しんでいるようにすら見えた。
シャドウを使い魔にしているのだ、デビルサマナーとしても超一流なのだろうが・・・
なぜだろう、彼女を見ていると、まだ何かとんでもない「隠し玉」をもっていそうな気がした。

ベルは頭にひまわりの花を咲かせたまま、保健室の扉の前で待っている。
鏡で今のベルの姿を見せてやりたいと思ったが、・・・それでも多分、自身の頭に咲いた花に気づかないのだろう。
ベルはそういう女の子だ。
さっきのやり取りを思い出し、理利はこっそりため息をついた。
>そうね。強制したり操ったりして人の心を踏み躙るような事は許せないわ!
ベルは全然分かっていない。
それでもいい。いつか何かの機会にでも思い出してくれれば。

理利はベッドから降りようとして、はっと動きを止めた。
天保に差し向けたはずの実装石の気配が、突然グラウンドに現れたからだ。
そして実装石のすぐ近くには、牙の主に酷似した気配。
まさか、と思った。
実装石の目を通して天保を確認し――――悲鳴を上げそうになった。
どす黒く剣にこびりついた血液。血のようなボロボロのマント。
白く色あせた髪。血濡れで・・・書庫で会ったときとは別人のように変わり果てた姿。
>「失せろ下郎。我を誰だと心得る?この霊脈を支配する牙の主ぞ、早々にこの場より立ち去るがよい」
「なぜ天保君が?!彼は帰宅したんじゃなかったの?」
思わず叫んだ。どうしてこんなことになったのか、よくわからない。
今すぐ確かめないと。
理利はふらつく足元を叱咤し、ギルバとベルの後に続いた。
「ギルバ先生、予感的中よ・・・・・・最悪だわ。見て」

理利は廊下の向こうを指差した。
ちょうど『牙の主』が誰かと共に角を曲がり、こちらに向かってくるところだった。

360 :エドワード黒太子 ◆8GEZsJH0JA :2006/08/29(火) 22:45:05
>礼司
>「これが霊鏡!」
襲撃者の少女が霊なる鏡を手に取ったのを黒太子は戦慄をもって凝視した。
重武装のもう一人の少女おそらくは悪鬼の化身か、その少女の放つ魔弾によって部下は
次々と消し飛んでいく。
>353
霊鏡を取り返さんと正規軍隊長の一人、元南ベトナム解放民族戦線の猛将サンゴサンが果敢にも挑むが、
あえなく倒される。
昼間の吸血鬼ほどみじめな者がいるだろうか。
満身創痍の黒太子に為すすべはなかった。襲撃を昼に受けた時点で勝敗は決していたか。
終わった。
ギョームの機械群の霊爆の時を感じる。
霊鏡が黒鞭使いの少女を取り込んだ様に見えたが、霊鏡が新たな己の所有者に認めたそれは暗示の幻影か。
霊鏡の次の持ち主が誰であろうとどうでもいい。

黒太子は主君ノスフェラトゥに念話を送った。ずっと気にかかっていた疑惑を問うた。
『人間だった時の私はペストに感染し死亡しました。失われた命を貴方様に救っていただきましたが、尊師よ。
当時のヨーロッパにペストを流行させていたのは尊師では・・・
私をペストに感染させたのは貴方様ではありませ・・・ぬ・・・か?』
黒太子は答えをうる事はできなかった。
ギョームの機械の霊爆で二度目の死を黒太子は迎えた。
古き血の一族がここに壊滅していく。

361 :ラスティーリア ◆/Xio6qyapk :2006/08/30(水) 00:41:09
>ギコ
>「そのケースを鞭で取れ!礼司!」
>礼司
>僕は黒のムチを空舞わせて、しならせあやつり、ジェラルミンケースを引き寄せた。
聖なるオーラを持つ礼司の鞭が、霊鏡の入ったケースに巻きついた瞬間にラスティーリアは解放された。
ノスフェラトゥの呪縛から。
吸血鬼の首領であるノスフェラトゥは強力な魔力を持つが、その力の元は霊鏡を所有していればこそだった。
礼司に霊鏡を奪われた途端に、ノスフェラトゥの魔力は減少した。
ノスフェラトゥの精神支配からラスティーリアは解除された。下僕にされる前の全ての記憶を取り戻した。
「アッシュ?・・・レイジくん!」

>アッシュ
>親玉を取り囲むようにして幹部らしき敵の姿――メイド服のラスティーリアも。
>アレが素なのか操られてるのか、そんなことはどうでもいい。撃つだけだ。
>砲弾は吸血鬼数人とラスティーリアを壁のシミに変えた。
「ぐぎゃぅ」
ラスティーリアは四散した。
ラスティーリアが心を取り戻していたことをアッシュも礼司も気がつかなかった。

362 :ムアコック ◆IxWLLdwUuI :2006/08/30(水) 20:20:51
>ティティ
>藤田、アッシュ、ノス、ムアコック、室内に居た人間は全て外に吹っ飛ぶ。
「ぶぎゅーーーーーーーーーー!」
ムアコックはティティに弾き飛ばされ、愁弥とラディッツを巻き込んでなおも止まらずに
アッシュの銃撃で弱くなった壁を突き破る程だった。
廊下に転げ出たムアコックは、その勢いのまま立ち止まらず振り返らずに走った。
「霊宝も霊鏡も今はお預けだ。いまはヤバすぎ!ばっくれるのみ!」
ムアコックにも異常はわかった。大地震のようなポルターガイスト現象が起きているのだから。
「霊爆が起きる!」
モローの知識が教える。
ムアコックは一目散にエレベーターホールに向い、スピードそのままにエレベーターのドアに体当たりした。
ドアが吹っ飛ぶ。昇降機を呼んでいないのでなにもない空間があるだけだ。
かまわずにムアコックはエレベーターシャフトを飛び降りた。そのまま地上に向かった。
エレベーターを上下させる太い鋼線のケーブルにしがみつき、落下速度を抑えつつ、それでも凄まじい速度で
落下していった。
手の平は血飛沫をあげ、ケーブルを挟んだ両足の靴は煙をあげた。
「まだ死ぬにはやっぱり惜しい。死んでたまるかーーーー!ぶほ!」
40階分を垂直に滑り落ちた時、閃光が降り注いだ。霊爆が起きたのだ。

363 :ウエスタンの男 ◆8f7CRT6HDM :2006/08/30(水) 22:12:35
国道133号線。
沿道には、燃え盛るランドマークタワーを見上げる野次馬が溢れかえっていた。
その中にウエスタン調のファッションで決めた中年の白人男性がいた。
悲鳴や溜息にどよめく民衆と違い、その男は満足気ににやついていた。
「崩れるんじゃないか?」
ウエスタンの男の隣にいたサラリーマンが叫んだ。
「もうすぐ爆発して崩れ落ちるでしょうね」
流暢な日本語でその男は応じた。
『上湘南の子供らを見くびったノスフェラトゥの慢心が敗因ですな』

「嗚呼!」
見物人がみな呻いた。ランドマークタワーの最上階が突如爆発したのだ。崩落が始まった。

364 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/08/30(水) 22:32:25
「あ・・・」
ボクは言葉に詰まったにゃ。
アッシュがラスティーリアを銃弾で塵に変えてしまったが、撃たれる一瞬前にラスティーリアは正気を取り戻していたにゃ。
オーラの感度のいい礼司すら気がつかなかっただろうにゃ・・・
もう言っても仕方が無いのでボクは言わなかったが・・・
「ティティ!裏切ったにゃあ!」
おまえがこのピンチを救わないでどうするにゃ!?霊鏡まで盗むとは卑怯モノ!
ボクは礼司のスカートにしがみついたにゃ。霊爆が・・・・・始まる!あー!いままさに!
「もうダメにゃ。逃げ道はないにゃ!」

365 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/08/30(水) 23:34:30
保健室のドアを開けて待っていると、水無月は帰り、リリは悲鳴に近い声を上げて外にでる。
余りに青ざめたその顔にベルも声をかけるのを躊躇ってしまったほどだ。

夕日に赤く染められた廊下の曲がり角から現れたのは、天保とそれに続く金髪のジョジョ。
この状況、このタイミングでここに現れるのは牙の主しかないだろう。
そして二人を見比べれば・・・ベルの脳内チェック項目が跳ね上がる。
天保には血濡れの刀、纏ったマント。
片やジョジョは金髪に学生服。
迷うまでもない。
「ヤス!あんた・・・新しい牙の主になったの!?」
歩いてくる二人に立ちはだかり、大きな声で声をかける。
その声は問いかけるというより、確認するかのような響きで。握った拳はぶるぶると震えていた。

ベルはその答えを待たずに天保に向かって走り出す。
「ヤスーーーー!あんたーー偉い!!」
ベルと天保までの距離はやく10m。
そこを一気に駆け抜け、その勢いのままその首に抱きついて喜ぶ。
「やるやるとは聞いていたけど、ここまでやるとは思わなかったわ!
かつての友との避けられない悲しい戦い!そして私は泣きながらヤスに止めを刺すのね!
大丈夫、私の胸で死なせてあげる!」
天保の肩をバンバンと叩きながら喜ぶが、これも頭の中がお花畑なベルだからこその反応なのである。
ファンタジー小説の王道を体験できると喜んでいるのだ。
「やー、でもこんなサプライズ夜までとっておけば良かったかなー?
まあいいわ。今夜楽しみにしてるから。にょほほほ。」
頭に大量の薔薇を咲かせながら喜ぶベルの頭にはベル薔薇のBGMがかかっているのかもしれない。



366 :ノスフェラトゥ ◆glAHh7JUpE :2006/08/30(水) 23:53:35
>礼司
>「これが霊鏡!」
「不遜な小僧め!貴様に其れは過ぎた物だ!其れはわしの・・・・・・!!」
>アッシュ
>「『フェル・ドラゴン』!」
負傷した腹に響き渡る砲声。
「おお!わ、わしの一族が!」
主君である自分をかばい兵卒が死ぬ。
>ティティ
>ノスの頭に一発無力なビンタを浴びせる。
ティティの念動で弾かれ転倒した処を屈辱にも翼で頬を打たれた。
妖鳥は霊鏡を小賢しくも盗むや瞬く間に飛び去った。ノスフェラトゥは上体を起こしたが立ち上がらずに絨毯に尻をつき胡坐をかいた。
「最悪じゃな」
ギョームの部屋の霊爆は間も無く励起する。横浜ランドマークタワーは瓦解し消滅するだろう。
ノスフェラトゥは逃げなかった。逃げようとも思わなかった。襲撃者の少年達をノスフェラトゥは賞賛した。
「快挙じゃなあ。我が古き吸血鬼の一族を悉く滅ぼすとはのう」

>エドワード黒太子
>私をペストに感染させたのは貴方様ではありませ・・・ぬ・・・か?』
「わしは優れた人材が欲しかっただけじゃ」

霊爆が始まった。
全てが破滅の光に包まれる。
ノスフェラトゥは胡坐をかいたまま其の時を迎えた。疲れて休憩でもとるかのように。

あらゆる吸血鬼は、吸血鬼の毒牙にかかり血を吸われ吸血の魔物になった人間達である。
あらゆる吸血鬼の祖を辿れば一人の吸血鬼に行くつく。
全吸血鬼の祖である吸血鬼。原初の吸血鬼。それが彼、ノスフェラトゥである。
ノスフェラトゥの正体は邪悪な地の精霊である。この世に大地がある限り死ぬことはない。よって「不死者」と恐れられる。
肉体を失っても霊魂は消滅しはしない。地に潜り土の霊気を集め、また新たな肉体を造るだけである。
神が土くれからアダムを造った様に。
同じ技が原初の吸血鬼ノスフェラトゥには出来るのだ。

やれやれ。霊宝を求めんと下心を出したばかりに我が一族がこれほどの痛手を受けようとはのう。
霊鏡を失った。
わしに霊宝の祭礼に参戦する資格も失せた。
霊宝によって太陽を克服し、地上の覇者にならんとしたが夢に終わったわい。
新たに我が肉体を再生するのに三、四十年はかかるのう。
その後一族を増やすとして、頗る時間のかかることじゃて。
難儀じゃのう。

そう思いながら其れほど困ってなどいなかった。不死のノスフェラトゥにとって時間は無限だ。、四十年など直ぐの事だ。
急ぐ事等何も無い。

霊爆の劫火が座すノスフェラトゥを焼いた。
ノスフェラトゥの肉体は一瞬で蒸発した。
蒸発する瞬間、ノスフェラトゥの口から光る霊体エクトプラズムが飛び出し、霊爆の爆炎より速くタワーの外へと飛び去った。
エクトプラズムはわすかに生き残った一族二十数名を従え西の方角へ消えた。
ノスフェラトゥとその一族は壊滅的な打撃を受け霊宝の戦いから去った。

367 :ギルバ ◆3lf6qO/knM :2006/08/31(木) 08:31:00
>359、>365
>「・・・・・・水無月さんって、つかみ所の無い人ね」
その呟きを聞いて、頭から手を離し
「・・・悪魔が絡むと、大抵の人間はああなる。
 デビルサマナーともなれば尚更な・・・それだけじゃないと思うのは、
 考えすぎだと思いたいが、どうなのやら。」

>「なぜ天保君が?!彼は帰宅したんじゃなかったの?」
>「ギルバ先生、予感的中よ・・・・・・最悪だわ。見て」
と、保健室から出ようとしたら理利の叫びが聞こえた。
天保・・・二次感染した吸血鬼の少年。
アッシュや礼司に任せておけば大丈夫だろうと思ったのだが・・・。
「・・・おかしいとは、思っていた。
 吸血鬼にされた筈なのに、何故放置されているのか。
 手駒は多い方がいい、ならば強制的に隷属させているだろうに。
 ・・・保険をかけていた、と言う訳か。迂闊だった。」
不思議なほど淡々と、現状から推測できる事を語る。

>ファンタジー小説の王道を体験できると喜んでいるのだ。
・・・しかし、事態の深刻さを全く分かっていない人物が一人。
こんな状況でそんな事を言うとは、常識と言う物が欠落しているとしか思えない。
あまりのあり得なさに、今度は怒りが沸々と湧いてきて・・・やはり、ウメボシ。
今は黙らせておかないと話が進まない。

そして、『牙の主』となった天保に声をかける。
「天保・・・テンポー、と呼んだ方がいいのかね?
 君は、君であった事を覚えているか?・・・それが、君の選んだ道かね。
 お天道様の下を歩けない、化け物になる事が―――。」
隣にいる人物は・・・昨日見たような気がする。
しかし気配が違う、よく似た別人なのだろうか?

368 :ジャネット ◆Lm2AC1CyeA :2006/08/31(木) 08:31:24
♪少女は狂える詩を歌い歩く
 一人また一人と生徒達が踊り出る♪

♪フラフラとした足取りをみる内に
 ハーメルンの笛吹き少女の脚も
 つられてフラフラとダンスを踊る♪

「勘が戻って来たみたい……
 ところで、そろそろ家に帰らなきゃいけないのかしら?
 クリスの両親が怒るわ……面倒ね」

クスクスと憂いを秘めた表情の少女は
確かに、今までと同じく冷たい。
しかし今までの、内に愛情を秘めた外向きの冷たさとは違う。

外向きはむしろ今まで彼女が見せなかった明るい笑顔。
――しかし、内に秘めるのは何よりも冷たい心。

「なんて可哀相な、お母様とお父様……」



数十分後「SEASONS」を歌いながら自宅から出て来た少女は
血まみれの黒い喪服に身を包んでいた。
剣となった利き手からぽたぽたと血が滴っている。

玄関に向け片手で合掌し、沈痛な面持ちで

「ご冥福をお祈りします……」

そう言って少しうつむいた肩が少し震えた。
堪え切れず、数秒後にはアハハハと声高らかに笑う。
近所の誰も、彼女のそんな笑い声を聞いた事は無かった。

「私と違って、我が子より先に逝けるなんて羨ましいですわ」

369 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/08/31(木) 15:04:33
>367 >365
どうやら水無月に対しては、ギルバも同じような考えをもっているようだ。
「悪魔が絡むと大抵の人間は・・・か。そういうギルバ先生はどうなの?・・・なんてね」

現れた天保の姿に、ベルは喜びに震える。
>かつての友との避けられない悲しい戦い!そして私は泣きながらヤスに止めを刺すのね!
>大丈夫、私の胸で死なせてあげる!」
――――ベルは、なんにも分かってない。
かつての苦い思い出が胸を焼く。理利は俯いた。・・・無知は罪だわ。

「ベル。あなた、自分で何を言ってるか分かってるの?
 友達を手にかけること・・・かつて人だった存在を傷つける事が、そんなに楽しみ?」
だとしたら、ベルは子供のように無邪気で残酷だ。
それとも妖花アルラウネと叢雲剣を手にした代償に、ベルは人としての心を失ってしまったのだろうか。

ギルバは、手っ取り早い方法でベルを黙らせた。止めようとは思わなかった。
理利は少しはなれた場所で、天保と、天保の剣にしがみついている実装石に視線を移した。
実装石は物言いたげにこちらを見ている。どうやら言語魔術が消えているようだ。
ここで迂闊に動けば、理利が実装石を差し向けたと天保に知られてしまうだろう。
牙の主となった天保に悟られるのはまずい。
理利は誰にも気取られぬよう、実装石に目配せした。 察した実装石は理利に襲い掛かってきた。
攻撃を避ける振りをして、わざと利き手でない方の腕に噛み付かせた。
その一瞬で理利は実装石の記憶を読み取り、実装石は理利から魔力を補完した。
口元を血まみれにしながら、実装石は天保の下へと戻っていく。
そして理利の魔力は底を尽き、ずるずるとその場に座り込んだ。

>348 >357
「・・・天保君。人としての自分に未練は無いの?元に戻りたいとは思わない?」
腕の傷を押さえたまま、だるそうに天保に話しかける。
「もし人の心が残ってるなら、お願いよ。あなたの僕達を・・・牙の使徒を元に戻してあげて。
私に出来る事なら、可能な限り力を貸すから」
無理を承知でそう頼んでみた。天保の反応次第で、今後の対応が変わってくるだろう。

理利はジョジョに視線を移した。
「あなたもしかして、昨日のヒーローさん?・・・あなたも吸血鬼の仲間だったの?」

370 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/31(木) 17:50:24
この牙の主の力を持ってすれば、貴様なぞ路頭の石に過ぎないんだよ。それがなんだって追いかけられなきゃいけないんだ。
後ろを追跡してくる奴の顔を一瞬振り向いて見たら、実に楽しそうな顔をしていらっしゃる。

>「NO!!
> この私の最も好きなことは、ストーキングに困ってる奴に、更にストーキングしてやることだ!!
> お前ができる私への対処法は一つ!!
> お前の家に招待して、飯でも食わせろ!!
> WRYYYYY!!!」
ストーキングの果てにもっとストーキングしてやると、意気込みは素晴らしいがやっていることは犯罪です。
そんで止めて欲しかったら飯を食わせろと。新手の強盗のようなことを言って、後は英語で咆哮ですか。
彼の冒頭のセリフがどっかで聞いたことあると思ったら漫画のJOJOだな…実にマニアックだ。

保健室のドアが急に開いたかと思うと、中から数人の男女がでてきた。その数は3で、さきほど感じたより一人少ない。
ぬかった。追いかけられて悪態ついているうちに見失ってしまったようだ。すぐに検索をかけるが行方は不明。
どこかに潜伏している可能性がある。すぐに蜘蛛のように姿勢を低くしてマントを血に変えて何者も近寄らせない場を作る。

>356
>「ヤスーーーー!あんたーー偉い!!」
「うごふっ!」
うわん…警戒して誰も近寄れないと思ったら、一匹だけ元気に飛びついてくる女子がいた。
この痩せ気味の体のどこにそんな力があるのか、ものすごいタックルが鳩尾に大当たりした。
うずくまって悶えたいのを強引に隠し、なんでもない風を装う。
>「やるやるとは聞いていたけど、ここまでやるとは思わなかったわ!
>かつての友との避けられない悲しい戦い!そして私は泣きながらヤスに止めを刺すのね!
>大丈夫、私の胸で死なせてあげる!」
バシバシと背中を叩きつつ賞賛し、勝手にこの後の展開を脳内で想像しちまってる具合がなんともいえない。
それよりもボクのことをヤスと呼ぶこの少女…。
「どこかでお会いしましたかな?」

371 :天保 光 ◆1X8HZj8P7w :2006/08/31(木) 17:51:50
>367
包帯先生とでも愛称がつきそうな、この人物の名は英会話講師のギルバだったと思う。
抱きついてきた少女の襟首をつかみ、頭部をゴリゴリと拳で締め付けた。ああ、これは痛そうだ。
>「天保・・・テンポー、と呼んだ方がいいのかね?
> 君は、君であった事を覚えているか?・・・それが、君の選んだ道かね。
> お天道様の下を歩けない、化け物になる事が―――。」
「えーと、まずひとつ。テンポーと言われるとものすごく腹が立ちます。本当にやめてください。
それで本題だ。選んだというか子供が親を選べないように、自分で選択したわけではない。
自分でも牙の主なんて大役まかされて吃驚したくらいだ。
そんな力なんざ正直いらないけど、そこは『牙の主』というシステム自体がそうなっているのだからまあしょうがないわな」

>369
邪魔だと感じていた実装石が何を思ったか、いきなり華山 理利に攻撃を仕掛けた。
傷は深くないがかなりの魔力を吸われたようで膝をついてしまう。人形はこちらに戻ってまた剣にぶら下がる。
まぁこちらに殺意を抱いていない状態なので、たかが人形一匹の意図なんて別にどうでもいい。
>「もし人の心が残ってるなら、お願いよ。あなたの僕達を・・・牙の使徒を元に戻してあげて。
>私に出来る事なら、可能な限り力を貸すから」
「とても魅力的なお誘いだが断るよ。
本来なら死んだはずの自分という存在は、『牙の主』という絶大な権力によって、見定められて生かされた。
その時点でもう選択肢はなにもなく、ただ都合のいいように動かされる傀儡。
それに抗おうものなら一代目のように老化して死ぬ。夜になれば完全に牙の主の意志に乗っ取られるだろうね。
それになにより一番怖いのが、自分自身が戦うこと血を吸うことを楽しいと思ってしまっている。
ただそれまでに自分に許される善意といえば、これくらいのことですな」
手を振りかざすと華山 理利の足元に魔方陣が展開される。攻撃的なものではなく、魔力を回復させるもの。

>366
ほんの一瞬、なにかが全身を駆け巡りあらゆる感情がごちゃ混ぜにされたような奇妙な感覚に襲われた。
それはとても煮え滾っていたものが一瞬にして冷やされてしまったような、残ったのはただの虚無感のみ。
「黒衣の吸血鬼……ノスフェラトゥ、我が宿敵よ。なにがあった?」
言ったのは天保としてではなく牙の主として。なにかが起こっていると思われる方角に向けてポツリとこぼした。

372 :ジョジョ ◆4yOJjcI5oc :2006/08/31(木) 19:58:51
>365>367>369>370>371
こんな時、私はどうしたらいいのだろうか?
もののけの類になってしまったことを嘆く友たち……
私はジョジョキャラの真似をして接すれば良いのか……普通に接してやれば良いのか……
まぁ、牙の主テンポー君以外に変態と言われるのは嫌ですから、ここは普通に接しておきましょうか。

「まったく、テンポー君は幸せですねぇ。良い方達に心配してもらえて。
 確か、この状態を両手に華、正面にウホッて言うんでしたっけ?」

今はややこしい話になっているようです。
事態把握の為にも、ここは黙って聞いておくことにしましょう。

>「あなたもしかして、昨日のヒーローさん?・・・あなたも吸血鬼の仲間だったの?」
実装石の糞蟲種に襲われた女性が話し掛けてくる。
彼女は昨日の私の仕事姿を見たらしい。

「いえ、私は悪と糞蟲実装石以外の味方です。決して吸血鬼の味方というわけではない。
 私は先程まで、テンポー君でしたっけ?彼が吸血鬼であることを知りませんでした。
 昨日見た吸血鬼と力の流れ方がまったく違う。
 別の種族と思える程に。
 もし昨日の吸血鬼の一味と分かれば、即座に踏み潰していましたよ。
 虫けらのようにね」

「まぁ、そう悲観することもありませんよ。
 化け物でも社会に溶け込めれば良いんですから。
 見たところ、ここにいる人達も全員化け物と言われてもおかしくはないですしね」
辺りを見回せば、ここにいるのは全員人外の能力の持ち主。
よくぞここまで集まった、と言ったところですかね。

373 :ベル『トリニティー』 ◆K//9//8ZCE :2006/08/31(木) 21:55:34
>「どこかでお会いしましたかな?」
大喜びをしているベルだが、天保からの返答にその動きが止まる。
恐れるような目で凝視し、力を溜めて・・・再度天保に飛びつき抱きついた。
「ヤスってばほんとツボを外さないわよね!
記憶を失い悪の道へ落ち、死ぬ間際に記憶と正気を取り戻す!!
く〜〜ロマンよ!私はこの哀しみを背負い生きてい・・・ぷぎゃー!」
そっけない天保の返事も、幸せ回路がフル回転しているベルの前では場を盛り上げる材料にしかならない。
大喜びで暴走するが、それを止める者がいた。

ギルバがウメボシで台詞を中断させ、引き剥がしたのだ。
「いだだだだ・・・!ちょっとセンセ、リリだけでなくヤスにも手をつけてたの?
二又に同性愛なんて反則・・・だーごめんなさい!黙ってますうう!」

ウメボシ=恋路を邪魔されたギルバの怒りの鉄拳。

そうインプットされている為、更に誤解は重なっていく。
それを黙らせるようにウメボシの威力が増し、ベルは沈黙した。

>「ベル。あなた、自分で何を言ってるか分かってるの?
> 友達を手にかけること・・・かつて人だった存在を傷つける事が、そんなに楽しみ?」
俯き小さく呟くが、ギルバのウメボシを喰らっているベルの耳には届かない。
その代わりに、天保に魔力回復の魔法陣を展開されたとき、ベル以外の声がそれに答えた。
『吸血鬼のような感染型生物と戦う事がどういうことか・・・
判っていたのだろう?揺らぐような覚悟でこの場に立っているのかい?
元が人だろうが、仲間だろうが、どれだけ大切なものだろうが【そうなったら】躊躇なく殺す。
その鉄則に怯えるあんたは人間としては正常でも、ここにいるべき者としてはあそこの能天気な女にも劣るんじゃな
いかえ?
あんた欲張っていないで覚悟を決めなよ。』
声の主はリリがまだ手に持っていた、花だった。
そう、ベルの頭から毟ったアルラウネが魔力回復の魔法陣の影響で一時的に回復したのだ。
毟られたアルラウネは、リリの頭の中に嘲る様な笑い声を残して朽ちていった。

「ん〜つまり、ヤスは牙の主。そしてあんたは悪の敵=こっちの味方!って、名前なんていったっけ?私ベルよ。」
一番謎だったジョジョの立場がはっきりした事で、ベルがひょっこり前に進みだして提案する。
「リリとギルバ先生とヤスの交渉決裂したみたいだし、ここで話し合っていても無駄ね。
戦いは夜からしか始まらないんだから、お互いその準備をした方が良くない?」

374 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/08/31(木) 23:35:57
>「よくやったにゃ礼司!あとは逃げるだけにゃ!ここは吹っ飛ぶにゃ!」
愁弥が必死にもがいていると、ギコの声がした。
「何だって!?じゃあ、早く脱出しないと…

>>362
愁弥が必死にもがいていると、いきなり豚男が愁弥とラディッツに突っ込んでくる。
愁弥は豚男と共に壁を突き破り廊下に出た。「あいたたた…ったく、いきなりなんなんだ!?
………ってそれ所じゃないな。とりあえずこの状況をどうにかしないと!!」
愁弥はすぐに立ち上がり、背中の剣を抜き取った。
「怨龍!!藤田達とそこに倒れているロンゲも一緒に外に出してくれ!!」
愁弥の声に応え、剣から出てきた黒い霧は形を成さないままラディッツを包み込むと、すぐに部屋に入り藤田・アッシュ・ギコ・ラスティーリアの残骸(?)・アルマを包み込んでいく。
それと同時に愁弥も部屋に駆け込んだ。


375 :護末田 愁弥 ◆WEj6/Cmpcc :2006/09/01(金) 00:08:42
装置が爆発するまであと5秒…

「藤田!!お前は絶対に生きろ!!」

4秒…

怨龍がみんなを抱えて夜空に飛び立った。

3秒…

「今ならはっきり言えるよ、親父…俺は藤田達を助ける為に…あいつらの道をこじ開ける為に戦う。
だから…まだここで死ぬ訳にはいかない!!」愁弥は手を前方に出し、最大限の力を手に込めた。
2秒…

1秒…

『00:00:00』
その瞬間、装置は爆破し、愁弥の手から作り出されたエネルギー弾とぶつかり合う。
辺りには白い光が満ち溢れ愁弥の手にとてつもない重圧感が押し寄せてくる。
「くっ…こんちきしょおおおお!!!!!」
精神的にも体力的にも限界が来ているが、気力を振り絞り耐える。

…その時、辺りに物凄い風が起こったかと思うと、二つのエネルギーは互いに消滅してしまった。

そう。二つのエネルギーは相殺したのだ。

「…やっと…親父を越せる事が出来た…」
愁弥はそのまま意識を失い倒れた。

376 :名無しになりきれ:2006/09/01(金) 00:56:51
ホテル奇襲班は次の瞬間には上湘南中学校の図書室書庫に出現した。
ラスティーリア1/25によってこの書庫からランドマークタワーへテレポートし
護末田愁弥によってランドマークタワーから書庫へとテレポートした。
この二箇所は霊脈が通じているのかもしれない。

377 :工藤ロゼライン ◆IX36EnfQv6 :2006/09/01(金) 06:13:02
次スレ
【TRPG】ヴァンパイアの学園祭(人∀・)チャッチャ5
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1157058402/

378 :名無しになりきれ:2006/09/01(金) 07:37:09
>>376
そんな都合よく移動はしなかった

379 :ふかわりょう ◆wXxTrDIsUE :2006/09/01(金) 20:52:14
「そんな都合よく移動はしなかった・・・」
崩壊していく横浜ランドマークタワーを見上げながら陰陽師ふかわりょうは呟いた。
人払いの結界後しばらく意識を失ったが回復し、今はタワーから400メートル離れた横浜美術館の辺りまで退避していた。
爆発炎上するランドマークタワーに右往左往する人々の波の中にふかわはいた。誰も気がつかない。
ふかわは千里眼の術式でロイヤルパークホテル内の死闘を見守っていた。それしか出来なかった。
物理的戦闘能力の無い自分には見守る以外に何が出来るだろう。
しかし霊的な諸問題となれば力を貸せる。
「・・・と後悔する事になりますよ。そのままではね」
吸血鬼の博士ギョームの死霊機械の暴発で気の流れは乱れている。護末田愁弥の空間転移の術はうまくは発動しないだろう。
空間跳躍できても現世に戻れないかもしれない。
「アマガハラノ ハエシ ミタマヨ オナミコナミノ ヒラメグミチカラ ココニヨセタマイ アコラヲ スクイタマエ」
日本国にあって並び立つ者の無い陰陽師ふかわりょうは護末田愁弥のテレポーテーションに、そっと力を貸してやった。
霊脈は術によって正され、護末田達戦士は無事に空間を越えて、崩壊するランドマークタワーから脱出した。

「是ほど大きな犠牲が出るなんて・・・」
濛々と爆炎を吹き上げ倒壊していくランドマークタワーを見て、ふかわは深く吐息した。
もし今夜の上湘南の戦いにノスフェラトゥが来襲していたら、恐らく牙の主に勝利していただろう。
ノスフェラトゥの魔力と狡知は桁外れで霊宝を手中にしていたに違いない。
「昼にも活動できる吸血鬼の創生など果たされたら、地上は不死者ノスフェラトゥに支配されていたでしょう・・・」
その惨禍を思えば、これは止むを得ない犠牲だったのか。そうとでも考えなければやりきれなかった。

380 :藤田礼司 ◆OfgFahKhFk :2006/09/02(土) 12:53:08










      ……う。












                                      ………あっ。





僕は飛び起きた。
ふらついて壁に手をつく。

わ。

転げ落そうになった。
ここは階段だ。
僕は階段の途中にうつぶせに倒れていたんだ。
手や足が階段の角に当たって少し痛い。
落ち着いて見渡すと見覚えのある階段。
ここは……学校だ。僕の学校だ。
僕はフリルたっぷりのスカートを着ていて、今までのことが夢ではない証にそれはなっていた。
シュウヤくんのテレポートは成功したんだ。絶体絶命のなかシュウヤくんは命の恩人だ。
頭がはっきりしてきた。僕は叫んだ。
「ア――――――――――ッシュ!どこ?シュウヤくん!ギコ!…………ラスティーリア!」
シスターは?テンポーくんは?
学校はがらんとして生徒の気配がない。もう放課後っぽいけど、窓から差し込む陽の光からまだ遅い時間ではないはず。
窓から校庭を覗きこむと、いつもいる野球部やサッカー部の連中が部活していない。
学校でもなにか起きたのだろうか。
僕はよろよろと歩いた。みんなと合流しないと。それにリリさんたちにも会わないと。

381 :白猫ギコ ◆buL/lJWIkg :2006/09/02(土) 19:04:22
「礼司!無事だったか!」
ボクが出現したのは学校の廊下。意識は飛ばなかったにゃ。礼司に飛びついて足にごろにゃんにゃ。
「ヘルメットヘアーの男が愁弥のワープをバックアップしてくれたみたいにゃ。
霊脈が乱れていてまた出現点は分散したみたいだけどにゃ。
思い出しても・・・・・・・・・・・ティティめ!裏切ったにゃ!あいつはどこに消えたにゃ!
せっかく霊鏡をゲットしたのに!

アッシュ達とも会えるにゃ。もっと名前を呼べば返事するだろうにゃ。遠くにはいないにゃん。
そしたらまずはリリ達と会わないとにゃ。
にゃははは!ノスフェラトゥとの同盟どころか撃退させたと知ったら驚くにゃ!」

382 :下級ヴァンプ:2006/09/02(土) 20:06:08
ウリィィィィィ!!

383 :霧津 ◆YOLz5qIxQc :2006/09/03(日) 01:26:53
そのとき全校放送が流れた。
「あーあー。オカルト研究会のミーティングをこれから書庫でするでござるよ。
鼠退治は成功したみたいでござる。その結果報告があるそうですよ。
オカルト研究会のみなさんは書庫に集ってください」

384 :ラスティーリア ◆/Xio6qyapk :2006/09/03(日) 22:17:27
ドズン!

理科実験室に縦横1.2uの壁が出現した。壁の破片と言うべきか。
それは横浜ランドマークタワー・ロイヤルパークホテル6608号室の豪華な造りの壁の一部だった。
アッシュによって壁のシミにされたラスティーリアは壁ごと上湘南第一中学校に転移したのだった。
人型の影が破片にはあった。

ゴトン!

壁の破片は出現すると倒れ砕け散った。
砕け散った壁からピンク色のアメーバのようなものがぽつぽつと沁みだし合体していった。
ぷるぷると振るえながらスライムは人間の形になっていく。
やがて柔肌の少女になった。少女は言った。
「アッシュめー!」

>霧津
>「オカルト研究会のみなさんは書庫に集ってください」
「むむむ!」

385 :ゴドー ◆8f7CRT6HDM :2006/09/03(日) 23:08:12
ふかわりょうの頭の中に声が響いた。
『死者が墓場から蘇り地上を跋扈する。黙示録に示された終末をノスフェラトゥは引き起こそうとしたのです。
日輪の下でも動ける吸血鬼の世の到来はこの世の破滅。それを未然に防げたのですから安い犠牲とお考えなさい。
しかしマルコ伝第五章を忘れてはなりません。
イエスがゲラサの地に起こし下されたもうた時、悪霊に取り付かれた男に会った。
男に宿る汚れた霊どもは、男から出て行く代わりに豚の肉体が欲しいとイエスに懇願しました。
イエスは悪霊を望みどおり豚に乗り移らせました。
古来より豚は魔の憑代(よりしろ)となる魔性の生き物です。イスラムでは故に忌み嫌います。
豚に気をつけなさい』
群集の中でふかわは念話の主を捜した。
一人の異様な凄みのある男と目が合った。
・・・ゴドー。
そんな名前が頭に浮かんだ。男の名に違いない。ふかわは男の名を霊感によって当てた。
『お見事。日本の精霊使いもやるものですね』
念話を送るとその男ゴドーは群集の波に消えた。ふかわは見失った。









―名前・ ゴドー
―性別・ 男
―年齢・ 40代
―髪色・ 栗毛の短髪
―瞳色・ 黒
―容姿・ 筋肉質のがっちりした体格。にやけた表情。デニムのジャケットにジーンズ。ウエスタンハット。
滑車のついたウエスタンブーツ。首にはネイティブアメリカンの装飾具ドリームキャッチャーのネックレス。
ドリームキャッチャー=蜘蛛の巣を象った良い夢を捕まえる飾り。木の枝、糸、鳥の羽毛で作られたまじない具。

386 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/09/04(月) 00:42:53
>371 >372 >373 >375 >376 >380
>天保君
>手を振りかざすと華山 理利の足元に魔方陣が展開される。攻撃的なものではなく、魔力を回復させるもの。
まだ夕方だ。こんな風に他人に干渉する能力を使って呪いに抵触しないのだろうか?
戸惑いながら天保を見上げるが、今のところ外見に変化は見られない。
「天保君には助けてもらってばかりね。ありがとう。結局私は何の力にもなれなくて・・・」
・・・・・・・天保はまだ人としての意識を保っていた。だが、夜になればそれも消える。
やりきれなかった。

>アルラウネさん
魔方陣の中、光に包まれると同時に、頭の中に嘲るような声が響く。
>あんた欲張っていないで覚悟を決めなよ。』
理利は一瞬歳相応の顔になったが、すぐに表情を改めた。
『ご忠告感謝というべきなのかしら?根こそぎ毟ってやれば良かったわかもね、アルラウネ。
あと、私を挑発しても無駄よ。
降りかかる火の粉は払うしかないけど・・・それでも最後まで足掻くのが人のサガ。そうでしょう?』
・・・覚悟が無ければ、今頃とっくに冷たい土の下だ。
『そもそも牙の主は、本当に吸血鬼・・・感染型生物なのかしらね?
見たところノスフェラトゥが吸血鬼の長だったわ。だから牙の主=吸血鬼という仮説は成立しない。
なぜならあらゆる吸血鬼の祖を辿れば、必ず一人の吸血鬼に行くつくのだから。
ノスフェラトゥこそが原始の存在だった。
工藤美津子は牙の主を真のヴァンパイアと称していたけれど、今となってはそれも疑わしいわね。
牙の主は酒呑童子まで味方につけているのだから』
あれは鬼だが、神の血を引く存在だ。
荒ぶる神の血族が、たかが一介の感染型生物を主と仰ぎ力を貸すとはとても思えない。

ポケットの中の黒い魔石を握り締める。工藤美津子の悲痛な声はまだ耳に残っていた。
もし牙の使徒が呪いを受けて変化した存在なら、人に戻れる可能性はゼロじゃない。『まあ、殺す以外選択肢が無いと思わせたほうが、あなた達にとっては好都合だったんでしょうけれど』
戦い殺しあう事こそが贄であり、敖遊の祀りを終焉へと導くのだから。

理利は意味深に口元をゆがめた。
『ねえアルラウネ。あなたは書庫でこう言ったわよね?「そう、あなたが私を焼く『火』なのね。」 と。
私も問うわ。「あなたが燃えあがる草なのね。」と。
草と火と剣。そして相模国造。
敖遊の儀を成就させ、相武国造を焼いた日本武尊の再現劇をベルにさせて、あなた達は何を得るつもり?』
・・・ああ、もう聞こえないか。
理利は朽ちたアルラウネを投げ捨てた。

ジョジョさん
> 昨日見た吸血鬼と力の流れ方がまったく違う。
> 別の種族と思える程に。
> もし昨日の吸血鬼の一味と分かれば、即座に踏み潰していましたよ。
丁寧な口調とは裏腹に、随分過激だ。
「私は華山理利よ。よろしくね。・・・では、貴方も昨夜のことを覚えているのね。今夜も学校にくるつもり? 」
そう言えばサネ君はどうしたのだろう。
結局彼は昼の会合に顔を出さなかった。私は音楽室の前で、サネ君を上手く誤魔化せたのだろうか。

ベルの提案に頷こうとした途端、学校の気が大きく揺らいだ。
誰かが空間を捻じ曲げ、強引に学校に空間転移しようと試みている!
「・・・・・・何て無茶を!」
――――このまま放置すれば転移が成功しても、術者は相模国造の呪いを受ける可能性がある。
空間が繋がった事を察知した理利は咄嗟に、出現ポイントとなった書庫周辺に結界を張った。

387 :リリ ◆dKjdsGj.gw :2006/09/04(月) 00:44:55

結界を張り終えた理利は冷や汗をびっしょりかいていた。
間に合った・・・のだろうか?まずは確かめなくては。
理利は立ち上がった。
「天保君。人に戻りたいと願うなら、見苦しく足掻くのもまた一興よ。
金髪のあなた、特に用事が無いならついてきて!」
一息に叫ぶと、理利は借り物の白衣の裾を翻した。
駆け出すと同時に、ノイズ交じりの放送(>383)が入る。 本物の霧津か騒霊の仕業かなんて今はどうでもいい。

階段を登りかけたとき、上から聞き覚えのある声が降ってきた。
>「ア――――――――――ッシュ!どこ?シュウヤくん!ギコ!…………ラスティーリア!」
「!!藤・・・レイジどこ?皆そこにいる?!」

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