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第2回2ちゃんねる全板人気トーナメント宣伝スレ-004

1 :清き一票@名無しさん:05/03/11 19:44:45 ID:XwolcSQE
各板の応援・支援・宣伝はこちらでどうぞ。

<公式サイト>
http://bbsvote.kakiko.com/2ch.html        http://plum.s56.xrea.com/2ch.html
http://www.geocities.jp/bbsvote_2005/2ch.html http://6419.net/bbsvote_2005/2ch.html
http://bbsvote.e-city.tv/2ch.html         http://www.geocities.jp/tournament_2ch/2nd/2ch.html

<関連リンク>
運営スレ http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/vote/1110174822/
雑談スレ http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/vote/1110532930/
愚痴スレ http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/vote/1110534891/
長文スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/shop/93/1109668708/

<過去スレ>
001 http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/vote/1108967474/
002 http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/vote/1109953927/
003 http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/vote/1110199212/

362 :作品紹介・25:05/03/13 21:26:02 ID:O80KA72q
 水やり当番

「それやったらなぁ、テストしたるわ」
 大野はゆっくり僕に近づき、肩に手をかけてくる。ぶよぶよした大野の脇腹が、
腕に強く押しつけられる。
「テストって?」うわずった声が出た。
 隣にいる茂彦も、じっと大野の言葉を待っている。
「お前がそこまで、ノブを嫌ってるんならな、」大野が声をひそめる。
「ノブの朝顔の花と蕾、あれを全部、取ってこれるよな?」
 言葉が出なかった。
 ノブの朝顔。Tシャツを濡らして、花に水をやっている細い横顔が思い浮かぶ。
「そんな……無理だよ」
「ノブが嫌いなんやろ? そんなら、証明できるはずや。なぁ、茂彦?」
 話を振られた茂彦が、大きく頷く。
「きーまりっ!」ひと声叫んで、大野は僕を腕から解放した。
 ぬるい夏の空気に放り出された途端、全身から汗が噴き出す。目の前が一気に暗くなっていく。 
「だいたいな」大野が僕の机を乱暴に叩いた。「ムカつくわ。なんで、オレの花は咲かなくて、
ノブには、あんなにデカイ花が咲くんや?」

http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20040417000040

363 :作品紹介・26:05/03/13 21:26:40 ID:O80KA72q
 花盗人

 おや、おまいさん。眠れないのかい? そんなら一つ、妙な噂を教えてやろう。
 ここら一帯がこれほど発展しとらん頃の話だ。
 町を見下ろし、ぐるりの山を見渡せる小高い丘のてっぺんに、たいそう立派な桜があった。
 だけどもその桜に近づくことは許されとらんかった。
 毒が埋まっているのだと、童らは一人前になるまでは遠くから眺めることしかできず、
老いた者もまた近づくことを許されんかったそうだ。
 どうしてか? それはほら、俺は知らねぇよ。古い噂話だ、おかしなところは誤魔化し
誤魔化されてくるかんな。
 ただ、この町が呪われている訳でも、人々が愚かな訳でもなかった。嘘じゃねぇ。
みな善人で、せっせと働き、心身ともに健康だった。きつい農作業ばかりしとっても、
寿命はえらく長かったという話だよ。

http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20040416000030

364 :作品紹介・27:05/03/13 21:27:08 ID:O80KA72q
 白い自転車

 ある晴れた日のことだった。会社までの通りの道を、ぼくはいつの間にか少年を
目で探して歩くようになっていた。あの懐かしい口笛が聞こえるのを待つようになった。
しかし、今朝はどうしたことか、少年とは会わなかった。
 カコちゃんやサンサちゃん、フミモタにも訊くと、彼らも今日はまだ会っていない。
「風邪でもひいたのかなあ」なぜか落ち着かない気分で、それが妙に可笑しくて、みんなでクスクス笑った。
 陽も高く昇って、昼近くになった頃だろうか。ぼくが会社で仕事をしていると、
どこからともなく、例のよくとおる口笛が、それこそやぶから棒に耳に飛び込んできた。
空耳かなと思ったが、やけにはっきりと聞こえる。向かいの机のサンサちゃんと目が合う。
ぼくは右の耳を指差して「聞こえる?」のポーズをすると、サンサちゃんは真顔で何回もうなずいた。
 その時だった。どこから入ってきたのか、虹色のケープのような、オーロラみたいな、
とにかく眩い光の粒子が、わっと部屋中を覆って、ぼくらはひとり残らずその光を浴びた。
光の粒子はさらさらと音をたてて、消えた。口笛が遠くに聞こえて、去った。

http://ana.vis.ne.jp/ali/antho_past.cgi?action=article&key=20030921000054

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